JP3205408B2 - リッドおよびその成形方法 - Google Patents

リッドおよびその成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リッドおよびその成形
方法に関し、特に発泡成形されたリッドアウターパネル
の裏面にリッドインナーパネルを組み付けてなるタイプ
のリッドおよびその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車のコンソールボ
ックスのリッド等は、例えば実開平1―70645号公
報に開示されているように、リッドアウターパネルの裏
面にリッドインナーパネルを組み付けて構成されてい
る。
【0003】ところで、上述の如きリッドのリッドアウ
ターパネルが表皮材とコア材との間に発泡層を一体に成
形して構成されている場合において、上記表皮材の端末
がパネル裏面側にまで延びているタイプのものがある。
このようなリッドアウターパネルを成形しようとする
と、表皮材をそのまま下型にセットしたのでは端末がア
ンダーカット形状となるため、型締め時に上型にセット
したコア材が表皮材の端末と干渉して正規の状態に型締
めすることができなくなる。
【0004】そこで、例えば実開平1―72311号公
報に開示されているように、表皮材の端末(アンダーカ
ット形状部)に相当する型部分を割型で構成し、該割型
を成形時の型位置から型外側方に遠ざけた状態で表皮材
を下型にセットし、次いで、該表皮材の端末を型外側方
に押し拡げてアンダーカットを回避し、この状態で上記
下型の表皮材上にコア材を載置した後、上型を型締め
し、その後、該上型に設けられた引上げノブの先端係止
部を上記コア材裏面に突設した筒状係止部の凹溝に挿入
して上記先端係止部を外側方に拡張させ、この拡張作用
によってコア材を引上げノブで保持して引き上げ表皮材
とコア材との間に空間を形成し、しかる後、この空間に
発泡樹脂原料を注入して表皮材とコア材との間に発泡層
が一体に成形されたリッドアウターパネルを得るように
した技術を本出願人は開発した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如く
して得られるリッドアウターパネルにはコア材裏面に筒
状係止部が突出していることから、リッドインナーパネ
ルをリッドアウターパネル裏面に組み付けると、上記筒
状係止部の突出寸法に相当してリッドアウターパネルと
リッドインナーパネルとの間に広い空間ができ、その分
だけリッド全体の厚みが大きくなる。このことはボック
スの容積が狭くなることに通ずる。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上述の如く成形時にコ
ア材を上方に引き上げて該コア材と表皮材との間の空間
に発泡樹脂原料を注入することにより、表皮材とコア材
との間に発泡層が一体に成形されたリッドアウターパネ
ルを備えたリッドを得ることとし、この場合、リッドイ
ンナーパネルをリッドアウターパネルに組み付ける前
に、該リッドアウターパネルのコア材裏面に突設した係
止部を切り取ったり、あるいは折り畳むことにより、組
付け後のリッドアウターパネルとリッドインナーパネル
との間の空間を狭くしてリッド全体の厚みを小さくし、
ひいてはボックスの容積を広く確保せんとすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、リッドアウターパネルの裏面にリッドイ
ンナーパネルを組み付けてなるリッドおよびその成形方
法を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0008】すなわち、本発明の第1の解決手段は、リ
ッドアウターパネルを、所定形状に成形された表皮材
と、成形時に該表皮材との間に空間を形成すべく引上げ
手段の係止部が係合し基部が薄肉又は細幅に形成された
切り取り可能な係止片が裏面に突設されたコア材と、上
記表皮材とコア材との間に一体に成形された発泡層とで
構成する。さらに、上記リッドアウターパネルとリッド
インナーパネルとの組付け前に上記係止片をコア材から
