JP7253375B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、積み重ねた際の上下の包装箱のずれを防止する構造を有する包装箱に関する。
従来、この種の包装箱として、底板部の周縁に側壁部が立設された有底筒状の紙製の包装箱であって、底板部の四隅に切れ込みを設けて三角錐状のストッパーを裏面側から差し込んだものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の包装箱によれば、包装箱を上下に積み重ねた際に、上側の包装箱のストッパーが下側の包装箱の側壁部に係止されるため、上下の包装箱のずれ防止が図られる。
登録実用新案第3049479号公報
しかしながら、特許文献1の包装箱では、前記ストッパーを組み立てるために、包装箱とは別に厚紙を用意する必要があり、かつ、その組立も複雑であるため煩雑であった。
上記の点に鑑み、本発明は、簡易な構成で積み重ねた際の上下の包装箱のずれを防止することができる包装箱を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の包装箱は、底板部の周縁に側壁部が立設された有底筒状の紙製の包装箱であって、前記底板部には、第1折目線と該第1折目線の両端を繋ぐ屈曲状または湾曲状の折返片用切目線とで囲まれる折返片が設けられていることを特徴とする。
本発明の包装箱では、底板部に、第1折目線と該第1折目線の両端を繋ぐ屈曲状または湾曲状の折返片用切目線とで囲まれる折返片が設けられているため、第1折目線を回転軸として折返片を底板部の裏面側に折り返すことができる。
これにより、包装箱を上下に積み重ねた際に、上側の包装箱の折返片が下側の包装箱の側壁部に係止されるため、上下の包装箱のずれ防止が図られる。
よって、本発明の包装箱によれば、簡易な構成で積み重ねた際の上下の包装箱のずれを防止することができる。
また、本発明の包装箱において、前記第1折目線は断続的に形成され、隣接する前記第1折目線の間には、該隣接する前記第1折目線を繋ぐ仮想線と、該隣接する前記第1折目線の端部を繋ぎ該仮想線を挟んで前記折返片用切目線の反対側に向かって凸状の係止片用切目線とで囲まれる係止片が設けられ、前記係止片の基端から先端までの長さは、前記仮想線を対象軸とする線対称位置の前記折返片の基端から先端までの長さより大であるとともに、厚み方向に沿って該係止片を撓曲変形させることで前記底板部から前記折返片が遊離することで該底板部に該折返片の形状に対応して形成される開口部を通過可能な長さであることが好ましい。
まず、第1折目線を回転軸として折返片を底板部の裏面側に折り返した場合、前記底板部から前記折返片が遊離することで該底板部に該折返片の形状に対応して開口部が形成される。そして、折返片と同様に第1折目線を回転軸とする該係止片は、前記第1切目の反対側に向かって凸状に形成されているため、底板部の表面側で反転して、開口部の外縁に接する。
このとき、該係止片の基端から先端までの長さは、厚み方向に沿って該係止片を撓曲変形させることで前記開口部を通過可能な長さであるため、係止片を開口部の下方に押し込むことで、係止片は開口部を通過する。そして、係止片の基端から先端までの長さは、前記仮想線を対象軸とする線対称位置の前記折返片の基端から先端までの長さより大であるため、第1折目線の弾性変形により、係止片の先端部は、底板部の裏面側において開口部の外縁に係止される。
以上より、上記構成を備える包装箱によれば、折返片を底板部に折り重ねた状態で固定することができるため、より確実に積み重ねた際の上下の包装箱のずれを防止することができる。
また、本発明の包装箱において、前記側壁部は複数の側板が順次連接されることで角筒状に形成され、前記折返片の周縁は、隣接する前記側板の上端部内面側にそれぞれ係止されることが好ましい。
この構成によれば、上側の包装箱の係止片は、下側の包装箱の隣接している2つの側板によって係止されるため、より確実に上下の包装箱のずれ防止を図ることができる。
さらに、この構成を備える包装箱において、前記隣接する側板の境界には、該隣接する側板の内面を繋ぐ支柱板が前記側壁部の軸線に沿って延設され、前記折返片の周縁は、前記支柱板の上端部内面側に係止されることが好ましい。
この構成によれば、上側の包装箱の折返片は、下側の包装箱の2つの側板と支柱板との3箇所で係止されるため、より確実に上下の包装箱のずれ防止を図ることができる。
