JP3207787B2 - ウエハの加工方法及び平面研削盤及びワーク支持部材 - Google Patents

ウエハの加工方法及び平面研削盤及びワーク支持部材

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JP3207787B2
JP3207787B2 JP18582597A JP18582597A JP3207787B2 JP 3207787 B2 JP3207787 B2 JP 3207787B2 JP 18582597 A JP18582597 A JP 18582597A JP 18582597 A JP18582597 A JP 18582597A JP 3207787 B2 JP3207787 B2 JP 3207787B2
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grinding
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健一朗 西
和男 中嶋
史朗 村井
豊尚 和田
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体に使用さ
れる硬質な薄板状のウエハの両面を超精密にかつ平行に
微細研削する加工方法及びその加工方法に用いられる平
面研削盤及びワーク支持部材に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】インゴットから切断し
たウエハは面粗度、形状精度共に粗である。そこでイン
ゴットから切断後のウエハをラップ仕上を行うと非常に
時間がかかり加工能率がよくない。またウエハの片面研
削においては、真空チャックでワークの片面を吸着する
ためインゴットから片面研削後のウエハの形状は吸着中
は平面であるが、真空チャックからワークを外すと形状
は元に戻り反る傾向にある。
【0003】上述のラップ加工による加工能率及び加工
精度の向上を計るために試みられる研削によるウエハの
加工によれば、短かい加工時間で所要の面精度が得られ
る。しかし乍らウエハのチャッキングを真空チャックに
よる限り、形状精度は得られない。
【0004】本発明は後述従来の技術を更に発展させた
ものであり、短時間で面精度と形状精度が得られるウエ
ハの加工方法及びその加工方法に用いられる平面研削盤
及びワーク支持部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
はインゴットから切断後のウエハの加工方法において、
ウエハを遊嵌し、内周から内部へ向って突設されウエハ
のノッチに係合する前進位置と、この前進位置から後退
した後退位置とをとるワーク駆動部と、このワーク駆動
部が突出するセット穴を有し、ウエハより薄い薄片で砥
石よりも大径の回転板と、一対の砥石を有し砥石端面を
対向させて砥石端面でウエハの研削を行う両頭平面研削
盤とを準備して、ワーク駆動部を後退させた状態でウエ
ハをセット穴に挿入した後、ワーク駆動部を回転板の中
心に向って前進させワーク駆動部にウエハのノッチを係
合させてセット穴にウエハを遊嵌した状態で、前記回転
板を駆動することによりウエハを回転させると共に、前
記砥石を回転しウエハの両面に作用させて研削を行うこ
とを特徴とするウエハの加工方法である。
【0006】本出願に係る第2の発明は前記砥石はカッ
プ砥石であって、前記ウエハの中心にカップ砥石の研削
作用面が重なるように加工することを特徴とする請求項
1に記載のウエハの加工方法である。
【0007】本出願に係る第3の発明は一対のカップ
石が両砥石端面を対向して配設され、砥石端面で外周に
ノッチを有する円板形ワークの板面を加工する両頭平面
研削盤において、ワークを遊嵌し、内周から内部に向っ
て突設され前記ワークのノッチに係合する前進位置と、
この前進位置から後退した後退位置をとるワーク駆動部
を有するセット穴を備え前記ワークよりも薄く砥石端面
が近接可能なように砥石径よりも大きな大きさを有する
回転板と、前記ワーク駆動部を進退させる駆動手段と、
前記回転板を回転自在に支持する支持部材と、前記支持
部材に設けられ 前記回転板を回転駆動する駆動手段と、
を具備しことを特徴とする両頭平面研削盤である。
【0008】本出願に係る第4の発明は一対のカップ砥
石が両砥石端面を対向して配設され、砥石端面で外周に
ノッチを有する円板形ワークの板面を加工する両頭平面
研削盤において、ワークを遊嵌し、内周から内部へ向っ
て突設され前記ワークのノッチに係合するワーク駆動部
を有するセット穴を備え前記ワークよりも薄く砥石端面
が近接可能なように砥石径よりも大きな大きさを有する
回転板と、前記ワーク駆動部は前記回転板に対して半径
方向に移動自在に取り付けられ、前記ワーク駆動部を前
記回転板の中心に向って付勢するばね部材と、前記ワー
ク駆動部を前記ばね部材のばね力に抗して後退させるア
クチュエータと、前記回転板を回転自在に支持する支持
部材と、前記支持部材に設けられ前記回転板を回転駆動
する駆動手段とを具備したことを特徴とする両頭平面研
削盤である。
【0009】本出願に係る第5の発明は前記回転板のワ
ーク駆動部は少くともワークに接する面がワークよりも
軟質の材料でなることを特徴とする第3又は第4の発明
に記載の両頭平面研削盤である。
【0010】本出願に係る第6の発明は前記回転板の支
持部材は砥石軸に直角方向に設けられた案内部材に移動
自在に係合するスライドテーブルであることを特徴とす
る第5の発明に記載の両頭平面研削盤である。
【0011】本出願に係る第7の発明は砥石端面で外周
にノッチを有する円板形のワークの平面を加工する研削
盤に用いられるワーク支持部材において、ワークを遊嵌
し、内周から内部へ向って突設されワークのノッチに係
合するワーク駆動部を有するセット穴を有し、ワークよ
り薄い薄片で砥石よりも大径の回転板と、前記ワーク駆
動部は前記回転板に対して半径方向に移動自在に取り付
けられ、前記ワーク駆動部を前記回転板の中心に向って
付勢するばね部材と、前記ワーク駆動部を前記ばね部材
のばね力に抗して後退させるアクチュエータと、前記回
転板を回転自在 に支持する支持手段と、前記支持手段に
