JP3213454B2 - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

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JP3213454B2 JP24556393A JP24556393A JP3213454B2 JP 3213454 B2 JP3213454 B2 JP 3213454B2 JP 24556393 A JP24556393 A JP 24556393A JP 24556393 A JP24556393 A JP 24556393A JP 3213454 B2 JP3213454 B2 JP 3213454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外箱と内箱間の空間に
断熱材を設けて成る断熱箱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より冷蔵庫や低温ショーケース等を
構成する断熱箱体は、例えば特公平3−25713号公
報(F25D23/08)に示されるように、外箱と内
箱との間の空間に注入口より断熱材の原液を注入し、発
泡充填することにより形成されている。この場合、断熱
材の原液はポリオール成分とイソシアネート成分とから
成り、両成分を発泡剤、反応触媒、及び整泡剤の存在下
において反応させて硬質ポリウレタンフォームを得てい
る。
【0003】一般に、独立気泡を有する硬質ポリウレタ
ンフォーム断熱材は、優れた断熱特性を生産性良く得ら
れるため、上記発泡剤としてガスの熱伝導率が極めて小
さく、また低沸点で不燃性、低毒性等優れた特性を有す
るトリクロロモノフルオロメタン(R−11)が常用さ
れていた(特開昭62−81414号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記発
泡剤であるトリクロロモノフルオロメタン(R−11)
は難分解性CFC(Chloro Fluoro Ca
rbon)の一つであり、この種難分解性CFCが大気
中に放出されると、成層圏におけるオゾン層への悪影響
や温室効果による地表温度上昇が生じるとされ、近年世
界的な環境汚染問題となり、これら難分解性CFCの生
産及び消費を規制する動きが高まっている。
【0005】そこで、上記規制に制約されることの無い
シクロペンタン(C5 H10)を発泡剤として用いる発泡
技術が研究されているが、上記シクロペンタンは沸点が
+50℃と極めて高く、通常−20℃以下に冷却される
内箱に近接している部分では、このシクロペンタンが封
入された状態となっている硬質ポリウレタンフォームの
セル内においてシクロペンタンが完全に凝縮してしま
う。フォームのセル内においてシクロペンタンが凝縮す
ると、硬質ポリウレタンフォームの熱伝導率はガス状態
に比較して極めて高くなるので、その断熱性能は著しく
低下してしまう。従って、所要の断熱性能を得るために
は結果的に断熱材(硬質ポリウレタンフォーム)の厚み
を厚くしなければならなくなり、断熱箱体の庫内容積の
縮小、或いは箱体の設置スペースの拡張を来す問題があ
った。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、+40℃以上の高い沸点
の発泡剤を用いた場合にも、断熱材厚みの拡大を抑制し
つつ所要の断熱性能が得られる断熱箱体を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の断熱箱
体1は、外箱2と、内箱3と、両箱2、3間の空間に設
けた断熱材4とから構成したものであって、発泡断熱材
10を、沸点が+40℃以上の発泡剤を用いて外箱2側
に充填された第一の発泡断熱材11と、断熱材4を、沸
点が+40℃以上の発泡剤を用いて充填された発泡断熱
材7と、内箱3側に配置された真空断熱材6の多層構造
としたものである。
【0008】請求項2の発明の断熱箱体1は、外箱2
と、内箱3と、両箱2、3間の空間に充填した発泡断熱
材10とから構成したものであって、発泡断熱材10
を、沸点が+40℃以上の発泡剤を用いて外箱2側に充
填された第一の発泡断熱材11と、低沸点の発泡剤を用
いて内箱3側に充填された第二の発泡断熱材12の多層
構造としたものである。
【0009】更に、請求項3の発明の断熱箱体1は上記
各発明において、沸点が+40℃以上の発泡剤をシクロ
ペンタンとしたものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明の断熱箱体1によれば、真空断
熱材は内箱3から第一の発泡断熱材11を断熱するの
で、第一の発泡断熱材11中の発泡剤の凝縮も防止、若
