JP3218866B2 - スキャナー分解前準備装置 - Google Patents

スキャナー分解前準備装置

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JP3218866B2
JP3218866B2 JP14833794A JP14833794A JP3218866B2 JP 3218866 B2 JP3218866 B2 JP 3218866B2 JP 14833794 A JP14833794 A JP 14833794A JP 14833794 A JP14833794 A JP 14833794A JP 3218866 B2 JP3218866 B2 JP 3218866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷・製版においてカ
ラー原稿をスキャナーにより色分解する前準備作業とし
て、原稿画像の版下台紙に対する角度や倍率、トリミン
グ範囲などを測定するスキャナー分解前準備装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー原稿、例えばリバーサルフ
ィルム、ポジフィルム又はネガフィルム、イラスト等の
反射原稿から印刷・製版するには、カラー原稿をドラム
型スキャナ又はフラットヘッド型スキャナ等のカラース
キャナを用いて色分解して各網ネガを作成する。そし
て、これら網ネガを、体裁割付・レイアウト指示等と呼
ばれる製版内容の指示書に指定された位置、角度に従っ
て貼り付けて製版用のネガを作成することになる。
【0003】ここで、体裁割付・レイアウト指示等と呼
ばれる製版内容の指示書つまり版下台紙には、カラー原
稿のレイアウト(使用される位置)やその他の各種情報
が指定されている。
【0004】例えば、カラー原稿の原寸サイズが最終的
な印刷物中の絵柄サイズと同一であることは希であり、
一般にはカラースキャナにより色分解する前に、カラー
原稿サイズと最終的な仕上がりサイズとの比率、つまり
カラー原稿の倍率を予め求める必要がある。
【0005】又、版下台紙には、絵柄を取り込む角度も
指定されている。
【0006】さらに、版下台紙には、カラー原稿の一部
分を使用する場合、そのカラー原稿を取り込む範囲、つ
まりトリミング範囲が指定されている。
【0007】ところで、これら倍率、角度、トリミング
範囲の測定は、図23に示す角度出し機により行われて
いる。この角度出し機は、架台100上にタブレット1
01が設けられるとともにスライド支柱102が立設さ
れている。なお、タブレット101上には、版下台紙が
載置される。
【0008】このスライド支柱102には、投影光学系
103がその支柱方向に摺動自在に設けられている。こ
の投影光学系103には、その内部に白色光源が備えら
れ、この白色光源の下方にポジショナー104、投影レ
ンズ系105が配置されている。このうちポジショナー
104には、カラー原稿を保持するカセットが挿入され
る。
【0009】かかる構成であれば、タブレット101上
に版下台紙を載置し、かつカラー原稿を保持するカセッ
トをポジショナー104にセットする。
【0010】この状態に、白色光源が点灯されると、カ
ラー原稿の画像が、タブレット101上に載置された版
下台紙上に投影される。
【0011】ここで、カラー原稿の投影画像を版下台紙
上の絵柄に一致させるために、投影光学系103をスラ
イド支柱102に対して昇降させて投影画像を拡大・縮
小し、かつ版下台紙を回転させて投影画像と版下台紙上
の絵柄との方向を一致させる。
【0012】このようにしてカラー原稿の投影画像と版
下台紙上の絵柄とが一致すると、このときの投影光学系
103の昇降位置から倍率を測定し、さらには角度、ト
リミング範囲を測定する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラー原稿
の版下台紙の絵柄に対する角度、トリミング範囲を測定
する場合は、版下台紙上に投影された画像上においてカ
ーソル指標器、例えばマウスを用いて角度やトリミング
範囲を測定するための各点をポイント入力することにな
る。
【0014】しかしながら、例えば、カラー原稿の画像
を縮小して版下台紙上に投影した場合、又はカラー原稿
サイズが例えば35mmで小さく、このカラー原稿の画
像を拡大せずに殆ど同サイズのまま版下台紙上に投影し
た場合には、カーソル指標器によるポイント指定を行っ
てもその位置がずれてしまい、所望の位置に正確にポイ
ント指定することが非常に困難となる。
【0015】そこで本発明は、原稿の投影画像上におい
て正確にポイント指定できるスキャナー分解前準備装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、印刷
・製版においてカラー原稿をカラースキャナーにより色
分解する前準備作業として、少なくとも前記カラー原稿
画像版下台紙の絵柄に対する角度や倍率、トリミング
範囲を測定するスキャナー分解前準備装置において、
記カラー原稿が装着され、このカラー原稿の画像を前記
版下台紙上に拡大・縮小する角度出し機と、 この角度出
し機において前記カラー原稿画像の前記版下台紙の絵柄
に対する角度、倍率、トリミング範囲を測定するときに
前記カラー原稿画像上でポイント指定すると共に、前記
カラー原稿画像に対する明るさ指示、ハイライト調整、
シャープネス調整、色修正のアシスト情報を設定するた
めにポイント指定を行う指標器と、 前記拡大・縮小した
画像上で前記指標器によりポイント指定した点を前記原
稿上に座標に変換する拡大縮小変換部と、 前記指標器に
よる前記角度測定でのポイント指定に基づいて前記カラ
ー原稿の角度を算出する角度算出部と、 前記指標器によ
る前記倍率測定でのポイント指定に基づいて拡大・縮小
したときの前記カラー原稿に対する倍率を算出する倍率
