JP3203517B2 - 電 池 - Google Patents

電 池

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JP3203517B2
JP3203517B2 JP33369990A JP33369990A JP3203517B2 JP 3203517 B2 JP3203517 B2 JP 3203517B2 JP 33369990 A JP33369990 A JP 33369990A JP 33369990 A JP33369990 A JP 33369990A JP 3203517 B2 JP3203517 B2 JP 3203517B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯状の電極と帯状のセパレータとを積層し
てから渦巻状に巻回することによって構成される巻回電
極体を電池缶内に備える電池に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、帯状の集電体の両面に電極合剤を形成した
帯状の電極及び帯状のセパレータを渦巻状に巻回して構
成される巻回電極体と、帯状の電極の幅方向に沿って設
けられる電極リードと、巻回電極体を収容した電池缶と
をそれぞれ具備する電池において、電極リードの一端を
電極の幅方向に沿った端部及び長さ方向に沿った端部か
らずらすことによって、電池組立工程における内部短絡
の発生を防止するようにしたものである。
〔従来の技術〕
近年のビデオカメラやヘッドフォンステレオ等の電子
機器の高性能化、小型化には目ざましいものがあり、こ
れらの電子機器の電源となる二次電池の重負荷特性の改
善や高容量化への要求も強まってきている。二次電池と
しては、鉛二次電池やニッケルカドミウム電池が従来か
ら用いられている。
更に、最近はリチウム金属やリチウム合金もしくはコ
ークスや有機物焼成体などの炭素材料のような、リチウ
ムイオンをドープしかつ脱ドープできる物質を負極材料
として用いた非水電解質二次電池の開発も活発におこな
われている。
このような非水電解質二次電池においては、その重負
荷特性の改良のために渦巻状の巻回電極体が用いられて
いる。
このような巻回電極体を用いた従来の円筒型非水電解
質二次電池について第3図〜第6図を参照して説明す
る。
第4図に示す非水電解質二次電池を次のようにして作
製できる。
負極2では、例えば負極活物質担持体として炭素材料
である粉砕したピッチコークスを用いることができる。
このピッチコークス90重量部にポリフッ化ビニリデン10
重量部を混合して負極合剤とする。この負極合剤を溶剤
のN−メチルピロリドンに分散させて、スラリー(ペー
スト状)にする。次に、この負極合剤スラリーを、負極
集電体14としての厚さが例えば10μmの帯状の銅箔の両
面に均一に塗布して乾燥させる。乾燥後に圧縮成形し切
断して、幅が41.5mm、長さが290mmの帯状の負極2を得
る。
第3図に示すように、帯状の負極2は、負極集電体14
の両面に負極合剤層2aを備え、負極集電体14の幅方向に
沿った端部14aの近傍において一定の範囲で負極合剤層2
aを形成していない。
この負極集電体14の幅方向に沿った端部14aの近傍に
その幅方向に沿ってニッケル製の細長い板状の負極リー
ド4が負極集電体14と重なり合って設けられる。
この場合、負極リード4は、その長さ方向の一端4aが
負極集電体14の長さ方向に沿った端部14bと一致するよ
うに溶接によって取り付けられる。これは、負極集電体
14と負極リード4との接触面積を大きくすることによっ
て、負極集電体14と負極リード4との溶接強度をできる
だけ大きくするためである。
次に、正極1では、例えば炭素リチウム0.5モルと炭
素コバルト1モルとを混合し、900℃の空気中で5時間
焼成して得られるLiCoO2を正極活物質として用いること
ができる。このLiCoO291重量部に、導電剤としてのグラ
ファイト6重量部と、結着剤としてのポリフッ化ビニリ
デン3重量部とを混合して、正極合剤とする。この正極
合剤を溶剤のN−メチルピロリドンに分散させて、スラ
リー(ペースト状)にする。次に、この正極合剤スラリ
