JP3209432B2 - 物体形状切削方法 - Google Patents

物体形状切削方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は物体形状切削方法に関
し、特に数値制御方式の工作機械によつて自由曲面を削
り出す際に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】CADの手法を用いて自由曲面をもつた
物体の形状をデザインする場合(geometric modelin
g)、一般にデザイナは、曲面が通るべき3次元空間に
おける複数の点(これを節点と呼ぶ)を指定し、当該指
定された節点を結ぶ境界曲線網を所望のベクトル関数に
よつて演算させることにより、いわゆるワイヤフレーム
で表現された曲面を作成し、かくして境界曲線によつて
囲まれた多数の枠組み空間を形成するようになされてい
る(この処理を枠組み処理と呼ぶ)。
【0004】かかる枠組み処理によつて形成された境界
曲線網は、それ自体デザイナがデザインしようとする大
まかな形状を表しており、各枠組み空間を囲む境界曲線
を用いて所定のベクトル関数によつて表現できる曲面を
補間演算することができれば、全体としてデザイナがデ
ザインした自由曲面(2次関数で規定できないものをい
う)を生成することができる。ここで各枠組み空間に張
られた曲面は全体の曲面を構成する基本要素を形成し、
これをパツチと呼ぶ。
【0005】ところで生成した自由曲面全体としてより
自然な外形形状をもたせるために、共有境界を挟んで隣
接する2つの枠組み空間に、共有境界において接平面連
続の条件を満足するようなパツチを張るように、共有境
界周りの制御辺ベクトルを設定し直すようにした自由曲
面作成方法が提案されている(特願昭 60-277448号)。
【0006】この自由曲面作成方法は、例えば図4に示
すように、四辺形枠組空間に張られるパツチを3次のベ
ジエ(Bezier )式でなるベクトル関数、ベクトルS
(u、v)で表し、2つのパツチ、ベクトルS(u、v)1 及び
ベクトルS(u、v)2 を滑らかに接続するために、枠組み
処理によつて与えられた節点、ベクトルP(0 0) 、ベク
トルP(3 0)1、ベクトルP(3 3)1、ベクトルP(0 3) 、
ベクトルP(3 3)2、ベクトルP(3 0)2 に基づいて、隣
接するパツチ、ベクトルS(u、v)1 及びベクトルS(u、
v)2 の共有境界COM1において接平面連続の条件が成
り立つような制御辺ベクトル、ベクトルa1 、ベクトル
a2 及びベクトルc1 、ベクトルc2 を設定し、これら
の制御辺ベクトルによつて内部制御点、ベクトルP(1
1)1、ベクトルP(1 2)1及びベクトルP(1 1)2、ベクト
ルP(1 2)2 を設定し直すことを原理としている。
【0007】このような手法を他の共有境界COM2、
COM3、COM4についても適用すれば、結局パツ
チ、ベクトルS(u、v)1 及びベクトルS(u、v)2 は隣接
するパツチと接平面連続の条件に従つて滑らかに接続す
ることができる。
【0008】ここで、3次のベジエ式でなるベクトル関
数、ベクトルS(u、v)は、次式
【0009】
【数1】
【0010】のように、u方向及びv方向のパラメータ
u及びv、シフト演算子E及びFを用いて表現され、制
御点、ベクトルP(i j) に対して、次式
【0011】
【数2】
【0012】
【数3】
【0013】
【数4】
【0014】
【数5】
【0015】の関係をもつ。
【0016】さらに、接平面とは共有境界の各点におけ
るu方向及びv方向の接線ベクトルによつて形成される
平面を意味し、例えば図4の共有境界COM1上の各点
について、パツチ、ベクトルS(u、v)1 及びベクトルS
(u、v)2 の接平面が同一のとき接平面連続の条件が成り
立つ。
【0017】この方法によれば、デザイナの意図するま
まに、全体として滑らかに曲面形状が変化するような、
従来の設計手法では実際上デザインすることが困難な物
体形状をも、容易にデザインし得、このようにして得ら
れた物体形状データに基づいて金型を作成することによ
り、デザイナの意図する形状の製品を作成し得る自由曲
