JP3201903B2 - 半導体論理回路及びそれを用いた半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体論理回路及びそれを用いた半導体集積回路装置

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JP3201903B2
JP3201903B2 JP04812194A JP4812194A JP3201903B2 JP 3201903 B2 JP3201903 B2 JP 3201903B2 JP 04812194 A JP04812194 A JP 04812194A JP 4812194 A JP4812194 A JP 4812194A JP 3201903 B2 JP3201903 B2 JP 3201903B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体論理回路及びそ
れを用いた半導体集積回路装置に関し、特に、CMOS
構成の出力部を有する半導体論理回路及びそれを用いた
半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの大規模化、高集積化に伴
って、LSIの主要構成要素の1つである半導体論理回
路には、より大きな駆動能力と高速性が求められるよう
になってきた。図14はかかる要求を満足できる従来の
半導体論理回路の一例を示す図である。この例は、入力
信号Vinと同相の信号Vout を出力するバッファ回路で
あり、バッファ回路30は、偶数のインバータ段、例え
ば、図示の例では、2段のCMOSインバータゲート3
1、32を備える。
【0003】入力信号Vinを入力段のCMOSインバー
タゲート31で反転し、その反転出力(便宜的に「V
inx 」で表す)で出力段のCMOSインバータゲート3
2を駆動する。出力段のCMOSインバータゲート32
は、高電位側電源VCCと低電位側電源VSSとの間に、p
チャネルMOSトランジスタ(以下「pMOS」と略
す)32a及びnチャネルMOSトランジスタ(以下
「nMOS」と略す)32bを直列に接続して構成す
る。
【0004】Vinx がLレベルのときは、pMOS32
aをオンにして負荷容量(配線の寄生容量や次段のゲー
ト容量等)CL を充電(iaは充電電流を表す)し、V
inxがHレベルのときは、nMOS32bをオンにして
負荷容量CL を放電(ibは放電電流を表す)する。よ
り大きな駆動能力と高速性を達成するには、出力段のC
MOSインバータゲート32のpMOS32a及びnM
OS32bのサイズを大きくすればよい。iaやibが
大電流化し、大きな負荷容量CL を支障なく充放電でき
ると共に、その充放電スピードの高速化を図ることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の半導体論理回路にあっては、単に、出力段のトラ
ンジスタサイズを拡大するだけであったため、駆動能力
と高速性の改善効果はあるものの、省電力性の点で不十
分であり、改善すべき技術課題があった。すなわち、C
MOSインバータゲートは、一般に、入力信号の電位が
HレベルやLレベルにある限り、pMOS又はnMOS
の何れか一方しかオンしないため、負荷容量CL の充放
電のみに電力が費やされ、きわめて低電力であるが、入
力信号の電位がほぼVCC/2レベル付近(但し、VSS
0V)にあるときは、pMOSとnMOSが共にオンと
なって、VCC→VSS間にいわゆる貫通電流(図14の電
流ic参照)が流れるので、単にpMOSとnMOSの
サイズを拡大しただけでは、その拡大分に対応して貫通
電流icも増えるから、結局、電力消費の増大を阻止で
きないという欠点がある。
【0006】そこで、本発明は、電力消費を抑えつつ、
より大きな駆動能力と高速性の達成を図ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、その原理構成を図1に示すように、高電位側電源線
1と出力端子2との間に介装された第1のスイッチ手段
3と、前記出力端子2と低電位側電源線4との間に介装
された第2のスイッチ手段5と、入力信号Vinと同一又
は逆の論理を有する第1及び第2の論理信号Sa、Sb
を発生する論理信号発生手段6と、前記出力端子2の論
理確定を検出し、該確定論理に対応した論理状態を有す
る検出信号Scを発生する検出信号発生手段7と、第1
の論理信号Saが一の論理状態にあるときで、且つ、前
