JP3208405B2 - 鋳型の造型装置 - Google Patents

鋳型の造型装置

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JP3208405B2 JP29610497A JP29610497A JP3208405B2 JP 3208405 B2 JP3208405 B2 JP 3208405B2 JP 29610497 A JP29610497 A JP 29610497A JP 29610497 A JP29610497 A JP 29610497A JP 3208405 B2 JP3208405 B2 JP 3208405B2
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和宏 稲垣
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋳造ラインにお
ける鋳型の造型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造ラインにあっては目的に合致した鋳
造物を製造するために、専用ラインを設けることにより
鋳造していた。このため、多品種の鋳造物を鋳造する場
合には、複数の鋳造ラインを必要とした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たように複数の鋳造ラインを設置するには、設備費が高
額化するとともに設備の管理に手間がかかるという不都
合を有した。この不都合を解消するために、発明者は鋳
造ラインにおける各々の作業工程をコンピュ−タCで制
御する方法を案出し特許出願している。発明者はこのコ
ンピュ−タ制御方法において、鋳造ラインの各々の作業
工程をコンピュ−タによって制御するにあたって、かか
る制御コンピュ−タに当該鋳型Mに対応して当該鋳型M
によって鋳造されるべき鋳物製品の固有情報を入力する
方法を更に研究した。
【0004】この発明の課題は、前記制御コンピュ−タ
に当該鋳型Mに対応して当該鋳型Mによって鋳造される
べき鋳物製品の固有情報を認識する新規な手段を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明に係る鋳型の造型装置においては、鋳型造
型機11,21と模型941が設置されたパタンプレー
ト94とパタンキャリア91とを備え、前記パタンプレ
ート94又は前記パタンキャリア91に前記模型941
によって造型される鋳型の製品情報を表示するための製
品情報表示手段943を設置し、且つ、前記鋳型造型機
11,21に前記製品情報表示手段943を読み取るた
めの製品情報読み取り手段944を設け、前記製品情報
読み取り手段944により前記製品情報表示手段943
を読み取ることによって、造型されるべき鋳型が何であ
るかを当該造型が完了するまでの間に認識して、制御コ
ンピュータに記録させる鋳型の造型装置において、前記
製品情報表示手段943として、前記パタンプレート9
4の側面に一体形成された突出部942に長方状の鉄片
を所要数に組み合わせて配置し、前記パタンプレート9
4又は前記パタンキャリア91の造型移動方向に前記鉄
片の長方状方向を一致させたため、前記製品情報表示手
段943における前記製品情報読み取り手段と対向する
範囲が長くなる結果、前記製品情報読み取り手段によっ
て前記製品情報表示手段を適正且つ確実に読み取ること
ができるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例として鋳
造ラインにおける鋳型の造型装置を採り上げ、図面に基
づいて説明する。
【0007】図1において、Tは鋳型搬送ラインであ
り、上型搬送用ライン1,下型搬送用ライン2、一連の
台車ライン3、一次冷却ライン4、二次冷却ライン5お
よび冷却品搬送ライン6から構成されている。この鋳型
搬送ラインT上には仮想として1〜322の番地が定め
られ、この番地の上を鋳型Mがシフトする。Cは制御コ
ンピュ−タであり、鋳型搬送ラインTの仮想番地ととも
に諸作業を管理している。この制御コンピュ−タCに
は、例えば、(1).注湯ロボット(図示せず)の注湯
作業における各々の動作(例えば、湯を掬う動作、とり
べを移動する動作、注湯する動作等)の所要時間、
(2).鋳型Mにおける鋳物砂と鋳物との重量比(以下
「サンドメタル比」という)とク−リングドラムにおけ
る散水量との関係、が比較値として入力されている。
【0008】次に、前記鋳型搬送ラインTを詳述する。