本実施形態における包装箱の裏面を示す斜視図。 図1の包装箱の展開図。 図1の包装箱の組立工程を説明するための説明図であって、折返片を係止片で係止する工程を示す斜視図。 図1の包装箱の組立工程を説明するための説明図であって、側壁部を組み立てる工程を示す斜視図。 図1の包装箱の組立工程を説明するための説明図であって、内壁部を側壁部の内方に折り返した状態を示す斜視図。 図1の包装箱を閉蓋して積み重ねた状態を示す斜視図。 図6の下側の包装箱と上側の包装箱の折返片との位置関係を示す平面図。 本実施形態の包装箱における折返片の変形例を示す平面図。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、矩形状の底板部2と、底板部2の周縁から立設された四角筒状の側壁部3とによって有底筒状に形成されている。
底板部2の裏面には、四隅に略六角形状の折返片4が形成されている。折返片4は、第1折目線5を回転軸として底板部2から折り返されて、一体に形成された略台形状の係止片6によって、底板部2に係止されている。
側壁部3は、対向する一対の第1側板7と、該第1側板7の対向する方向に直交する方向で対向する一対の第2側板8とが順次連接されることで略四角筒状に形成されている。
包装箱1は、図2に示すように、打抜き形成された段ボール板紙10から組み立てられる。
図2に示すように、底板部2の四隅には、第1折目線5が形成されている。第1折目線5は、底板部2の隣接する端縁のそれぞれから所定の間隔を存するとともに、該隣接する端縁のそれぞれに対して約45°をなす角度で断続的に2つずつ形成されている。
一対の第1折目線5のうち隣接する側の端部同士は、底板部2の四隅に向かって凸な略U字状の係止片用切目線61によって接続されている。この係止片用切目線61と一対の第1折目線5を結ぶ仮想線とで囲まれた略台形状の領域が係止片6である。
一対の第1折目線5のうち反対側の端部同士は、底板部2の四隅から離れる方向に凸な略舟底型の折返片用切目線41によって接続されている。折返片用切目線41は、第1折目線5と平行な第1の折返片用切目線41aと、該第1の折返片用切目線41aの両端から底板部2の四隅に近づく方向に135°傾いた第2の折返片用切目線41bと、該第2の切目の先端から第1折目線5に直交するように延びる第3の切目41cから形成されている。この折返片用切目線41と一対の第1折目線5を含んだ仮想線とで囲まれた略6角形状の領域が折返片4である。
この折返片4の長さと係止片6の長さ(それぞれ仮想線から各先端までの距離を意味するものとする。)と比べると、係止片6の方が折返片4よりも若干長く形成されている。
また、底板部2の中央には、円形通気孔31が6つ形成されている。また、底板部2の左右端縁には、矩形状の嵌合孔32がそれぞれ2つ形成されている。
図2に示すように、底板部2の上下端縁には、折目線aを介して第1側板7が連設されている。また、第1側板7の左右端縁には、折目線bを介して補強フラップ71が連設されている。
第1側板7には、先端中央に凹部72が形成されている。また、第1側板7には、基端から先端側に向かって折目線aから直角に延びる細長通気孔73が3つ形成されている。
図2に示すように、底板部2の左右端縁には、折目線cを介して第2側板8が連設されている。第2側板8には、折目線cに平行な折目線dと該折目線dの両端を繋ぐ把持用切れ目81とが形成されている。第2側板8には、この把持用切れ目81を破断して折目線dを回転軸として第2側板の内方に折り込むことで把持孔82が形成される。
第2側板8の先端縁には、折目線eを介して細長矩形状の枠片部83が形成されている。枠片部83の先端中央には、先端縁から突出する方向に凸な倒U字状の切れ目84によって、蓋係止部85が形成されている。
枠片部83の先端縁には、切れ目84の両端からそれぞれ上下方向に延びる一対の折目線fを介して内壁部9が連設されている。
内壁部9には、先端部中央に矩形状の手孔用開口91が形成されている。手孔用開口91は、内壁部9を折目線e及び折目線fにより第8側壁に沿うように折り返したときに、把持孔82に対応する位置に形成されている。
内壁部9の先端縁の左右両側からは、該先端縁から突出する篏合突出部92がそれぞれ形成されている。篏合突出部92は、内壁部9を折目線e及び折目線fにより第8側壁に沿うように折り返したときに、嵌合孔32に嵌合されるものである。
内壁部9の左右端縁には、折目線gを介して、矩形状の支柱板93が連設されている。第2側板8の横幅は、内壁部9の横幅より大であるが、この一対の支柱板93の先端間の距離より小である。より具体的には、支柱板93の長さ(基端から先端の長さ)は、第2側板8の横幅から内壁部9の横幅を減じた長さを2の平方根で除した長さである。言い換えれば、支柱板93の長さ(基端から先端の長さ)は、第2側板8の横幅から内壁部9の横幅を減じた長さの半分に2の平方根を乗じた長さである。そして、支柱板93の長さ(基端から先端の長さ)は、折返片4の第1の折返片用切目線41aの長さと実質的に同一である。