しくは抑制することができる。
【0011】請求項2の発明では、第二の発泡断熱材1
2は内箱3から第一の発泡断熱材11を断熱するので、
第一の発泡断熱材11中の発泡剤の凝縮も防止、若しく
は抑制することができる。総じて、第一の発泡断熱材1
1のみの場合に比して、内箱3が低温となった場合の断
熱材10全体としての断熱性能が向上し、断熱材10全
体の厚みを薄くしつつ所要の断熱性能を得ることができ
るようになる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
詳述する。
【0013】 断熱箱体1の平断面図を示してい
る。実施例の断熱箱体1は家庭用の冷凍冷蔵庫を構成す
るものであり、図1は冷凍室F部分の平断面を示してい
る。
【0014】 の断熱箱体1は、前面に開口した鋼板製
の外箱2と、この外箱2内に間隔を存して組み込まれた
同じく前面に開口するABS樹脂等の硬質合成樹脂製の
内箱3と、両箱2、3間に設けられた断熱材4とから構
成されている。
【0015】そして、この断熱材4は真空断熱材6と発
泡断熱材7との二層構造となっている。前記真空断熱材
6は、粉体状の無機物質を所定厚みの板状に真空パック
したものであり、低温に対して極めて高い断熱性能を備
えている。係る真空断熱材6は、前記発泡断熱材7が充
填される以前に、外箱2の上下左右の各壁内面の略全域
に渡って両面テープ等にて予め取り付けて置く。
【0016】一方、発泡断熱材7は、ポリエーテルポリ
オールとポリイソシアネートを主成分としており、発泡
剤としては規制対象外のシクロペンタン(C5 H10)を
用いている。係る発泡断熱材7を充填する際には、上記
の如く外箱2の内面に真空断熱材6を取り付け、内箱3
を組み込んだものを図示しない発泡型にセットする。そ
して、前記ポリエーテルポリオールをシクロペンタンの
発泡剤により希釈してレジンとし、このレジン及び前記
ポリイソシアネートの液を所定の割合で混合した原液を
高圧発泡機により図示しない注入口から外箱2(真空断
熱材6)及び内箱3間の空間に吐出する。
【0017】注入された原液中のポリエーテルポリオー
ルとポリイソシアネートは反応を開始してポリウレタン
を生成すると共に、この反応熱によりシクロペンタンが
ガス化してフォームに封じ込められる。一方、ポリウレ
タンフォームが膨張して内外箱3、2間の空間内に充満
し、真空断熱材6・・と外箱2の内面、及び、内箱7の
外面に接着固化することにより、硬質ポリウレタンフォ
ームの発泡断熱材7が形成される。
【0018】係る構造の断熱箱体1において、冷凍室F
内が例えば−20℃以下に冷却されると、内箱3に接し
ている発泡断熱材7も−20℃近くまで冷却される。一
方、発泡断熱材7中のシクロペンタンの沸点は前述の如
く+50℃であるから、−20℃等の低温となる内箱3
側の発泡断熱材7中のシクロペンタンは凝縮する。
【0019】発泡断熱材7のフォームのセル中にガス化
していたシクロペンタンが凝縮すると、その熱伝導率は
著しく上昇するが、それでも内箱3から所定距離離れた
位置の発泡断熱材7は、そこと内箱3との間の発泡断熱
材7により断熱されるため、シクロペンタンの凝縮現象
は停止し、所定の断熱性能を維持するようになる。そし
て、外箱2の内面には真空断熱材6・・が取り付けられ
ているので、発泡断熱材7のみの場合に比して、内箱3
が低温となった場合の断熱材4全体としての断熱性能は
著しく向上する。従って、発泡断熱材7のみの場合より
も断熱材4全体の厚みを薄くしつつ所要の断熱性能を得
ることができるようになり、冷凍室F等の庫内空間を拡
張し、或いは断熱箱体1の設置スペースの縮小を図るこ
とが可能となる。
【0020】尚、実施例によらず真空断熱材6・・を内
箱3の外面に取り付け、発泡断熱材7を外箱2側に充填
しても良く、更に内箱3の外面と外箱2の内面に真空断
熱材6・・を取り付け、それらの間に発泡断熱材7を充
填して三層構造としても良い。その場合は発泡断熱材7
が真空断熱材6・・により内箱3から断熱されるので、
シクロペンタンの凝縮が防止若しくは抑制され、断熱材
4全体としての断熱性能は更に向上することが期待でき
る。
【0021】しかしながら、内箱3の形状は通常複雑で
あるため、真空断熱材6の取り付け作業が困難となるば
かりでなく、内箱3には種々の機器が後に取り付けられ
るので、係る機器を取り付けるためのネジ等によって真
空断熱材6が損傷を受け、断熱性能が低下する危険性が
大きい。一方、外箱6の内面は内箱3に比して平坦であ
り、実施例の如く真空断熱材6を外箱2に取り付け、真
空断熱材6と内箱3との間に発泡断熱材7を充填すれ
ば、真空断熱材6の取り付け作業が容易となると共に、
内箱3に取り付けられる各種機器により真空断熱材6が
損傷を受ける危険性も無くなる。