切り取ったことを特徴とする。
【0009】本発明の第2の解決手段は、リッドアウタ
ーパネルを、所定形状に成形された表皮材と、成形時に
該表皮材との間に空間を形成すべく引上げ手段の係止部
が係合する折り畳み可能な係止片が裏面に突設されたコ
ア材と、上記表皮材とコア材との間に一体に成形された
発泡層とで構成する。さらに、上記リッドアウターパネ
ルとリッドインナーパネルとの組付け前に上記係止片を
コア材裏面に折り畳んだことを特徴とする。
【0010】本発明の第3の解決手段は、まず、所定形
状に成形された表皮材を下型にセットした後、基部が薄
肉又は細幅に形成された切り取り可能な係止片が裏面に
突設されたコア材を上記下型の表皮材上に載置する。次
いで、上型を型締めした後、該上型に設けられた引上げ
手段の係止部を上記コア材の係止片に係合させて該コア
材を引き上げることによりコア材を上型にセットする。
その後、上記表皮材とコア材との間に形成された空間に
発泡樹脂原料を注入してリッドアウターパネルを成形す
る。しかる後、上記コア材から上記係止片を切り取った
後、リッドインナーパネルを上記リッドアウターパネル
の裏面に組み付けるようにすることを特徴とする。
【0011】本発明の第4の解決手段は、まず、所定形
状に成形された表皮材を下型にセットした後、折り畳み
可能な係止片が裏面に突設されたコア材を上記下型の表
皮材上に載置する。次いで、上型を型締めした後、該上
型に設けられた引上げ手段の係止部を上記コア材の係止
片に係合させて該コア材を引き上げることによりコア材
を上型にセットする。その後、上記表皮材とコア材との
間に形成された空間に発泡樹脂原料を注入してリッドア
ウターパネルを成形する。しかる後、上記コア材裏面に
上記係止片を折り畳んだ後、リッドインナーパネルを上
記リッドアウターパネルの裏面に組み付けるようにする
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成により、本発明の第1〜4の解決手
段では、成形時に引上げ手段の係止部がコア材裏面に突
設した係止片に係合してコア材が引き上げられ、該コア
材と表皮材との間に形成された空間に発泡樹脂原料が注
入されて表皮材とコア材との間に発泡層が一体に成形さ
れたリッドアウターパネルが得られる。
【0013】そして、第1および第3の解決手段では、
上記リッドアウターパネルのコア材から係止片が切り取
られた後、リッドインナーパネルがリッドアウターパネ
ルに組み付けられる。
【0014】このことから、組付け時にリッドアウター
パネルには係止片がなく、よってリッドアウターパネル
とリッドインナーパネルとの間の空間が上記係止片がな
い分だけ狭くなってリッド全体の厚みが小さくなり、ひ
いてはボックスの容積が広くなる。
【0015】また、第2および第4の解決手段では、上
記リッドアウターパネルのコア材裏面に係止片が折り畳
まれた後、リッドインナーパネルがリッドアウターパネ
ルに組み付けられる。
【0016】このことから、組付け時にリッドアウター
パネルから突出する係止片の突出寸法が短くなり、よっ
てリッドアウターパネルとリッドインナーパネルとの間
の空間が上記係止片の突出寸法が短い分だけ狭くなって
リッド全体の厚みが小さくなり、ひいてはボックスの容
積が広くなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】(第1実施例)図10は自動車のコンソー
ルボックス1を示し、該コンソールボックス1は、ボッ
クス本体3と、該ボックス本体3にヒンジ5によって開
閉可能に取り付けられた本発明の第1実施例に係るリッ
ド7とからなる。
【0019】図6に示すように、上記リッド7はリッド
アウターパネル9の裏面にリッドインナーパネル11を
組み付けてなり、上記リッドアウターパネル9は、所定
形状に成形された表皮材13とコア材15との間に発泡
層17を一体に成形して構成され、上記表皮材13の端
末はパネル裏面側にまで延びてアンダーカット形状にな
っている。
【0020】上記コア材15の中央には、成形時にポリ
ウレタン等の発泡樹脂原料Rを表皮材13とコア材15