支柱板93の先端縁には、折目線hを介して、該支柱板93とほぼ同形状の補強片94が連設されている。
次いで、以上のように構成された包装箱1の組立て作業について説明する。
まず、図2における左下の折返片4を係止する作業を図3A乃至図3Cを用いて説明する。なお、図2及び図3の段ボール板紙10の表面側は、包装箱1の内面側に相当するものである。
図3Aに示すように、折返片4を底板部2の裏面側に向かって押し込む。これにより、折返片4が底板部2から遊離されるため、底板部2には、折返片4の外縁に対応した周縁を持つ折返開口部42(本発明の「開口部」に相当する。)が形成される。そして、さらに折返片4を底板部2の裏面側に向かって押し込むことで、折返片4は、第1折目線5を回動軸として底板部2の裏面に接するまで折り返される。
このとき、折返片4の基端側には、係止片6が一体として形成されているため、係止片6も第1折目線5を回動軸として回動される。そして、係止片6の長さは、折返片4の長さよりも若干大であるため、係止片6の先端部は、底板部2の表面側において折返開口部42の周縁部に接する。
次に、係止片6を底板部2の表面側から裏面側に向かって無理やり押圧する。これにより、図3Bに示すように、係止片6は、厚み方向に沿って(図3Bでいえば、奥行き側から手前側に向かって)撓曲変形される。
さらに、係止片6を底板部2の表面側から裏面側に向かって押圧すると、係止片6は、折返開口部42の周縁部を通過し、底板部2の裏面側に配置される。そして、係止片6に対する押圧を解除すると、段ボールの弾性変形により、係止片6は、撓曲変形が解除されるとともに、第1折目線5を回動軸として押圧時とは逆方向に回動される。
このとき、係止片6の長さは、撓曲変形が解除されることで折返片4の長さよりも若干大に復元しているため、係止片6の先端部は、底板部2の裏面側において折返開口部42の周縁部に係止される。
これにより、折返片4は、底板部2の裏面に折り返された状態で、係止片6により係止される。
次に、箱形状への組立てについて説明する。
まず、組立てに先んじて、図2に示す展開状態で、補強片94を折目線hで谷折りして、支柱板93の表面に折り返して接着しておく。
次に、図4に示すように、折目線aに沿って両第1側板7を垂直方向に折り曲げ、さらに、両第1側板7から連設されている各補強フラップ71を折目線bに沿って、底板部2及び第1側板7の双方に略直交する角度にそれぞれ折り曲げる。
次に、各補強フラップ71の外側に接するように、折目線cに沿って両第2側板8を垂直方向に折り曲げる。
次に、図5に示すように、枠片部83を折目線eに沿って水平方向に折り曲げ、さらに、枠片部83の先端縁から連設された内壁部を折目線fに沿って垂直方向に折り曲げて、第2側板8と内壁部9とで補強フラップ71を挟み込む。
内壁部9を折目線fに沿って垂直方向に折り曲げる際、一対の折目線fは、切れ目84によって分断されているため、切れ目84によって形成された蓋係止部85は、垂直方向に折り曲げられることなく、枠片部83から箱体の内方に向かって水平方向に延出される。
また、内壁部9を折目線fに沿って垂直方向に折り曲げる際、外側に配置される第2側板8の横幅に比べて、内壁部9の横幅は小であるが、内壁部9に連設された一対の支柱板93まで含めた幅(一対の支柱板93の先端間の距離)は大であるため、支柱板93は、第1側板7により折目線gに沿って谷折りされながら、箱体の内部側に折り込まれる。
そして、支柱板93には、折目線gに沿って段ボールの復元力が発生しているため、支柱板93の先端縁は、第1側板7の内表面に押し付けられて係止される。
また、支柱板93の長さ(基端から先端の長さ)は、第2側板8の横幅から内壁部9の横幅を減じた長さの半分に2の平方根を乗じた長さであるため、第1側板7、第2側板8及び支柱板93で囲まれる領域は、平面視において、支柱板93を斜辺とする略直角二等辺三角形を形成する。
さらに、内壁部9を折目線fに沿って垂直方向に折り曲げた後、内壁部9の先端に形成された篏合突出部92を底板部2の嵌合孔32に嵌合する。
最後に、必要に応じて、第2側板8の把持用切れ目81を破断して折目線dを回転軸として箱体の内部側に折り込むことで把持孔82を形成する。
以上により、包装箱1が組み立てられる。
さらに、組み立てられた包装箱1は、図6に示すように、内容物を収納したうえで、包装箱1の内周よりも外周が若干小さい略8角形状の蓋板20を内部に挿入して上面を閉塞させることができる。そして、組み立てられた包装箱1は、図6に示すように、複数、積み重ねることができる。
