JP3202825U - 2要素一体型カーペット - Google Patents

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順林 曹
順林 曹
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怡 張
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Abstract

【課題】観賞性及び滑り止め機能を有し、容易に洗浄できる2要素一体型カーペットを提供する。【解決手段】カーペットは、カーペット本体3、及び滑り止め/撥水機能を有する基布4からなり、カーペット本体の少なくとも一つの面が、いくつかの第一凸起を有しいくつかの第一隙間を限定する第一結合面であり、基布の少なくとも一つの面が、いくつかの第二凸起を有しいくつかの第二隙間を限定する第二結合面であり、カーペット本体と基布が互いに結合する場合に、凸起と隙間が相互に嵌入することで2層が静止摩擦力によって結合する。基布の滑り止め撥水機能は、発泡ラテックス基材、TPE基材、滑り止めホットメルト接着剤基材、又は複合プラスチックドット基材によって実現できる。カーペット本体層が基布から容易に分離するので、それぞれ適切な方法で洗浄できる。【選択図】図5

Description

本考案は、紡織分野のカーペットに関し、特に滑り止め機能を有し、便利且つ清潔であり、実用性の強いカーペットに関する。
伝統的なカーペットは、カーペットに良く使用される繊維または他の繊維材料からなるものであり、これらの材料は完全に洗浄又は消毒することが困難である。カーペットを洗浄する場合に、手でこすって洗うか、又は専門のクリーニング店で洗浄しなければならないが、こうしても油シミ、食べ物又は飲み物の匂い、汚れ、カビ、アレルゲン、毒素、ペットの皮屑、動物又は人間の嘔吐物、尿液などの他の体液がわずかに残留される可能性がある。伝統的なカーペットは、厚くて重いので、洗浄がより困難になり、そして値段が高いので、新しいカーペットの交換を行うと、コストが高くなる。専門的な洗浄には、化学消毒剤を使用する可能性があり、また、蒸気洗浄によって繊維の根部まで洗浄できないので、カーペットを噛んだり毛布の上で横になったりする子供、又は皮屑、毒素のアレルギーを持っている人達に危害を加える可能性がある。さらに、伝統的なカーペット又はドアマットは、機械洗浄可能に設計されていないので、石鹸、水で十分に洗浄できず、乾燥もできなかった。
通常、多数のカーペットは、滑り止め機能を有する別体のカーペット基布を備える必要があり、この基布が一般的にカーペットよりやや小さいサイズにカットされてカーペットの下に配置される。カーペットとその下にある基布との間の理想的な連結メカニズムついては今まで開示されておらず、カーペットとその下にある基布との分離がよく発生し、この分離により上方にあるカーペットが基布に対して滑り、下の基布が露出することになる。これによりカーペットの外観及び使用性が損なわれる。
伝統的なマジックテープ(登録商標)は、2つの面によって両層の構造を接続するものであり、マジックテープの一方の面が細かくて柔らかい繊維ループ(Loop)によって構成され、他方の面が硬い鋸歯付きフックによって構成されている。両者の結合が非常に堅固であり、分離するために大きい力が必要である。両者を分離させるために大きな引張り力が必要になるため、マジックテープを製造するための材料が堅固で硬質的なものである。カーペットのカーペット本体と基布がマジックテープで接続される場合、大きな作用力により柔らかいカーペットを損害する可能性があり、また取り外しが便利ではない。マジックテープの比較的に硬い面により、カーペットの使い心地を損なうこともある。
