JP3210678U - 施術用衣服 - Google Patents

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芙由子 田口
芙由子 田口
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Abstract

【課題】 洗濯等において、裏表を気にする必要のない施術用衣服を提供する。【解決手段】 施術用衣服1は、表裏両面がタオル地からなり、リバーシブル着用可能なノースリーブ状に形成されている。施術用衣服1は、略左右対称で、かつ、互いに接合分離可能な、左側前後身頃2と、右側前後身頃3と、からなっている。左側前後身頃2と右側前後身頃3の正面側の重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン5が設けられている。左側前後身頃2と右側前後身頃3の背面側の重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン6が設けられている。【選択図】 図1

Description

本考案は、施術用衣服に関する。さらに詳細には、本考案は、例えば、鍼灸等の施術を受ける被施術者(患者)が施術時に着衣する施術用衣服(患者着)に関する。
鍼灸やマッサージなどの施術を受ける被施術者は、鍼灸師等から貸与される専用の衣服(施術用衣服)を着衣して、施術を受けるのが一般的である。
従来、この種の施術用衣服においては、チャック(スライドファスナー)を用いて、正面側と背面側を開け閉めするようにされていた。
しかし、チャックで開け閉めする構造だと、例えば患部がお腹の場合であっても、施術用衣服の、胸元に対応する部分も開かなければならず、女性の患者が恥ずかしい思いをしていた。
そこで、最近、被施術者の羞恥心を刺激することのない施術用衣服が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に開示された施術用衣服においては、複数のマジックテープ(登録商標)等の面ファスナーを用いて、正面側と背面側を開け閉めするようにされている。かかる構成によれば、施術用衣服の、患部に対応する部分のみを開いて、鍼灸等を施すことができるので、被施術者(特に女性の患者)の羞恥心を刺激することがない。
実用新案登録第3132565号公報
ところで、鍼灸師等は、施術用衣服を多数所有しており、一度着衣されたものはその都度洗濯しているのが現状である。
しかし、患者によっては裏返しのまま脱衣する者もあり、鍼灸師等は、施術用衣服を洗濯する際や洗濯して乾燥させた施術用衣服を畳む際に、裏表を気にする必要があった。
また、特許文献1のようにマジックテープ(登録商標)等の面ファスナーを用いて、正面側と背面側を開け閉めするものにあっては、施術用衣服本体が、肌触りの良いタオル地のような起毛素材からなる場合に、当該面ファスナーが施術用衣服本体の生地に貼り付いて生地を傷めてしまう虞があった。
さらに、鍼灸によって出血する場合があり、施術用衣服本体の生地が汚れて、洗濯しても落ちない場合がある。この場合には、施術用衣服を廃棄することとなるが、一着まるごと廃棄するのはもったいなく、経済的でない。
本考案は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、洗濯時等において、裏表を気にする必要のない施術用衣服を提供することを目的とする。
また、本考案は、鍼灸等の施術時に、患部に対応する部分を、簡単に開いたり閉じたりすることができると共に、施術用衣服本体の生地を傷めてしまう虞もない施術用衣服を提供することを目的とする。
さらに、本考案は、鍼灸による出血等によって汚れた場合であっても、一着まるごと廃棄する必要のない経済的な施術用衣服を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案に係る施術用衣服の構成は、
(1)被施術者が着衣する施術用衣服であって、
表裏両面が略同一素材の生地からなり、リバーシブル着用可能に形成されていることを特徴とする。
本考案において、「略同一素材の生地」とは、模様や色の見た目、肌触り等が似ていることを意図しており、完全に同一の素材からなることを意図するものではない。但し、完全に同一の素材からなることを排除するものでもない。
本考案の施術用衣服の表裏両面は、タオル地であることが好ましい。かかる好ましい構成によれば、着用感に優れた施術用衣服を提供することが可能となる。
尚、本考案の施術用衣服は、表裏両面が略同一素材の生地からなっていれば、一重の生地で構成されていても、表地と裏地の二重の生地で構成されていてもよい。また、表地と中地と裏地とを積層した構成のものであってもよい。
