JP3209948B2 - 光情報記録媒体及びその原盤露光方法 - Google Patents

光情報記録媒体及びその原盤露光方法

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JP3209948B2
JP3209948B2 JP23069697A JP23069697A JP3209948B2 JP 3209948 B2 JP3209948 B2 JP 3209948B2 JP 23069697 A JP23069697 A JP 23069697A JP 23069697 A JP23069697 A JP 23069697A JP 3209948 B2 JP3209948 B2 JP 3209948B2
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    • GPHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化型光ディス
クのような書き込み可能型の光情報記録媒体及びその原
盤露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の書き込み可能型の光情
報記録媒体では、位置検索のための同期信号やアドレス
情報(以下、これらの情報を「プリフォーマット情報」
という)が、予め、位相溝としてディスク基板上に形成
されている。このようなプリフォーマット情報を位相溝
として形成する手法としては、溝を蛇行(ウォブリン
グ)させる手法や、不連続な溝(以下、この溝を「位相
ピット」という)の長さ、間隔、位置を変化させる手法
がある。
【0003】光ディスクの記録容量を大きくするために
は、情報記録用トラックとなるグルーブの間隔(以下、
この間隔を「トラックピッチ」という)を狭くした場
合、ウォブリングさせる手法によると十分なC/Nがと
れず、記録容量にも制約がある。
【0004】そこで、特開平9−17029号公報によ
れば、グルーブ間に位置するランド上に位相ピットを形
成することが提案されている。図16はこの考えの光情
報記録媒体を模式的に示すもので、グルーブG間の部分
なるランドL上に位相ピットPが形成されている。図示
の如く、この位相ピットPは隣接するトラックのグルー
ブG同士をつないだ形、即ち、梯子状となる。
【0005】一方、このような位相ピットPを再生する
手法としては、光ディスクの半径方向(トラック方向に
直交する方向)に2分割されたフォトダイオードを受光
系に配置し、このフォトダイオードから光電変換されて
得られる信号の差信号として検出される(詳細には特開
平9−17029号公報中の図8及び対応する説明参
照)。また、グルーブGを挾んで左右に位置するランド
L上にともに位相ピットPが存在する場合、プリフォー
マット情報が同時に読み出されて干渉してしまう(クロ
ストーク)ので、位相ピットPで形成されるプリフォー
マット情報のパターンを偶数用EVEN、奇数用ODD
の2種類用意しておき、クロストークが発生するような
配置になった場合にはこれらのパターンを切換えて使用
するようにしている(同公報中の図2及び対応する説明
参照)。この手法により、クロストークの問題は解消さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した公報では、ク
ロストーク問題のために位相ピットPで形成されるプリ
フォーマット情報のパターンを2種類用意しておき、ク
ロストークが発生する配置になったらパターンを切換え
て使用するようにしているので、クロストーク問題の解
決手段としては有効といえる。
【0007】ところが、クロストークが発生する位置
(即ち、グルーブGを挾んで左右に位置するランドLに
同時に位相ピットPが存在する位置)を原盤露光中に検
出しながら、偶数用EVENパターンと奇数用ODDパ
ターンとを切換えて露光することは技術的に非常に難し
いといえる。即ち、露光原盤の回転数に誤差がなけれ
ば、計算でクロストークの発生する位置を求めて偶数用
EVENパターンと奇数用ODDパターンとを切換えた
プリフォーマット情報の位相ピットパターンをエンコー
ドすることができるが、露光原盤の回転数には小さいな
がらも誤差(一般的には、0.1%以下)があるため、
計算による手法をとることができない。そこで、実際に
は、露光原盤の回転数をモニタリングしながらクロスト
ークが発生する位置を検出し、偶数用EVENパターン
と奇数用ODDパターンとを切換えて露光する必要があ
る。しかし、位相ピットPのトラック方向の長さはサブ
ミクロンオーダであり、極めて短いため、回転数の誤差
検出を少なくともnsオーダで行なわなくてはならず、
回転数検出装置自体が持つ誤差によっても、クロストー
クが発生する位置検出に誤差を生じてしまう。
【0008】また、前述した公報中では詳細には述べら
れていないが、位相ピットPで形成されたプリフォーマ
ット情報を再生する手法として、プッシュプル信号(P
ush-Pull 信号=差信号)を用いる手法がある。その再
生原理を図17及び図18を参照して説明する。図17
(b)は同図(a)に示すように再生ビームBがディス
ク半径方向を横切る場合に梯子状の位相ピットP付近で
生じるプッシュプル信号の波形を示す。この場合のプッ
シュプル信号はトラックピッチTPを1周期とする正弦
波となるが、位相ピットPが存在する梯子状部分では半
径方向の断面形状が破線で示すトラック中心に対して非
対称であるため、位相ピットPの中心(図中、1点鎖線
で示す)がグルーブGのトラック中心に対して半径方向
に寸法sだけずれた位置となる。このため、図18
(a)に示すようにグルーブGに沿ってトラッキング制
御しながら信号を再生する場合に、位相ピットPの位置
では同図(b)に示すようにプッシュプル信号に大きさ
Aで示すようなピークが生じるので、このAのようなピ
ークの有無或いは発生位置を検出すれば、位相ピットP
で形成されたプリフォーマット情報を再生することがで
きる。
【0009】ところが、グルーブGを挾んで左右に位置
するランドL上に位相ピットPが同時に存在する個所
(図16(b)に示すトラックTr3,Tr4の断面位
置、図19(a)参照)では、位相ピットPが存在して
も梯子状部分の半径方向の断面形状が非対称とはならな
いので(図19(b)のプッシュプル信号からも判るよ