面加工方法が提案されている(特願昭 63-107867号) 。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来このよう
な自由曲面形状の製品の金型を作成するためには、図5
に示すように、例えば同時3軸制御方式のNC(numeric
al contorol)フライス盤1を用いて、XYテーブル2上
に載置された被切削物体としての金型3に対して、モー
タを含む工具制御部4を介してZ軸方向に移動し得るよ
うになされたボールエンドミル等の工具5を当接させ、
XYテーブル2及び工具5の加工経路を、自由曲面デー
タから工具5の刃先半径等のデータに基づいて形成され
たオフセツト曲面上を工具5の刃先中心が移動するよう
な工具経路データとして得ることができるセグメントハ
イト法によつて生成し、当該工具経路データに基づいて
工具5をそれぞれX軸、Y軸及びZ軸方向に移動制御す
ることにより、自由曲面をもつ金型を切削加工するよう
になされている。
【0019】ところが図6に示すように、加工目的形状
SCの一部の加工領域を加工する場合、当該加工領域に
対してZ軸方向(すなわち鉛直方向)から工具5を下降
するようにすると、当該加工領域までのアプローチ区間
において工具5の送り速度を大きくした際にオーバーシ
ユートが発生し、加工領域に達しても工具5のアプロー
チ動作が停止せずに加工対象としての金型3を当該切削
開始点(以下これをアプローチポイントと呼ぶ)におい
て削り過ぎてしまつたり、さらにはZ軸方向にアプロー
チしてきた工具5の移動方向がアプローチポイントにお
いて急激に変化することより、加工面上のアプローチポ
イントに工具5の刃先の跡が残るいわゆるカツターマー
クが生じるなどのように、加工異常痕跡が仕上り面上に
残る問題があつた。
【0020】この問題点を解決するための一つの方法と
して、図7に示すようにアプローチポイントに対して工
具5を所定の円弧を描くようにしてアプローチさせる方
法が考えられる。
【0021】ところがこのような方法によると、円弧状
のアプローチ経路内に、加工領域の周囲にある加工仕上
り面(すなわち目的形状)が存在するような場合には、
加工領域外の目的形状を過剰に削つてしまうことがあ
り、解決策としては未だ不十分であつた。
【0022】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、加工しようとする加工領域に工具が進入する際に、
その周囲の目的形状を過剰に削ることなく適正に切削で
きるようにした物体形状切削方法を提案しようとするも
のである。
【0023】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、自由曲面の形状をもつ物体の加工
目的形状SCを表す自由曲面データに基づいて、加工目
的形状SCの一部でなる切削加工領域ARAを切削加工
する物体形状切削方法であつて、自由曲面データS
(u,v)1,S(u,v)2を用いて切削加工領域A
RAを切削するための工具経路を表す工具経路データD
TBMを生成し、工具5が進入側アプローチ領域ARA
P1を通つて切削加工領域ARAのアプローチポイント
APに進入する際に、アプローチポイントAPにおいて
工具5が切削加工領域ARAに進むとき加工目的形状S
Cである自由曲面と平行に進行するような第1の工具移
動経路を表す第1のアプローチ経路データDTAPIN
と、進入側アプローチ領域ARAP1における自由曲面
データS(u、v)1 、S(u、v)2 を用いて、加工目的形状
SCを切削する際に用いられる第2の工具移動経路を表
す第2のアプローチ経路データDTBMとを生成し、工
具5が進入側アプローチ領域ARAP1を移動する際の
第3の工具移動経路を表す第3のアプローチ経路データ
DTAPとして、第1の工具移動経路が第2の工具移動
経路の外側にある移動範囲では、第1のアプローチ経路
データDTAPINを用いて第3のアプローチ経路デー
タDTAPを生成し、かつ第1の工具移動経路が第2の
工具移動経路の内側にある移動範囲では第2のアプロー
チ経路データDTBMを用いて上記第3のアプローチ経
路データDTAPを生成するようにする。
【0024】
