JP3212266B2 - バンプ形成装置およびバンプ形成方法 - Google Patents

バンプ形成装置およびバンプ形成方法

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JP3212266B2
JP3212266B2 JP12897097A JP12897097A JP3212266B2 JP 3212266 B2 JP3212266 B2 JP 3212266B2 JP 12897097 A JP12897097 A JP 12897097A JP 12897097 A JP12897097 A JP 12897097A JP 3212266 B2 JP3212266 B2 JP 3212266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
製造過程におけるバンプ形成に関し、詳しくは、均一な
高さのバンプを形成するためのバンプ形成装置およびバ
ンプ形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス上にバンプを形成
する方法としては、半導体ウェハに金等をメッキする方
法が採用されている。以下、その従来のメッキ方法に使
用されているメッキ装置、およびそれを用いたメッキ処
理方法について説明する。
【0003】図9は、従来技術に係る噴流式メッキ装置
を示す概略構成図である。図9に示すように、従来の噴
流式メッキ装置においては、メッキ用カップ8とメッキ
液槽11とが動力ポンプ10を介して接続されており、
メッキ液槽11中には、メッキ液9が貯留されている。
メッキ用カップ8は上下端が開口しており、上端開口部
の周縁部には複数のカソード13が設けられ、下端開口
部には動力ポンプ10が接続されている。また、メッキ
用カップ8の内部には、アノード12が設けられてい
る。そして、カソード13上にウェハ7を設置してメッ
キ処理が行われる。
【0004】以下に、上記のように構成された噴流式メ
ッキ装置の動作を説明する。まず、動力ポンプ10を動
かすことにより、メッキ液9をメッキ液槽11からメッ
キ用カップ8へ噴流させ、ウェハ7にメッキ液9をあて
る。そして、カソード13とアノード12とに電流が供
給され、カソード13に接しているウェハ7にメッキ液
9の成分中の金属イオンが析出し、ウェハ7にメッキ処
理が行われる。なお、無電解のメッキ液を用いれば、電
流を供給しなくてもメッキを行うことが可能である。
【0005】図10は、従来技術に係るディップ式メッ
キ装置を示す概略構成図である。図10に示すように、
従来のディップ式メッキ装置においては、メッキ液槽1
1中にメッキ液9が貯留されており、そのメッキ液9中
には、直流電源に接続されたウェハ7とアノード12と
が対向して配置されている。
【0006】以下に、上記のように構成されたディップ
式メッキ装置の動作を説明する。まず、アノード12と
ウェハ7との間に一定電流を流す。すると、カソード部
分であるウェハ7にメッキ液9の成分中の金属イオンが
析出し、ウェハ7にメッキ処理が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る噴流メッキ装置を用いてウェハ7にバンプ
を形成する場合、噴流メッキ装置を構成するアノード1
2には全面に亘って均一な径を有する孔が形成されてい
る(均等なメッシュ状となっている)ため、メッキ液9
が、ウェハ7の中央部に過剰に供給されてしまう。そう
すると、形成されるバンプは、ウェハ7の中央部の方が
外周部よりも高さが高くなってしまう。
【0008】また、上記従来技術に係るディップ式メッ
キ装置を用いてウェハ7にバンプを形成する場合、メッ
キ液槽11に貯留されているメッキ液9中のウェハ7
(カソード)に形成されるバンプは、メッキ液9中に深
く入っていけばいくほど、その高さが低くなる。
【0009】以上のように、従来のメッキ処理装置を用
いてバンプを形成する場合には、ウェハ7内に形成され
るバンプの高さの均一性等は、基本的にメッキ装置の性
能に頼る形となる。つまり、そのメッキ装置の有する性
能以上に、バンプ高さの調整等を行うことはできない。