本考案の施術用衣服の上記(1)の構成によれば、リバーシブル着用可能に形成されているため、例えば、洗濯等において、裏表を気にする必要がない。その結果、例えば、当該施術用衣服の持ち主である鍼灸師等の、洗濯等の際における手間を軽減することが可能となる。
本考案の施術用衣服の上記(1)の構成においては、以下の(2),(3)のような構成にすることが好ましい。
(2)前記施術用衣服が、略左右対称で、かつ、互いに接合分離可能な、左側前後身頃と、右側前後身頃と、からなっている。
上記(2)の好ましい構成によれば、例えば、当該施術用衣服の右側部分だけが鍼灸による出血等によって汚れた場合に、右側前後身頃だけを廃棄すればよいので、経済的である。
また、左側前後身頃と右側前後身頃を、それぞれ略前後対称となるように形成することにより、左側前後身頃をそのまま右側前後身頃として用いることが可能となり、右側前後身頃をそのまま左側前後身頃として用いることが可能となる。従って、例えば、右側部分だけが鍼灸による出血等によって汚れた2つの施術用衣服がある場合に、汚れていない2つの左側前後身頃のうちの一方を右側前後身頃として用いることにより、汚れていない左右の前後身頃を揃えて、新たな施術用衣服として使用することが可能となる。そして、この場合も、右側前後身頃だけを廃棄すればよいので、経済的である。
(3)上記(2)の構成において、前記左側前後身頃と前記右側前後身頃の前後の重ね合わせ部分に、それぞれ、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のスナップボタンが設けられている。
上記(3)の好ましい構成によれば、接合手段としてスナップボタンを用いることにより、当該接合手段を、片手で簡単に止めることができ、また、片手で簡単に外すこともできる。従って、上記(3)の好ましい構成によれば、例えば、鍼灸等の施術時に、施術用衣服の、患部に対応する部分を、簡単に開いたり閉じたりすることができるので、施術する側にとって使い勝手の良い施術用衣服を提供することが可能となる。また、複数のスナップボタンが所定の間隔を置いて設けられているので、チャック(スライドファスナー)で開け閉めする場合と異なり、施術用衣服の、患部に対応する部分のみを開いて、鍼灸等を施すことができる。例えば患部がお腹の場合には、施術用衣服の、お腹に対応する部分のみを開き、胸元に対応する部分は閉じたままにしておくことができるので、女性の患者が恥ずかしい思いをすることはない。
また、接合手段としてスナップボタンを用いれば、施術用衣服本体が肌触りの良いタオル地のような起毛素材からなる場合であっても、面ファスナーのように施術用衣服本体の生地に貼り付いて生地を傷めてしまうこともない。
さらに、左側前後身頃と右側前後身頃を、それぞれ略前後対称となるように形成し、かつ、スナップボタンの雄部と雌部の配置を工夫することにより、左側前後身頃の裏表をひっくり返して、当該左側前後身頃を右側前後身頃として用いることが可能となる。また同様に、右側前後身頃の裏表をひっくり返して、当該右側前後身頃を左側前後身頃として用いることが可能となる。従って、例えば、右側部分だけが鍼灸による出血等によって汚れた2つの施術用衣服がある場合に、汚れていない2つの左側前後身頃のうちの一方だけ裏表をひっくり返すことにより、汚れていない左右の前後身頃を揃えて、新たな施術用衣服として使用することが可能となる。そして、この場合も、右側前後身頃だけを廃棄すればよいので、経済的である。
本考案によれば、洗濯時等において、裏表を気にする必要のない施術用衣服を提供することができる。
また、本考案によれば、鍼灸等の施術時に、患部に対応する部分を、簡単に開いたり閉じたりすることができると共に、施術用衣服本体の生地を傷めてしまうこともない施術用衣服を提供することができる。
さらに、本考案によれば、鍼灸による出血等によって汚れた場合であっても、一着まるごと廃棄する必要のない経済的な施術用衣服を提供することができる。
本考案の実施の形態1における施術用衣服の構成を示す正面斜視図である。 本考案の実施の形態1における施術用衣服を、左側前後見頃と右側前後見頃に分離した状態を示す分解正面斜視図である。 本考案の実施の形態1における施術用衣服の、接合手段による接合の一部を解除した状態を示す正面斜視図である。 本考案の実施の形態1における施術用衣服の、接合手段による接合の一部を解除した状態を示す一部拡大正面斜視図である。 本考案の実施の形態1における施術用衣服の、接合手段による接合のさらに他の一部を解除した状態を示す一部拡大正面斜視図である。 本考案の実施の形態1における施術用衣服の使用例を示す正面斜視図である。 本考案の実施の形態2における施術用衣服を、左側前後見頃と右側前後見頃に分離した状態を示す分解正面斜視図である。 本考案の実施の形態3における施術用衣服の構成を示す正面斜視図である。 本考案の実施の形態3における施術用衣服の、接合手段による接合の一部を解除した状態を示す正面斜視図である。
