JP3213909U - コンタクトレンズのレンズ検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクトレンズへの破片の残留を検出する検出装置を提供する。【解決手段】レンズ検出装置は、受け座40と、バックライト10と、2つのサイドライト20と、検出カメラ30を有し、受け座は、コンタクトレンズを入れて検出を行うものであり、揺動装置と連結して横方向に揺動し、バックライトは、受け座の下方に設置され、サイドライトはそれぞれ、受け座の両側に設置され、検出カメラは、受け座の上方に設置され、バックライト及びサイドライトからの光が別々又は同時にレンズを射入して汚れの検出を行うと共に、液体を揺動させて、レンズに付着している汚れの種類を判別する。汚れの度合い、即ち数量を参考にして、どの製造プロセスを改良する必要があるかを判断し、汚れを除去することが出来るレンズを残して、汚れを除去することが出来ないレンズのみを廃棄することができ、レンズの歩留まりが向上する。【選択図】図1

Description

本考案は、特に視力矯正用コンタクトレンズの製造プロセスにおいて、レンズへの破片の残留を検出するための検出装置に関するものである。
視力矯正用コンタクトレンズは、酸素透過性を備える素材からなり、目の角膜に直接装用して視力を矯正できることから、メガネをかけるよりも便利かつ快適であり、近視の人にかなり好評である。しかしながら、コンタクトレンズを装用する前に、レンズの表面を滑らかにしなければならなく、埃や、粒子、レンズの破片などの異物があると、装用時に異物感を感じ、角膜を傷つける恐れがある。そのため、コンタクトレンズの製造プロセス及び包装プロセスにおいて、レンズの表面に埃や、粒子、レンズの破片などの異物が付着していない状態を保ち、使用上の安全性を守る必要がある。このように、コンタクトレンズを製造する時は、レンズに埃や、粒子、レンズの破片などの異物が付着したまま包装することを防止するために、レンズの表面に異物が付着しているかどうかを検査する必要がある。
従来のコンタクトレンズのレンズ検出装置は通常、被検出レンズの両側にそれぞれCCD検出カメラ及びバックライトが配置され、レンズの表面に異物が付着しているかどうかを検査する。
しかしながら、従来のコンタクトレンズのレンズ検出装置は、バックライト及びCCD検出カメラを用いることにより、レンズの表面に黒や点状の不透明異物があることを検出できるが、その黒や点状の不透明異物が、埃であるのか、または粒子やレンズの破片であるのかについては検知することができない。さらに、レンズの破片は、レンズに付着しているのもあり、レンズを保存するための液体中に浮んでいるのもあるが、従来のレンズ検出装置によれば、検知することもできない。異物が埃であるのか、または粒子やレンズの破片であるのかについて、それぞれの製造プロセスで起きることから、異物の種類を判別できなければ、どの製造プロセスの問題か判断できないので、レンズ検出装置を改良する必要があった。
上述した問題を解決するために、本考案に係るコンタクトレンズのレンズ検出装置を提供する。
本考案に係るコンタクトレンズのレンズ検出装置は、
受け座と、
該受け座の下方に設置されるバックライトと、
該受け座の両側にそれぞれ設置される2つのサイドライトと、
該受け座の上方に設置されると共に、該バックライトの上方に位置する検出カメラと、を有するものである。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、
凸面及び凹面を備えるレンズを有し、該レンズは、凸面が下向きに、凹面が上向きにするように設置され、
前記検出カメラがレンズの凹面に面するように設置され、
前記バックライトがレンズの凸面に面するように設置され、
前記2つのサイドライトがそれぞれレンズの両側に設置されることが好ましい。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、前記バックライトは、上方に発光するライトであることが好ましい。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、前記受け座を揺動させるための、該受け座と連接する揺動装置を有することが好ましい。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、
前記揺動装置は、放置レールと、移動レールと、移動部材を備え、
そのうち、放置レールは、水平方向に延出し、上下方向に亘って貫通穴が形成され、また、前記受け座が摺動可能に放置レールに設置され、前記バックライトが貫通穴の鉛直上方に位置し、前記検出カメラが貫通穴の鉛直下方に位置し、
