JP3210849B2 - 分数n周波数シンセサイザ - Google Patents

分数n周波数シンセサイザ

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JP3210849B2 JP31989795A JP31989795A JP3210849B2 JP 3210849 B2 JP3210849 B2 JP 3210849B2 JP 31989795 A JP31989795 A JP 31989795A JP 31989795 A JP31989795 A JP 31989795A JP 3210849 B2 JP3210849 B2 JP 3210849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数シンセサイ
ザに関し、特に、基準周波数以下の周波数分解能が得ら
れる分数N周波数シンセサイザに係る。
【0002】
【従来の技術】従来の分数N周波数シンセサイザの構成
を図6に示す。この図において、1は位相比較器、3は
ループフィルタ、4は電圧制御発振器(VCO)、5は
可変分周器、20はアキュムレータを表わしている。該
アキュムレータは、nビットの加算器21とnビットの
ラッチ22より成る。
【0003】アキュムレータ20は、加算器21に入力
されるデータKを基準信号の入力毎に累算動作する。加
算器21は累算動作によりその内容が2n 以上になると
オーバーフロー信号を可変分周器5に送出する。可変分
周器5はこのオーバーフロー信号を受け取ると、その分
周比を整数値NからN+1に変更する。
【0004】この時、可変分周器5の分周比は2n 回の
基準信号入力の内K回がN+1、(2n −K)回がNと
なる。従って、2n サイクルに渡って平均した分周比N
AVEは、“数1”で示す整数部Nと分数部K/2n との
和で表わされる。
【0005】
【数1】
【0006】従って、基準周波数をfREF とすると、位
相同期した際のVCOの発振周波数fVCO は、“数2”
に示すようになり、データKを1ずつ変更することによ
ってfVCO は基準周波数fREF の1/2n の周波数ステ
ップで変化する。
【0007】
【数2】
【0008】そのため、周波数ステップに対し、基準周
波数を2n 倍に高く設定できる。一般に位相同期ループ
では、基準周波数を高くすると位相雑音特性が良好とな
り、周波数切換速度が高速となる。しかしながら、分数
N周波数シンセサイザでは、分周比の周期的な切り換え
に伴い、スプリアスを生じる。
【0009】このスプリアスを抑圧するためにループフ
ィルタの帯域幅を小さくすると、周波数切換速度が遅く
なる。このようなスプリアスを低減する回路の具体的な
例が例えば、文献「U. Rohde, Digital PLL Frequency
Synthesizers, Prentice−Hall, 1983. 」等に記載さ
れている。
【0010】スプリアス低減回路を付加した従来の分数
N周波数シンセサイザの構成の例を図7に示す。この図
において、18はDAコンバータ(DAC)、2は加算
器である。この従来例の動作を示すタイミングチャート
を図8に示す。図7、図8において、はVCO4の出
力、は可変分周器5の出力、は基準信号、は位相
比較器1の論理動作、○印で囲んだ10(以下文章中で
は(10)と表記する)はDAC18の出力を表わす。
【0011】図8では、可変分周器5の分周比Nを2と
しており、加算器21のオーバーフロー信号を受け取る
と、その分周比を3に変更する。アキュムレータ20の
ビット数nは3としており、23 =8でオーバーフロー
を起こす。また、加算器21に入力されるデータKを3
としている。
【0012】初め、可変分周器5の出力信号と基準信
号の位相が一致しているとする。加算器21の内容
は、基準信号の入力毎に3,6と累算される。この
時、可変分周器5の分周比は2であり、信号は、VC
O4の出力信号の2番目、4番目で立ち上がる。加算
器21の内容は、次の基準信号入力で9となるが、オー
バーフローを起こし、8を引いた残りの1を初期値とし
て累算動作を継続する。
【0013】また、オーバーフロー信号により、可変分
周器5の分周比を3に変更する。加算器21の内容は、
基準信号の8サイクルで初期値に戻り、8サイクル中、
3回オーバーフローを起こす。信号が基準信号の8サ
イクル目に立ち上がるのは信号の19番目である。
【0014】従って、信号の平均分周比は、19/8
=2+(3/8)となる。一方、基準信号は一定の周
波数であり、信号の19/8倍の周期である。位相比
較器1の論理動作を示す信号は、信号と基準信号
の位相差に応じてパルス幅が変わる。その幅は初め0で
あり、次に(19/8)−2=3/8,(38/8)−
4=6/8と変化する。
【0015】実際の位相比較器1の出力は、信号を積
分した波形であり、位相差に比例した電圧となる。この
電圧によりVCOを制御するが、信号のパルス幅は周
期的に変化しているため、スプリアスを発生させる。
【0016】ここで加算器21の内容を見ると、信号
