JP3219333U - 屋根材固定用棟部取付部材 - Google Patents

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正孝 平野
正孝 平野
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【課題】雨水の浸透による受桟の腐食や雨漏りを防止し、取り付けが簡単な屋根材固定用棟部取付部材を提供する。【解決手段】屋根下地材64の上に2個のコの字状下地基材2、2を取り付け、2個の下地基材2の横溝24、24に屋根材65、65をそれぞれ挿入し、屋根材65、65の端部の上から釘72、72を打ち込み、それぞれの屋根材65、65を下地基材2の突出部25、25に固定する。次に山型状のカバー部材3を2個のコの字状下地基材2、2上に被せ、天板31,31の上からビス73、73を打ち込み、下地基材2,2の上面21,21に固定する。カバー部材3の両端には水切り板33、33が存在して雨水の浸入を防止している。【選択図】図5

Description

本考案は、化粧スレート板や金属板等の屋根材を屋根下地材に取り付ける際に、屋根材
の端部を固定するための棟部取付部材に関する。
従来、化粧スレート板や金属板等の屋根材の棟端部固定部材としては、屋根材を葺き上
げたのちに、棟部分に貫板を張りその上に金属製の役物を被せているものが多用されてい
る(例えば、特許第2747182号公報参照)。
特許第2747182号公報
上記の特許文献1の特許第2747182号公報記載の屋根パネル棟部構造では、図12
に示すように、野地板5上面に受桟7を載せその上に防水シート6、棟包21を敷設し、
棟包21の上から釘22で、受桟7を野地板5に固定している。このように金属製の棟包
21をその上から釘22を刺して通常木製の受桟7に固定しているので、釘22の穴から
染みこんだ雨水によって、木製の受桟は略10年位で腐食してしまうという問題があった
本考案者等は、上記の欠点を改良し、雨水の浸透による受桟の腐食や雨漏りを防止し、取
り付けが簡単な屋根材固定用棟部取付部材を安価に提供することを目的とする。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材は、天板を有するカバー部材と該カバー部材を屋根下
地材に取付けるための断面コの字状下地基材とよりなることを特徴とする。
上記カバー部材として切妻屋根の場合は、山型状の天板を備え、該天板の両端に水切り用
の水切り板を設けたものを使用する。
上記カバー部材として差し替え屋根の場合は、屋根下地材の傾斜角度と同じ傾斜角度を有
する天板と該天板の一端に水切り用の水切り板を設けると共に、該天板の他端に上方に向
かって垂直に延伸された垂直面を有する雨押さえ板を備えたものを使用する。
上記カバー部材として、片流れ屋根の場合は、屋根下地材の傾斜角度と同じ傾斜角度を有
する天板と該天板の一端に水切り用の水切り板を設けると共に、該天板の他端に下方に向
かって垂直に延伸された垂直面を有する雨押さえ板を備えたものを使用する。
そして、上記雨押さえ板の下端に、上記屋根下地材の端面にその上端が固定される係止
板の下端に係止するための断面V字状の係止部を設ける。
上記コの字状下地基材は、その下面が上面よりも巾が長く構成され、その下面の突出部を
該コの字状下地基材の横溝に挿入されるスレート板及び該コの字状下地基材を上記屋根下
地材に固着するための釘等を打ち込むための固着部として使用する。また、スレート板を
挿入するための横溝の入り口には、上面から下に折り曲げ垂直壁を、た雨水浸入防止板を
設ける。
上記カバー部材は板金加工によって製造された板金製品を使用し、コの字状下地基材は、
板金加工によって製造された板金製品又は、プラスチック成形品を用いることができる。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材は、天板を有するカバー部材と該カバー部材を屋根下
地材に取付けるための断面コの字状下地基材とより構成されているので、コの字状下地基
材の突出部を屋根下地材に釘で固定した後、コの字状下地基材の横溝にスレート製の屋根
材を挿入して、屋根材の端部を釘でコの字状下地基材の突出部に釘を打ち込んで固定する
。その後で、カバー部材をコの字状下地基材の上に被せて、カバー部材の天板をコの字状
下地基材の上面にビスで固定する。コの字状下地基材及び屋根材を固定した釘孔は、カバ
ー部材で覆われるので、この釘孔から雨水が浸入することはない。また、カバー部材を固
定したビス孔はコの字状下地基材の上面に開けられるので、万一このビス孔から雨水が浸
入しても、屋根材の上に落下するので、屋根材の傾斜に従って屋根材の上を流れて外部に
放出される。従って、下地基材、屋根材、カバー部材を固定するための釘やビス孔から雨
水が侵入することを防止するとともに、耐久性の高い棟部取付部材を提供することができ
る。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材のカバー部材はその天板の上方からコの字状下地基材
にワンタッチで容易に取り付けることができる。
本考案の屋根材固定用棟部取付部材のコの字状下地基材は、切妻屋根用のカバー部材、差
し替え屋根用のカバー部材及び 片流れ屋根用のカバー部材の何れにも共通して使用でき
るので、経済的である。
さらに、上記カバー部材の先端には屋根材の表面に密接する水切り板が設けられているの
で、屋根材の隙間から雨水が侵入することを防止することができる。
