JP3201986U - 包装箱 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、ミシン目は、切れ込みを断続的に形成した切断線であり、切れ込みの形状は限定されるものではなく、直線状の切れ込みによるミシン目の他に、屈曲した切れ込みによるジッパーも含んでいる。
この構成では、複数の包装箱を積み重ねたときに、最上段の包装箱の連結片を下側の包装箱の連結穴に差し込んで係止させることで、最上段の包装箱を安定させることができる。このように、最上段の包装箱が下側の包装箱に固定されているため、最上段の包装箱が空になった場合でも、最上段の包装箱が張り出し部側の重量によって傾倒するのを防ぐことができる。
また、本考案の包装箱では、上面開口部の後方に張り出し部が形成されるため、張り出し部を形成したときに、上面開口部から商品を取り出し易くなる。
また、本考案の包装箱では、外周壁を残して張り出し部を取り除くことができるため、張り出し部を取り除いた包装箱をトレイとして利用することができる。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成を限定するものではない。
本実施形態の包装箱1では、図5に示すように、頂板60を開いたときに、商品Pを展示するための張り出し部100を形成することができる。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。
なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
底板10の前縁部には、図1に示すように、罫線L2(図2参照)を介して、前端壁20が連設されている。前端壁20は、底板10の前縁部から上方に向けて延びている。前端壁20は、底板10に対して垂直に形成されている。前端壁20は、長方形に形成されており、上下方向よりも左右方向が大きく形成されている(図2参照)。
底板10の左右の縁部には、左右の外フラップ11,11が連設されている。また、頂板60の左右の縁部には、左右の外フラップ61,61が連設されている。
このように、各内フラップ21,31,71および各外フラップ11,61を重ねて接合することで、図1に示すように、左側壁40および右側壁50が形成されている。
右側のミシン目L20は、左側のミシン目L20に対して左右対称な形状である。両ミシン目L20,L20は、左右方向に間隔を空けて配置されている。
開封部62の後縁部(両ミシン目L20,L20の間)には、ミシン目L21(図2参照)が形成されている。
摘み片72は、前端壁20の一部をカット線L22(図2参照)によって区画することで形成されている。
また、前端壁20には、摘み片72の下縁部に連続して下半円形状の指掛け部73が形成されている。指掛け部73は、前端壁20の一部をカット線L23(図2参照)によって区画することで形成されている。
中折れ線L30は、ブランクシートSの内面を押し込んで形成された直線状の溝である。中折れ線L30は、開封部62の左右の縁部に亘って形成されている。中折れ線L30は、開封部62の前後方向の中央部に配置されており、罫線L4(頂板60の後縁部)に対して平行に形成されている。
中折れ線L30は、開封部62を前後方向に二つ折りにするための折れ線である(図5参照)。
頂板60を閉じた状態(図1の状態)では、展示用開口部66は、蓋板65によって塞がれている。
蓋板65の前縁部は、罫線L32を介して前板64に連設されている。罫線L32は罫線L4(頂板60の後縁部)に対して平行に形成されている。
蓋板65の後縁部は、カット線L31を介して後板63に連設されるとともに、蓋板65の左右の縁部は、カット線L31を介して前板64および後板63に連設されている。
頂板60を閉じた状態(図1の状態)では、連結穴67は壁部67aによって塞がれている。連結穴67内の壁部67aの前縁部は、罫線L41を介して前板64に連設されている。罫線L41は罫線L4(頂板60の後縁部)に平行に形成されている。
連結穴67内の壁部67aの後縁部および左右の縁部は、カット線L40を介して蓋板65および後板63に連設されている。
罫線L50の左右方向の中央部には、罫線L50よりも前側に入り込んだ差込片69が形成されている。差込片69は、左右方向に幅広な帯状に形成されている。差込片69の前縁部および左右の縁部は、カット線L51を介して前板64に連設されている。
差込片69は、図6に示すように、後記するスタンド片74に形成された二つのスリット75,75に差し込まれる部位である。
スタンド片74は、図4(a)に示すように、後端壁70の左右方向の中央部に形成されている。スタンド片74は、後端壁70の壁体の一部である。スタンド片74は、長方形に形成されており、上下方向の長さよりも左右方向の長さが大きく形成されている。スタンド片74と後端壁70とは同じ高さである。
スタンド片74には、上縁部から下縁部に亘って罫線L72が形成されている。罫線L72は、スタンド片74の左右方向の中央部よりも左寄りの部位に形成されている。罫線L72は、スタンド片74の左縁部(罫線L71)に対して平行に形成されている。
スタンド片74において、罫線L72の左右両側には左右のスリット75,75が形成されている。スリット75は、スタンド片74の上縁部に切り込まれた溝である。
これにより、後端壁70の後方に平面視で三角形のスタンド200が突出した状態となる。スタンド200の左右のスリット75,75は、左右方向に並んで配置される。
前側の連結片12は、台形状に形成されており、前縁部よりも後縁部が大きく形成されている。後側の連結片12は、前側の連結片12に対して前後対称な台形状に形成されている。
前後の連結片12,12は、カット線L60(図2参照)および罫線L61(図2参照)に囲まれている。
前後の連結片12,12の左右の縁部は、カット線L60を介して底板10に連設されている。また、前側の連結片12の前縁部は、罫線L61を介して底板10に連設され、後側の連結片12の後縁部は、罫線L61を介して底板10に連設されている。
前側の連結片12と後側の連結片12とは、カット線L60を介して前後方向に連設されている。
連結片12は、図7(b)に示すように、他の包装箱1の連結穴67に差し込まれる部位である。連結片12の左右方向の最大幅は、連結穴67の左右方向の幅よりも大きく形成されている。