以下、好適な実施の形態を用いて本考案をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施の形態は本考案を具現化した例に過ぎず、本考案はこれに限定されるものではない。
[実施の形態1]
まず、本考案の実施の形態1における施術用衣服について、図1から図6を参照しながら説明する。
図1は、本考案の実施の形態1における施術用衣服の構成を示す正面斜視図、図2は、当該施術用衣服を、左側前後見頃と右側前後見頃に分離した状態を示す分解正面斜視図、図3は、当該施術用衣服の、接合手段による接合の一部を解除した状態を示す正面斜視図、図4は、当該施術用衣服の、接合手段による接合の一部を解除した状態を示す一部拡大正面斜視図、図5は、当該施術用衣服の、接合手段による接合のさらに他の一部を解除した状態を示す一部拡大正面斜視図、図6は、当該施術用衣服の使用例を示す正面斜視図である。
図1に示す本実施の形態の施術用衣服1は、例えば、鍼灸等の施術を受ける被施術者(患者)が施術時に着衣する施術用衣服(患者着)である。この施術用衣服1は、別に準備されるズボン(図示せず)と一緒に着衣される。
施術用衣服1は、表裏両面がタオル地からなり、リバーシブル着用可能なノースリーブ状に形成されている。尚、図1中、参照符号2a,3aは「袖刳り」を示し、4は「襟刳り」を示している。
表裏両面をタオル地とすることにより、着用感に優れた施術用衣服1を提供することが可能となる。
本実施の形態の施術用衣服1の構成によれば、リバーシブル着用可能に形成されているため、例えば、洗濯等において、裏表を気にする必要がない。その結果、例えば、当該施術用衣服1の持ち主である鍼灸師等の、洗濯等の際における手間を軽減することが可能となる。
図1、図2に示すように、施術用衣服1は、略左右対称で、かつ、互いに接合分離可能な、左側前後身頃2と、右側前後身頃3と、からなっている。ここで、左側前後身頃2と右側前後身頃3は、正面側で、右側前後身頃3の身丈方向端縁部分3bを左側前後身頃2の身丈方向端縁部分2bの上に重ね合わせた状態で接合される。また、左側前後身頃2と右側前後身頃3は、背面側で、左側前後身頃2の身丈方向端縁部分2cを右側前後身頃3の身丈方向端縁部分3cの上に重ね合わせた状態で接合される。
施術用衣服1のかかる構成によれば、例えば、当該施術用衣服1の右側部分だけが鍼灸による出血等によって汚れた場合に、右側前後身頃3だけを廃棄すればよいので、経済的である。
図1、図2に示すように、左側前後身頃2と右側前後身頃3の正面側の重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン5が設けられている。
さらに具体的に説明すると、図1から図4に示すように、左側前後身頃2の正面側の身丈方向端縁部分2bには、表側に嵌合凹部8aがくるように、スナップボタン5の雌部8が取り付けられている。一方、右側前後身頃3の正面側の身丈方向端縁部分3bには、裏側に嵌合凸部7aがくるように、スナップボタン5の雄部7が取り付けられている。そして、右側前後身頃3の正面側の身丈方向端縁部分3bを、左側前後身頃2の正面側の身丈方向端縁部分2bに被せる形で、スナップボタン5の雄部7をスナップボタン5の雌部8に嵌合させることにより、左側前後身頃2と右側前後身頃3を、正面側で接合できるようにされている。
また、図1、図2に示すように、左側前後身頃2と右側前後身頃3の背面側の重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン6が設けられている。
さらに具体的に説明すると、図1から図5に示すように、左側前後身頃2の背面側の身丈方向端縁部分2cには、裏側に嵌合凸部9aがくるように、スナップボタン6の雄部9が取り付けられている。一方、右側前後身頃3の背面側の身丈方向端縁部分3cには、表側に嵌合凹部10aがくるように、スナップボタン6の雌部10が取り付けられている。そして、左側前後身頃2の背面側の身丈方向端縁部分2cを、右側前後身頃3の背面側の身丈方向端縁部分3cに被せる形で、スナップボタン6の雄部9をスナップボタン6の雌部10に嵌合させることにより、左側前後身頃2と右側前後身頃3を、背面側で接合できるようにされている。