算出部と、 前記指標器による前記トリミング範囲測定で
のポイント指定に基づいて前記カラー原稿に対するトリ
ミング範囲を設定するトリミング設定部と、 前記指標器
によるポイント指定を受けて前記明るさ指示、ハイライ
ト調整、シャープネス調整、色修正のアシスト情報を設
定するアシスト情報設定部と、 前記カラー原稿を保持す
るカセットが前記角度出し機に装着されたときに前記カ
セットの識別コードを読み取る識別センサと、 この識別
センサにより読み取った前記識別コードから前記カラー
原稿の保持枚数を判断し、これらカラー原稿毎に、この
カラー原稿を投影光学系の光軸に合わせするポジショナ
ー制御部と、 前記角度、前記倍率、前記トリミング範囲
の測定、及び前記明るさ指示、前記 ハイライト調整、前
記シャープネス調整、前記色修正の前記アシスト情報の
設定が終了すると、前記角度出し機における投影光学系
を初期位置に戻す昇降制御部と、を具備し、スキャナー
分解前準備の流れに従い、先ずは、前記カラー原稿を保
持する前記カセットが前記角度出し機に装着されたとき
に前記カセットの前記識別コードを前記識別センサによ
り読み取り、この読み取った前記識別コードから前記ポ
ジショナー制御部により前記カラー原稿の保持枚数を判
断し、これらカラー原稿毎に、このカラー原稿を前記投
影光学系の光軸に合わせ、次に、前記角度、前記倍率、
前記トリミング範囲を前記ポイント指定し、次に、前記
明るさ指示、前記ハイライト調整、前記シャープネス調
整、前記色修正の前記アシスト情報をポイント指定し、
この後に、これらポイント指定により得られた各データ
を前記カラースキャナーでの色分解用のデータとして求
め、これら角度、倍率、トリミング範囲の測定、及び明
るさ指示、ハイライト調整、シャープネス調整、色修正
のアシスト情報の設定が終了すると、前記角度出し機に
おける前記投影光学系を前記昇降制御部により初期位置
に戻す、ことを特徴とするスキャナー分解前準備装置
ある。
【0017】
【0018】
【0019】
【作用】請求項1によれば、印刷・製版においてカラー
原稿をカラースキャナーにより色分解する前準備作業と
して、少なくともカラー原稿画像の版下台紙の絵柄に対
する角度や倍率、トリミング範囲を測定するに、先ず
は、カラー原稿を保持するカセットが角度出し機に装着
されたときにカセットの識別コードを識別センサにより
読み取り、この読み取った識別コードからポジショナー
制御部によりカラー原稿の保持枚数を判断し、これらカ
ラー原稿毎に、このカラー原稿を投影光学系の光軸に合
わせ、次に、角度、倍率、トリミング範囲をポイント指
定し、次に、明るさ指示、ハイライト調整、シャープネ
ス調整、色修正のアシスト情報をポイント指定し、この
後に、これらポイント指定により得られた各データをカ
ラースキャナーでの色分解用のデータとして求め、これ
ら角度、倍率、トリミング範囲の測定、及び明るさ指
示、ハイライト調整、シャープネス調整、色修正のアシ
スト情報の設定が終了すると、角度出し機における投影
光学系を昇降制御部により初期位置に戻す。
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0023】図1はスキャナー分解前準備装置を適用し
た画像読取りシステムの全体構成図である。
【0024】角度出し機1には、CRTディスプレイ2
を備えた前準備データ処理装置3が接続されている。
【0025】これら角度出し機1及び前準備データ処理
装置3は、版下台紙に対するカラー原稿の角度、倍率、
及びトリミング範囲を測定する機能を有すると共に、カ
ラー原稿に対する明るさ指示や色修正を設定する機能を
有している。
【0026】前準備データ処理装置3には、磁気ディス
ク等の記憶装置4が接続され、さらにこの記憶装置4に
カラースキャナー5が接続されている。
【0027】又、前準備データ処理装置3とカラースキ
ャナー5との間には、フロッピーディスク6が介在して
いる。なお、カラースキャナー5には、モニター用のC
RTディスプレイ7が備えられている。
【0028】従って、カラースキャナー5は、前準備デ
ータ処理装置3と間のデータ授受を記憶装置4、又はフ
ロッピーディスク6を介して行うものとなっている。
【0029】次に角度出し機1及び前準備データ処理装
置3の具体的な構成について図2を参照して説明する。
【0030】角度出し機1は、架台10上にタブレット
11が設けられるとともにスライド支柱12が立設され
ている。なお、タブレット11上には、版下台紙が載置
される。
【0031】スライド支柱12には、投影光学系13が
その支柱方向に摺動自在に設けられている。この投影光
学系13には、その内部に白色光源が備えられ、この白
色光源の下方にポジショナー14、投影レンズ系15が
配置されている。
【0032】このうちポジショナー14は、図3に示す
ようなカラー原稿16を保持する各カセット17〜19
を位置決め保持する機構となっている。
【0033】これらカセット17〜19は、例えば図3
(a) に示すようにカラー原稿を1枚保持するもの、同図
(b) に示すようにカラー原稿を2枚保持するもの、同図
(c)に示すようにカラー原稿を4枚保持するもののよう
に各種用意されている。
【0034】これらカセット17〜19には、それぞれ
個別の識別コードQが形成されている。
【0035】ポジショナー14には、カセット挿入口2
0が形成され、その内部にはカセット18の引込み・引
出し機構、及び図4に示すカセット装着機構21が設け
られている。なお、同図では2枚のカラー原稿を保持す
るカセット18が保持されている。
【0036】このカセット装着機構21は、XYテーブ
ル22から構成されるもので、各X軸レール23上にX
テーブル22aが載置され、かつYテーブル22bがX
テーブル22a上に載置されている。なお、Yテーブル
