JP3209126B2 - 光記録媒体及び光ディスク再生装置並びに光ディスク再生方法 - Google Patents

光記録媒体及び光ディスク再生装置並びに光ディスク再生方法

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JP3209126B2
JP3209126B2 JP35530796A JP35530796A JP3209126B2 JP 3209126 B2 JP3209126 B2 JP 3209126B2 JP 35530796 A JP35530796 A JP 35530796A JP 35530796 A JP35530796 A JP 35530796A JP 3209126 B2 JP3209126 B2 JP 3209126B2
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泰弘 植木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体及び光
ディスク再生装置並びに光ディスク再生方法に関し、特
に主情報の他に補助情報がバーコードとして記録されて
いる光記録媒体及びその再生装置並びに再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のCD、CD−ROMなどでは特に
記録データの読み出しや再記録について、法律上の制限
は別として、物理的制限が設けられてないものが多く、
一旦光記録媒体を入手した後は、全データを繰り返し再
生したり他の記録媒体に再記録したりすることが可能で
ある。また、ゲーム用の光ディスクでは、光記録部分の
最内周部に特殊なウォッブリングビットを形成し、特殊
コードを専用の再生機でのみ再生できるようにして、著
作権保護を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光記録媒体
の記録密度が高くなり、またデータ圧縮技術が進歩する
ことにより、極めて大量のデータが記録できるようにな
り、例えばDVD(デジタルビデオディスク:デジタル
バーサタイルディスク)などでは、4.7GB程度のデ
ータを1枚のディスクに記録することが可能である。ま
た、いわゆるマルチメディア化により、音声、静止画、
動画、ゲームプログラム、コンピュータプログラムな
ど、さまざまな情報が光記録媒体に記録されて提供され
るようになっている。
【0004】しかしながら、光記録媒体の記録データの
著作権保護や、記録データの再生や再記録の選択的許容
を可能とするための方策がこれまで十分にとられていな
かった。ゲーム用ディスクのように専用プレーヤでの再
生に限定するという手法では、光記録媒体の利用の面か
ら不便であり、DVDやDVD−ROMなどには適する
とはいえない。したがって、光記録媒体の記録データが
無制限に再生、再記録されてしまうことから、保護価値
のある情報やデータの光記録媒体への記録が躊躇される
こともある。
【0005】したがって、本発明は光記録媒体に光情報
として記録された主情報の他に、光ディスクの内周部分
に補助情報を記録するために設けたバーコードによる記
録部分として知られている、いわゆるBCA(バースト
カッティングエリア)を用いて著作権の保護や、記録情
報の選択的再生許可などの付加的機能を有する光記録媒
体及び光ディスク再生装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では光記録媒体の補助情報記録部分としての
BCAに主情報を再生する際の制御情報をあらかじめ記
録しておき、BCAからの再生情報に基づいて主情報を
再生するよう構成している。このとき、BCAの設けら
れるトラックには、少なくとも1セクタ分のアドレス記
録領域が残され、再生時にこのアドレスを再生できるよ
うにしている。本発明の1つの態様では、光記録媒体を
製造する段階で光記録部分にバーコードを重ねてあらか
じめ設けたBCAと、ユーザが光記録媒体を入手後、所
定機関で他の光記録部分に重ねてバーコードを設けるこ
とができる追記用BCAとを有するので、BCAの情報
を2段階のものとすることができ、料金の支払を条件と
しての使用許諾などに便利である。
【0007】すなわち本発明によれば、主情報が同心円
又はスパイラル状のトラックに沿って光記録された光記
録媒体であって、補助情報が前記同心円又はスパイラル
状トラックの最内周付近の複数のセクタに分割された光
記録部分に重ねてバーコードとして記録されたものにお
いて、前記バーコードが前記光記録媒体の回転中心から
見て360度にわたる第1環状部分内に配列され、かつ
前記第1環状部分内の前記複数のセクタのうち、少なく
とも1つのセクタを除いた部分に配列され、さらに前記
第1環状部分の半径方向の内側又は外側に新たにバーコ
ードを追記するための少なくとも1つのセクタを有する
第2環状部分を有することを特徴とする光記録媒体が提
供される。
【0008】また本発明によれば、主情報が同心円又は
スパイラル状のトラックに沿って光記録された光記録媒
体であって、補助情報が前記同心円又はスパイラル状ト
ラックの最内周付近の複数のセクタに分割された光記録
部分に重ねてバーコードとして記録されたものにおい
て、前記バーコードが前記光記録媒体の回転中心から見
て360度にわたる環状部分内に配列され、かつ前記環
状部分内の前記複数のセクタのうち、少なくともつの
セクタを除いた部分に配列されていて、 前記バーコード
として、ユーザ指定情報、レンタル情報、地域指定情
報、言語指定情報、用途指定情報、使用可能期間指定情
報、使用可能回数指定情報、使用可能プレーヤ指定情
報、分解能指定情報、レイヤー指定情報のうち1つ以上
が記録されている光記録媒体が提供される。