うに位相ピットPの中心にずれsを生じない)、グルー
ブGに沿ってトラッキング制御しながら信号を再生する
場合のプッシュプル信号にAのようなピークを生じな
い。つまり、グルーブGを挾んで左右に位置するランド
L上に位相ピットPが同時に存在する場合には、位相ピ
ットPで形成されたプリフォーマット情報を検出するこ
とができない問題を生ずる。よって、この問題を解決す
るため、プッシュプル信号で再生する際にも、位相ピッ
トPで形成されプリフォーマット情報のパターンを偶数
用EVEN、奇数用ODDの2種類用意しておき、クロ
ストークが発生するような配置になった場合にはこれら
のパターンを切換えて使用する必要がある。
【0010】そこで、本発明は、プリフォーマット情報
を表す位相ピットが隣接する情報記録用トラックに対し
て同一位置に存在しても隣接する位相ピットの干渉を受
けることがなく、その位相ピットをプッシュプル法等に
より確実に再生することができる光情報記録媒体及びそ
の原盤露光方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の光
情報記録媒体は、情報記録用トラックをグルーブとし、
プリフォーマット情報が位相ピットとして形成された光
情報記録媒体であって、前記位相ピットがグルーブ上に
形成されトラックに直交する半径方向の両側エッジ部
分の傾き角が異なる。従って、位相ピットの半径方向の
両側エッジ部分の傾き角を異ならせるだけで、位相ピッ
の溝断面形状がグルーブのトラック中心に対して非対
称とされているので、プッシュプル法によりトラッキン
グ制御をかけてグルーブ上をトラッキングしながら信号
を再生する際に位相ピット部分をグルーブ部分と区別し
得るので、位相ピットを再生し得る。この際、位相ピッ
トがグルーブ上に形成されているので、位相ピットが隣
接する情報記録用トラックに対して同一位置に存在して
も隣接する位相ピットの干渉を受けることはない。ここ
に、位相ピットが形成される範囲(グルーブ上)として
は、純粋にグルーブの溝幅の範囲内に位置する場合はも
ちろん、グルーブ外のランド領域にはみ出してもよい
が、隣接するトラックのグルーブにはつながることがな
いことを意味する。
【0012】請求項2記載の発明の光情報記録媒体は、
情報記録用トラックをグルーブとし、プリフォーマット
情報が位相ピットとして形成された光情報記録媒体であ
って、グルーブのトラック中心と位相ピットの中心とが
同一で、グルーブと位相ピットとの溝幅が同一で、グル
ーブと位相ピットとの溝深さが同一で、位相ピットのト
ラックに直交する半径方向の両側エッジ部分の傾き角が
異なる。従って、位相ピットの半径方向の両側エッジ部
分の傾き角を異ならせてトラック中心に対して非対称な
溝断面形状とするだけで、位相ピットとそれに隣接する
トラックのグルーブとがつながることはなく、半径方向
に位相ピットが隣接する場合でもその干渉を受けずに安
定して位相ピットを再生できる。
【0013】請求項記載の発明の光情報記録媒体は、
情報記録用トラックをグルーブとし、プリフォーマット
情報が位相ピットとして形成された光情報記録媒体であ
って、グルーブのトラック中心に対して位相ピットの中
心がトラックに直交する半径方向にずれ、グルーブの溝
幅より位相ピットの溝幅が当該位相ピットが半径方向に
隣接するトラックのグルーブにつながらない範囲で大き
く、グルーブと位相ピットとの溝深さが同一で、位相ピ
ットの半径方向の両側エッジ部分の傾き角が異なる。従
って、位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾き角
を異ならせ、かつ、隣接するトラックのグルーブにつな
がらない範囲で位相ピットの溝幅を広げてトラック中心
に対して非対称な溝断面形状とするだけで、位相ピット
とそれに隣接するトラックのグルーブとがつながること
はなく、半径方向に位相ピットが隣接する場合でもその
干渉を受けずに安定して位相ピットを再生できる。
【0014】請求項記載の発明の光情報記録媒体は、
情報記録用トラックをグルーブとし、プリフォーマット
情報が位相ピットとして形成された光情報記録媒体であ
って、グルーブのトラック中心に対して位相ピットの中
心が当該位相ピットが半径方向に隣接するトラックのグ
ルーブにつながらない範囲でトラックに直交する半径方
向にずれ、グルーブと位相ピットとの溝幅が同一で、グ
ルーブと位相ピットとの溝深さが同一で、位相ピットの
半径方向の両側エッジ部分の傾き角が異なる。従って、
位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾き角を異な
らせ、かつ、隣接するトラックのグルーブにつながらな
い範囲で位相ピットを半径方向にずらしてトラック中心
に対して非対称な溝断面形状とするだけで、位相ピット
とそれに隣接するトラックのグルーブとがつながること
はなく、半径方向に位相ピットが隣接する場合でもその
干渉を受けずに安定して位相ピットを再生できる。
【0015】請求項記載の発明の原盤露光方法は、請
求項2記載の光情報記録媒体を製造するための原盤露光
方法であって、トラック中心に配置させたグルーブ露光
ビームとトラック中心に対して半径方向にずらして配置
させた位相ピット露光ビームとの2本の露光ビームを用
い、グルーブ露光時には前記グルーブ露光ビームにより
原盤を露光し、位相ピット露光時にはグルーブ露光時よ
りも光量が小さくされた前記グルーブ露光ビームと光量
がこのグルーブ露光ビームの光量よりも小さい前記位相
ピット露光ビームとにより原盤を同時に露光する。従っ
て、2本の露光ビームのビーム間隔と光量との制御によ
り、グルーブと位相ピットとを原盤露光できるので、変
動の少ない安定した位相ピットを形成できる。
【0016】請求項記載の発明の原盤露光方法は、
報記録用トラックをグルーブとし、プリフォーマット情
報が位相ピットとして形成された光情報記録媒体であっ
て、グルーブのトラック中心に対して位相ピットの中心
がトラックに直交する半径方向にずれ、グルーブの溝幅
より位相ピットの溝幅が小さく、グルーブと位相ピット
との溝深さが同一で、位相ピットの半径方向の両側エッ
ジ部分の傾き角が同一である光情報記録媒体を製造する
ための原盤露光方法であって、1本の露光ビームを用
い、グルーブ露光時には露光ビームをトラック中心に配
置させて原盤を露光し、位相ピット露光時には露光ビー