したがって、異なる大きさのウェハあるいは大インチの
ウェハにメッキ処理を行う場合、ウェハ内に形成される
バンプの高さにばらつきが生じ、COG(Chip O
n Glass)等の高精度のバンプ高さを要求される
ものに対して、十分な対応ができなかった。
【0010】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、バンプ高さの調整を高精度で行うこ
とができるバンプ形成装置およびバンプ形成方法を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るバンプ形成装置の第一の構成は、上下端
が開口しているメッキ用カップと、前記メッキ用カップ
の内部に設けられたアノードと、前記メッキ用カップの
下端開口部から上端開口部に向かって噴流するメッキ液
とを備え、前記メッキ用カップの上端開口部の上にウェ
ハを配置し、前記アノードと前記ウェハとの間に電圧を
印加することによって前記ウェハにメッキを施してバン
プを形成するバンプ形成装置において、前記アノード
が、前記メッキ液の流れが前記ウェハの全面でほぼ均一
となるように調整する手段を備える。前記メッキ液の流
れを調整する手段として、前記アノードが湾曲状に形成
され、前記アノードと前記ウェハの中央部との距離の方
が前記アノードと前記ウェハの外周部との距離よりも大
きい。このバンプ形成装置によれば、ウェハの中央部に
おけるウェハとアノードの距離を遠めに設定し、ウェハ
の中央部に供給過剰になりがちなメッキ液の流れを調整
することが可能となるため、バンプの高さを高精度に調
整することができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】さらに、上記目的を達成するための本発明
に係るバンプ形成装置の第二の構成は、メッキ液が貯留
されたメッキ液槽と、前記メッキ液槽中に設けられたア
ノードとを備え、前記アノードと対向するようにウェハ
を配置し、前記アノードと前記ウェハとの間に電圧を印
加することによって前記ウェハにメッキを施してバンプ
を形成するバンプ形成装置において、前記アノードと前
記メッキ液槽中の浅い部分における前記ウェハとの距離
の方が、前記アノードと前記メッキ液槽中の深い部分に
おける前記ウェハとの距離よりも大きいことを特徴とす
る。このバンプ形成装置によれば、前記アノードと前記
ウェハとの距離を、前記メッキ液中の浅い部分において
は遠めに、深い部分においては近めになるように、前記
アノードを設置しているため、前記メッキ液の浅い部分
における金属イオンの析出を抑制し、前記メッキ液の深
い部分における金属イオンの析出を促進することができ
る。したがって、前記ウェハの全面において、バンプの
高さを高精度に調整することができる。
【0017】また、本発明に係るバンプ形成装置の第二
の構成においては、前記アノードが、湾曲状に形成され
ていることが好ましい。この好ましい例によれば、前記
アノードと前記ウェハとの距離が、前記メッキ液中の浅
い部分においては遠めに、深い部分においては近めにな
るように、前記アノードを前記バンプ形成装置に容易に
設置することができる。
【0018】さらに、本発明に係るバンプの第一の形成
方法は、ウェハにメッキ液を噴流させる工程と、前記ウ
ェハに電圧を印加する工程とにより前記ウェハにメッキ
を施してバンプを形成するバンプ形成方法において、あ
らかじめダミーバンプが形成された前記ウェハを用いる
ことを特徴とする。このバンプ形成方法によれば、前記
ダミーバンプにメッキ生成物(Au,Ag,Cu等)の
イオンを集中させ、前記ダミーバンプのまわりに供給さ
れるイオンを減少させることができるため、前記ウェハ
内に均一なイオンの供給を行うことが可能となる。した
がって、前記ウェハの全面において、バンプの高さを高
精度に調整することができる。
【0019】また、本発明に係るバンプの第一の形成方
法においては、前記ウェハに複数のダミーバンプを形成
し、前記複数のダミーバンプの面積を、前記ウェハの中
央部から外周部に向けて徐々に小さくなるように形成す
ることが好ましい。この好ましい例によれば、前記ウェ