との空間Cに導く複数の注入口19,19,…が碁盤目
状に形成されている(図3参照)とともに、コア材15
裏面の注入口19,19,…外側には2つの矩形係止片
21,21が対向して突設され(図1〜4、図8参
照)、該各係止片21には矩形係止孔21aが形成され
ている。さらに、該各係止片21の基部には薄肉部21
bが形成され、各係止片21はこの薄肉部21bを支点
として図8矢印X方向に撓み、かつリッドインナーパネ
ル11との組付け前に薄肉部21bより切り取り可能な
ように構成されている。したがって、成形直後のリッド
アウターパネル9のコア材15裏面には、図4に示すよ
うに各係止片21があるが、該各係止片21はその後に
切り取られて、図5に示すようにコア材15裏面には薄
肉部21bしか残っていない。また、上記各係止片21
の係止孔21aには成形時に後述する引上げノブ37の
係止部37aが係合し、コア材15を引き上げて表皮材
13との間に空間Cを形成するようになされている(図
3参照)。
【0021】さらに、上記コア材15裏面の各係止片2
1外側にはテーパ面23aを有する2つの位置決め凹部
23,23が形成され、かつ該各位置決め凹部23の外
側にはタッピングホール25aを有するボス25が複数
突設されている。
【0022】一方、上記リッドインナーパネル11の外
周寄りには複数の挿入孔11a,11a,…が上記各ボ
ス25に対応して形成され、リッドインナーパネル11
をリッドアウターパネル9裏面に対応させた状態で上記
各挿入孔11aにビス27を挿入して各ボス25のタッ
ピングホール25aに螺合させることにより、リッドイ
ンナーパネル11をリッドアウターパネル9裏面に組み
付けるようになされている。なお、上記リッドインナー
パネル11の一端(図右端)にはヒンジ5の構成部材5
aが設けられている。
【0023】次に、上述の如く構成されたリッド7の成
形方法について説明する。
【0024】まず、図1に示すように、下型29にヒン
ジ31によって取り付けられた割型33,33を上記ヒ
ンジ31を支点として型外側方に移動させ、この状態で
上記下型29の成形面29aに予め所定形状に成形され
た表皮材13を裏面を上向けてセットする。この表皮材
13の端末部分にはリッドアウターパネル9を成形した
後にカットする延設部13aが設けられており、該延設
部13aの表面側には上記各割型33の係止溝33aに
係合する位置決め用の係止突起13bが形成されてい
る。
【0025】次いで、上記表皮材13の延設部13aを
型外側方に拡張してアンダーカット形状を回避した状態
で、コア材15を裏面を上に向けて上記下型29の表皮
材13上に載置する。
【0026】その後、図2に示すように、上記各割型3
3をヒンジ31を支点として下型29外周部の上に載せ
るとともに、表皮材13の延設部13aを各割型33に
添わせ、その係止突起13bを各割型33の係止溝33
aに係合させて表皮材13をズレないように下型29に
位置決めする。
【0027】しかる後、上型35を型締めした後、該上
型35に設けられた引上げ手段としての引上げノブ3
7,37を図2仮想線にて示すようにコイルスプリング
39のばね力に抗して押し下げ、その後、図3に示すよ
うに、各引上げノブ37を軸心回りに90°回転させて
係止孔21aに各係止部37aを係合させ、各引上げノ
ブ37の押下げ力を解除することによって該コア材15
を引き上げる。この際、上型35の成形面に設けられた
位置決め突起35a,35aがコア材15裏面の位置決
め凹部23,23に挿入され、この挿入過程で各位置決
め突起35aが各位置決め凹部23のテーパ面23aに
コア材15の係止孔21aを薄肉部21bで撓ませなが
ら摺動案内されてコア材15が上型35に位置決めされ
てセットされる。この状態で表皮材13とコア材15と
の間に空間Cが形成されている。
【0028】次いで、図3に示すように、発泡樹脂原料
Rを注入ヘッド40から上型35の開口部35b、コア
材15の注入口19,19,…を経て表皮材13とコア
材15との間の空間Cに注入した後、上記上型35の開
口部35bを蓋41で閉じ、図4に示すように、表皮材