標準のバスマットは2つの設計方法がある。1つの方法は、タオルと類似するように設計したものであり、このようなものは洗浄することができる。しかし、このような床マットが滑り止め機能を有しないので、潜在的な安全性問題がある。他方の方法は、滑り止め機能付きの材料をカーペットの裏面に接着するものであり、このようなカーペットは水洗い可能と言われるが、一旦機械で洗濯すると、分離又は破損が発生し、又は上層の生地と下層のバッキング材が分離することがある。そして、伝統的なカーペットは、その設計と製造が繁雑であり、値段が高いとう特性により、多用性がない。例えば、使用者は季節又は必要に応じてカーペットを交換することができない。通常、使用者は、汚れた古いカーペットを長時間に持ち続ける。これは、新しいカーペットの交換にかかるコストが高いからである。
つまり、通常のカーペットの機能を備える上に、使用者がカーペットの面層材料を滑り止め機能及び撥水能を有する基布層を容易に分離できるとともに、取り外し又は洗浄にかかる費用を最小化することのできるカーペットが必要である。さらに、こうしたカーペットは、軽便、快適、多機能、柔軟性、折りたたみ可能などの特性を有する必要があり、これによって、携帯又は移動しやすくなり、汚れ、カビ、アレルゲン、毒素、ペットの皮屑、動物又はヒトの嘔吐物、尿液などがカーペットに蓄積されにくくなる。
本考案は、従来技術の上述不都合に鑑みて、意匠性と滑り止め撥水機能とが両立し、容易に洗浄できるカーペットを提供するものである。
上述の目的を実現するために、本考案は、上からカーペット本体と基布を順番に含む2要素一体型カーペットを提供する。前記カーペット本体と基布との間には、静止摩擦力によってカーペット本体と基布を互いに結合する結合構造があり、さらにこの結合構造がカーペット本体と基布との間に生じる相対的なスリップを防止することができる。
本考案で提供される技術内容は、カーペット本体と基布を含むカーペットにおいて、このカーペット本体の少なくとも一つの面が、いくつかの第一凸起を有しいくつかの第一隙間を限定する第一結合面であり、この基布の少なくとも一つの面が、いくつかの第二凸起を有しいくつかの第二隙間を限定する第二結合面であり、カーペット本体と基布が互いに結合する場合に、第一結合面の一部又は全ての第一凸起が第二結合面の上の第二隙間に嵌入し、第二結合面の一部又は全ての第二凸起が第一結合面の上の第一隙間に嵌入することによって、前記カーペット本体と前記基布との間を静止摩擦力で結合させるカーペットに関する。
ある第一凸起がある第二隙間に嵌入する場合に、この第一凸起が少なくとも二つの隣接の第二凸起による把持力を受け、同様に、第二凸起が第一隙間に嵌入する場合に隣接の第一凸起による把持力を受けている。このクランプ力は前記第一凸起と前記第二凸起との間の接触面に垂直な分力を提供することによって、当該第一凸起とその隣接の第二凸起との間の接触面の最大静止摩擦力を向上させる。
一般的に、本考案のカーペットの前記カーペット本体は、正面と裏面を有し、表裏が必要に応じて異なる材質、異なるパターンとなるように設計されてもよく、裏面が前記第一結合面のように設計され、この第一結合面の材質は摩擦係数が大きく柔軟なものであることが好ましい。
本考案の好ましい実施形態において、前記カーペット本体の裏面は起毛生地のパイル面であり、その上のパイル束が前記第一凸起である。別の好ましい実施形態において、前記カーペット本体の裏面は繊維束によってカバーされるものであり、それにおいて突出する繊維束が前記第一凸起である。本考案の他の好ましい実施形態において、前記カーペット本体の裏面は起毛生地のパイル面と繊維束によってカバーされる表面からなる面であり、その上のパイル束及び突出する繊維束が前記第一凸起である。
好ましくは、本考案カーペット本体の裏面の前記起毛生地がメリヤス布、タッチング布又は不織布であるが、より好ましくは、前記起毛生地がフリース、サンディングなどの起毛整理したものである。
本考案のカーペットのカーペット本体は、表裏両用型であってもよく、その表面と裏面がいずれも観賞性と結合構造を兼備し、その表面と裏面がいずれも第一結合面である。このように、使用者は、用途又は個人的な好みに応じて両面のいずれか一方の面を観賞面として選択することができる。