本実施形態の包装箱1では、図3に示すように、摘み片72を引き上げて、左右のミシン目L20,L20を切り開くことで、頂板60に対して開封部62を開封させ、包装箱1の上面開口部60aを開口させることができる。
開封部62を折り曲げると、カット線L31において、後板63から蓋板65が切り離され、展示用開口部66の後板63側が開口する。
また、後板63から蓋板65が切り離されると、展示用開口部66の底部に係合部68が上方に向けて突出する。
そして、図6に示すように、スタンド200の両スリット75,75に前板64の差込片69を差し込む。これにより、後端壁70の上方に張り出し部100が形成される。
このように、蓋板65を展示用開口部66内に入り込ませ、蓋板65を展示用開口部66の底部(展示用開口部66の開口縁部)に載置すると、張り出し部100の上縁部(中折れ線L30)の左右方向の中央部に展示用開口部66が凹形状に開口する。
また、蓋板65を展示用開口部66の底部に載置すると、展示用開口部66の底部に突出した係合部68が蓋板65の連結穴67に差し込まれる。これにより、展示用開口部66の底部に対して蓋板65を安定させることができる。
そして、包装箱1に収容されていた商品Pを張り出し部100の蓋板65の上面に置くことで、張り出し部100の頂部に商品Pを展示することができる。
このとき、最上段の包装箱1の底板10の二つの連結片12,12の直下に、下側の包装箱1の連結穴67が配置される。
両連結片12,12を連結穴67に押し込むと、両連結片12,12が連結穴67内の壁部67aを押し退けて、両連結片12,12が連結穴67に差し込まれる(図7(b)参照)。このように、両連結片12,12を連結穴67に係止させることで、最上段の包装箱1を下側の包装箱1に固定することができ、最上段の包装箱1を安定させることができる。
このように、最上段の包装箱1が下側の包装箱1に固定されているため、最上段の包装箱1が空になった場合でも、最上段の包装箱1が張り出し部100側の重量によって傾倒するのを防ぐことができる。
そして、蓋板65の上面に商品Pを置くことで、商品Pを高い位置に展示することができるため、商品Pを効果的にアピールすることができる。
本実施形態の包装箱1では、上面開口部の四隅に頂板60の一部が残るため、トレイ形状の包装箱1に他の包装箱1を積み重ねたときに、上下の包装箱1,1を安定させることができる。
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、頂板60の開封部62に前板64および後板63が形成されているが、頂板60全体が開くように構成し、頂板60全体に前板64および後板63を形成してもよい。すなわち、頂板60全体を二つ折りにして張り出し部100を形成してもよい。
10 底板
12 連結片
20 前端壁
30 内端壁
40 左側壁
50 右側壁
60 頂板
60a 上面開口部
62 開封部
63 後板
64 前板
65 蓋板
66 展示用開口部
67 連結穴
68 係合部
69 差込片
70 後端壁
72 摘み片
73 指掛け部
74 スタンド片
75 スリット
100 張り出し部
200 スタンド
L20 ミシン目
L30 中折れ線
P 商品
S ブランクシート
Claims (4)
- 底板と、
前記底板の前後の縁部に立ち上げられた前端壁および後端壁と、
前記底板の左右の縁部に立ち上げられた左側壁および右側壁と、
前記後端壁の上縁部に連設された頂板と、を備え、
前記頂板は、前記後端壁の上縁部に連設された後板と、前記後板の前縁部に中折れ線を介して連設された前板と、を備え、
前記頂板には、前記前板および前記後板に亘って展示用開口部が形成されるとともに、
前記展示用開口部を塞いでいる蓋板が形成され、
前記蓋板は罫線を介して前記前板または前記後板に連設されており、
前記頂板を開いたときに、前記後板は、前記後端壁の上縁部に立ち上げられるとともに、前記前板は、前記中折れ線において前記後板の後方に折り返され、
前記蓋板は、前記前板または前記後板に対して折り曲げられ、前記展示用開口部内に配置されることを特徴とする包装箱。 - 前記頂板には、左右一対のミシン目が形成されており、
前記両ミシン目の間に前記前板および前記後板が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。 - 前記前板に差込片が形成され、
前記後端壁にスタンド片が形成されており、
前記頂板を開いたときに、前記スタンド片は後方に開かれ、前記前板の前記差込片が前記スタンド片のスリットに差し込まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装箱。 - 前記頂板には、連結穴が形成されており、
前記底板には、他の包装箱の前記連結穴に差し込まれる連結片が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装箱。
Priority Applications (1)
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JP2015005433U JP3201986U (ja) | 2015-10-26 | 2015-10-26 | 包装箱 |
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JP (1) | JP3201986U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020104935A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社トーモク | 包装箱 |
-
2015
- 2015-10-26 JP JP2015005433U patent/JP3201986U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020104935A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | 株式会社トーモク | 包装箱 |
JP7253375B2 (ja) | 2018-12-28 | 2023-04-06 | 株式会社トーモク | 包装箱 |
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