JP3217809B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

Info

Publication number
JP3217809B2
JP3217809B2 JP18540491A JP18540491A JP3217809B2 JP 3217809 B2 JP3217809 B2 JP 3217809B2 JP 18540491 A JP18540491 A JP 18540491A JP 18540491 A JP18540491 A JP 18540491A JP 3217809 B2 JP3217809 B2 JP 3217809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
carrier
body frame
locked
motorcycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18540491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH058772A (ja
Inventor
勝 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP18540491A priority Critical patent/JP3217809B2/ja
Publication of JPH058772A publication Critical patent/JPH058772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3217809B2 publication Critical patent/JP3217809B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車に関し、特
に運転者用シート及びキャリアの取付作業性及び取外し
作業性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車体上部には運転者用シー
トが取り付けられており、また該シートの後方には荷物
を積載するためのキャリアを装着する場合がある。この
シート及びキャリアを車体に取り付ける場合の構造とし
て、従来、以下の構造が採用されている。まず例えば上
記シートの前部に形成された係止片を車体の燃料タンク
後方付近に形成された被係止片に係止させるとともに、
該シートの後部両側をボルトで車体に締結し、これによ
りシートを車体に取り付ける。またキャリアを上記シー
トの後方に配置し、該キャリアの4隅に形成された脚を
ボルトで車体に締結し、これによりキャリアを車体に取
り付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の自
動二輪車では、上記シートとキャリアを別々に取り付け
ているので、当然ながら取付用ボルトとしてシート用,
キャリア用が別々に必要である。従って別個に取付作業
工数が必要であり、作業性が悪い。また上記自動二輪車
のシート,及びキャリアの両方の下方部分のメンテナン
スを行うにはシート,キャリアの両方を取り外さなけれ
ばならない。またシート下方部分のメンテナンスを行う
場合にも、シートだけを取り外した場合、キャリアが邪
魔になって作業がやりにくいので、この場合にもシー
ト,キャリアの両方を取り外すことが必要となる。この
ような場合、当然ながら上記シート,キャリアを別々に
取り外すこととなり、上記取付け作業と同様に作業工数
が多くなり、それだけメンテナンス時の作業性も悪い。
本発明は上記従来の状況に鑑みてなされたもので、自動
二輪車の車体に運転者用シート,及びキャリアを取り付
ける場合、及び取り外す場合の作業性を向上できる自動
二輪車を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体フレーム
の上部に、運転者用シートと該シート後方に位置するキ
ャリアとを配設してなる自動二輪車において、上記キャ
リアを載置台の下面にブラケットを固定してなるものと
し、該ブラケットの前縁に固定された連結片と上記シー
トの底板に固着された連結ブラケットとをボルトにより
締め付けてシートユニットとし、上記シートの底板に係
止片を上記車体フレームの被係止片に係止可能に形成
し、上記キャリアのブラケットの前部でかつ上記連結用
ボルトの近傍に車体フレームの支持軸に係止可能の取付
溝を有する前脚を形成するとともに、後部に車体フレー
ムへの取付孔を有する後脚を形成し、上記シートユニッ
トは、上記係止片を上記被係止片に車両後方から前方に
係止させると同時に上記前脚の取付溝を支持軸に車両後
方から前方に係止させ、さらに上記キャリアの後部を上
記ボルトを中心に下方に回動させつつ上記後脚を車体フ
レームの後端部にボルト締め固定することにより車体フ
レームに取り付けられていることを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明に係る自動二輪車において、シート,及
びキャリアを車体に取り付けるには、予めシートとキャ
リアとをボルトで連結することによりシートユニットを
形成する。そしてこのシートユニットを組み付けるに
は、まず上記シートの底板に形成された係止片を車体に
形成された被係止片に係止させると同時に上記キャリア
の前脚の取付溝を上記車体の支持軸に係止させ、さらに
キャリアを上記連結用ボルトを中心に下方に回動させつ
つ後脚をナットで締結する。これによりシート及びキャ
リアが同時に車体に取り付けられたこととなる。また上
記自動二輪車から上記シート及びキャリアを取り外すに
は、まず上記キャリアの後脚のボルトを外し、次に上記
取付溝を支持軸から外すと同時に上記シートの係止片を
車体の被係止片から外す。これによりシート及びキャリ
アが同時に車体から取り外されたこととなる。このよう
に本発明では、予めシートとキャリアとを連結してシー
トユニットとし、これを車体に取り付け、あるいは取り
外すようにしたので、ボルト締め個所数を少なくでき、
シート及びキャリアの取付け,取外し作業性を向上でき
る。またキャリアを連結用ボルトを中心に下方に回動さ
せつつその後脚をボルトで締結したので、キャリアの車
体取付強度を向上できる。なお、連結用ボルトと前脚の
取付溝とは近接しているので、上記キャリアを下方に回
動させる際の前脚部の移動はわずかであり、支障が生じ