本考案の一実施例における屋根材固定用棟部取付部材のコの字状下地基材の斜面図。 図1のコの字状下地基材の正面図である。 本考案の一実施例における屋根材固定用棟部取付部材のカバー部材の斜面図。 図3のカバー部材の正面図。 本考案の屋根材固定用棟部取付部材を切妻屋根の棟部に取り付けた状態を示す説明断面図。 本考案の他の実施例における屋根材固定用棟部取付部材のカバー部材の斜面図。 図6のカバー部材の正面図。 本考案の他の実施例の屋根材固定用棟部取付部材を差し替え屋根の棟部に取り付けた状態を示す説明断面図。 本考案の他の実施例における屋根材固定用棟部取付部材のカバー部材の斜面図。 図9のカバー部材の正面図。 本考案の他の実施例の屋根材固定用棟部取付部材を片流れ屋根の棟部に取り付けた状態を示す説明断面図。 従来の隅棟部構造の組み立て完了状態を示す縦断面図。
本考案を実施するための最良の形態を実施例によって説明する。
図1は本考案の一実施例を示す屋根材固定用棟部取付部材のコの字状下地基材2の斜面図
、図2はその正面図であって、金属製の板金を加工してコの字状に形成されている。しか
し、下面22は上面21よりも巾が長く、突出部25が存在する。上面21の端部は下に
屈曲されて庇部23を形成する。この庇部23は薄い金属板でこの基材2を形成した場合
の補強用の折り返し部であるので、厚い金属板等強度の高い材料で製造する場合は省略し
ても良い。横溝24にはスレート製の屋根材が挿入されて固定される。なお、コの字状下
地基材2はプラスチックの成形品として形成される場合もある。
図3は本考案の一実施例を示す切妻屋根の棟に使用されるカバー部材3の斜面図、図4は
その正面図であって、カバー部材3は、弾性金属板を加工して形成されており、切妻屋根
の勾配と同じ勾配を持つ山型状の天板31、31とその両端を下方に屈曲して垂直壁32
、32を形成し、更に垂直壁32、32下端を外方に屈曲して水切り板33、33を形成
する。水切り板33の端部は怪我などを防止するためにあざ折にして丸めてある。
図5は本考案の屋根材固定用棟部取付部材を切妻屋根の棟部に取り付けた状態を示す説明
断面図であって、棟木61、桁62,62、垂木63、63上に張り付けられた木製の屋
根下地材64,64に2個のコの字状下地基材2、2の突出部25、25を釘71、71
で固定する。左右の下地基材2、2の横溝24、24にスレート製の屋根材65、65を
挿入し、その端部を釘72、72で下地基材2、2の突出部25、25に打ち込み固定す
る。
次に山型状カバー部材3をコの字状下地基材2、2に被せ、天板31、31の上からビス
73、73をねじ込んで、下地基材2、2の上面21、21に固定する。山型状カバー部
材3の両端の水切り板33、33は屋根材65、65の上面に密接して、雨水の浸入を防
止する。
図6は、本考案の他の実施例を示す差し込み屋根用の棟に使用されるカバー部材4の斜面
図、図7はその正面図であって、カバー部材4は、弾性金属板を加工して形成されており
、差し込み屋根の勾配と同じ勾配を持つ天板41とその一端を下方に屈曲して垂直壁42
を形成し、更にその垂直壁42を外方に屈曲して形成した水切り板43及び天板41の他
端を上方に屈曲しを形成した雨押さえ板44より構成されている。水切り板43の端部及
び雨押さえ板44の端部は怪我などを防止するためにあざ折にして丸めてある。
図8は本考案の屋根材固定用棟部取付部材を差し込み屋根の棟部に取り付けた状態を示す
説明断面図であって、棟木61、垂木63上に張り付けられた木製の屋根下地材64にコ
の字状下地基材2の突出部25を釘71をで固定する。下地基材2の横溝24にスレート
製の屋根材65を挿入し、その端部を釘72で下地基材2の突出部25に打ち込み固定す
る。
次にL字状をしたカバー部材4をコの字状下地基材2に被せ、天板41の上からビス73
をねじ込んで、下地基材2の上面21に固定する。カバー部材4の端部の水切り板43は
屋根材65の上面に密接して、雨水の浸入を防止する。又、雨押さえ板44は弾性で垂直
の壁面66に密接して雨水の浸入を防止する。
図9は、本考案の他の実施例を示す片流れ屋根用の棟に使用されるカバー部材5の斜面図
、図10はその正面図であって、逆L字状のカバー部材5は、弾性金属板を加工して形成
されており、片流れ屋根の勾配と同じ勾配を持つ天板51とその一端を下方に屈曲して垂
直壁52形成しを更に垂直壁52を外方に屈曲して形成した水切り板53及び天板51の
他端を下方に屈曲しを形成した雨押さえ板54より構成されている。水切り板53の端部
は怪我などを防止するためにあざ折にして丸めてある。
雨押さえ板54の下端は内側にV字状に屈曲されて係止部55が形成されている。この係
止部を屋根下地材64に固定するために、L字状の係止板56が備えられている。この係
止板56はその上端のL字状屈曲部57を釘によって屋根下地材64に固定し、その下端
58に雨押さえ板54のV字状係止部55を引っかけて固定する。係止板56の下端58
もあざ折にして丸めてある。
図11は本考案の屋根材固定用棟部取付部材を片流れ屋根の棟部に取り付けた状態を示す
説明断面図であって、棟木61上に張り付けられた木製の屋根下地材64にコの字状下地
基材2の下面22の突出部25を釘71をで固定する。下地基材2の横溝24にスレート
製の屋根材65を挿入し、その端部を釘72で下地基材2の突出部25に打ち込み固定す
る。
次に逆L字状をしたカバー部材5をコの字状下地基材2に被せ、天板51の上からビス7
3をねじ込んで、下地基材2の上面21に固定する。カバー部材5の端部の水切り板53
は屋根材65の上面に密接して、雨水の浸入を防止する。又、雨押さえ板54の下端のV
字状係止部55を、上端のL字状屈曲部57を釘74で屋根下地材74に固定された係止
板56の下端58に引っかけて固定する。
1 屋根材固定用棟部取付部材
2 コの字状下地基材
3 切妻屋根用カバー部材
4 差し込屋根用カバー部材
5 片流れ屋根用カバー部材
57 L字状屈曲部
61 棟木
64 屋根下地材
65 屋根材