記検出信号Scの論理状態が出力端子2における高電位
側相当の論理状態に対応していないとき、前記第1のス
イッチ手段3をオン側に制御する第1の制御手段8と、
第2の論理信号Sbが他の論理状態にあるときで、且
つ、前記検出信号Scの論理状態が出力端子2における
低電位側相当の論理状態に対応していないとき、前記第
2のスイッチ手段5をオン側に制御する第2の制御手段
9と、を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、その原理構成を
図2に示すように、高電位側電源線11と出力端子12
との間に介装された第1のスイッチ手段13と、前記出
力端子12と低電位側電源線14との間に介装された第
2のスイッチ手段15と、前記第1のスイッチ手段13
よりもオン抵抗が大きく、且つ、前記第1のスイッチ手
段13に並列接続された第3のスイッチ手段16と、前
記第2のスイッチ手段15よりもオン抵抗が大きく、且
つ、前記第2のスイッチ手段15に並列接続された第4
のスイッチ手段17と、入力信号Vinと同一又は逆の論
理を有する第1及び第2の論理信号Sa、Sbを発生す
る論理信号発生手段18と、前記出力端子12の論理確
定を検出し、該確定論理に対応した論理状態を有する検
出信号Scを発生する検出信号発生手段19と、第1の
論理信号Saが一の論理状態にあるときで、且つ、前記
検出信号Scの論理状態が出力端子12における高電位
側相当の論理状態に対応していないとき、前記第1のス
イッチ手段13をオン側に制御する一方、第1の論理信
号Saが一の論理状態にあるときで、且つ、前記検出信
号Scの論理状態が出力端子12における高電位側相当
の論理状態に対応しているとき、前記第3のスイッチ手
段16をオン側に制御する第1の制御手段20と、第2
の論理信号Sbが他の論理状態にあるときで、且つ、前
記検出信号Sbの論理状態が出力端子12における低電
位側相当の論理状態に対応していないとき、前記第2の
スイッチ手段15をオン側に制御する一方、第2の論理
信号Sbが他の論理状態にあるときで、且つ、前記検出
信号Scの論理状態が出力端子12における低電位側相
当の論理状態に対応しているとき、前記第4のスイッチ
手段17をオン側に制御する第2の制御手段21と、を
備えたことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記第1の論理信号Sa
と第2の論理信号Sbを逆相にしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、所定の重負荷領域では前記請
求項1、2又は3に記載の半導体論理回路を使用し、所
定の軽負荷領域ではCMOS構成の論理回路を使用し、
該軽負荷領域と重負荷領域の領域境界をCMOS構成の
論理回路及び前記請求項1、2又は3に記載の半導体論
理回路の負荷特性に基づいて決定することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、第1の論理信号S
aの論理状態が一の論理状態(例えば低電位側相当の論
理状態;以下「Lレベル」)に変化すると、第1のスイ
ッチ手段3がオンとなって、高電位側電源線1と出力端
子2の間が接続され、これにより、出力端子2につなが
る負荷容量が高電位側電源線1の電圧に向けて充電され
る。そして、出力端子2の電位(負荷容量の充電電位)
が上昇して高電位側相当の論理状態(以下「Hレベ
ル」)が確定すると、第1のスイッチ手段3がオフとな
って、高電位側電源線1と出力端子2の間の接続が解除
される。
【0011】又は、第2の論理信号Sbの論理状態が他
の論理状態(Hレベル)に変化すると、第2のスイッチ
手段5がオンとなって、低電位側電源線4と出力端子2
の間が接続され、これにより、出力端子2につながる負
荷容量が低電位側電源線4の電圧に向けて放電される。
そして、出力端子2の電位(負荷容量の充電電位)が下
降して低電位側相当の論理状態(Lレベル)が確定する
と、第2のスイッチ手段5がオフとなって、低電位側電
源線4と出力端子2の間の接続が解除される。
【0012】したがって、第1のスイッチ3及び第2の
スイッチ5は、出力端子2の論理確定までの間しか限定
的にオンせず、それ以外の期間ではオフ状態を持続する
から、第1のスイッチ手段3と第2のスイッチ手段5が
共にオンとなる期間は存在しなくなり、その結果、貫通
電流(図14のic参照)が全く流れなくなるので、第