【作用】第1の工具移動経路が第2の工具移動経路の外
側にある経路部分では第1の工具移動経路を表す第1の
アプローチ経路データDTAPINを第3のアプローチ
経路データDTAPとして用いてアプローチさせ、これ
に対して第1の工具移動経路が第2の工具移動経路の内
側にある経路部分では第1のアプローチ経路データDT
APINに代えて第2のアプローチ経路データDTBM
を第3のアプローチ経路データDTAPとして用いてア
プローチさせるようにしたことにより、工具5が進入側
アプローチ領域ARAP1を移動しているとき加工目的
形状SCを過剰に切削することなく、しかもアプローチ
ポイントAPにおいて加工異常痕跡を生じさせないよう
に、工具5をアプローチさせることができる。
【0025】
【実施例】以下図5ないし図7との対応部分に同一符号
を付して示す図面について、本発明の一実施例を詳述す
る。
【0026】この物体形状切削方法の場合、工具経路デ
ータ作成装置の中央処理ユニツト(CPU)は、予め自
由曲面作成装置によつて作成された自由曲面データ(す
なわち、パツチ、ベクトルS(u、v)1 及びベクトルS
(u、v)2 (図4)のデータでなる)を取り込み、図1の
ステツプSP1において自由曲面加工処理プログラムを
実行開始し、この自由曲面データ、ベクトルS(u、v)1
及びベクトルS(u、v)2に基づいて、金型3を切削する
工具5のアプローチ経路データDTAP(図3)を作成
する処理手順に入る。
【0027】すなわちCPUは、ステツプSP2におい
て自由曲面データ、ベクトルS(u、v)1 及びベクトルS
(u、v)2 (すなわち切削目的形状)と、切削加工に使用
される工具5(図5)の刃先形状や半径等の工具情報と
に基づいて、図2に示すように、例えばセグメントハイ
ト法の手法を用いて工具中心が通る工具経路データDT
BMを、切削加工領域ARAについて作成する。
【0028】続いてCPUはステツプSP3において、
被切削物体としての金型3の切削加工領域ARAの前又
は後側に設定する工具のアプローチ領域ARAP1又は
ARAP2について、切削目的形状SCを切削する際に
用いられる工具経路データDTBMを作成する。
【0029】このアプローチ領域1ARAP1及びAR
AP2における工具経路データDTBMは、切削目的形
状SC(すなわちアプローチ領域ARAP1及びARA
P2の最終仕上形状)であるから、工具がアプローチポ
イントAPを通って切削加工領域ARAに進入する際
に、工具経路データDTBMで表される工具経路と干渉
すれば、工具がアプローチ領域ARAP1において切削
目的形状SCを過剰に切削することになる。
【0030】さらにCPUはステツプSP4において、
金型3の切削を開始するアプローチポイントAPにおけ
る切削加工領域ARAへの工具5の進行方向と、当該工
具5がアプローチ領域ARAP1からアプローチポイン
トAPに到達する直前の進行方向とがほぼ一致し、これ
により工具5はアプローチポイントAPから切削加工領
域ARAを進行開始したとき切削目的形状を表す自由曲
面と平行に進行するような工具5のアプローチ経路入力
データDTAPINを設定する。
【0031】このアプローチ経路入力データDTAPI
Nは、例えば図7について上述したと同様に、切削加工
領域ARAの進入側のアプローチポイントAPに対し
て、工具5が円弧を描くように進入することにより、ア
プローチポイントAPにカツタマークのような加工異常
痕跡を生じさせないようにできるものが選定され、ユー
ザによつてCPUに入力される。
【0032】このようにして、ステツプSP3及びSP
4において、工具5がアプローチ領域ARAP1を移動
する際に必要なアプローチ経路入力データDTAPIN
及び工具経路データDTBMが生成されたので、続いて
CPUはステツプSP5において、上述のステツプSP
3において作成された工具経路データDTBMを用い
て、ユーザが設定したアプローチ経路入力データDTA
PINが工具経路データDTBMよりも切削目的形状S
Cに近い場合(すなわち内側の場合)には、工具経路デ
ータDTBMを優先するように補正する(すなわち当該
工具経路データDTBMに沿つて工具を移動するように