次に、本実施形態の包装箱1の作用効果について説明する。
包装箱1では、折返片4が底板部2の裏面に折り返されて底板部2の裏面から段ボール板紙10の厚さの分だけ突出させることができる。また、包装箱1では、係止片6により、折返片4をこの折り返した状態で維持することができる。
そして、包装箱1では、上下に包装箱1を積み重ねたときに、底板部2の裏面から突出した折返片4を下側の包装箱1の側壁部3の上端部の内表面側に折返片4を係止させることができため、上下の包装箱のずれ防止を図ることができる。
また、図7に示すように、包装箱1では、平面視において、第1側板7、第2側板8及び支柱板93で囲まれる領域は、支柱板93を斜辺とする略直角二等辺三角形を形成しているため、第1側板7の内表面と支柱板93の内表面、及び、支柱板93の内表面と第2側板8の内表面は、それぞれ略135°で接続されている。これに対して、折返片4のうち第1の折返片用切目線41aにより形成された先端縁に対して、各第2の折返片用切目線41bにより形成された先端縁は、それぞれ135°屈曲している。さらに、第1の折返片用切目線41aの長さと支柱板93の長さ(基端から先端までの長さ)とは実質的に同一であるため、折返片4のうち第1の折返片用切目線41aにより形成された先端縁は、下側の包装箱1の支柱板93の内表面側の上端部で係止され、折返片4のうち各第2の折返片用切目線41bにより形成された先端縁は、下側の包装箱1の第1側板7及び第2側板8(内壁部9)の内表面側の上端部にそれぞれ係止される。
よって、上下の包装箱1は、折返片4ごとに3箇所、合計12箇所で係止されるため、上下の包装箱のずれ防止をより確実に図ることができる。
また、包装箱1は、蓋係止部85が箱体の内方に向かって水平方向に延出されているため、蓋板20を包装箱1の内部に挿入して上面を閉塞させたときに、蓋板20が誤って外れることを防止することができる。また、包装箱1は、この蓋係止部85が対向する方向と直交する方向に一対の凹部72が形成されているため、凹部72から手指を挿入することで、蓋係止部85を設けても蓋板20を取り外しやすい。
以上説明した包装箱1は、ヨーグルトクレートなどと呼ばれるプラスチック製の食品コンテナに換えて使用するのに、好適である。
以下、本実施形態の変形例を説明する。
本実施形態では、有底四角筒状の包装箱1を例に説明したが、包装箱は、有底筒状であれば、何角形でもよく円筒状であってもよい。
本実施形態では、六角形状の折返片4を例に説明したが、折返片は、底板部2の裏面側に突出できれば足りるため、第1折目線5の両端を繋ぐ屈曲状または湾曲状の切れ目によって形成すれば形状は問わない。例えば、折返片の先端縁を90°に形成しておき、第1側板7及び第2側板8に接するように形成することもできる。また、折返片の先端縁から折目線を介して舌片をさらに連設しておき、包装箱を積み重ねる際に、該折目線で舌片を谷折りしながら、下側の包装箱に積み重ねて、舌片も側壁部3の内表面に接触させることで上下の包装箱のずれ防止を図ることもできる。あるいは、舌片を山折りに折り返すことで折返片4の厚みを増すこともでき、さらには、舌片を山折りに折り曲げ底板部2に一部差し込むことで折返片を脚状にすることもできる。
また、本実施形態では、底板部2の四隅に折返片4が形成されたものを例に説明したが、係止部は、下側に積み重ねられた包装箱の側壁部3に係止できるものであれば、位置及び個数は問わない。
本実施形態では、折返片4に係止片6が一体に形成されたものを例に説明したが、係止片は、上述した舌片のように折返片4の先端縁に折目線を介して連設し、該折目線で折り曲げて底板部2に差し込むことで折返片4を係止することもできる。
本実施形態では、略台形状の係止片6を例に説明したが、係止片は、折返片4の長さよりも若干長く、かつ、折返開口部の周縁部を通過できればどのような形状であってもよい。
この点について、図8に示した変形例を用いて説明を加える。
図8に示すように、折返片4’は、第1の折返片用切目線41aの中間に、逆U字状の第4の折返片用切目線41dを形成することもできる。このとき、係止片6の長さは、折返片4の第1の折返片用切目線41aまでの長さよりも若干長く、かつ、折返片4の第4の折返片用切目線41dまでの長さよりも小である。
この変形例によれば、折返片4’を底板部2の裏面に折り返すことで、係止片6は、折返片4’が遊離した折返開口部42の周縁部に接する。このとき、変形例の係止片6を第1折目線5に直交する仮想線を軸として回転させるように捻ることで、係止片6は、折返開口部42のうち第4の折返片用切目線41dに対応する周縁部を通過することができる。