13とコア材15との間に発泡層17が一体に成形され
たリッドアウターパネル9を得る。
【0029】その後、上記リッドアウターパネル9を脱
型して表皮材13から延設部13aをカットするととも
に、図5に示すように、コア材15から係止片21,2
1を薄肉部21bより切り取った後、図6に示すよう
に、別途成形したリッドインナーパネル11を上記リッ
ドアウターパネル9の裏面に対応させた状態で、リッド
インナーパネル11の各挿入孔11aにビス27を挿入
してリッドアウターパネル9の各ボス25のタッピング
ホール25aに螺合させることにより、リッドインナー
パネル11をリッドアウターパネル9裏面に組み付け、
リッドアウターパネル9とリッドインナーパネル11と
からなるリッド7が構成される。
【0030】このように、本実施例では、リッドアウタ
ーパネル9のコア材15から各係止片21を切り取った
後、リッドインナーパネル11をリッドアウターパネル
9裏面に組み付けることから、組付け時にリッドアウタ
ーパネル9に係止片21がなく、リッドアウターパネル
9とリッドインナーパネル11との間の空間を上記係止
片21がない分だけ狭くすることができてリッド7全体
の厚みを小さくすることができ、ひいてはコンソールボ
ックス1の容積を広くすることができる。
【0031】(第2実施例)図7は本発明の第2実施例
を示し、本実施例では、係止片21が折り畳み可能にな
っており、リッドアウターパネル9とリッドインナーパ
ネル11との組付け前に上記係止片21をコア材15裏
面に折り畳むようにしたほかは第1実施例と同一に構成
されているので、同一の構成部分については同一の符号
を付してその詳細な説明を省略する。
【0032】したがって、この第2実施例では、組付け
時にリッドアウターパネル9から突出する係止片21の
突出寸法を短くすることができ、リッドアウターパネル
9とリッドインナーパネル11との間の空間を上記係止
片21の突出寸法が短い分だけ狭くすることができてリ
ッド7全体の厚みを小さくすることができ、ひいてはコ
ンソールボックス1の容積を広くすることができる。
【0033】なお、上記各実施例では、係止片21の基
部に薄肉部21bを形成して図8X方向の一方向に撓ま
せるようにしたが、これに限らず、例えば図9に示すよ
うに、係止片21の基部に細幅部21cを形成してX方
向とY方向の二方向に撓ませるようにしてもよい。そし
て、この場合には、コア材15を上型35に位置決めす
る自由度が高くなり、位置決めを精度良く行うことがで
きる。
【0034】また、上記実施例では、リッド7がコンソ
ールボックス1用のものである場合を示したが、例えば
グローブボックスのリッドであってもよく、さらには自
動車以外のボックスのリッドであってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4に係
る本発明によれば、成形時に引上げ手段の係止部をコア
材裏面に突設した係止片に係合させてコア材を引き上
げ、該コア材と表皮材との間に形成された空間に発泡樹
脂原料を注入して表皮材とコア材との間に発泡層が一体
に成形されたリッドアウターパネルを得る。
【0036】そして、請求項1および3に係る本発明に
よれば、組付け時にリッドアウターパネルには係止片が
ないので、その分だけリッドアウターパネルとリッドイ
ンナーパネルとの間の空間を狭くできてリッド全体の厚
みを小さくすることができ、ひいてはボックスの容積を
広くすることができる。
【0037】請求項2および4の本発明によれば、組付
け時にリッドアウターパネルから突出する係止片の突出
寸法が短くなるので、その分だけリッドアウターパネル
とリッドインナーパネルとの間の空間を狭くできてリッ
ド全体の厚みを小さくすることができ、ボックスの容積
を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例において下型の表皮材上にコア材を
載置した状態を示す成形工程図である。
【図2】第1実施例において型締め状態を示す成形工程
図である。
【図3】第1実施例において発泡樹脂原料の注入状態を
