JP3218847U - 紙製ストロー - Google Patents

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中谷洋
▲浜▼田幸盛
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株式会社 サンテック
株式会社 サンテック
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Abstract

【課題】安価に且つ容易に製造できる紙製ストローを提供する
【解決手段】複数層にわたって重ね巻きした管状の紙シート1からなる紙製ストロー10であり、重ね巻きした管状の紙シート1の先端部が外周面上に接着されている。紙製ストロー10の表面には耐水性樹脂層2を設けてもよい。
【選択図】図2

Description

本考案は、飲料用等の紙製ストローに関する。
従来、飲料用のストローには、主としてプラスチック製ストローが使用されている。しかし、プラスチック材は、環境への悪影響が懸念されるため、近年、プラスチック製ストローから紙製ストローへの置き換えが提案されている。このような紙製ストローとして、例えば、特許文献1には、耐水性を有する紙を管状に丸め両端を接着したり、あるいは細長いリボン形状の紙を螺旋状に巻回したりして作製された紙製ストローが記載されている。
しかしながら、一枚の紙を管状に丸めてストローを形成するためには、強度を出すために紙にある程度の厚みが必要であり、これを丸めて管状体(ストロー)を形成することは大掛かりな設備と多大な労力が必要になり、コストアップになる。また、リボン状の紙を螺旋状に巻く場合も、同様の問題がある。
特許文献2は、ストリップ状の紙片から基材を芯材(ロール軸)に斜めに巻きつけて製造する螺旋管体からなる紙製ストローが記載されている。しかし、芯材への巻きつけや抜き取りを行うための大掛かりな設備と多大な労力が必要になり、コストアップになる。
特開2009−233348号公報 実用新案登録第3216663号公報
本考案の課題は、安価に且つ容易に製造できる紙製ストローを提供することである。
本考案者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本考案を完成するに至った。
(1)複数層にわたって、重ね巻きした管状の紙シートからなる紙製ストロー。
(2)前記紙シートの表面に耐水性樹脂層を設けた(1)に記載の紙製ストロー。
(3)前記紙シートが、40〜140g/m2の坪量を有する(1)または(2)に記載の紙製ストロー。
(4)前記紙シートが、原料紙シートと耐水性フィルムとを交互に積層したものである(1)に記載の紙製ストロー。
(5)重ね巻きした管状の紙シートの先端部が外周面上に接着されている(1)〜(4)のいずれかに記載の紙製ストロー。
本考案の紙製ストローは、紙シートを管状に重ね巻きしたものであるので、安価に且つ容易に製造できるという効果がある。
本考案に係る紙製ストローの一実施形態を示す平面図である。 (a)は図1の端面図であり、(b)は別の実施形態の端面図である。 (a)〜(d)は、本考案に係る紙製ストローの製造工程を示す説明図である。
本考案に係る紙製ストローの一実施形態を図面に基づいて説明する。図1および図2(a)に示すように、紙製ストロー10は、複数層にわたって重ね巻きした管状の紙シート1からなる。
紙シート1を巻く回数は特に制限されないが、例えば2〜8回、好ましくは4〜5回であるのがよい。巻く回数が1回のみであれば、ストローとしての強度を付与するために厚手の紙シートを用いる必要があるため、製造が困難にある。一方、巻く回数が8回を超えると、巻回作業が煩雑になる。
紙シート1の材質は特に限定されないが、例えば厚紙やクラフト紙(晒クラフト紙)などが挙げられる。また、紙シート1として古紙から作った再生紙を用いることもできる。
紙シート1の紙厚(坪量)は、40〜140g/m2、好ましくは60〜110g/m2であるのがよい。紙シート1の紙厚(坪量)がこの範囲内であれば、腰のある折れにくい紙製ストロー10が得られる。
紙シート1は1枚に限定されず、複数枚の原料紙シートを積層接着したものであってもよい。これにより、簡単に上記紙厚(坪量)の紙シート1を得ることができる。