前記移動レールは、放置レールと間隔をおいて平行するように設置され、
前記移動部材は、押し部及び第一動力装置を備え、該押し部は、放置レールにある受け座を移動させるために、摺動可能に移動レールに取り付けられ、該第一動力装置は、押し部を移動レールに沿って往復移動させることが好ましい。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、
前記移動部材は、第二動力装置を備え、該第二動力装置は、押し部と移動レールとの間に取り付けられ、押し部を伸ばしたり復位させたりし、また、該第二動力装置により押し部を伸ばしたり、復位させる移動方向は、第一動力装置により押し部を押して摺動させる移動方向と垂直することが好ましい。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、前記各サイドライトは、複数の発光ユニットを備えることが好ましい。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、
前記各サイドライトの複数の発光ユニットが受け座と一直線に配列されると共に、該2つのサイドライトの発光ユニットから配列した2本の一直線との内角は、180度よりも小さく設定されることが好ましい。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、前記検出カメラは、CCD検出カメラであることが好ましい。
かかるコンタクトレンズのレンズ検出装置において、前記受け座は、透明且つ中空状を呈することが好ましい。
本考案のコンタクトレンズのレンズ検出装置は、上述した構成を有すれば、レンズに付着している汚れが、レンズに粘着的に付着している破片であるのか、液体中に浮んでいる破片であるのか、外部からの埃または粒子であるのかを検知できることから、汚れの度合いを参考にして、どの製造プロセスを改良する必要があるかについて判断できる。さらに、その汚れは、液体に浮んでいる、レンズに付着している破片或いは外部からの埃または粒子である場合、濯いだり洗ったりすれば汚れをレンズから除去することができる。一方、その汚れが、レンズに粘着的に付着している破片である場合には、レンズを使用することができないので、廃棄しなければならない。つまり、本考案に係るコンタクトレンズの検出装置及びその検出方法を用いれば、汚れを除去出来るレンズを残して、汚れを除去出来ないレンズのみを廃棄するので、レンズの歩留まりを向上させることができる。
本考案に係るレンズ検出装置の説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法の第一実施例の流れ図である。 本考案に係るレンズ検出方法において、ステップ1を行う場合の操作説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法のステップ1において、検出カメラで被検出のレンズを写した画像の説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法において、ステップ2を行った場合の操作説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法のステップ2において、検出カメラで被検出のレンズを写した画像の説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法において、ステップ3を行った場合の操作説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法のステップ3において、検出カメラで被検出のレンズを写した画像の説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法において、ステップ4を行った場合の操作説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法のステップ4において、検出カメラで被検出のレンズを写した画像の説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法において、ステップ5を行った場合の操作説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法のステップ5において、検出カメラで被検出のレンズを写した画像の説明図である。 本考案に係るレンズ検出装置の斜視説明図である。 本考案に係るレンズ検出装置の使用状態を示す平面図である。 本考案に係るレンズ検出装置の使用状態を示す他の平面図である。 本考案に係るレンズ検出装置における受け座の説明図である。 本考案に係るレンズ検出方法の第二実施例の流れ図である。
