JP3204339B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP3204339B2 JP29497492A JP29497492A JP3204339B2 JP 3204339 B2 JP3204339 B2 JP 3204339B2 JP 29497492 A JP29497492 A JP 29497492A JP 29497492 A JP29497492 A JP 29497492A JP 3204339 B2 JP3204339 B2 JP 3204339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用表示装置に係り、
特に車両のフロントガラスの内側に配設されたホログラ
ムに表示器からの表示像を反射させて運転者側に照射す
ることにより所定の表示を行なう車両用表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のダッシュボード内に情報表
示用の表示器をその表示面を上に向けて配置し、この表
示器からの表示像を反射板として機能させたホログラム
で反射させてその虚像を視認するようにした車両用表示
装置がある。
【0003】図4はこのような従来の車両用表示装置を
示したもので、車両のフロントガラス1の下方内面に
は、反射板として機能させたホログラム2が貼設されて
おり、このホログラム2は、特定波長帯の光を効率よく
反射する機能を有しており、また、入射角θ2 と反射角
θ1 とが異なるような非正反射機能が付加されている。
また、前記フロントガラス1の内側のダッシュボード3
の内部には、例えば、蛍光表示管等による表示器4がそ
の表示面が上方に位置するように配設されている。
【0004】このような従来の車両用表示装置において
は、表示器4を動作させることにより、この表示部6か
らの光がホログラム2に照射され、この照射光は、この
ホログラム2により非正反射されて運転者の視点に照射
され、運転者は前記ホログラム2の後方に虚像として遠
方表示された表示像5を視認するようになっている。こ
のように反射板としてホログラム2を用いることによ
り、その反射角を自由に設定することができ、表示器4
の設置位置、ホログラム2の貼設位置の自由度を高める
ことができるものである。
【0005】しかし、前記従来の表示装置においては、
ホログラム2により非正反射による表示像5を表示する
ものであるため、表示像5が傾斜されて表示されてしま
うという不都合があった。
【0006】そのため、従来から、図5に示すように、
表示器4をより寝かせて配置し、前記表示像5を正立さ
せることが行なわれている。
【0007】しかし、このような場合においては、表示
像5の見込角θが小さく、表示像5が縦方向に縮小され
た状態で表示されてしまい、視認性を著しく低下させて
しまうという不都合があった。
【0008】このような不都合を解決するため、従来の
表示装置においては、前記ホログラム2にさらに凹面鏡
の光学機能をもたせ、前記表示像5を拡大することによ
り、視認性を高めることが行なわれている。
【0009】かかる凹面鏡の機能を有するホログラム2
を形成するには、ホログラム2をフロントガラス1に貼
設した際におけるダッシュボード3内の表示器4とホロ
グラム2との位置関係を考慮して、図6に示したよう
に、ホログラム2の裏面2bに照射される平行光La
と、表面2aの法線Sに対して光軸Lsを傾けて表面2
aに照射される焦点距離Lからの発散光Lb(物体光に
相当)とで凹面鏡を記録し、二点鎖線で示したように再
生時に表示器4を焦点距離Lより内側の光軸Ls上に配
置することにより、拡大された表示像5′を表示するよ
うにしている。
【0010】ここで、前記表示像5′の倍率xは、表示
器4からホログラム2までの距離をLD、ホログラム2
から拡大表示された虚像形成位置までの距離をL1とす
ると、 L1=x・LD………(1) となり、一方、かかるホログラム2においては、近似的
に、 1/LD−1/L1=1/L………(2) という関係が成り立つので、かかる関係より、 L={x/(x−1)}・LD………(3) なる関係が成り立ち、設計上決まる前記表示器4からホ
ログラム2までの距離LDと、希望する倍率xとから、
前記ホログラム2の記録時の発散光の焦点距離Lが求め
られることになる。
【0011】ここで、前記焦点距離Lは、式(3)を変
形して、 L・(1−1/x)=LD………(4) となり、LDを一定とした場合、焦点距離Lが短いほど
倍率xが高くなることがわかる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の車
両用表示装置においては、図6に示したように、例えば