【0009】11は上型造型機、21は下型造型機であ
り、鋳型Mとして機能する上型111または下型211
を製造する。ところで、第2図および第3図は上型造型
機11を示すものである。これらの図において、91は
枠状のキャリア、92はキャリア91の基盤である。
又、93は窓孔であり、前記キャリア91に形成されて
いる。94はパタンプレ−トであり、前記基盤92に載
せられた状態で前記キャリア91に嵌められ締結されて
いる。このパタンプレ−ト94は模型941を固定して
いる。942は突出部であり、前記パタンプレ−ト94
の側面に一体成形されている。この突出部942は前記
キャリア91の窓孔93に内嵌めしている。943,9
43,…はこの発明の情報表示手段に相当する鉄片であ
り、前記突出部(又はキャリア91の)942の先端面
に設置されている。この鉄片943はその設置数および
設置状態に前記模型に相応する鋳型の鋳造製品の情報を
表示している。944,944はこの発明の読み取り手
段に相当するリミットスイッチであり、前記造型機11
に設置されている。このリミットスイッチ944,94
4によって、前記鉄片943,943の設置数および設
置状態を感知することによって、当該模型に相応する鋳
型の情報(「当該鋳型によって鋳造されるべき鋳物製品
の情報」、以下同じ)、例えば、注湯種、注湯量、添加
剤の量、なましラインの必要性、鋳込み量と型砂との割
合等を制御コンピュ−タCに順次指示記録する。この上
型造型機11において、型枠95内に鋳物砂を充填する
ことにより上型(鋳型)111が成形される。なお、下
型造型機21に設ける場合も上型造型機11同様当該模
型に相応する鋳型の情報を制御コンピュ−タCに指示記
録させることができる。どちらか一方のみでよい。した
がって、現在造型している鋳型(上型および下型)の情
報が判れば、前記制御コンピュ−タCによって、仮想の
番地を割り出せるから鋳型搬送ラインTの他のいかなる
位置にいる鋳型Mの情報を知ることができる。第1図に
戻って説明を続ける。上型造型機11によって製造され
た上型111は上型搬送用ライン1によって、下型造型
機21によって製造された下型211は下型搬送用ライ
ン2によって、台車ライン3の重錘のせの位置31まで
搬送される。なお、上型搬送用ライン1および下型搬送
用ライン2は両者ともロ−ラ−コンベアが適している。
【0010】次に、台車ライン3は一定間隔で連結され
た台車によって構成されている。前記上型111と下型
211は重錘のせの位置31において,枠合わせをしな
がら鋳型Mとして台車に載せられる。鋳型Mは台車の移
動とともに矢印方向に移動し、注湯位置32に至る。こ
のとき、注湯位置32にシフトした鋳型Mの情報は制御
コンピュ−タCによって仮想の番地を確認させて知るこ
とができるため、当該鋳型Mの情報に従って自動的に、
注湯種、注湯量、添加剤の有無が判断された後注湯され
る。このとき、注湯作業における各々動作(一連の動作
における)の開始時刻および終了時刻をも制御コンピュ
−タCに入力し、減算をして各々の動作に要した時間を
測定する。この実測値を制御コンピュ−Cの比較値(予
め入力されている各々の動作の所要時間)と比較演算
し、各々の動作の実測値が前記比較値の範囲に含まれて
いるか否かを検討する。前記注湯ロボットに異常があっ
たとき、すなわち、注湯ロボットにおけるある動作の実
測値が比較値の範囲外にあったときには、制御コンピュ
−タCが「いずれの動作の実測値が比較値に含まれない
か」を電気信号として出力する。このため、管理者は離
れた位置にいて、注湯ロボットのいずれの動作に故障が
生じたかを容易に判断できる。注湯後の鋳型Mは自然冷
却されながら台車ライン3に沿って矢印方向にシフトし
ていく。そして、33の位置に達したとき、鋳型(「鋳
物を内蔵した砂型」 をいう、以下同じ)Mの枠7が外
され、鋳型Mは一次冷却ライン4(ロ−ラ−コンベアか
ら構成される)に押し出される。そして、空枠7は前記
造型機11,21の方向へ適宜コンベア71によって搬
送される。また、空になった台車は台車ライン3を介し
て、重錘のせの位置31方向へシフトしていく。
【0011】一次冷却ライン4に浸入した鋳型Mは、一
次冷却ライン4をシフトしながら、当該ライン4の終了
部において分岐点41に至る。このとき、分岐点41に
シフトした鋳型Mの情報は制御コンピュ−タCによって
確認できるため、当該鋳型Mはその情報に従って自動的
に、冷却品搬送ライン6又は二次冷却ライン5の何れか
のライン6,5を選択することになる。すなわち、当該