ーを、正極集電体15としての厚さが例えば20μmの帯状
のアルミニウム箔の両面に均一に塗布して、乾燥させ
る。乾燥後に圧縮成型して、幅が39.5mm、長さが270mm
の帯状の正極1を得る。なお、正極集電体15にアルミニ
ウム製の正極リード5を溶接する。
上述のような帯状の負極2、帯状の正極1及び厚さが
例えば25μmの微孔性ポリプロピレンフィルムから成る
一対のセパレータ3a、3bを用いて、負極2、セパレータ
3b、正極1、セパレータ3aの順に積層してから、この積
層体をその長手方向に渦巻状に多数回巻回することによ
って巻回電極体12を得ることができる。
このような巻回電極体12の外周部分の一部横断面を第
5図に示す。
第5図に示すように、負極2の負極集電体14の端部14
aの近傍に取り付けられた負極リード4は、巻回電極体1
2の外周面13側に位置する。
また、第4図に示すように、負極リード4の一端4a
は、巻回電極体12における負極1の先端Mに一致してい
る。
なお、巻回電極体12において負極2はその上下端部で
正極1の上下端部からはみ出ており、第4図に示す例で
は、上下端部でそれぞれ1mmだけはみ出している。セパ
レータ3a、3bの幅は負極2の幅よりも広い。また、正極
リード5は巻回電極体12の最内周側に位置する。
上述のような巻回電極体12の構造によれば、電極面積
を比較的大きくできて大電流を流しても単位面積あたり
の電流は小さくなるから、優れた重負荷特性が得られ
る。なお、負極集電体14及び正極集電体15は、電池の高
容量化(活物質又は活物質担持体をできるだけ多く充填
する)のために厚さをできるだけ薄くするのが好まし
い。
次に、第5図に示す巻回電極体12を、第4図に示すよ
うに、ニッケルめっきを施した鉄製の電池缶6内に収容
する。
この際、巻回電極体12の上下両面には絶縁板4a及び4b
を夫々配設し、負極集電体9に取り付けた負極リード4
の他端4b側(第3図参照)を電池缶6の底部に溶接する
とともに、正極集電体15に取り付けた正極リード5を金
属性の安全弁10の突起部10aに溶接する。
この電池缶6内に、例えばプロプレンカーボネートと
1,2−ジメトキシエタンとの等容量混合溶媒中にLiPF6
1モル/の割合で溶解した非水電解質としての非水電
解液を注入する。
この後、電池缶6の上端部20を、互いに外周が密着し
ている安全弁10及び金属製の金属蓋9と絶縁封口ガスケ
ット8とを介してかしめることによって、電池缶6を封
口する。これにより電池蓋9及び安全弁10を固定すると
ともに電池缶6内の気密性を保持できる。
第6図は、電池缶6が封口される前の電池缶6の上端
部20の近傍を示す断面図である。電池缶6の開口6aから
絶縁封口ガスケット材料8及び安全弁10及び電池蓋9を
電池缶6の上端部20の内周面にはめ込んでから、電池缶
6の上端部20及び絶縁封口ガスケット材料8は、図の矢
印a方向から電池缶6を変形させることによってかしめ
られ、これによって電池缶6は封口される。
また、このとき、ガスケット8の環状の延長部8aは絶
縁板4aの外周面と当接することによって、絶縁板4aは巻
回電極体12の上面側に密着する。
上述のようにして作製される電池では、第4図に示す
ように、第6図の電池缶6の上端部20に対応する電池缶
6のかしめによる変形部分Lにおいて、電池缶6がその
外周面で環状に凹んだ状態に変形している。
以上のようにして、例えば直径14mm、高さ50mmの円筒
型非水電解質二次電池を作製できる。
なお、上記円筒型非水電解質二次電池は、二重の安全
装置を構成するために、安全弁10、ストリッパ36、これ
らの安全弁10とストリッパ36とを一体にするための絶縁
材料から成る中間嵌合体35を備えている。図示省略する
が、安全弁10にはこの安全弁10が変形したときに開裂す
る開裂部が、電池蓋9には孔が夫々設けられている。
万一、電池内圧が何らかの原因で上昇した場合、安全
弁10がその突起部10aを中心にして第4図の上方へ変形
することによって、正極リード12と突起部34aとの接続
が断たれて電池電流を遮断するように、あるいは安全弁
10の開裂部が開裂して電池内に発生したガスを排気する
