JP3211821U - 車両用のガス燃料タンクの取付構造 - Google Patents

車両用のガス燃料タンクの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】リアシートをおりたたんで前方にはね上げて荷室容量を拡大して荷室を使用する場合に、拡大された荷室全体をフラットにして運搬物の収納・取り出し作業を円滑にし、また長尺物等の収納作業の利便性を向上させることが可能な車両用のガス燃料タンクの取付構造を提供する。【解決手段】車両フロア2に取付可能な取付ステー20と、ガス燃料タンク3をリアシートの下方に収納可能な長さとされるとともに、取付ステーに固定可能なリアシート固定脚30a〜30cと、ガス燃料タンクの周囲を保持固定するとともに、取付ステーに固定可能なタンク固定バンド40a,40bと、荷室内に載置される荷室ボード50と、荷室ボードの上面とガス燃料タンク上に載置されるタンク上ボードの上面との高さを同一にするために荷室ボード下方に取付可能な荷室ボード用ステー60とを備える。【選択図】図9

Description

この考案は、車両のリアシートの下側にLPG燃料タンク等のガス燃料タンクを追加して取り付けるための車両用のガス燃料タンクの取付構造に関する。
LPGガスなどを燃料として併用する「バイフューエル車両」が知られている。このようなバイフューエル車両は、既存のガソリン燃料とLPGなどのガス燃料とを燃料噴射切り替え装置により切り換えて、異なる燃料を用いることが可能な車両である。近年では、環境保護や燃費軽減の意識の高まりにより利用が広まり、特に欧米諸国等では広く利用されている。今後は、我が国においても広く普及が見込まれる分野である。
従来から、このようなバイフューエル車両とするために、既存のガソリン燃料車両にLPG燃料タンクなどのガス燃料タンクを追加して取り付けている。この際に、車両フロア下に取り付ける場合の他、車両内に取り付ける場合もある。
具体的には、荷室と座席空間が連続しているバンのようなタイプの車両においては、ガス燃料タンクを、リアシートを撤去してフロア上に設置したり、リアシートの後方の荷室内に設置したりするものがある。ところが、リアシートを撤去する態様では乗車可能人数が制限されてしまう。また、リアシート後方の荷室内に設置する態様では荷室の容量が大きく制限されてしまう。このため、リアシートの下のスペースにガス燃料タンクを設置するものがあり、この態様においては、乗車可能人数を制限することなく、また荷室の容量も大きく制限することがない。
特開2000−219049号公報(図1、図4等)
しかしながら、これらの従来のガス燃料タンクの取付構造は、いずれも、荷室と座席空間が連続しているバンのようなタイプの車両の荷室フロアをフラットにすることができない。前述したうちのリアシートの下のスペースにガス燃料タンクを設置する態様においては、リアシート下のスペースを有効に活用して、他の態様と比較して荷室の容量及び乗車人数の制限のいずれも犠牲にすることなくガス燃料タンクを取り付けることができる。しかしながら、リアシートをおりたたんで前方にはね上げて荷室容量を拡大して荷室を使用する場合には、ガス燃料タンクが設置されているために、拡大した荷室全体(荷室後方からフロントシートの直後付近まで)をフラットにすることができない。このような場合には、例えば配達作業の際に多数のコンテナを滑りこませるようにして荷室内に収納する作業に支障が生じ、燃料タンクの上方に荷物載置用のボードなどを取り付けたりする場合であっても、荷室内に入って当該ボード上に荷物を持ち上げて載置する必要があるなど、特に配送時等の作業に支障を生じていた。また、荷室内に長尺物やいわゆる平もの(以下「長尺物等」)を収納する際には、長尺物等の先端を燃料タンクや当該ボードの上部に立てかけるようにして荷室内に斜めに載置する必要がある。よって、多数の長尺物等を収納するような場合には、長尺物等が不安定なため積み上げることができず。運搬車両としての利便性を欠くことになっていた。