のパルス幅と比例して変化しているのがわかる。従って
アキュムレータ20の出力信号をDAC18によりアナ
ログ電圧に変換した信号(10)を反転し、加算器2で
適当に重みを付けて加算することによって、位相比較器
1の出力の周期的な変化を打ち消し、スプリアスを低減
することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
分数N周波数シンセサイザでは、DAコンバータが必要
であるが、DAコンバータは回路規模が大きく、制作費
用が嵩むため、経済性が損なわれるという問題があっ
た。また、分数N周波数シンセサイザは周波数ステップ
より基準周波数を高くすることに特徴があるが、DAコ
ンバータは、この高くした基準周波数で動作する必要が
あるため、消費電力も大きくなるという問題もあった。
【0018】本発明の目的は、DAコンバータを用いず
に、低コストで実現することができ、また、低消費電力
で、かつ、スプリアスの小さい分数N周波数シンセサイ
ザを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の課
題は、前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。
【0020】すなわち、請求項1の発明は、周波数制御
端子に入力される電圧により発振周波数が設定される電
圧制御発振器と、この電圧制御発振器の出力が入力され
て、切換信号の論理レベルによって分周比を整数Nまた
はN+1のいずれかに切り換える可変分周器と、
【0021】この可変分周器の出力と基準信号との位相
差を比較して、位相差に比例する電圧、あるいは、位相
差に応じた時間幅のパルス、または、これを積分した電
圧を出力する位相比較器と、
【0022】この位相比較器の出力を前記電圧制御発振
器の周波数制御端子に帰還接続するループフィルタと、
前記可変分周器の出力が入力され、整数Mが設定されて
入力パルスを設定値Mだけカウントした時、これを知ら
せる信号を出力する第一のカウンタと、
【0023】前記可変分周器の出力が入力され、第一の
カウンタの設定値Mより小さい整数Aが設定されて入力
パルスを設定値Aだけカウントした時、これを知らせる
信号を出力すると共にカウント動作を停止し、第一のカ
ウンタがその設定値Mだけカウントした時に、カウント
動作を再開する第二のカウンタと、
【0024】第一のカウンタが入力パルスを設定値Mだ
けカウントした時、及び、第二のカウンタが入力パルス
を設定値Aだけカウントした時に、出力の論理レベルを
反転する切換信号発生回路と、この切換信号発生回路の
出力またはこれを反転した出力が入力されて、その直流
レベルを変換するレベルシフト回路と、
【0025】このレベルシフト回路の出力が入力され
て、その積分値を出力する積分器とを備え、前記切換信
号発生回路の出力を前記可変分周器の分周比切換信号と
すると共に、前記積分器の出力を、前記位相比較器の出
力に加算もしくは減算することにより構成した分数N周
波数シンセサイザである。
【0026】また、請求項2の発明は、上記請求項1記
載の分数N周波数シンセサイザにおいて、第一のカウン
タが入力パルスを設定値Mだけカウントした時、これを
知らせるための出力信号、及び、第二のカウンタが入力
パルスを設定値Aだけカウントした時、これを知らせる
ための出力信号を、出力信号の論理レベルを反転するこ
とによるように構成したものである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の分数N周波数シ
ンセサイザの実施の形態の例を示す図である。この図に
おいて、数字符号1は位相比較器、2は加算器、3はル
ープフィルタ、4は電圧制御発振器(VCO)、5は可
変分周器、6は第一のカウンタ、7は第二のカウンタ、
8は切換信号発生回路、9はレベルシフト回路、10は
積分器を表わしている。図中の〜の表示は、その箇
所における信号を後述する図2で示される波形等と対応
付けるものである。
【0028】第一のカウンタ6の設定値をM、第二のカ
ウンタ7の設定値をAとし、M>Aとする。第二のカウ
ンタ7は、入力パルスを設定値Aだけカウントした時に
カウント動作を停止する。次に第一のカウンタ6が入力
パルスを設定値Mだけカウントした時に、第一のカウン
タ6及び第二のカウンタ7をリセットして初めの設定値
に戻し、動作を繰り返す。
【0029】切換信号発生回路8は、第一のカウンタが
入力パルスを設定値Mだけカウントした時及び第二のカ
ウンタが入力パルスを設定値Aだけカウントした時に、
その出力の論理レベルを反転する。従って切換信号発生
回路8の出力は、入力信号のAサイクルと(M−A)サ
イクルとでハイ・ローレベルを切り換える。今、入力信
号のAサイクルで“ハイ”、(M−A)サイクルで“ロ
ー”であるとする。
【0030】可変分周器5は、切換信号発生回路8の出
力信号のハイ・ローレベルによって、分周比をNとN+
1とに切り換える。今、切換信号発生回路8の出力の
“ハイ”で分周比が(N+1)、“ロー”で分周比がN
であるとすると、Mサイクルに渡って可変分周器5の分