ムをトラック中心から半径方向にずらすとともにグルー
ブ露光時よりも光量を下げて原盤を露光する。従って、
1本の露光ビームのずらし量と光量との制御により、グ
ルーブと位相ピットとを原盤露光できるので、変動の少
ない安定した位相ピットを形成できる。
【0017】請求項記載の発明の原盤露光方法は、請
求項記載の光情報記録媒体を製造するための原盤露光
方法であって、トラック中心に配置させたグルーブ露光
ビームとトラック中心に対して半径方向にずらして配置
させた位相ピット露光ビームとの2本の露光ビームを用
い、グルーブ露光時には前記グルーブ露光ビームにより
原盤を露光し、位相ピット露光時にはグルーブ露光時よ
りも光量が小さくされた前記グルーブ露光ビームとこの
グルーブ露光ビームの光量よりも小さい前記位相ピット
露光ビームとにより原盤を同時に露光する。従って、2
本の露光ビームのビーム間隔と光量との制御により、グ
ルーブと位相ピットとを原盤露光できるので、変動の少
ない安定した位相ピットを形成できる。
【0018】請求項記載の発明の原盤露光方法は、請
求項記載の光情報記録媒体を製造するための原盤露光
方法であって、トラック中心に配置させたグルーブ露光
ビームとトラック中心に対して半径方向にずらして配置
させた位相ピット露光ビームとの2本の露光ビームを用
い、グルーブ露光時には前記グルーブ露光ビームにより
原盤を露光し、位相ピット露光時にはグルーブ露光時よ
りも光量が小さくされた前記グルーブ露光ビームとこの
グルーブ露光ビームの光量よりも小さい前記位相ピット
露光ビームとを同時に半径方向にずらして原盤を同時に
露光する。従って、2本の露光ビームのビーム間隔と光
量との制御により、グルーブと位相ピットとを原盤露光
できるので、変動の少ない安定した位相ピットを形成で
きる。
【0019】請求項記載の発明の原盤露光方法は、
報記録用トラックをグルーブとし、プリフォーマット情
報が位相ピットとして形成された光情報記録媒体であっ
て、グルーブのトラック中心に対して位相ピットの中心
がトラックに直交する半径方向にずれ、グルーブの溝幅
より位相ピットの溝幅が当該位相ピットが半径方向に隣
接するトラックのグルーブにつながらない範囲で大き
く、グルーブと位相ピットとの溝深さが同一で、位相ピ
ットの半径方向の両側エッジ部分の傾き角が同一である
光情報記録媒体を製造するための原盤露光方法であっ
て、1本の露光ビームを用い、グルーブ露光時には露光
ビームをトラック中心に配置させて原盤を露光し、位相
ピット露光時には露光ビームをトラック中心から半径方
向にずらすとともにグルーブ露光時よりも光量を上げて
原盤を露光する。従って、1本の露光ビームのずらし量
と光量との制御により、グルーブと位相ピットとを原盤
露光できるので、変動の少ない安定した位相ピットを形
成できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。なお、本実施の形態並
びに後述する各実施の形態でも、情報記録用トラックと
なるグルーブをG、グルーブG間部分のランドをL、プ
リフォーマット情報を表す位相ピットをPで示すものと
する。また、グルーブGの溝幅をWg、位相ピットPの
溝幅をWpで示すものとする。
【0021】本実施の形態の光情報記録媒体では、位相
ピットPがグルーブG上に形成され、その位相ピットP
のトラックTrに直交する半径方向の左右両側エッジ部
分の傾き角を異ならせている。即ち、エッジ部分の傾き
角を各々θ1,θ2としたとき、θ1≠θ2(ここで
は、θ1<θ2)とされている。ちなみに、グルーブG
の両側エッジ部分の傾き角は何れもθ2とされている。
この他の点は、位相ピットPとグルーブGとは同一条件
とされている。即ち、グルーブGの溝幅Wgと位相ピッ
トPの溝幅WpとがWg=Wp(厳密に等しくなくても
よい)であり、溝深さも同一とされている。また、位相
ピットPの中心はグルーブGのトラック中心に一致して
いる。
【0022】即ち、本実施の形態の特徴は、図16に示
した従来例との対比で、ランドL上には位相ピットを形
成せずに、直接グルーブG上に位相ピットPを形成して
その両側エッジ部分の傾き角θ1,θ2を異ならせるこ
とにより、位相ピットPの溝断面形状をグルーブGのト
ラック中心に対して非対称にできる点である。よって、
例えばトラックTr3,Tr4に示すように、隣接した
トラックの同一位置に位相ピットPが同時に存在するこ
とになってもトラック中心に対して非対称な溝断面形状
を有する位相ピットPを配置し得るので、相互に干渉を
受けることなく、プッシュプル信号からこれらの位相ピ
ットPを安定して再生検出することができる。
【0023】ところで、このような光情報記録媒体のプ
ラスチック基板は、スタンパと称される金型から射出成
形法により大量複製される。一般に、スタンパは、図2
に示すスタンパ製造プロセスに従い作製される。このプ
ロセスでは、まず、ガラス基板1にフォトレジスト膜2
を塗布・ベークする(レジスト原盤作製工程…図2
(a))。つづいて、レジスト原盤3を集光されたレー
ザビーム、ここでは、Arレーザ4により露光すること
で潜像形成する(原盤露光工程…図2(b))。露光さ
れたレジスト原盤3を現像し、フォトレジスト膜2上に
溝パターン5を形成する(現像工程…図2(c))。フ
ォトレジスト膜2上に溝パターン5が形成されたレジス
ト原盤3の表面にNi膜をスパッタリングして導電皮膜
6を形成する(導電皮膜処理工程…図2(d))。この
導電皮膜6上にNiを積層し、Ni電鋳板7を形成する
(Ni電鋳工程…図2(e))。このNi電鋳板7をガ
ラス基板1から剥離し、洗浄、裏面研磨、内外径加工の
処理を経てスタンパ8として完成させる(剥離、洗浄、
裏面研磨、加工工程…図2(f))。
【0024】ここで、図2(b)に示す原盤露光工程の
モデルを図3に示す。この原盤露光は、レジスト原盤3
をターンテーブル9により回転させながら横送りさせ
て、レジスト原盤3上にArレーザ4のレーザビームを
集光照射させることで、グルーブ用の溝パターン5がス
パイラル状に形成される。10は対物レンズである。
【0025】このような原理で行なわれる原盤露光に関
して、図1に示したような本実施の形態の位相ピットP
を含むグルーブGを形成するための原盤露光方法につい
て、図4を参照して説明する。本実施の形態では、グル
ーブGと位相ピットPとを露光するために2本の露光ビ