ハの中央部に供給過剰になりがちなメッキ生成物イオン
を前記ダミーバンプに集中させ、前記ダミーバンプのま
わりに供給されるイオンを減少させることが可能である
ため、前記ウェハに供給されるメッキ生成物イオンを前
記ウェハの全面において均一にすることができる。
【0020】さらに、本発明に係るバンプの第二の形成
方法は、メッキ液中にウェハとアノードとを対向して設
ける工程と、前記ウェハと前記アノードとの間に電圧を
印加する工程とにより前記ウェハにメッキを施してバン
プを形成するバンプ形成方法において、あらかじめダミ
ーバンプが形成された前記ウェハを用いることを特徴と
する。このバンプ形成方法によれば、前記ダミーバンプ
にメッキ生成物イオンを集中させ(金属イオンの析出を
集中させ)、前記ダミーバンプのまわりに供給(析出)
されるイオンを減少させることができるため、前記ウェ
ハ内に均一なメッキ生成物イオンの供給を行うことが可
能となる。
【0021】また、本発明に係るバンプの第二の形成方
法においては、前記ウェハに複数のダミーバンプを形成
し、前記複数のダミーバンプの面積を、前記ウェハを前
記メッキ液槽中に入れたときの前記メッキ液槽中の深い
部分から浅い部分に向けて徐々に大きくなるように形成
することが好ましい。この好ましい例によれば、前記メ
ッキ液中の浅い部分の金属イオンの析出が抑制されるの
で、前記ウェハの全面における金属イオンの析出が均一
化され、バンプの高さを高精度に調整することができ
る。
【0022】また、本発明に係るバンプの第一および第
二の形成方法における前記ダミーバンプの形状として
は、三角形、矩形および円形等の形状があげられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を図面に基づいて説明する。 (第一の実施形態)図1は、本発明の第一の実施形態に
係るバンプ形成装置を構成する噴流メッキ装置に使用す
るアノード5の平面図を示したものである。本実施形態
に係る噴流メッキ装置の構造は、基本的には、図9に示
した噴流メッキ装置と同様であり、アノードとして図1
に示す電極を使用したところが異なる。
【0024】図1に示すアノード5は、白金等のメッキ
されにくい材料を用いて形成されており、本実施形態に
係るアノード5には複数の孔(以下「メッシュ孔」とい
う)6が形成されている。つまり、アノード5に形成さ
れているメッシュを、部分的に粗く形成している(粗く
形成している部分がメッシュ孔6である)。このメッシ
ュ孔6は、アノード5の全面に亘って形成されており、
その大きさ(面積)は、中央部のものは小さく、中央部
から外周部に向けて徐々に大きくなるように形成されて
いる。
【0025】本実施形態においては、以上のように形成
されたアノード5を用いて噴流メッキ装置(図9参照)
が構成されているので、中央部のメッシュ孔6を小さく
形成したことにより、メッキ処理を行う際、中央部に供
給過剰になりがちなメッキ液9を抑えることが可能とな
り、メッキ液9の流れを均一にすることができる。した
がって、ウェハ内全体に対するイオン供給が均一となる
ため、バンプ高さを容易に調整することが可能となる。
【0026】なお、本実施形態においては、メッシュ孔
6を円形に形成した場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、三角形や矩形
等の他の形状として、メッキ液9の流れを調整してもよ
い(図7および図8参照)。また、本実施形態において
は、アノード5に形成されているメッシュ孔6の面積が
中央部から外周部に向かって徐々に大きくなる場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、使用する噴流メッキ装置の特性等に応じて、メッキ
液9の流れを適当に調整することができるように、アノ
ード5に適当な大きさおよび分布のメッシュ孔6を形成
すればよい。
【0027】(第二の実施形態)図2は、本発明の第二
の実施形態に係るバンプ形成装置を構成する噴流メッキ
装置を示す概略構成図である。本実施形態に係る噴流メ
ッキ装置の構造は、基本的には、図9に示した噴流メッ