本考案に係るコンタクトレンズの検出装置は、図1に示すように、バックライト10と、2つのサイドライト20と、検出カメラ30と、受け座40を有する。
前記バックライト10は、平坦状且つプレート状のライトであり、上方に発光し、前記2つのサイドライト20はそれぞれ、バックライト10の上方両側に配置され、該各サイドライト20は、縦方向に間隔をおいて設置される複数の発光ユニット21を備え、それらの発光ユニット21はそれぞれ、横方向、すなわち、水平方向に発光し、前記検出カメラ30は、既存のCCD検出カメラであり、コンピュータに接続され、その検出カメラ30からの画像をコンピュータにより判断する。前記受け座40は、透明且つ中空状を呈し、コンタクトレンズを入れて検出を行うものである。
図13乃至図15に示すように、本実施例はさらに、ベース70及び揺動装置60を有し、該ベース70の上面に、収容穴71が形成されると共に、該収容穴71の近傍に支持部72が設置される。前記バックライト10、サイドライト20、検出カメラ30、揺動装置60はそれぞれ、ベース70に取り付けられる。前記バックライト10は、ベース70の収容穴71に設置され、前記検出カメラ30は、バックライト10の上方に位置するように、ベース70の支持部72に取り付けられる。
前記揺動装置60は、放置レール61と、移動レール62と、移動部材63を備え、該放置レール61及び移動レール62はそれぞれ、間隔をおいて平行するように配置されると共に、水平方向に延出するようにベース70に取り付けられ、更に、該放置レール61におけるバックライト10及び検出カメラ30に対応する箇所に上下方向に亘って貫通穴611が形成される。故に、前記バックライト10は、貫通穴611の鉛直下方に位置し、該検出カメラ30は、貫通穴611の鉛直上方に位置する。
前記受け座40は、貫通穴611の上方に移動可能となるように、摺動可能に放置レール61に設置され、該貫通穴611の上方に移動すると、バックライト10からの光が貫通穴611を通って透明の受け座40に射入する。尚、図16に示すように、本実施例における受け座40は、円筒状を呈するが、方形などの他の形状を呈してもよく、また、放置レール61または移動部材63に組み合せるための凹部が形成されてもよく、この凹部を有すれば、受け座40が放置レール61に対して穏やかに摺動可能となり、移動部材63が受け座40を押すだけで簡単に移動することができる。
前記移動部材63は、座部材631と、第一動力装置632と、第二動力装置633と、押し部634を備え、該座部材631は、摺動可能に移動レール62に取り付けられ、該第一動力装置632は、ベース70に取り付けられて、座部材631を移動レール62に沿って移動させる。尚、本実施例における第一動力装置632は、単軸機械アームの駆動モータであることが好ましいが、これに限るものでない。また、前記第二動力装置633は、押し部634と連接して座部材631に取り付けられ、該第二動力装置633により押し部634が放置レール61に伸びたり復位したりでき、該第二動力装置633により押し部634が伸びたり復位したりする移動方向は、第一動力装置632により押し部634を押して摺動させる移動方向と垂直する。
前記押し部634が放置レール61に伸びてから、第二動力装置633を介して移動レール62に沿って放置レール61にある受け座40を移動させ、該受け座40が所望の位置に移動すると、例えば、放置レール61の貫通穴611に移動すると、第二動力装置633が押し部634を引き戻すと共に、第一動力装置632が第二動力装置633を介して押し部634を移動レール62に沿って復位させる。この構成によれば、押し部634と受け座40が干渉することを防止できる。尚、本実施例において第二動力装置633はシリンダーであるが、それに限るものでない。
さらに、前記移動部材63により放置レール61にある受け座40を押して所望の位置まで移動させる時、該受け座40内のコンタクトレンズ及び液体が慣性で往復揺動になるので、受け座40を揺動させることができる。
前記揺動装置60は、上述した構成からなるが、それに限るものでなく、受け座40を揺動させて内部のコンタクトレンズ及び液体を往復揺動させるものであれば、如何なる構成からなってもよい。
