JP3217566B2 - 連続波レーダ - Google Patents

連続波レーダ

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JP3217566B2 JP33644693A JP33644693A JP3217566B2 JP 3217566 B2 JP3217566 B2 JP 3217566B2 JP 33644693 A JP33644693 A JP 33644693A JP 33644693 A JP33644693 A JP 33644693A JP 3217566 B2 JP3217566 B2 JP 3217566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続波レーダ〔CW(Con
tinual Wave)レーダ〕に関する。このCWレーダは、自
動車等の移動体に搭載され、高い周波数帯の電波を前方
の車や障害物等の目標物に照射し、その反射波を受信す
ることによって、目標物との相対速度を検出するもので
ある。
【0002】また、CWレーダの他のものとして、FM
(Frequency Modulation)−CWレーダがある。これは、
FM変調のかけられた高周波の電波を目標物に照射し、
その反射波を受信することによって目標物との相対速度
及び相対距離を検出するものである。
【0003】このようなCWレーダにおいては、低ノイ
ズ、また小型で低コストのものが要求されている。近
年、ニーズの高まりつつある自動車搭載型のものは特に
それらの要求が強い。
【0004】
【従来の技術】図5に従来のCWレーダのブロック構成
図を示し、その説明を行う。但し、CWレーダは自動車
に搭載されているものとする。
【0005】この図に示すCWレーダは、ドップラーシ
フトを利用したものであり、一定周波数のCW波の送信
信号(図6参照)と、ドップラーシフトにより周波数偏
移を起こした反射波(図7参照)との差の信号周波数で
あるビート周波数(図8参照)を検出することにより、
相対速度を測定するものである。
【0006】但し、図6〜図8は信号の周波数fと時間
tとの関係図であり、図7に示す信号S2は図6に示す
信号S1が周波数偏移を起こしたものであり、図8に示
す信号S3は信号S1とS2との差から得られたもので
ある。
【0007】図5に示すCWレーダは、発振器1と、ハ
イブリッド回路2と、送信アンテナ3と、受信アンテナ
4と、ミキサ5と、MPUを内蔵した信号処理回路6と
を具備して構成されている。
【0008】発振器1は、図6に示す一定周波数の高周
波信号S1を出力する。その高周波信号S1がハイブリ
ッド回路2で分岐され、一方の信号S1は図示せぬ送信
機を介してアンテナ3から電波M1として前方に出力さ
れる。
【0009】この出力された電波M1は例えば図示せぬ
前方を走行する他車で反射し、反射波M2として返って
くる。反射波M2はアンテナ4で受信され、図示せぬ受
信機に入力される。その受信機により得られる図7に示
す周波数の信号S2が、ハイブリッド回路2から出力さ
れる他方の信号S1′とミキサ7で混合される。
【0010】この混合により図8に示す周波数の信号S
3が生成され、信号処理回路6へ出力される。信号処理
回路6は、信号S3より自車と他車との相対速度を求め
る。次に、図9を参照してFM−CWレーダを説明す
る。但し、FM−CWレーダは自動車に搭載されている
ものとする。
【0011】図9に示すFM−CWレーダは、FM変調
がかけられた送信信号(図10参照)と、その反射波
(図11参照)との差のビート周波数(図12参照)を
検出することにより、相対速度及び相対距離を検出する
ものである。
【0012】但し、反射波は、図10に示す送信信号が
ドップラーシフトによる周波数偏移を起こした信号(図
13参照)と、送信信号が伝播距離による位相遅延を起
こした信号(図14参照)とが合成されたものである。
【0013】図9に示すFM−CWレーダは、変調信号
発生器11と、電圧制御発振器12と、ハイブリッド回
路13と、送信アンテナ14と、受信アンテナ15と、
ミキサ16と、MPUを内蔵した信号処理回路17とを
具備して構成されている。
【0014】変調信号発生器11は、所定周波数の三角
波である変調信号S5を電圧制御発振器12へ出力す
る。変調信号S5は、電圧制御発振器12の発振信号に
FM変調をかけるためのものである。
【0015】即ち、電圧制御発振器12からは、発振信
号が三角波(変調信号)S5によりFM変調された図1
0に示す信号S6が出力される。また、電圧制御発振器
12の出力信号S6の周波数は、変調信号(三角波)S
5のレベルを変更することによって変化する。
【0016】このようにして得られる信号S6がハイブ
リッド回路13で分岐され、一方の信号S6はアンテナ
14から電波M3として前方に出力される。この出力さ
れた電波M3は例えば前方の他車で反射され、反射波M
4として返ってくる。
【0017】反射波M4はアンテナ15で受信され、こ
の受信により得られる図11に示す信号S7が、ハイブ
リッド回路13から出力される他方の信号S6′(図1
0参照)とミキサ16で混合される。この混合により得
られる図12に示す信号S8が信号処理回路17へ出力
される。
【0018】信号S8は、反射波M4によるドップラ周
波数成分と、電圧制御発振器12から出力された周波数
成分との混合信号なので、信号処理回路17で、その周
波数成分を検出して演算することにより自車と他車との
相対速度及び相対距離を求めることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の図9
に示したFM−CWレーダにおいては、電圧制御発振器
12の発振信号にFM変調をかけるため、AM(Amplitu
de Modulation)ノイズが発生し、適正な相対速度及び相
対距離が求められなくなる問題がある。
【0020】電圧制御発振器12の発振信号は周波数特
性を持つので、ミキサ16の構成素子にその発振信号に
応じたAM成分が生じることになる。FM変調をかけた
時のAM成分はビート周波数に近い周波数となり、フィ
ルタ等でカットすることは難しく、ノイズ成分となって
しまう。
【0021】AMノイズを何とか抑圧しようとすると、
その構成が複雑となり、レーダ全体の構成が複雑かつ大
規模となり実用的でなくなる。図5に示したCWレーダ
は、相対速度しか検出できないので、目標物が遠ざかっ
ているのか近づいているのかを求めることが出来ない問
題がある。
【0022】図5に示すCWレーダにおいて、送信信号
S1の周波数をf0 として図15にその周波数スペクト
ル図を示す。目標物が接近している場合の受信信号S2
の周波数をf1 、離反している場合の受信信号S2の周
波数をf2 として同図に示す。この図15から分かるよ
うに、接近時には受信信号S2の周波数f1 は高い方に
ずれ、離反時には受信信号S2の周波数f2 は低い方に
ずれる。
【0023】しかし、受信信号S2をミキサ5で処理し
て得られる図16に示す信号S3の周波数f3 は、送信
信号S2の周波数f0 と受信信号S2の周波数f1 又は
2との差でしかない。従って、接近時に得られるもの
か離反時に得られるものかが区別できない。
【0024】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、移動体搭載時にその相対速度を検出できる
と共に移動体が目標物に対して接近しているか離反して
いるかを検出することができ、AMノイズが発生するこ
となく、簡単な構成で小型化することができる連続波レ
ーダを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の連続波レ
ーダの原理図を示す。図中、1は発振手段であり、一定
周波数の発振信号S1を出力するものである。
【0026】2は分岐手段であり、発振手段1に作動的
に接続され、発振信号S1を分岐するものである。3は
送信アンテナであり、分岐手段2に作動的に接続され、
分岐手段2で分岐された一方の発振信号S1を放射する
ものである。
【0027】4は受信アンテナであり、送信アンテナ3
から放射された電波M1が目標物に反射してくる電波M
2を受信するものである。21はミキサであり、受信ア
ンテナ4及び分岐手段2に作動的に接続され、分岐手段
2で分岐された他方の発振信号S1′の周波数に基づ
き、受信アンテナで得られる受信信号S2の上側波帯の
周波数の第1信号S13及び受信信号S2の下側波帯の
周波数の第2信号S14を検出するものである。
【0028】6は信号処理手段であり、ミキサ21に作
動的に接続され、第1及び第2信号S13,S14を演
算処理することにより目標物との相対速度を検出し、か
つ第1信号S13を演算処理することにより目標物の接
近を検出すると共に第2信号S14を演算処理すること
により目標物の離反を検出するものである。
【0029】
【作用】上述した本発明の連続波レーダが移動体に搭載
されているものとする。連続波レーダの発振手段1から
一定周波数の発振信号S1が出力され、分岐手段2で分
岐される。分岐された一方の信号S1が送信アンテナ3
から電波M1として前方の移動体である目標物へ放射さ
れたものとする。
【0030】電波M1が目標物で反射してくる電波M2
が受信アンテナ4で受信され、この受信により得られる
受信信号S2がミキサ21に入力される。ここで目標物
が移動体に接近している場合は、ミキサ21において、
発振信号S1′の周波数に基づき受信信号S2の上側波
帯の周波数の第1信号S13が検出される。目標物が移
動体に離反している場合は、ミキサ21において、発振
信号S1′の周波数に基づき受信信号S2の下側波帯の
周波数の第2信号S14が検出される。
【0031】信号処理手段6において、第1信号S13
が演算処理されることにより目標物の接近を検出され
る。第2信号S14が演算処理されることにより目標物
の離反が検出される。更に第1及び第2信号S13,S
14の何れかにより移動体と目標物との相対速度が検出
される。
【0032】このように目標物との相対速度、及び目標
物が接近/離反状態のいずれにあるかを検出できる。発
振手段1としては一定周波数の発振信号S1を出力でき
るものであればよいので、小型、低価格のものを使用で
きる。発振信号に変調をかけないのでその変調が起因す
るノイズが生じることがない。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図2は本発明の一実施例によるCWレー
ダのブロック構成図である。この図において、図5に示
した従来例の各部に対応する部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0034】図2に示すCWレーダが図5の従来例と異
なる点は、ミキサにイメージキャンセルミキサ21を用
いたことにある。メージキャンセルミキサ21は、発振
器1の発振信号(送信信号)S1の周波数を基に、ドッ
プラーシフトした受信信号S2の上側波帯及び下側波帯
の周波数を取り出せるものである。
【0035】上側波帯の周波数は、受信信号S2の周波
数が送信信号S1の周波数よりも高い場合のものであ
る。この場合は、前方の車が近づいていることがドップ
ラー効果の理論から理解できる。
【0036】下側波帯の周波数は、受信信号S2の周波
数が送信信号S1の周波数よりも低い場合のものであ
る。この場合は、前方の車が遠ざかっていることが理解
できる。
【0037】メージキャンセルミキサ21の構成を図3
に示し、その説明を行う。図3に示すメージキャンセル
ミキサ21は、第1及び第2入力ポート23,24と、
第1及び第2出力ポート25,26と、第1入力ポート
23に入力端が接続された90度ハイブリッド回路27
と、第2入力ポート24に入力端が接続された0度ハイ
ブリッド回路28と、90度ハイブリッド回路27の一
方の出力端及び0度ハイブリッド回路の一方の出力端に
入力端が接続された第1ミキサ29と、90度ハイブリ
ッド回路27の他方の出力端及び0度ハイブリッド回路
の他方の出力端に入力端が接続された第2ミキサ30
と、第1及び第2ミキサ29,30の出力端に入力端が
接続され、且つ第1及び第2出力ポート25,26に出
力端が接続された90度ハイブリッド回路31とを具備
して構成されている。
【0038】第1入力ポート23には、図2に示す受信
アンテナ4が反射波M2を受信することにより得られる
受信信号S2が供給される。第2入力ポート24には、
ハイブリッド回路2で分岐された発振器1の出力信号S
1′が供給される。
【0039】第1ポート23に供給された受信信号S2
は90度ハイブリッド回路27に入力され、位相差が9
0度の2つの信号に分岐されて、第1及び第2ミキサ2
9,30の一方の入力端に入力される。
【0040】第2ポート24に供給された信号S1’は
0度ハイブリッド回路28に入力され、位相差が同じ2
つの信号に分岐されて、第1及び第2ミキサ29,30
の他方の入力端に入力される。
【0041】第1ミキサ29において、90度位相のず
らされた受信信号S2と、発振器1の出力信号S1′と
が混合され、90度ハイブリッド回路31の一方の入力
端へ出力される。この入力される信号をS11とする。
【0042】第2ミキサ30において、位相がずれてい
ない受信信号S2と、発振器1の出力信号S1’とが混
合され、90度ハイブリッド回路31の他方の入力端へ
入力される。この入力される信号をS12とする。
【0043】このように2つのミキサ29,30に分岐