ームを用いる。1つは、グルーブGのトラック中心に配
置させたグルーブ露光ビームPWgとし、他の1つは、
トラック中心に対して半径方向に寸法BDだけずらして
配置させた位相ピット露光ビームPWpとする。まず、
グルーブ露光時には図4(a)に示すようにトラック中
心(1点鎖線で示す)上に配置されている1本のグルー
ブ露光ビームPWgのみを用いてレジスト原盤3を露光
する。ちなみに、このグルーブ露光ビームPWgの光量
を小さくすると、図4(b)に示すように、左右両側エ
ッジ部分の傾き角が小さくなるグルーブGを形成でき
る。このような露光ビームの光量制御でエッジ部分の傾
き角を可変させ得る原理を利用し、位相ピット露光時に
は、図4(c)に示すように、グルーブ露光ビームPW
gの光量をグルーブ露光時よりも小さくするとともに、
片側(図中、右側)のエッジ部分の傾き角を大きくする
ためにトラック中心から寸法BDだけ離れた個所に配置
させた位相ピット露光ビームPWpを併用して、2本の
露光ビームPWg,PWpで同時にレジスト原盤3を露
光する。この際、図示の如く、位相ピット露光ビームP
Wpの光量はグルーブ露光ビームPWgの光量よりも小
さく設定される。
【0026】このような原盤露光方法を行なうことで、
図1に示したように、グルーブGのトラック中心に対し
て非対称で、グルーブGと溝幅がほぼ同一で、溝断面の
左右エッジ部分の傾き角θ1,θ2がθ1<θ2となる
位相ピットPを形成することができる。
【0027】本発明の第二の実施の形態を図5及び図6
に基づいて説明する。本実施の形態の光情報記録媒体で
は、位相ピットPがグルーブG上に形成され、位相ピッ
トPの中心(溝断面の中心)がグルーブGのトラック中
心に対して半径方向に寸法sだけずらされている。ま
た、グルーブGの溝幅Wgに対して位相ピットPの溝幅
Wpが小さく設定され(Wg>Wp)、溝深さは同一と
されている。ちなみに、位相ピットPのトラックTrに
直交する半径方向の左右両側エッジ部分の傾き角は同一
とされている(グルーブGの両側エッジ部分の傾き角も
同一とされている)。
【0028】即ち、図16に示した従来例との対比で、
ランドL上には位相ピットを形成せずに、位相ピットP
の溝幅WpをグルーブGの溝幅Wgよりも小さめとして
その中心をトラック中心から寸法sだけずらすことによ
り、位相ピットPの溝断面形状をグルーブGのトラック
中心に対して非対称にできる点である。よって、例えば
トラックTr3,Tr4に示すように、隣接したトラッ
クの同一位置に位相ピットPが同時に存在することにな
ってもトラック中心に対して非対称な溝断面形状を有す
る位相ピットPを配置し得るので、相互に干渉を受ける
ことなく、プッシュプル信号からこれらの位相ピットP
を安定して再生検出することができる。
【0029】本実施の形態は、図5に示すような位相ピ
ットPを含むグルーブGを形成するための原盤露光方法
に関する。本実施の形態では、1本の露光ビーム(ここ
では、グルーブ露光ビームPWgとする)のみを用い
る。まず、グルーブ露光時には図に実線で示すように
グルーブ露光ビームPWgをトラック中心に配置させて
レジスト原盤3を露光する。これは、図4(a)の場合
と同様である。ついで、位相ピット露光時には図7に破
線で示すようにグルーブ露光ビームPWgをトラック中
心から半径方向に寸法sだけずらすとともにグルーブ露
光時よりも光量を下げてレジスト原盤3を露光する
【0030】このような原盤露光方法を行なうことで、
図5に示したように、グルーブGのトラック中心に対し
て中心が寸法sだけずれて、グルーブGの溝幅Wgより
溝幅Wpが小さくてトラック中心に対して非対称となる
溝断面形状を有する位相ピットPを形成することができ
る。つまり、1本のグルーブ露光ビームPWgのずらし
量と光量との制御により、グルーブGと位相ピットPと
を原盤露光できるので、変動の少ない安定した位相ピッ
トPを形成することができる。
【0031】本発明の第の実施の形態を図及び図
に基づいて説明する。本実施の形態の光情報記録媒体で
は、位相ピットPがグルーブG上に形成され、その位相
ピットPのトラックTrに直交する半径方向の左右両側
エッジ部分の傾き角を異ならせている。即ち、エッジ部
分の傾き角を各々θ1,θ2としたとき、θ1≠θ2
(ここでは、θ1<θ2)とされている。ちなみに、グ
ルーブGの両側エッジ部分の傾き角は何れもθ2とされ
ている。また、位相ピットPの中心(溝断面の中心)が
グルーブGのトラック中心に対して半径方向に寸法sだ
けずらされている。また、グルーブGの溝幅Wgに対し
て位相ピットPの溝幅Wpが大きく設定され(Wg<W
p)、溝深さは同一とされている。ちなみに、位相ピッ
トPの溝幅WpはグルーブGの溝幅Wgよりも大きい
が、位相ピットPが隣接するトラックのグルーブGには
つながらない範囲内とされている。
【0032】即ち、本実施の形態の特徴は、図16に示
した従来例との対比で、ランドL上の一部にも位相ピッ
トPが形成されるものの、その位相ピットPが隣接する
トラックのグルーブGにはつながらない範囲内に溝幅を
抑えることで、位相ピットPの溝断面形状をグルーブG
のトラック中心に対して非対称にできる点である。よっ
て、例えばトラックTr3,Tr4に示すように、隣接
したトラックの同一位置に位相ピットPが同時に存在す
ることになってもトラック中心に対して非対称な溝断面
形状を有する位相ピットPを配置し得るので、相互に干
渉を受けることなく、プッシュプル信号からこれらの位
相ピットPを安定して再生検出することができる。
【0033】図に示すような本実施の形態の位相ピッ
トPを含むグルーブGを形成するための原盤露光方法に
ついて、図を参照して説明する。本実施の形態でも、
グルーブGと位相ピットPとを露光するために2本の露
光ビームを用いる。1つは、グルーブGのトラック中心
に配置させたグルーブ露光ビームPWgとし、他の1つ
は、トラック中心に対して半径方向に寸法BDだけずら
して配置させた位相ピット露光ビームPWpとする。ま
ず、グルーブ露光時には図(a)に示すようにトラッ
ク中心(1点鎖線で示す)上に配置されている1本のグ
ルーブ露光ビームPWgのみを用いてレジスト原盤3を
露光する。これは、図4(a)の場合と同様である。つ
いで、位相ピット露光時には、前述したように、露光ビ
ームの光量制御でエッジ部分の傾き角を可変させ得る原
理を利用し、図(b)に示すように、グルーブ露光ビ