【0009】また本発明によれば、主情報が同心円又は
スパイラル状のトラックに沿って光記録された光記録媒
体であって、補助情報が前記同心円又はスパイラル状ト
ラックの最内周付近の複数のセクタに分割された光記録
部分に重ねてバーコードとして記録されたものにおい
て、前記バーコードが前記光記録媒体の回転中心から見
て360度にわたる環状部分内に配列され、かつ前記環
状部分内の前記複数のセクタのうち、少なくとも1つの
セクタを除いた部分に配列されていて、 前記バーコード
として、著作権者情報、著作権番号情報、製造日情報、
製造者情報、販売日情報、販売店情報、販売者情報、製
品使用者情報、使用番号情報、使用セット番号情報のう
ち1つ以上が記録されている光記録媒体が提供される。
【0010】また本発明によれば、主情報が同心円又は
スパイラル状のトラックに沿って光記録され、第1補助
情報が前記同心円又はスパイラル状トラックの最内周付
近の複数のトラックの複数のセクタに分割された光記録
部分に重ねて第1のバーコードとして製造時に記録さ
れ、かつ前記第1のバーコードが前記光記録媒体の回転
中心から見て360度にわたる環状部分内に配列され、
かつ前記環状部分内の前記複数のセクタのうち、少なく
とも1つのセクタを除いた部分に配列され、第2補助情
報が前記同心円又はスパイラル状トラックの最内周付近
の前記複数のトラックと同一のトラック又は異なる複数
のトラックの複数のセクタに分割された光記録部分に重
ねて第2のバーコードとして製造後に追加記録され、か
つ前記第2のバーコードが前記光記録媒体の回転中心か
ら見て360度にわたる前記環状部分と同一又は異なる
部分内に配列され、かつ前記環状部分内の前記複数のセ
クタのうち、少なくとも1つのセクタを除いた部分に配
列されている光記録媒体から、前記光記録媒体に光ビー
ムを照射して、その反射光又は透過光を検出する光ディ
スク再生方法であって、前記セクタからアドレスを読み
出すステップと、前記アドレスを用いて前記第1補助情
報と前記第2補助情報の双方を読み出すステップと、前
記第1補助情報と前記第2補助情報の双方を用いて当該
光ディスクの現状を判断するステップと、当該光ディス
クの現状に応じて、前記主情報の再生を選択的に実行す
るステップとを、有する光ディスク再生方法が提供され
る。
【0011】また本発明によれば、主情報が同心円又は
スパイラル状のトラックに沿って光記録され、第1補助
情報が前記同心円又はスパイラル状トラックの最内周付
近の複数のトラックの複数のセクタに分割された光記録
部分に重ねて第1のバーコードとして製造時に記録さ
れ、かつ前記第1のバーコードが前記光記録媒体の回転
中心から見て360度にわたる環状部分内に配列され、
かつ前記環状部分内の前記複数のセクタのうち、少なく
とも1つのセクタを除いた部分に配列され、第2補助情
報が前記同心円又はスパイラル状トラックの最内周付近
の前記複数のトラックと同一のトラック又は異なる複数
のトラックの複数のセクタに分割された光記録部分に重
ねて第2のバーコードとして製造後に追加記録され、か
つ前記第2のバーコードが前記光記録媒体の回転中心か
ら見て360度にわたる前記環状部分と同一又は異なる
部分内に配列され、かつ前記環状部分内の前記複数のセ
クタのうち、少なくとも1つのセクタを除いた部分に配
列されている光記録媒体から、前記光記録媒体に光ビー
ムを照射して、その反射光又は透過光を検出する光ディ
スク再生方法であって、前記セクタからアドレスを読み
出すステップと、前記アドレスを用いて前記第1補助情
報と前記第2補助情報の双方を読み出すステップと、前
記第1補助情報と前記第2補助情報を比較して、これら
が相反する場合は、追記された前記第2のバーコードの
前記第2補助情報を優先的に用いて当該光ディスクの現
状を判断するステップと、当該光ディスクの現状に応じ
て、前記主情報の再生を選択的に実行するステップと
を、有する光ディスク再生方法が提供される。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について好ましい実施例とともに説明する。図
1は本発明にかかる光記録媒体の模式的平面図である。
また、図2は本発明に係る光記録媒体に設けられたBC
A9の先頭部分と末尾部分を示す図である。BCA9は
光記録媒体としての光ディスク1の光記録部分1Rの最
内周部1Sに設けられている。図中8A、8B、8C、
8D、8Eは光ディスク1の最内周部1Sに設けられた
スパイラル状あるいは同心円状の5本のトラックを示し
ている。この5本のトラックに垂直に、すなわち光ディ
スク1の半径方向に、かつこれらの5本のトラックにク
ロスするようにBCA9の各バーが設けられている。実
際には5本以上、例えば数十本のトラックにわたってB
CA9を設けることができる。なお、BCA9とは、光
ディスク1が製造される際、スタンパにて光記録部分1
Rのトラックが形成された後に、トラックの最内周部1
Sの複数のトラックにまたがって、YAGレーザなどの
高出力レーザによりディスクの反射膜を選択的に焼切っ
て除去し、光ディスクの円周方向にバーコードを形成し
たものであり、バーストカッティングエリア又はPCA
(ポストカッティングエリア)ともいわれる。BCA9
は大量にスタンピングにより製造したディスクの1枚1
枚について、それぞれ固有の情報を記録することができ
る点で通常の光記録のトラックとは異なる。データ量と
しては、1周で約180バイトである。
【0014】図2において、黒く示してある部分72−
1、72−2、72−3・・・は光ディスクの反射膜が
除去された部分であり、これらの間の部分74−1、7
4−2、74−3・・・は反射膜が除去されていない部
分である。この反射膜が除去された部分72−1、72