また、前記2つのサイドライト20はそれぞれ、放置レール61の貫通穴611の両側に位置するように、ベース70の上面に設置され、該各サイドライト20の複数の発光ユニット21が貫通穴611と一直線になるように配列されると共に、該2つのサイドライト20における複数の発光ユニット21が貫通穴611とL字形に配列され、また、そのL字形の内角は180度よりも小さく設定され、前記サイドライト20の高さは、受け座40と対応する位置の高さであり、受け座40の高さと同じか、それより少し高めか、それより少し低く設定しても構わない。
図2及び図3に示すように、本考案に係るレンズの検出方法における第一実施例は、以下のステップを有する。
ステップ1:被検出のレンズ50を、凸面が下向きに、凹面が上向きにするように受け座40に入れ、検出カメラ30がレンズ50の凹面に面し、バックライト10がレンズ50の凸面に面するように、2つのサイドライト20をそれぞれレンズ50の両側に設置し、その被検出のレンズ50に付着している異物には、汚れA、汚れB、汚れCの三種類を有すると仮定する。図4に示すように、汚れAは、レンズの製造プロセスにおいて生じた破片であり、レンズ50の凹面に粘着していることから、レンズ50から取り除くことは難いので、廃棄しなければならなく、汚れBは、レンズの製造プロセスにおいて生じた破片であるが、液体中に浮かんでいることから、レンズ50から除去することができ、汚れCは、空気中の埃や粒子など、外部からの異物であり、レンズ50の表面に付着しているが、濯いだり洗浄したりすることにより除去することも出来る。
ステップ2:バックライト10をオンして、レンズ50に黒い点があるかどうかを検査する。図5及び図6に示すように、該バックライト10から上方に発出した光はレンズ50を透過し、汚れA、汚れB、汚れCがあれば、光を遮断するため、検出カメラ30がレンズ50の表面に3つの黒い点がある画像を捉えることができる。すなわち、そのレンズ50に、汚れA、汚れB、汚れCの3つの異物があることを検出できる。
ステップ3:サイドライト20をオンして、レンズ50に明るい点があるかどうかを検査する。図7及び図8に示すように、バックライト10をオフーしてサイドライト20をオンすると、両側のサイドライト20からの光がレンズ50を透過し、その光が汚れA及び汚れBに当たると、レンズの破片である汚れA及び汚れBにより、光が屈折または反射することから、検出カメラ30がレンズ50の表面に2つの明るい点がある画像を捉えるので、そのレンズ50に、汚れA及び汚れBの2つの異物があることを検出できる。また、汚れCは、空気中の埃または粒子であることから、サイドライト20からの光は屈折または反射せず、明るい点も現れないので、汚れAと汚れBがレンズの破片であると判断すると共に、汚れCが埃または粒子であると判断することができる。
ステップ4:バックライト10及びサイドライト20をオンして、レンズ50に明るい点があるかどうかを検査する。図9及び図10に示すように、バックライト10及びサイドライト20を同時にオン状態にすると、バックライト10からの光とサイドライト20からの光がともにレンズ50を透過し、この時、汚れA、汚れB、汚れCがバックライト10からの光を遮蔽することから、汚れA及び汚れBがサイドライト20からの光を屈折または反射させて明るい点となり、汚れCが光を反射しないので、明るい点を現れなく、また、サイドライト20からの光が汚れCを通過することから、黒い点も現れない。
この方法によれば、検出カメラ30がレンズ50の表面に2つの明るい点がある画像を捉えるので、この2つの明るい点は汚れAと汚れBであると判断できる。そして、汚れA及び汚れBがレンズの破片であることと、汚れCが外部からの埃または粒子であることを再度検査する。
ステップ5:被検出のレンズ50を横方向に揺動させ、バックライト10をオン状態にしてレンズ50にある黒い点を検査する。即ち、図11及び図12に示すように、受け座40を左右に移動させて復位させることによりレンズ50と共に揺動させる。そして、バックライト10をオン状態にして、検出カメラ30でレンズ50に黒い点状の汚れA及び汚れBを有するかどうかを検査する。尚、前記検出カメラ30は、受け座40を揺動させた後直ちに検査を行ってもよく、受け座40を設置したまま検出を行ってもよい。また、コンピュータにより汚れの位置と元の位置(ステップ3または4の位置)とを判断すれば、汚れBがレンズ50に対して別の位置に移動していることから、汚れBは液体に浮かんでいるレンズの破片と判別すると共に、移動していない汚れAでは、レンズ50に付着している破片と判別する。