キ装置と同様であり、アノードの構造のみが異なる。
【0028】図2の噴流メッキ装置を構成しているアノ
ード15は、中央部を凹ませたように湾曲させて形成さ
れている。そして、ウェハ7とアノード15との距離
が、中央部においては遠めに、外周部においては近めに
なるように、アノード15が噴流メッキ装置に装着され
ている。つまり、本実施形態においては、アノード15
とウェハ7の中央部との距離の方が、アノード15とウ
ェハ7の外周部との距離よりも大きくなるように、アノ
ード15が噴流メッキ装置に装着されている。
【0029】本実施形態においては、以上のように形成
されたアノード15を用いて噴流メッキ装置が構成され
ているので、中央部よりも外周部の方が金属イオンの析
出速度が早くなり、ウェハ7の中央部への金属イオンの
析出過剰を抑えることが可能となり、バンプの高さを均
一に調整することができる。
【0030】(第三の実施形態)図3は、本発明の第三
の実施形態に係るバンプ形成装置を構成するディップ式
メッキ装置を示す概略構成図である。本実施形態に係る
ディップ式メッキ装置の構造は、基本的には、図10に
示したディップ式メッキ装置と同様であり、アノードの
構造のみが異なる。
【0031】図10に示した従来技術に係るディップ式
メッキ装置において、メッキ液槽11に貯留されている
メッキ液9中に設けられたウェハ7(カソード)は、メ
ッキ液9中に深く入っていけばいくほど、バンプ高さが
低くなることが知られている。そこで本実施形態は、図
3に示すような形状のアノード15を用いている。
【0032】図3のディップ式メッキ装置を構成してい
るアノード25は、メッキ液9中に深く入っている部分
を湾曲させている。そして、ウェハ7とアノード25と
の距離が、メッキ液9中の浅い部分においては遠めに、
メッキ液9中の深い部分においては近めになるように、
アノード25がディップ式メッキ装置に装着されてい
る。つまり、本実施形態においては、アノード25とメ
ッキ液9中の浅い部分におけるウェハ7との距離の方
が、アノード25とメッキ液9中の深い部分におけるウ
ェハ7との距離よりも大きくなるように、アノード25
がディップ式メッキ装置に装着されている。
【0033】本実施形態においては、以上のように形成
されたアノード25を用いてディップ式メッキ装置が構
成されているので、メッキ液9中の浅い部分よりも深い
部分の方が金属イオンの析出速度が早くなり、、バンプ
の高さを均一に調整することができる。
【0034】なお、本実施形態においては、メッキ液9
中の浅い部分と深い部分におけるウェハ7とアノード2
5との距離を変化させるために、アノード25を湾曲さ
せる場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば、平板状のアノードを用いて、
そのアノードを傾けて取り付け、アノードとメッキ液9
中の浅い部分におけるウェハ7との距離の方が、アノー
ドとメッキ液9中の深い部分におけるウェハ7との距離
よりも大きくなるように、アノードをディップ式メッキ
装置に装着してもよい。
【0035】(第四の実施形態)図4は、本発明の第四
の実施形態に係るバンプ形成方法(メッキ方法)を行う
際に使用するウェハの平面図を示したものである。本実
施形態に係るメッキ方法においては、図9に示した噴流
メッキ装置を用い、ウェハ17上に図4に示すようなダ
ミーバンプ4を形成する。図4に示すウェハ17には、
ウェハ17の全面に亘って複数のダミーバンプ4が形成
されている。そして、このダミーバンプ4の面積は、中
央部のものは大きく、中央部から外周部に向けて徐々に
小さくなるように形成されている。
【0036】本実施形態に係るメッキ方法においては、
以上のように形成されたウェハ17を噴流メッキ装置
(図9参照)に設置して、バンプを形成するためのメッ
キ処理を行う。こうすることにより、ウェハ17の中央
部に形成されるバンプの高さを抑制する(ウェハ17に
形成されるバンプの高さを調整する)ことができる。す
なわち、本実施形態にかかるウェハ17の中央部には大
きめのダミーバンプ4が形成されており、そのダミーバ
ンプ4にメッキ液9が集中するため、結果的にウェハ1