かかる構成によれば、接合手段としてスナップボタン5,6を用いることにより、当該接合手段を、片手で簡単に止めることができ、また、片手で簡単に外すこともできる。従って、かかる構成によれば、例えば、鍼灸等の施術時に、施術用衣服1の、患部に対応する部分を、簡単に開いたり閉じたりすることができるので、施術する側にとって使い勝手の良い施術用衣服を提供することが可能となる。また、複数のスナップボタン5(6)が所定の間隔を置いて設けられているので、チャック(スライドファスナー)で開け閉めする場合と異なり、施術用衣服1の、患部に対応する部分のみを開いて、鍼灸等を施すことができる。例えば患部がお腹の場合には、図6に示すように、施術用衣服1の、お腹に対応する部分のみを開き、胸元に対応する部分は閉じたままにしておくことができるので、女性の患者が恥ずかしい思いをすることはない。
また、接合手段としてスナップボタン5,6を用いれば、施術用衣服本体が肌触りの良いタオル地のような起毛素材からなる場合であっても、面ファスナーのように施術用衣服本体の生地に貼り付いて生地を傷めてしまうこともない。
さらに、スナップボタン5の雄部7,雌部8、及び、スナップボタン6の雄部9,雌部10を、上記のような位置関係で取り付けたので(図2,図4,図5を参照)、左側前後身頃2をそのまま右側前後身頃3として用いることが可能となり、右側前後身頃3をそのまま左側前後身頃2として用いることが可能となる。従って、例えば、右側部分だけが鍼灸による出血等によって汚れた2つの施術用衣服1がある場合に、汚れていない2つの左側前後身頃2のうちの一方を右側前後身頃3として用いることにより、汚れていない左右の前後身頃2,3を揃えて、新たな施術用衣服1として使用することが可能となる。そして、この場合も、右側前後身頃3だけを廃棄すればよいので、経済的である。
尚、この場合、左側前後身頃2と右側前後身頃3は、それぞれ略前後対称となっていることが好ましい。かかる好ましい構成によれば、例えば上記のように左側前後身頃2を右側前後身頃3として用いても(逆の場合も同じ)、袖刳り2a,3a部分や襟刳り4部分が窮屈になることはない。
スナップボタン5,6は、正面視で直径が10mmから25mmである。
スナップボタン5,6としては、比較的径の小さいものを用いることが好ましい。かかる好ましい構成によれば、施術用衣服1の上からマッサージを行う場合に、スナップボタン5,6が指圧の邪魔になることはない。
尚、本実施の形態においては、表裏両面がタオル地からなる施術用衣服1を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。表裏両面が略同一素材の生地からなり、リバーシブル着用可能に形成されていれば、表裏両面がタオル地以外の生地からなるものであってもよい。
また、本実施の形態においては、略左右対称で、かつ、互いに接合分離可能な、左側前後身頃2と、右側前後身頃3と、からなる施術用衣服1を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。本考案の施術用衣服は、リバーシブル着用可能に形成されていれば、左右非対称な、左側前後身頃と、右側前後身頃と、からなるものであってもよい。かかる構成によれば、「ツボ」を避けてスナップボタン等の接合手段を配置することが可能となるので、施術用衣服の上からマッサージを行う場合に、スナップボタン等の接合手段が指圧の邪魔になることを防止することができる。
また、本実施の形態においては、接合手段としてプラスチック製スナップボタン5,6を用いる場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。接合手段としては、例えば、金属製スナップボタン,ホック,面ファスナー等を用いることもできる。
[実施の形態2]
次に、本考案の実施の形態2における施術用衣服について説明する。
上記実施の形態1においては、左側前後身頃2の正面側の身丈方向端縁部分2bに、表側に嵌合凹部8aがくるように、スナップボタン5の雌部8が取り付けられ、右側前後身頃3の正面側の身丈方向端縁部分3bに、裏側に嵌合凸部7aがくるように、スナップボタン5の雄部7が取り付けられ、左側前後身頃2の背面側の身丈方向端縁部分2cに、裏側に嵌合凸部9aがくるように、スナップボタン6の雄部9が取り付けられ、右側前後身頃3の背面側の身丈方向端縁部分3cに、表側に嵌合凹部10aがくるように、スナップボタン6の雌部10が取り付けられている場合を例に挙げて説明したが(図1から図5を参照)、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。例えば、図7に示すような構成にしてもよい。
図7は、本考案の実施の形態2における施術用衣服を、左側前後見頃と右側前後見頃に分離した状態を示す分解正面斜視図である。
