JP3218335B2 - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JP3218335B2 JP05718192A JP5718192A JP3218335B2 JP 3218335 B2 JP3218335 B2 JP 3218335B2 JP 05718192 A JP05718192 A JP 05718192A JP 5718192 A JP5718192 A JP 5718192A JP 3218335 B2 JP3218335 B2 JP 3218335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写シートに関し、詳
しくは、耐ドライクリーニング性、耐水洗濯性など(以
降併せて「耐クリーニング性」という)に優れ、しかも
熱感度の優れた熱転写シートに関する。
【0002】
【従来技術】耐クリーニング性の良好な熱転写シートは
これまでにも多くが提案されている特に、熱転写シー
トのインク層がパターン状で被転写体上に転写形成され
た場合において、その被転写体上に形成された画像が良
好な耐クリーニング性を示すようにした検討は精力的に
なされている。そして、そのような効果の発現は熱転写
層の構成要素の一つである結着樹脂の定着性に頼ってい
るのが実情である。
【0003】例えば、バインダー樹脂として、(1)ポ
リアミド樹脂と非晶質ポリエステル樹脂及び/又はエポ
キシ樹脂とを用いる(特開昭61−244593号公
報)、(2)ガラス転移温度40℃以上で数平均分子量
10,000以下の非晶質ポリエステル樹脂、好ましく
はガラス転移温度50〜80℃で数平均分子量5000
以下のビスフェノール成分を含む芳香族ポリエステルを
用いる(特開昭62−13384号公報)、(3)重合
脂肪酸系ポリアミド樹脂を用いる(特開昭62−669
91号公報)、(4)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
樹脂、アクリル−酢酸ビニル共重合体樹脂、メタクリル
−酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸ビニル樹脂の少なくと
も一種を用いる(特開昭63−56490号公報)、
(5)ブチラール樹脂を用いる(特開昭63−8278
6号公報)、(6)融点120℃以上の脂肪酸アミド又
は脂肪酸イミドと融点100℃以上のポリアミド樹脂又
はビニル樹脂とを含有させる(特開昭63−17079
1号公報)などである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
バインダー樹脂に着色剤を分散させた熱転写インクで形
成した画像は、インク成分としてクリーニング溶剤
(水、温水、1,1,1−トリクロルエタン、パークレ
ン、ナフサ等)に溶解する物質を用いているので耐クリ
ーニング性を充分満足させるものでないというのが実情
である。また、クリーニング溶媒に溶解せず、熱転写性
に優れる物質としてポリアミド樹脂(中でも融点80〜
150℃の少なくともナイロンを含むポリアミド共重合
体が良好である)があるが、これらは成膜性が良く、イ
ンク層とした場合に連続層を形成する。このため発熱体
より与えられた熱が拡散しやすくなり、更にまた、転写
時の画像部、非画像部のせん断力が強くなり、その結
果、熱感度が悪くなる。本発明はこうした実情に鑑みな
されたもので、印字画像の耐クリーニング性がよく、か
つ熱感度の良い熱転写シートを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以下の
発明が提供される。 (1)支持体上に着色剤及びポリアミドを主成分とする
インク層を少なくとも1層設けた熱転写シートにおい
て、そのシートの熱拡散率が0.0195cm 2 /se
c以下であり、インク層が0.1〜2.0μmφの穴を
10個/0.0001mm 2 以上の割合で有する多孔質
層であることを特徴とする熱転写シート。 (2)支持体上に着色剤及びポリアミドを主成分とする
インク層を少なくとも1層設けた熱転写シートにおい
て、そのシートの剪断強度が220g/cm以下であ
り、インク層が0.1〜2.0μmφの穴を10個/
0.0001mm 2 以上の割合で有する多孔質層である
ことを特徴とする熱転写シート。 (3)支持体上に着色剤及びポリアミドを主成分とする
インク層を少なくとも1層設けた熱転写シートにおい
て、前記インク層光沢度が52%以下であり、0.1〜
2.0μmφの穴を10個/0.0001mm 2 以上の
割合で有する多孔質層であることを特徴とする熱転写シ
ート。 (4)前記ポリアミドが、融点(DSC法による)80
〜150℃であり、かつ、少なくともナイロン12を含
むポリアミド共重合体である前記記載の熱転写シート。
【0006】以下に本発明をさらに詳細に説明する。
【0007】本発明で用いられる支持体は、厚さ3〜1
0μm程度のプラスチックフィルムからなり、たとえば
ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポ
リイミドフィルム、全芳香族ポリアミドフィルム、ポリ
エーテルエーテルケトンフィルム、ポリサルフォンフィ
ルム等を挙げることができる。
【0008】熱転写インク層はその付着量が0.1〜
3.0g/mm2、好ましくは0.5〜2.0g/2
であり、着色剤とポリアミド樹脂とを主成分として形成
されている。
【0009】着色剤はクリーニング溶媒に侵されないよ
うなものが好ましく、カーボンブラック、その他の無機
顔料、有機顔料等が用いられる。
【0010】ポリアミド樹脂としては、融点又は軟化点
が50〜200℃の範囲にあるのが望ましい。その中
でも特に融点(DSC法による)が80〜150℃であ
って少なくともナイロン12を含むポリアミド共重合体
(ナイロン12のモノマーを少なくとも用いて共重合さ
れたポリアミド共重合体)が望ましい。ここでの融点は
差動熱量計(DSC)を用いた場合の融解ピーク温度で
ある。
【0011】融点50〜200℃のポリアミド(ナイロ
ン)又はその共重合体としては、たとえば以下に示すよ
うなものがある。 (1) (−R−CO−NH−)n (2)二元共重合体 (−R−CO−NH−R′−NH−CO−)n (3)三元共重合体 (6/66/610 ナイロン) (m.p.150℃) (6/66/12 ナイロン) (m.p.119℃) (6/610/12 ナイロン) (m.p.100℃)
【0012】着色剤/結着樹脂の割合は重量比で20
/80〜90/10、好ましくは30/70〜70/3
0である。着色剤の比率がこれより大きくなると、支持
体からインク層が脱落しやすくなったり、形成された画
像の耐摩擦性が不十分になったりする。逆に、着色剤の
比率がこれより小さくなるとインク層の熱転写性が不足
する。
【0013】インク層中に感度向上、支持体からのイン
ク層脱落防止、分散性向上等の目的で、必要に応じて、
その他の物質(例えば、樹脂、ワックス、界面活性剤
等)を添加することができるが、耐クリーニング性を低
下させないよう最少量にすべきである。
【0014】前記インク層材料は、クリーニング溶媒以
外の適当な溶媒中に溶解あるいは分散させて使用するか
又は溶融分散させて使用する。
【0015】支持体とインク層との間に必要に応じて設
けられる剥離層は、印字時に支持体とインク層(島状イ
ンクを含む)との剥離性をよくするもので、サーマルヘ
ッドにより加熱された後、熱溶融して低粘度液体とな
り、加熱部分と非加熱部分の界面近傍で層が切れ易いよ
うに構成されていればよい。従って、剥離層の主成分と
しては、常温では硬く加熱時には溶融するワックス様物
質が好ましく用いられる。
【0016】このようなワックス様物質としては、例え
ば、蜜ロウ、カルナバワックス、鯨ロウ、木ロウ、キャ
ンデリラワックス、米ぬかロウ、モンタンワックス等の
天然ワックス:パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、酸化ワックス、オゾケライト、セレシ
ン、エステルワックス、ポリエチレンワックス等の合成
ワックスが好適に用いられる他、マリガリン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、フ
ロイン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸:ステアリルアル
コール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール:ソル
ビタンの脂肪酸エステル等のエステル類:ステアリンア
ミド、オレインアミド等のアミド類が挙げられる。その
他、剥離層に弾力性をもたせる(インクシートと被転写
体との密着性をよくする)ために、イソプレンゴム、ブ
タジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、
ニトリルゴム等のゴム類が添加されてもよく、及び/又
は、剥離層に接着性をもたせる(剥離層の脱落を防止す
る)ために、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体等の樹脂類を添加させて
もよい。
【0017】剥離層の付着量は0.1〜5g/m2
好ましくは0.5〜2.0g/m2である。
【0018】本発明の熱転写シートはインク層を多孔
質化させることによって作成可能である。多孔質化させ
る手段としては下記が挙げられる。水よりも蒸発速度
の速い有機溶剤によるインク液に水を混入させ、有機溶
剤と水の蒸発速度の差を利用して乾燥時に多孔質化させ
る。蒸発速度の速い有機溶剤を主体としたインク液を
相対湿度の高い雰囲気下で乾燥することにより、いわゆ
るブラッシング現象をおこさせて多孔質化させる。発
泡剤をインク液に添加して塗布し、乾燥時の熱又は発泡
剤を破壊する溶剤等の吹きかけ等により前記発泡剤を破
壊し、多孔質化させる。発泡剤としては低沸点の炭化水
素等を含有させたマイクロカプセル(例:松本油脂社の
マイクロスフェアーF30)等がある。顔料をインク
層に添加して塗布し、乾燥又は半乾燥後、これを前記顔
料を溶解する溶剤に浸漬して顔料部分を溶解し多孔質化