アプローチ経路DTAPを補正する)。
【0033】これに対して、ユーザが設定したアプロー
チ経路入力データDTAPINが工具経路データDTB
Mよりも切削目的形状SCから遠い場合(すなわち外側
の場合)には、切削目的形状SCに工具干渉が生じない
ので、CPUは工具をアプローチ経路入力データDTA
PINに沿って移動させる。
【0034】かくして図3に示すように、工具5がアプ
ローチ経路入力データDTAPINに沿つてアプローチ
区間ARAP1に進入した際に切削目的形状SCに対し
て工具干渉を生じる経路部分については、工具経路デー
タDTBMに沿つて工具を移動するように補正したアプ
ローチ経路データDTAPが得られる。
【0035】これにより工具経路データDTBMが工具
干渉を生じないように設定されたデータであることによ
り、工具5はアプローチ経路DTAPに沿つて工具干渉
を生ずることなく移動する。
【0036】このようにして、ステツプSP5におい
て、工具進入時のアプローチ経路データDTAPの作成
処理が終了し、CPUは続くステツプSP6において切
削加工作業に入り、工具5をアプローチ経路DTAPを
通つてアプローチポイントAPまで移動した後、上述の
ステツプSP2において作成された切削加工領域ARA
における工具経路データDTBMに基づいて工具5を移
動することにより、金型3の切削加工領域ARAの部分
を切削目的形状SCに切削加工した後、ステツプSP7
において当該自由曲面加工処理手順を終了する。
【0037】以上の構成によれば、自由曲面データで表
された切削目的形状SCの一部でなる切削加工領域AR
Aを切削加工する際に、アプローチポイントAPにおい
て加工異常痕跡が生じないようなアプローチ経路入力デ
ータDTAPINを通つて工具5が移動している間に、
当該アプローチ経路入力データDTAPINを通つたの
では切削目的形状SCと工具干渉が生じる経路部分につ
いては、セグメントハイト法によつて作成した工具干渉
を生じない工具経路データDTBMによつて補正したア
プローチ経路DTAPを用いるようにしたことにより、
アプローチ領域ARAP1において工具干渉を生じさせ
ず、かつアプローチポイントAPにおいて加工異常痕跡
の発生を回避し得るアプローチ経路データDTAPを作
成することができる。
【0038】かくして、例えば、アプローチ領域ARA
P1及びARAP2において自由曲面データで表された
加工目的形状SCに仕上げ加工が済んでいる金型3にお
いて、切削加工領域ARAが荒加工のまま残つているよ
うな状態において、当該切削加工領域ARAを、工具が
進入側アプローチ領域ARAP1 を通る際に工具5が仕
上げ面を削りすぎたり、アプローチポイントAPにおい
て加工異常痕跡を生じさせたりすることなく仕上げ加工
をすることができ、かくして全体として、自由曲面デー
タで表された加工目的形状の金型3を適正に製造するこ
とができる。
【0039】なお上述の実施例においては、切削加工領
域ARAに対してアプローチ領域ARAP1側から工具
をアプローチさせる場合について述べたが、本発明にこ
れに限らず、切削加工領域ARAに対して両側に設定さ
れたアプローチ領域ARAP1及びARAP2の両側か
ら加工するようにしても、上述の場合と同様の効果を得
ることができる。
【0040】また上述の実施例においては、アプローチ
経路入力データDTAPINをユーザが設定する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、アプローチポ
イントAPにおける切削開始方向APDに基づいて加工
異常痕跡が形成されないようなアプローチ経路を自動演
算処理によつて設定するようにしても良い。
【0041】また上述の実施例においては、工具経路デ
ータDTBMをセグメントハイト法によつて算出した場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばグ
リツトハイト法等、他の種々の方法によつてこれを算出
するようにしても良い。
【0042】さらに上述の実施例においては、本発明を
金型を切削加工する場合に適用したが、本発明にこれに
限らず、直接製品を切削加工する等、物体の形状を削り