設けられ回転板を回転駆動する駆動手段とを具備したこ
とを特徴とするワーク支持部材である。
【0012】本出願に係る第8の発明はワーク駆動部は
少なくともワークに接する面がワークよりも軟質の材料
でなることを特徴とする第7の発明に記載のワーク支持
部材である。
【0013】本出願に係る第9の発明は前記回転板のワ
ークに接する側をワークよりも軟質の材料としたことを
特徴とする第7又は第8の発明に記載のワーク支持部材
である。
【0014】本出願に係る第10の発明は前記支持手段
は回転板の板面に平行な案内手段に移動自在に嵌合して
いることを特徴とする第7から第9の発明の何れか1つ
に記載のワーク支持部材である。
【0015】本出願に係る第11の発明は前記回転板は
中心部のワークよりも薄い部分の外周側が前記ワークよ
り薄い部分よりも厚肉で円環状であることを特徴とする
第7から第10の発明の何れか1つに記載のワーク支持
部材である。
【0016】
【従来の技術】シリコンウエハなどのウエハはインゴッ
トをインナソー又はワイヤソーで切断後、ラップ盤で研
磨仕上を行っている。
【0017】一方ウエハを研削により仕上げることが例
えば実登3028734号公報、機械と工具、1995
年7月号第60頁から第64頁、砥粒加工学会誌Vo
l.39No.4 1995.JUL.第20頁から第
23頁等に開示されている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態
を、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。
【0019】(実施の形態1)この実施の形態は全体構成を説明している。
【0020】図1〜図4に示すように、この実施の形態
の両頭平面研削盤は下部フレーム11を備え、その下部
フレーム11上には上部フレーム111が固定されてい
る。下部フレーム11には下部砥石回転昇降機構12及
びワーク支持部材14が装設され、上部フレーム111
には上部砥石回転昇降機構13が装設されている。両砥
石回転昇降機構12,13には夫々上下部回転砥石1
5,16が配設され、それらの回転砥石15,16の上
部または下部端面の研削作用面15a,16aが互いに
平行となるように対向配置されている。そして、薄板状
のワーク17がワーク支持部材14に支持された状態
で、両砥石回転昇降機構12,13の回転砥石15,1
6間に挿入配置され、それらの回転砥石15,16の研
削作用面15a,16aにより、ワーク17の両面が同
時に研削されるようになっている。
【0021】図2及び図3に示すように、前記下部砥石
回転昇降機構12の砥石台20は下部フレーム11上に
いわゆるV平のガイド21を介して、下部回転砥石15
の回転軸線と直交する方向へ移動可能に支持されてい
る。下部砥石台移動用モータ22は下部フレーム11の
側部に配設され、このモータ22の回転により、砥石台
20に固定したボールナット23aにねじ込まれたボー
ルねじ23を介して砥石台20が水平横方向に移動す
る。下部軸支筒24は砥石台20と一体に設けられた上
下方向のガイド24aを介して下部回転砥石15の回転
軸線方向へ昇降可能に支持されている。下部砥石台昇降
用モータ25は砥石台20の下部においてガイド部24
aの側部に配設され、このモータ25の回転により、ウ
ォームとウォームホイールで構成される回転伝達機構2
6及び下部軸支筒24に固定されたブラケット24bに
固定された図示されないボールナットにねじ込まれたボ
ールねじ27を介してガイド部24aに案内されて下部
軸支筒24が昇降される。なお、この昇降ストロークは
わずかである。
【0022】下部砥石軸28は下部軸支筒24内に回転
自在に支持され、その上端に一体的に形成された砥石ホ
ルダ29を介して下部回転砥石15が装着されている。
【0023】砥石駆動モータ34は下部軸支筒24の内
部に配設され、そのステータは下部軸支筒24に嵌入固
定され、そのロータは下部砥石軸28に嵌入固定され研
削加工に際しては、このモータ34の回転により下部砥
石軸28を介して下部回転砥石15が高速回転する。
【0024】図3に示すように、前記上部砥石回転昇降
機構13の上部軸支筒38は上部フレーム111と一体
のガイド39を介して、下部回転砥石16の回転軸線方
向へ昇降可能に支持されている。昇降用モータ40は上
部フレーム111の側部に配設され、このモータ40の
回転により、上部軸支筒38に固定されたブラケット3
8aに嵌入固定されたボールナット41aにねじ込まれ
たボールねじ41を介して上部軸支筒38が昇降され
る。
【0025】上部砥石軸42は前記上部軸支筒38内に
回転可能に支持され、その下端には一体的に形成された
砥石ホルダ43を介して上部回転砥石16が装着されて
いる。砥石駆動モータ48は上部軸支筒38の内部に配
設され、そのステータは上部軸支筒38に嵌入固定さ
れ、そのロータは上部砥石軸42に嵌入固定され研削加
工に際して、このモータ48の回転により、上部砥石軸
42を介して上部回転砥石16が高速回転する。
【0026】図2、図4に示すように、前記ワーク支持
部材14の支持台52は上下部の両砥石回転昇降機構1
2,13間において、下部フレーム11上に配設されて
いる。スライドテーブル53は支持台52上の下部回転
砥石15の両側に配設された一対のガイドレール54を
介して、下部砥石回転昇降機構12の砥石台20の移動
方向と同方向へ移動可能に支持されている。図4に示す
ようにスライドテーブル移動用モータ55は支持台52
上に配設され、このモータ55の回転により、このモー
タ55のモータ軸に連結されたボールねじ56がスライ
ドテーブル53に固定されたボールナット56aにねじ
込まれていてスライドテーブル53が移動可能となって
いる。
【0027】円環状の回転板57は前記スライドテーブ
ル53内に配され、スライドテーブル53に回転自在に
支持される3個のガイドローラ58を介して回転可能に
支持されている(図5参照)。回転板57は円環状の肉
厚の外周枠57aにワーク支持板60を装着してある。
外周枠57aの下部外周にはギヤ59が形成されてい
る。ワーク支持板60はワーク17より薄く形成され、