させる。中空フィラー(例:三井東圧社製SP11
3、スチレンアクリル樹脂中空フィラー)を添加しイン
ク層を塗布、乾燥し、乾燥の熱又は中空フィラーを破壊
する溶剤等の吹きかけ等により破壊し、多孔質化させ
る。相溶性の悪い溶剤をインク液に混入し、分散さ
せ、乾燥させることにより多孔質化する。
【0019】一方、このような熱転写シートと組み合わ
せて用いる被転写体としては支持体上にクリーニング溶
媒に溶解しない物質を主成分とする受容層を設けたも
の、あるいはナイロン6又はナイロン66を主成分とす
る布又はフィルム自体が好適に用いられる。前者として
は具体的には、インク層に用いる樹脂の他、ポリアクリ
ロニトリル樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体樹脂等が用いられる。また、被転写体で
はポリアミド及び/又はその共重合体が用いられるが、
好ましくは融点(DSC法による)が150〜250℃
のものである。ナイロン6、ナイロン66の他、ナイロ
ン610なども良好に用いることができる。
【0020】受容層にはこれらの物質以外にも、被転写
体の白色度あるいは熱転写性を向上させるために酸化チ
タン、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛等の白色顔料を含有
させても良い。また、柔軟性をもたせるために可塑性を
添加してもよい。前記受容層材料は適当な溶媒に溶解あ
るいは分散させて使用するか又は溶解分散させて使用す
る。
【0021】受容層の支持体上の付着量は1〜30g/
2、好ましくは3〜20g/m2である。
【0022】被転写体の支持体には紙、フィルム、布等
を用いることができ、紙については樹脂等で耐水加工し
たもの、合成紙等が好ましい。布については、レーヨ
ン、ベンベルグ、アセテート、ナイロン、ポリエステル
などの人造繊維、あるいは、綿、絹などの天然繊維、又
は、これらの混紡繊維、更には、これらの不織布を用い
ることができる。フィルムについては、ポリエステルフ
ィルム、ポリオレフィンフィルム、アセテートフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、
ポリアミドフィルム等を用いることができる。後者とし
ては、何ら特別のものでなく、広く一般に普及している
ものである。これらは、前記インク層材料と同じナイロ
ンであることから、インク層材料と非常に相溶性、接着
性がよく、そのために熱転写性、耐洗濯性に優れた画像
が得られる。前記繊維中に耐熱性向上の目的で、金属
塩、有機化合物、無機酸等が添加されていたり、また耐
候性、耐光性向上の目的で無機又は有機の重金属イオ
ン、紫外線吸収剤が添加されたりしていても構わない。
艶消しのための酸化チタンの添加も同様である。これら
の繊維の織り方としては、用途に応じて平織り、朱子織
り(サテン織り)等で行えば良い。例えば、直接肌に接
することのないような部分に取り付ける場合(肌触りを
重視しない場合)には平織りで行なえば良いし、直接肌
に接する部分に取り付ける場合や光沢や外観を重視する
場合には朱子織りで行なえば良い。被転写体において
は、それが布からなる場合には、これらの繊維の表面平
滑性を20秒以上とすることでさらに熱転写性を向上で
きる。表面平滑性を向上させる方法としては、密度(経
糸及び縦糸の粗密の度合(1インチ間の糸の本数で表わ
す)を大きくする、糸の太さを細くする、熱及び/又は
圧力をかけて繊維をつぶす等がある。
【0023】
【実施例】次に実施例及び比較例を示す。ここでの部は
重量基準である。
【0024】先ず下記の組成液(インクシート組成液)
を約4.5μm厚のポリエステルフィルム(支持体)上
に塗布し、乾燥して付着量約1g/m2のインク層を設
けて熱転写シートを作った。
【0025】 (インクシート1の組成液) カーボンブラック 5部 11ナイロン(mp.184℃) 5部 CaCl2 15部 メタノール 75部 50℃で1分間乾燥後水洗してCaCl2を除去したと
ころ、多孔質化したインク層が得られた。
【0026】 (インクシート2の組成液) カーボンブラック 7.5部 6/66/12ナイロン(mp.119℃) 7.5部 発泡剤(マツモトマイクロスフェアF30) 1部 IPA 84部 乾燥後90℃で1分間加熱して発泡させ、多孔質とした
インク層が得られた。
【0027】 (インクシート3の組成液) カーボンブラック 7.5部 6/66/12ナイロン 7.5部 水 3.0部 メタノール 82.0部 50℃で1分間乾燥したところ多孔質化したインク層が
得られた。
【0028】 (インクシート4の組成液) カーボンブラック 7.5部 6/66/12ナイロン 7.5部 メタノール 85部 30℃で80%RHの空気を当てながら乾燥したところ
多孔質化したインク層が得られた。
【0029】 (インクシート5(比較例)の組成液) カーボンブラック 7.5部 6/66/12ナイロン 7.5部 水 0.7部 メタノール 84.3部
【0030】 (インクシート6(比較例)の組成液) カーボンブラック 7.5部 6/66/12ナイロン 7.5部 水 0.6部 メタノール 84.4部