図7に示すように、施術用衣服11は、表裏両面がタオル地からなり、リバーシブル着用可能なノースリーブ状に形成されている。尚、図7中、参照符号12a,13aは「袖刳り」を示し、14は「襟刳り」を示している。
また、施術用衣服11は、略左右対称で、かつ、互いに接合分離可能な、左側前後身頃12と、右側前後身頃13と、からなっている。ここで、左側前後身頃12と右側前後身頃13は、正面側で、右側前後身頃13の身丈方向端縁部分13bを左側前後身頃12の身丈方向端縁部分12bの上に重ね合わせた状態で接合される。また、左側前後身頃12と右側前後身頃13は、背面側で、左側前後身頃12の身丈方向端縁部分12cを右側前後身頃13の身丈方向端縁部分13cの上に重ね合わせた状態で接合される。
左側前後身頃12と右側前後身頃13の正面側の重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン15が設けられている。また、左側前後身頃12と右側前後身頃13の背面側の重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン16が設けられている。
さらに具体的に説明すると、左側前後身頃12の正面側の身丈方向端縁部分12bには、表側に嵌合凹部18aがくるように、スナップボタン15の雌部18が取り付けられ、右側前後身頃13の正面側の身丈方向端縁部分13bには、裏側に嵌合凸部17aがくるように、スナップボタン15の雄部17が取り付けられている。そして、右側前後身頃13の正面側の身丈方向端縁部分13bを、左側前後身頃12の正面側の身丈方向端縁部分12bに被せる形で、スナップボタン15の雄部17をスナップボタン15の雌部18に嵌合させることにより、左側前後身頃12と右側前後身頃13を、正面側で接合できるようにされている。また、左側前後身頃12の背面側の身丈方向端縁部分12cには、裏側に嵌合凸部19aがくるように、スナップボタン16の雄部19が取り付けられ、右側前後身頃13の背面側の身丈方向端縁部分13cには、表側に嵌合凹部20aがくるように、スナップボタン16の雌部20が取り付けられている。そして、左側前後身頃12の背面側の身丈方向端縁部分12cを、右側前後身頃13の背面側の身丈方向端縁部分13cに被せる形で、スナップボタン16の雄部19をスナップボタン16の雌部20に嵌合させることにより、左側前後身頃12と右側前後身頃13を、背面側で接合できるようにされている。
また、左側前後身頃12と右側前後身頃13の正面側の重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン15’が設けられている。また、左側前後身頃12と右側前後身頃13の背面側の重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン16’が設けられている。
さらに具体的に説明すると、左側前後身頃12の正面側の身丈方向端縁部分12bには、表側に嵌合凸部17a’がくるように、スナップボタン15’の雄部17’が取り付けられ、右側前後身頃13の正面側の身丈方向端縁部分13bには、裏側に嵌合凹部18a’がくるように、スナップボタン15’の雌部18’が取り付けられている。そして、右側前後身頃13の正面側の身丈方向端縁部分13bを、左側前後身頃12の正面側の身丈方向端縁部分12bに被せる形で、スナップボタン15’の雌部18’をスナップボタン15’の雄部17’に嵌合させることにより、左側前後身頃12と右側前後身頃13を、正面側で接合できるようにされている。また、左側前後身頃12の背面側の身丈方向端縁部分12cには、裏側に嵌合凹部20a’がくるように、スナップボタン16’の雌部20’が取り付けられ、右側前後身頃13の背面側の身丈方向端縁部分13cには、表側に嵌合凸部19a’がくるように、スナップボタン16’の雄部19’が取り付けられている。そして、左側前後身頃12の背面側の身丈方向端縁部分12cを、右側前後身頃13の背面側の身丈方向端縁部分13cに被せる形で、スナップボタン16’の雌部20’をスナップボタン16’の雄部19’に嵌合させることにより、左側前後身頃12と右側前後身頃13を、背面側で接合できるようにされている。
本実施の形態の施術用衣服11の構成によれば、スナップボタン15の雄部17,雌部18、及び、スナップボタン16の雄部19,雌部20、並びに、スナップボタン15’の雄部17’,雌部18’、及び、スナップボタン16’の雄部19’,雌部20’を、上記のような位置関係で取り付けたので、左側前後身頃12の裏表をひっくり返すことにより、当該左側前後身頃12を右側前後身頃13として用いることが可能となる。また、右側前後身頃13の裏表をひっくり返すことにより、当該右側前後身頃13を左側前後身頃12として用いることが可能となる。