−2、72−3・・・を黒バー部分といい、反射膜が除
去されていない部分74−1、74−2、74−3・・
・を白バーという。トラックの円周方向(図2中、矢印
で示す左右方向)に沿って隣り合う黒バー同士のピッチ
は1T又は2Tあるいは3Tである。1Tは1セクタの
円周方向長さであり、光ディスク1の光記録部分1Rの
最内周部1S付近の1周についてみると、黒バーが設け
られていない部分75が1セクタ以上の長さにわたって
存在する。これは、バーコードの設けられる複数のトラ
ックの各々において、少なくとも1つのセクタ76が完
全な形で残され、そこからアドレスや同期信号が再生で
きるようにするためである。なお、黒バーの設けられて
いない領域は最小限1セクタであるが、アドレスの正確
なデコードのためには、1ECCブロックを構成する1
6セクタ分存在することが望ましい。
【0015】図3はBCAが2つの領域にそれぞれ設け
られている本発明の光記録媒体の1つの態様を示してい
る。このうち1つのBCAは光ディスク1の製造時にバ
ーコードが設けられ、他の1つはユーザが光ディスク1
を購入後バーコードを記録するためのものである。すな
わち、第1のバーコード77が光ディスク1の回転中心
から見て360度にわたる第1環状部分78内に配列さ
れ、かつ第1環状部分78内の複数のセクタのうち、少
なくとも1つのセクタ76Aを除いた部分に配列され、
さらに第1環状部分78の半径方向の内側又は外側に、
新たに第2のバーコード79を追記するための少なくと
も1つのセクタ76Bを有する第2環状部分80があ
る。
【0016】この第1環状部分78内のBCAは光ディ
スク1の製造時に設けられ、プリマスタード(プリフォ
ーマット)エリアである。一方、第2環状部分80のバ
ーコードが記録されるエリアは追記エリアである。図3
では第2環状部分80の追記エリアに既にバーコード7
9が記録された状態が示されているが、製造時にはバー
コード79は記録されていないので、第2環状部分80
の黒バーはこの時点ではない。図3に矢印で示す光ディ
スクの信号再生方向に見たとき、バーコード77が第1
環状部分78の少なくとも1つのセクタ76Aの直後か
ら配列されていることは好ましい態様である。
【0017】図4はプリマスタードエリアと追記エリア
としての2つのBCAが2つの領域にそれぞれ設けられ
ている本発明の光記録媒体の他の態様を示している。す
なわち、第1のバーコード81が光ディスクの回転中心
から見て360度にわたる環状部分の限られた部分82
に配列され、かつこの第1のバーコード81が環状部分
内の複数のセクタのうち、少なくとも2つのセクタ76
C、76Dを除いた部分に配列され、かつ円周方向に見
たとき2つのセクタ76C、76Dの間に配列されてい
て、さらに環状部分中、第1のバーコード81と少なく
とも2つのセクタ76C、76Dを除いた部分に新たに
第2のバーコード83を追記するための追記部分84を
有している。なお、図4に矢印で示す光ディスクの信号
再生方向に見たとき、バーコード81が2つのセクタ7
6C、76Dのうちの1つの直後から配列されているこ
とは好ましい態様である。
【0018】図2の実施例のBCAあるいは図3又は図
4の実施例における2つのBCAには、種々の情報を記
録することができる。すなわち、バーコードとして、ユ
ーザ指定情報、レンタル情報、地域指定情報、言語指定
情報、用途指定情報、使用可能期間指定情報、使用可能
回数指定情報、使用可能プレーヤ指定情報、分解能指定
情報、レイヤー指定情報のうち1つ以上を記録すること
ができる。さらに、これらのBCAにはバーコードとし
て、著作権者情報、著作権番号情報、製造日情報、製造
者情報、販売日情報、販売店情報、販売者情報、製品使
用者情報、使用番号情報、使用セット番号情報のうち1
つ以上を記録することができる。
【0019】図2のように記録済のBCA、すなわちプ
リマスタードエリアのみが設けられ、追記エリアがない
場合は製造時に記録された上記情報によって、光ディス
ク再生装置における制御が行われる。一方、プリマスタ
ードエリアに加えて追記エリアのある光記録媒体の場合
は、次のように用いることができる。いま、光ディスク
がDVDであるとして、コンピュータ用ゲームソフトが
100個あらかじめ記録されているものとする。このう
ち、10個のソフトだけは、このDVDを購入した者が
無条件で使用できるものとし、残りの90個のソフトは
所定の料金を支払った後にのみ使用できるものとする。
この料金の支払を条件に使用を許可するためには、DV
D購入者はDVDを購入後、所定のバーコード書き込み
装置のある、例えばコンビニエンスストアなどの店頭に
出向き、使用したいソフトに対して料金を支払い、その
後追記エリアに所定のバーコードを記録してもらう。
【0020】この追記エリアへの所定のバーコードの記
録により、料金を支払ったソフトに対する使用権が与え
られ、ユーザがそのDVDを自分のDVDプレーヤにて
再生するとき、料金支払い前は楽しむことができなかっ
たソフトを楽しむことができるようになる。すなわち、
料金を支払った取り扱い店で追記エリアに記録したバー
コードを光ディスク再生装置が読み取り、再生の許可を
与えるのである。上記説明は、単に料金の支払いにより
ソフトの使用が許可される場合を説明したが、使用期
限、使用回数、言語指定など前述の記録情報の内容に応
じて、再生時の態様に種々の制限を加えたり、選択を実
行することができる。
【0021】次に本発明の光記録媒体を再生する本発明
の光ディスク再生装置について説明する。図5は本発明
に係る光ディスク再生装置の1実施例を示すブロック図
である。この光ディスク再生装置は再生専用型のCDと
DVDから情報を再生するものであり、DVDとしては
再生専用の2層型のもの、ライトワンス型のもの、記録