本考案が解決しようとする目的は、前述した従来技術の問題点を解決するものであり、車両後部の荷室と連続する空間にガス燃料タンクを設置する場合の「車両用のガス燃料タンクの取付構造」において、リアシートをおりたたんで前方にはね上げて荷室容量を拡大して荷室を使用する場合に、拡大された荷室全体をフラットにして運搬物の収納・取り出し作業を円滑にし、また長尺物等の収納作業の利便性を向上させることが可能な車両用のガス燃料タンクの取付構造を提供することにある。
上記課題を解決するものは以下のものである。
(1)本考案の第一の手段の車両用のガス燃料タンクの取付構造は、
リアシートを折り畳み可能な車両後部の荷室と連続する前記リアシート下方の車両フロア上にガス燃料タンクを設置するための車両用のガス燃料タンクの取付構造であって、
前記リアシートを前記車両フロアに固定するために前記車両フロアに開設された固定用孔のうちの少なくとも2か所の対応する位置に取付用の取付孔が開設されて前記車両フロアに取付可能な取付ステーと、
前記ガス燃料タンクを前記リアシート下方に収納可能な長さとされるとともに、前記取付ステーに固定可能なリアシート固定脚と、
前記ガス燃料タンク周囲を保持固定するとともに、前記取付ステーに固定可能なタンク固定バンドと、
前記荷室内に載置される荷室ボードと、
前記荷室ボードの上面と前記ガス燃料タンク上に載置されるタンク上ボードの上面との高さを同一にするために前記荷室ボード下方に取付可能な荷室ボード用ステーとを備えた車両用のガス燃料タンクの取付構造である。
本発明は前述のように構成されており、車両後部の荷室の上面と、ガス燃料タンク上に載置されるタンク上ボードの上面との高さを同一にすることができるので、リアシートを折り畳んだ状態において、荷室からフロントシート後方に至るまでの連続した広い面において、フラットな状態とすることができる。また、取付ステー固定のために、取付用の孔を車両フロアに新たに開ける必要が無いので、この取付構造の設置作業の煩雑さを解消することができる。また、新たに開設した孔部分は、特に寒冷地においては錆が発生しやすいのであるが、取り付けステー固定のための新たな孔を開設する必要が無いので、このような錆の発生をできる限り抑えることができる。
(2)本考案の第二の手段の車両用のガス燃料タンクの取付構造は、前記第一の手段の車両用のガス燃料タンクの取付構造であって、
前記リアシート固定脚は、前記タンク上ボードを支持固定可能である車両用のガス燃料タンクの取付構造である。
リアシート固定部によりタンク上ボードを支持固定することにより、タンク上ボードの固定をより確実にし、荷室の利便性を確実に確保することができる。
(3)本考案の第三の手段の車両用のガス燃料タンクの取付構造は、前記第一又は第二の手段の車両用のガス燃料タンクの取付構造であって、
前記タンク固定バンドの内側面には、保持固定される燃料タンクの固定を確実にするためのフェルト、ゴム等の固定部材が取り付けられている車両用のガス燃料タンクの取付構造である。
固定部材により、タンクの固定を確実にすることができる。フェルト、ゴムは例示であり、他の部材を用いることができる。
(4)本考案の第四の手段の車両用のガス燃料タンクの取付構造は、前記第一から第三のいずれかの手段の車両用のガス燃料タンクの取付構造であって、
前記荷室ボードの下部に収納スペースが備えられている車両用のガス燃料タンクの取付構造である。
荷室ボードを用いて荷室の上面の高さを嵩上げすることになるのであるが、荷室ボード下方のスペースを収納スペースとして整備することにより、荷室の収納能力の低下を回避することができる。
リアシートを折り畳み可能な車両後部の荷室と連続する前記リアシート下方の車両フロア上にガス燃料タンクを設置するための車両用のガス燃料タンクの取付構造であって、
前記リアシートを前記車両フロアに固定するために前記車両フロアに開設された固定用孔のうちの少なくとも2か所の対応する位置に取付用の取付孔が開設されて前記車両フロアに取付可能な取付ステーと、