ように夫々構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上述のような巻回電極体を用いた電池は、
電池製造時において内部短絡を起こし易いという問題点
を有していた。
これは、電池缶6を封口する工程において、第4図に
示すように電池缶6がかしめにより変形する部分Lの内
側に負極リード4が存在するため、負極リード4の一端
4a近傍が電池缶6の内周面に圧迫されるからである。こ
の負極リード4に負極集電体14及びセパレータ3aを介し
て隣接する負極2の先端Mの近傍が圧迫されることによ
って、この負極2の先端Mの近傍部分がセパレータ3bを
貫通して正極1の先端Nの近傍部分と接触してしまう。
この結果、電池が内部短絡を起こしてしまう。
負極集電体14は高容量化のために薄く、またセパレー
タ3a、3bは微孔性のポリプロピレンフィルムのために変
形し易いことなどの理由から、負極リード4が圧迫され
て変形すると、負極集電体14及びセパレータ3aを介して
隣接する負極2が変形してしまい正極1に接触してしま
うのである。
本発明の目的は、上述のような内部短絡を防止するよ
うにした電池を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による電池は、帯状の集電体14、15の両面に電
極合剤を形成した第1及び第2の帯状の電極2、1を帯
状のセパレータ3a、3bを介して積層した状態でその長さ
方向に沿って渦巻状に巻回して構成される巻回電極体12
と、前記巻回電極体12の外周側の巻回端部において前記
第1の帯状の電極2の幅方向に沿ってこの電極2と接合
して設けられるとともに前記巻回電極体12の外周面に位
置しており、長さ方向の一端4aが前記第1の帯状の電極
2の幅方向に沿った端部14aからずれておりかつ前記第
1の帯状の電極2の長さ方向に沿った端部14bからずれ
ている第1の電極リード4と、前記巻回電極体11の内周
側の巻回端部において前記第2の帯状の電極1と接合し
て設けられている第2の電極リード5と、前記巻回電極
体12を収容した電池缶6とをそれぞれ具備し、前記第1
及び第2の帯状の電極2、1の内、一方の電極2の幅が
他方の電極1の幅よりも広く、前記電池缶6の一端部に
設けられた開口6aを封口するように構成されている。前
記幅方向に沿った端部14aからのずれ及び前記長さ方向
に沿った端部14bからのずれは共に少なくとも1mmである
ことが好ましい。
前記第1及び/又は第2の電極1、2が帯状の集電体
14、15を備えている場合には、前記電極リード4は前記
帯状の集電体14に設けられるのが好ましい。
また、前記第1の電極は、正極1又は負極2を構成で
き、また、前記第2の電極は、負極2又は正極1を構成
できる。
〔作用〕
本発明によれば、電極リード4の長さ方向の一端4aが
帯状の電極2の幅方向に沿った端部14a及び長さ方向に
沿った端部14bからずれて離れているから、電池缶6を
封口する際に電池缶6を変形させてもその変形部分Lに
対応する巻回電極体12の外周面13の端部に電極リード4
が存在しないように構成される。よって、電池缶6を封
口する工程において、電極リード4が電池缶6によって
圧迫されることはないから、巻回電極体12における一方
の電極2の先端Mの部分がセパレータ3aを貫通して他方
の電極1の先端Nの部分と接触することを未然に防ぐこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明による実施例を第1図〜第2図を参照し
ながら説明する。なお、第3図〜第6図により説明した
従来例と同一部分には同一符号を付けてその説明は省略
する。
第1図は、帯状の負極集電体14に負極リード4を取り
付けた帯状の負極2を示す斜視図である。
第1図に示すように、負極集電体14の幅方向に沿った
端部14aの近傍に負極リード4を、その長さ方向の一端
部4aが負極集電体14の長さ方向に沿った端部14bから1mm
だけずれるように溶接によって取り付けた。従って、負
極リード4の長さ方向の一端4aと負極集電体14の長さ方
向に沿った端部14bとの距離l1は1mmである。
なお、負極の幅は41.5mmであるから、負極リード4が
負極集電体14と重なり合っている部分の長さ(溶接長