重ね巻きした管状の紙シート1の先端部は、形成された管状体1aの外周面上に接着される。接着は、例えば接着剤を先端部に塗布してもよく、あるいは図示しない粘着テープで先端部を管状体1aの外周面上に接着してもよい。
また、重ね巻きする前の紙シート1の片面全面に接着剤を先端部に塗布し(但し、管状体1aの内周面または外周面となる部位は除く)、重ね巻きしてもよい
また、図2(b)に示す紙製ストロー10’は、管状体1aの表面に耐水性樹脂層2が形成されている。この耐水性樹脂層2は、管状体1aを構成する紙シート1に耐水性を付与するものである。耐水性樹脂層2に使用する樹脂材料としては、例えばポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニルコポリマーなどが挙げられる。
耐水性樹脂層2は、耐水性フィルムを管状体1aの表面に貼り付けて形成される他、例えば管状体1aの表面への塗布(コーティング)や、浸漬法などの方法でも形成することができる。なお、耐水性樹脂層2だけではなく、例えば耐油性、耐薬品性などの樹脂層を、同様の方法で紙シート1に形成してもよい。
耐水性樹脂層2は、管状体1aの外周面だけではなく、内周面にも設けられていてもよく、さらに外周面および内周面の両方の面に設けられていてもよい。
この耐水性樹脂層2の厚みは特に限定されないが、特に管状体1aの外周面にある場合、耐水性樹脂層2の厚みが管状体1aの厚みに対して薄く、且つ色が無色透明であるのが好ましい。これにより、直下の管状体1a(紙シート1)に文字や図柄を施した場合でも、それらの文字や図柄を外部から視認することができる。
さらに、耐水性樹脂層は、複数層にわたって重ね巻きした各紙シート1の間に形成されていてもよい。このような耐水性樹脂層と紙シートの層とが交互に積層された紙製ストローは、予め耐水性フィルムと原料紙シートとを交互に積層した紙シートを巻回して形成される。この場合、各層の原料紙シートは耐水性フィルムに挟まれているため、より耐久性と耐水性に優れる。
次に、本考案に係る紙製ストローの製造工程の一実施形態を、図3(a)〜(d)に示す。
まず、図3(a)、(b)に示すように、矩形の紙シート1を一端から一回巻回し、貫通孔4を有する管状体1aを形成する。このとき、貫通孔4の径を規定の値で均一にするために、例えば後から撤去可能な芯材(図示せず)を用い、これに紙シート1を巻回してもよい。
さらに、紙シート1を他端方向に向けて重ね巻きしていく。最後に、図3(c)に示すように紙シート1の他端に、接着剤を塗布するなどして形成した接着面3を、管状体1aの表面に接着固定すると、図3(d)に示すような紙製ストロー10が形成される。なお、接着面3は、図3(a)に示すような紙シート1の一端に形成してもよいし、重ね巻きしていく途中で紙シート1に適宜形成してもよい。
接着面3に用いる接着剤は特に限定されないが、水に溶けにくく、安全性が高いものを用いるのがよい。このような接着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)などが挙げられる。
この後、紙製ストロー10の外周面に耐水性フィルムを貼付けたりなどして、耐水性樹脂層を形成してもよい。
以上、詳細に説明したように、本考案の紙製ストローは、複数層にわたって紙シートを重ね巻きして形成されるので、容易に製造することができる。また、紙シートは再生可能資源であるため環境面にも良く、コストを抑えることもできる。さらに、紙シート表面に耐水性樹脂層を設ければ、水や湯に長時間浸漬させても、紙シートが水を吸って膨張し、ふやけてしまうことがなく、好適に使用できる。
1 紙シート
1a 管状体
2 耐水性樹脂層
3 接着面
4 貫通孔
10、10’ 紙製ストロー

Claims (5)

  1. 複数層にわたって重ね巻きした管状の紙シートからなる紙製ストロー。
  2. 外周面に耐水性樹脂層を設けた請求項1に記載の紙製ストロー。
  3. 前記紙シートが、40〜140g/m2の坪量を有する請求項1または2に記載の紙製ストロー。
  4. 前記紙シートが、原料紙シートと耐水性フィルムとを交互に積層したものである請求項1に記載の紙製ストロー。
  5. 重ね巻きした管状の紙シートの先端部が外周面上に接着されている請求項1〜4のいずれかに記載の紙製ストロー。
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