周比を平均した分周比NAVE は、“数3”のようになっ
て、NAVE は、整数部Nと分数部A/Mとの和で表わさ
れる。
【0031】
【数3】
【0032】従って、基準周波数をfREF とすると、位
相同期した際のVCOの発振周波数fVCO は、“数4”
のようになり、第二のプログラマブル・カウンタ6の設
定値Aを1ずつ変更することによってfVCO は基準周波
数fREF の1/Mのステップ周波数で変化する。
【0033】
【数4】
【0034】図2は、図1に示す実施の形態の例の動作
を示すタイミングチャートである。図1、図2におい
て、はVCO4の出力、は可変分周器5の出力、
は切換信号発生回路8の出力、は基準信号、は位相
比較器1の論理動作、はレベルシフト回路9の出力、
は積分器10の出力を表わしている。
【0035】図2では、可変分周器5の分周比Nを2と
しており、切換信号発生回路8の出力信号が“ハイ”の
時には、その分周比を3に変更する。また第一のカウン
タ6の設定値Mを8、第二のカウンタ7の設定値Aを3
としている。
【0036】初め、可変分周器5の出力信号と基準信
号の位相が一致しており、切換信号発生回路8の出力
信号は“ハイ”であるとする。従って、可変分周器5
の分周比は3であり、出力は、VCO4の出力信号
の3番目、6番目で立ち上がる。次に信号が、信号
の9番目に立ち上がった時、第二のカウンタ7は設定値
3をカウントし終えて、カウンタ動作を停止すると共
に、切換信号発生回路8の出力信号が“ロー”とな
る。
【0037】これに伴い、可変分周器5の分周比は2に
変更される。第一のカウンタ6が設定値8をカウントし
終えるのは、信号が信号の19番目に立ち上がった
時である。従って信号の平均分周比は、19/8=2
+(3/8)となる。一方、基準信号は一定の周波数
であり、信号の19/8倍の周期である。
【0038】位相比較器1の論理動作を示す信号は、
信号と基準信号の位相差に応じてパルス幅が変わ
る。その幅は初め0であり、次に3−(19/8)=5
/8,6−(38/8)=10/8と変化する。実際の
位相比較器1の出力は、信号を積分した波形であり、
位相差に比例した電圧となる。この電圧によりVCOを
制御するが、信号のパルス幅は周期的に変化している
ため、このままVCOに加えるとスプリアスを発生させ
てしまう。
【0039】そのため、切換信号発生回路8の出力信号
を分岐して、レベルシフト回路に入力する。図3に
レベルシフト回路の例を示す。同図において、数字符号
31はコンデンサ、32は抵抗、33はコイルである。
レベルシフト回路の時定数を入力の変化に充分追随する
値に選ぶと、その出力の平均直流レベルは0であり、出
力波形は入力波形と同じとなる。
【0040】この様子を、図2のに示す。レベルシフ
ト回路9の入力信号はハイである時間とローである時
間の比が9:10であるため、ハイレベルとローレベル
の電圧比は10:9となる。従ってこの信号を積分し
た信号はに示すように、信号のハイレベルの時間に
は単調増加し、ローレベルの時間には単調減少して、信
号の0番目と19番目の時刻に同じ電圧値である三角
波となる。
【0041】この信号は、信号のパルス幅と比例し
て変化している。従って信号を反転し、加算器2で適
当に重みを付けて加算することで、位相比較器1の出力
の周期的な変化を打ち消し、スプリアスを低減すること
ができる。
【0042】以上説明したように本発明によれば、DA
コンバータを用いずに、簡単な付加回路でスプリアスの
小さい分数N周波数シンセサイザが実現でき、基準周波
数以下の周波数分解能が得られる。
【0043】上述したような本発明の実施の形態の例
を、実際のハードウェアを用いて構成した実施例につい
ての実験結果を図4及び図5に示す。図4はオシロスコ
ープによる観測波形に基づいて作図したものであり、図
中の及びは図1と同じ回路の出力であることを示し
ている。図5は周波数シンセサイザの出力をスペクトラ
ム・アナライザによって観測したスペクトラムに基づい
て作図したものである。
【0044】図4及び図5は、VCOの出力周波数f
VCO は4.83GHz、基準周波数f REF は80MH
z、可変分周器の分周比Nを60、第一のカウンタの設
定値Mを16、第二のカウンタの設定値Aを6とした場
合のものであり、80MHzの基準周波数のもとで5M
Hzの周波数ステップを得ている。
【0045】図4において、位相比較器の出力信号は
基準周波数の80MHzと5MHzの三角波とが重畳さ
れた波形となっている。一方、積分器の出力は5MH
zの三角波である。これらを加算器によって加算する。
【0046】図5の(a)は加算前の周波数シンセサイ
ザの出力、図5の(b)は加算後の周波数シンセサイザ
の出力である。加算前、4.83GHzの希望波信号
と、4.83GHzから5MHz離れた所に生じている
スプリアスとのレベル差は58dBであったが、加算後
には83dBと大きく低減していることが分かる。
【0047】以上の実測結果からも、本発明によればD
Aコンバータを用いずに、簡単な付加回路でスプリアス
の小さい分数N周波数シンセサイザが実現できることが