再生型のものが含まれる。図6は図5中の光ピックアッ
プ(PU)とその出力信号に応答する演算装置(図5の
プリアンプの一部)を示す回路図であり、ディスクの種
類の判別結果に応じて2種類のトラッキングエラー信号
の一方を選択する回路例を示している。
【0022】図5において、ディスク1がスピンドル
(SP)モータ3により通常再生時にはCLV(線速度
一定)で回転されるようモータドライバ/トラッキング
・フォーカス制御回路4により制御が行われる。光ピッ
クアップ(光ヘッド)2によりディスク1より読み出さ
れた信号はプリアンプ5に供給され、その出力信号はデ
ジタルサーボ制御回路6に与えられる。システムコント
ローラ7はプリアンプ部5及びデジタルサーボ制御回路
6と信号の授受を行い、光ディスク再生装置全体を制御
する。デジタルサーボ制御回路(DSV)6の出力信号
はモータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路
4に供給され、スピンドルモータ3の回転制御と光ピッ
クアップのトラッキングサーボ制御及びフォーカスサー
ボ制御を行う。なお、DSV6はサーボ制御回路の他に
可変速コントローラ/メモリコントローラ/EFM復調
回路/エラー訂正回路などを含み、図示省略のメモリを
利用して、再生信号を送出する機能をも有する。光ピッ
クアップ2は図示省略のトラバースモータにてディスク
1の半径方向に移動可能であり、また図示省略のフォー
カスサーボ制御機構及びトラッキングサーボ制御機構に
より対物レンズがフォーカス方向、すなわち光路に沿っ
た方向及びディスクの半径方向に移動可能である。
【0023】光ピックアップ2はまた、レーザビームを
ディスク1に照射するレーザダイオードを有し、その反
射光に基づいてディスク1に記録された光学的情報を再
生した信号を出力したり、図6に示すように非点収差法
によるフォーカスエラー信号FE検出用であり、かつ位
相差法によるトラッキングエラー信号検出用でもある信
号A〜Dと3ビーム法の2種類のトラッキングエラー信
号検出用信号E、Fを出力する。これらの信号はプリア
ンプ5に供給されて必要な演算が行われる。
【0024】図6は4分割光センサ部分A、B、C、D
と3ビーム法に用いる光センサ部分E、Fとを有する光
ピックアップ1を模式的に示し、かつそれらの光センサ
部分からの出力信号に応答する演算装置を示している。
なお、符号A〜Fはこれらの光センサ部分とその出力信
号の双方を示している。加算器10は対角線上にある光
センサ部分A、Cの出力信号を互いに加算して出力し、
加算器12は他の対角線上にある光センサ部分B、Dの
出力信号を互いに加算して出力するものである。加算器
14は加算器10、12の出力信号同士を加算するもの
であり、減算器16、20は共に加算器10の出力信号
から加算器12の出力信号を減算するものである。ま
た、減算器18は光センサ部分Eの出力信号から光セン
サ部分Fの出力信号を減算するものである。加算器14
の出力信号に応答する立下がりパルス発生回路32と立
上がりパルス発生回路34が設けられ、これらの出力信
号によりそれぞれ制御されるゲート回路36、40が減
算器16の出力信号をゲートして、それぞれホールド回
路38、42に与えられている。ホールド回路38、4
2の出力信号はそれぞれ減算器44の+と−入力端子に
与えられ、減算器44の出力信号はスイッチ30の1側
端子に与えられている。また、加算器14の出力信号は
LPF28とイコライザ(EQ)46をそれぞれ介して
それぞれ和信号(SA)、EFM信号又はEFMプラス
信号として出力される。減算器18の出力信号はスイッ
チ30の0側端子に与えられる。スイッチ30の出力端
子からは選択されたトラッキングエラー信号TEが出力
される。
【0025】スイッチ30に与えられる制御信号CON
Tはスイッチ30を制御して、その2つの入力信号の一
方を選択するもので、後述するようにシステムコントロ
ーラ7のマイコンで生成される。減算器20の出力信号
はフォーカスエラー信号FEとして用いられるべく、周
知のフォーカスサーボ制御系に与えられる。LPF28
の出力信号である和信号SAはディスクの記録情報を読
み出すための主信号であるとともに、後述のディスク種
類判別のための測定対象信号となる。なお、LPF28
は和信号SAに含まれる可能性のある高周波成分を除去
するために用いられている。フォーカスエラー信号FE
は周知のフォーカスサーボ制御に用いられる。
【0026】システムコントローラ7は、図示省略のマ
イクロコンピュータ(マイコン)の後述する動作により
ディスク種類の判別を行う。なお、本発明によるディス
ク種類判別の結果により2種類のトラッキングエラー信
号を切り換えて、記録密度の低いCDと記録密度の高い
ディスクとで、3ビーム法と位相差法を使い分けること
ができるが、システムコントローラ7内のマイコンはデ
ィスク1の種類に応じて制御信号CONTを生成する。
すなわち、記録密度の低いCDであると判断されると、
3ビーム法のトラッキングエラー信号を選択すべく、図
6のスイッチ30を0側に接続して減算器18の出力信
号を出力する。一方、記録密度が高いディスクであると
判断されると、位相差法のトラッキングエラー信号を選
択すべく、スイッチ30を1側に接続してLPF28の
出力信号を出力する。
【0027】次に、光ピックアップ2として2焦点型の
もの、すなわち特開平7−65407号公報や、特開平
7−98431号公報に示されるような、対物レンズに
収束点を2つ設けて厚みの異なるディスクに対応可能と
したものを用いて、ディスクの種類を判別する手法につ
いて説明する。光ピックアップ2はNA=0.38mm
とNA=0.6mmのスポットにて、2種類のディス
ク、すなわち板厚t1=1.2mmのCDとt2=0.
