JP3204326B2 - 車両用始動装置 - Google Patents

車両用始動装置

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JP3204326B2 JP30703191A JP30703191A JP3204326B2 JP 3204326 B2 JP3204326 B2 JP 3204326B2 JP 30703191 A JP30703191 A JP 30703191A JP 30703191 A JP30703191 A JP 30703191A JP 3204326 B2 JP3204326 B2 JP 3204326B2
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智則 小笠原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載のバッテリを電源と
してエンジンの始動機構を駆動する車両用始動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から車両にはエンジンのスタータや
他の補機類の電源としてバッテリが搭載され、エンジン
の始動時には例えば100〜200A程度の大電流がバ
ッテリからスタータに供給されてエンジンの始動が行わ
れている。
【0003】そして、バッテリの蓄電量が減じてくると
大電流が供給できずエンジン始動が不能のため、まず大
静電容量のコンデンサの充電を行い、該コンデンサの電
荷をスタータに通電する車両用電源装置が特開平2−1
75350号公報に示されている。
【0004】また、寒冷時にはエンジン始動後も発車ま
でには暖機に時間を要するため、タイマー回路によりリ
レースイッチを作動させる自動車起動設定装置が特開昭
63−55363号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の公開公報に示さ
れた前者の提案では、バッテリの蓄電量の如何に拘らず
常にコンデンサの電荷を使用していると、バッテリの蓄
電量が殆んどなくなり、コンデンサの充電をも行えない
ような状態になるまで気付かず、このため完全にエンジ
ン始動が不能となる虞が生ずる。
【0006】また後者の提案にては寒冷時の場合であ
り、バッテリやエンジンの温度が低下すると、バッテリ
の容量低下やエンジンの始動性の不良によって、タイマ
ーによりリレースイッチを作動させても、エンジン始動
が困難なことが生ずる。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は大静電容量のコンデンサを利用
するとともにバッテリの状態をチェックして、エンジン
を始動させるとともに、運転者にバッテリの蓄電量減を
警告することができる車両用始動装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、バッテリからの電力をスタータに
通電し、該スタータに係合されたエンジンを回転させて
始動させる車両用始動装置において、前記バッテリに接
続されて充電が行われる大容量コンデンサと、エンジン
始動状態を検出する始動検出手段と、バッテリからスタ
ータに通電時に前記の始動検出手段からの信号に応じて
大容量コンデンサに自動的に電荷を蓄積し、その電荷を
スタータに供給する電力供給手段とを備え、そして、該
電力供給手段は大容量コンデンサの電荷の供給に際し、
バッテリ蓄電量減の警告を発する車両用始動装置が提供
される。
【0009】
【作用】本発明ではエンジンの始動に際して常にコンデ
ンサの電荷を用いることはなく、エンジンの始動をチェ
ックしバッテリのみでは始動不能の場合にコンデンサを
併用するとともに、バッテリの蓄電量減を警告するの
で、バッテリの完全なあがりによる始動不能が防止でき
る。
【0010】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0011】図1は本発明にかかる車両用始動装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。
【0012】同図において、1はバッテリで、エンジン
のイグニッション回路2やスタータ3の電源となるもの
で、運転者がキースイッチAの投入によってイグニッシ
ョン回路やラジオなどに通電され、つぎのキースイッチ
BのオンによりリレーR1のコイルRCに通ずる抵抗器
Rを介する電流の作動によってリレーR1が閉じ、この
ためスタータ3が駆動されてエンジンが始動するように
構成されている。
【0013】4は大静電容量を有するコンデンサで例え
ば電気二重層コンデンサからなり、バッテリ1の蓄電量
が減じて該バッテリ1からの通電のみではエンジンの始
動が困難の場合はリレーR3のオンによりコンデンサ4
の充電を行い、所定の充電量に達した場合には該コンデ
ンサ4の電荷によってスタータ3に通電し、エンジンを
始動させるものである。なお41はコンデンサ充電セン
サで、例えばコンデンサ4の端子電圧を検出して所定電
圧に達したときにエンジン回転チェック回路5に信号を
送るように構成されている。
【0014】そしてエンジン回転チェック回路5は上述
のコンデンサ充電センサ41からの信号に応じリレーR
2,R3やバッテリあがり表示回路11などに信号を送
って回路のオン/オフや表示などを制御するものであ
る。また、該バッテリあがり表示回路11は運転者の常
に監視できる場所に配置されてバッテリ1の状態につき
警告を与えるもので、リセット信号によって復帰され
る。
【0015】図2は図1に示す実施例の作動を説明する
処理フロー図であり、同図によりこの実施例の作動を説
明する。
【0016】まずステップ1にてキースイッチAが操作
されたか否かをチェックし、オンの場合にはステップ2
にてイグニッション回路2が通電され、ステップ3では
次段のキースイッチBがオンの場合はスタータ3の回路
が接になり、ステップ4から5に進んでエンジンの回転
が判断される。
【0017】ここでエンジンが回転している場合はフロ
ーを終了するが、回転しない場合はステップ6に移り、
コンデンサ充電センサ41からの充電信号が回転チェッ
ク回路5に入力されたか否かを判断する。そして、該充
電信号の入力のない場合はステップ7からのフローに進
み、リレーR2をオンにしてリレーコイルRCを短絡し
てリレーR1を開き、スタータ3への通電を断にする。
ついでステップ8でリレーR3を閉じて、蓄電量の減じ
たバッテリ1からの電力をコンデンサ4に導いて充電さ
せ、ステップ9ではバッテリあがり表示回路11に指令
して運転者に蓄電量の減じたことを警告する。
【0018】つぎのステップ10では充電センサ41の
信号をチェックし、充電完了の場合にはステップ12に
て充電完了信号を発してステップ6に戻る。そしてこの
場合はコンデンサ4の電荷がスタータの始動に十分のた
めステップ11に進み、リレーR2をオフにしてリレー
R1の接点を閉じさせ、コンデンサ4の電荷をリレーR
3およびR1を介してスタータ3に供給して駆動し、エ
ンジンを始動させることになる。
【0019】図3は本発明における他の実施例の構成を
示すブロック図であり、前述の実施例と同一の部分には
同一の符号を付したものである。
【0020】同図における6はタイマー回路であり、予
め設定された時刻に作動を開始してリレーRa,Rbや
回転チェック回路5に始動指令が送られてエンジンを始
動させるものである。
【0021】したがって、設定時刻には手動のキースイ
ッチ1,2が非操作でも、タイマー回路6によってリレ
ーRa,Rbが閉じてイグニッション回路2やスタータ
3に通電されるとともに、回転チェック回路5がエンジ
ンの回転状態をチェックする。そしてエンジンが回転し
ていれば一致信号によってリレーRbを断にしてエンジ
ン始動が終了となる。しかし、バッテリ1の蓄電量の減
少により始動が行えない場合は、これをチェックした回
転チェック回路からリレーRbにオフ信号が出されてス
タータ3への通電を止め、またリレーRCをオンにして
バッテリ1とコンデンサ4とを接続してコンデンサ4の
充電が開始される。なお、この場合はバッテリあがり表
示回路11は警告を表示する。
【0022】ここでコンデンサ4の充電が完了すると、
充電センサ41からタイマー回路6に再始動の指令が発
せられ、前述のように通電回路が構成されてコンデンサ
4からの電荷が供給されてエンジン始動が行われること
になる。
【0023】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0024】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
エンジンの始動に際して、常に充電したコンデンサの電
荷をバッテリと併用してスタータに印加することなく、
バッテリの蓄電量が減じてバッテリのみではエンジン始
動が行えないときにコンデンサの電荷を用いるとともに
バッテリのあがり表示を行うので、運転者がバッテリの
状態を把握でき、完全にエンジン始動が不能となるよう
な状態が避けられるという効果が生ずる。
【0025】また本発明によれば、タイマー装置を用い
た自動始動の場合でも手動の場合と同様に作動するの
で、バッテリあがりによる始動不能が未然に防止できる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両用始動装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】その実施例の作動を示す処理フロー図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…バッテリ 3…スタータ 4…コンデンサ 5…エンジン回転チェック回路 6…タイマー回路 11…バッテリあがり表示回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸沢 知 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動 車株式会社 藤沢工場内 (72)発明者 小笠原 智則 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動 車株式会社 藤沢工場内 (72)発明者 飯田 桂一 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動 車株式会社 藤沢工場内 (56)参考文献 特開 平2−175351(JP,A) 実開 昭60−171043(JP,U) 実開 昭58−156054(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 B60R 16/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリからの電力をスタータに通電
    し、該スタータに係合されたエンジンを回転させて始動
    させる車両用始動装置において、前記バッテリに接続さ
    れて充電が行われる大容量コンデンサと、エンジン始動
    状態を検出する始動検出手段と、バッテリからスタータ
    に通電時に前記の始動検出手段からの信号に応じて大容
    量コンデンサに自動的に電荷を蓄積し、その電荷をスタ
    ータに供給する電力供給手段とを備え、そして、該電力
    供給手段は大容量コンデンサの電荷の供給に際し、バッ
    テリ蓄電量減の警告を発することを特徴とする車両用始
    動装置。
  2. 【請求項2】 前記の電力供給手段はタイマー装置によ
    るバッテリからの通電時に作動することを特徴とする請
    求項1記載の車両用始動装置。
  3. 【請求項3】 前記の大容量コンデンサに電気二重層コ
    ンデンサを採用したことを特徴とする請求項記載の車
    両用始動装置。
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