さ)l2は40.5mmである。
また、負極リード4の厚さは50μmでかつ幅は4mmで
ある。負極リード4の厚さは強度確保の点で40〜100μ
m程度が好ましい。
また、負極リード4を集電体14に取り付けるための溶
接は、超音波調節、スポット溶接又はレーザ溶接などを
用いることができる。
以上のような帯状の負極1を用いた以外は、第4図に
示す電池と同様にして直径14mm、高さ50mmの円筒型非水
電解質二次電池を作製した。この電池を便宜上、Aとす
る。
以上のようにして作製された非水電解質二次電池の概
略的な縦断面を第2図に示す。
第2図に示すように、巻回電極体12の外周面13に位置
する負極リード4は、その一端4aは、セパレータ3aを介
して隣接する負極2の先端Mから1mm(l1)だけずれて
いる。
従って、電池缶6の開口6aをかしめによって封口する
ために電池缶6の上端部20を変形させても、その変形部
分Lに対応する巻回電極体12の外周面13の上端に負極リ
ード4は存在しない。よって、電池缶6を封口する工程
において、負極リード4が電池缶6によって圧迫される
ことはないから、負極2の先端Mの近傍部分がセパレー
タ3aを貫通して正極1の先端Nの近傍部分と接触してし
まうことを防止できる。
次に、第1図におけるl1をそれぞれ5mm、10mm、38mm
とした以外は、第2図と同様の円筒型非水電解質二次電
池B、C及びDをそれぞれ作製した。
また、本発明による効果を確認するための比較例とし
て、第1図におけるl1を0mmとした以外は、第2図と同
様の円筒型非水電解質二次電池E(第4図に示す従来の
電池と実質的に同一の電池)を作製した。
上述の電池D(第1図のl1が38mm)では、電池製造中
に負極リード4が集電体14から取れてしまい、電池を完
成させることはできなかった。
従って、上述の電池A、B、C、Eの四種類の電池に
ついて、それぞれ50個ずつ作製し、これらの各電池の内
部短絡品発生率を調査した。
この結果を下記の第1表に示す。
上記第1表からかるように、l1の値が1mm、5mm、10mm
である電池A、B、Cでは内部短絡品発生率が0%であ
り内部短絡の発生は認められずに、本発明の効果が現わ
れている。
一方、l1の値が0mmである電池Eでは3%の内部短絡
品が発生している。この内部短絡の発生した電池を解体
して観察したところ、負極リード4の一端4aの近傍部分
は、この負極リード4が取り付けられた負極集電体14の
上端部分とともに変形し、この負極リード4及び負極集
電体14の変形部分がセパレータ3aを破っていた。そし
て、負極2はその先端Mの近傍で変形し、さらにこの先
端Mの変形部分はセパレータ3bをつき破って正極1の先
端Nの近傍と接触していた。
以上のように、巻回電極体を具備する円筒型非水電解
質二次電池において、内部短絡を防止するために、巻回
電極体の外周面に位置する電極リードの長さ方向の一端
と集電体の長さ方向に沿った端部との距離l1は少なくと
も1mm以上離れていなければならないことがわかる。
また、上述の端部間距離l1が大きくなると、電極リー
ドと集電体との接触面積が小さくなって、溶接強度が低
下して電極リードが集電体から剥離したり、電気抵抗が
大きくなってしまうから好ましくない。
従って、上記端部間距離l1と溶接長さl2との関係はl2
/(l1+l2)が0.1以上であることが望ましい。
なお、本実施例の非水電解質二次電池において、負極
にはリチウムをドープしかつ脱ドープし得る材料を用い
ることができる。このような材料としては、リチウム金
属、リチウム合金、ポリアセチレンなどのような導電性
ポリマー、あるいはコークスなどのような炭素材料を挙
げることができる。
また、正極には、二酸化マンガン、五酸化バナジウム
などのような遷移金属化合物、硫化鉄などの遷移金属カ
ルコゲン化合物、あるいはこれらの化合物とリチウムと
の複合化合物(リチウム・コバルト複合酸化物、リチウ
ム・コバルト・ニッケル複合酸化物など)を用いること
ができる。
また、非水電解質としては、例えばリチウム塩を電解
質としこれを有機溶剤(非水溶媒)に溶解した非水電解
液が使用できる。
ここで有機溶剤としては特に限定されるものではない