1のスイッチ手段3及び第2のスイッチ手段5の電流容
量を大きく(例えば、これらのスイッチ手段をCMOS
で構成し、そのCMOSトランジスタのサイズを拡大)
しても、電力消費が増えるといった不都合を招くことは
ない。
【0013】請求項2に記載の発明では、上記請求項1
に記載の発明の作用に加え、以下のような格別な作用が
得られる。すなわち、第1のスイッチ手段13がオンか
らオフに変化すると、この第1のスイッチ手段13に並
列接続された第3のスイッチ手段16がオンし、又は、
第2のスイッチ手段15がオンからオフに変化すると、
この第2のスイッチ手段15に並列接続された第4のス
イッチ手段17がオンする。
【0014】したがって、出力端子12の論理確定後
も、第3のスイッチ手段16又は第4のスイッチ手段1
7を介して、継続的に負荷容量の充放電が行われるか
ら、駆動能力の向上が図られる。ここで、第1のスイッ
チ手段13又は第2のスイッチ手段15のオン過渡期に
は、第3又は第4のスイッチ手段16、17を通して貫
通電流が流れるが、これら第3又は第4のスイッチ手段
16、17のオン抵抗が第1又は第2のスイッチ手段1
3、15のオン抵抗よりも高めに設定されているため、
貫通電流が低減され、電力消費の増大が抑えられる。
【0015】請求項3に記載の発明では、第1の論理信
号Saが一の論理状態にあるとき、第2の論理信号Sb
は必ず他の論理状態にあり、又は、第1の論理信号Sa
が他の論理状態にあるとき、第2の論理信号Sbは必ず
一の論理状態にあるから、第1及び第2のスイッチ手段
(又は第1〜第4のスイッチ手段)に、例えば、同一導
電型のMOSトランジスタを使用できる。
【0016】請求項4に記載の発明では、CMOS構成
の論理回路と請求項1、2又は3に記載の半導体論理回
路とがそれぞれファンアウト(fan out )の面で優位と
なる領域で使用される。このため、何れか一方の論理回
路だけを使用した場合に比べてトータルの伝搬遅延時間
を短縮化でき、より一層の高速化が図られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 <第1実施例>図3は本発明に係る半導体論理回路の一
実施例を示す図であり、入力信号Vinと同相の信号V
out を出力するバッファ回路への適用例である。
【0018】図3おいて、40、41は高電位側電源V
CC(例えばVCC=+5V)の電源線(以下「高電位側電
源線」という)、42、43は低電位側電源VSS(例え
ばV SS=0V)の電源線(以下「低電位側電源線」とい
う)、44は図外の負荷容量につながる出力端子として
の出力ノードである。高電位側電源線40と出力ノード
44との間には、pMOS45が介装されており、この
pMOS45は、ゲートにLレベルが加えられたときに
オンし、高電位側電源線40と出力ノード44との間を
ほぼ0Ωに近い微小なオン抵抗で接続するもので、発明
の要旨に記載の第1のスイッチ手段に相当するものであ
る。
【0019】低電位側電源線42と出力ノード44との
間には、nMOS46が介装されており、このnMOS
46は、ゲートにHレベルが加えられたときにオンし、
低電位側電源線42と出力ノード44との間をほぼ0Ω
に近い微小なオン抵抗で接続するもので、発明の要旨に
記載の第2のスイッチ手段に相当するものである。な
お、本実施例では、第1及び第2のスイッチ手段を異導
電型のMOSトランジスタ(すなわちCMOS)で実現
しているが、これに限るものではなく、同一導電型のM
OSトランジスタで実現してもよい。但し、この場合
は、後述する第1の論理信号Saと第2の論理信号Sb
を逆相にする必要がある。
【0020】47はpMOS47a及びnMOS47b
からなるインバータゲート(以下「第1の論理部」と言
う)、48はpMOS48a及びnMOS48bからな
るインバータゲート(以下「第2の論理部」と言う)で
あり、第1及び第2の論理部47、48は、入力信号V
inの論理を反転した第1の論理信号Saと第2の論理信
号Sbをそれぞれ出力するもので、発明の要旨に記載の
論理信号発生手段として機能するものである。
【0021】第1の論理信号SaはpMOS45のゲー
トに与えられるが、このpMOS45のゲートは、所定
の条件でオンするpMOS49を介して高電位側電源V
CCにプルアップされるようになっている。また、第2の
論理信号SbはnMOS46のゲートに与えられるが、
このnMOS46のゲートは、所定の条件でオンするn