本考案カーペット本体の材質は麻、ウール、ポリプロピレン系材料などから選択され、耐久性に良いポリエステル材料が好ましく、カーペット本体の正面及び/又は裏面は無毒、曲げ抑制と防汚などの効果を具備するようにポリプロピレン塗層を有することがより好ましい。
一方、本考案のカーペットの前記基布も表面と裏面を有し、前記基布の表面は前記第二結合面のように設計され、前記カーペット本体の第一結合面と接触するものであり、前記基布の裏面は床と接触している。
本考案の好ましい実施形態において、前記基布の正面が高温処理よって粒子状凸起が形成される不織布であり、その上の粒子状凸起が即ち前記第二凸起である。本考案の別の好ましい実施形態において、前記基布の正面が軟質プラスチック又は樹脂材料からなる針状凸起層であり、その上の針状凸起が即ち前記第二凸起である。このような2つの方法によって、基布の正面に粒子状又は針状の不規則な凸起が形成されて、静止摩擦力でカーペット本体の第一結合面と結合することができる。
好ましくは、前記粒子状凸起の不織布及び前記軟質プラスチック又は樹脂材料からなる針状凸起層は、焼結によって基布の正面に粘着したり、又は塗層によって基布の第二結合面に整理したりすることができる。
好ましくは、前記基布の裏面、即ち地面と接触する面は、滑り止め撥水機能層を有する。好ましくは、滑り止め撥水機能が発泡ラテックス塗層、TPE/TPR材ボトム、滑り止めホットメルト接着剤ボトム、複合プラスチックドット基材又はアクリル樹脂塗層によって実現される。
好ましくは、前記基布の材質が滑り止め性能又は/及び弾力性を有する材料である。
本考案のカーペットは、床板に敷かれる場合に、可視の上表面、即ちカーペット本体の表面を有し、この上表面にパターン又は花の模様が形成され、一般な部屋、オフィス又は他の建物におけるカーペットのようなものである。又は、キッチンマット、スポッツ用地面マット、ペット用地面マットのような特定の用途のカーペット又は地面マットに使用することができる。さらに、隠される第一結合面と第二結合面、即ちカーペット本体の裏面と基布正面を有し、この第一結合面とこの第二結合面が主に静止摩擦力によって互いに結合する。その他、このカーペットはさらに地面と接触する下表面、即ち基布の裏面を有し、この下表面が滑り止め撥水機能を有する。
第一結合面のいくつかの第一凸起と第二結合面のいくつかの第二隙間の間、及び第二結合面のいくつかの第二凸起と第一結合面のいくつかの第一隙間の間に互いに嵌合するので、滑り力がカーペットに付加される場合に、第一凸起とその隣接の第二凸起の間に互いに当接する作用力が形成されて、さらに静止摩擦力を生じる可能性があり、これによって、カーペット本体と基布との間に相対的な滑りが発生せず、分離変位の発生を抑制することができる。同時に、基布の下表面が滑り止め機能を有するので、カーペット全体と床との間に相対的な滑りが生じていない。
さらに、本考案で提供されるカーペット本体の第一結合面上のいくつかの第一凸起及び/又は基布の第二結合面上のいくつかの第二凸起は、表面の全部又は部分に設置されても良く、即ち、カーペット本体のある面に一つ又は複数のストライプ状、ブロック状又は不規則な形状の組合領域が設置されてもよく、さらに、基布のある面に一つ又は複数のストライプ状、ブロック状塊状又は不規則な形状の組合領域が設置されても良い。
本考案で提供されるカーペットのカーペット本体と基布との結合形態は、可逆である。カーペット本体と基布が対称的に押される場合に、カーペット本体の下表面と基布の上表面は、起毛生地/繊維と粒子状/針状凸起とが互いに嵌合することによって一体化されている。逆に、必要な場合に、両者を分離させる場合に、片方の手でカーペット本体を引っ張って、もう一つの手で基布を引っ張ることによって、上述の両者の分離を実現することができる。カーペット本体と基布は、分けて洗浄することが可能である。カーペット本体が洗濯機で自動的に洗浄、乾燥することができる。基布がリンス又は人工スクラブによって洗浄することができる。このように分けて洗浄することは軽便である。さらに、カーペット本体が交換可能であり、異なるスタイル、材質に交換したり、季節気候に応じて交換したり、さらに特定の用途に応じて交換したりすることができ、そうすると、基布が繰り返し使用することができる。