【0031】 (インクシート7(比較例)の組成液) カーボンブラック 7.5部 6/66/12ナイロン 7.5部 メタノール 85部
【0032】 (インクシート8(比較例)の組成) カーボンブラック 7.5部 ポリビニルアルコール 7.5部 水 85部
【0033】 (インクシート9(比較例)の組成) カーボンブラック 7.5部 アクリル樹脂 7.5部 メチルエチルケトン 85部
【0034】 (インクシート10(比較例)の組成) カーボンブラック 7.5部 スチレン樹脂 7.5部 トルエン 85部
【0035】 (インクシート11〜15(11,12は実施例、13〜15は比較例)) 支持体とインク層との間に パラフィンワックス 9部 エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂 1部 トルエン 90部 からなる組成物の剥離層を乾燥付着量が約1g/m2
なるように設けた以外はインクシート3〜7と同様にし
て順にインクシート11〜15をつくった。
【0036】これらのインクシート1〜15のインクシ
ートのインク層を設けた側とは反対側の支持体面に次の
組成液を塗布し、乾燥して厚さ約0.1μmのスティッ
ク防止層を設けた。 シリコンゴム(30%トルエン溶液) 10部 トルエン 90部
【0037】一方、被転写体として下記のものを用意し
た。 ナイロン6 5部 塩化カルシウム 19部 メタノール 76部 からなる組成物をワイヤーバーでナイロン基布の表面に
塗布乾燥した後、水洗して再び乾燥して付着量約10g
/m2の受容層を設けた。
【0038】以上のようにして作成したインクシート及
び被転写体を用いて熱転写プリンター(ライン型ヘッ
ド、印加エネルギー10〜25mj/mm2)で印字
し、適正印字エネルギー(感度)を求め、かつ転写画像
について下記の試験を行なった。結果は表1のとおりで
あった。 水洗濯テスト JIS L−0844A−3 ドライクリーニングテスト JIS L−0860 (但し、溶剤は1,1,1−トリクロルエタンで、温度
は25℃とした。) 耐水洗濯性、耐ドライクリーニング性 ◎:画像がまったく脱落しない ○:画像がほとんど脱落しない △:画像がやや脱落する ×:画像が完全に脱落する
【表1】 (注)インクシートで1〜4、11〜12は本発明例、
5〜10、13〜15は比較例である。 (1)シートの熱拡散率の測定は真空理工社製光交流
法熱定数測定装置を用い、スティック防止層は設けずに
測定した。 (2)シートのせん断力の測定はミネベア社製引張試
験機により測定した。 (3)光沢度は日本電色社製光沢度計により85°の角
度で測定した。 (4)インク層の孔径及び個数は電子顕微鏡にて40°
の傾斜をつけ5000倍で写真撮影を行ない測定した。
【0039】
【効果】本発明の熱転写シートにおけるインク層は、そ
の材料としてクリーニング溶媒に溶解しない樹脂を用い
ているので耐クリーニング性に優れた画像を得ることが
できる。また、インク層を特定の物性とすることによっ
て熱感度の優れた画像を得ることができる。中でも適度
な融点を有する特定の樹脂を用いることにより熱転写性
を向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−213393(JP,A) 特開 平3−251491(JP,A) 特開 平1−255589(JP,A) 特開 昭63−252786(JP,A) 特開 昭60−120094(JP,A) 特開 平4−347688(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に着色剤及びポリアミドを主成
    分とするインク層を少なくとも1層設けた熱転写シート
    において、そのシートの熱拡散率が0.0195cm2
    /sec以下であり、インク層が0.1〜2.0μmφ
    の穴を10個/0.0001mm 2 以上の割合で有する
    多孔質層であることを特徴とする熱転写シート。
  2. 【請求項2】 支持体上に着色剤及びポリアミドを主成
    分とするインク層を少なくとも1層設けた熱転写シート
    において、そのシートの剪断強度が220g/cm以下
    であり、インク層が0.1〜2.0μmφの穴を10個
    /0.0001mm 2 以上の割合で有する多孔質層であ
    ことを特徴とする熱転写シート。
  3. 【請求項3】 支持体上に着色剤及びポリアミドを主成
    分とするインク層を少なくとも1層設けた熱転写シート
    において、前記インク層光沢度が52%以下であり、
    0.1〜2.0μmφの穴を10個/0.0001mm
    2 以上の割合で有する多孔質層であることを特徴とする
    熱転写シート。
  4. 【請求項4】 前記ポリアミドが、融点(DSC法によ
    る)80〜150℃であり、かつ、少なくともナイロン
    12を含むポリアミド共重合体である請求項1、2、又
    は3記載の熱転写シート。
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