前記ガス燃料タンクを前記リアシート下方に収納可能な長さとされるとともに、前記取付ステーに固定可能なリアシート固定脚と、
前記ガス燃料タンク周囲を保持固定するとともに、前記取付ステーに固定可能なタンク固定バンドと、
前記荷室内に載置される荷室ボードと、
前記荷室ボードの上面と前記ガス燃料タンク上に載置されるタンク上ボードの上面との高さを同一にするために前記荷室ボード下方に取付可能な荷室ボード用ステーとを備え、
前記リアシート固定脚は、前記タンク上ボードを支持固定可能であり、
前記タンク固定バンドの内側面には、保持固定される燃料タンクの固定を確実にするためのフェルト、ゴム等の固定部材が取り付けられ、
前記荷室ボードの下部に収納スペースが備えられた車両用のガス燃料タンクの取付構造である。
図1は、本発明のガス燃料タンクの取付構造の分解斜視図である。 図2は、図1の取付構造の取付ステーの斜視図である。 図3は、図1の取付構造のリアシート固定脚の斜視図である。 図4は、図1の取付構造のタンク固定バンドの下側ステーの斜視図である。 図5は、図1の取付構造の荷室ボードの下面側斜視図である。 図6は、図1の取付構造の荷室ボード用ステーの斜視図である。 図7は、取付ステー、タンク固定バンド、荷室ボード及び荷室ボード用ステーを車両フロアに取り付けた状態の車両内後部の斜視図である。 図8は、図7の車両内後部において、さらにガス燃料タンクを上側ステーで固定した状態の車両内後部の斜視図である。 図9は、図8の車両内後部において、さらにリアシート固定脚を取り付けた状態の車両内後部の斜視図である。 図10は、図9の車両内後部において、さらにタンク上ボードを取り付けた状態の車両内後部の斜視図である。 図11は、図10の車両内後部において、さらにリアシートを取り付けた状態の車両内後部の斜視図である。 図12は、図11の車両内後部において、さらにカバーを取り付けた状態の車両内後部の斜視図である。 図13は、本発明の車両用のガス燃料タンクの取付構造を取り付けてリアシートを立てた状態の車両内後部の斜視図である。 図14は、本考案の車両用の燃料タンクの取付構造の概略説明図である。
本考案の車両用のガス燃料タンクの取付構造について、図面を参照して詳細に説明する。本考案の取付構造1は、図9に示されるように、バンタイプのような車両のリアシート6下方に位置する部位の車両フロア2にガス燃料タンク3取り付けるためのものであり、図1にも示されるように取付ステー20と、リアシート固定脚30a〜30cと、タンク固定バンド40a,40bと、荷室ボード50と、荷室ボード用ステー60とを備えている。この取付構造1は、車両後部の荷室上方に固定される荷室ボード50を用いて、ガス燃料タンク3上に載置されるタンク上ボード(後述する)の上面と荷室ボード50の上面との高さを同一にすることができる。よって、リアシート6を折り畳んだ状態において、荷室からフロントシート後方に至るまでの連続した広い面について、フラットな状態とすることができるものである。
ついで、ガス燃料タンクの取付構造1の部品毎に詳細に説明する。前述の通り図1に示されるように、取付構造1は、取付ステー20と、リアシート固定脚30a〜30cと、タンク固定バンド40a,40bと、荷室ボード50と、荷室ボード用ステー60とを備えている。
取付ステー20は、図2に示されるように、横長の薄板状に形成されており、本体22の長手方向の両端及び中間に、取付孔26a〜26cが開口された取付板24a〜24cが突設されている。本例ではその長さは約100cm程度とされている。取付孔26a〜26cが開口された位置は、車両フロア2にあらかじめ開口され標準のリアシート固定脚(図示は省略)を固定するためのそれぞれの3か所の開口と対応する位置に設けられている。よって、標準のリアシート固定脚を取り外した後に、取付孔26a〜26cと車両フロア2の開口とをボルトにより固定することにより、取付ステー20を車両フロア2に固定することができる。そしてこのような固定のためには新たに車両フロア2に孔を形成する必要はない。したがって、本取付構造1の取り付け作業効率を向上させることができる。また、車両フロア2に開口部を追加して設けることにより、錆の発生などの不具合が生ずるおそれも無い。なお、本例では3箇所の取付孔26a〜26cを設けているが、場合によっては、車両フロア2側に空けられた少なくとも2箇所の開口と対応する位置に取付孔を設けることとしても良い。3箇所設けることが必須ではない。