6mmのDVDから情報を読み出すものとする。2焦点
間の距離は0.3mmとする。ディスク表面と信号面と
で同時に結像すると、ディスク表面の影響として低周波
での変調やオフセットの影響を受けるので、2焦点間の
間隔はディスクの厚みと同様に設定することはできな
い。
【0028】図7は、かかる2焦点型光ピックアップで
のディスク1へのレーザビームの集光状態を示す図であ
る。1-a はt1=1.2mmのディスク、1-b はt2=
0.6mmのディスク、1-c は1層が0.6mmの2層
型ディスク(層間距離t3=40μm)への集光状態を
示し、先行上側のビームが1.2mm用で、後行下側の
ビームが0.6mm用である。図7中、α、β、γ、δ
は光ピックアップ2の対物レンズがフォーカス方向に移
動した各々の状態を示している。図8は図7に対応して
光ピックアップ2にてフォーカスサーチを行ったときの
出力信号から得られる様々な信号波形を示している。す
なわち図4の縦軸は電圧であり、横軸が時間であり、p
はピークを示している。2焦点型光ピックアップはホロ
グラムレンズにて構成されるため、特開平7−9843
1号公報のように2焦点の2つのスポット以外にも信号
が検出されるが、ここでは2焦点検出信号以外の信号は
省略している。
【0029】図8の 8-a 〜 8-d は図7の 1-a のディ
スクに、8-e 〜 8-h は図7の 1-bのディスクに、8-i
〜 8-l は図7の 1-c のディスクにそれぞれ対応してい
る。また、図6の和信号SAが図8の 8-a, 8-e, 8-i
であり、フォーカスエラー信号FEが図8の 8-b, 8-f,
8j であり、さらに和信号SAを点線で示すスレショル
ドと比較した結果得られた信号が図8の 8-c, 8-g, 8-k
であり、さらにフォーカスエラー信号FEを点線で示
すスレショルドと比較した結果得られた信号が図4の 8
-d, 8-h, 8-l である。
【0030】フォーカスサーチは光ピックアップ2のフ
ォーカスコイルに印加する電圧を増加あるいは減少させ
ることにより、光ピックアップ2の光学系の一部である
対物レンズを光路に沿って移動せしめることにより行わ
れる。図8の波形 8-a において、図中左側のピークが
図7の 1-a のディスクのαの状態にて得られ、右側の
ピークが同じくβの状態にて得られる。このように、図
4におけるピークは図7のα、βに対応し、また波形 8
-i 〜 8-l における4つのピークは図7の 1-cのディス
クのα、β、γ、δに対応している。図8中細い線が密
集している部分は高周波成分HFを示している。
【0031】なお、後述するように判別されたディスク
の種類に応じて、光ヘッドのレーザパワー、プリアンプ
5におけるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラ
ー信号を生成する回路のゲイン、オフセット、バランス
などのパラメータや、プリアンプ5又はDSV6におけ
るイコライザ46の特性の切り換え、すなわち、イコラ
イザ46を構成するトランスバーサルフィルタの単位遅
延素子の遅延量、タップゲイン設定などの項目中、必要
なパラメータを設定する。
【0032】イコライザ46を構成するトランスバーサ
ルフィルタは図10に示すような構造のものである。ト
ランスバーサルフィルタを構成する単位遅延素子の遅延
時間T及びタップゲインG0〜G4はディスクの種類に
応じて図示省略のコントローラのプログラムROMに予
め記憶しておいたデータを用いて制御可能である。Tの
例としては、1.2mmのCDの場合T=440ns、
0.6mmのDVDの場合T=80nsの2つを切り換
えることができる。G0〜G4の例としては、1.2m
mのCDの場合G2=1、G1=G3=0.12、G0
=G4=0とし、0.6mmのDVDの場合G0=0.
02、G1=0.2、G2=1、G3=0.2、G4=
0.02とし、さらにフォーカスサーチ時は周波数特性
を除去するためにG2=1とし、他を0としておく。
【0033】図9は2層ディスクにおけるフォーカスサ
ーチを示す波形図であり、0.6mmのディスクの2層
目でサーボ制御をオンとする場合を示している。 図9
において、 9-a はフォーカスコイル印加電圧であり、 9
-b は和信号SA、 9-c はフォーカスエラー信号、 9-d
は和信号SAをスレショルドと比較して得られた信
号、 9-e はフォーカスエラー信号 9-C を所定スレショ
ルドと比較して得られた信号、 9-f はEFM信号を比
較器50で基準値Refと比較して得られる信号、 9-g
は図11のHFDET(D−FF56の出力信号)で
ある。波形 9-e におけるタイミングSCはフォーカス
サーボ制御をオンとする時点を示している。
【0034】図11は図6の回路の出力信号中、和信号
SAとEFM信号を用いて高周波成分HFを検出する回
路の一例を示すブロック図である。EFM信号は比較器
50に与えられ、基準信号Refと比較される。和信号
SAはD−FF(フリップフロップ)52のD入力に与
えられ、そのQ出力は次段のD−FF54のD入力に与
えられ、そのQ出力はさらに次段のD−FF56のD入
力に与えられ、そのQ出力は検出信号HFDETとして
出力される。比較器50の出力信号は各D−FF52〜
56のクロックとして与えられる。Resetは各D−
FF52〜56のリセット信号である。
【0035】図11の回路中の比較器50の出力信号、
すなわちEFM信号の比較後の信号は図9の 9-f とし
て示されている。D−FF52〜56は和信号SAを波
形整形して作られた信号 9-d がH(ハイレベル)のと
きのみ、比較器50の出力信号のパルスをカウントし、
この例では3カウントするとD−FF56の出力信号H
FDET 9-g がHになる。この区間内に3カウントで
きない場合は、D−FF52〜56からなるカウンタは
和信号SAなどによってリセットされる。なお、この例
では3カウントとしているが、このカウント数は適宜所
定の回数にすることができる。
【0036】図6と図11を組み合わせた構成の動作に
ついて説明する。再生装置の電源投入などの後、スピン
ドル(SP)モータ3を起動し、フォーカスサーチを開
始する。すなわち、フォーカスコイルへの印加電圧を図
9の 9-a に示すように少しずつ増加させ、和信号SA
をA/D変換してマイコンに取り込み、和信号SA(図
9の 9-b )を読み込み、同時に図11の出力信号HF
DET(図9の 9-g )を監視する。
【0037】和信号SAが所定値を超え、かつ信号HF
DETがHになり、フォーカスエラー信号(図9の 9-c
)と所定値との比較で得られた信号 9-e を監視し、こ
れがHからL(ローレベル)になった時点t(フォーカ