更に、本実施例においては、上述した揺動装置60を用いて移動部材63を放置レール61に沿って移動させることにより、受け座40を往復移動させ、それによれば、受け座40に入れたレンズ50も横方向に揺動させることが出来る。本考案は、上述した操作により、レンズ50を横方向に揺動させてもよいが、他の構成または操作方法によりレンズ50を横方向に揺動させてもよい。
ステップ6:人力またはコンピュータを用いて検査した結果を対比する。即ち、ステップ2とステップ3との結果の対比により、ステップ2にて黒い点を検出し、ステップ3にて同じの位置に明るい点を検出しなかった場合、この黒い点は、埃または粒子である。一方、ステップ4とステップ5との結果の対比により、ステップ4及びステップ5にて検出した黒い点及び明るい点の位置が移動する場合、すなわち、ステップ4にて検出した明るい点がステップ5にて同じ位置に黒い点を検出しなかった場合、この汚れ(明るい点)の位置は移動していることから、例えば、汚れBであり、液体に浮かんでいるレンズの破片であると判断する。また、全てのステップの結果の対比により、黒い点または明るい点が埃または粒子ではなく、液体に浮かんでいるレンズの破片でもない場合には、例えば、汚れAであり、この黒い点または明るい点は、レンズに粘着したレンズの破片であると判断する。尚、上述したステップ2とステップ3との対比及び、ステップ4とステップ5との対比の順番は特に決まっていない。
本考案に係る検出装置及びその検出方法によれば、汚れAは、レンズに粘着により付着しているレンズの破片と判別し、汚れBは、液体に浮かんでいるレンズの破片と判別し、汚れCは、外部からの埃または粒子と判別することが出来ることから、汚れの度合い、即ち数量を参考にして、どの製造プロセスを改良する必要があるかを判断する。
さらに、汚れB及び汚れCは、液体に浮かんでいる、或いは、レンズ50に付着しているレンズの破片及び外部からの埃または粒子であることから、濯いだり洗ったりすれば汚れB及び汚れCを除去することができ、また、汚れAはレンズに完全に付着しているので、レンズを廃棄しなければならない。このように、本考案に係るコンタクトレンズの検出装置は、上記の検出方法を用いれば、汚れを除去することが出来るレンズを残して、汚れを除去することが出来ないレンズのみを廃棄することができることから、レンズの歩留まりが向上する。
図17に示すように、本考案に係るコンタクトレンズのレンズ検出装置に用いるレンズの検出方法の第二実施例は、殆ど第一実施例と同一であるが、ステップ1が異なる。即ち、第二実施例においては、ステップ1にて受け座40を検出位置に設置することはなく、ステップ2にて受け座40を検出位置に移動させる。つまり、受け座40をバックライト10の下方に位置させる。具体的に述べると、ステップ1において、受け座40は、レンズ50を設置しやすい位置に配置され、ステップ2においては、受け座40を検出位置に移動させて(バックライト10をオンしている状態で)直ちにレンズ50に黒い点があるかどうかを検出し、この時、受け座40は移動されたばかりであることから、その内部の汚れが慣性で浮かびながら揺動している状態となる。
ステップ3においては、レンズ50に黒い点があるかどうかを再度検出し(バックライト10をオンしている状態)、慣性で揺動して移動している汚れがあるかどうかを検出する。具体的に述べると、ステップ2及びステップ3では、受け座40が所望の位置に移動すると、写真を2枚連続撮影して検出を行い、或いは、ステップ2にて第1枚の写真を撮影して、所定の時間経過した後、ステップ3にて第2枚の写真を撮影してから検出を行い、或いは、ステップ3にて汚れが受け座40において動かなくなると第2枚の写真を撮影して検出を行う。すなわち、その黒い点(汚れ)が慣性で移動するかどうかを検出できればよい。また、第二実施例におけるステップ1及びステップ2においては、受け座40が揺動装置60により移動するが、これに限るものでなく、他の方式または装置により移動させてもよい。尚、第二実施例におけるステップ4及びステップ5は、第一実施例のステップ3及びステップ4と同一であることから、詳細な説明は省略する。
最後に、第二実施例におけるステップ6においては、人力またはコンピュータを用いて検出結果を対比する。即ち、ステップ2と、ステップ4と、ステップ5との検出結果を対比し、そのうち、ステップ2及びステップ4において、検出した黒い点の位置が移動すれば、或いは、ステップ2及びステップ5において、写した黒い点の位置が移動すれば、この黒い点が液体に浮んでいるレンズの破片であると判断できる。