【0022】次に、図2本発明の断熱箱体1を示して
いる。この場合も断熱箱体1は、前面に開口した鋼板製
の外箱2と、この外箱2内に間隔を存して組み込まれた
同じく前面に開口するABS樹脂等の硬質合成樹脂製の
内箱3と、両箱2、3間に設けられた発泡断熱材10と
から構成されている。
【0023】そして、この発泡断熱材10は第一の発泡
断熱材11と第二の発泡断熱材12との二層構造となっ
ている。第二の発泡断熱材12は、ポリエーテルポリオ
ールとポリイソシアネートを主成分としており、発泡剤
としては水を用いている。そして、前記ポリエーテルポ
リオールを水により希釈してレジンとし、このレジン及
び前記ポリイソシアネートの液を所定の割合で混合した
原液を高圧発泡機により内箱3の周囲に吹き付ける。
【0024】吹き付けられた原液中のポリエーテルポリ
オールとポリイソシアネートは反応を開始してポリウレ
タンを生成すると共に、ポリイソシアネートと水が反応
して炭酸ガスを発生し、この炭酸ガスがフォームに封じ
込められる。一方、ポリウレタンフォームが膨張し、内
箱3外面に接着固化することにより、所定厚みの硬質ポ
リウレタンフォームから成る第二の発泡断熱材12が形
成される。
【0025】一方、第一の発泡断熱材11は、ポリエー
テルポリオールとポリイソシアネートを主成分としてお
り、発泡剤としては前記シクロペンタンを用いている。
係る第一の発泡断熱材11を充填する際には、上記の如
く内箱3の外面に第二の発泡断熱材12を形成し、外箱
2内にを組み込んだものを図示しない発泡型にセットす
る。そして、前記ポリエーテルポリオールをシクロペン
タンの発泡剤により希釈してレジンとし、このレジン及
び前記ポリイソシアネートの液を所定の割合で混合した
原液を高圧発泡機により図示しない注入口から外箱2及
び第二の発泡断熱材12間の空間に吐出する。
【0026】注入された原液中のポリエーテルポリオー
ルとポリイソシアネートは反応を開始してポリウレタン
を生成すると共に、この反応熱によりシクロペンタンが
ガス化してフォームに封じ込まれることにより、ポリウ
レタンフォームが膨張して外箱3及び第二の発泡断熱材
12間の空間内に充満し、外箱2の内面、及び、第二の
発泡断熱材12の外面に接着固化することにより、硬質
ポリウレタンフォームの第一の発泡断熱材11が形成さ
れる。
【0027】係る構造の断熱箱体1において、冷凍室F
内が例えば−20℃以下に冷却されると、内箱3に接し
ている第二の発泡断熱材12も−20℃近くまで冷却さ
れる。一方、第二の発泡断熱材12中の炭酸ガスの沸点
は極めて低い(−200℃)から、−20℃等の低温と
なっても第二の発泡断熱材12中の炭酸ガスが凝縮する
ことは無く、所定の断熱性能を維持する。
【0028】一方、第一の発泡断熱材11中のシクロペ
ンタンは前述の如く沸点が高い(+50℃)が、第二の
発泡断熱材12により断熱されるため、シクロペンタン
の凝縮は防止若しくは抑制される。従って、第一の発泡
断熱材11のみの場合に比して、内箱3が低温となった
場合の発泡断熱材10全体としての断熱性能は著しく向
上するため、第一の発泡断熱材11のみの場合よりも発
泡断熱材10全体の厚みを薄くしつつ所要の断熱性能を
得ることができるようになり、冷凍室F等の庫内空間を
拡張し、或いは断熱箱体1の設置スペースの縮小を図る
ことが可能となる。
【0029】尚、実施例では断熱材10を第一の発泡断
熱材11と第二の発泡断熱材12の二層構造としたが、
第一の発泡断熱材11中に更に第二の発泡断熱材12の
層を形成する等により、更に多層の構造としても差し支
えない。また、実施例では炭酸ガスによって第二の発泡
断熱材12を発泡させたが、それに限らず、内箱3から
の冷却によっても凝縮し難い沸点の低い発泡剤であれば
良く、その他にはモノクロロジフルオロメタン(R−2
2)や、R−22と1−クロロ−1,1−ジフルオロエ
タン(R−142b)との混合物、或いは、R−134
a等も考えられる。但し、実施例の如く水を発泡剤に用
いれば、完全なる脱フロンを達成できる。
【0030】更に、上記の発泡断熱材7及び第一の発泡
断熱材11において、シクロペンタンを発泡剤として用
いたが、その他にも、沸点が+40℃以上のHFC(H
ydro Fluoro Carbonであり、規制
外)や、HFC+ヘトロ化合物等を用いても有効であ
る。
【0031】以上詳述した如く、本願によれば、内外箱
間に設けられる断熱材を、沸点が+40℃以上の発泡剤
を用いて充填された発泡断熱材と、真空断熱材の多層構
造としたものであるから、発泡断熱材のみの場合に比し
て、内箱が低温となった場合の断熱材全体としての断熱
性能が著しく向上する。従って、発泡断熱材のみの場合
よりも断熱材全体の厚みを薄くしつつ所要の断熱性能を