外周枠57aの下面にその重力で撓んで変形しないよう
に図示しないテンション機構を介して、水平に張設さ
れ、その中心にはワーク17を着脱可能にセットするた
めのセット穴60aが形成されている。このセット穴6
0aはワーク17が遊嵌する直径を有する。回転板回転
用モータ61はスライドテーブル53上に配設され、こ
のモータ61のモータ軸には回転板57のギヤ59に噛
合するギヤ62が固定されている。そして、このモータ
61の回転により、ギヤ62,59を介して回転板57
が回転する。上記外周枠57aの内径は回転板57に対
してオフセットして降下してくる上部回転砥石16がワ
ーク支持板60へ接近し得る直径を有する。
【0028】図4に示すように上記ワーク支持板60の
セット穴60aにはインゴットから切断された未研削の
ウエハであるワーク17の結晶方位の基準となるノッチ
17aに係合するように内周側へ向って突出するワーク
駆動部60bが設けてある。このワーク17のノッチ1
7aの形状は本実施の形態のようなV溝状の形状であ
り、前記駆動部60bはワークのノッチ17aをほぼ補
完する形状としてある。ただし、ワーク17のノッチ1
7aは結晶方位を知るための位置以外にワーク17を駆
動するためにワーク17に別に設けてもよい。
【0029】上述のワークセット穴60aは本例では円
であるが、円に限らずワーク17の位置が定まる形状で
あればよいので例えば、ワーク17の外周を等配した少
なくとも3個所において、ワーク17の外周に接するよ
うにしてもよい。
【0030】次に、前記のように構成された両頭平面研
削盤の動作を説明する。
【0031】さて、この両頭平面研削盤において、研削
加工を行う場合には、ワーク17がワーク支持部材14
のワーク支持板60に遊嵌された状態で、上下両砥石回
転昇降機構12,13の上下部回転砥石15,16間に
挿入配置される。この状態で、上下両砥石回転昇降機構
12,13の上下部回転砥石15,16が高速回転され
るとともに、回転板回転用モータ61が低速で回転駆動
され、ワーク支持板60は回転駆動手段としてのギヤ6
2,59を介して回転され、セット穴60aに保持され
たワーク17が回転する。そして、上部砥石回転昇降機
構13の上部回転砥石16がワーク17に向って下降接
近されて、両回転砥石15,16の研削作用面15a,
16aによりワーク17の両面が同時に研削される。
【0032】図7は研削工具の研削作用面を見る正面
図、図8は図7の中心を含む縦断面図である。前述した
回転砥石(研削工具)15,16は本実施の形態では同
一部材が用いられる。ここではこの研削工具の全体を符
号1で表わす。
【0033】この研削工具1は鉄製円板の台板2の端面
に同心円状に回転砥石としてのダイヤモンド砥石3、ワ
ークサポートとしてのワーク接触部材4,5を備えてい
る。これは何れも幅をもって円環状に配せられている。
即ち、ダイヤモンド砥石3の直径よりも大きい直径のワ
ーク接触部材4を台板2の外周近くに設けると共にダイ
ヤモンド砥石3の直径よりも小さいワーク接触部材5を
台板2の中心近くに設けてある。尚、ワーク接触部材
4,5の何れか一方のみを設けてもよい。
【0034】このダイヤモンド砥石3はダイヤモンド砥
粒を結合剤で固めると共に台板2に固着したものであ
る。またワーク接触部材4,5は夫々ワーク17によっ
て摩耗させられる物質で潤滑性のあるもの例えば含油セ
ラミックなどが適当である。
【0035】ダイヤモンド砥石3の研削作用面3aとワ
ーク接触部材4,5のワークとの接触面4a,5aは砥
石軸に対する直角な同一平面上にある。台板2の背面に
は円筒形の凹形嵌合部2aでもって砥石ホルダ6(前述
の符号29,43に代えて用いる)の凸形嵌合部6aに
嵌合し、台板2の背面と砥石ホルダ6の前面を密着させ
台板2のボルト穴を挿通するボルト7を砥石ホルダ6に
ねじ込み固定されている。
【0036】上記構成における作用について述べる。上
部回転砥石16を上昇させた状態でスライドテーブル5
3を移動してワークセット穴60aの中心OWを研削工
具1の中心OGとオフセットeして位置させる。このオ
フセットeはダイヤモンド砥石3の平均半径である。ワ
ーク中心OWは必ずダイヤモンド砥石3に重なる必要が
ある。ここで下部回転砥石15を上昇してワーク支持板
60下面に近接させ、ワーク17をワーク17のノッチ
17aをワークセット穴60a内へ突出しているワーク
駆動部60bに係合させてワーク17をワークセット穴
60a内へ嵌め込み、下部回転砥石15上に載置する。
これによってワーク17の上下面はワーク支持板60上
下面よりも夫々上下へ出ている。ここで上部回転砥石1
6を下降してワーク17に接近する。
【0037】ここで砥石駆動モータ34,48、ワーク
駆動用の回転板回転用モータ61を付勢すると夫々上下
部回転砥石15,16、ワーク17は回転する。ここで
上部回転砥石16を下降してワーク17に切り込むと、
ダイヤモンド砥石3はワーク17の両面を夫々研削す
る。この研削の際にワーク17はダイヤモンド砥石3の
研削作用面3aが作用している処(ワーク17の中心を
とおる円弧帯)以外は、ワーク接触部材4,5でワーク
17の外周近くを両面側より支持する。このワーク接触
部材4,5はワーク17を摩耗させることはないがワー
ク17により摩耗させられる材質、又はワーク17を摩
耗させるがダイヤモンド砥石3よりもより早く摩耗する
材質が選ばれている。ワーク接触部材4,5は例えばア
ルミナ質砥粒又は炭化けい素質砥粒を軟らかい結合剤で
結合されている。
【0038】ワーク17の加工が終わると上部回転砥石
16を上昇し、下部回転砥石15から外周側にはみ出し
ているワーク17の部分17b(図7参照)を持ち上げ
てワーク17をセット穴60aから抜いてワーク17を
取り出す。
【0039】上述においてワーク17としてウエハの直
径200mm、ワーク回転速度10r.p.m、ダイヤ
モンド砥石3の外径160m、内径130mm、上下の
回転砥石15,16を同速度で同方向に回転し、これら
の回転速度2000〜3000r.p.mで研削した
処、TTV 0.3μm、研削時間は2分であった。
【0040】(実施の形態2) 図9、図10はダイヤモンドインプリ砥石を用いた研削
工具1の例である。台板2の表面には多数の同心円で同
方向を半径方向の円について交互に分割位置を設けてダ
イヤモンドインプリ砥石8を設けたものであり、ワーク
17に対してはワーク17の中心を研削工具1の外周が
とおる位置から研削工具1でワーク17を全部覆ってし
まう範囲で研削を行う。
【0041】(実施の形態3) ワーク17の片面の研削仕上を主眼とすると、上述の両
頭研削盤を用いて、下部回転砥石15を回転しないか、
ゆるく回転して加工するか、下部回転砥石15をワーク
17に対して研削作用のゆるい部材に変えてもよい。
【0042】本発明の実施の形態は上述のようにウエハ
の結晶方位を示すために設けるノッチへ駆動部を突出さ
せたワークセット穴を有するウエハよりも薄いワーク支
持板を回転駆動した状態でウエハの上下面に砥石を同時
に作用させて研削するようにしたので、ウエハが確実に
回転送りを与えられ研削作用がウエハの全面に平均して
作用し両面同時に研削されるという効果がある。そして
研削であるため短時間で良好な表面粗度を確保できると
共に真空チャックによりウエハを吸着する場合、真空チ
ャックの吸着面に引き込まれることにより、平とされた
状態で、形状精度の良好でないウエハを加工して真空チ
ャックより取り外した場合に弾力により形状が復元して
形状精度が悪化するが、この実施の形態によればワーク
支持のためにワークを平にしないので形状精度が良好で
ある。
【0043】また本発明の実施の形態に用いる研削工具
は台板端面に円環状にダイヤモンド砥石を配しその内外
周に夫々円環状にワーク接触部を設けてあるので、ダイ
ヤモンド砥石がカップ砥石形態でウエハの一部しか砥石
の研削作用面で押えられないので、ウエハを如何にして
支持すべきであるかという課題が装置本体にワーク支持
手段を付設することなく解決される。
【0044】また、この研削工具によれば薄板の形状が
円形でなく、砥石の研削作用面が接する部分以外が支持
されない形状例えば四角板、多角形、不定形状の薄板の
加工においても効果がある。
【0045】実施の形態の研削盤は竪形両頭平面研削盤
について述べたが横型両頭平面研削盤を用いてもよい。
【0046】(実施の形態4) 図11はワーク支持部材の他の実施の形態4を示す平面
図、図12は図11の縦断面図である。
【0047】この実施の形態4は前各実施の形態と同様
に回転板57に取り付けるワーク支持板60の構成が異
なるがその他は同一である。
【0048】全体を符号57で示す回転板の外周枠57
aにはワーク支持板60が固定されている。ワーク支持
板60は中抜き円板状の金属板60cの内周に中抜きワ
ーク保持板60d(ワーク保持部材)を一体的に設けた
ものである。
【0049】ワーク保持板60dと金属板60cを合せ
ると、前述の実施の形態のワーク支持板60と同一であ
る。ワーク保持板60dは金属板60cと一体成形また
は溶着または接着してある。金属板60c、ワーク保持
板60dの厚さは常にワーク17であるウエハの厚さよ
り薄い。金属板60cとワーク保持板60dとは同厚も
しくは、厚さを異にする。ワーク保持板60dは合成樹
脂または硬質ゴム銅合金、アルミニウム合金等のワーク
17よりも軟質の材料で作られるものである。
【0050】この実施の形態4においては、ワーク駆動
部60bはワーク保持板60dの内周となるセット穴6
0aよりもワーク保持板60dの内側へ突出している。
即ち、ワーク駆動部60bは金属板60cからワーク保
持板60dを半径方向に横切るように突出形成されてい
る。
【0051】この実施の形態4によれば、ワーク17が
ワーク17よりも軟かい材料のワーク保持板60dで保
持されて回転されるので、ワーク17の外周部が研削抵
抗の変動でワーク保持板60dの内周との間でチャタリ
ングが生じてその結果ワーク17外周にチッピング等の
損傷が生ずるのを防止する効果がある。
【0052】なお、上述でワーク保持板において半径方
向の幅を小さくして行くと、金属板60cの内周に金属
を鍍金したと同様になる。また、金属板の内周に合成樹
脂材を溶着してもよい。即ち、金属板60cの内周にコ
ーティングしたものもこの実施の形態に含まれる。
【0053】(実施の形態5) この実施の形態5はウエハ等のノッチ17aにワーク駆
動部60bを嵌合した状態で回転板57が回転した際に
ワーク17のノッチ17aが欠けたりするおそれを防止
するためのものである。
【0054】図13、図14に示すようにワーク駆動部
60bは金属で製作されたワーク支持板60の本体60
eの内周から半径方向に角形に切り込んだ切り込み部6
0fに入り込む形でワーク駆動部60bの根本部60b
1が前記本体60eと固着するように一体成形または接
着されている。もしくは本体60eとワーク駆動部60
bは溶着されている。ワーク駆動部60bは合成樹脂、
アルミニウム合金、銅合金等のワーク17例えばウエハ
よりも軟らかい材料が選択される。
【0055】上述においてワーク駆動部60b、金属板
であるワーク支持板本体60eの厚さはワーク17の厚
さよりも薄い。
【0056】この実施の形態5によれば、研削抵抗の変
動等によりウエハノッチ部にチッピング等の損傷が入る
のを防ぐことができる。
【0057】(実施の形態6) 図15、図16は実施の形態6を示す。この実施の形態
6ではワーク支持板60は金属板の外周側円板60gと
内周側の合成樹脂のワーク支持板60hとを一体的に有
し、外周側円板60gと内周側のワーク支持板60hは
一体成形または溶着または接着している。この実施の形
態6ではワーク支持板60hの内周には一体にワーク駆
動部60bを備えている。
【0058】なお外周側円板60gを例えば鉄材で製作
し、ワーク支持板60hを非鉄金属、例えば、銅合金、
アルミニウム合金または合成樹脂等のワーク17例えば
ウエハよりも軟質の材料で製作している。
【0059】この実施の形態6によれば外周側円板60
gが外周枠57aに固定されているので剛性が保たれる
と共にワーク支持板60hおよびここに形成されたワー
ク駆動部60bがワーク17よりも軟質のため、研削抵
抗の変動等によりワーク17にチッピングが生ずるのを
防止できる。
【0060】なお実施の形態6において、前述した処で
は外周側円板60gの板面の縁の両側にわたるようにワ
ーク支持板60hを設けてあり、ワーク支持板60hの
厚さは外周側円板60gよりも厚さは厚い。そこで接
着、熱溶着等でワーク支持板60hを外周側円板60g
に固着する際はワーク支持板60hの外周に周方向の溝
を設け、この溝を外周側円板60gの内周に嵌め込むよ
うにするようにしている。
【0061】しかし、ワーク支持板60hの厚みが薄
く、外周側円板60gとの嵌め込み用の溝を形成するこ
とが困難であり、又、厚み面同志で接着または溶着する
ことが困難な場合、図17、図18のように、外周側円
板60g上にワーク支持板60hの片面縁部を重ね合わ
せ、この接した面を接着または溶着することにより一体
化することもきる。
【0062】(実施の形態7) 前述した各実施の形態ではワーク駆動部はワーク支持板
と一体またはワーク支持板に固定されて不動である。
【0063】この実施の形態7はワーク駆動部をワーク
支持板に対して弾性保持したものである。図19〜図2
2はこの実施の形態7を示す。
【0064】図19はワーク支持部材を上から見る平面
図である。回転板57のワーク支持板60の上面には回
転板57の中心へ向って半径方向にワーク駆動部60b
が設けられている。
【0065】ワーク駆動部60bはワーク17のノッチ
17aに嵌合する突端60b2を有し、この突端60b
2から退いた位置から後部へのびる胴部60b3の中間
がブラケット66の下面に設けた円筒形のスタッド63
に遊嵌して外周枠57aに取り付けられている。このス
タッド63はブラケット66の高さよりもδ/2だけ高
い位置に首下がある。このスタッド63にはナット64
がねじ込まれている。従ってワーク駆動部60bはわず
かに動き得る。また胴部60b3上面とブラケット66
間にもδ/2の隙間がある。
【0066】即ち、上記δは0.1mm以下である。即
ち、突端60b2、胴部60b3を有するワーク駆動部
材60b4は上下には殆んど移動しないようにしてあ
る。この胴部60b3は角形であり、この両側を挟持し
て緩衝材65が配設されている。この緩衝材65を接
着、溶着した取付ブラケット66は図示されないボルト
でワーク支持板60の上面に固定されている。従って前
記ワーク駆動部60bを構成するワーク駆動部材60b
4は緩衝材65でもって制動されてわずかに水平面内で
可動であって、突端60b2に加わる衝撃を小さくする
ようにしてある。そして突端60b2側のワーク駆動部
材60b4の厚さはワーク17の厚さよりも小さく、そ
の幅はワーク支持板60に設けた半径方向のスリット6
0iに遊嵌している。
【0067】回転板57が回転すると、ワーク駆動部6
0bの突端60b2はワーク17のノッチ17aと係合
してワーク17を回転させる。研削負荷の変動がある
と、ワーク17を駆動する回転力は変動してワーク駆動
部60bの突端60b2に加わるが、胴部60b3の両
側の緩衝材65でもってワーク17のノッチ17aとワ
ーク駆動部60bの突端60b2間に生ずる衝撃は緩和
される。これによって、ワーク17が例えばウエハのよ
うな場合であってもワーク17のノッチ17aの損傷、
ワーク17の外周のチッピングが生じない。
【0068】(実施の形態8) 図23〜図27にこの実施の形態8を示す。
【0069】図23、図27に示すように回転板57の
外周枠57aのすぐ内側にワーク駆動部60bが配設さ
れている。回転板57とワーク駆動部材60b4は同一
面にあり、ワーク駆動部材60b4の突端60b2がワ
ーク17のノッチ17aに係合可能となっている。ワー
ク駆動部60bはワーク駆動部材60b4をワーク17
の半径方向へ突出移動してノッチ17aに係合した位置
(図25(b)参照)と、ノッチ17aから後退した位
置(図25(a)参照)を取るようにアクチュエータ6
7に取り付けられている。アクチュエータ67は外周枠
57aの下面に固定されたマニフォルド68に固定され
ている。回転板回転用モータ61はサーボモータであっ
て図示されない制御装置により、付勢されて回転板57
を回転すると共に回転板57を一定位置に停止させる。
【0070】この回転板57の定位置停止位置におい
て、マニフォルド68の入口68aに向って進退し、こ
の入口68aに先端部69aが嵌合する位置と、この入
口68aから先端部69aが後退した位置をとるプラン
ジャ69を備えた流体圧シリンダ71がスライドテーブ
ル53に固定されている。この流体圧シリンダ71に対
しては圧力流体源、例えば、空気圧縮装置72から切換
弁73を介して圧縮空気が給排されるようになってい
る。
【0071】図26はアクチュエータ67を示す。アク
チュエータ67は円筒形のシリンダ室を有するシリンダ
本体67aとシリンダ本体67aに密に嵌合して進退可
能なプランジャ67bとシリンダ本体67aの後部シリ
ンダ室67rに縮設された圧縮コイルばね74と、プラ
ンジャ67bの周囲に設けたプランジャ67bの軸方向
の溝67b1に先端が嵌合し、シリンダ本体67aにね
じ込まれた小ねじ75とを有してプランジャ67bはシ
リンダ本体67aに対して回転しないようになってい
る。プランジャ67bの先端の水平方向に設けたすり割
溝67b2にワーク駆動部材60b4を嵌入し、プラン
ジャ67bにねじ込んだ小ねじ76でもってワーク駆動
部材60b4を押圧してある。アクチュエータ67の前
部シリンダ室67fに通ずるポート67cはマニフォル
ド68の圧縮空気通路68bに連通している。
【0072】図27に示すようにマニフォルド68の圧
縮空気通路68bの入口68aは円錐形をしている。流
体圧シリンダ71のシリンダ本体71aに密に嵌合する
プランジャ69の先端部69aは上記マニフォルド68
の入口68aに一致する円錐形をしている。プランジャ
69の中心にはプランジャ69の進退方向に貫通する圧
縮空気の通路69cが設けられている。この通路69c
は細穴またはオリフィル(不図示)を有し、プランジャ
69bの前進を確保する。これによって流体圧シリンダ
71のシリンダ本体71aの後部シリンダ室71rとプ
ランジャ先端部69aとは連通している。シリンダ本体
71aの前部シリンダ室71f、後部シリンダ室71r
は夫々ポート71b、71cで切換弁73に通じてい
