JP3207005U - ヘアケア装置 - Google Patents
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Abstract
Description
これらの方向の表記に関わらず、ヘアケア装置100は任意の姿勢で使用されうる。
次に、図4から6を参照して、カバー部材18について説明する。図4はカバー部材18の正面図、図5はその側面図、図6はその背面図である。
複数の発光素子20が被照射部70の一例である頭皮や頭髪に直接接触すると、複数の発光素子20に皮脂などの異物が付着して複数の発光素子20の表面が曇ることがある。複数の発光素子20の表面が曇ると出力される光量が減少することが考えられる。このため、複数の発光素子20は被照射部70に直接接触しないことが望ましい。そこで、ヘアケア装置100では、発光部10には光束28が透過するカバー部材18が交換可能に設けられている。この場合、カバー部材18に異物が付着した場合は外して洗浄することができる。カバー部材18には容易に取り付けと取り外しができる係合部が設けられてもよい。
カバー部材の前側の表面が平坦である場合には、カバー部材が頭髪を押さえて密集させるから、光束は、頭髪に当たる割合が増えて、頭皮に届く割合が小さくなることが考えられる。そこで、ヘアケア装置100では、カバー部材18は第1方向P側に突出する複数の突出部19を有している。この場合、突出部19は頭髪の間に分け入り、突出部19の先端が頭皮に接近するから、光束28が効率的に頭皮に届くようになる。突出部19の先端は頭皮に当接するようにしてもよい。突出部19の先端が頭皮に当たることで、頭皮に適度な刺激を加え、血流を促進することが可能になる。
次に、図8、9を参照して、フード部材15について説明する。図8はフード部材15の正面図、図9はその側面図である。
光束28の一部が外側に漏れると、その漏れた光が目に入ることが考えられる。そこで、ヘアケア装置100では、発光部10に、第1方向P側で光束28を囲むフード部材15が設けられている。フード部材15を設けたことにより外側に漏れる光量を減らすことができる。なお、フード部材15を被照射部70に接触するように設けることで、外側に漏れる光量をさらに減らすことができる。フード部材15はカバー部材18の突出部19より前方に突出するように設けられてもよい。フード部材15には、カバー部材18の後退領域18aに対応する後退領域15aと、前進領域18bに対応する前進領域15bと、が設けられる。前進領域15bは後退領域15aより第1方向Pで前方に前進している。
ヘアケア装置は、例えば頭部を複数の被照射部に分けて、それぞれの被照射部毎に所定の時間ずつ使用されることがある。使い勝手の観点から、それぞれの被照射部への使用時間は好ましくは3秒から30秒の範囲、より好ましくは5秒から20秒の範囲にすることができる。それぞれの被照射部への使用時間は、ヘアケア装置の光束が大きい場合は短く、小さい場合は長くなる。このような使用時間について合図が出力されると使用者に便利である。そこで、ヘアケア装置100では、図3に示すように、所定のタイミングで使用者が知覚できる合図を出力するように構成される合図出力部34を備えている。一例として、合図出力部は、設定された時間(例えば10秒)毎に合図であるビープ音34eを出力するようにしてもよい。使用者は合図のタイミングで使用位置を切り替えて使用することができる。合図としては使用者が知覚できるものであれば特に制限はない。なお、理解を容易にするため、図1、2では合図出力部34の記載を省略している。
送風部40は、図3に示すように、筐体110と、グリップ部108と、吸入口116と、送出口114と、インペラ43と、モータ41と、ヒータ44と、制御部50と、スイッチ部52と、配線通路部118と、第1接点部36と、電源部124と、第1係合部82と、を含む。
発光部10は、図3に示すように、ハウジング30と、通気口86と、カバー部材18と、フード部材15と、基板13と、電子部品14と、複数の発光素子20と、第2接点部38と、第2係合部84と、を含む。
電流制限部32は、発光部10が被照射部70から所定の距離以上に離れると、発光部10に供給する電流を遮断または減らすように構成される。電流制限部32は、センサ部32aを含み、センサ部32aの状態に応じて発光部10に供給する電流を遮断または減らすように構成される。センサ部32aには、機械的な接触に対応して出力状態が変化するリミットスイッチや、光や音波を利用した距離センサを採用することができる。実施の形態のヘアケア装置100では、図3に示すよう、センサ部32aがハウジング30の外周部に取り付けられている。センサ部32aは、前方側に前向きに突き出ている先端部32eを有しており、先端部32eが被照射部70に接して押仕込まれるとオンになるリミットスイッチ32bを内蔵している。図13に示すよう、リミットスイッチ32bは発光部10に直列に接続されており、非使用時はオフで、先端部32eが被照射部70に接するとオンになり発光部10に通電する。先端部32eの位置を調整することで、通電と非通電の切り替え距離を所望の距離に設定することができる。