MOS50を介して低電位側電源VSSにプルダウンされ
るようになっている。
【0022】51はインバータゲートであり、このイン
バータゲート51は、所定のしきい値と出力ノード44
の電位とを比較して該出力ノード44の論理確定(すな
わちVout の論理確定)を検出し、その確定論理に対応
した論理状態(ここでは逆相の論理状態)を有する検出
信号Scを出力するもので、発明の要旨に記載の検出信
号発生手段を具体化したものである。なお、ここではイ
ンバータゲート51を用いているが、これに限るもので
ない。要するに、所定の基準レベルとの比較動作でV
out の論理確定を判定でき、且つ、その判定結果を表示
する2値論理信号(Sc)を出力できる回路構成であれ
ばよい。また、ここでは、検出信号Scの論理をVout
に対して逆相としているが、これは、pMOS49やn
MOS50の導電型に合わせたからで、pMOS49と
nMOS50を逆に(pMOS49をnMOSに、nM
OS50をpMOSに)した場合には、検出信号Scの
論理を、Vout に対して同相にする必要があり、例えば
インバータ51を偶数段接続にする必要がある。
【0023】52は検出信号ScがHレベルのときにオ
ンとなって第1の論理部47の動作を許容するnMO
S、53は検出信号ScがLレベルのときにオンとなっ
て第2の論理部48の動作を許容するpMOSである。
nMOS52は、出力ノード44の論理状態がLレベル
のとき、言い替えれば、高電位側相当の論理状態でない
ときに、第1の論理部47の動作を許容し、第1の論理
部47はその動作許容時に、入力信号VinがHレベルで
あれば、第1の論理信号SaをLレベルにしてpMOS
(第1のスイッチ手段)45をオンにするから、これら
のnMOS47及び第1の論理部47は、一体として、
発明の要旨に記載の第1の制御手段を具現化している。
【0024】また、pMOS53は、出力ノード44の
論理状態がHレベルのとき、言い替えれば、低電位側相
当の論理状態でないときに、第2の論理部48の動作を
許容し、第2の論理部48はその動作許容時に、入力信
号VinがLレベルであれば、第2の論理信号SbをHレ
ベルにしてnMOS(第2のスイッチ手段)46をオン
にするから、これらのpMOS53及び第2の論理部4
8は、一体として、発明の要旨に記載の第2の制御手段
を具現化している。
【0025】なお、nMOS52やpMOS53の導電
型及び接続位置は、検出信号ScとVout が逆相の場合
の例である。同相の場合には、nMOS52をp導電型
(すなわちpMOS)に、pMOS53をn導電型(す
なわちnMOS)にすると共に、それぞれの接続位置を
入れ替える(具体的には第1の論理部47と高電位側電
源線40の間にpMOSを、また、第2の論理部48と
低電位電源線42の間にnMOSを入れる)必要があ
る。
【0026】なお、54はpMOS45に並列接続され
た第3のスイッチ手段としてのpMOS、55はnMO
S46に並列接続された第4のスイッチ手段としてのn
MOSであり、pMOS54のオン抵抗はpMOS45
のオン抵抗よりも高く、また、nMOS55のオン抵抗
はnMOS46のオン抵抗よりも高くなるように例えば
サイズが調節されている。
【0027】このような構成において、今、Vout が、
例えばLレベルで安定しているとすると、インバータゲ
ート51の出力、すなわち検出信号ScはHレベルで安
定している。したがって、このScにより、nMOS5
2、nMOS50及びnMOS55がオンしている。こ
のため、nMOS46のゲートがnMOS50を介して
SSにプルダウン(第2の論理信号SbがLレベルに固
定)され、nMOS46は完全なオフ状態にある。
【0028】このとき、第1の論理部47は、nMOS
52によって動作を許容されており、この動作許容状態
で入力信号VinがLレベルからHレベルへと変化する
と、第1の論理信号Saの論理状態がHレベルからLレ
ベルへと変化するから、結局、この第1の論理信号Sa
のLレベルへの変化に応答して、pMOS45がターン
オンすることになる。
【0029】pMOS45がターンオンすると、出力ノ
ード44につながる負荷容量が高電位側電源VCCに向け
て充電され、出力ノード44の電位が負荷容量やpMO
S45のオン抵抗等から決まる時定数に従って徐々に上
昇を開始する。所定時間(上記の時定数に対応した時
間)の後、出力ノード44の電位がインバータゲート5
1のしきい値を越えると、すなわち、出力ノード44の
論理がHレベルに確定すると、検出信号ScがHレベル