ームPWgの光量をグルーブ露光時よりも小さくすると
ともに、片側(図中、右側)のエッジ部分の傾き角を大
きくするためにトラック中心から寸法BDだけ離れた個
所に配置させた位相ピット露光ビームPWpを併用し
て、2本の露光ビームPWg,PWpで同時にレジスト
原盤3を露光する。この際、図示の如く、位相ピット露
光ビームPWpの光量はグルーブ露光ビームPWgの光
量よりも小さく設定される。もっとも、図1に示したよ
うな位相ピットPを形成するための原盤露光方法と対比
すると、露光ビームPWg,PWp間の寸法BDは図4
(c)に示す場合よりも広く、かつ、位相ピット露光ビ
ームPWp側の光量も図(b)中に破線で示すように
少し大きめとされている。即ち、位相ピットPの溝幅W
pを広げるために、図4に示す方法の場合よりも、露光
ビームPWg,PWp間の距離が広めとされ、位相ピッ
ト露光ビームPWpの光量も少し大きめとされている。
【0034】このような原盤露光方法を行なうことで、
に示したように、グルーブGのトラック中心に対し
て中心が寸法sだけずれて、溝断面の左右エッジ部分の
傾き角θ1,θ2がθ1<θ2となり、かつ、グルーブ
Gよりも溝幅Wpが大きくてトラック中心に対して非対
称となる溝断面形状を有する位相ピットPを形成するこ
とができる。つまり、2本の露光ビームPWg,PWp
のビーム間隔と光量との制御により、グルーブGと位相
ピットPとを原盤露光できるので、変動の少ない安定し
た位相ピットPを形成することができる。
【0035】本発明の第の実施の形態を図及び図1
に基づいて説明する。本実施の形態の光情報記録媒体
では、位相ピットPがグルーブG上に形成され、その位
相ピットPのトラックTrに直交する半径方向の左右両
側エッジ部分の傾き角が異ならされている。即ち、エッ
ジ部分の傾き角を各々θ1,θ2としたとき、θ1≠θ
2(ここでは、θ1<θ2)とされている。ちなみに、
グルーブGの両側エッジ部分の傾き角は何れもθ2とさ
れている。また、位相ピットPの中心(溝断面の中心)
がグルーブGのトラック中心に対して半径方向に寸法s
だけずらされている。また、グルーブGの溝幅Wgと位
相ピットPの溝幅Wpとは同一に設定され(Wg=W
p)、溝深さは同一とされている。ちなみに、位相ピッ
トPのトラック中心に対するずらし量sは、その位相ピ
ットPが隣接するトラックのグルーブGにはつながらな
い範囲内とされている。
【0036】即ち、本実施の形態の特徴は、図16に示
した従来例との対比で、ランドL上の一部にも位相ピッ
トPが形成されるものの、その位相ピットPが隣接する
トラックのグルーブGにはつながらない範囲内に位相ピ
ットPのずらし量sを抑えることで、位相ピットPの溝
断面形状をグルーブGのトラック中心に対して非対称に
できる点である。よって、例えばトラックTr3,Tr
4に示すように、隣接したトラックの同一位置に位相ピ
ットPが同時に存在することになってもトラック中心に
対して非対称な溝断面形状を有する位相ピットPを配置
し得るので、相互に干渉を受けることなく、プッシュプ
ル信号からこれらの位相ピットPを安定して再生検出す
ることができる。
【0037】図に示すような本実施の形態の位相ピッ
トPを含むグルーブGを形成するための原盤露光方法に
ついて、図1を参照して説明する。本実施の形態で
も、グルーブGと位相ピットPとを露光するために2本
の露光ビームを用いる。1つは、グルーブGのトラック
中心に配置させたグルーブ露光ビームPWgとし、他の
1つは、トラック中心に対して半径方向に寸法BDだけ
ずらして配置させた位相ピット露光ビームPWpとす
る。まず、グルーブ露光時には図1(a)に示すよう
にトラック中心(1点鎖線で示す)上に配置されている
1本のグルーブ露光ビームPWgのみを用いてレジスト
原盤3を露光する。これは、図4(a)の場合と同様で
ある。ついで、位相ピット露光時には、前述したよう
に、露光ビームの光量制御でエッジ部分の傾き角を可変
させ得る原理を利用し、図1(b)に示すように、グ
ルーブ露光ビームPWgの光量をグルーブ露光時よりも
小さくするとともに、片側(図中、右側)のエッジ部分
の傾き角を大きくするためにトラック中心から寸法BD
だけ離れた個所に配置させた位相ピット露光ビームPW
pを併用して、2本の露光ビームPWg,PWpで同時
にレジスト原盤3を露光する。この際、図示の如く、位
相ピット露光ビームPWpの光量はグルーブ露光ビーム
PWgの光量よりも小さく設定される。また、位相ピッ
トPの中心をトラック中心に対して半径方向にずらすた
め、位相ピット露光時には図1(b)に破線で示すよ
うにこれらの2本の露光ビームPWg,PWpをトラッ
ク中心から半径方向に寸法sだけ同時にずらす。
【0038】このような原盤露光方法を行なうことで、
に示したように、グルーブGのトラック中心に対し
て中心が寸法sだけずれて、溝断面の左右エッジ部分の
傾き角θ1,θ2がθ1<θ2となってトラック中心に
対して非対称となる溝断面形状を有する位相ピットPを
形成することができる。つまり、2本の露光ビームPW
g,PWpのビーム間隔と光量との制御により、グルー
ブGと位相ピットPとを原盤露光できるので、変動の少
ない安定した位相ピットPを形成することができる。
【0039】本発明の第五の実施の形態を図1及び図
に基づいて説明する。本実施の形態の光情報記録媒
体では、位相ピットPがグルーブG上に形成され、位相
ピットPの中心(溝断面の中心)がグルーブGのトラッ
ク中心に対して半径方向に寸法sだけずらされている。
また、グルーブGの溝幅Wgに対して位相ピットPの溝
幅Wpが大きく設定され(Wg<Wp)、溝深さは同一
とされている。ちなみに、位相ピットPの溝幅Wpはグ
ルーブGの溝幅Wgよりも大きいが、位相ピットPが隣
接するトラックのグルーブGにはつながらない範囲内と
されている。ちなみに、位相ピットPのトラックTrに
直交する半径方向の左右両側エッジ部分の傾き角は同一
とされている(グルーブGの両側エッジ部分の傾き角も
同一とされている)。
【0040】即ち、図16に示した従来例との対比で、
ランドL上の一部にも位相ピットPが形成されるもの
の、その位相ピットPが隣接するトラックのグルーブG
にはつながらない範囲内に溝幅、ずらし量を抑えること
で、位相ピットPの溝断面形状をグルーブGのトラック
中心に対して非対称にできる点である。よって、例えば