合図出力部34は、所定のタイミングで、音、振動および光の少なくとも何れかを用いた合図を出力するように構成される。合図出力部34は、発光部10または送風部40に設けられる。ヘアケア装置100では、図3に示すように、合図出力部34はハウジング30の外周部に設けられている。実施の形態のヘアケア装置100では、合図出力部34は、発光部10への電流の供給開始から所定の時間経過したタイミングで合図を出力するように構成される。合図出力部34は、図13のブロック配線図に示すように、発光部10への通電開始後に設定した設定時間を経過すると出力状態がオフからオンに変化するタイマー手段34aと、タイマー手段34aの出力状態がオンであるときにビープ音34eを発生させるブザー手段34bとを含んでいる。タイマー手段34aは発光部10が通電状態になることでアクティブになり、時間のカウントを開始する。タイマー手段34aは所定の時間カウントが経過するとブザー手段34bに通電してビープ音34eを発生させる。発光部10が非通電状態になるとタイマー手段34aはリセットされ、ブザー手段34bは休止する。さらに、発光部10が通電状態になると、タイマー手段34aはアクティブになり、合図出力部34は上記の動作を繰り返す。
(1)第1の使用形態
第1の使用形態は、送風部40は非稼働状態として、発光部10の発光機能のみを使用する。このモードを第1モードと表記する。まず、スイッチ部52を操作して、ヘアケア装置100を第1モードに切り替える。この状態では、電流制限部32が働いており、発光部10は非発光状態にある。発光部10を頭部に接近させて先端部32eが被照射部70に接すると、発光部10は通電され発光を開始して被照射部70に光束28を照射する。これと同持にタイマー手段34aが起動し、例えば設定した10秒が経過するとブザー手段34bからビープ音34eを発生させる。使用者は、ビープ音34eに応じて、発光部10を一旦頭部から離す。この状態で発光およびビープ音34eは停止する。使用者が、発光部10を頭部の別位置の被照射部70に接近させて置くことで先端部32eが被照射部70に接すると、上記と同様の動作を繰り返す。これらの動作を繰り返すことで頭部の所望の範囲に光束28を受けることができる。
第2の使用形態は、送風部40を非加熱の涼風を送風する状態にして、発光部10の発光機能と共に使用する。このモードを第2モードと表記する。まず、スイッチ部52を操作して、ヘアケア装置100を第2モードに切り替える。この状態では、送風部40が送出した非加熱の空気流42が発光部10の中孔部16を通過して出口部16bから吐き出されている。発光部10を頭部に接近させると、頭部には空気流42が当たる。さらに、発光部10を頭部に接近させて先端部32eが被照射部70に接すると、発光部10は通電され発光を開始して被照射部70に光束28を照射する。つまり、この状態では被照射部70には非加熱の空気流42と光束28とが同持に当たる。第1の使用モードと同様に、合図出力部34が稼働することで、所定のタイミングでビープ音34eが発生する。使用者は、ビープ音34eに応じて、使用者が、発光部10を頭部の別位置の被照射部70に置くことで上記と同様の動作を繰り返す。これらの動作を繰り返すことで、使用者は、頭部の所望の範囲に非加熱の空気流42と光束28とを同持に受けることができる。
第3の使用形態は、送風部40を加温した温風を送風する状態にして、発光部10の発光機能と共に使用する。このモードを第3モードと表記する。まず、スイッチ部52を操作して、ヘアケア装置100を第3モードに切り替える。この状態では、送風部40が送出した加温した空気流42が発光部10の中孔部16を通過して出口部16bから吐き出されている。以下の動作は第2の使用形態と同様であり、この動作を繰り返すことで、頭部の所望の範囲に加温した空気流42と光束28とを同持に受けることができる。
第4の使用形態は、発光部10は非稼働状態として、送風部40の送風機能のみを使用する。この場合、発光部10は送風部40から取り外した状態で使用してもよいし、取り付けた状態で使用してもよい。以下は、取り付けた状態で使用する例を説明する。このモードを第4モードと表記する。まず、スイッチ部52を操作して、ヘアケア装置100を第4モードに切り替える。この状態では、送風部40が送出した非加熱または加温した空気流42が発光部10の中孔部16を通過して出口部16bから吐き出される。第4の使用形態によると、使用者は、頭部の所望の範囲に非加熱または加温した空気流42を受けることができる。なお、第4の使用形態では合図出力部34は使用してもよいし、使用しなくてもよい。