ることはない。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図8は本発明の一実施例による自動二輪
車を説明するための図であり、図1はシートユニットの
側面図、図2はシートとキャリアとの連結部の断面図、
図3はシートの底面図、図4はキャリアの前部の側面
図、図5はキャリアとリヤショックアブソーバとの連結
部の断面図、図6は図7のVI─VI線断面図、図7はフレ
ームの側面図、図8は自動二輪車の側面図である。
【0007】図において、1は本実施例装置を備えた自
動二輪車であり、該自動二輪車1は、車体フレーム2の
前端のヘッドパイプ2aによって下端で前輪3を軸支す
る前フォーク4を左右に操向自在に軸支し、後部2cに
よって後端で後輪5を軸支するリヤアーム6を上下に揺
動自在に枢支し、メインフレーム2bとダウンチューブ
2dによってエンジンユニット7を懸架支持した構造の
ものである。また上記リヤアーム6の後端とシートレー
ル2eとの間にはリヤショックアブソーバ13が介設さ
れている。このリヤショックアブソーバ13の上部は、
上側アイ部13a内に圧入されたゴムダンパ24を介し
て支持軸20の支持部20bで回動可能に支持されてい
る。上記支持部20bから突出したボルト部20aには
ゴムダンパ24aの外側に位置するようにワッシャ2
2,後述するキャリア11の前脚15b,及びワッシャ
21が順に配設され、袋ナット23で締め付け固定され
ている。なお、上記支持軸20は、上記シートレール2
eの下面に固着された補強プレート14に植設されてい
る。また、8は上記エンジンユニット7の上方に配設さ
れた燃料タンクである。
【0008】そして上記シートレール2eの上記燃料タ
ンク8後方部分に、本実施例の特徴をなす運転者用シー
ト10とキャリア11とを連結してなるシートユニット
9が取り付けられている。上記シート10は、平面視略
台形状のいわゆるシングルシートであり、シート底板1
7aの上面にクッション材18を配置し、これを表皮1
7bで被覆して構成されている。また上記シート底板1
7aの前部中央には係止片17cが一体形成されてお
り、この係止片17cは、上記シートレール2eに形成
された被係止片2fに係止している。上記キャリア11
は、パイプを平面矩形状に成形してなる載置台19の下
面に左,右一対のブラケット15,15を溶接接続して
構成されている。上記ブラケット15は前後方向に長い
帯板状のもので、該各ブラケット15の下縁の前,後端
には前脚15b,後脚15fがそれぞれ一体形成されて
おり、また前縁には連結片15dが一体形成されてい
る。なお、15aは軽量化用肉抜穴である。上記後脚1
5fは上記補強プレート14の後端部にボルト16で固
定されている。また上記前脚15bの下端には取付溝1
5cがスリット状に切り欠き形成されており、該取付溝
15cは、上記支持軸20のボルト部20aに、上記ワ
ッシヤ21,22に挟まれるように装着され、上記袋ナ
ット23で締結されている。なお、図示していないが、
上記キャリア11の上面には同乗者用のタンデムシート
が着脱可能に装着されている。
【0009】そして上記両ブラケット15の前縁に形成
された左,右一対の連結片15dは上記シート底板17
aに固着された左,右一対の連結ブラケット12の後端
部にボルト25a及び該連結ブラケット12の内面に溶
接されたナット26で締結されている。この連結ブラケ
ット12は底面視略L字形のもので、その前辺部12a
は上記シート底板17aに植設されたボルト25bでシ
ート底板17aに固着されている。このようにして上記
シート10とキャリア11とはシートユニット9にユニ
ット化された状態で車体フレーム2上に取り付けられて
いる。
【0010】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例自動二輪車1において、シート10及びキ
ャリア11を車体フレーム2に取り付けるには、シート
10の連結ブラケット12とキャリア11の連結片15
dとをボルト25,ナット26で締結し、これによりシ
ート10とキャリア11とを連結してなるシートユニッ
ト9を予め組み立てておく。そして上記シート10の係
止片17cを被係止片2fに係止させ、またこれと同時
に前脚15bの取付溝15cを支持軸20のボルト部2
0aのワッシヤ21,22間部分に挿入装着し、袋ナッ
ト23で締結する。また上記キャリア11の後脚15
f,15fをボルト16,16で上記補強プレート14
に締結する。これによりシート10,及びキャリア11
はシートユニット9として同時に車体フレーム2に固定
されたこととなる。
【0011】また、上記自動二輪車1に固定されている
シートユニット9を車体フレーム2から取り外すには、
上記キャリア11の後脚15f,15fを締結している
ボルト16,16を外すとともに前脚15bを締結して
いる袋ナット23を緩め、この後シートユニット9全体
を後方に移動させ、上記前脚15bをボルト部20aか
ら外すとともに、シート10の係止片17cを被係止片
2fから外す。これによりシート10,キャリア11は
ユニット化された状態で同時に車体フレーム2から取り
外されたこととなる。
【0012】このように本実施では、上記シート10,
キャリア11をシートユニット9にユニット化し、この
シートユニット9を車体フレーム2に取り付けるように
したので、上記シート10についてはその係止片17c
を車体フレーム2の被係止片2fに係止させるだけで良
く、ボルト締めする必要がない。従ってシートとキャリ
アを別々に取り付けるようにした従来のものに比べて取
付け,取外しの際の作業工数を少なくでき、上記シート
10,キャリア11の下方部分のメインテナンスを容易
に行える。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明に係る自動二輪車に
よれば、運転者用シートとキャリアとを連結してシート
ユニットとし、該シート底板の係止片を車体の被係止片
に、キャリアの脚部の取付溝を支持軸にそれぞれ車両後
方から前方に係止し、さらにキャリアを連結用ボルトを
中心に回動させつつ車体にボルト締め固定したので、キ
ャリアの取付強度を向上できるとともに、シートユニッ
トの着脱作業工数を削減して取付作業性を向上でき、シ
ート,キャリアの下方部分のメンテナンスを容易に行え
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動二輪車のシートユ