ホログラム2への照射光の入射角がθ2=20°、反射
角がθ1=60°となるような凹面鏡としての機能を有
するホログラム2を記録する際に、記録されるホログラ
ム2の場所によって発散光の発散点Pからの距離が異な
っている(図6の場合、発散点Pからホログラム2の上
端点Aまでの距離LAより、発散点Pからホログラム2
の下端点Bまでの距離LBの方が大きい)。
【0013】このため、かかるホログラム2を使用し、
表示器4を焦点距離Lより内側に配置して表示器4の表
示像5′を拡大表示する際に、前記式(4)から明らか
なように、図6に示す表示器4の表示部6の上縁部6A
の倍率が下縁部6Bの倍率より高くなり、ホログラム2
に照射されて反射される表示器4の表示部6がその上縁
部6A及び下縁部6Bにおいて倍率が異なり、これによ
り拡大表示される表示像5′が歪んでしまい、極めて視
認性が低下してしまうという不都合を有している。
【0014】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、非正反射の凹面鏡のの光学機能を有するホログラム
を用いて歪のない適正な表示を行なうことができ、表示
像の視認性を著しく向上させることのできる車両用表示
装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る車両用表示装置は、表面の法線に対して光
軸を傾けて該表面に対し発光点から照射される発散光か
らなる物体光と、裏面に対して照射される平行光とによ
り、像拡大機能を有する非正反射の凹面鏡を記録した
ログラムを、車両のフロントガラスの内側に配設し、こ
のホログラムの表面側であって、前記物体光の光軸上
に、表示像を前記ホログラムの表面に反射させて運転者
側に照射する表示器を配設してなる車両用表示装置にお
いて、前記ホログラムの前記表面における前記表示像の
照射位置に応じた、該表示像の前記ホログラムによる拡
大倍率の、前記法線に対する前記光軸の傾きに起因する
相違に対応して、前記表示像の大きさを局部的に変化さ
せるように前記表示器の表示部を形成したことを特徴と
するものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、ホログラムの表面における表
示像の照射位置に応じた、この表示像のホログラムによ
る拡大倍率の、ホログラム表面の法線に対する、凹面鏡
記録用の物体光の光軸の傾きに起因する相違に対応し
て、表示像の大きさを局部的に変化させるように表示器
の表示部を形成しているので、表示器から照射された表
示像がホログラムにより、全体的に同じ倍率で拡大され
なくても、拡大された表示像によって歪のない適正な表
示を行なうことができるものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3を参照
して説明する。図1は本発明に係る車両用表示装置の一
実施例を示したもので、本実施例においては、車両のフ
ロントガラス1の下方内面には、非正反射の凹面鏡とし
ての光学機能をもたせたホログラム2が、裏面2bをフ
ロントガラス1側に向けて貼設されており、このフロン
トガラス1の内側のダッシュボード3の内部には、例え
ば、蛍光表示管等による表示器4がその表示面が上方に
位置するように配設されている。
【0018】この表示器4の表示部6は、図2に示すよ
うに、その表示部6の上下方向中央部から上縁部6Aま
での距離aに対して前記中央部から下縁部6Bまでの距
離bが大きくなるように形成されており、さらに、上縁
部6Aにおける左右方向中心からの幅寸法c、中央部に
おける中心からの幅寸法d及び下縁部6Bにおける中心
からの幅寸法eがそれぞれc<d<eとなるように台形
状に形成されている。これにより、表示器4の表示像
5′の歪を除去するようになされている。
【0019】例えば、LD=100mm、表示部6の大
きさを縦約20×横約30mmとし、ホログラム2の反
射による表示像5′の大きさを20×60mmとした場
合に(倍率x=2)、前記表示部6は、図2に示すよう
に、それぞれa=9.7mm、b=11.2mm、c=
14.7mm、d=15.5mm、e=16.4mmと
なるように形成されるものである。
【0020】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例においては、表示器4を動作させることによ
り、この表示部6からの光がホログラム2の表面2a
照射され、この照射光は、このホログラム2により非正
反射されると共に拡大反射されて運転者の視点に照射さ
れ、運転者は前記ホログラム2の後方に虚像として拡大
表示された表示像5′を視認するようになっている。
【0021】この場合に、ホログラム2への照射光の入
射角がθ2=20°、反射角がθ1=60°となるよう