ヘアケア装置100では、赤色光を出力するLEDを使用する例について説明したが、これに限られない。例えば、緑色や青色の光を出力するLEDを使用してもよく、異なった色の光を出力するLEDを組み合わせて使用してもよい。
ヘアケア装置100では、発光素子としてLEDまたはLDを使用する例について説明したが、これに限られない。例えば、有機EL素子など他の種類の発光素子を使用してもよい。
本考案のヘアケア装置には、マイナスイオンを含む空気を送出する手段や、水や美容液などの液体を微粒化したミストを送出する手段などを備えてもよい。
16 中孔部、 16b 出口部、 18 カバー部材、
18a 後退領域、 18b 前進領域、 19 突出部、
19b 凹部、 20 発光素子、 21 発光素子、 22 発光素子、
28 光束、 30 ハウジング、 32 電流制限部、
32b リミットスイッチ、 34 合図出力部、 36 第1接点部、
38 第2接点部、 40 送風部、 41 モータ、 42 空気流、
43 インペラ、 44 ヒータ、 50 制御部、 52 スイッチ部、
70 被照射部、 82 第1係合部、 84 第2係合部、 86 通気口、
100 ヘアケア装置、 108 グリップ部、 110 筐体、
114 送出口、 116 吸入口、 118 配線通路部、
124 電源部、 126 電気ケーブル、 128 電気ケーブル。
Claims (15)
- 第1方向に流れる空気流を送出するための送風部と、
被照射部である皮膚または体毛を照らすための光束を出力する発光部と、
を備え、
前記発光部は前記送風部の第1方向側に設けられることを特徴とするヘアケア装置。 - 前記送風部は前記被照射部に向けて前記空気流を送出するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のヘアケア装置。
- 前記発光部には前記光束が透過するカバー部材が交換可能に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のヘアケア装置。
- 前記カバー部材は第1方向側に突出する複数の突出部を有することを特徴とする請求項3に記載のヘアケア装置。
- 前記カバー部材は、第1方向で前記送風部側に後退している後退領域と、前記後退領域より第1方向で前進している前進領域と、を含むことを特徴とする請求項3または4に記載のヘアケア装置。
- 前記発光部には、第1方向側で光束を囲むフード部材が設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のヘアケア装置。
- 前記発光部は、複数の発光素子を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のヘアケア装置。
- 前記複数の発光素子は、第1方向において、第1方向で前記送風部側に後退している発光素子と、前記後退している発光素子より第1方向で前進している発光素子と、を含むことを特徴とする請求項7に記載のヘアケア装置。
- 前記複数の発光素子の少なくとも一部は、第1方向に対して傾斜して設けられることを特徴とする請求項7または8に記載のヘアケア装置。
- 前記複数の発光素子の少なくとも一部は前記空気流が通過する領域に配置されることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載のヘアケア装置。
- 前記発光部は、前記複数の発光素子のいずれかに電気的に接続される電子部品の少なくとも一部が前記空気流が通過する範囲に配置されることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載のヘアケア装置。
- 前記発光部が前記被照射部から所定の距離以上に離れると、前記発光部に供給する電流を遮断または減らすように構成される電流制限部をさらに備えることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のヘアケア装置。
- 所定のタイミングで、使用者が知覚できる合図を出力するように構成される合図出力部をさらに備えることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のヘアケア装置。
- 前記合図出力部は、前記発光部への電流の供給開始から所定の時間経過したタイミングで音、振動および光の少なくとも何れかを用いた合図を出力するように構成されることを特徴とする請求項13に記載のヘアケア装置。
- 前記発光部は、前記送風部に対して取り付けおよび取り外し可能に設けられ、
前記送風部は、前記発光部に電流を供給するための第1接点部を有し、
前記発光部は、前記送風部に装着された状態にて前記第1接点部に電気的に接続される第2接点部を有することを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のヘアケア装置。
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