鋳型Mの情報として「なましラインの必要性」を有して
いるものは、二次冷却ライン5に押し出され、かかる情
報を有していないものは前記冷却品搬送ライン6に押し
出される。なお、二次冷却ライン5に鋳型Mが押し出さ
れた場合、入れ換えに二次冷却ライン5から一次冷却ラ
イン4に、冷却後の鋳型Mが押し出され、その後、この
鋳型Mは冷却品搬送ライン6に押し出される。
【0012】冷却ライン5,6によって冷却された鋳型
Mは、冷却品搬送ライン6によってク−リングドラム8
に運ばれる。このとき、ク−リクドラム8の直前に達し
た鋳型Mの情報は制御コンピュ−Cによって知ることが
できるため自動的に、当該鋳型Mのサンドメタル比を制
御コンビュ−タCの比較値と比較演算し、この制御コン
ピュ−タCによって給水弁(図示せず)のアクチュエ−
タ(図示せず)を制御する。すると、ク−リングドラム
8における散水量は最適な状態に調節される。そして、
ク−リングドラム8内において、鋳型Mは型砂と鋳造物
に分離されて排出される。なお、冷却品搬送ライン6は
ロ−ラ−コンベア等によって構成されている。
【0013】この実施例においては、情報表示手段とし
て鉄片943をパタンプレート94に設けた場合につい
て説明したが、パタンキャリア91に、パタンプレート
94同様に前記製品情報表示手段を設けることもでき
る。この場合、キャリア91に収容されるパタンプレ−
ト94の内容を予め組み合わせた情報として表示するこ
とになる。
【0014】
【発明の効果】この発明に係る鋳型の造型装置は、鋳型
造型機11,21と模型941が設置されたパタンプレ
ート94とパタンキャリア91とを備え、前記パタンプ
レート94又は前記パタンキャリア91に前記模型94
1によって造型される鋳型の製品情報を表示するための
製品情報表示手段943を設置し、且つ、前記鋳型造型
機11,21に前記製品情報表示手段943を読み取る
ための製品情報読み取り手段944を設け、前記製品情
報読み取り手段944により前記製品情報表示手段94
3を読み取ることによって、造型されるべき鋳型が何で
あるかを当該造型が完了するまでの間に認識して、制御
コンピュータに記録させる鋳型の造型装置において、前
記製品情報表示手段943として、前記パタンプレート
94の側面に一体形成された突出部942に長方状の鉄
片を所要数に組み合わせて配置し、前記パタンプレート
94又は前記パタンキャリア91の造型移動方向に前記
鉄片の長方状方向を一致させたため、前記製品情報表示
手段943における前記製品情報読み取り手段と対向す
る範囲が長くなる結果、前記製品情報読み取り手段によ
って前記製品情報表示手段を適正且つ確実に読み取るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る鋳型の造型装置の実施例の使用
状態の概略図である。
【図2】同部分断面正面図である。
【図3】同部分断面平面図である。
【符号の説明】
C … 制御コンピュ−タ 11 … 上型造型機(鋳型造型機) 21 … 下型造型機(鋳型造型機) 91 … キャリア 94 … パタンプレ−ト 943 … 鉄片(製品情報表示手段) 944 … リミットスイッチ(読み取り手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型造型機11,21と模型941が設
    置されたパタンプレート94とパタンキャリア91とを
    備え、前記パタンプレート94又は前記パタンキャリア
    91に前記模型941によって造型される鋳型の製品情
    報を表示するための製品情報表示手段943を設置し、
    且つ、前記鋳型造型機11,21に前記製品情報表示手
    段943を読み取るための製品情報読み取り手段944
    を設け、前記製品情報読み取り手段944により前記製
    品情報表示手段943を読み取ることによって、造型さ
    れるべき鋳型が何であるかを当該造型が完了するまでの
    間に認識して、制御コンピュータに記録させる鋳型の造
    型装置において、前記製品情報表示手段943として
    前記パタンプレート94の側面に一体形成された突出部
    942に長方状の鉄片を所要数に組み合わせて配置し、
    前記パタンプレート94又は前記パタンキャリア91の
    造型移動方向に前記鉄片の長方状方向を一致させたこと
    を特徴とする鋳型の造型装置。
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