な凹面鏡としての機能を有するホログラム2を記録する
際に、図6に示すように、記録されるホログラム2の表
面2aの場所によって発散光の発散点Pからホログラム
の表面2aまでの距離がLA<LBと異なっており、
これにより、かかるホログラム2による像の拡大倍率が
表面2aの場所によって異なることになり、具体的に
は、表示器4を発散光Lbの焦点距離Lより内側に配置
して表示器4の表示像5′を拡大表示する際に、表示器
4の表示部6の上縁部6Aの倍率が下縁部6Bの倍率よ
り高くなることになるが、本実施例においては、表示器
4の表示部6を図2に示すように、下縁部6Bより上縁
部6Aの高さ寸法が小さく、かつ、幅寸法が小さくなる
ような台形状に形成するようにしているので、上縁部6
Aの方が下縁部6Bよりも小さく表示されてホログラム
2に照射され、前記倍率の相違により、図3に示すよう
に、適正に拡大された画像として表示されることにな
る。
【0022】なお、図1において、符号5は、図5に示
した拡大表示される前の縦方向に縮小された状態で表示
された表示像である。
【0023】従って、本実施例においては、ホログラム
2をフロントガラス1に貼設した際におけるダッシュボ
ード3内の表示器4とホログラム2との位置関係を考慮
して、図6に示したように、ホログラム2の裏面2bに
照射される平行光Laと、表面2aの法線Sに対して光
軸Lsを傾けて表面2aに照射される焦点距離Lからの
発散光Lbとにより、表面2a上の位置によって拡大倍
率が異なる非正反射の凹面鏡を記録して、発散光Lbの
光軸Ls上に配置した表示器4の表示像5をこのホログ
ラム2を用いて拡大する場合であっても、歪のない適正
な表示を行なうことができ、表示像5′の視認性を著し
く向上させることが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る車両用表
示装置は、ホログラムの表面における表示像の照射位置
に応じた、この表示像のホログラムによる拡大倍率の、
ホログラム表面の法線に対する、凹面鏡記録用の物体光
の光軸の傾きに起因する相違に対応して、表示像の大き
さを局部的に変化させるように表示器の表示部を形成し
たので、表示器から照射された表示像がホログラムによ
り、全体的に同じ倍率で拡大されなくても、拡大された
表示像によって、歪のない適正な表示を行なうことがで
き、表示像の視認性を著しく向上させることができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用表示装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図2】図1の表示器の表示部の一実施例を示す説明図
である。
【図3】図2に示した表示部を拡大表示した後の実際の
表示像を説明する図である。
【図4】従来の車両用表示装置を示す概略構成図であ
る。
【図5】従来の他の車両用表示装置を示す概略構成図で
ある。
【図6】従来の車両用表示装置のホログラムの形成状態
を説明する図である。
【符号の説明】 1 フロントガラス 2 ホログラム 4 表示器 5,5′ 表示像 6 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−113413(JP,A) 特開 平4−283790(JP,A) 特開 平3−236017(JP,A) 特開 平5−346508(JP,A) 実開 平2−88834(JP,U) 実開 平2−58786(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/02 B60K 35/00 G02B 5/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の法線に対して光軸を傾けて該表面
    に対し発光点から照射される発散光からなる物体光と、
    裏面に対して照射される平行光とにより、像拡大機能を
    有する非正反射の凹面鏡を記録したホログラムを、車両
    のフロントガラスの内側に配設し、このホログラムの
    面側であって、前記物体光の光軸上に、表示像を前記ホ
    ログラムの表面に反射させて運転者側に照射する表示器
    を配設してなる車両用表示装置において、前記ホログラムの前記表面における前記表示像の照射位
    置に応じた、該表示像の前記ホログラムによる拡大倍率
    の、前記法線に対する前記光軸の傾きに起因する相違
    対応して、前記表示像の大きさを局部的に変化させるよ
    うに前記表示器の表示部を形成したことを特徴とする車
    両用表示装置。
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