スサーチにおける所謂Sカーブのほぼゼロクロス点に相
当)でフォーカスサーボ制御をオンとする。また、各デ
ィスクの反射率の違いによる再生装置の諸パラメータ、
例えば光ヘッドのレーザパワー、フォーカスエラー信
号、トラッキングエラー信号を生成する回路のゲイン、
オフセット、バランス、単位遅延素子の遅延時間、タッ
プゲインなどを設定し、再生処理を実行する。
【0038】上記光ディスク再生装置の実施例について
その動作を図13及び図14で構成されるフローチャー
トとともに説明する。再生装置の電源が投入されたり、
ディスクが交換されたり、複数層型ディスクで他の層の
データ再生が求められたときにこのフローがスタートす
るものとし、まずマイコンに接続されている図示省略の
メモリやバッファの所定内容をクリアするなどのイニシ
ャライズをステップS1で行い、次いでステップS2で
スピンドルモータモータを起動し、光ピックアップ(P
U)をディスクの最内周へ移動する。その後、光ピック
アップを外周側へ少し(所定量)移動する。次のステッ
プS3でレーザダイオード(LD)をオンとし、フォー
カスサーチを開始し、アクチュエータコイルの電圧を増
加させる。次いでステップS4で和信号SAの電圧をA
/D変換して得られるデジタル値を順次読み取り、所定
のA/D変換レジスタに順次格納する。
【0039】ステップS5で和信号SAの電圧を所定値
Qと比較し、和信号SAが所定値Qより大きいか否かを
判断する。YESならステップS6で和信号SAのエッ
ジが検出されたか否かを判断する。ステップS6でNO
なら、ステップS4へ戻る。ステップS6で和信号SA
のエッジが検出されたときは、ステップS7でカウンタ
のカウントCを1つインクリメントしてステップS4へ
戻る。一方 、ステップS6で和信号SAのエッジが検
出されないときは、ステップS8で図11の回路のHF
DETがHであるか否かを判断する。NOのときはステ
ップS4へ戻り、YESならステップS9でフォーカス
エラー信号FEのエッジが検出されたか否かを判断す
る。このエッジはフォーカスエラー信号FEがHからL
になる図9の波形 9-e に示したSCの時点である。
【0040】フォーカスエラー信号FEのエッジが検出
されると、ステップS10でカウントCが1か否かを判
断し、1であれば装填されているディスクはCDである
と判断し、CDに適したパラメータをステップS11で
設定し、次いでステップS16でフォーカスサーボ制御
をオンとする。C=1でないときは、ステップS12で
C=2か否かを判断し、2であればDVDの1層のディ
スクであると判断し、それに適したパラメータをステッ
プS13で設定し、次いでステップS16でフォーカス
サーボ制御をオンとする。C=2でないときは、ステッ
プS14でC=3か否かを判断し、3であればDVDの
2層のディスクの1層目であると判断し、それに適した
パラメータをステップS15で設定し、次いでステップ
S16でフォーカスサーボ制御をオンとする。フォーカ
スサーボ制御をオンとするタイミングは図9の波形 9-e
に示したSCの時点となる。カウントCの数によって
ディスクの種類を判断できるのは、図8に示したように
フォーカスサーチ中に得られる和信号SAのピークの数
と、EFM信号中の高周波成分の検出されるタイミング
の関係がディスクの種類によって一定の関係にあること
による。
【0041】上記各構成で、和信号SAを2値化する比
較器のスレショルドを複数用意しておくことにより、反
射率の差異により和信号SAのレベルの異なるライトワ
ンス型や、記録・再生型のディスクの検出も可能とな
る。上記動作説明は、再生専用のCDと1層型のDVD
に適用した場合のものである。
【0042】ステップS16の次にステップS17でト
ラッキングサーボ制御をオンとし、次いでステップS1
8でトラッキングバランスを調整する。次いでステップ
S19でセクタアドレスを読み取り、ステップS20で
リードインエリアへ光ピックアップの光スポットを移動
させる。ステップS21では、リードインデータ及びB
CAデータが再生されたか否かを判断する。これらデー
タがないときは、ステップS25へ行き、再生動作を開
始する。
【0043】一方、ステップS21がYESなら、ステ
ップS22でアドレスを読みながら、光スポットをBC
Aに移動させる。このとき、図2で説明したように、B
CAのバーコードは複数のトラックにまたがって設けら
れているが、ディスクの半径方向に伸長している各黒バ
ーの半径方向内側又は外側よりの端部に沿って円周方向
にバーコードを読み取ろうとすると、ディスクの偏心な
どにより、正確にバーコードのデータを読み出すことが
できないことがある。そこで、複数のトラックの半径方
向の中央付近のトラックに沿ってバーコードを読み出
す。ステップS22では光スポットがバーコードの記録
された複数のトラックの中央付近のトラックに沿ってバ
ーコードを読むよう、図2に示される少なくとも1周に
1つは存在するセクタ76のある部分75からアドレス
を読み出して中央付近のトラックにジャンプ(キック)
して移動し、その後トラッキングサーボ制御を行う。
【0044】次いで、ステップS23でアドレスを読ん
で、所定エリアにて先頭からBCAのバーコード(BC
Aコード又はBCA信号という)を読み取り、少なくと
もディスクのトラックの1周にわたって読み取る。ここ
では、追記されたバーコードがある場合には、製造当初
からあるバーコードと共に追記されたバーコードも読み
取る。これは、当初からあるバーコードと追記されたバ
ーコードの双方の内容を全て読み取ることにより、その
ディスクの最新の現状を正確に判断できるからである。
【0045】次のステップS24でBCAコードから再
生された再生データを判別する。すなわち、BCAに記
録された、ユーザ指定情報、レンタル情報、地域指定情
報、言語指定情報、用途指定情報、使用可能期間指定情
報、使用可能回数指定情報、使用可能プレーヤ指定情
報、分解能指定情報、レイヤー指定情報、著作権者情
報、著作権番号情報、製造日情報、製造者情報、販売日
情報、販売店情報、販売者情報、製品使用者情報、使用
番号情報、使用セット番号情報などがあれば、それらを
解読して、システムコントローラ7のマイコンに送る。
マイコンはこれらのBCAから読み出された情報に基づ
いて、例えば複数のプログラム中の選択的再生の許可な
どの再生の態様を決定し、ステップS25にて許容範囲
内でユーザからの指示に基づいて再生動作を実行すべく
再生動作を開始する。なお、BCAコードの読み出し
は、プリマスタードエリアと追記エリアの双方について
行い、両者の情報に相反する事項があるときは、時間的
に後に記録された追記エリアの情報を優先する。