ニット部分の側面図である。
【図2】上記実施例のシートとキャリアとの連結部の断
面図である。
【図3】上記実施例のシートの底面図である。
【図4】上記実施例のキャリアの前部の側面図である
【図5】上記実施例のキャリア及びリヤショックアブソ
ーバの取付部の断面図である。
【図6】図7のVI─VI線断面図である。
【図7】上記実施例の支持軸部分の側面図である。
【図8】上記実施例の自動二輪車の側面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2e シートレール(車体フレーム) 9 シートユニット 10 シート 11 キャリア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームの上部に、運転者用シートと
    該シート後方に位置するキャリアとを配設してなる自動
    二輪車において、上記キャリアを載置台の下面にブラケ
    ットを固定してなるものとし、該ブラケットの前縁に固
    定された連結片と上記シートの底板に固着された連結ブ
    ラケットとをボルトにより締め付けてシートユニットと
    し、上記シートの底板に係止片を上記車体フレームの被
    係止片に係止可能に形成し、上記キャリアのブラケット
    の前部でかつ上記連結用ボルトの近傍に車体フレームの
    支持軸に係止可能の取付溝を有する前脚を形成するとと
    もに、後部に車体フレームへの取付孔を有する後脚を形
    成し、上記シートユニットは、上記係止片を上記被係止
    片に車両後方から前方に係止させると同時に上記前脚の
    取付溝を支持軸に車両後方から前方に係止させ、さらに
    上記キャリアの後部を上記ボルトを中心に下方に回動さ
    せつつ上記後脚を車体フレームの後端部にボルト締め固
    定することにより車体フレームに取り付けられているこ
    とを特徴とする自動二輪車。
JP18540491A 1991-06-28 1991-06-28 自動二輪車 Expired - Fee Related JP3217809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18540491A JP3217809B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 自動二輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18540491A JP3217809B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 自動二輪車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH058772A JPH058772A (ja) 1993-01-19
JP3217809B2 true JP3217809B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=16170203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18540491A Expired - Fee Related JP3217809B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 自動二輪車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3217809B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3986762B2 (ja) * 2001-03-23 2007-10-03 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体フレーム構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH058772A (ja) 1993-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10279853B2 (en) Method for replacing a roll cage of an off-road vehicle
CN1096380C (zh) 车身罩安装构造
JPH04230421A (ja) 自動車の燃料タンクの支持構造および組付方法
JP3217809B2 (ja) 自動二輪車
JP3562343B2 (ja) 自動車のフロントサスペンションメンバとセンタメンバとの連結構造
JPS6271766A (ja) 自動二輪車のシ−ト取付け装置
JPH11334332A (ja) フロントサスペンション
JP3759563B2 (ja) 燃料ボンベ付自動車の燃料ボンベ搭載構造
JP3763230B2 (ja) フロントエンドモジュール構造
JP3743851B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP3140492B2 (ja) 自動二輪車の後輪懸架装置
JPH10310090A (ja) 自動二輪車のフレーム構造
JP3419435B2 (ja) 車両のフレーム構造
JPH09207855A (ja) 騎乗型4輪車のフレーム構造
JP3011901B2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JPH04169326A (ja) 農作業車
JPS636398B2 (ja)
KR200156543Y1 (ko) 대형트럭의 샤시프레임 체결구조
JPH0577681A (ja) バンパー構造
KR0116021Y1 (ko) 자동차용 리어 콘솔 마운팅 장치
JPH05254478A (ja) 自動二輪車のフレーム
JPS62283073A (ja) 自動車のフレ−ム装置
JPH10181631A (ja) 荷台装備車輛のフレーム構造
JPH1058937A (ja) 車両用スタビライザの取付構造
JPH08318877A (ja) 車体前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010724

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees