JP3216744U - ゆで卵用殻むき具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゆで卵への装着が容易で、かつ、このゆで卵からの剥離が容易なゆで卵用殻むき具を提供する。【解決手段】薄肉シートからなり、殻つきゆで卵Eが収納される中空状で略円錐形状の基材2を備え、この基材2の内面に粘着層3が積層されているとともに、この粘着層3を覆って剥離紙4が装着されていることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本考案は、ゆで卵の殻を粘着性シートによって包み込み、前記ゆで卵に前記粘着シートの表面から打撃を加えて前記ゆで卵の殻を砕き、ついで、前記粘着性シートを剥離することにより、この粘着性シートの粘着力によって前記砕かれた殻をゆで卵から剥離するようにしたゆで卵用殻むき具に関する。
従来、ゆで卵の殻をむく技術として、たとえば、特許文献1に示される技術が提案されている。
この技術は、長尺な粘着性テープをゆで卵の表面に巻き付けることにより、このゆで卵を殻ごと包み込んで、前記殻を前記粘着性テープに粘着させた後に、前記粘着性テープを外側から衝撃を加えて前記ゆで卵の殻を砕き、ついで、前記粘着性テープを剥離させることにより、この粘着性テープとともに前記殻をゆで卵から剥離させるようにしている。
前述した従来の技術によって、前記粘着性テープを剥がすことによりゆで卵の殻をむくことができ、また、むかれた殻を前記粘着性シートによって保持することにより、前記殻の飛散を防止することができるようになった。
しかしながら、前述した従来の技術においても、なお、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
すなわち、前記粘着性テープをゆで卵に巻き付ける際に、巻き付けの初期において、前記粘着性テープの先端をゆで卵の側面に押しつけた状態で、この粘着性テープをゆで卵の周りに何周も巻き付けなければならず、その作業が繁雑であるといった問題点である。
また、ゆで卵の表面が3次元的に湾曲していることから、このゆで卵の表面に前記粘着性テープを均一に巻き付けることができず、先に巻き付けた粘着性テープに重なるようにして後の粘着性テープを巻き付けなければならないことから、巻き付ける粘着性テープの無駄が多い。
特に、ゆで卵の両端部付近では、前記粘着性テープを、側面における向きとほぼ直交するように巻き付ける必要があり、この点からも、前記粘着性テープの巻き付けが面倒である。
また、前記粘着性テープを剥離する際に、この粘着性テープの重なり合った部分を剥がす必要があることから、この粘着性テープ同士の粘着力が加わって、殻むき作業を面倒なものとしている。
本考案は、前述した従来の技術において残されている問題点を解決せんとしてなされたもので、ゆで卵への装着が容易で、かつ、このゆで卵からの剥離が容易なゆで卵用殻むき具を提供することを解決すべき課題とする。
本考案のゆで卵用殻むき具は、前述した課題を解決するために、薄肉シートからなり、殻つきゆで卵が収納される中空状で略円錐形状の基材を備え、この基材の内面に粘着層が積層されているとともに、この粘着層を覆って剥離紙が装着されていることを特徴としている。
本考案のゆで卵用殻むき具は、前述した構成とすることにより、略円錐形状とした前記基材の内面から前記剥離紙を剥離して前記粘着層を露出させ、この基材内に、その大径側の端部から殻つき卵を挿入する。
ついで、前記基材全体を、前記ゆで卵の表面に向けて変形させることにより、前記基材を前記ゆで卵の表面に粘着させる。
ここで、前記基材が薄肉シートによって形成されていることにより、この基材が皺を形成しつつ変形させられる。
この基材の皺の部分は余剰部分であり、この皺が形成された部位において、前記基材どうしが前記粘着層を介して相互に粘着させられる。
この結果、前記基材が、ゆで卵の殻の表面に万遍なく粘着させられる。
この基材の皺の部分は余剰部分であり、この皺が形成された部位において、前記基材どうしが前記粘着層を介して相互に粘着させられる。
この結果、前記基材が、ゆで卵の殻の表面に万遍なく粘着させられる。
このように、本考案のゆで卵用殻むき具は、殻つきゆで卵を前記基材内に収納した後に、この基材全体を殻つきゆで卵の表面に押しつける操作によって、前記殻つきゆで卵の表面に粘着させた状態で装着される。
したがって、前記基材内への殻つきゆで卵の挿入操作と前記基材を前記殻つきゆで卵表面への押しつけ操作、といった簡便な操作で前記基材を殻つきゆで卵の表面に全体的に粘着させることができる。
そして、殻つきゆで卵の殻をむくには、まず、前述したように前記基材によって包み込まれた殻つきゆで卵に、前記基材表面から衝撃を与えることにより、殻つきゆで卵の殻を砕く。
このようにして砕かれた殻は、前記基材に、この基材に積層されている粘着層の粘着力によって保持される。
このようにして砕かれた殻は、前記基材に、この基材に積層されている粘着層の粘着力によって保持される。
ついで、前記基材を殻つきゆで卵から剥離すると、この基材に前記粘着層を介して粘着させられている前記砕かれた殻が、前記基材とともに殻つきゆで卵から剥離されて、ゆで卵の殻むきが行なわれる。
そして、このような殻つきゆで卵の殻むき操作に際して、この基材に形成されている皺の部分を剥離させる必要がないから、殻をゆで卵から剥離させる力のみで済み、したがって、前述した殻むき操作を容易なものとすることができる。
そして、前記基材の側壁に、この基材を、その円錐形の軸線方向に2分割するミシン目を形成しておくことができる。
このような構成とすることにより、前述した殻つきゆで卵の全周に粘着させられている前記基材を剥離する際に、この基材を前記ミシン目に沿って容易に切り離すことができ、前述した前記基材の剥離を容易に行なうことができる。
そして、前記基材として、アルミ箔が好適に用いられる。
アルミ箔を用いることにより、その変形容易な特性を利用して、前記基材の殻つきゆで卵表面への密着性を高め、また、この基材の剥離時における基材自体を容易に切り裂くことができ、これによって、前記基材の剥離を容易にする。
アルミ箔を用いることにより、その変形容易な特性を利用して、前記基材の殻つきゆで卵表面への密着性を高め、また、この基材の剥離時における基材自体を容易に切り裂くことができ、これによって、前記基材の剥離を容易にする。
本考案のゆで卵用殻むき具によれば、殻つきゆで卵を基材内に挿入した後に、この基材を殻つきゆで卵の表面に押しつけるという簡便な操作で基材を殻つきゆで卵の表面に均一に密に粘着させることができ、殻つきゆで卵の殻むきを容易に行なうことができる。
以下、本考案の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1において符号1は、本実施形態に係わるゆで卵用殻むき具(以降、殻むき具と略称する)を示す。
図1において符号1は、本実施形態に係わるゆで卵用殻むき具(以降、殻むき具と略称する)を示す。
この殻むき具1は、薄肉シートからなり、後述する殻つきゆで卵Eが収納される中空状で略円錐形状の基材2を備え、この基材2の内面に粘着層3が積層されているとともに、この粘着層3を覆って剥離紙4が装着された構成となっている。
前記基材2は、本実施形態においてはアルミ箔、樹脂シート、あるいは、紙等の薄肉シートが用いられている。
この基材2は、平面に展開した状態において、図6に示すように、2つの台形を一つの側辺において連続させた形状となされている。
また、短辺近傍に、この短辺と平行なミシン目5が形成され、さらに、一方の台形の他の側辺に、この側辺から突出する舌片6が延設されている。
そして、前記基材2は、前述した連続させられる一つの側辺に沿って折り曲げられ、各台形のそれぞれの他方の側辺部分において、接着等によって相互に接続されることによって中空の略円錐状(本実施形態においては円錐台形状)に形成される。
前記基材2の内側に位置させられる面のほぼ全面に、図7に示すように、前記粘着層3が積層されている。
また、前記剥離紙4は、図8に示すように、前記粘着層3を全面に亘って覆うように設けられており、前記基材2の外側に位置する両側辺に沿って、前記粘着層3の露出部3aを形成するような形状となされている。
これらの露出部3aは、前述したように前記基材2を折り曲げてその両側辺を重畳させた際に、これらの両側辺を粘着により接続するように機能する。
さらに、図8に示すように、前記剥離紙4の、前記基材2の一方の側辺部側には、その台形の長辺側から突出する舌片7が延設されている。
本実施形態の殻むき具1は、図6に示すように平面状に展開された前記基材2に前記粘着層3を積層し、さらに、この粘着層3を覆って前記剥離紙4を装着し、ついで、前記基材2を、2つの台形を重ね合わせるように折り曲げて両側辺を重ね合わせるとともに、これらの両側縁部に設けられている前記粘着層3の露出部3a同士を粘着により接着することにより、図9に示すように組み上げられる。
このように組み上げられた状態においてその内部が中空状となされ、また、前記基材2に設けられた前記舌片6が側部から突出させられ、さらに、前記剥離紙4に設けられた前記舌片7が、前記基材2の長辺部から突出させられている。
このように形成された本実施形態の殻むき具1は、折り畳まれている前記基材2を広げるように変形させて、図1に示すように円筒形状とする。
ついで、図2に示すように、前記剥離紙4を、前記舌片7をつまんで前記基材2の内側へ向けて剥離することにより、図3に示すように、前記粘着層3を露出させる。
ついで、図3に示すように、殻つきゆで卵Eを前記殻むき具1内に収納した後に、前記基材2を、同図に矢印で示すように、前記殻つきゆで卵Eの表面へ向けて押圧することにより、前記基材2によって前記殻つきゆで卵Eの表面を全面に亘って包み込む。
この状態において、前記基材2が、前記殻つきゆで卵Eの表面の殻に前記粘着層3によって粘着させられる。
ここで、前記基材2が薄肉シート(アルミ箔)によって形成されていることにより、この基材2を前述した殻つきゆで卵Eの表面に押しつける際に、この基材2が容易に変形し、図4に示すように、前記粘着層3が前記殻つきゆで卵Eの表面に万遍なく粘着させられる。
これより、前記殻むき具1の表面に全体的に衝撃を加えることにより、前記殻つきゆで卵Eの殻を砕く。
ついで、図4に示すように、前記舌片6をつまんで、前記基材2を、同図に矢印で示すように、前記殻つきゆで卵Eから剥離する。
このような操作により、前記基材2が、前記ミシン目5に沿って切り取られるとともに、前記殻つきゆで卵Eから剥離される。
このように前記基材2を殻つきゆで卵Eから剥離すると、この殻つきゆで卵Eの砕かれた殻が前記基材2に前記粘着層3を介して粘着させられていることから、図5に示すように、剥離される前記基材2とともに砕かれた殻Zがゆで卵Aから剥がされる。
これによって、前記ミシン目5よりも上部の砕かれた殻Zが前記基材2とともに取り除かれる。
ついで、前記ミシン目5よりも下方にある前記基材2をしぼませるように押圧することにより、前記ゆで卵Aを押し出すことができる。
この操作に際して、前記ミシン目5より下方にある砕かれた殻Zが前記ゆで卵Aから剥離されて、殻つきゆで卵Eの殻むきが行なわれる。
この操作に際して、前記ミシン目5より下方にある砕かれた殻Zが前記ゆで卵Aから剥離されて、殻つきゆで卵Eの殻むきが行なわれる。
このように本実施形態の殻むき具1によれば、前記剥離紙4を取り除いた状態の中空部に殻つきゆで卵Eを収納した後に、この収納された殻つきゆで卵Eの表面に前記基材2を粘着させることができる。
そして、前記殻むき具1の前記基材2を引き裂いて除去することにより、砕かれた殻Zを前記基材2とともに剥離させることができる。
したがって、前記殻むき具1の装着やその除去操作を簡便に行なうことができ、殻つきゆで卵Eの殻むきも容易に行なうことができる。
なお、前記実施形態において示した各部の諸形状や寸法等は一例であって、種々変更可能である。
1 殻むき具
2 基材
3 粘着層
3a 露出部
4 剥離紙
5 ミシン目
6 舌片
7 舌片
A ゆで卵
E 殻つきゆで卵
Z 殻
2 基材
3 粘着層
3a 露出部
4 剥離紙
5 ミシン目
6 舌片
7 舌片
A ゆで卵
E 殻つきゆで卵
Z 殻
Claims (2)
- 薄肉シートからなり、殻つきゆで卵が収納される中空状で略円錐形状の基材を備え、この基材の内面に粘着層が積層されているとともに、この粘着層を覆って剥離紙が装着されていることを特徴とするゆで卵用殻むき具。
- 前記基材の側壁に、この基材を、その円錐形の軸線方向に2分割するミシン目が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のゆで卵用殻むき具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001381U JP3216744U (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | ゆで卵用殻むき具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018001381U JP3216744U (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | ゆで卵用殻むき具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3216744U true JP3216744U (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62623075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018001381U Active JP3216744U (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | ゆで卵用殻むき具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3216744U (ja) |
-
2018
- 2018-03-27 JP JP2018001381U patent/JP3216744U/ja active Active
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