したがって、この変形例によれば、係止片6を大きく撓性変形させることなく、折返開口部42を通過させることができる。
以上説明したとおり、第1折目線5を繋ぐ仮想線からの距離を対比する際に、係止片は、その横幅のうちいずれかの領域に、この横幅に対応する範囲における折返片の長さよりも若干長い部分があれば足り、横幅全域において折返片よりも長い必要はない。
また、本実施形態では、一の折返片4に対して一の係止片6が形成されたものを例に説明したが、一の折返片4を複数の係止片6で係止してもよく、複数の折返片4を一の係止片6で係止してもよい。この変更に伴い、第1折目線5の個数を2個(一対)から変更することもできる。
また、係止片6は省略することもでき、この場合は、折返片4を1個の第1折目線5で底板部2の裏面側に折り返して接着することが好ましい。
本実施形態では、底板部2の隣接する端縁から所定の間隔を存するとともに、該隣接する端縁のそれぞれに対して約45°をなす角度で断続的に一対形成された第1折目線5を例に説明したが、上述したとおり、第1折目線5の個数は折返片4及び係止片6の個数に合わせて適宜変更することができる。また、第1折目線5を設ける方向も、例えば、第1側板7や第2側板8に沿って形成することもできる。
本実施形態では、枠片部83及び内壁部9を有する組立式の包装箱を例に説明したが、本発明はこれに限られず、連設された接着片で接着することで、底板部2や側壁部3を形成・組み立ててもよい。
本実施形態では、内壁部9に支柱板93が連設されたものを例に説明したが、支柱板93はなくてもよい。
また、本実施形態では、支柱板93にほぼ同形状の補強片94が連設されたものを例に説明したが、補強片94は省略してもよく、あるいは、補強片の長さ(基端から先端の長さ)を第2側板8の横幅から内壁部9の横幅を減じた長さの半分としたうえで、1個または2個、それぞれ折目線を介して連設して、45°、90°の順で折り曲げることで、側壁部3の隅部に接触させて三角筒状の柱部を形成することもできる。
1 包装箱
2 底板部
3 側壁部
4 折返片
41 折返片用切目線
42 折返開口部(開口部)
5 第1折目線
6 係止片
61 係止片用切目線
7 第1側板(側板)
8 第2側板(側板)
93 支柱板

Claims (3)

  1. 底板部の周縁に側壁部が立設された有底筒状の紙製の包装箱であって、
    前記底板部には、第1折目線と該第1折目線の両端を繋ぐ屈曲状または湾曲状の折返片用切目線とで囲まれる折返片が設けられており、
    前記第1折目線は断続的に形成され、
    隣接する前記第1折目線の間には、該隣接する前記第1折目線を繋ぐ仮想線と、該隣接する前記第1折目線の端部を繋ぎ該仮想線を挟んで前記折返片用切目線の反対側に向かって凸状の係止片用切目線とで囲まれる係止片が設けられ、
    前記係止片の基端から先端までの長さは、前記仮想線を対象軸とする線対称位置の前記折返片の基端から先端までの長さより大であるとともに、厚み方向に沿って該係止片を撓曲変形させることで前記底板部から前記折返片が遊離することで該底板部に該折返片の形状に対応して形成される開口部を通過可能な長さであることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱において、
    前記側壁部は複数の側板が順次連接されることで角筒状に形成され、
    前記折返片の周縁は、隣接する前記側板の上端部内面側にそれぞれ係止されることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項に記載の包装箱において、
    前記隣接する側板の境界には、該隣接する側板の内面を繋ぐ支柱板が前記側壁部の軸線に沿って延設され、
    前記折返片の周縁は、前記支柱板の上端部内面側に係止されることを特徴とする包装箱。
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JP3049479U (ja) 1997-12-03 1998-06-09 王子紙工株式会社 紙製重ね箱の滑り止め構造
JP2012012025A (ja) 2010-06-29 2012-01-19 Tomoku Co Ltd 包装部材
JP3201986U (ja) 2015-10-26 2016-01-14 王子ホールディングス株式会社 包装箱

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