22bの下面には、各Y軸レール24が設けられてXテ
ーブル22a上に載置されている。
【0037】このうちXテーブル22aには、捩子受け
25が設けられ、X軸モータ26の回転軸に連結された
ポール捩子27と螺合している。
【0038】又、Yテーブル22bの下面に設けられた
各Y軸レール24には、それぞれラックが形成され、か
つ図5に示すように各ピニオン28が螺合している。こ
れらピニオン28には、各Y軸モータ29の回転軸が連
結されている。
【0039】Yテーブル22b上には、カセット18の
装着位置を規定する基準バー30が設けられ、かつカセ
ット18の両側面側にそれぞれ各押え用バー31、32
が図示しない各ばねの付勢力によりカセット18側に摺
動可能となっている。
【0040】これら押え用バー31、32は、カセット
18の挿入とともに図6に示すようにカセット18を基
準バー30側に押圧する機構となっている。
【0041】又、Yテーブル22b上のカセット挿入口
20側には、押えピン33が設けられている。この押え
ピン33は、図7に示すように先端がテーパ状に形成さ
れ、カセット18が挿入されたときに、矢印(イ)方向
に上昇してカセット18をYテーブル22b面上に装着
させ、かつカセット18の移動を押えて固定させるもの
となっている。
【0042】基準バー30上には、カセットセンサ34
が設けられている。このカセットセンサ34は、カセッ
ト18が挿入されたときにカセット18の挿入を検出し
てその検出信号を出力するものである。
【0043】なお、カセット装着機構21にカセット1
8が装着されたときの位置決めとしては、図8に示すよ
うに各原点ピン35を用いている。
【0044】タブレット11は、座標読取り機能を有し
ている。すなわち、タブレット11は、カーソル指標器
36を備え、このカーソル指標器36によりタブレット
11上の任意点を指示すると、この指示点の座標信号を
発生する機能を有している。
【0045】又、タブレット11上の右側には、図9に
示す測定項目選択欄37が形成されている。
【0046】この測定項目選択欄37には、角度(角度
スキップ、角度OK、角度クリア)、倍率(倍率OK、
倍率クリア)、トリミング範囲(フルトリミング、トリ
ミングOK、トリミングクリア)を選択するための欄が
形成されている。
【0047】又、この測定項目選択欄37には、カラー
スキャナー5により色分解するときの条件となるアシス
ト情報しての「明るさ指示」「ハイライト」「シャープ
ネス強さ指示」、さらには色修正のための「美しい肌」
「グレー揃える」「ハイライト美しく」「シャドー美し
く」「美しい空」「美しい緑」等の各欄が形成されてい
る。
【0048】従って、カーソル指標器36により所望の
欄、例えば「倍率OK」を指示すれば、この「倍率O
K」欄に対応する座標信号を発生するものとなる。
【0049】ところで、タブレット11上にカラー原稿
16の画像を投影して「明るさ指示」等のアシスト情報
を設定する場合は、図10に示すようにタブレット11
面上に白い素材である白紙38を載置する。
【0050】この白紙38を載置するのは、人間が色を
視覚する場合、イエロ、マゼンタ、シアンを所定割合
(例えば1:1:1)で作成されるグレーバランスに対
して敏感であり、下地が白色でなければ、正確な色を認
識できなくなることによる。
【0051】特に日本人は、少し青色に偏った青グレー
を好む傾向にある。
【0052】従って、白紙38は、若干青色の染料をま
ぶしたものを採用すればよく、印刷する白紙と同一の白
紙を用いてもよい。
【0053】又、白い素材としては、白色染料により塗
装された金属板、又はプラスチック板が最適である。
【0054】なお、白色光源39は、投影光学系13の
内部に備えられているものである。
【0055】一方、前準備データ処理装置3の構成は、
次の通りである。
【0056】CPUから成る主制御部50には、ディス
プレイ駆動部51を介して上記CRTディスプレイ2が
接続され、かつ入力部52を介してカーソル指標器36
及びキーボード53が接続され、さらにメモリ54が接
続されている。
【0057】又、主制御部50から発せられる指令によ
り昇降制御部55、ポジショナー制御部56、角度算出
部57、倍率算出部58、トリミング設定部59、アシ
スト情報設定部60、及び拡大縮小変換部61が作動す
るものとなっている。
【0058】昇降制御部55は、キーボード53からキ
ー入力される昇降指示に従って投影光学系13をスライ
ド支柱12に対して昇降動作させる機能を有している。
【0059】特にこの昇降制御部55は、色分解の前準
備作業により角度、倍率、トリミング範囲を測定し、か
つカラー原稿に対する明るさ指示等のアシスト情報の設
定の終了信号を主制御部50から受けると、投影光学系
13を初期位置、例えば角度出し機1を設置している床
面から130cmの位置に戻す機能を有している。
【0060】ポジショナー制御部56は、図4に示すカ
セット装着機構21におけるX軸モータ26及び各Y軸
モータ29を駆動制御する機能を有している。
【0061】このポジショナー制御部56は、カセット
18の挿入を検出し、カセット装着機構21の各押え用
バー31、32をカセット18に対して押圧駆動すると
ともに押えピン33を上昇駆動し、かつキーボード53
からのカセット取出し信号を受けて各押え用バー31、
32をカセット18から離脱駆動するとともに押えピン
33を下降駆動し、カセット18をカセット挿入口20
に向かって排出させる機能を有している。
【0062】又、ポジショナー制御部56は、カセット
装着機構21に装着されたカセット18の識別コードQ
を読取る識別センサを備え、この識別センサにより読み
取った識別コードQからカラー原稿16の保持枚数を判
断し、各カラー原稿16ごとに、図11に示すようにカ
セット装着機構21のX軸モータ26及び各Y軸モータ