が、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネ
ート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエキトシエタ
ン、γ−ブチロラクトン、テロラヒドロフラン、1,3−
ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエ
チルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセト
ニトリル、プロピオニトリルなどを単独でもしくは2種
以上を混合して使用できる。電解質も従来よりも公知の
ものがいずれも使用可能であり、LiClO4、LiAsF6、LiPF
6、LiBF4、LiB(C6H5、LiCl、LiBr、CH3SO3Li、CF3
SO3Liなどがある。
また、上記非水電解質は固体であってもよく、例えば
高分子錯体固体電解質などがある。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成されているので、巻回電極
体を具備する電池において、電池缶を封口する工程時に
発生し易い電極リードに起因する内部短絡を防止するこ
とができる。従って、電池製造における歩留まりが上が
り、電池の生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例の円筒型非水電解質二次電
池に用いられる帯状の負極を示す斜視図、第2図は第1
図に示す負極を用いた非水電解質二次電池の概略的な縦
断面図、第3図は従来の非水電解質二次電池において用
いられる帯状の負極の斜視図、第4図は第3図に示す負
極を用いた従来の非水電解質二次電池の概略的な縦断面
図、第5図は第2図及び第4図に示す電池内に収容され
る前の巻回電極体の部分的な横断面図、第6図は第2図
及び第4図に示す電池を封口する前の状態を示す電池の
上端部の縦断面図である。 なお図面に用いた符号において、 2……帯状の負極(第1又は第2の電極) 3a、3b……帯状のセパレータ 4……負極リード(電極リード) 4a……負極リードの長さ方向の一端 6……電池缶 6a……開口 12……巻回電極体 13……外周面 14……負極集電体(帯状の集電体) 14b……負極集電体の長さ方向に沿った端部(帯状の電
極の長さ方向に沿った端部) である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−143140(JP,A) 実開 平2−92662(JP,U) 実開 平1−106070(JP,U) 実開 平1−106071(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/26 H01M 10/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の集電体の両面に電極合剤を形成した
    第1及び第2の帯状の電極を帯状のセパレータを介して
    積層した状態でその長さ方向に沿って渦巻状に巻回して
    構成される巻回電極体と、 前記巻回電極体の外周側の巻回端部において前記第1の
    帯状の電極の幅方向に沿ってこの電極と接合して設けら
    れるとともに前記巻回電極体の外周面に位置しており、
    長さ方向の一端が前記第1の帯状の電極の幅方向に沿っ
    た端部からずれておりかつ前記第1の帯状の電極の長さ
    方向に沿った端部からずれている第1の電極リードと、 前記巻回電極体の内周側の巻回端部において前記第2の
    帯状の電極と接合して設けられている第2の電極リード
    と、 前記巻回電極体を収容した電池缶とをそれぞれ具備し、 前記第1及び第2の帯状の電極の内、一方の電極の幅が
    他方の電極の幅よりも広く、前記電池缶の一端部に設け
    られた開口を封口するように構成された電池。
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Cited By (1)

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