従って、例えば、右側部分だけが鍼灸による出血等によって汚れた2つの施術用衣服11がある場合に、汚れていない2つの左側前後身頃12のうちの一方だけ裏表をひっくり返すことにより、汚れていない左右の前後身頃12,13を揃えて、新たな施術用衣服11として使用することが可能となる。そして、この場合も、右側前後身頃13だけを廃棄すればよいので、経済的である。
尚、この場合、左側前後身頃12と右側前後身頃13は、それぞれ略前後対称となっていることが好ましい。かかる好ましい構成によれば、例えば上記のように左側前後身頃12を右側前後身頃13として用いても(逆の場合も同じ)、袖刳り12a,13a部分や襟刳り14部分が窮屈になることはない。
[実施の形態3]
次に、本考案の実施の形態3における施術用衣服について説明する。
上記実施の形態1,2においては、別に準備されるズボンと一緒に着衣される上着タイプの施術用衣服1,11を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。表裏両面が略同一素材の生地からなり、リバーシブル着用可能に形成されていれば、図8,図9に示すようなワンピースタイプのものであってもよい。
図8は、本考案の実施の形態3における施術用衣服の構成を示す正面斜視図、図9は、当該施術用衣服の、接合手段による接合の一部を解除した状態を示す正面斜視図である。
図8に示す施術用衣服21は、例えば、鍼灸等の施術を受ける被施術者(患者)が施術時に着衣する施術用衣服(患者着)である。
施術用衣服21は、表裏両面がタオル地からなり、リバーシブル着用可能なノースリーブ状に形成されている。尚、図8中、参照符号22a,23aは「袖刳り」を示し、24は「襟刳り」を示している。
この構成の場合も、リバーシブル着用可能に形成されているため、例えば、洗濯等において、裏表を気にする必要がない。その結果、例えば、当該施術用衣服21の持ち主である鍼灸師等の、洗濯等の際における手間を軽減することが可能となる。また、表裏両面をタオル地とすることにより、着用感に優れた施術用衣服1を提供することが可能となる。
施術用衣服21の正面中央には、その上端(襟刳り24部分)から大腿部辺りまで切り込み25が入れられており、その左右の身丈方向端縁部分22b,23bは、右側の身丈方向端縁部分23bを左側の身丈方向端縁部分22bの上に重ね合わせた状態で接合される。このように、本実施の形態の施術用衣服21は、正面側の下部が左右分離不能となっており、上記実施の形態1,2の施術用衣服1,11のような左右完全分離可能なものとはなっていない。
左側の身丈方向端縁部分22bと右側の身丈方向端縁部分23bの重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン26が設けられている。
さらに具体的に説明すると、図8,図9に示すように、左側の身丈方向端縁部分22bには、表側に嵌合凹部28aがくるように、スナップボタン26の雌部28が取り付けられている。一方、右側の身丈方向端縁部分23bには、裏側に嵌合凸部27aがくるように、スナップボタン26の雄部27が取り付けられている。そして、右側の身丈方向端縁部分23bを、左側の身丈方向端縁部分22bに被せる形で、スナップボタン26の雄部27をスナップボタン26の雌部28に嵌合させることにより、右側の身丈方向端縁部分23bと左側の身丈方向端縁部分22bを接合できるようにされている。
図8に示すように、施術用衣服21の背面中央には、その上端(襟刳り24部分)から大腿部辺りまで切り込み29が入れられており、その左右の身丈方向端縁部分22c,23cは、左側の身丈方向端縁部分22cを右側の身丈方向端縁部分23cの上に重ね合わせた状態で接合される。このように、本実施の形態の施術用衣服21は、背面側の下部が左右分離不能となっており、上記実施の形態1,2の施術用衣服1,11のような左右完全分離可能なものとはなっていない。
左側の身丈方向端縁部分22cと右側の身丈方向端縁部分23cの重ね合わせ部分には、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のプラスチック製スナップボタン30が設けられている。尚、スナップボタン30の雄部,雌部の取付けは、正面側のスナップボタン26の場合と同じであるため、その詳細な説明は省略する。