される入力信号の一方の信号S2を位相差が90度にな
るように2つのミキサ29,30に入力させ、もう一方
の入力信号S1’を位相差が0になるように2つのミキ
サ29,30に入力させた場合の2つのミキサ29,3
0の出力S11,S12の位相差が90度となる。ここ
で、上記を式で表す。ωS2を信号S2の位相速度(S2
の周波数に比例)、ωS1'を信号S1’の位相速度(S
1’の周波数に比例)とする。 (a) ωS1'>ωS2のとき(S1’>S2)、 S11=sin(ωS1'-ωS2)t (1) とすると、 S12=sin{(ωS1'-ωS2)t+90} (2) (b) ωS1'<ωS2のとき(S1’<S2)、 S11=sin(ωS1'-ωS2)t=sin{-(ωS2-ωS1')t} =-[-sin{(ωS2-ωS1')t+180}] =sin{(ωS2-ωS1')t+180} (3) S12=sin{(ωS1'-ωS2)t+90} =sin{-(ωS2-ωS1')t+90} =-sin{(ωS2-ωS1')t−90} =-[-sin{(ωS2-ωS1')t−90+180}] =sin{(ωS2-ωS1')t+90} (4) となる。 このように、 信号S11及び信号S12の位相
が、互いに90度ずれた関係となるように第1及び第2
ミキサ29,30から出力されるようになっている。そ
の位相関係を、図4の90度ハイブリッド回路31の構
成図に、実線矢印33及び34、又は破線矢印35及び
36で示す。
【0044】但し、図4における実線矢印33及び34
は、受信信号S2の周波数が送信信号S1の周波数より
も低い場合の位相を示し、破線矢印35及び36は受信
信号S2の周波数が送信信号S1の周波数よりも低い場
合の位相を示す。これは、他の実線矢印35,36,3
7,38、及び破線矢印39,40,41,42におい
ても同様とする。
【0045】式(1)又は式(3)で表される信号S1
1、式(2)又は式(4)で表される信号S12が90
度ハイブリッド回路31に入力されると、各々の信号は
位相差が90度で出力端25,26に分配される。90
度ハイブリッドの特性より、出力S11は出力端25で
の位相に対して、出力端26では位相が90°遅れる。
同様に、信号S12は出力端26での位相に対して、出
力端25では位相が90°遅れる。これを式で表すと次
のようになる。 (a) ωS1'>ωS2のとき、 式(1)で表される信号S11は、 信号端25において、sin{(ωS1'-ωS2)t+90} (5) 信号端26において、sin{(ωS1'-ωS2)t+180} (6) 式(2)で表される信号S12は、 信号端26において、sin{(ωS1'-ωS2)t+90+90} =sin{(ωS1'-ωS2)t+180} (7) 信号端25において、sin{(ωS1'-ωS2)t+90+90+90} =sin{(ωS1'-ωS2)t+270} (8) となる。 (b) ωS1'<ωS2のとき、 式(3)で表される信号S11は、 信号端25において、sin{(ωS2-ωS1')t+180+90} =sin{(ωS2-ωS1')t+270} (9) 信号端26において、sin{(ωS2-ωS1')t+180+90+90} =sin{(ωS2-ωS1')t+360} =sin{(ωS2-ωS1')t} (10) 式(4)で表される信号S12は、 信号端26において、sin{(ωS2-ωS1')t+90+90} =sin{(ωS2-ωS1')t+180} (11) 信号端25において、sin{(ωS2-ωS1')t+90+90+90} =sin{(ωS2-ωS1')t+270} (12) 次に、出力端25,26で信号が合成されるのを見てみ
る。 (a) ωS1'>ωS2(S1’>S2)のとき、 出力端
25では、式(5)で表される信号と式(8)で表され
る信号とが合成される。しかし、位相が180度違い、
逆相の関係にあるので打ち消されて出力されない。出力
端26では、式(6)で表される信号と式(7)で表さ
れる信号とが合成される。位相が同相なのでそのまま合
成され出力される。 (b) ωS1'<ωS2(S1’<S2)のとき、 出力端
25では、式(9)で表される信号と式(12)で表さ
れる信号とが合成される。位相が同相なのでそのまま合
成され出力される。出力端26では、式(10)で表さ
れる信号と式(11)で表される信号とが合成される。
しかし、位相が180度違い、逆相の関係にあるので打
ち消されて出力されない。 このように、S1’>S2の
