JP3218456U - 安全バンドを備えた椅座位担架 - Google Patents

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Abstract

【課題】椅座位担架本体に安全バンドを設け、被搬送者をより安全に搬送できる、安全バンドを備えた椅座位担架を提供する。【解決手段】一対の支持棒1のそれぞれ同位置に複数の屈曲部を設け、支持棒1間にシート2を張り屈曲部により背もたれ3と座面4を形成させ、支持棒1の両端部近傍に、搬送者の体に取り付け、荷重受けができる安全バンド6、7を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、傷病者や体の不自由な人などを搬送する椅座位担架に関するものである。
一般に、医療行為が必要な傷病者、要介護者など、自力で歩行できない人を屋内や乗り物内などの狭小な空間や、狭小なうえに高低差のある階段などで搬送する場合には、長さがありすぎて小回りの利かない平担架に代わり、被搬送者を座った姿勢のまま円滑に搬送させることが出来る椅座位担架などが用いられる。しかし、通常の椅座位担架を用いても、進行方向に障害物があったりドアを開ける必要が生じたりした場合には、搬送者の手が塞がっているので進行が困難になる。
階段等、狭小空間で使用できる搬送用器具のアイデアとしては、被搬送者を椅座位すなわち腰掛けさせた体勢で搬送でき、比較的搬送者の手も自由になる簡易担架(特許文献1参照)も存在するが、搬送者が被搬送者の横に位置する構造上、障害物の除去やドアの開閉は難しいという問題があった。また、同一出願人による安全バンドを備えない椅座位担架(特許文献2参照)も同様の問題を抱えていた。
特開2003−38575号公報 実用新案登録第3168327号
本考案は、従来の椅座位担架などの被搬送者を腰掛けさせた体勢で搬送する器具が有する、搬送時に進行方向の障害物を除去したりドアを開閉したりすることが出来ないという問題点を解消することを課題とする。
本考案は上記の課題を解決するために、請求項1の考案に係る安全バンドを備えた椅座位担架で、一対の支持棒のそれぞれ同位置に複数の屈曲部を設け、該支持棒間にシートを張り前記屈曲部により背もたれと座面を形成させ、前記支持棒の両端部近傍に、搬送者の体に取り付け、荷重受けができるバンドを備えたことを特徴とする。
本考案の椅座位担架は、支持棒の両端部近傍、すなわち椅座位担架の前側と後側に備えられた安全バンドを二人の搬送者が体に取り付けて使用するもので、通常は支持棒の先端握り部を常に保持している必要がある搬送者の両手を一時的に離すことを可能とするものである。
つまりそうすることで自由になった手で、進行方向にある障害物を除去したり、ドアノブを回転させるなどしてドアを開けたりすることも可能になり、搬送が妨げられることを防ぐ。特に、椅座位担架を災害時の避難に使用する場合、避難路に防火扉等の障害がある場合も考えられるので、一時的にでも手を使用できることは重要である。
さらに、搬送中に体勢が崩れた場合に、搬送者が手すり等をつかんで転倒を防いだり、搬送者が何らかの理由で支持棒から手を放してしまった際にも、椅座位担架本体ならびに被搬送者の落下を防いだりと、より安全な搬送が可能となる。
また、通常は支持棒を持つ搬送者の両手のみに掛かる荷重を、首や肩や腰など体の他の部位に分散させることになり、局部への負担を和らげ安心して搬送することが出来るものである。
本考案の一実施例を示す斜視図。 本考案のシートベルト部分の他の実施例。 本考案のシートベルト部分の他の実施例。 本考案の支持棒部分の実施例を示す平面図。
本考案の椅座位担架は一般的担架と同様に支持棒とシートを有する。二本の支持棒の間にシートが張られ中程からくの字型に屈曲させることにより背もたれと座面を形成させた形態となっている。さらに、二本の支持棒の両端部近傍四か所にはそれぞれ前後で椅座位担架を保持する搬送者の体に取り付けるための安全バンドが備えられている。