7の中央部(中央部のダミーバンプ4の周辺)に形成さ
れるバンプの高さを抑制し、延いてはウェハ17の全面
に形成されるバンプの高さを適当に調整することができ
る。
【0037】なお、本実施形態においては、ダミーバン
プ4を矩形に形成した場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、円形や三角
形等の他の形状として、メッキ液9の流れを抑制(調
整)し、バンプ高さを調整してもよい。また、本実施形
態においては、ダミーバンプ4の面積が中央部から外周
部に向かって徐々に小さくなる場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、使用する
噴流メッキ装置の特性等に応じて、メッキ液9の流れを
適当に調整することができるように、ウェハ17上に適
当な大きさおよび分布のダミーバンプ4を形成すればよ
い。
【0038】(第五の実施形態)図5は、本発明の第五
の実施形態に係るバンプ形成方法(メッキ方法)を行う
際に使用するウェハの平面図を示したものである。本実
施形態に係るメッキ方法においては、図10に示したデ
ィップ式メッキ装置を用い、ウェハ27上に図5に示す
ようなダミーバンプ4を形成する。図5に示すウェハ2
7に形成されるダミーバンプ4の面積は、ウェハ27を
メッキ液槽11のメッキ液9中に入れた際に、メッキ液
9中の深い部分に入る領域に小さく、深い部分から浅い
部分に向けて徐々に大きくなるように形成されている。
ウェハ27上にこのような形状のダミーバンプ4を形成
したのは、図10に示した従来技術に係るディップ式メ
ッキ装置においては、メッキ液9中に設けられたウェハ
7(カソード部)に形成されるバンプの高さが、メッキ
液9中に深く入っていけばいくほど、低くなることが知
られているからである。
【0039】すなわち、本実施形態に係るメッキ方法に
おいては、以上のようにウェハ27にダミーバンプ4が
形成されているので、メッキ液9の浅い部分ではダミー
バンプ4にメッキ液9が集中し、メッキ液9の深い部分
では浅い部分ほどダミーバンプ4にメッキ液9は集中し
ないため、ウェハ27のメッキ液9の浅い部分に形成さ
れるバンプの高さを抑制し、延いてはウェハ27の全面
に形成されるバンプの高さを適当に調整することができ
る。
【0040】なお、本実施形態においては、ダミーバン
プ4を矩形に形成した場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、円形や三角
形等の他の形状としてもよい。
【0041】また、以上の各実施形態において使用され
るメッキ液としては、主成分であるAu、Ag、半田の
他に、亜硫酸、硫酸、タリウム等が溶解したメッキ液や
シアンが溶解したメッキ液が用いられる。そして、以上
の各実施形態によれば、例えば図6に示すように、ウェ
ハ1における製品チップ2上に、Au、Ag、半田等で
形成された均一な高さを有するバンプ3が析出して構成
される。また、このようにバンプ高さが均一な製品チッ
プ2を提供することができれば、後工程のILB(In
ner Lead Bonding)等の製品加工がよ
り簡単となり、製造工程の削減およびコストダウン等を
図ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バンプ高さの調整を高精度で行うことができるバンプ形
成装置およびバンプ形成方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係るバンプ形成装置
(噴流メッキ装置)を構成するアノードを示す平面図
【図2】本発明の第二の実施形態に係るバンプ形成装置
(噴流メッキ装置)を示す概略構成図
【図3】本発明の第三の実施形態に係るバンプ形成装置
(ディップ式メッキ装置)を示す概略構成図
【図4】本発明の第四の実施形態に係るバンプ形成方法
(メッキ方法)を行う際に使用するウェハを示す平面図
【図5】本発明の第五の実施形態に係るバンプ形成方法
(メッキ方法)を行う際に使用するウェハを示す平面図
【図6】本発明を実施することにより得られるバンプを