からLレベルへと変化し、この変化に応答して、nMO
S52、nMOS50及びnMOS55がターンオフす
ると共に、ほぼ同一のタイミングでpMOS53、pM
OS49及びpMOS54がターンオンする。
【0030】そして、pMOS45のゲートがpMOS
49を介してVCCにプルアップ(第1の論理信号Saが
Hレベルに固定)され、pMOS45は直ちに完全なオ
フ状態へと変化し、負荷容量に対する充電路が遮断され
る。すなわち、pMOS45は、入力信号VinのLレベ
ルからHレベルの変化に応答してターンオンし、検出信
号ScのLレベルからHレベルへの変化(出力ノード4
4の論理確定)に応答してターンオフするから、そのタ
ーンオン期間を負荷容量の「充電」に必要な期間だけに
限定させることができる。
【0031】また、nMOS46は、以上述べたpMO
S45の動作とは逆に、入力信号V inのHレベルからL
レベルの変化に応答してターンオンし、検出信号Scの
HレベルからLレベルへの変化(出力ノード44の論理
確定)に応答してターンオフするから、そのターンオン
期間を負荷容量の「放電」に必要な期間だけに限定させ
ることができる。
【0032】したがって、pMOS45又はnMOS4
6の一方がターンオンするときは、他方が必ずオフして
いるため、pMOS45及びnMOS46に貫通電流が
流れず、pMOS45やnMOS46のサイズ拡大によ
って負荷駆動能力及び動作速度の向上を図っても、電力
消費量が増えることはない。その結果、低電力で高い駆
動能力及び高速性の3者を兼ね備えた高性能な半導体論
理回路を提供できる。
【0033】また、pMOS45に並列接続したpMO
S54と、nMOS46に並列接続したnMOS55の
各ゲートに検出信号Scを印加すれば、pMOS45の
ターンオフ後はpMOS54がターンオンし、又は、n
MOS46のターンオフ後はnMOS55がターンオン
するから、pMOS45又はnMOS46のターンオフ
後の負荷容量の充放電を、pMOS54又はnMOS5
5によって継続させることができ、駆動能力のより一層
の向上と出力電圧Vout の安定性向上を図ることができ
る。
【0034】但し、pMOS45がターンオンするとき
には、nMOS55がオンしており、又は、nMOS4
6がターンオンするときには、pMOS54がオンして
いるため、VCC→pMOS45→nMOS55→V
SS(又はVCC→pMOS54→nMOS46→VSS)の
経路で貫通電流が流れるが、pMOS54のオン抵抗は
pMOS45のオン抵抗よりも大きく、且つ、nMOS
55のオン抵抗はnMOS46のオン抵抗よりも大きく
設定しているので、冒頭の従来例に比べて少ない貫通電
流で済み、電力消費量を抑えることができる。
【0035】なお、本第1実施例では、バッファ回路へ
の適用例を示したが、本発明の適用範囲はこれに限るも
のではない。要は、1つの出力に作用する1つ又は複数
の入力を備える論理回路であれば全てに適用できる。以
下に、好ましい他の適用例を列挙するが、本第1実施例
と共通する回路要素には、同一の符号を付すと共にその
説明を省略する。
【0036】<第2実施例>図4はAND回路への適用
例であり、上記第1実施例との相違点は、入力信号がV
inaとVinbの2つである点、及び、第1の論理部と第
2の論理部の構成が異なる点にある。すなわち、第1の
論理部60は、pMOS62、nMOS63及びnMO
S64を直列に接続すると共に、pMOS62と並列に
pMOS65を接続し、さらに、pMOS62及びnM
OS63のゲートに入力信号Vinbを与え、且つ、nM
OS64及びpMOS65のゲートに入力信号Vinaを
与えて構成する。
【0037】また、第2の論理部61は、pMOS6
6、nMOS67及びnMOS68を直列に接続すると
共に、pMOS66と並列にpMOS69を接続し、さ
らに、pMOS66及びnMOS67のゲートに入力信
号Vinbを与え、且つ、nMOS68及びpMOS69
のゲートに入力信号Vinaを与えて構成する。このよう
な構成によれば、pMOS45は、2つの入力信号Vin
a、Vinbの双方のLレベルからHレベルの変化に応答
してターンオンし、検出信号ScのLレベルからHレベ
ルへの変化(出力ノード44の論理確定)に応答してタ
ーンオフするから、そのターンオン期間を負荷容量の
「充電」に必要な期間だけに限定させることができる。
【0038】また、nMOS46は、この逆に、2つの