【0046】上記実施例では、和信号SAが所定値Qよ
り大きいか否かを判断してから図11の回路のHFDE
TがHであるか否かを判断し、次いでフォーカスエラー
信号FEのエッジが検出されたか否かを判断してフォー
カスサーボ制御をオンとしているが、和信号SAが所定
値Qより大きいか否かを判断しないで、フォーカスサー
チを開始した時点、すなわちフォーカコイルの印加電圧
が増加し始めてから、図11の回路のHFDETをモニ
ターし、HFDETがHになり、次いでフォーカスエラ
ー信号FEのエッジが検出された図9の波形 9-e に示
したSCの時点でフォーカスサーボ制御をオンとするよ
う構成してもよい。
【0047】図12は図6の回路の出力信号中、EFM
信号を用いて高周波成分HFを検出する回路の他の例を
示すブロック図である。EFM信号はHPF58を介し
て比較器60に与えられ、基準信号Refと比較され
る。比較器60の出力はD−FF62のクロックとして
与えられ、そのQ出力は検出信号HFDETとして出力
される。D−FF62のD入力には所定値が常時与えら
れている。ResetはD−FF62のリセット信号で
ある。図12の回路はEFM信号の高周波成分HFを抽
出し、これを基準信号Refと比較して得られた信号を
ラッチするものである。なお、図11、図12の回路以
外にも高周波成分を検出するものであれば、他の構成を
用いることが可能で、例えば、図11のカウンタ部分の
入力部にHPFを設けるようにすることもできる。
【0048】図11の回路の代りに図12の回路を用
い、図6と組み合わせた場合の動作について説明する。
フォーカスサーチを開始した時点、すなわちフォーカコ
イルの印加電圧が増加し始めてから、和信号SAがを所
定値と比較して得られた図9の2値信号 9-d をモニタ
ーし、この信号がHになり、かつ図12の回路のHFD
ETをモニターし、HFDETがHになり、次いでフォ
ーカスエラー信号FEのエッジが検出された図9の波形
9-e に示したSCの時点でフォーカスサーボ制御をオ
ンとする。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
記録媒体に光情報として記録された主情報の他に、光デ
ィスクの内周部分に補助情報を記録するために設けたバ
ーコードによる記録部分として知られている、いわゆる
BCA(バーストカッティングエリア)を用いて著作権
の保護や、記録情報の選択的再生許可などの付加的機能
を有する光記録媒体及び光ディスク再生装置が提供さ
れ、著作権の保護などが有効に図られ、よって、コンピ
ュータソフトや価値の高い映画ソフトなどの光記録媒体
への記録を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光記録媒体の模式的平面図であ
る。
【図2】本発明による光記録媒体のBCAの構成を示す
模式図である。
【図3】本発明による光記録媒体のBCAの他の構成を
示す模式図である。
【図4】本発明による光記録媒体のBCAの更に他の構
成を示す模式図である。
【図5】2層ディスクにおけるフォーカスサーチを示す
波形図である。
【図6】本発明の光ディスク再生装置の1実施例を示す
ブロック図である。
【図7】2焦点型光ピックアップでの各種ディスクへの
レーザビームの集光状態を示す図である。
【図8】図7の各種ディスクに対するフォーカスサーチ
を行ったときに得られる光ピックアップの出力信号とそ
こから得られる各種信号を示す波形図である。
【図9】フォーカスサーチによりディスクの種類を判断
し、さらにその判断結果を用いてフォーカスサーボ制御
をオンとするタイミングを示す波形図である。
【図10】図5のプリアンプ又はDSVに含まれるトラ
ンスバーサルフィルタの構成を示すブロック図であり、
かつ図6のイコライザの回路例としてのトランスバーサ
ルフィルタの構成を示すブロック図でもある。
【図11】図6の回路の出力信号中、和信号SAとEF
M信号を用いて高周波成分HFを検出する回路の1例を
示すブロック図である。
【図12】図6の回路の出力信号中、EFM信号を用い
て高周波成分HFを検出する回路の1例を示すブロック
図である。
【図13】図5中のシステムコントローラに用いられて
いるマイクロコンピュータ(マイコン)の動作を示すフ
ローチャートの前半である。
【図14】図5中のシステムコントローラに用いられて
いるマイクロコンピュータ(マイコン)の動作を示すフ
ローチャートの後半である。
【符号の説明】
1 光ディスク 1R 光記録部分 1S 最内周部 2 光ピックアップ(光ヘッド) 3 スピンドルモータ 4 モータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回
路(DSV6と共にサーボ制御手段を構成する) 5 プリアンプ(DSV6と共に再生信号を得る手段を
構成する) 6 デジタルサーボ(DSV)制御回路(システムコン
トローラと共にサーボオン手段を構成する) 7 システムコントローラ (他の回路と共にアドレス
検出手段、判別手段、BCA信号読み出し手段、制御手
段を構成する) 8A、8B、8C、8D、8E 最内周部のトラック 9 BCA 10、12、14、22 加算器 16、18、20、44 減算器 24 遅延回路 26 乗算器 28 LPF(ローパスフィルタ) 30 スイッチ 32、34 パルス発生回路 36、40 ゲート回路 38、42 ホールド回路 46 イコライザ 50、60 比較器 52、54、56、62 D−FF 58 HPF(ハイパスフィルタ) 72−1、72−2、72−3 黒バー 74−1、74−2、74−3 白バー 75 追記部分 76、76A、76B セクタ 78 第1環状部分 80 第2環状部分(追記部分) A、B、C、D 位相差法に用いる4分割光センサ部分 E、F 3ビーム法に用いる2つのセンサ部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11B 7/24 571 G11B 7/24 571A 23/30 23/30 Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/24 G11B 23/30 G11B 7/09 - 7/095 G06K 7/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主情報が同心円又はスパイラル状のトラ
    ックに沿って光記録された光記録媒体であって、補助情
    報が前記同心円又はスパイラル状トラックの最内周付近
    の複数のセクタに分割された光記録部分に重ねてバーコ
    ードとして記録されたものにおいて、 前記バーコードが前記光記録媒体の回転中心から見て3