Claims (8)

  1. 天板を有するカバー部材と該カバー部材を屋根下地材に取付けるための断面コの字状下地
    基材とよりなることを特徴とする屋根材固定用棟部取付部材。
  2. 上記カバー部材として山型状の天板を備え、該天板の両端に水切り用の水切り板を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の屋根材固定用棟部取付部材。
  3. 上記カバー部材として屋根下地材の傾斜角度と同じ傾斜角度を有する天板と該天板の一端
    に水切り用の水切り板を設けると共に、該天板の他端に上方に向かって垂直に延伸された
    垂直面を有する雨押さえ板を備えたことを特徴とする請求項1記載の屋根材固定用棟部取
    付部材。
  4. 上記カバー部材として屋根下地材の傾斜角度と同じ傾斜角度を有する天板と該天板の一端
    に水切り用の水切り板を設けると共に、該天板の他端に下方に向かって垂直に延伸された
    垂直面を有する雨押さえ板を備えたことを特徴とする請求項1記載の屋根材固定用棟部取
    付部材。
  5. 上記雨押さえ板の下端に、上記屋根下地材の端面にその上端が固定される係止板の下端に
    係止するための断面V字状の係止部を設けたことを特徴とする請求項4記載の屋根材固定
    用棟部取付部材。
  6. 上記コの字状下地基材は、その下面が上面よりも巾が長く構成され、その下面の突出部を
    該コの字状下地基材に挿入される屋根材及び該コの字状下地基材を上記屋根下地材に固着
    するための釘等を打ち込むための固着部として使用することを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれか一項に記載の屋根材固定用棟部取付部材。
  7. 上記カバー部材は板金加工によって製造された板金製品よりなることを特徴とする請求項
    1ないし請求項5のいずれか一項に記載の屋根材固定用棟部取付部材。
  8. 上記コの字状下地基材は、板金加工によって製造された板金製品又はプラスチック成形品
    よりなることを特徴とする請求項1ないし請求項4又は請求項6のいずれか一項に記載の
    屋根材固定用棟部取付部材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022142845A (ja) * 2021-03-17 2022-10-03 昭和ルーフリモ株式会社 棟下地、およびそれを用いた屋根
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