入力信号Vina、Vinbの何れか一方のHレベルからL
レベルの変化に応答してターンオンし、検出信号Scの
HレベルからLレベルへの変化(出力ノード44の論理
確定)に応答してターンオフするから、そのターンオン
期間を負荷容量の「放電」に必要な期間だけに限定させ
ることができる。
【0039】したがって、2つの入力信号Vina、Vin
bが共にHレベルのときは、出力ノード44の論理がH
レベルとなり、又は、2つの入力信号Vina、Vinbの
何れか一方がLレベルのときは、同出力ノード44の論
理がLレベルとなるから、全体でAND論理を実現でき
る。 <第3実施例>図5はNAND回路への適用例であり、
上記第2実施例との相違点は、第1及び第2の論理部6
0、61の出力に、それぞれインバータゲート70、7
1を入れた点にある。
【0040】すなわち、インバータゲート70は、pM
OS72及びnMOS73を直列に接続すると共に、こ
れらのpMOS72及びnMOS73のゲートに第1の
論理部60の出力を与えて構成する。また、インバータ
ゲート71は、pMOS74及びnMOS75を直列に
接続すると共に、これらのpMOS74及びnMOS7
5のゲートに第2の論理部61の出力を与えて構成す
る。インバータゲート70の出力は第1の論理信号Sa
となり、また、インバータゲート71の出力は第2の論
理信号Sbとなる。
【0041】このような構成によれば、pMOS45
は、2つの入力信号Vina、Vinbの何れか一方のHレ
ベルからLレベルの変化に応答してターンオンし、検出
信号ScのLレベルからHレベルへの変化(出力ノード
44の論理確定)に応答してターンオフするから、その
ターンオン期間を負荷容量の「充電」に必要な期間だけ
に限定させることができる。
【0042】また、nMOS46は、この逆に、2つの
入力信号Vina、VinbのLレベルからHレベルの変化
に応答してターンオンし、検出信号ScのHレベルから
Lレベルへの変化(出力ノード44の論理確定)に応答
してターンオフするから、そのターンオン期間を負荷容
量の「放電」に必要な期間だけに限定させることができ
る。
【0043】したがって、2つの入力信号Vina、Vin
bが共にHレベルのときは、出力ノード44の論理がL
レベルとなり、又は、2つの入力信号Vina、Vinbの
何れか一方がLレベルのときは、同出力ノード44の論
理がHレベルとなるから、全体でAND論理の否定、す
なわちNAND論理を実現できる。 <第4実施例>図6はOR回路への適用例であり、上記
第1実施例との相違点は、入力信号がVinaとVinbの
2つである点、及び、第1の論理部と第2の論理部の構
成が異なる点にある。
【0044】すなわち、第1の論理部80は、pMOS
82、pMOS83及びnMOS84を直列に接続する
と共に、nMOS84と並列にnMOS85を接続し、
さらに、pMOS83及びnMOS84のゲートに入力
信号Vinbを与え、且つ、pMOS83及びnMOS8
5のゲートに入力信号Vinaを与えて構成する。また、
第2の論理部61は、pMOS86、pMOS87及び
nMOS88を直列に接続すると共に、nMOS88と
並列にnMOS89を接続し、さらに、pMOS87及
びnMOS88のゲートに入力信号Vinbを与え、且
つ、pMOS86及びnMOS89のゲートに入力信号
inaを与えて構成する。
【0045】このような構成によれば、pMOS45
は、2つの入力信号Vina、Vinbの何れか一方のLレ
ベルからHレベルの変化に応答してターンオンし、検出
信号ScのLレベルからHレベルへの変化(出力ノード
44の論理確定)に応答してターンオフするから、その
ターンオン期間を負荷容量の「充電」に必要な期間にだ
け限定させることができる。
【0046】また、nMOS46は、この逆に、2つの
入力信号Vina、Vinbの双方のHレベルからLレベル
の変化に応答してターンオンし、検出信号ScのHレベ
ルからLレベルへの変化(出力ノード44の論理確定)
に応答してターンオフするから、そのターンオン期間を
負荷容量の「放電期間」に必要な期間だけに限定させる
ことができる。
【0047】したがって、2つの入力信号Vina、Vin
bが共にLレベルのときは、出力ノード44の論理がL
レベルとなり、又は、2つの入力信号Vina、Vinbの
何れか一方がHレベルのときは、同出力ノード44の論
理がHレベルとなるから、全体でOR論理を実現でき
る。 <第5実施例>図7は上記第1実施例を改良して動作安