場合は、出力端26に出力され、S1’<S2の場合
は、出力端25に出力され、区別されることが分かる。
図4を参照して、これを説明する。実線矢印33と34
の位相関係にある信号S11とS12とが90度ハイブ
リッド回路31に入力されたとする。この場合、信号S
11の実線矢印33で示す位相は、実線矢印35で示す
ように90度ずらされて第1出力ポート25に出力さ
れ、且つ実線矢印36で示すように180度ずらされて
第2出力ポート26に出力される。
【0046】また、信号S12の実線矢印34で示す位
相は、実線矢印37で示すように180度ずらされて第
1出力ポート25に出力され、且つ実線矢印38で示す
ように90度ずらされて第2出力ポート26に出力され
る。
【0047】この場合、第2出力ポート26に出力され
る信号S11とS12とは、その位相が実線矢印36及
び38で示すように逆位相関係にあるので打ち消される
ことになる。
【0048】一方、第1出力ポート25に出力される信
号S11とS12とは、その位相が実線矢印35及び3
7で示すように同相関係にあるので合成されることにな
り、その合成信号が第1出力ポート25から図3に示す
信号処理回路6へ出力される。この出力信号をS13と
する。
【0049】このようにミキサ31から出力される信号
S13の周波数は、受信信号S2の周波数が送信信号S
1の周波数よりも低い場合、即ち受信信号S2の下側波
帯のものなので、それを信号処理回路6で演算処理する
ことによって、前方の車が遠ざかっていることを検出で
きる。
【0050】次に、破線矢印35と36の位相関係にあ
る信号S11とS12とが90度ハイブリッド回路31
に入力されたとする。この場合、信号S11の破線矢印
35で示す位相は、破線矢印39で示すように90度ず
らされて第1出力ポート25に出力され、且つ破線矢印
40で示すように180度ずらされて第2出力ポート2
6に出力される。
【0051】また、信号S12の破線矢印36で示す位
相は、破線矢印41で示すように180度ずらされて第
1出力ポート25に出力され、且つ破線矢印42で示す
ように90度ずらされて第2出力ポート26に出力され
る。
【0052】この場合、第1出力ポート25に出力され
る信号S11とS12とは、その位相が破線矢印39及
び41で示すように逆位相関係にあるので打ち消される
ことになる。
【0053】一方、第2出力ポート26に出力される信
号S11とS12とは、その位相が破線矢印40及び4
2で示すように同相関係にあるので合成されることにな
り、その合成信号が第2出力ポート26から信号処理回
路6へ出力される。この出力信号をS14とする。
【0054】このようにミキサ31から出力される信号
S14の周波数は、受信信号S2の周波数が送信信号S
1の周波数よりも高い場合、即ち受信信号S2の上側波
帯のものなので、それを信号処理回路6で演算処理する
ことによって、前方の車が近づいていることを検出でき
る。
【0055】以上説明したCWレーダによれば、前方の
車の接近/離反状態を検出することができる。また、構
成が容易で、図9に示したFM−CWレーダのように電
圧制御発振器でなく一般的な発振器1を使用して構成で
きるので、小規模かつ低コストで実現することができ
る。更にCW波を送信信号S1に使用しているので、F
M−CWレーダのようなノイズを発生することもない。
【0056】また、前方の車の接近/離反状態を検出で
きるので、衝突防止用レーダとして用いることができ
る。これは、前方の車が所定距離まで近づいたときにブ
レーキがかかるようにすればよい。
【0057】更に、自動操縦制御用レーダとしても用い
ることができる。これは、接近/離反に応じて自動車を
減速/加速させることにより、前方の車との距離を安全
な一定間隔に保持するようにすればよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の連続波レ
ーダによれば、移動体搭載時にその相対速度を検出でき
ると共に移動体が目標物に対して接近しているか離反し
ているかを検出することができる効果がある。また、A
Mノイズが発生することなく、簡単な構成で小型化かつ
低コスト化を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例によるCWレーダのブロック
構成図である。
【図3】図2に示すメージキャンセルミキサのブロック
構成図である。
【図4】図3に示す第1及び第2出力ポートが接続され
た90度ハイブリッド回路の構成図である。