29を駆動制御して各カラー原稿16の中心位置とタブ
レット11の中心位置とを投影光学系13の光軸に合わ
せる機能を有している。
【0063】角度算出部57は、版下台紙上に投影され
たカラー原稿16の画像と基準辺との傾きを示す各点を
カーソル指標器36により指示したときの各座標信号か
らカラー原稿16の角度を算出する機能を有している。
【0064】倍率算出部58は、投影光学系13の白色
光源とタブレット11との距離を読み取り、この距離か
らカラー原稿16の画像をタブレット11上に拡大投影
したときのカラー原稿16に対する倍率を算出する機能
を有している。
【0065】トリミング設定部59は、版下台紙上に投
影されたカラー原稿16内の所望領域を示す各点をカー
ソル指標器36により指示したときの各座標信号からカ
ラー原稿16に対するトリミング範囲を設定する機能を
有している。
【0066】アシスト情報設定部60は、カラー原稿1
6を色分解するときの「明るさ指示」等からなるアシス
ト情報を設定するもので、図12に示すように明るさ指
示部60a、ハイライト調整部60b、シャープネス調
整部60c、及び色修正部60dの各機能を有してい
る。
【0067】明るさ指示部60aは、図13に示すよう
に濃度に対する網点の複数のトーンカーブ、例えばトー
ンカーブH1、H2を保持し、これらトーンカーブH
1、H2から所望のトーンカーブを選択する機能を有し
ている。
【0068】ハイライト調整部60bは、図14に示す
ように濃度に対する網点のトーンカーブにおける網点な
し「0]の濃度位置を矢印(ハ)方向に変更してハイラ
イト調整を行う機能を有している。
【0069】シャープネス調整部60cは、図15(a)
に示すカラー原稿16の画像信号に対して同図(b) に示
すシャープネス用の信号を合成して同図(c) に示すシャ
ープさを強調した画像信号を得る機能を有するもので、
このときのカラー原稿16の画像のシャープネスの度合
いを設定する機能を有している。
【0070】色修正部60dは、カラー原稿16の画像
を色分解したときのイエロ、マゼンタ、シアンの各色の
バランスを基準バランスと比較し、この比較結果に基づ
いてこれらイエロ、マゼンタ、シアンのバランスを補正
するもので、具体的には次の各機能を有している。
【0071】すなわち、測定項目選択欄37において、 「美しい肌色」が指定された場合、少なくともイエロ
ー、マゼンタのバランスを調整して赤色系統の補正を行
う機能を有している。
【0072】「美しい空」が指定された場合、少なくと
もマゼンタ、シアンのバランスを調整して青色系統の補
正を行う機能を有している。
【0073】「美しい緑」が指定された場合、少なくと
もシアン、マゼンタのバランスを調整して緑色系統の補
正を行う機能を有している。
【0074】「グレーを揃える」が指定された場合、図
16に示すように濃度に対する網点のトーンカーブにお
けるミドルトーン領域のグレーバランスを揃える機能を
有している。
【0075】「ハイライトを美しく」が指定された場
合、濃度に対する網点のトーンカーブにおけるハイライ
ト領域のグレーバランスを揃える機能を有している。
【0076】「シャドーを美しく」が指定された場合、
濃度に対する網点のトーンカーブにおけるシャドー領域
のグレーバランスを揃える機能を有している。
【0077】拡大縮小変換部61は、カラー原稿16の
画像を拡大・縮小した場合、この拡大・縮小した画像上
でカーソル指標器36によりポイント指定した点を、カ
ラー原稿16上の座標に変換する機能を有している。
【0078】上記主制御部50は、角度算出部57、倍
率算出部58、トリミング設定部59、及びアシスト情
報設定部60により測定、設定された各データをメモリ
54に一時記憶する機能を有している。
【0079】このメモリ54には、図17に示す記憶フ
ォーマットに従って記憶される。すなわち、各カセット
17〜19の識別番号(No)別に記憶エリアを分割
し、これら記憶エリアごとにさらに各カラー原稿16ご
とに分けて、角度データ、倍率データ、トリミング範囲
データ、「明るさ指示」等のアシスト情報を記憶してい
る。
【0080】又、主制御部50には、出力部62及び転
送部63が接続されている。このうち出力部62は、主
制御部50の指令によりメモリ54に記憶されている各
データをフロッピーディスク6に書き込むものである。
【0081】又、転送部63は、主制御部50の指令に
よりメモリ54に記憶されている各データを読み出し、
これらデータを記憶装置4に転送する機能を有してい
る。
【0082】一方、カラースキャナー5は、フロッピー
ディスク6、又は記憶装置4の記憶されている角度デー
タ、倍率データ、トリミング範囲データ、「明るさ指
示」等のアシスト情報を読取り、これらデータに基づい
てカラー原稿16の色分解を行う機能を有している。
【0083】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図18に示すスキャナー分解前準備の流れ図に従っ
て説明する。
【0084】角度出し機1のタブレット11上には、図
19に示すような版下台紙70が載置される。この版下
台紙70には、例えばカラー原稿16の写真71が指定
されている。
【0085】又、この写真71の写ったカラー原稿16
を保持したカセット、例えばカセット18が準備され
る。
【0086】一方、キーボード53からカセット18の
カセット名、識別コードQ、カラー原稿16の保持枚数
等がキー入力されると、主制御部50は、ステップ#1
〜#4においてこれらカセット名、識別コードQ、カラ
ー原稿16の保持枚数等を取り込んでポジショナー制御
部56に送る。
【0087】この状態に、カセット18を角度出し機1
のカセット挿入口20に挿入すると、このカセット18
は、ポジショナー14の引込み・引出し機構により内部
に引き込まれ、これに続いて図4に示すカセット装着機
構21のXYテーブル22上に装着される。
【0088】すなわち、カセット18の挿入がカセット
センサ34により検出されると、ポジショナー制御部5
6は、図6に示すように各押え用バー31、32をカセ
ット18に対して押圧駆動し、かつ図7に示すように押
えピン33を上昇駆動させ、カセット18をXYテーブ
ル22上に固定載置する。
【0089】次にポジショナー制御部56は、カセット
装着機構21に装着されたカセット18の識別コードQ
を識別センサにより読み取り、この識別コードQからカ
ラー原稿16の保持枚数2枚を判断する。
【0090】このポジショナー制御部56は、図11に
示すようにカセット装着機構21のX軸モータ26及び
各Y軸モータ29を駆動制御し、図11に示すようにカ
セット18をXY平面上に移動させ、2枚のカラー原稿
16のうち一方のカラー原稿16の中心位置とタブレッ
ト11の中心位置とを投影光学系13の光軸に合わせ
る。
【0091】この状態に、投影光学系13の白色光源3
9が点灯すれば、カラー原稿16の画像が版下台紙70
上に投影される。
【0092】ここで、投影されたカラー原稿16の画像
は、版下台紙70上に指定された写真71の絵柄に対し
てその方向、及び大きさが一致される。
【0093】このカラー原稿16の画像と写真71の絵
柄とを一致させる場合は、投影光学系7を昇降制御部5
5により昇降制御させることによりカラー原稿16の投
影画像を拡大し、かつXYテーブル22全体を回転させ
ることによりその方向を一致させる。
【0094】このようにしてカラー原稿16の画像と写
真71の絵柄とが一致すると、カーソル指標器36によ
りタブレット11上の測定項目選択欄37における「倍
率OK」が指示される。
【0095】このカーソル指標器36の指示により「倍
率OK」の座標信号が発生すると、この座標信号により
主制御部50は、倍率算出部58に作動指令を発する。
【0096】この倍率算出部58は、ステップ#7にお
いて、投影光学系13の白色光源とタブレット11との
距離を読み取り、この距離からカラー原稿16に対する
倍率を算出する。
【0097】次に、カーソル指標器36により測定項目
選択欄37における「角度OK」が指示されると、角度
算出部57に作動指令が発せられる。
【0098】これに続いて、図19に示すようにカーソ
ル指標器36の指示によりカラー原稿16の投影画像の
範囲A−B−C−D、及び版下台紙70の基準辺E、F
の2点が指示されると、角度算出部57は、ステップ#
8においてカラー原稿16の投影画像の範囲A−B−C
−Dに対する版下台紙70の角度αを、版下台紙70の
基準辺E、Fの2点の各座標信号により求める。
【0099】次にカーソル指標器36により測定項目選
択欄37における「トリミングOK」が指示されると、
主制御部50からトリミング設定部59に作動指令が発
せられる。
【0100】これに続いてカーソル指標13によりトリ
ミング範囲の各2点G、Iが指定されると、トリミング
設定部59は、ステップ#9において、トリミング範囲
の各2点G、Iの各座標信号、及び投影画像の範囲A−
B−C−Dの座標に基づいてカラー原稿16の画像のト
リミング範囲G−H−I−Jを求める。
【0101】ここで、タブレット11上のカラー原稿1
6の画像は、図20に示すように拡大されているので、
拡大縮小変換部61は、カーソル指標13によりポイン
ト指定された点の座標をカラー原稿16上の座標に変換
する。
【0102】例えば、カラー原稿16の画像を3倍に拡
大したとすれば、拡大画像における指示された座標X、
Yは、カラー原稿16上の座標(X/3,Y/3)に変
換される。
【0103】次にカラー原稿16の「明るさ指示」等の
アシスト情報の設定が行われるが、このアシスト情報設
定に際しては、タブレット11上の版下台紙70が取り
除かれ、図10に示すように白紙38が載置される。
【0104】従って、この白紙38面上にカラー原稿1
6の画像が投影され、この画像の正確な色の認識ができ
る状態となる。
【0105】これ以降、アシスト情報設定部60は、ス
テップ#10においてアシスト情報の設定を行う。この
アシスト情報の設定は、図21に示すアシスト情報設定
流れ図に従って行われる。
【0106】先ず、カーソル指標器36により測定項目
選択欄37における「明るさ指示」が指示されると、主
制御部50からアシスト情報設定部60の明るさ指示部
60aに作動指令が発せられる。
【0107】この明るさ指示は、例えば6段階で設定可
能であり、所望の段階の明るさを測定項目選択欄37に
おける数値「1」〜「6」を6段階とし、これら数値
「1」〜「6」をカーソル指標器36によって指示する
ことにより行われる。
【0108】従って、明るさ指示部60aは、カーソル
指標器36により指示された数値を読取り、図13に示
す複数のトーンカーブのうち指示された数値に該当する
トーンカーブ、例えばトーンカーブH2を選択設定す
る。
【0109】次に、カーソル指標器36により「ハイラ
イト」が指示されると、主制御部50からハイライト調
整部60bに作動指令が発せられる。
【0110】このハイライト調整は、例えば7段階で設
定可能であり、所望のハイライトを測定項目選択欄37
における数値「1」〜「7」を7段階とし、これら数値
「1」〜「7」をカーソル指標器36によって指示する
ことにより行われる。
【0111】従って、ハイライト調整部60bは、カー
ソル指標器36により指示された数値を読取り、図14
に示すように濃度に対する網点のトーンカーブにおける
網点なし「0]の濃度位置を、指示された数値に応じて
矢印(ハ)方向に変更してハイライト調整の設定を行
う。
【0112】次に、カーソル指標器36により「シャー
プネス強さ指示」が指示されると、シャープネス調整部
60cに作動指令が発せられる。
【0113】シャープネス調整部60cは、図15(a)
に示すカラー原稿16の画像信号に対して同図(b) に示
すシャープネス用の信号を合成して同図(c) に示すシャ
ープさを強調した画像信号を得るが、このときのシャー
プネスの度合いが、カーソル指標器36により測定項目
選択欄37の数値「1」〜「3」により3段階で設定さ
れる。
【0114】次にカラー原稿16に対する色修正が行わ
れる。
【0115】この色修正のとき、カラー原稿16の画像
は、拡大された白紙38上に投影される。すなわち、色
修正を行う場合、色修正を行う点をカーソル指標器36
により指示するが、カラー原稿16の画像が拡大投影さ
れていれば、カーソル指標器36により指示する点を誤
ることがない。
【0116】この状態に、測定項目選択欄37において
「美しい肌色」がカーソル指標器36により指定され、
続いてタブレット11に載置された白紙8上に投影され
た画像において、「美しい肌色」の補正を行うところを
カーソル指標器36により10点まで指示すると、色修
正部60dは、これら10点におけるイエロとマゼンタ
との比率の平均を求め、この平均と「美しい肌色(赤色
系統)」の基準比率とを比較して係数を求め、この係数
により実際のイエロとマゼンタとの比率(バランス)を
カラースキャナー5で色分解時に補正する。
【0117】ここで、カーソル指標器36によりポイン
シ指定した各点の座標は、拡大縮小変換部61によりカ
ラー原稿16上の座標に変換され、その座標値がメモリ
54に記憶される。
【0118】このように「美しい肌色」の補正を行え
ば、特に人間の肌の色を、例えば日本人の感覚にあった
美しい肌色にカラー印刷できる。
【0119】次に、「美しい空」がカーソル指標器36
により指定され、続いてタブレット11に載置された白
紙8上に投影された画像において、「美しい空」の補正
を行う点をカーソル指標器36により10点まで指示す
ると、色修正部60dは、これら10点におけるマゼン
タ、シアンとの比率の平均を求め、この平均と「美しい
空(青色系統)」の基準比率とを比較して係数を求め、
この係数により実際のマゼンタ、シアンとの比率(バラ
ンス)をカラースキャナー5で色分解時に補正する。
【0120】ここでも、カーソル指標器36によりポイ
ント指定した各点の座標は、拡大縮小変換部61により
カラー原稿16上の座標に変換され、その座標値がメモ
リ54に記憶される。
【0121】このように「美しい空」の補正を行えば、
特に風景の空の色を、例えば澄み切った深い青のような
美しい空としてカラー印刷できる。
【0122】次に、「美しい緑」がカーソル指標器36
により指定され、続いてタブレット11に載置された白
紙8上に投影された画像において、「美しい緑」の補正
を行うところをカーソル指標器36により10点まで指
示すると、色修正部60dは、これら10点におけるシ
アン、イエロとの比率の平均を求め、この平均と「美し
い緑(緑色系統)」の基準比率とを比較して係数を求
め、この係数により実際のシアン、イエロとの比率(バ
ランス)をカラースキャナー5で色分解時に補正する。
【0123】このように「美しい緑」の補正を行えば、
特に風景の新緑の色を、例えば鮮やかな新緑としてカラ
ー印刷できる。
【0124】次に、「グレーを揃える」がカーソル指標
器36により指定されると、色修正部60dは、図16
に示す濃度に対する網点のトーンカーブにおけるミドル
トーン領域のグレーバランスを揃える。この場合、ミド
ルトーン領域のグレーバランスは、色分解するイエロ
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)別に、或いは
(R)、緑(G)、青(B)別にそれぞれ揃えられる。
【0125】次に、「ハイライトを美しく」がカーソル
指標器36により指定されると、色修正部60dは、同
図に示すトーンカーブにおけるハイライト領域のグレー
バランスを、色分解するイエロ(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)別に、或いは赤(R)、緑
(G)、青(B)別にそれぞれ揃える。
【0126】このようにハイライト領域のグレーバラン
スを揃えることにより、カラー原稿16を印刷物にした
ときに、例えば昼間の風景等が美しく印刷される。
【0127】次に、「シャドーを美しく」がカーソル指
標器36により指定されると、色修正部60dは、同図
に示すトーンカーブにおけるシャドー領域のグレーバラ
ンスを、色分解するイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)別に、或いは赤(R)、緑(G)、青(B)
別にそれぞれ揃える。
【0128】このようにシャドー領域のグレーバランス
を揃えることにより、カラー原稿16を印刷物にしたと
きに、例えば夜景が美しく印刷される。
【0129】以上によりアシスト情報の設定が終了し、
カーソル指標器36により測定項目選択欄37の「登録
OK」が指定されると、主制御部50は、アシスト情報
設定部60に対して終了指令を発する。
【0130】次に主制御部50は、ステップ#11にお
いてカラー原稿16に対する倍率、角度、トリミング範
囲、及びアシスト情報の設定が終了して「OK」である
かを判断し、これが「OK」であれば、カセット18に
保持されているカラー原稿16の枚数を確認し、他のカ
ラー原稿16があれば、ステップ#13に移ってポジョ
ナー制御部56に他のカラー原稿16の位置合わせる指
令を発する。
【0131】すなわち、ポジショナー制御部56は、カ
セット装着機構21のX軸モータ26及び各Y軸モータ
29を駆動制御し、図11に示すようにカセット18を
XY平面上に移動させ、他方のカラー原稿16の中心位
置とタブレット11の中心位置とを投影光学系13の光