定性を向上した例であり、第1実施例との相違点は、入
力信号Vinと出力信号Vout (出力ノード44の電位)
のNOR論理をとるNOR回路90を備える点、入力信
号Vinと出力信号Vout のNAND論理をとるNAND
回路91を備える点、NOR回路90の出力(便宜的に
符号Scaで表す)でpMOS49やnMOS52をオ
ン/オフ駆動する点、及び、NAND回路91の出力
(便宜的に符号Scbで表す)でnMOS50やpMO
S53をオン/オフ駆動する点にある。
【0048】nMOS52は、NOR回路90の出力S
caがHレベルとなったとき、すなわち、出力信号V
out と入力信号Vinが共にLレベルのときにオンとなっ
て第1の論理部60の動作を許容する。また、pMOS
53は、NAND回路91の出力ScbがLレベルとな
ったとき、すなわち、出力信号Vout と入力信号Vin
共にHレベルのときにオンとなって第2の論理部61の
動作を許容する。
【0049】したがって、第1の論理部60は、出力ノ
ード44の論理状態と入力信号Vinの論理状態が共にL
レベルで確定していなければ動作が許容されないから、
また、第2の論理部61は、出力ノード44の論理状態
と入力信号Vinの論理状態が共にHレベルで確定してい
なければ動作が許容されないから、上記第1実施例の不
具合、例えば、入力信号Vinの立ち上がりや立ち下がり
が緩やかな場合の動作不安定を回避できる。
【0050】上記第1実施例(図3参照)では、出力信
号Vout の論理確定だけを条件に、第1の論理部47や
第2の論理部48の動作を許容している。しかしなが
ら、入力信号Vinの立ち上がりや立ち下がりが緩やかな
場合には、入力信号VinがLレベル又はHレベルで安定
するまでの間、第1の論理部47又は第2の論理部48
から誤った論理の信号(第1の論理信号Sa又は第2の
論理信号Sb)が出力されることがあり、この誤った論
理の信号(Sa又はSb)によって、pMOS45又は
nMOS46が不本意にターンオンすることがあった。
【0051】これに対して、本第5実施例(図7参照)
では、出力信号Vout と共に入力信号Vinの論理確定も
動作許容の判断条件に加えたので、第1の論理部47又
は第2の論理部48の動作許容期間を適正化でき、第1
の論理信号Sa又は第2の論理信号Sbの誤論理を防止
して、pMOS45又はnMOS46の不本意なターン
オンを回避できるという特有の効果が得られる。
【0052】<第6実施例>図8及び図9は、上記第1
実施例の不具合を解消するための他の例である。図8に
おいて、100は本第6実施例のポイントである安定化
部であり、この安定化部100は、それぞれ入力信号V
inの論理反転信号S101 、S102 を生成する第1及び第
2のインバータゲート101、102と、信号S101
論理反転信号(すなわちVinと同相の信号)S103 を生
成する第3のインバータゲート103と、信号S102
信号S103 のNAND論理をとるNANDゲート104
と、NANDゲート104の出力から取り出された信号
104 の論理反転信号S10 5 を生成する第4のインバー
タゲート105と、信号S105 がLレベルのとき(言い
替えれば信号S104 がLレベルのとき)にオンするpM
OS106と、信号S104 がHレベルのときにオンする
nMOS107と、これらのpMOS106及びnMO
S107を介して高電位側電源線108と低電位電源線
109の間に接続された第5のインバータゲート110
と、第5のインバータゲート110の出力信号(便宜的
に符号Sc′で表す)をラッチするラッチ部111と、
を備えている。なお、101a、102a及び11aは
pMOS、101b、102b及び110bはnMO
S、112及び114は高電位側電源線、113及び1
15は低電位側電源線である。
【0053】このような構成によれば、第1のインバー
タゲート101と第2のインバータゲート102のしき
い値(入力スレッシュホルドレベル)に差をつけること
により、入力信号Vinの中間レベル付近におけるpMO
S45の不本意なターンオンを回避することができる。
例えば、第1のインバータゲート101のしきい値V
th101 を通常(一般にV CC/2程度)よりも少し下げる
と共に、第2のインバータゲート102のしきい値V
th102 を通常よりも少し上げた場合を考える。すなわ
ち、Vth101 <Vth10 2 とする。なお、しきい値の上下
調節は、pMOSとnMOSのサイズ比加減で行うこと