また、取付ステー20には、リアシート固定脚30a〜30cを固定するための3か所のリアシート固定脚用固定孔27a〜27cと、タンク固定バンド40a,40bを固定するためのタンク固定バンド用固定孔28a,28bが開口されている。
ついでリアシート固定脚30について説明する。図9に示されるように、リアシート固定脚としては、同様の3つのリアシート固定脚30a〜30cが準備されており、これらのリアシート固定脚30a〜30cにより、リアシート6が固定される。なお、以下においてリアシート固定脚30aの説明を用いて、同形状のリアシート固定脚30b、30cの説明を省略する。図3に示されるように、リアシート固定脚30aは、標準のリアシート固定脚(図示は省略)よりも長く形成されており、リアシート固定脚30aを介してリアシートが取付ステー20に固定された際に、リアシート6下方にガス燃料タンク3を収容するのに十分な長さとされている。また、リアシート固定脚30aには、その下部に、取付ステー20と固定するための固定孔が形成された下部固定部32と、その上部に、リアシート6を固定するための2つの固定孔が形成された上部固定部34とが設けられている。また、リアシート固定脚30a〜30cは、後述するタンク上ボードを支持固定可能とされており、タンク上ボードの固定をより確実にし、荷室の利便性を確実に確保することができる。
タンク固定バンド40a,40bは、図1に示されるように、上側ステー41と下側ステー46とに分割されている。タンク固定バンド40a,40bは、全体としてはその内側にガス燃料タンク3が密着されて固定される環状に形成されている。図4にも示される下側ステー46は、前述した取付ステー20のタンク固定バンド用固定孔28a,28bを用いて取付ステー20に固定される。下側ステー46の一端側には、図9に示されるようなタンク上ボード70をその上部に載置固定するための平板状の固定部47が形成されている。タンク上ボード70はこの固定部47上に安定的に固定される。このようにして取付ステー20に固定された下側ステー46上にガス燃料タンク3を設置した後に、上側ステー41をガス燃料タンク3に被せるようにして下側ステー46に固定することにより、ガス燃料タンク3を車両フロア2に固定させることができる。また、このタンク固定バンド40a,40bの無い側面には、ガス燃料タンクの固定を確実にするために、フエルト、ゴム等の固定部材(図示省略)が取り付けられている。
荷室ボード50は、図1及び図9に示されるように、前方側(シート側)がやや幅狭の平面視形状をしており、その上部は平滑な平面部52とされている。荷室ボード50は、本例では幅が約120cm程度とされ、前後方向の長さは約100cm程度とされている。取付構造1が取り付けられた際には、この平面部52が荷室フロアの一部を構成することになる。荷室ボード50の平面視形状は、車両荷室の平面視形状に合わせて形成されており、車両が異なり車両荷室の形状が異なれば、それに合わせて別の形状とすれば良い。図5に示されるように、荷室ボード50の裏側には、平面部52の高さを維持して保持するための脚部54が設けられており、平面部52を車両荷室から一定の高さとすることができる。また、荷室ボード50の両側に脚部54をそれぞれ設けることにより、これらの脚部54を除いた平面部52の下方において、車両荷室との間の空間を設けることができる。取付構造1を取り付けた際には、この空間を収納スペースとして利用することが可能である。荷室ボード50を用いて荷室の上面の高さを嵩上げすることになるが、荷室ボード50下方のスペースを収納スペースとして整備することにより、荷室の収納能力の低下を回避することができる。