トラックTr3,Tr4に示すように、隣接したトラッ
クの同一位置に位相ピットPが同時に存在することにな
ってもトラック中心に対して非対称な溝断面形状を有す
る位相ピットPを配置し得るので、相互に干渉を受ける
ことなく、プッシュプル信号からこれらの位相ピットP
を安定して再生検出することができる。
【0041】本実施の形態の特徴は、図1に示すよう
な位相ピットPを含むグルーブGを形成するための原盤
露光方法に関する。本実施の形態では、1本の露光ビー
ム(ここでは、グルーブ露光ビームPWgとする)のみ
を用いる。まず、グルーブ露光時には図1に実線で示
すようにグルーブ露光ビームPWgをトラック中心に配
置させてレジスト原盤3を露光する。これは、図4
(a)の場合と同様である。ついで、位相ピット露光時
には図1に破線で示すようにグルーブ露光ビームPW
gをトラック中心から半径方向に寸法sだけずらすとと
もにグルーブ露光時よりも光量を上げてレジスト原盤3
を露光する
【0042】このような原盤露光方法を行なうことで、
図1に示したように、グルーブGのトラック中心に対
して中心が寸法sだけずれて、グルーブGの溝幅Wgよ
り溝幅Wpが広くてトラック中心に対して非対称となる
溝断面形状を有する位相ピットPを形成することができ
る。つまり、1本のグルーブ露光ビームPWgのずらし
量と光量との制御により、グルーブGと位相ピットPと
を原盤露光できるので、変動の少ない安定した位相ピッ
トPを形成することができる。
【0043】
【実施例】前述した各実施の形態の如く、グルーブGの
トラック中心に対して非対称な溝断面形状を有する位相
ピットPと、図18で説明した位相ピット部分のプッシ
ュプル信号の変化量Aとの関係について説明する。ここ
では、便宜上、変化量AをグルーブGを再生する際の和
信号レベルで除算した数値LPPを用いるものとする。
また、再生ビームBとしては、波長635nm、ビーム
径が約0.9μmのレーザビームを用いた。さらに、ト
ラックピッチTPは約0.8μmとし、基板には記録膜
として相変化型材料を形成したものを用いた。
【0044】まず、本発明の第一の実施例を図1を参
照して説明する。本実施例は、図1に示した第一の実施
の形態に対応するもので、位相ピットPの片側エッジ部
分の傾き角θ1を変化させた場合のLPPの変化の様子
を検討したものである。ちなみに、図1(b)に示す
ように、他方のエッジ部分の傾き角θ2は45°で固定
した。また、位相ピットPの溝幅Wpは0.4μm、溝
深さDpは600Åとした。図1(a)中、○印は隣
接トラックに位相ピットPが存在しない場合、●印は隣
接トラックに位相ピットPが存在する場合(干渉がある
場合)のLPPを示している。原盤露光方法としては、
図4で説明した2本の露光ビームを用いる方法とし、露
光ビーム間の間隔と光量とを制御することで種々のサン
プルを作製したものである。
【0045】本実施例の結果を示す図1(a)によれ
ば、位相ピットPに関して片側エッジ部分の傾き角θ1
を小さくすればする程、LPPの値は大きくなるが、約
10°でLPP=0.20程度と最大になることが判明
したものである。●印で示すように、位相ピット同士の
干渉のおそれがある場合でも、○印で示す場合に比して
LPP値は0.05程度低下する程度であり、干渉によ
る影響は少ないことが判る。本実施例の場合、LPPの
信号安定性と位相ピットPの検出信頼性とを高めるため
には、片側エッジ部分の傾き角θ1を10°程度にする
のがよいことが判る。
【0046】本発明の第の実施例を図1を参照して
説明する。本実施例は、図に示した第の実施の形態
に対応するもので、左右両側エッジ部分の傾き角θ1,
θ2が異なる条件下に、位相ピットPの片側エッジ部分
のみをシフトさせて位相ピットPの溝幅Wpが広く(大
きく)なる方向に変化させた場合のLPPの変化の様子
を検討したものである。ちなみに、図1(b)に示す
ように、両側エッジ部分の傾き角はθ1=10°,θ2
=45°に固定した。また、位相ピットPの溝深さDp
は600Åとした。図1(a)中、○印は隣接トラッ
クに位相ピットPが存在しない場合、●印は隣接トラッ
クに位相ピットPが存在する場合(干渉がある場合)の
LPPを示している。原盤露光方法としては、図で説
明した2本の露光ビームを用いる方法とし、露光ビーム
間の間隔と光量とを制御することで種々のサンプルを作
製したものである。
【0047】本実施例の結果を示す図1(a)によれ
ば、第一の実施例の場合(Wp=40μm)よりも位相
ピットPを広くしてその中心を矢印方向にずらせばLP
Pの値がさらに大きくなることが判明したものである。
LPPは溝幅Wpが約0.65μmで最大となる。本実
施例の場合には、位相ピットPが隣接するトラックのグ
ルーブGにつながらないように安定して溝形成する点を
重視すると、位相ピットPの溝幅Wpを0.5〜0.7
μmの範囲内程度に設定するのが望ましい。なぜなら、
トラックピッチTPが約0.8μmであるため、溝幅W
pを0.6μm以上にするとトラックピッチTPの変動
や各ビーム光量変動などにより、位相ピットPとそれに
隣接するトラックのグルーブGにつながってしまう確率
が高くなるためである。
【0048】本発明の第の実施例を図15を参照して
説明する。本実施例は、図に示した第の実施の形態
に対応するもので、左右両側エッジ部分の傾き角θ1,
θ2が異なる条件下に、位相ピットPを半径方向にシフ
トさせた場合のLPPの変化の様子を検討したものであ
る。ちなみに、図15(b)に示すように、両側エッジ
部分の傾き角はθ1=10°,θ2=45°に固定し
た。また、位相ピットPの溝幅Wpは0.4μm、溝深
さDpは600Åとした。図15(a)中、○印は隣接
トラックに位相ピットPが存在しない場合、●印は隣接
トラックに位相ピットPが存在する場合(干渉がある場
合)のLPPを示している。原盤露光方法としては、図
で説明した2本の露光ビームを用いる方法とし、露
光ビーム間の間隔と光量とを制御することで種々のサン
プルを作製したものである。
【0049】本実施例の結果を示す図15(a)によれ
ば、第一の実施例の場合よりも位相ピットPの位置を半
径方向にシフトすればLPPの値がさらに大きくなるこ
とが判明したものである。特に、本実施例の場合には、
位相ピットPの中心のトラック中心からのずらし量(シ
フト量)を0.15μm程度にすればLPPの値が0.