本考案で提供されるカーペットのカーペット本体は、必要に応じて各種材質の繊維生地であっても良い。カーペット本体は、必要に応じて機能性の付加及び特定用途の整理を行っても良い。
本考案で提供されるカーペットのカーペット本体と基布は、必要に応じて、同じ大きさに設計しても良いし、カーペット本体が基布よりも大きく、又はカーペット本体が基布よりも小さく設計してもいい。
さらに好ましくは、本考案のカーペットが、さらにカーペット本体と前記基布を更に固定するための接続部材を含む。好ましくは、前記接続部材がカーペット内に内嵌しカーペットの上下表面を貫通するものであり、カーペット本体と基布との結合を強くする作用を具備し、同時に、この接続部材のカーペットにおける位置が固定的であるので、カーペット本体と基布の位置合せを便利にさせる作用を奏することができる。
好ましくは、前記接続部材が取り外し可能なタイプである。
より好ましくは、前記接続部材がリング状であり、吊リングとして使用でき、カーペットを容易に吊り上げることができ、洗浄後にカーペットを干す場合に便利である。
本考案は、このカーペット本体の少なくとも一つの面が前記基布と結合するための結合面であり、この結合面の上にいくつかの凸起を有しいくつかの隙間を限定し、前記いくつかの凸起と前記いくつかの隙間が前記基布上の凸起物を嵌着することで、このカーペット本体とこの基布を静止摩擦力によって互いに結合させる、カーペット本体と基布を有する2要素一体型カーペットに使用するカーペット本体を提供する。
好ましくは、前記カーペット本体の結合面が起毛生地のパイル面であり、その上のパイル束が即ち前記凸起である。または、好ましくは、前記カーペット本体の結合面が繊維束によってカバーされるものであり、その上に突出する繊維束が即ち前記凸起である。
さらに、本考案は、この基布の少なくとも一つの面が前記カーペットと結合するための結合面であり、この結合面の上にいくつかの凸起を有しいくつかの隙間を限定し、前記いくつかの凸起と前記いくつかの隙間が前記カーペット本体上の凸起物を嵌着することで、このカーペット本体とこの基布を静止摩擦力によって互いに結合させる、カーペット本体と基布を有する2要素一体型カーペットに使用する基布を提供する。
好ましくは、前記基布の結合面が高温処理よって粒子状凸起が形成される不織布である。または、好ましくは、前記結合面が軟質プラスチック又は樹脂材料からなる針状凸起層である。
さらに、前記カーペット基布の床に接触する面が滑り止め撥水機能を有する。好ましくは、滑り止め撥水機能が発泡ラテックス塗層、TPE/TPR材ボトム、滑り止めホットメルト接着剤ボトム、複合プラスチックドット基材又はアクリル樹脂塗層によって実現される。
本考案で提供されるカーペットの基布は、カーペット本体を支持する作用を有するとともに、滑り止め/撥水の機能を有し、さらに、カーペット本体と地面を保護する作用を有し、カーペット本体は、必要に応じて、異なる材質、異なるパターンの製品のように設計されてもいい。基布とカーペット本体は静摩擦原理によって結合して一体化されて、完全なカーペットとなって、同時に、基布とカーペット本体の分離及び交換が便利であり、分けて洗浄することができる。
以下、本考案の目的、特徴と効果を十分に理解するために、図面を参照して本考案の思想、具体的な構造及び奏する技術効果を説明する。
