JP3213668B2 - 自動車用オープニングウエザストリップ - Google Patents

自動車用オープニングウエザストリップ

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JP3213668B2
JP3213668B2 JP10749594A JP10749594A JP3213668B2 JP 3213668 B2 JP3213668 B2 JP 3213668B2 JP 10749594 A JP10749594 A JP 10749594A JP 10749594 A JP10749594 A JP 10749594A JP 3213668 B2 JP3213668 B2 JP 3213668B2
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一夫 尾川
正明 森川
宏 大橋
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車ドア開口まわりに
装着されるオープニングウエザストリップに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図1(A)に示すように自動車のドア開
口まわりはオープニングウエザストリップ1が装着され
る。このオープニングウエザストリップ(以下、単にウ
エザストリップという)1は、ドア開口まわりの意匠と
ドア閉時におけるドアまわりのシールをなすもので、図
2に示すように、ドア開口縁に突出するフランジ7に組
付けられるオープニングトリム(以下、単にトリムとい
う)2と、その車外側の側面21に一体に形成されてド
アパネル5〔図1(A)〕の外周およびドアサッシュ5
0〔図1(A)〕が押付けられる中空状のシール部3を
備えている。なお、図において、8はドア開口下縁のス
カッフプレート、9は天井トリムである。
【0003】ところで、このウエザストリップ1を取付
けるとき、コーナ部分、特にセンタピラー6の上端前後
で直角状に屈曲させるコーナ部分10では、シール部3
の屈曲内径側にシワが発生する。シワの発生はシール性
能上、好ましくない。そこでシワの発生を防ぐ対策とし
て、図2に示すように、シール部3のコーナ部分に柔軟
で中空内をほぼ充填する断面形状のパッド4Aを挿入す
る対策がとられている。パッド4Aは一般に、シール部
3の端末開口からエアで圧送される(実開平4ー113
950号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パッド4A
を充填挿入すると、ドアサッシュにより押付けられたと
きのシール部3の圧縮撓み荷重が大きくなり、ドア閉力
が増大するという問題がある。それで、反力を小さくす
るためにパッド4Aを中空形状とすることも考えられる
が、エアによる圧送が困難となる。
【0005】本発明は上記の実情に鑑み、シール部にパ
ッドを挿入するウエザストリップにおいて、パッドによ
りドア閉力が増大せず、かつパッドの挿入も容易なウエ
ザストリップを提供することを課題としてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、ウエザストリップ1の中空状のシール部3に挿入
されるパッド4の、トリム2の車外側の側面21と対向
する車内側の側面41を間隙43をおいて対向させ、該
側面41に先端がトリム2の車外側の側面21に当接す
るリップ状の脚部42を形成する。
【0007】脚部42は上記車外側の側面21に対して
傾斜方向に伸出させ、かつ上記間隙43の幅は、ドアが
閉じられてシール部が押込まれたときに、脚部42の厚
さに相当する幅となるように設定する
【0008】
【作用】パッド4の挿入により、シール部3のシワ発生
は防止される。ドア閉時のシール部3への押付け力は脚
部42が撓むことで吸収されるから、ドア閉力は上がら
ない。パッド4の挿入時、圧送エアは上記間隙43を通
過するが、シール部3の中空断面の大半はパッド4で塞
がれ、間隙43はシール部3内の一部であって、パッド
4は支障なく圧送され得る。
【0009】トリム2とパッド4の対向面21,41間
の間隙43の幅を上記のように設定すれば、ドア閉作動
完了時に脚部42が上記対向面21,41間に完全に挟
まれた状態となり、従ってドア閉力は増大せず、かつシ
ールも良好に発揮される。
【0010】
【実施例】図1に示す実施例において、ウエザストリッ
プ1は、自動車のドア開口の下縁を残した全周に取付け
てある。上記下縁にはスカッフプレート8が取付けられ
る。
【0011】ウエザストリップ1は断面U字形のトリム
2と、その車外側の側面21に形成した中空状のシール
部3を備えている。トリム2には芯金20が埋設され、
内部対向面から保持リップ22が伸び出している。トリ
ム2はEPDMソリッドゴムからなり、シール部3はE
PDMスポンジゴムからなり、ウエザストリップ1は一
体押出成形される。
【0012】シール部3内に挿入されるパッド4は、E
PDMスポンジゴムからなり、押出成形体をほぼ60mm
〜80mm程度の長さに裁断したものである。パッド4