る。なお、切換弁73は圧縮空気を圧力源とする場合は
三方切換弁である。
【0073】上記構成の実施の形態8の作用を説明す
る。
【0074】前回の加工が終了し、両頭平面研削盤が運
転を停止している状態では、流体圧シリンダ71のプラ
ンジャ69は後退位置に有り、プランジャ69の先端部
69aはマニフォルド68の入口68aから後退してお
り、ワーク駆動部材60b4を取り付けたプランジャ6
7bは圧縮コイルばね74のばね力で前進した前進端に
有る。このプランジャ67bの前進端位置においてはワ
ーク駆動部材60b4の突端60b2はワーク17のノ
ッチ17aの位置よりも回転板57の中心側に有る。
【0075】ワーク17を取り付けるには切換弁73を
切り換えて流体シリンダ71の後部シリンダ室71r
に圧縮空気を送り込む。この圧縮空気は後部シリンダ室
71rから通路69cを通じて外部へ逃げるが、通路6
9cの絞り抵抗のため、プランジャ69bには前進方向
の推力が生じて前進し、プランジャ先端部69aは一定
位置に停止している回転板57に備えるマニフォルド6
8の入口68aに嵌め合され、圧縮空気はプランジャ6
9の通路69c、マニフォルド68の通路68b、ポー
ト67cをとおり、アクチュエータ67の前部シリンダ
室67fに進入し、圧縮コイルばね74のばね力に抗し
てプランジャ67bを後退させる。これによってワーク
駆動部材60b4は後退する。この状態でワーク17の
ノッチ17aをワーク駆動部材60b4の突端60b2
に一致させてセット穴60aに嵌め込む。なお、この際
のワーク17を保持する仕方は両頭平面研削盤にワーク
17をセットする際の前述の実施の形態と同様である。
【0076】次に空気圧縮装置72からの圧縮空気を切
換弁73で切り換えると、圧縮空気は流体圧シリンダ7
1の前部シリンダ室71fに送入されると共に後部シリ
ンダ室71rの圧縮空気は大気中に解放され、プランジ
ャ69は後退し、プランジャ先端69aはマニフォルド
68の入口68aから離れる。これと同時にアクチュエ
ータ67の前部シリンダ室67fの圧縮空気はポート6
7c、通路68bをとおり入口68aから大気中へ放出
される。従って今まで前部シリンダ室67f中の圧縮空
気圧力で左行して縮められていた圧縮コイルばね74の
ばね力でプランジャ67bは前進し、ワーク駆動部材6
0b4はワーク17のノッチ17aに向って進む。この
際にワーク駆動部材60b4の三角形の突端60b2と
ワーク17のV形のノッチ17aとの間に図23(a)
に示すようにずれαがあったとしても、ワーク駆動部材
60b4は圧縮コイルばね74のばね力でもってその突
端60b2がノッチ17aに進入する力でワーク17は
セット穴60a中で回転して図25の(a)から(b)
のようにワーク駆動部材60b4の突端60b2とノッ
チ17aは一致する。このようにワーク17をワーク支
持部材14にセットする際、ワーク17のノッチ17a
がラフにセットされても、正しい位置にセットされる。
【0077】上述のようにしてあるため、マニフォルド
68、アクチュエータ67、ワーク駆動部材60b4は
回転板57と一体的になって回転する。そこで、研削抵
抗に変動があることにより、ワーク駆動部材60b4の
突端60b2とワーク17のノッチ17a間に圧縮コイ
ルばね74のばね力が作用した状態でガタがないのでこ
の突端60b2とノッチ17aがぶつかりワーク17に
チッピング等の損傷が生ずるのを防止できる。また、ワ
ーク17を回転板57に対して着脱する際も、ノッチ1
7aとワーク駆動部材60b間は離れているのでワーク
17はセット穴60aにラフにセットできる。
【0078】ワーク17の研削が終ると回転板57は定
位置で停止する。切換弁73を切り換えるとプランジャ
69は前進してその先端部69aはマニフォルド68の
入口68aに嵌合すると共にマニフォルド68の通路6
9c、アクチュエータ67のポート67cを通じてアク
チュエータ67の前部シリンダ室67fに圧縮空気を送
入し、プランジャ67bを圧縮コイルバネ74のばね力
に抗して後退させ、ワーク17のノッチ17aとワーク
駆動部材60b4の突端60b2との間に隙間を生じさ
せる。ここで加工済ワーク17を取り外し、未加工ワー
ク17をセット穴60aに嵌め合せる。
【0079】(実施の形態9) この実施の形態9は実施の形態7において、研削抵抗の
変動を検出するようにしたものである。図28〜図30
にこの実施の形態9を示す。ワーク支持部材としては図
20、図21に示した実施の形態7と全体構成が同一で
ある。
【0080】図30に示すようにワーク駆動部材60b
4の胴部60b3は緩衝材65で挟持されている。この
緩衝材65に穴を設けてワーク駆動部材60b4の胴部
60b3の両側の夫々と取付ブラケット66の内壁間に
圧力検出器77(77a,77b)を設けてある。この
圧力検出器77は圧電素子であるが変位計等であっても
よい。圧力検出器77で検出された圧力は圧電変換さ
れ、オペアンプ78a,78bで夫々増幅して比較器を
含む制御装置79で圧力検出器77a,77bが検出し
た圧力の差を算出し、数値制御装置81を介して、ワー
ク回転速度、砥石回転速度、砥石切り込みを制御する。
【0081】図28、図29に示すように上記圧力検出
器77a,77b間はワーク支持板60の下面に設けた
回転板57と同心の二条のスリップリング82とスリッ
プリング82に夫々摺動する2本のブラッシ83により
オぺアンプ18a,18bに取り出す。または、図示さ
れないが、圧力検出器77a,77bに電波発信器(不
図示)を備え、無線受信器を介して前記圧力検出器77
a,77bの信号をオペアンプ78a,78bに入力す
るようにしてもよい。
【0082】この実施の形態9によれば砥石摩耗により
研削抵抗が異常に大きくなり、ワーク17のノッチ17
aにクラックや割れが生じるおそれがあるときは、砥
石、ワークの減速、切り込みを少なくする等により、対
処できる。
【0083】(実施の形態10) 図31はワーク駆動部の好適な実施の形態を示す。
【0084】図31はワーク17のV字形のノッチ17
aに対してV字の腹部にワーク駆動部60bが接触する
ように、ワーク駆動部60bの腹部を突形の曲面60b
5としたものである。この曲面は円又は二次曲線もしく