本考案の好ましい実施例の平面図であり、本考案に係るカーペットがカーペット本体と基布からなり、カーペットを床板に敷く場合に、上から見ると、カーペット本体の上表面しか見えない。 図1のカーペット本体の底面図である。 図1に示される床板に敷くカーペットからカーペット本体を取り外した後の平面図である。 図1のカーペット基布の底面図である。 図1に示されるカーペットを床板に敷く場合に、足で上に踏んで圧力をかける時の側面図である。 図1に示されるカーペットのカーペット本体と基布を分離する時の側面図である。 本考案の別の好ましい実施例のカーペット本体の底面図である。 本考案の他の好ましい実施例のカーペット本体の底面図である。 本考案の接続部材付き好ましい実施例のカーペット本体の平面図である。
実施例1
図1は、床板1に敷くカーペット2のカーペット本体3の上表面3−1を示している。カーペット本体の上表面は、オフィス又は他の建物に使用される他のカーペットと同じように、装飾の作用を奏し、或いは、カーペット本体3の上表面3−1は特定の用途を有し、例えば浴室やキッチンの床マット、ペットマット又は他のカーペットとして使用する。
図2に示されるように、カーペット本体3の底面視は、裏表両用型である場合を除き、基本的に観賞性のある面に設計しない。なお、この図は、カーペット本体3の下表面3−2を示している。この下表面は、第一結合面であり、その上に繊維束3−3が設置され、これらの突出する繊維束3−3が前記第一凸起であり、隣接する第一凸起の間には第一隙間が形成されている。
図3に示されるように、カーペット本体3を取り外してから、基布4の上表面4−1が現れる。基布4は、直接に床板1に敷くものであり、弾性材料又は滑り止め材料からなり、カーペット本体3と床板1を保護する。基布の上表面4−1は第二結合面であり、この結合面が高温処理よって粒子状凸起4−2が形成された不織布である。これらの不規則な粒子状凸起4−2が前記第二凸起であり、隣接する第二凸起の間には第二隙間が形成され、これらの凸起と隙間とが基布4の上表面4−1の全体に分布されている。
カーペット本体3の下表面3−2上の繊維束3−3と基布4の上表面4−1上の粒子状凸起4−2とが互いに嵌合され、挟持力及び静止摩擦力を発生させることにより、カーペット本体と基布とが緊密に接続するようになる。
図4に示されるように、基布4は下表面4−3を提供し、カーペットが床板に敷かれる場合に、この表面と床板とが滑り止め構造を形成するようになる。
図5はカーペット2の横断面を示しており、カーペット2が床板1に敷かれ、矢印5で示す垂直力を加えた場合に、カーペット本体3と基布4とは、いくつかの第一凸起といくつかの第二隙間との間の嵌合、及びいくつかの第二凸起といくつかの第一隙間との間の嵌合によって結合される。カーペット本体3を上へ引き上げる場合に、カーペット本体の結合面3−2上のいくつかの第一凸起と基布の結合面4−1上のいくつかの第二凸起との間に静止摩擦力が生じ、これにより基布が落下しない。カーペット2が水平方向の力を受けた場合に、カーペット本体3と基布4とは、いくつかの第一凸起といくつかの第二凸起との互いの当接による作用力及び生じうる静止摩擦力によって、相対的な滑りが発生しない。同時に、基布4の下表面4−3が滑り止め機能を有し、静止摩擦力の作用によって基布4と床板との間に相対的な滑りが生じ難くなる。
人がカーペットの上で歩く場合に、下表面3−2と上表面4−1の間の摩擦力が立体的であり且つ各方向に作用するため、カーペット本体3と基布4とが上下合致の状態を常時に維持できる。下表面3−2の繊維束と上表面4−1の砂利粒子とは互いに係合して締め付け具と類似する構造を構成する。
図6に示されるように、例えば機器又は手でカーペット本体3を洗浄する場合等、カーペット本体3と基布4とを取り外す必要がある場合に、一方の手でカーペット本体3を把持するとともに、他方の手で基布4を把持し、わずかにこれらを引っ張ることによって、締め付け具の作用力が解消され、カーペット本体3と基布4とを分離させることができる。そうすると、カーペット本体3は基布と分けて洗濯機で洗浄し、一方、基布は無漂白、石鹸又は水などの適合な洗浄形態で洗浄することができる。