軸に合わせる。
【0132】この後、主制御部50は、ステップ#7に
戻り、他方のカラー原稿16に対する倍率、角度、トリ
ミング範囲、及びアシスト情報の設定が行われる。
【0133】このようにして2枚の各カラー原稿16に
対する倍率、角度、トリミング範囲、及びアシスト情報
の設定が終了すると、主制御部50は、ステップ#14
において終了信号を昇降制御部55に発する。
【0134】この昇降制御部55は、この終了信号を主
制御部50から受けると、図22に示すように投影光学
系13を測定していたときの位置から初期位置、例えば
角度出し機1を設置している床面から130cmの位置
に戻す。
【0135】次に主制御部50は、ステップ#15にお
いてポジショナー制御部56に対してカセット取出し信
号を発する。なお、このカセット取出し信号の発生は、
自動的に行ってもよいし、キーボード53のキー入力に
よる手動方式でもよい。
【0136】このポジショナー制御部56は、カセット
取出し信号を受けると、各押え用バー31、32をカセ
ット18から離脱駆動するとともに押えピン33を下降
駆動し、カセット18をカセット挿入口20に向かって
排出させる。
【0137】このように投影光学系13を初期位置に戻
してカセット18を排出するので、例えば、楽な姿勢で
カセット18を取り易くなる。なお、投影光学系13の
初期位置は、任意に設定可能である。
【0138】次に主制御部50は、ステップ#15にお
いてタブレット11上で指示した各点の座標を拡大縮小
変換部61によりカラー原稿16上の座標に変換する。
【0139】なお、実際に、拡大縮小変換部61による
カラー原稿16上への座標変換は、カーソル指標器36
による各ポイント指示ごとに随時行っている。
【0140】一方、主制御部50は、各カラー原稿16
に対して測定された倍率、角度、トリミング範囲、及び
設定されたアシスト情報、色修正で指示した各点等を、
その測定時に逐次メモリ54に記憶する。
【0141】このとき、メモリ54には、図17に示す
記憶フォーマットに従い、各カセット17〜19の識別
番号(No)別に記憶エリアを分割し、これら記憶エリ
アごとにさらに各カラー原稿16ごとに分けて、角度デ
ータ、倍率データ、トリミング範囲データ、「明るさ指
示」等のアシスト情報が記憶される。
【0142】次に主制御部50は、ステップ#17にお
いて、メモリ54に記憶されている角度データ、倍率デ
ータ、トリミング範囲データ、「明るさ指示」等のアシ
スト情報を出力部62を通してフロッピーディスク6に
書き込み、かつ転送部53を通して記憶装置4に転送す
る。
【0143】この後、カラースキャナー5は、フロッピ
ーディスク6又は記憶装置4に記憶されている角度デー
タ、倍率データ、トリミング範囲データ、「明るさ指
示」等のアシスト情報を読取り、これらデータに基づい
て色分解を行い、R、G、B別の網ネガディジタルデー
タ、又はYMCK別網ネガフィルムを作成する。
【0144】このとき、カラースキャナー5では、「美
しい肌色」「美しい空」「美しい緑」「グレーを揃え
る」「ハイライトを美しく」「シャドーを美しく」のア
シスト情報を修正して設定する作業がほぼ必要なくな
る。
【0145】このように上記一実施例においては、カラ
ー原稿16の画像を拡大して投影し、この拡大した投影
画像上においてカーソル指標器36によりポイント指定
すると、このポイント指定した点をカラー原稿16上の
座標に変換するので、例えば、カラー原稿16の画像を
縮小して版下台紙上に投影した場合、又はカラー原稿サ
イズが例えば35mmで小さく、このカラー原稿16の
画像を拡大せずに殆ど同サイズのまま版下台紙上に投影
した場合には、これらカラー原稿の画像を版下台紙の絵
柄とは関係なく拡大することにより、正確なポイント指
定を行うことができるものとなり、正確に角度、トリミ
ング範囲を測定できる。
【0146】又、カラー原稿16の画像に対するアシス
ト情報「明るさ指示」「ハイライト」「シャープネス強
さ指示」、さらには「美しい肌」「グレー揃える」「ハ
イライト美しく」「シャドー美しく」「美しい空」「美
しい緑」を設定する場合、ポイント指定した点をカラー
原稿16上の座標に変換するので、カラー原稿16の画
像を拡大することができ、正確なポイント指定ができ
る。
【0147】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、
刷・製版においてカラー原稿をカラースキャナーにより
色分解する前準備作業として、少なくともカラー原稿画
像を版下台紙上に拡大・縮小したときのカラー原稿画像
の版下台紙の絵柄に対する角度や倍率、トリミング範囲
を測定する際に、角度出し機に装着されたときにカセッ
トに保持されているカラー原稿の保持枚数を判断し、こ
れらカラー原稿毎に、このカラー原稿を投影光学系の光
軸に合わせることができ、かつカラー原稿画像の版下台
紙の絵柄に対する角度、倍率、トリミング範囲を正確に
ポイント指定し、次に、カラー原稿画像に対する明るさ
指示、ハイライト調整、シャープネス調整、色修正のア
シスト情報を正確に設定できて、カラースキャナーでの
色分解用のデータとすることができ、さらに、これら角
度、倍率、トリミング範囲の測定、及び明るさ指示、ハ
イライト調整、シャープネス調整、色修正のアシスト情
報の設定が終了すると、角度出し機における投影光学系
を初期位置に戻すことができ、楽な姿勢でカセットを取
り易くなるスキャナー分解前準備装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるスキャナー分解前準備装置の一
実施例を適用した画像読取りシステムの全体構成図。
【図2】角度出し機及び前準備データ処理装置の具体的
な構成図。
【図3】各カラー原稿の保持枚数の異なる各カセットを
示す図。
【図4】カセット装着機構の構成図。