はインボリュート等である。この形状を採用することに
より、ノッチ17aとワーク17の外周との角17cに
ワーク駆動部60bが当たることがないので、特にチッ
ピングを生じ易いワーク17の角17cのチッピングを
防止できる。
【0085】
【発明の効果】本発明のウエハの加工方法によればウエ
ハのセットが容易である。そしてウエハを強制して自転
可能で且つ、ウエハの両面を同時に研削できるため、加
工時間が短かく且つ面粗度、形状精度が良好である。
【0086】また上記においてウエハの両面を異なる研
削作用を呈する砥石を用いて加工することにより、片面
のみを所要の仕上を行うと共に他の回路を付さない面に
は必要な限りの仕上を行うことがいきる。
【0087】また上記においてカップ砥石の研削作用面
がウエハの中心をとおるようにすることによりウエハの
全面を研削できる。
【0088】内周にワークのノッチに係合する前進位置
と、この前進位置から後退位置をとるワーク駆動部を有
しワークが嵌め込まれるセット穴を備えワークよりも薄
く砥石端面が近接可能な回転板と、この回転板を回転自
在に支持する支持部材と、ワーク駆動部を進退させる駆
動手段と、回転板の回転駆動手段を備えた両頭平面研削
盤によればワークをラフにセットでき、薄いワークを効
率よく加工でき、形状精度(ワープ)のすぐれた製品が
得られる。また、ここで、ワーク駆動部を回転板の中心
に向って付勢するばね部材を設けると、ワークにチッピ
ングが生ずるのを防止できる。
【0089】本発明のワーク支持部材は容易に両頭研削
盤に取り付け可能で研削盤の装置本体は殆んどそのまま
用いることができる。
【0090】本発明のワーク駆動部のワークに接する面
又はワーク駆動部をワークよりも軟質の材料としたワー
ク支持部材によれば、ワークのノッチに割れ等の損傷を
生ずるおそれがなくなる。
【0091】本発明の回転板のワークに接する側をワー
クよりも軟質の材料としたワーク支持部材によれば、ワ
ークのチッピング、ワークのノッチの割れ等の損傷を防
止する効果がある。回転板は中心部のワークよりも薄い
部分の外周側がワークより薄い部分よりも肉厚で円環状
であるため、回転板の強度、剛性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の両頭平面研削盤の実施の形態を示す
正面図である。
【図2】下部フレーム部分の要部縦断面図である。
【図3】上部フレーム部分の要部縦断面図である。
【図4】ワーク支持部材の平面図である。
【図5】スライドテーブル部を示す縦断面図である。
【図6】同じく斜視図である。
【図7】研削工具の正面図である。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】研削工具の他の例を示す正面図である。
【図10】図9の縦断面図である。
【図11】実施の形態4のワーク支持部材の要部の平面
図である。
【図12】図11の縦断面図である。
【図13】実施の形態5のワーク支持部材の要部の平面
図である。
【図14】図13の縦断面図である。
【図15】実施の形態6のワーク支持部材の要部の平面
図である。
【図16】図15の縦断面図である。
【図17】実施の形態6の変形例の平面図である。
【図18】図17の縦断面図である。
【図19】実施の形態7のワーク支持部材の要部の平面
図である。
【図20】図19の縦断面図である。
【図21】実施の形態7におけるワーク駆動部の斜視図
である。
【図22】図19の縦断面図である。
【図23】実施の形態8のワーク支持部材の平面図であ
る。
【図24】図23の縦断面図である。
【図25】(a),(b)は夫々ワーク駆動部材の動作
を示す平面図である。
【図26】ワーク駆動部材を取り付けたアクチュエータ
の縦断面図である。
【図27】図24の一部を一部断面で示す拡大側面図で
ある。
【図28】実施の形態9のワーク支持部材の平面図であ
る。
【図29】図28の縦断面図である。
【図30】実施の形態9の負荷検出手段の一部を透視し
てみる斜視図である。
【図31】実施の形態10の平面図である。
【符号の説明】
1…研削工具 2…台板 2a…凹形嵌合部 3…ダイヤモンド砥石 3a…研削作用面 4,5…ワーク接触部材 4a,5a…ワーク接触面 6…砥石ホルダ 6a…凸形嵌合部 7…ボルト 8…ダイヤモンドインプリ砥石 11…下部フレーム 12…下部砥石回転昇降機構 13…上部砥石回転昇降機構 14…ワーク支持部材 15…下部回転砥石 15a…研削作用面 16…上部回転砥石 16a…研削作用面 17…ワーク(ウエハ) 17a…ノッチ 17b…部
分 17c…角 20…砥石台 21…ガイド 22…下部砥石台移動用モータ 23…ボールネジ 23a…ボールナット 24…下部軸支筒 24a…ガイド部 24b…ブラケ
ット 25…下部砥石台昇降用モータ 26…回転伝達機構 27…ボールねじ 28…下部砥石軸 29…砥石ホルダ 34…砥石駆動モータ 38…上部軸支筒 38a…ブラケット 39…ガイド 40…昇降用モータ 41…ボールねじ 41a…ボールナット 42…上部砥石軸 43…砥石ホルダ 48…砥石駆動モータ 52…支持台 53…スライドテーブル 54…ガイドレール 55…スライドテーブル移動用モータ 56…ボールねじ 56a…ボールナット 57…回転板 57a…外周枠 58…ガイドローラ 59…ギア 60…ワーク支持板 60a…セット穴 60b…ワー
ク駆動部 60b1…根本部 60b2…突端 60b
3…胴部 60b4…ワーク駆動部材 60b5…曲面
60c…金属板 60d…ワーク支持板 60e…本
体 60f…切り込み部 60g…外周側円板 60h
…ワーク支持板 60i…スリット 61…回転板回転用モータ 62…ギア 63…スタッド 63a…胴部 64…ボルト 65…緩衝材 66…ブラケット 67…アクチュエータ 67a…シリンダ本体 67b
…プランジャ 67b1…溝 67b2…すり割り溝
67c…ポート 67f…前部シリンダ室 67r…シ
リンダ室 68…マニフォルド 68a…入口 68b…圧縮空気
通路 69…プランジャ 69a…先端部 69b…プランジ
ャ 69c…通路 71…流体圧シリンダ 71a…シリンダ本体 71