カーペット本体3は、交換可能に設計しても良いので、季節に応じて新しいカーペット本体3を交換でき、部屋は清新な雰囲気があり、又は、古いカーペット本体を新しいカーペット本体に交換することができる。基布は、共通で使用するものであり、複数のカーペット本体と組み合わせて使用することができる。
本実施例で提供するカーペットの基布4の下表面4−3は滑り止め及び撥水機能層であり、滑り止め機能が発泡ラテックス基材、TPE基材、滑り止めホットメルト接着基材又は複合プラスチックドット材料によって実現される。撥水機能については、上述の四つの滑り止め材料が撥水特性を有するので、上述の四つの塗層又は複合整理方式によって、滑り止めと撥水効果が同時に得られる。
同様に、カーペット本体3に使用可能な材料も多くあるが、耐久性に良いポリエステル材料が好ましく、これにポリプロピレン塗層を塗布すると、無毒、抗湾曲と汚れ防止などの効果を備えるようになる。生地強度を増加させるために、カーペット本体3の下表面3−2にもポリプロピレン塗層を設けることができる。
実施例2
本実施例カーペットの構造は実施例1と同じようにカーペット本体3と基布4とを有する。基布4の上表面4−1が軟質プラスチック又は樹脂からなり、これらの軟質プラスチック又は樹脂材料には不規則な凸起が形成され、これらの凸起は、基布4的上表面4−1の全体に分布している。軟質プラスチック又は樹脂材料は、接着剤結合又は塗層整理によって基布4に施される。
カーペット本体3の下表面3−2における繊維束3−3と基布4の上表面4−1における軟質プラスチック又は樹脂凸起とは、互いに嵌合され、静止摩擦力を発生させることによって、両者が緊密に結合される。
実施例3
本実施例カーペットの構造は実施例1と同じようにカーペット本体3と基布4を有する。カーペット本体3の下表面3−2が起毛布のパイル面であり、図7は、カーペット本体3の下表面3−2を示している。起毛布は、メリヤス布がフリース機又はサンディング機により布面紡績糸を引き起こし、均一であるが不規則なパイル束3−4を形成したものであり、パイル面のパイル束が前記いくつかの第一凸起を形成している。
カーペット本体3の下表面3−2におけるパイル束と基布4の上表面における粒子状凸起4−3とは、互いに嵌合して、静止摩擦力を発生させることによって、両者が緊密に結合される。
実施例4
本実施例カーペットの構造は実施例1と同じようにカーペット本体3と基布4を有する。
基布4の上表面4−1が軟質プラスチック又は樹脂からなり、これらの軟質プラスチック又は樹脂材料には不規則な凸起が形成され、これらの凸起は基布4的上表面4−1の全体に分布している。軟質プラスチック又は樹脂材料は接着剤結合又は塗層整理によって基布4に施される。
カーペット本体3の下表面3−2が起毛布のパイル面であり、図7に示されるように、起毛布は、メリヤス布がフリース機又はサンディング機により布面紡績糸を引き起こし均一であるが不規則なパイル束3−4を形成したものであり、パイル面のパイル束が前記いくつかの第一凸起を形成している。
カーペット本体3の下表面3−2におけるパイル束と基布4の上表面における軟質プラスチック又は樹脂凸起とは、互いに嵌合して、静止摩擦力を発生させることによって、両者が緊密に結合される。
実施例5
本実施例は、以下のような変化の以外、上述の4つの実施例と同一である。
カーペット本体3の底面図である図8に示されるように、カーペット本体が裏表両用型である場合を除き、基本的に、観賞性のある面に設計しない。この図はカーペット本体3の下表面3−2を示し、この下表面は起毛布のパイル面と繊維束3−3が組み合わせて構成するものであり、パイル面のパイル束3−4がカーペット本体3の下表面3−2の四隅に分布し、その面積が任意に調節できる。繊維束3−3がカーペット本体3の下表面3−2の中央部位に分布している。3−4と3−3の分布面積の合計はカーペット本体の下表面3−2の合計面積である。
実施例6