以上の構成によれば、接合手段としてスナップボタン26,30を用いることにより、当該接合手段を、片手で簡単に止めることができ、また、片手で簡単に外すこともできる。従って、かかる構成によれば、例えば、鍼灸等の施術時に、施術用衣服21の、患部に対応する部分を、簡単に開いたり閉じたりすることができるので、施術する側にとって使い勝手の良い施術用衣服を提供することが可能となる。また、複数のスナップボタン26(30)が所定の間隔を置いて設けられているので、チャック(スライドファスナー)で開け閉めする場合と異なり、施術用衣服21の、患部に対応する部分のみを開いて、鍼灸等を施すことができる。例えば患部がお腹の場合には、図9に示すように、施術用衣服21の、お腹に対応する部分のみを開き、胸元に対応する部分は閉じたままにしておくことができるので、女性の患者が恥ずかしい思いをすることはない。
また、接合手段としてスナップボタン26,30を用いれば、施術用衣服本体が肌触りの良いタオル地のような起毛素材からなる場合であっても、面ファスナーのように施術用衣服本体の生地に貼り付いて生地を傷めてしまうこともない。
スナップボタン26,30は、正面視で直径が10mmから25mmである。
スナップボタン26,30としては、比較的径の小さいものを用いることが好ましい。かかる好ましい構成によれば、施術用衣服21の上からマッサージを行う場合に、スナップボタン26,30が指圧の邪魔になることはない。
尚、本実施の形態においては、表裏両面がタオル地からなる施術用衣服21を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。表裏両面が略同一素材の生地からなり、リバーシブル着用可能に形成されていれば、表裏両面がタオル地以外の生地からなるものであってもよい。
また、本実施の形態においては、正面中央と背面中央に切り込み25,29が入れられた施術用衣服21を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。切り込みは、正面中央(背面中央)から左右いずれかにずれていてもよい。かかる構成によれば、「ツボ」を避けてスナップボタン等の接合手段を配置することが可能となるので、施術用衣服の上からマッサージを行う場合に、スナップボタン等の接合手段が指圧の邪魔になることを防止することができる。
また、本実施の形態においては、接合手段としてプラスチック製スナップボタン26,30を用いる場合を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。接合手段としては、例えば、金属製スナップボタン,ホック,面ファスナー等を用いることもできる。
また、本実施の形態においては、正面側及び背面側の下部が左右分離不能となっている施術用衣服21を例に挙げて説明したが、本考案は必ずしもこのような構成のものに限定されるものではない。本実施の形態の施術用衣服についても、左右完全分離可能なものとすることができ、これにより、上記実施の形態1,2の場合と同様の追加的な効果を得ることが可能となる。
1,11,21 施術用衣服(患者着)
2,12 左側前後身頃
2a,3a,12a,13a,22a,23a 袖刳り
2b,2c,3b,3c,12b,12c,13b,13c,22b,22c,23b,23c 身丈方向端縁部分
3,13 右側前後身頃
4,14,24 襟刳り
5,6,15,15’,16,16’,26,30 スナップボタン
7,9,17,17’,19,19’,27 雄部
7a,9a,17a,17a’,19a,19a’,27a 嵌合凸部
8,10,18,18’,20,20’,28 雌部
8a,10a,18a,18a’,20a,20a’,28a 嵌合凹部
25,29 切り込み

Claims (3)

  1. 被施術者が着衣する施術用衣服であって、
    表裏両面が略同一素材の生地からなり、リバーシブル着用可能に形成されていることを特徴とする施術用衣服。
  2. 略左右対称で、かつ、互いに接合分離可能な、左側前後身頃と、右側前後身頃と、からなる、請求項1に記載の施術用衣服。
  3. 前記左側前後身頃と前記右側前後身頃の前後の重ね合わせ部分に、それぞれ、上下方向に所定の間隔を置いて接合手段としての複数のスナップボタンが設けられている、請求項2に記載の施術用衣服。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6376420B1 (ja) * 2017-07-24 2018-08-22 美知子 安河内 受診用スカート及び受診用スカートの製作方法
KR102086761B1 (ko) * 2018-11-12 2020-03-09 가톨릭대학교 산학협력단 유방검진복
KR20200061947A (ko) * 2018-11-26 2020-06-03 가톨릭대학교 산학협력단 유방검진복

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