分かる。
【0048】先に図3に基づいて説明したレベルシフト
回路の例では、レベルシフト回路9の出力の平均直流レ
ベルが0となるように、図3において抵抗32あるいは
コイル33の一端を接地する形式としているが、これに
限るものではなく、平均直流レベルをある基準電位とし
ても良い。この場合、積分器10は入力信号と基準電位
との差を積分すれば良い。
【0049】また切換信号発生回路8の出力信号の分岐
は同相分配ではなく、互いに反転した信号が可変分周器
5とレベルシフト回路9に入力される構成であっても、
加算器2において2つの入力信号の極性が反転していれ
ば良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DAコンバータを用いずに、簡単な付加回路でスプリア
スの小さい分数N周波数シンセサイザを構成することが
可能であり、低消費電力で、位相雑音特性が良好であっ
て、かつ、周波数切換速度が速い周波数シンセサイザを
低コストで実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の例の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図3】レベルシフト回路の例を示す図である。
【図4】オシロスコープによる観測波形を示す図であ
る。
【図5】スペクトラム・アナライザによる観測結果を示
す図である。
【図6】従来の分数N周波数シンセサイザの例を示す図
である。
【図7】従来のスプリアス低減回路を付加した分数N周
波数シンセサイザの例を示す図である。
【図8】従来のスプリアス低減回路を付加した分数N周
波数シンセサイザの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 位相比較器 2 加算器 3 ループフィルタ 4 電圧制御発振器 5 可変分周器 6 第一のカウンタ 7 第二のカウンタ 8 切換信号発生回路 9 レベルシフト回路 10 積分器 20 アキュムレータ 21 加算器 22 ラッチ 31 コンデンサ 32 抵抗 33 コイル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−223037(JP,A) 特開 平8−242165(JP,A) 特開 平4−266220(JP,A) 特開 平4−129330(JP,A) 特表 平8−505993(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/183 - 7/197

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数制御端子に入力される電圧により
    発振周波数が設定される電圧制御発振器と、 この電圧制御発振器の出力が入力されて、切換信号の論
    理レベルによって分周比を整数NまたはN+1のいずれ
    かに切り換える可変分周器と、 この可変分周器の出力と基準信号との位相差を比較し
    て、位相差に比例する電圧、あるいは、位相差に応じた
    時間幅のパルス、または、これを積分した電圧を出力す
    る位相比較器と、 この位相比較器の出力を前記電圧制御発振器の周波数制
    御端子に帰還接続するループフィルタと、 前記可変分周器の出力が入力され、整数Mが設定されて
    入力パルスを設定値Mだけカウントした時、これを知ら
    せる信号を出力する第一のカウンタと、 前記可変分周器の出力が入力され、第一のカウンタの設
    定値Mより小さい整数Aが設定されて入力パルスを設定
    値Aだけカウントした時、これを知らせる信号を出力す
    ると共に、カウント動作を停止し、第一のカウンタがそ
    の設定値Mだけカウントした時、カウント動作を再開す
    る第二のカウンタと、 第一のカウンタが入力パルスを設定値Mだけカウントし
    た時、及び、第二のカウンタが入力パルスを設定値Aだ
    けカウントした時に、出力の論理レベルを反転する切換
    信号発生回路と、 この切換信号発生回路の出力またはこれを反転した出力
    が入力されて、その直流レベルを変換するレベルシフト
    回路と、 このレベルシフト回路の出力が入力されて、その積分値
    を出力する積分器とを備え、 前記切換信号発生回路の出力を前記可変分周器の分周比
    の切換信号とすると共に、 前記積分器の出力を、前記位相比較器の出力に加算もし
    くは減算することを特徴とする分数N周波数シンセサイ
    ザ。
  2. 【請求項2】 第一のカウンタが入力パルスを設定値M
    だけカウントした時、これを知らせるための出力信号、
    及び、第二のカウンタが入力パルスを設定値Aだけカウ
    ントした時、これを知らせるための出力信号は、出力信
    号の論理レベルを反転することによるものである請求項
    1記載の分数N周波数シンセサイザ。
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