ステップ3とステップ4との検出結果を対比し、ステップ3にて黒い点を検出したが、ステップ4にて同じ位置に明るい点が検出されない場合、この黒い点は、埃または粒子である。そして、全ての検出結果を対比し、黒い点または明るい点が埃または粒子ではなく、液体に浮んでいるレンズの破片でもない場合、この黒い点または明るい点は、レンズに完全に粘着されているレンズの破片であると判断する。
本考案に係る第二実施例においては、同じの原理を利用し、汚れAは、レンズに完全に粘着しているレンズの破片と判別し、汚れBは、液体に浮かんでいるレンズの破片と判別し、汚れCは、外部からの埃または粒子と判別するので、本考案に係る目的を達成できる。
10 バックライト
20 サイドライト
21 発光ユニット
30 検出カメラ
40 受け座
50 レンズ
60 揺動装置
61 放置レール
611 貫通穴
62 移動レール
63 移動部材
631 座部材
632 第一動力装置
633 第二動力装置
634 押し部
70 ベース
71 収容穴
72 支持部
A、B、C 汚れ

Claims (10)

  1. 受け座と、
    該受け座の下方に設置されるバックライトと、
    該受け座の両側にそれぞれ設置される2つのサイドライトと、
    該受け座の上方に設置されると共に、該バックライトの上方に位置する検出カメラと、を有することを特徴とするコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  2. 凸面及び凹面を備えるレンズを有し、該レンズは、凸面が下向きに、凹面が上向きにするように設置され、
    前記検出カメラがレンズの凹面に面するように設置され、
    前記バックライトがレンズの凸面に面するように設置され、
    前記2つのサイドライトがそれぞれレンズの両側に設置されることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  3. 前記バックライトは、上方に発光するライトであることを特徴とする請求項1または2に記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  4. さらに、前記受け座を揺動させるための、該受け座と連接する揺動装置を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  5. 前記揺動装置は、放置レールと、移動レールと、移動部材を備え、
    そのうち、放置レールは、水平方向に延出し、上下方向に亘って貫通穴が形成され、また、前記受け座が摺動可能に放置レールに設置され、前記バックライトが貫通穴の鉛直下方に位置し、前記検出カメラが貫通穴の鉛直上方に位置し、
    前記移動レールは、放置レールと間隔をおいて平行するように設置され、
    前記移動部材は、押し部及び第一動力装置を備え、該押し部は、放置レールにある受け座を移動させるために、摺動可能に移動レールに取り付けられ、該第一動力装置は、押し部を移動レールに沿って往復移動させることを特徴とする請求項4に記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  6. 前記移動部材は、第二動力装置を備え、該第二動力装置は、押し部と移動レールとの間に取り付けられ、押し部を伸ばしたり復位させたりし、また、該第二動力装置により押し部を伸ばしたり、復位させる移動方向は、第一動力装置により押し部を押して摺動させる移動方向と垂直することを特徴とする請求項5に記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  7. 前記各サイドライトは、複数の発光ユニットを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  8. 前記各サイドライトの複数の発光ユニットが受け座と一直線に配列されると共に、該2つのサイドライトの発光ユニットから配列した2本の一直線との内角は、180度よりも小さく設定されることを特徴とする請求項7に記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  9. 前記検出カメラは、CCD検出カメラであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
  10. 前記受け座は、透明且つ中空状を呈することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のコンタクトレンズのレンズ検出装置。
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