【図5】従来のCWレーダのブロック構成図である。
【図6】図5に示す送信信号S1の周波数fと時間tと
の関係を示す図である。
【図7】図5に示す受信信号S2の周波数fと時間tと
の関係を示す図である。
【図8】図5に示す信号S3の周波数(ビート周波数)
Δfと時間tとの関係を示す図である。
【図9】従来のFM−CWレーダのブロック構成図であ
る。
【図10】図9に示す受信信号S6の周波数fと時間t
との関係を示す図である。
【図11】図9に示す受信信号S7の周波数fと時間t
との関係を示す図である。
【図12】図9に示す信号S8の周波数(ビート周波
数)Δfと時間tとの関係を示す図である。
【図13】図10に示す送信信号S6の周波数偏移を起
こした場合の図である。
【図14】図10に示す送信信号S6の位相遅延を起こ
した場合の図である。
【図15】送信波と目標物の接近/離反時の受信波との
周波数スペクトル図である。
【図16】図5に示すミキサの出力信号の周波数スペク
トル図である。
【符号の説明】
1 発振手段 2 分岐手段 3 送信アンテナ 4 受信アンテナ 6 信号処理手段 21 ミキサ S1,S1′ 発振信号 S2 受信信号 S13 第1信号 S14 第2信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定周波数の発振信号(S1)を出力する発
    振手段(1) と、 該発振手段(1) に作動的に接続され、該発振信号(S1)を
    2つに分岐する第1分岐手段(2) と、 該第1分岐手段(2) に作動的に接続され、該第1分岐手
    段(2) で分岐された一方の発振信号(S1)を放射する送信
    アンテナ(3) と、 該送信アンテナ(3) から放射された電波(M1)が目標物で
    反射された反射電波(M2)を受信する受信アンテナ(4)
    と、 該受信アンテナ(4) 及び該第1分岐手段(2) に作動的に
    接続され、該第1分岐手段(2) で分岐された他方の発振
    信号(S1 ′) の周波数に基づき、該受信アンテナ(4) で
    得られる受信信号(S2)の上側波帯の周波数の第1信号(S
    13) 及び該受信信号(S2)の下側波帯の周波数の第2信号
    (S14) を検出する第1ミキサ(21)と、 該第1ミキサ(21)に作動的に接続され、該第1及び第2
    信号(S13,S14) を演算処理することにより該目標物との
    相対速度を検出し、かつ該第1信号(S13) を演算処理す
    ることにより該目標物の接近を検出すると共に該第2信
    号(S14) を演算処理することにより該目標物の離反を検
    出する信号処理手段(6) とを具備したことを特徴とする
    連続波レーダ。
  2. 【請求項2】 前記ミキサ(21)は、イメージキャンセル
    ミキサから構成されることを特徴とする請求項1記載の
    連続波レーダ。
  3. 【請求項3】 前記イメージキャンセルミキサは、前記
    受信信号(S2)の位相を90度ずらして分岐する第2分岐
    手段(27)と、前記発振信号(S1)を分岐する第3分岐手段
    (28)と、該第2及び第3分岐手段(28)に作動的に接続さ
    れ、該第2分岐手段(27)の一方の出力信号と該第3分岐
    手段(28)の一方の出力信号とを混合して出力する第2ミ
    キサ(29)と、該第2及び第3分岐手段(28)に作動的に接
    続され、該第2分岐手段(27)の他方の出力信号と該第3
    分岐手段(28)の他方の出力信号とを混合し、この混合に
    より得られる信号の位相が該第2ミキサ(29)の出力信号
    の位相と90度ずれるように処理する第3ミキサ(30)
    と、該第2及び第3ミキサ(30)に作動的に接続され、該
    第2ミキサ(29)の出力信号の位相を90度ずらして第1
    出力端へ出力すると共に180度ずらして第2出力端へ
    出力し、また、該第3ミキサ(30)の出力信号の位相を1
    80度ずらして該第1出力端へ出力すると共に90度ず
    らして該第2出力端へ出力することにより、該第1出力
    端から前記第1信号(S13) を出力し、該第2出力端から
    前記第2信号(S14) を出力する第4分岐手段(31)とから
    構成されることを特徴とする請求項2記載の連続波レー
    ダ。
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