b,71c…ポート 71f…前部シリンダ室 71r
…後部シリンダ室 72…空気圧縮装置 73…切換弁 74…圧縮コイルばね 75…小ねじ 76…小ねじ 77,77a,77b…圧力検出器 78a,78b…オペアンプ 79…制御装置 81…数値制御装置 82…スリップリング 83…ブラッシ 111…上部フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 豊尚 富山県東砺波郡福野町100番地 株式会 社 日平トヤマ富山工場内 (72)発明者 温井 満 富山県東砺波郡福野町100番地 株式会 社 日平トヤマ富山工場内 (56)参考文献 特開 平8−162430(JP,A) 特開 平3−266430(JP,A) 特開 昭60−155358(JP,A) 実公 平4−13076(JP,Y2) 米国特許5533924(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 7/17 B24B 41/06 H01L 21/304 621

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インゴットから切断後のウエハの加工方
    法において、 ウエハを遊嵌し、内周から内部へ向って突設されウエハ
    のノッチに係合する前進位置と、この前進位置から後退
    した後退位置とをとるワーク駆動部と、このワーク駆動
    部が突出するセット穴を有し、ウエハより薄い薄片で砥
    石よりも大径の回転板と、 一対の砥石を有し砥石端面を対向させて砥石端面でウエ
    ハの研削を行う両頭平面研削盤とを準備して、ワーク駆動部を後退させた状態でウエハをセット穴に挿
    入した後、ワーク駆動部を回転板の中心に向って前進さ
    ワーク駆動部にウエハのノッチを係合させてセット穴
    にウエハを遊嵌した状態で、前記回転板を駆動すること
    によりウエハを回転させると共に、前記砥石を回転しウ
    エハの両面に作用させて研削を行うことを特徴とするウ
    エハの加工方法。
  2. 【請求項2】 前記砥石はカップ砥石であって、前記ウ
    エハの中心にカップ砥石の研削作用面が重なるように加
    工することを特徴とする請求項1に記載のウエハの加工
    方法。
  3. 【請求項3】 一対のカップ砥石が両砥石端面を対向し
    て配設され、砥石端面で外周にノッチを有する円板形ワ
    ークの板面を加工する両頭平面研削盤において、ワークを遊嵌し、内周から内部に向って突設され 前記ワ
    ークのノッチに係合する前進位置と、この前進位置から
    後退した後退位置をとるワーク駆動部を有するセット穴
    を備え前記ワークよりも薄く砥石端面が近接可能なよう
    に砥石径よりも大きな大きさを有する回転板と、前記ワーク駆動部を進退させる駆動手段と、 前記回転板を回転自在に支持する支持部材と、前記支持部材に設けられ前記回転板を回転駆動する 駆動
    手段と、 を具備しことを特徴とする両頭平面研削盤。
  4. 【請求項4】 一対のカップ砥石が両砥石端面を対向し
    て配設され、砥石端面で外周にノッチを有する円板形ワ
    ークの板面を加工する両頭平面研削盤において、 ワークを遊嵌し、内周から内部へ向って突設され前記ワ
    ークのノッチに係合するワーク駆動部を有するセット穴
    を備え前記ワークよりも薄く砥石端面が近接可能なよう
    に砥石径よりも大きな大きさを有する回転板と、 前記ワーク駆動部は前記回転板に対して半径方向に移動
    自在に取り付けられ、 前記ワーク駆動部を前記回転板の中心に向って付勢する
    ばね部材と、 前記ワーク駆動部を前記ばね部材のばね力に抗して後退
    させるアクチュエータと、 前記回転板を回転自在に支持する支持部材と、 前記支持部材に設けられ前記回転板を回転駆動する駆動
    手段とを具備したことを特徴とする両頭平面研削盤。
  5. 【請求項5】 前記回転板のワーク駆動部は少くともワ
    ークに接する面がワークよりも軟質の材料でなることを
    特徴とする請求項3又は4に記載の両頭平面研削盤。
  6. 【請求項6】 前記回転板の支持部材は砥石軸に直角方
    向に設けられた案内部材に移動自在に係合するスライド
    テーブルであることを特徴とする請求項5に記載の両頭
    平面研削盤。
  7. 【請求項7】 砥石端面で外周にノッチを有する円板形
    のワークの平面を加工する研削盤に用いられるワーク支
    持部材において、 ワークを遊嵌し、内周から内部へ向って突設されワーク
    のノッチに係合するワーク駆動部を有するセット穴を有
    し、ワークより薄い薄片で砥石よりも大径の回転板と、 前記ワーク駆動部は前記回転板に対して半径方向に移動
    自在に取り付けられ、 前記ワーク駆動部を前記回転板の中心に向って付勢する
    ばね部材と、 前記ワーク駆動部を前記ばね部材のばね力に抗して後退
    させるアクチュエータと、 前記回転板を回転自在に支持する支持手段と、 前記支持手段に設けられ回転板を回転駆動する駆動手段
    とを具備したことを特徴とするワーク支持部材。
  8. 【請求項8】 ワーク駆動部は少なくともワークに接す
    る面がワークよりも軟質の材料でなることを特徴とする
    請求項7に記載のワーク支持部材。
  9. 【請求項9】 前記回転板のワークに接する側をワーク
    よりも軟質の材料としたことを特徴とする請求項7又は
    請求項8に記載のワーク支持部材。
  10. 【請求項10】 前記支持手段は回転板の板面に平行な
    案内手段に移動自在に嵌合していることを特徴とする請
    求項7から9の何れか1つに記載のワーク支持部材。
  11. 【請求項11】 前記回転板は中心部のワークよりも薄
    い部分の外周側が前記ワークより薄い部分よりも厚肉で
    円環状であることを特徴とする請求項7から10の何れ
    か1つに記載のワーク支持部材。
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