JP3204711U - ラッピング用品 - Google Patents

Abstract

【課題】ラッピング用の紙を重ねて保持するラッピング用品において、紙を取り出す際に、確実に一枚ずつ皺にならずに取り出すことができ、落下などによっても紙が散乱しないようにすることを課題とする。【解決手段】ラッピング用品（Ｘ）として、複数の短冊状の紙からなるラッピング紙（１０）を重ね、一端側を分離可能に接着固定することで冊子状に綴り形成する。前記ラッピング紙（１０）は和紙により形成したり、一面に、水引、熨斗、リボンの内の少なくとも一つの画像を表したりすることが好適である。【選択図】 図１

Description

本考案は、物を包装するために使用する紙を複数束ねたラッピング用品に関する。

商品や贈り物の装飾に際して、装飾などが施されたラッピング用の紙で、包装することが広く行われている。このようなラッピング用の紙は、通常、重ねられた状態で袋に封入されており、使用に際しては、このような袋から一枚ずつ取り出して使用することが一般的である。

しかし、このように多数重ねたラッピング用の紙を袋内から取り出す場合、紙を取り出す過程で重なった下の紙も一緒に出てきたり、袋に引っ掛かって皺になったりするといった問題が生じる。また、誤って袋を床に落とすと、場合によっては内部の紙が飛び出して床に散乱することもある。
本考案は、このような問題に鑑みて、ラッピング用の紙を重ねて保持するラッピング用品において、紙を取り出す際に、確実に一枚ずつ皺にならずに取り出すことができ、落下などによっても紙が散乱しないようにすることを課題とする。

上記課題を解決するために、本考案は、次のような構成を有する。
請求項１に記載の考案は、複数の短冊状の紙からなるラッピング紙を重ね、一端側を分離可能に接着固定することで冊子状に綴ったラッピング用品である。
請求項２に記載の考案は、前記ラッピング用品において、前記ラッピング紙は和紙により形成されるものである。
請求項３に記載の考案は、前記ラッピング用品において、前記ラッピング紙の一面に、水引、熨斗、リボンの内の少なくとも一つの画像が表されるものである。

以上のような構成により、本考案は、次のような効果を奏する。
請求項１に記載の考案は、複数のラッピング紙が一端側で分離可能に固定された冊子状となっているので、一枚だけを簡単に分離させることができ、周りを囲む袋のようなものがないので分離させる際に皺になるようなこともない。さらに、ラッピング紙同士が冊子状となって互いに接合しているので、落下等させてもラッピング紙が散乱することを抑制することができる。
請求項２に記載の考案は、ラッピング紙を和紙で形成することで、包装対象物に柔らかな手触りや、高級感を付与することができる
請求項３に記載の考案は、水引、熨斗、リボンの少なくとも一つの画像をラッピング紙に表示することで、贈り物などに使用するのに好適なものとすることができる。

実施形態に係るラッピング用品の斜視図である。 ラッピング紙の一例を示す表面図である。 実施形態に係るラッピング用品の綴じ部近傍の拡大側面図である。

以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図１に本実施形態に係るラッピング用品Ｘの斜視図を示す。ラッピング用品Ｘは複数のラッピング紙１０を台紙２０と表紙３０との間に冊子状に綴じたものである。ラッピング紙１０は短冊状の和紙から形成される。図２にラッピング紙１０の表面の一例を示す。ラッピング紙１０の表面には、水引を表す画像１１が印刷により表示されている。台紙２０はラッピング紙１０と同じ大きさ形状の厚紙により形成される。
図３にラッピング用品Ｘの綴じ部の部分拡大側面図を示す。複数のラッピング紙１０の下に台紙２０を重ねた状態で一端側が特殊配合の糊４０によって、一端側において互いに固定される。当該糊４０はラッピング紙１０を他端側に引っ張ったときに、ラッピング紙１０が破れない程度の一定の力によってラッピング紙１０を分離できる程度の力でラッピング紙を固定するような接着力に設定されている。
表紙３０は、短辺はラッピング紙１０及び台紙２０の短辺と同じ長さを有する短冊状のやや厚手の紙からなる。表紙３０の長辺は、図３に示すように一端側が台紙の裏面の一端側に接着固定され、他端側が綴じられたラッピング紙１０の端面を回り、最上面のラッピング紙１０の他端側と重なるような長さに設定されている。

次に、以上のような構成を有するラッピング用品Ｘの使用方法について説明する。使用者は、ラッピング用品Ｘの表紙３０を開いて、一番上に位置するラッピング紙１０の他端側を持ち、一定の力で他端側に引っ張る。これによって、一番上のラッピング紙を分離させることができるので、分離したラッピング紙１０を用いて、贈り物等を包むことで装飾を施す。ラッピング紙１０には水引の画像１１が表されているので、贈り物であることを容易に示すことができる。以下、同様に上から一枚ずつラッピング紙１０を分離して、任意の対象物を包んでいく。
このように、ラッピング用品Ｘは、順次ラッピング紙１０を上から分離させていくことができるので使い勝手がよく、使用していない状態において、ラッピング紙１０は互いに固定されるので、収納性、可搬性に優れ、落下等させてもラッピング紙が分散することもない。

なお、上記実施形態においては、ラッピング紙１０の表面に水引の画像を表しているが、リボンや熨斗などの画像を表したり、その他の図柄や文字などを表したり等、適宜変更することが可能である。

Ｘ ラッピング用品
１０ ラッピング紙
１１ 画像
２０ 台紙
３０ 表紙
４０ 糊

Claims (3)

1. 複数の短冊状の紙からなるラッピング紙を重ね、一端側を分離可能に接着固定することで冊子状に綴ったラッピング用品。
2. 前記ラッピング紙は和紙により形成される請求項１に記載のラッピング用品。
3. 前記ラッピング紙の一面には、水引及、熨斗、リボンの内の少なくとも一つの画像が表されるものである請求項１又は２に記載のラッピング用品。

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