得ることができるようになり、それによって、断熱箱体
の庫内容積を拡張し、或いは断熱箱体の設置スペースの
縮小を図ることが可能となるものである。
【0032】また、本願によれば上記において、外箱に
真空断熱材が取り付けられ、真空断熱材の内箱側に発泡
断熱材が充填されたものであるから、真空断熱材の取り
付け作業が容易となると共に、通常金属で形成された外
箱により真空断熱材が保護されて真空破壊を生じる危険
が少なく、内箱側に取り付けられる各種機器により真空
断熱材が損傷を受ける危険性も無くなる。
【0033】更に、本願によれば、内外箱間に充填され
る発泡断熱材を、沸点が+40℃以上の発泡剤を用いて
外箱側に充填された第一の発泡断熱材と、低沸点の発泡
剤を用いて内箱側に充填された第二の発泡断熱材の多層
構造としたものであるから、内箱が低温(例えば冷凍温
度)となった場合にも第二の発泡断熱材は所要の断熱性
能を維持できると共に、第二の発泡断熱材が内箱から第
一の発泡断熱材を断熱するので、第一の発泡断熱材中の
発泡剤の凝縮も防止、若しくは抑制することができる。
総じて、第一の発泡断熱材のみの場合に比して、内箱が
低温となった場合の断熱材全体としての断熱性能が著し
く向上し、断熱材全体の厚みを薄くしつつ所要の断熱性
能を得ることができるようになるので、断熱箱体の庫内
容積を拡張し、或いは断熱箱体の設置スペースの縮小を
図ることが可能となるものである。
【0034】更にまた、本願の如く沸点の高い発泡剤と
してシクロペンタンを使用すれば、規制フロンを使用す
ることなく、環境保護に寄与した断熱箱体を提供するこ
とができるものである。
【発明の効果】
【0035】 以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、真空断熱材が内箱から第一の発泡断熱材を断熱する
ので、第一の発泡断熱材中の発泡剤の凝縮も防止、若し
くは抑制することができる。総じて、第一の発泡断熱材
のみの場合に比して、内箱が低温となった場合の断熱材
全体としての断熱性能が著しく向上し、断熱材全体の厚
みを薄くしつつ所要の断熱性能を得ることができるよう
になるので、断熱箱体の庫内容積を拡張し、或いは断熱
箱体の設置スペースの縮小を図ることが可能となる。
【0036】 また、請求項2の発明によれば、内箱が低
温(例えば冷凍温度)となった場合にも第二の発泡断熱
材は所要の断熱性能を維持できると共に、第二の発泡断
熱材が内箱から第一の発泡断熱材を断熱するので、第一
の発泡断熱材中の発泡剤の凝縮も防止、若しくは抑制す
ることができる
【0037】 更にまた、請求項3の発明の如く沸点の高
い発泡剤としてシクロペンタンを使用すれば、規制フロ
ンを使用することなく、環境保護に寄与した断熱箱体を
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断熱箱体の平断面図である。
【図2】もう一つの本発明の断熱箱体の平断面図であ
る。
【符号の説明】
1 断熱箱体 2 外箱 3 内箱 4 断熱材 6 真空断熱材 7 発泡断熱材 10 発泡断熱材 11 第一の発泡断熱材 12 第二の発泡断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−204090(JP,A) 特開 平3−152160(JP,A) 特開 平1−114685(JP,A) 特開 平2−205582(JP,A) 特開 平1−263041(JP,A) 実開 平4−70995(JP,U) 実開 昭56−21524(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と、内箱と、両箱間の空間に充填し
    た発泡断熱材とから成る断熱箱体において、 前記発泡断熱材を、沸点が+40℃以上の発泡剤を用い
    て前記外箱側に充填された第一の発泡断熱材と、前記内
    箱側に設けた真空断熱材の多層構造としたことを特徴と
    する断熱箱体。
  2. 【請求項2】 外箱と、内箱と、両箱間の空間に充填
    した発泡断熱材とから成る断熱箱体において、 前記発泡断熱材を、沸点が+40℃以上の発泡剤を用い
    て前記外箱側に充填された第一の発泡断熱材と、低沸点
    の発泡剤を用いて前記内箱側に充填された第二の発泡断
    熱材の多層構造としたことを特徴とする断熱箱体。
  3. 【請求項3】 前記沸点が+40℃以上の発泡剤はシク
    ロペンタンであることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の断熱箱体。
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