は、シール部3の内面に沿う車外側の湾曲側面と、トリ
ム2の車外側の側面21と対向する平面状の車内側の側
面41を周面とする断面D字形の本体の、上記側面41
から2本のリップ状脚部42が伸び出した構造としてあ
る。そしてシール部3内に挿入されたときに、上記側面
41とトリム2の車外側の側面21との間に間隙43が
あり、脚部42は上記車外側の側面21に対して傾斜方
向に伸びて、先端が該側面21に当接するようになって
いる。
【0013】パッド4は、ウエザストリップ1を車体へ
取付けるに先立ち、シール部3の端末開口からエアによ
り、コーナ部分10
【図1(A)】となるべき個所へ圧送される。そして、
このウエザストリップ1は、図1(B)に示すように内
外のパネル71,72の端縁が接合されたドア開口縁に
沿うフランジ7にトリム2を押込むことにより取付けら
れる。パッド4が挿置されたウエザストリップ1のコー
ナ部分10のシール部3では内部からパッド4が押し当
てられているので、シワはほとんど生じない。
【0014】ドア閉時、上記コーナ部分10のシール部
3には、ドアサッシュ50が押付けられる。この押付け
で脚部42が撓み、これにより押付け力が吸収されるか
らドア閉力はほとんど上らない。
【0015】パッド4とトリム2との対向面42,21
間の間隙43の幅は、ドア閉状態で、脚部42の厚さに
相当する幅とすることを基準として設定する。ドア閉操
作時、ドアは若干オーバストロークして正規の閉状態と
なる。従って上記のように間隙43を設定すればドア閉
操作時、コーナ部10において、ドアサッシュ50の押
込みにより脚部42が撓み、ドアが正規の閉位置に至る
と脚部42が倒れて上記両対向面42,21間にほぼ完
全に挟まれた状態となり、オーバストロークによりパッ
ド4が若干圧縮された後、ドアは正規の閉位置に戻る。
従って、ドアが閉じられる過程でドア閉力はパッド4に
よって増大することはほとんどなく、かつドア閉位置で
は、シール部3内にパッドが充填されている場合とほぼ
同じ反力がドアサッシュに作用するから、シール性は良
好である。
【0016】上記実施例では、パッドとしてゴムのスポ
ンジを用いたが、軟質のゴムまたは合成樹脂の中実材を
用いてもよい、この場合は、スポンジの場合よりも脚部
の厚さを薄くして撓みやすくする。脚部の厚さは、脚部
の本数や材質等により異なるが、スポンジの場合は1.
0〜1.8mm程度、上記中実材の場合は0.8〜1.5
mm程度である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、自動車のドア開口まわ
りに取付けるウエザストリップのコーナ部分の中空状シ
ール部内にパッドを挿置してもドア閉力は上らない。ま
たパッドをエアによりシール部のコーナ位置に容易に圧
送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、ドア開口まわりにオープニング
ウエザストリップが装着された自動車の側面図、図1
(B)は、図1(A)のC−C線に沿う位置での本発明
のオープニングウエザストリップの断面図である。
【図2】従来のオープニングウエザストリップの図1
(A)のC−C線に沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
1 オープニングウエザストリップ 10 コーナ部分 2 トリム 21 車外側の側面 3 シール部 4 本発明のパッド 41 車内側の側面 42 脚部 43 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−113950(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア開口まわりに装着するオー
    プニングトリム(2)の車外側の側面に、ドアの周縁が
    押付けられる中空状のシール部(3)を設けたオープニ
    ングウエザストリップであって、コーナ部分(10)
    シール部(3)中空内にパッド(4)を挿入したオープ
    ニングウエザストリップ(1)において、上記シール部
    (3)内でオープニングトリム(2)の車外側側面
    (21)と間隙(43)をおいて対向するパッド(4)
    の車内側の側面(41)に、先端が上記車外側の側面
    (21)に当接するリップ状の脚部(42)を突設し
    上記脚部(42)をオープニングトリム(2)の上記車
    外側の側面(21)に対して傾斜方向に突出せしめ、か
    つオープニングトリム(2)の車外側の側面(21)と
    パッド(4)の車内側の側面(41)との間隙幅を、ド
    ア閉時における押付け状態で上記脚部(42)の厚さに
    相当する幅となるように設定したことを特徴とする自動
    車用オープニングウエザストリップ。
JP10749594A 1994-04-22 1994-04-22 自動車用オープニングウエザストリップ Expired - Fee Related JP3213668B2 (ja)

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