4程度で最大になることが判る。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明の光情報記録媒体に
よれば、位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾き
角を異ならせるだけで、位相ピットの溝断面形状がグル
ーブのトラック中心に対して非対称とされているので、
プッシュプル法によりトラッキング制御をかけてグルー
ブ上をトラッキングしながら信号を再生する際に位相ピ
ット部分をグルーブ部分と確実に区別することができる
ので、位相ピットを再生でき、この際、位相ピットがグ
ルーブ上に形成されているので、位相ピットが隣接する
情報記録用トラックに対して同一位置に存在しても隣接
する位相ピットの干渉を受けることはない。
【0051】請求項2記載の発明の光情報記録媒体によ
れば、位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾き角
を異ならせてトラック中心に対して非対称な溝断面形状
とするだけで、位相ピットとそれに隣接するトラックの
グルーブとがつながることはなく、半径方向に位相ピッ
トが隣接する場合でもその干渉を受けずに安定して位相
ピットを再生することができる。
【0052】請求項記載の発明の光情報記録媒体によ
れば、位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾き角
を異ならせ、かつ、隣接するトラックのグルーブにつな
がらない範囲で位相ピットの溝幅を広げてトラック中心
に対して非対称な溝断面形状とするだけで、位相ピット
とそれに隣接するトラックのグルーブとがつながること
はなく、半径方向に位相ピットが隣接する場合でもその
干渉を受けずに安定して位相ピットを再生することがで
きる。
【0053】請求項記載の発明の光情報記録媒体によ
れば、位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾き角
を異ならせ、かつ、隣接するトラックのグルーブにつな
がらない範囲で位相ピットを半径方向にずらしてトラッ
ク中心に対して非対称な溝断面形状とするだけで、位相
ピットとそれに隣接するトラックのグルーブとがつなが
ることはなく、半径方向に位相ピットが隣接する場合で
もその干渉を受けずに安定して位相ピットを再生するこ
とができる。
【0054】請求項記載の発明の原盤露光方法によれ
ば、2本の露光ビームのビーム間隔と光量との制御によ
りグルーブと位相ピットとを原盤露光できるので、請求
項2記載の光情報記録媒体を製造する上で変動の少ない
安定した位相ピットを形成することができる。
【0055】請求項記載の発明の原盤露光方法によれ
ば、1本の露光ビームのずらし量と光量との制御により
グルーブと位相ピットとを原盤露光できるので、情報記
録用トラックをグルーブとし、プリフォーマット情報が
位相ピットとして形成された光情報記録媒体であって、
グルーブのトラック中心に対して位相ピットの中心がト
ラックに直交する半径方向にずれ、グルーブの溝幅より
位相ピットの溝幅が小さく、グルーブと位相ピットとの
溝深さが同一で、位相ピットの半径方向の両側エッジ部
分の傾き角が同一である光情報記録媒体を製造する上
で、変動の少ない安定した位相ピットを形成することが
できる。
【0056】請求項記載の発明の原盤露光方法によれ
ば、2本の露光ビームのビーム間隔と光量との制御によ
りグルーブと位相ピットとを原盤露光できるので、請求
記載の光情報記録媒体を製造する上で、変動の少な
い安定した位相ピットを形成することができる。
【0057】請求項記載の発明の原盤露光方法によれ
ば、2本の露光ビームのビーム間隔と光量との制御によ
りグルーブと位相ピットとを原盤露光できるので、請求
記載の光情報記録媒体を製造する上で、変動の少な
い安定した位相ピットを形成することができる。
【0058】請求項記載の発明の原盤露光方法によれ
ば、1本の露光ビームのずらし量と光量との制御により
グルーブと位相ピットとを原盤露光できるので、情報記
録用トラックをグルーブとし、プリフォーマット情報が
位相ピットとして形成された光情報記録媒体であって、
グルーブのトラック中心に対して位相ピットの中心がト
ラックに直交する半径方向にずれ、グルーブの溝幅より
位相ピットの溝幅が当該位相ピットが半径方向に隣接す
るトラックのグルーブにつながらない範囲で大きく、グ
ルーブと位相ピットとの溝深さが同一で、位相ピットの
半径方向の両側エッジ部分の傾き角が同一である光情報
記録媒体を製造する上で、変動の少ない安定した位相ピ
ットを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の光情報記録媒体を
示し、(a)は平面図、(b)はその位置での断面
図、(c)は位置での断面図である。
【図2】スタンパ製造プロセスを示す工程図である。
【図3】原盤露光モデルを示す斜視図である。
【図4】原盤露光方法を示す説明図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態の光情報記録媒体を
示し、(a)は平面図、(b)はその位置での断面
図、(c)は位置での断面図である。
【図6】原盤露光方法を示す説明図である。
【図7】本発明の第の実施の形態の光情報記録媒体を
示し、(a)は平面図、(b)はその位置での断面
図、(c)は位置での断面図である。
【図8】原盤露光方法を示す説明図である。
【図9】本発明の第の実施の形態の光情報記録媒体を
示し、(a)は平面図、(b)はその位置での断面
図、(c)は位置での断面図である。
【図10】原盤露光方法を示す説明図である。
【図11】本発明の第の実施の形態の光情報記録媒体
を示し、(a)は平面図、(b)はその位置での断面
図、(c)は位置での断面図である。
【図12】原盤露光方法を示す説明図である。
【図13】本発明の第一の実施例を示し、(a)はLP
P特性図、(b)は条件を示す説明図である。
【図14】本発明の第二の実施例を示し、(a)はLP
P特性図、(b)は条件を示す説明図である。
【図15】本発明の第三の実施例を示し、(a)はLP
P特性図、(b)は条件を示す説明図である。
【図16】従来の光情報記録媒体を示し、(a)は平面
図、(b)はその位置での断面図、(c)は位置で
の断面図である。
【図17】位相ピット再生原理を示し、(a)は平面
図、(b)はプッシュプル信号の波形図である。
【図18】トラッキングに伴う位相ピット再生原理を示
し、(a)は平面図、(b)はプッシュプル信号の波形
図である。
【図19】位相ピットを再生できない場合を示し、
(a)は平面図、(b)はプッシュプル信号の波形図で
ある。
【符号の説明】