荷室ボード用ステー60は、図9に示されるように、荷室ボード50を下方から支持固定するためのものである。また同時に、この荷室ボード用ステー60はタンク上ボード70をも下方から支持固定する。そして、この荷室ボード用ステー60により、荷室ボード50の上面とタンク上ボード70の上面との高さを同一に保持することができる。図6に示されるように、荷室ボード用ステー60は、平面視において中央が前方側に突出するように湾曲した形状に設けられており、荷室フロアの形状に合致するように構成されている。また、縦断面「コ」字状に形成されており、その上部側屈曲部62上に荷室ボード50の前端部を載置固定可能に形成されている。また、下部側屈曲部64は車両フロア2にボルトにより固定されている。
ついで、この取付構造1の車両への取付方法及び使用方法について説明する。図7に示されるように、まず最初に、取付ステー20を車両フロア2にボルトにより固定する。前述した通り、標準のリアシート固定脚を固定するための孔が車両フロア2に開口されているので、それらの孔を利用してボルトにより固定する。ついでこの取付ステー20に、タンク固定バンドのうちの下側ステー46を2つ固定する。これらの作業とは別に、荷室ボード用ステー60を車両フロア2に固定し、この荷室ボード用ステー60上に荷室ボード50を固定しておく。ついで、図8に示されるように、ガス燃料タンク3を下側ステー46上に載置した後、上側ステー41をガス燃料タンク3に被せるようにして下側ステー46に固定して、ガス燃料タンク3を取付ステー20を介して車両フロア2に取付固定する。図8中に示されるように、ガス燃料タンク3より前方側の車両フロア2上には、フロアマット5などを敷いておいても良い。
つぎに、図9に示されるように、取付ステー20にリアシート固定脚30a〜30cをそれぞれ取付固定する。ついでガス燃料タンク3上方にタンク上ボード70を取付固定するが、タンク上ボード70は、リアシート固定脚30a〜30cのそれぞれ上部固定部34上と、タンク固定バンド40a,40bの下側ステー46のそれぞれの固定部47上にそれぞれ載置固定される。このようにタンク上ボード70が固定された状態が図10に示されている。この状態においては、荷室ボード50の上面とタンク上ボード70の上面とは同一の高さとされている。そして、図11に示されるように、リアシート固定脚30a〜30cにリアシート6を取り付ける。図11に示されるリアシート6は折り畳んだ状態とされており、荷室ボード50、タンク上ボード70及び折り畳んだ状態のリアシート6によって連続する広い面においてフラットな状態とされる。なお、図12に示されるように、折り畳んだ状態のリアシート6等には通常時にはカバー7を被せておいても良い。そして、リアシート6を使用する場合には、図13に示されるようにリアシート6を立てるが、荷室ボード50上のスペースは荷物収納用に確保される。また、荷室ボード50下方のスペースは、リアシート6の使用の有無にかかわらず荷物収納用として利用可能である。
このように構成されたガス燃料タンクの取付構造1では、前述したように、リアシート6を折り畳んだ状態において、荷室ボード50、タンク上ボード70及び折り畳んだ状態のリアシート6によって連続する広い面においてフラットな状態とすることができるので、図14に示されるように、フロントシート8後方の広い範囲において、同一の高さの荷室フロアとすることができる。よって、例えば、荷室9入口からフロントシート8のすぐ後ろの位置まで運搬物を滑らせるようにして収納・取り出しすることができ、運搬物の搬送作業を円滑にすることができる。また、長尺物等を収納する場合に、荷室全体の奥行までの長さの長尺物であれば、水平に多数平置きすることができるので積み重ねての運搬が容易になるなどの搬送作業の利便性を向上させることも可能である。