出す場合に広く適用することができる。
【0043】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、自由曲面
データによって表される物体の加工目的形状の一部でな
る切削加工領域を切削するため、工具を進入側アプロー
チ領域からアプローチポイントに進入させる際に、加工
異常痕跡を生じさせないように生成された第1の工具移
動経路が、加工目的形状を切削する際に用いられる第2
の工具移動経路より外側にある経路部分では第1の工具
移動経路を表す第1のアプローチ経路データを第3のア
プローチ経路データとして用いてアプローチさせ、これ
に対して第1の工具移動経路が第2の工具移動経路の内
側にある経路部分では第1のアプローチ経路データに代
えて第2のアプローチ経路データを第3のアプローチ経
路データとして用いてアプローチさせるようになし、こ
れにより工具が進入側アプローチ領域を移動していると
き加工目的形状を過剰に削らせることなく、しかもアプ
ローチポイントにおいて加工異常痕跡を生じさせないよ
うに、工具をアプローチさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物体形状切削方法の一実施例の処
理手順を示すフローチヤートである。
【図2】工具経路データ作成の説明に供する略線図であ
る。
【図3】アプローチ経路データ作成の説明に供する曲線
図である。
【図4】自由曲面データの説明に供する略線図である。
【図5】NCフライス盤の構成を示す側面図である。
【図6】従来の鉛直方向のアプローチを示す略線図であ
る。
【図7】従来の円弧状のアプローチを示す略線図であ
る。
【符号の説明】
1……NCフライス盤、5……工具、SC……切削目的
形状、ARA……目的形状切削加工領域、ARAP1、
ARAP2……アプローチ領域、AP……アプローチポ
イント、DTBM……工具経路データ、DTAPIN…
…アプローチ経路入力データ、DTAP……アプローチ
経路データ、APD……切削開始方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−120508(JP,A) 特開 平1−298405(JP,A) 特開 平1−175672(JP,A) 特開 平2−260007(JP,A) 特開 昭63−254505(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自由曲面の形状をもつ物体の加工目的形状
    を表す自由曲面データに基づいて、上記加工目的形状の
    一部でなる切削加工領域を切削加工する物体形状切削方
    法であつて、 上記自由曲面のデータを用いて上記切削加工領域を切削
    するための工具経路を表す工具経路データを生成し、 工具が進入側アプローチ領域を通つて上記切削加工領域
    のアプローチポイントに進入する際に、上記アプローチ
    ポイントにおいて工具が上記切削加工領域に進むとき加
    工目的形状である自由曲面と平行に進行するような第1
    の工具移動経路を表す第1のアプローチ経路データと、
    進入側アプローチ領域における自由曲面データを用い
    て、加工目的形状を切削する際に用いられる第2の工具
    移動経路を表す第2のアプローチ経路データとを生成
    し、 上記工具が上記進入側アプローチ領域を移動する際の第
    3の工具移動経路を表す第3のアプローチ経路データと
    して、上記第1の工具移動経路が上記第2の工具移動経
    路の外側にある移動範囲では上記第1のアプローチ経路
    データを用いて上記第3のアプローチ経路データを生成
    し、かつ上記第1の工具移動経路が上記第2の工具移動
    経路の内側にある移動範囲では上記第2のアプローチ経
    路データを用いて上記第3のアプローチ経路データを生
    成する ことを特徴とする物体形状切削方法。
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Cited By (3)

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