有するウェハの一例を示す平面図
【図7】本発明の第一の実施形態に係るバンプ形成装置
(噴流メッキ装置)を構成するアノードの他の形状を示
す平面図
【図8】本発明の第一の実施形態に係るバンプ形成装置
(噴流メッキ装置)を構成するアノードの他の形状を示
す平面図
【図9】従来技術に係る噴流メッキ装置を示す概略構成
【図10】従来技術に係るディップ式メッキ装置を示す
概略構成図
【符号の説明】
1,7,17,27 ウェハ 4 ダミーバンプ 5,12,15,25 アノード 6 メッシュ孔 8 メッキ用カップ 9 メッキ液 10 動力ポンプ 11 メッキ液槽 13 カソード

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下端が開口しているメッキ用カップ
    と、前記メッキ用カップの内部に設けられたアノード
    と、前記メッキ用カップの下端開口部から上端開口部に
    向かって噴流するメッキ液とを備え、前記メッキ用カッ
    プの上端開口部の上にウェハを配置し、前記アノードと
    前記ウェハとの間に電圧を印加することによって前記ウ
    ェハにメッキを施してバンプを形成するバンプ形成装置
    において、前記アノードが、前記メッキ液の流れが前記
    ウェハの全面でほぼ均一となるように調整する手段を備
    え、前記メッキ液の流れを調整する手段として、前記ア
    ノードが湾曲状に形成され、前記アノードと前記ウェハ
    の中央部との距離の方が前記アノードと前記ウェハの外
    周部との距離よりも大きいことを特徴とするバンプ形成
    装置。
  2. 【請求項2】 メッキ液が貯留されたメッキ液槽と、前
    記メッキ液槽中に設けられたアノードとを備え、前記ア
    ノードと対向するようにウェハを配置し、前記アノード
    と前記ウェハとの間に電圧を印加することによって前記
    ウェハにメッキを施してバンプを形成するバンプ形成装
    置において、前記アノードと前記メッキ液槽中の浅い部
    分における前記ウェハとの距離の方が、前記アノードと
    前記メッキ液槽中の深い部分における前記ウェハとの距
    離よりも大きいことを特徴とするパンブ形成装置。
  3. 【請求項3】 前記アノードが湾曲状に形成されている
    請求項2に記載のバンプ形成装置。
  4. 【請求項4】 ウェハにメッキ液を噴流させる工程と、
    前記ウェハに電圧を印加する工程とにより前記ウェハに
    メッキを施してバンプを形成するバンプ形成方法におい
    て、あらかじめダミーバンプが形成された前記ウェハを
    用いることを特徴とするバンプ形成方法。
  5. 【請求項5】 前記ウェハに複数のダミーバンプを形成
    し、前記複数のダミーバンプの面積を、前記ウェハの中
    央部から外周部に向けて徐々に小さくなるように形成す
    請求項4に記載のバンプ形成方法。
  6. 【請求項6】 メッキ液中にウェハとアノードとを対向
    して設ける工程と、前記ウェハと前記アノードとの間に
    電圧を印加する工程とにより前記ウェハにメッキを施し
    てバンプを形成するバンプ形成方法において、あらかじ
    めダミーパンブが形成された前記ウェハを用いることを
    特徴とするバンプ形成方法。
  7. 【請求項7】 前記ウェハに複数のダミーバンプを形成
    し、前記複数のダミーバンプの面積を、前記ウェハを前
    記メッキ液槽中に入れたときの前記メッキ液槽中の深い
    部分から浅い部分に向けて徐々に大きくなるように形成
    する請求項6に記載のバンプ形成方法。
  8. 【請求項8】 前記ダミーバンプの形状を、三角形、矩
    形および円形のいずれかとする請求項4からのいずれ
    か1項に記載のバンプ形成方法。
JP12897097A 1997-05-19 1997-05-19 バンプ形成装置およびバンプ形成方法 Expired - Lifetime JP3212266B2 (ja)

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