以下、本考案を実施するための形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本考案の一実施例を示す。椅座位担架の基本的形状においては、背もたれ3と座面4を形成させるために支持棒1を屈曲させているが、その屈曲個所は、図4にあるように中間屈曲部15で示した中程一か所だけでなく、頭側屈曲部16で示した箇所など支持棒の一端をくの字型に屈曲させたのとは反対側に屈曲させたり、さらに、足側屈曲部17で示した個所で屈曲させたりして、より搬送が安易にすることなどを目的に増やしてもよい。また、すべての屈曲個所は、角度のついた直線的な屈曲にこだわらず、なだらかなカーブとなるように屈曲させてもよい。
安全バンドを備えた椅座位担架は、前後の支持棒1のそれぞれ両端部近傍に備えられた安全バンドを搬送者の首や肩や腰など体に取り付けて使用できる形状となっている。
支持棒1の四か所の先端である握り部5の部分には、搬送者の保持力を高めるためにグリップを取り付けたり滑り止めの加工が施されたりしていることが望ましい。
握り部5近傍に取り付けられた安全バンドは、前後の搬送者の首や肩に掛けて取り付ける首肩部安全バンド6と、同様に腰部に巻いて取り付ける腰部安全バンド7で構成されている。いずれの安全バンドとも使用者である搬送者の体格に合わせられるようアジャスター10等を用いて長さを調節できることが望ましい。また、首肩部安全バンド6に関しては搬送者の体に接する部分にクッション性のあるパットなどを備えるなどして安全バンド自体が搬送者の体に食い込んで苦痛にならないような措置が施されていることが望ましい。
首肩部安全バンド6と腰部安全バンド7については、椅座位担架本体と一体となっていてもよいが、不要な時には取り外せるよう着脱できるようにしてもよい。支持棒1側に設けた安全バンド基部8と、首肩部安全バンド6ならびに腰部安全バンド7との間にカンやリング、カラビナやナスカンなどの安全バンド接続金具9を介して両者を接続させる形態は、容易に着脱できるような着脱機能を付加する方法の一例である。
上記のように安全バンドに着脱機能を設けた場合、前後の安全バンドの両方あるいはどちらか一方を不要な時に外して使用できるほか、首肩部安全バンド6のみ、あるいは腰部安全バンド7のみを用いて搬送する方法も選択できるようになる。さらに、首肩部安全バンド6や腰部安全バンド7を追加して安全バンド基部8に装着することで搬送者の人数を増やしてより安全に搬送することも可能になる。そのような使用方法の一例として、四か所の安全バンド基部8に首肩部安全バンド6四本をそれぞれ環状に取り付け、四人の搬送者の肩に掛けて使用する方法が想定できる。
以上は首や肩に掛けたり、腰に巻いたりして取り付ける安全バンドの実施例であるが、それ以外の部位で体に安全バンドを取り付けたり、搬送者の上半身全体で椅座位担架の荷重を支えるような形状も想定できる。いずれも搬送者がそのように装着できるような仕組みを備えた形状の安全バンドである必要があるが、この場合も前述の実施例同様、椅座位担架本体と安全バンドとが一体になったものだけでなく、着脱の機能を有していたり、複数の装着方法の安全バンドから自由に選択して使用できるようになっていたりしてもよい。
いずれの形状の安全バンドを備えた椅坐位担架であっても、シート2には被搬送者を固定するためのシートベルト12が一か所以上備わっていることが好ましい。その形状は図で示したような三点固定式のものだけでなく、図2で示した二点固定式シートベルト13、あるいは図3で示した四点固定式シートベルト14などが考えられるが、いずれの形状の場合でも、金具や面ファスナーなどを用いて、容易に装着できたり被搬送者の体格に合わせて長さを調節できたりするものとする。また、シート2の一部を切り欠いて支持棒1を露出させ、握り部5の補助的役割をする補助グリップ11を形成してもよい。
1 支持棒
2 シート
3 背もたれ
4 座面
5 握り部
6 首肩部安全バンド
7 腰部安全バンド
8 安全バンド基部
9 安全バンド接続金具
10 アジャスター
11 補助グリップ
12 シートベルト
13 二点固定式シートベルト
14 四点固定式シートベルト
15 中間屈曲部
16 頭側屈曲部
17 足側屈曲部

Claims (1)

  1. 椅座位担架であって、一対の支持棒のそれぞれ同位置に複数の屈曲部を設け、該支持棒間にシートを張り前記屈曲部により背もたれと座面を形成させ、前記支持棒の両端部近傍に、搬送者の体に取り付け、荷重受けができるバンドを備えたことを特徴とする安全バンドを備えた椅座位担架。
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