    60度にわたる第1環状部分内に配列され、かつ前記第
    1環状部分内の前記複数のセクタのうち、少なくとも1
    つのセクタを除いた部分に配列され、さらに前記第1環
    状部分の半径方向の内側又は外側に新たにバーコードを
    追記するための少なくとも1つのセクタを有する第2環
    状部分を有することを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記光記録媒体の信号再生方向に見たと
    き、前記バーコードが前記第1環状部分の前記少なくと
    も1つのセクタの直後から配列されていることを特徴と
    する請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 主情報が同心円又はスパイラル状のトラ
    ックに沿って光記録された光記録媒体であって、補助情
    報が前記同心円又はスパイラル状トラックの最内周付近
    の複数のセクタに分割された光記録部分に重ねてバーコ
    ードとして記録されたものにおいて、 前記バーコードが前記光記録媒体の回転中心から見て3
    60度にわたる環状部分内に配列され、かつ前記環状部
    分内の前記複数のセクタのうち、少なくとも1つのセク
    タを除いた部分に配列されていて、 前記バーコードとして、ユーザ指定情報、レンタル情
    報、地域指定情報、言語指定情報、用途指定情報、使用
    可能期間指定情報、使用可能回数指定情報、使用可能プ
    レーヤ指定情報、分解能指定情報、レイヤー指定情報の
    うち1つ以上が記録されている光記録媒体。
  4. 【請求項4】 主情報が同心円又はスパイラル状のトラ
    ックに沿って光記録された光記録媒体であって、補助情
    報が前記同心円又はスパイラル状トラックの最内周付近
    の複数のセクタに分割された光記録部分に重ねてバーコ
    ードとして記録されたものにおいて、 前記バーコードが前記光記録媒体の回転中心から見て3
    60度にわたる環状部 分内に配列され、かつ前記環状部
    分内の前記複数のセクタのうち、少なくとも1つのセク
    タを除いた部分に配列されていて、 前記バーコードとして、著作権者情報、著作権番号情
    報、製造日情報、製造者情報、販売日情報、販売店情
    報、販売者情報、製品使用者情報、使用番号情報、使用
    セット番号情報のうち1つ以上が記録されている光記録
    媒体。
  5. 【請求項5】 主情報が同心円又はスパイラル状のトラ
    ックに沿って光記録され、第1補助情報が前記同心円又
    はスパイラル状トラックの最内周付近の複数のトラック
    の複数のセクタに分割された光記録部分に重ねて第1の
    バーコードとして製造時に記録され、かつ前記第1のバ
    ーコードが前記光記録媒体の回転中心から見て360度
    にわたる環状部分内に配列され、かつ前記環状部分内の
    前記複数のセクタのうち、少なくとも1つのセクタを除
    いた部分に配列され、第2補助情報が前記同心円又はス
    パイラル状トラックの最内周付近の前記複数のトラック
    と同一のトラック又は異なる複数のトラックの複数のセ
    クタに分割された光記録部分に重ねて第2のバーコード
    として製造後に追加記録され、かつ前記第2のバーコー
    ドが前記光記録媒体の回転中心から見て360度にわた
    る前記環状部分と同一又は異なる部分内に配列され、か
    つ前記環状部分内の前記複数のセクタのうち、少なくと
    も1つのセクタを除いた部分に配列されている光記録媒
    体から、前記光記録媒体に光ビームを照射して、その反
    射光又は透過光を検出する光ディスク再生方法であっ
    て、 前記セクタからアドレスを読み出すステップと、 前記アドレスを用いて前記第1補助情報と前記第2補助
    情報の双方を読み出すステップと、 前記第1補助情報と前記第2補助情報の双方を用いて当
    該光ディスクの現状を判断するステップと、 当該光ディスクの現状に応じて、前記主情報の再生を選
    択的に実行するステップとを、 有する光ディスク再生方法。
  6. 【請求項6】 前記バーコード情報として、使用制限、
    使用回数、言語情報の少なくとも1つが記録情報の内容
    に応じてあらかじめ記録されているとき、前 記バーコー
    ド情報を再生し、再生された前記バーコード情報に基づ
    いて前記主情報の再生の態様に1つ以上の制限を加える
    か、あるいは前記主情報の選択的に実行する請求項5に
    記載の光ディスク再生方法。
  7. 【請求項7】 主情報が同心円又はスパイラル状のトラ
    ックに沿って光記録され、第1補助情報が前記同心円又
    はスパイラル状トラックの最内周付近の複数のトラック
    の複数のセクタに分割された光記録部分に重ねて第1の
    バーコードとして製造時に記録され、かつ前記第1のバ
    ーコードが前記光記録媒体の回転中心から見て360度
    にわたる環状部分内に配列され、かつ前記環状部分内の
    前記複数のセクタのうち、少なくとも1つのセクタを除
    いた部分に配列され、第2補助情報が前記同心円又はス
    パイラル状トラックの最内周付近の前記複数のトラック
    と同一のトラック又は異なる複数のトラックの複数のセ
    クタに分割された光記録部分に重ねて第2のバーコード
    として製造後に追加記録され、かつ前記第2のバーコー
    ドが前記光記録媒体の回転中心から見て360度にわた
    る前記環状部分と同一又は異なる部分内に配列され、か
    つ前記環状部分内の前記複数のセクタのうち、少なくと
    も1つのセクタを除いた部分に配列されている光記録媒
    体から、前記光記録媒体に光ビームを照射して、その反
    射光又は透過光を検出する光ディスク再生方法であっ
    て、 前記セクタからアドレスを読み出すステップと、 前記アドレスを用いて前記第1補助情報と前記第2補助
    情報の双方を読み出すステップと、 前記第1補助情報と前記第2補助情報を比較して、これ
    らが相反する場合は、追記された前記第2のバーコード
    の前記第2補助情報を優先的に用いて当該光ディスクの
    現状を判断するステップと、 当該光ディスクの現状に応じて、前記主情報の再生を選
    択的に実行するステップとを、 有する光ディスク再生方法。
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