本考案は前述の例に限られず、本考案の趣旨の範囲内で適宜の変更が可能である。例えば、取付ステーやリアシート固定脚等の長さや形状は、車両・シートの大きさ・形状等に合わせて適宜変更することできる。荷室ボードや荷室ボード用ステーの大きさや形状も、車両の荷室の大きさ・形状に合わせて適宜変更することも可能である。これらの点も含めて、車両に応じて形状等の種々の変更が可能である。
本考案は、種々のガス燃料タンクを取り付けるための車両用のガス燃料タンクの取付構造について広く用いることができる。
1;取付構造、2;車両フロア、3;ガス燃料タンク、4;バンド、5;フロアマット、6;リアシート、7;カバー、8;フロントシート、9;荷室、20;取付ステー、22;本体、24a〜24c;取付板、26a〜26c;取付孔、27a〜27c;リアシート固定脚用固定孔、28a,28b;タンク固定バンド用固定孔、30a〜30c;リアシート固定脚、32;下部固定部、34;上部固定部、40a,40b;タンク固定バンド、41;上側ステー、46;下側ステー、47;固定部、50;荷室ボード、52;平面部、54;脚部、60;荷室ボード用ステー、62;上部側屈曲部、64;下部側屈曲部、70;タンク上ボード。

Claims (5)

  1. リアシートを折り畳み可能な車両後部の荷室と連続する前記リアシート下方の車両フロア上にガス燃料タンクを設置するための車両用のガス燃料タンクの取付構造であって、
    前記リアシートを前記車両フロアに固定するために前記車両フロアに開設された固定用孔のうちの少なくとも2か所の対応する位置に取付用の取付孔が開設されて前記車両フロアに取付可能な取付ステーと、
    前記ガス燃料タンクを前記リアシート下方に収納可能な長さとされるとともに、前記取付ステーに固定可能なリアシート固定脚と、
    前記ガス燃料タンク周囲を保持固定するとともに、前記取付ステーに固定可能なタンク固定バンドと、
    前記荷室内に載置される荷室ボードと、
    前記荷室ボードの上面と前記ガス燃料タンク上に載置されるタンク上ボードの上面との高さを同一にするために前記荷室ボード下方に取付可能な荷室ボード用ステーとを備えた車両用のガス燃料タンクの取付構造。
  2. 前記リアシート固定脚は、前記タンク上ボードを支持固定可能である請求項1に記載の車両用のガス燃料タンクの取付構造。
  3. 前記タンク固定バンドの内側面には、保持固定される燃料タンクの固定を確実にするためのフェルト、ゴム等の固定部材が取り付けられている請求項1又は請求項2に記載の車両用のガス燃料タンクの取付構造。
  4. 前記荷室ボードの下部に収納スペースが備えられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用のガス燃料タンクの取付構造。
  5. リアシートを折り畳み可能な車両後部の荷室と連続する前記リアシート下方の車両フロア上にガス燃料タンクを設置するための車両用のガス燃料タンクの取付構造であって、
    前記リアシートを前記車両フロアに固定するために前記車両フロアに開設された固定用孔のうちの少なくとも2か所の対応する位置に取付用の取付孔が開設されて前記車両フロアに取付可能な取付ステーと、
    前記ガス燃料タンクを前記リアシート下方に収納可能な長さとされるとともに、前記取付ステーに固定可能なリアシート固定脚と、
    前記ガス燃料タンク周囲を保持固定するとともに、前記取付ステーに固定可能なタンク固定バンドと、
    前記荷室内に載置される荷室ボードと、
    前記荷室ボードの上面と前記ガス燃料タンク上に載置されるタンク上ボードの上面との高さを同一にするために前記荷室ボード下方に取付可能な荷室ボード用ステーとを備え、
    前記リアシート固定脚は、前記タンク上ボードを支持固定可能であり、
    前記タンク固定バンドの内側面には、保持固定される燃料タンクの固定を確実にするためのフェルト、ゴム等の固定部材が取り付けられ、
    前記荷室ボードの下部に収納スペースが備えられた車両用のガス燃料タンクの取付構造。
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