G グルーブ P 位相ピット Wg グルーブの溝幅 Wp 位相ピットの溝幅 θ1,θ2 傾き角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/24 G11B 7/26 G11B 7/007 G11B 11/105

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録用トラックをグルーブとし、プ
    リフォーマット情報が位相ピットとして形成された光情
    報記録媒体であって、前記位相ピットがグルーブ上に形
    成されトラックに直交する半径方向の両側エッジ部分
    の傾き角が異なることを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 情報記録用トラックをグルーブとし、プ
    リフォーマット情報が位相ピットとして形成された光情
    報記録媒体であって、グルーブのトラック中心と位相ピ
    ットの中心とが同一で、グルーブと位相ピットとの溝幅
    が同一で、グルーブと位相ピットとの溝深さが同一で、
    位相ピットのトラックに直交する半径方向の両側エッジ
    部分の傾き角が異なることを特徴とする光情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 情報記録用トラックをグルーブとし、プ
    リフォーマット情報が位相ピットとして形成された光情
    報記録媒体であって、グルーブのトラック中心に対して
    位相ピットの中心がトラックに直交する半径方向にず
    れ、グルーブの溝幅より位相ピットの溝幅が当該位相ピ
    ットが半径方向に隣接するトラックのグルーブにつなが
    らない範囲で大きく、グルーブと位相ピットとの溝深さ
    が同一で、位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾
    き角が異なることを特徴とする光情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 情報記録用トラックをグルーブとし、プ
    リフォーマット情報が位相ピットとして形成された光情
    報記録媒体であって、グルーブのトラック中心に対して
    位相ピットの中心が当該位相ピットが半径方向に隣接す
    るトラックのグルーブにつながらない範囲でトラックに
    直交する半径方向にずれ、グルーブと位相ピットとの溝
    幅が同一で、グルーブと位相ピットとの溝深さが同一
    で、位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾き角が
    異なることを特徴とする光情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の光情報記録媒体を製造す
    るための原盤露光方法であって、トラック中心に配置さ
    せたグルーブ露光ビームとトラック中心に対して半径方
    向にずらして配置させた位相ピット露光ビームとの2本
    の露光ビームを用い、グルーブ露光時には前記グルーブ
    露光ビームにより原盤を露光し、位相ピット露光時には
    グルーブ露光時よりも光量が小さくされた前記グルーブ
    露光ビームと光量がこのグルーブ露光ビームの光量より
    も小さい前記位相ピット露光ビームとにより原盤を同時
    に露光することを特徴とする原盤露光方法。
  6. 【請求項6】 情報記録用トラックをグルーブとし、プ
    リフォーマット情報が位相ピットとして形成された光情
    報記録媒体であって、グルーブのトラック中心に対して
    位相ピットの中心がトラックに直交する半径方向にず
    れ、グルーブの溝幅より位相ピットの溝幅が小さく、グ
    ルーブと位相ピットとの溝深さが同一で、位相ピットの
    半径方向の両側エッジ部分の傾き角が同一である光情報
    記録媒体を製造するための原盤露光方法であって、1本
    の露光ビームを用い、グルーブ露光時には露光ビームを
    トラック中心に配置させて原盤を露光し、位相ピット露
    光時には露光ビームをトラック中心から半径方向にずら
    すとともにグルーブ露光時よりも光量を下げて原盤を露
    光することを特徴とする原盤露光方法。
  7. 【請求項7】 請求項記載の光情報記録媒体を製造す
    るための原盤露光方法であって、トラック中心に配置さ
    せたグルーブ露光ビームとトラック中心に対して半径方
    向にずらして配置させた位相ピット露光ビームとの2本
    の露光ビームを用い、グルーブ露光時には前記グルーブ
    露光ビームにより原盤を露光し、位相ピット露光時には
    グルーブ露光時よりも光量が小さくされた前記グルーブ
    露光ビームとこのグルーブ露光ビームの光量よりも小さ
    い前記位相ピット露光ビームとにより原盤を同時に露光
    することを特徴とする原盤露光方法。
  8. 【請求項8】 請求項記載の光情報記録媒体を製造す
    るための原盤露光方法であって、トラック中心に配置さ
    せたグルーブ露光ビームとトラック中心に対して半径方
    向にずらして配置させた位相ピット露光ビームとの2本
    の露光ビームを用い、グルーブ露光時には前記グルーブ
    露光ビームにより原盤を露光し、位相ピット露光時には
    グルーブ露光時よりも光量が小さくされた前記グルーブ
    露光ビームとこのグルーブ露光ビームの光量よりも小さ
    い前記位相ピット露光ビームとを同時に半径方向にずら
    して原盤を同時に露光することを特徴とする原盤露光方
    法。
  9. 【請求項9】 情報記録用トラックをグルーブとし、プ
    リフォーマット情報 が位相ピットとして形成された光情
    報記録媒体であって、グルーブのトラック中心に対して
    位相ピットの中心がトラックに直交する半径方向にず
    れ、グルーブの溝幅より位相ピットの溝幅が当該位相ピ
    ットが半径方向に隣接するトラックのグルーブにつなが
    らない範囲で大きく、グルーブと位相ピットとの溝深さ
    が同一で、位相ピットの半径方向の両側エッジ部分の傾
    き角が同一である光情報記録媒体を製造するための原盤
    露光方法であって、1本の露光ビームを用い、グルーブ
    露光時には露光ビームをトラック中心に配置させて原盤
    を露光し、位相ピット露光時には露光ビームをトラック
    中心から半径方向にずらすとともにグルーブ露光時より
    も光量を上げて原盤を露光することを特徴とする原盤露
    光方法。
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