図9は、接続部材6を有するカーペットを示し、この接続部材6は、カーペットのカーペット本体3と基布4とを貫通するものであり、さらにカーペット本体3と基布4との結合を促進させるとともに、カーペット本体と基布との位置合せのために参考位置を提供する。さらに、この接続部材6が吊リングとして使用でき、カーペットを容易に吊り上げることができ、特に洗浄後にカーペットを干す場合に便利である。
以上、本考案の好ましい具体的な実施例を詳しく説明した。本願は、当業者が創造的な労働を要せずに本考案の思想に基づいて様々な修正や変更ができると理解されるべきである。そのため、当業者が本考案の思想に従って従来技術に基づいて理論的な分析、推理や有限な実験によって得られる技術内容も特許請求の範囲で確定される保護範囲に含まれるべきである。

Claims (10)

  1. カーペット本体と基布とを含むカーペットにおいて、
    前記カーペット本体の少なくとも1つの面が、いくつかの第一凸起を有しいくつかの第一隙間を限定する第一結合面であり、
    前記基布の少なくとも1つの面が、いくつかの第二凸起を有しいくつかの第二隙間を限定する第二結合面であり、
    前記カーペット本体と前記基布とが互いに結合する場合に、前記第一結合面の前記第一凸起の一部又は全てが前記第二結合面における前記第二隙間に嵌入し、前記第二結合面の前記第二凸起の一部又は全てが前記第一結合面における前記第一隙間に嵌入することによって、前記カーペット本体と前記基布とが静止摩擦力で結合する
    ことを特徴とするカーペット。
  2. 前記カーペット本体の第一結合面が起毛生地のパイル面であり、パイル面の上のパイル束が前記第一凸起である、ことを特徴とする請求項1に記載のカーペット。
  3. 前記起毛生地がフリース起毛及びサンディング起毛の少なくとも一方によって処理されたものである、ことを特徴とする請求項2に記載のカーペット。
  4. 前記カーペット本体の第一結合面が繊維束によって被覆された表面であり、該表面において突出する繊維束が前記第一凸起である、ことを特徴とする請求項1に記載のカーペット。
  5. 前記基布の第二結合面が、高温処理よって粒子状凸起が形成された不織布であり、前記粒子状凸起が前記第二凸起である、ことを特徴とする請求項1に記載のカーペット。
  6. 前記基布の第二結合面が軟質プラスチック又は樹脂材料からなる針状の凸起層であり、前記針状の凸起が前記第二凸起である、ことを特徴とする請求項1に記載のカーペット。
  7. 前記基布において地面に接触するための面が滑り止め撥水機能層を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のカーペット。
  8. 前記カーペット本体と前記基布とを更に接続するための接続部材を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のカーペット。
  9. カーペット本体及び基布を有するカーペットに使用されるカーペット本体において、
    前記カーペット本体の少なくとも1つの面が前記基布と結合するための結合面であり、前記結合面においていくつかの凸起を有しいくつかの隙間を限定し、
    前記いくつかの凸起と前記いくつかの隙間が前記基布上の凸起物に嵌着することにより、前記カーペット本体と前記基布とが静止摩擦力によって互いに結合される、
    ことを特徴とするカーペット本体。
  10. カーペット本体及び基布を有するカーペットに使用される基布において、
    前記基布の少なくとも1つの面が前記カーペットと結合するための結合面であり、前記結合面においていくつかの凸起を有しいくつかの隙間を限定し、
    前記いくつかの凸起と前記いくつかの隙間が前記カーペット本体上の凸起物に嵌着することにより、前記カーペット本体と前記基布とが静止摩擦力によって互いに結合される、
    ことを特徴とする基布。
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