【図5】Yテーブルの駆動機構を示す図。
【図6】カセット装着時の保持動作を示す図。
【図7】カセットに対する押えピンの作用を示す図。
【図8】カセットの位置決めのための原点ピンを示す
図。
【図9】タブレット上に形成された測定項目選択欄を示
す図。
【図10】タブレット上に載置する白い素材を示す図。
【図11】カラー原稿とタブレットとの光軸合わせを示
す図。
【図12】アシスト情報設定部の具体的な機能を示すブ
ロック図。
【図13】明るさ指示部の設定作用を示す図。
【図14】ハイライト調整部の設定作用を示す図。
【図15】シャープネス強調の設定作用を示す図。
【図16】色修正の設定を示す図。
【図17】メモリ内のデータ記憶フォーマットを示す模
式図。
【図18】スキャナー分解前準備の流れ図。
【図19】角度・倍率・トリミング範囲の測定を行うと
きの模式図。
【図20】カラー原稿上への座標変換作用を示す図。
【図21】アシスト情報設定の流れ図。
【図22】投影光学系の初期位置への戻り動作を示す
図。
【図23】角度出し機の外観図。
【符号の説明】
1…角度出し機、3…前準備データ処理装置、4…記憶
装置、5…カラースキャナー、6…フロッピーディス
ク、11…タブレット、12…スライド支柱、13…投
影光学系、14…ポジショナー、16…カラー原稿、1
7〜19…カセット、22…XYテーブル、21…カセ
ット装着機構、36…カーソル指標器、37…測定項目
選択欄、38…白紙、39…白色光源、50…主制御
部、54…メモリ、55…昇降制御部、56…ポジショ
ナー制御部、57…角度算出部、58…倍率算出部、5
9…トリミング設定部、60…アシスト情報設定部、6
0a…明るさ指示部、60b…ハイライト調整部、60
c…シャープネス調整部、60d…色修正部、61…拡
大縮小変換部、70…版下台紙。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−247373(JP,A) 特開 平2−309354(JP,A) 特開 平5−197036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G03F 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷・製版においてカラー原稿をカラー
    スキャナーにより色分解する前準備作業として、少なく
    とも前記カラー原稿画像版下台紙の絵柄に対する角度
    や倍率、トリミング範囲を測定するスキャナー分解前準
    装置において、前記カラー原稿が装着され、このカラー原稿の画像を前
    記版下台紙上に拡大・縮小する角度出し機と、 この角度出し機において前記カラー原稿画像の前記版下
    台紙の絵柄に対する角度、倍率、トリミング範囲を測定
    するときに前記カラー原稿画像上でポイント指定すると
    共に、前記カラー原稿画像に対する明るさ指示、ハイラ
    イト調整、シャープネス調整、色修正のアシスト情報を
    設定するためにポイント指定を行う指標器と、 前記拡大・縮小した画像上で前記指標器によりポイント
    指定した点を前記原稿上に座標に変換する拡大縮小変換
    部と、 前記指標器による前記角度測定でのポイント指定に基づ
    いて前記カラー原稿の角度を算出する角度算出部と、 前記指標器による前記倍率測定でのポイント指定に基づ
    いて拡大・縮小したときの前記カラー原稿に対する倍率
    を算出する倍率算出部と、 前記指標器による前記トリミング範囲測定でのポイント
    指定に基づいて前記カラー原稿に対するトリミング範囲
    を設定するトリミング設定部と、 前記指標器によるポイント指定を受けて前記明るさ指
    示、ハイライト調整、シャープネス調整、色修正のアシ
    スト情報を設定するアシスト情報設定部と、 前記カラー原稿を保持するカセットが前記角度出し機に
    装着されたときに前記カセットの識別コードを読み取る
    識別センサと、 この識別センサにより読み取った前記識別コードから前
    記カラー原稿の保持枚数を判断し、これらカラー原稿毎
    に、このカラー原稿を投影光学系の光軸に合わせするポ
    ジショナー制御部と、 前記角度、前記倍率、前記トリミング範囲の測定、及び
    前記明るさ指示、前記ハイライト調整、前記シャープネ
    ス調整、前記色修正の前記アシスト情報の設定 が終了す
    ると、前記角度出し機における投影光学系を初期位置に
    戻す昇降制御部と、 を具備し、スキャナー分解前準備の流れに従い、先ずは、前記カラ
    ー原稿を保持する前記カセットが前記角度出し機に装着
    されたときに前記カセットの前記識別コードを前記識別
    センサにより読み取り、この読み取った前記識別コード
    から前記ポジショナー制御部により前記カラー原稿の保
    持枚数を判断し、これらカラー原稿毎に、このカラー原
    稿を前記投影光学系の光軸に合わせ、次に、前記角度、
    前記倍率、前記トリミング範囲を前記ポイント指定し、
    次に、前記明るさ指示、前記ハイライト調整、前記シャ
    ープネス調整、前記色修正の前記アシスト情報をポイン
    ト指定し、この後に、これらポイント指定により得られ
    た各データを前記カラースキャナーでの色分解用のデー
    タとして求め、これら角度、倍率、トリミング範囲の測
    定、及び明るさ指示、ハイライト調整、シャープネス調
    整、色修正のアシスト情報の設定が終了すると、前記角
    度出し機における前記投影光学系を前記昇降制御部によ
    り初期位置に戻す、 ことを特徴とするスキャナー分解前準備装置
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