示す成形工程図である。
【図4】第1実施例においてリッドアウターパネルの成
形状態を示す成形工程図である。
【図5】第1実施例のリッドアウターパネルの縦断面図
である。
【図6】第1実施例のリッドの縦断面図である。
【図7】第2実施例のリッドの縦断面図である。
【図8】係止片の斜視図である。
【図9】係止片の変形例を示す斜視図である。
【図10】コンソールボックスの斜視図である。
【符号の説明】
7 リッド 9 リッドアウターパネル 11 リッドインナーパネル 13 表皮材 15 コア材 17 発泡層 21 係止片 23 位置決め凹部 29 下型 35 上型 35a 位置決め突起 37 引上げノブ(引上げ手段) 37a 係止部 C 空間 R 発泡樹脂原料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/00 - 39/44 B60R 7/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リッドアウターパネルの裏面にリッドイ
    ンナーパネルを組み付けてなるリッドであって、上記リ
    ッドアウターパネルは、所定形状に成形された表皮材
    と、成形時に該表皮材との間に空間を形成すべく引上げ
    手段の係止部が係合し基部が薄肉又は細幅に形成された
    切り取り可能な係止片が裏面に突設されたコア材と、上
    記表皮材とコア材との間に一体に成形された発泡層とで
    構成され、かつ上記リッドインナーパネルとの組付け前
    に上記係止片がコア材から切り取られていることを特徴
    とするリッド。
  2. 【請求項2】 リッドアウターパネルの裏面にリッドイ
    ンナーパネルを組み付けてなるリッドであって、上記リ
    ッドアウターパネルは、所定形状に成形された表皮材
    と、成形時に該表皮材との間に空間を形成すべく引上げ
    手段の係止部が係合する折り畳み可能な係止片が裏面に
    突設されたコア材と、上記表皮材とコア材との間に一体
    に成形された発泡層とで構成され、かつ上記リッドイン
    ナーパネルとの組付け前に上記係止片がコア材裏面に折
    り畳まれていることを特徴とするリッド。
  3. 【請求項3】 リッドアウターパネルの裏面にリッドイ
    ンナーパネルを組み付けてなるリッドの成形方法であっ
    て、所定形状に成形された表皮材を下型にセットした
    後、基部が薄肉又は細幅に形成された切り取り可能な係
    止片が裏面に突設されたコア材を上記下型の表皮材上に
    載置し、次いで、上型を型締めした後、該上型に設けら
    れた引上げ手段の係止部を上記コア材の係止片に係合さ
    せて該コア材を引き上げることによりコア材を上型にセ
    ットし、その後、上記表皮材とコア材との間に形成され
    た空間に発泡樹脂原料を注入してリッドアウターパネル
    を成形し、しかる後、上記コア材から上記係止片を切り
    取った後、リッドインナーパネルを上記リッドアウター
    パネルの裏面に組み付けることを特徴とするリッドの成
    形方法。
  4. 【請求項4】 リッドアウターパネルの裏面にリッドイ
    ンナーパネルを組み付けてなるリッドの成形方法であっ
    て、所定形状に成形された表皮材を下型にセットした
    後、折り畳み可能な係止片が裏面に突設されたコア材を
    上記下型の表皮材上に載置し、次いで、上型を型締めし
    た後、該上型に設けられた引上げ手段の係止部を上記コ
    ア材の係止片に係合させて該コア材を引き上げることに
    よりコア材を上型にセットし、その後、上記表皮材とコ
    ア材との間に形成された空間に発泡樹脂原料を注入して
    リッドアウターパネルを成形し、しかる後、上記コア材
    裏面に上記係止片を折り畳んだ後、リッドインナーパネ
    ルを上記リッドアウターパネルの裏面に組み付けること
    を特徴とするリッドの成形方法。
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