ができる。例えば、pMOS<nMOSにした場合には
しきい値ダウン(VSSに近づく)、pMOS>nMOS
にした場合にはしきい値アップ(VCCに近づく)にな
る。
【0054】今、入力信号VinがHレベルからLレベル
へと変化したとすると(図9参照)、入力信号Vinは、
その下降過程において、まず時点t1 で高レベル側のV
th10 1 を横切り、次いで、時点t2 で低レベル側のV
th102 を横切った後、最終的にLレベルに落ち着く。し
たがって、時点t1 で第2のインバータゲート102か
ら出力される信号S 102 が立ち上がり、次の時点t2
第1のインバータゲート101から出力される信号S
101 が立ち上がることになる。
【0055】その結果、NANDゲート104から出力
される信号S104 は、時点t1 からt2 の間がLレベル
となり、このLレベル期間(t1 →t2 )でpMOS1
06及びnMOS107がオフとなるから、同Lレベル
の期間では、第5のインバータゲート110の動作が禁
止され、出力ノード44の論理確定を検出するインバー
タゲート51とラッチ部111との間の接続が遮断され
る。
【0056】このため、同Lレベルの期間においては、
第1の論理部47又は第2の論理部48の動作が同Lレ
ベルの期間以前の状態に保持され、入力信号Vinの中間
レベル付近におけるpMOS45の不本意なターンオン
を回避することができる。 <第7実施例>図10は、上記第6実施例の改良例であ
り、第6実施例との相違点は、pMOS54とnMOS
55のゲートに与える信号をインバータゲート51の出
力から直接取り出している点にある。
【0057】これによれば、第5のインバータゲート1
10とラッチ部111の各ゲート遅延に相当する分だけ
早い信号(検出信号Sc)を用いてpMOS54又はn
MOS55をオン/オフすることができ、pMOS45
(又はnMOS46)のターンオフ直後、速やかにpM
OS54(又はnMOS55)をターンオンすることが
できるので好ましい。
【0058】<第8実施例>図11は、前記第1実施例
〜第7実施例に適用して好ましい第8実施例の原理図で
ある。図11において、200はCMOS構成の一般的
な論理回路(例えば図14のインバータゲート32参
照)、201は第1実施例〜第7実施例の何れかの半導
体論理回路である。以下、識別のために、論理回路20
0を「既存論理回路」、半導体論理回路201を「新規
論理回路」と呼称する。本原理図の特徴とするところ
は、既存論理回路200と新規論理回路201につなが
る負荷の大きさにある。
【0059】すなわち、L1 、L2 はそれぞれ短配線と
長配線を表しており、短配線L1 の容量CL1に対して長
配線L2 の容量CL2ははるかに大きい。既存論理回路2
00は短配線L1 の容量CL1を駆動し、新規論理回路2
01は長配線L2 の容量CL2を駆動する。したがって、
既存論理回路200は軽負荷(CL1)を駆動し、新規論
理回路201は重負荷(CL2)を駆動することとなる。
【0060】このようにすると、以下に述べる理由か
ら、既存論理回路200と新規論理回路201のトータ
ルの伝搬遅延時間を短縮化してより一層の高速化を図る
ことができる。図12は、既存論理回路200と新規論
理回路201の負荷特性(ファンアウト−伝搬遅延時間
特性)を示す図であり、特性線イは既存論理回路200
のもの、特性線ロは新規論理回路201のものである。
【0061】特性線イは、ファンアウト(出力容量/入
力容量)の増加に伴って伝搬遅延時間(tpd)がほぼ
線形に増大している。この特性は、CMOS構成の一般
的な論理回路に見られる典型的なものである。これに対
して、特性線ロは、ファンアウトの増加に伴って伝搬遅
延時間が非線形に増大している。具体的には、両特性線
の交差する所定のファンアウト(図では「10」)以下
の軽負荷領域(以下「領域A」)では、特性線イよりも
伝搬遅延時間が大きく、且つ、同ファンアウト以上の重
負荷領域(以下「領域B」)では、特性線イよりも伝搬
遅延時間が小さくなるような特性になっている。
【0062】特性線ロの優位性は重負荷領域の領域Bに
ある。すなわち、新規論理回路201は貫通電流を全く
流さないか又は流したとしてもその量を抑えることがで
きるため、出力トランジスタのサイズを拡大したりして
大きな駆動能力を容易に得ることができ、ファンアウト
が大きな場合(言い替えれば重負荷の場合)でも軽快に
負荷を駆動できるという優れたメリットがある。反面、
新規論理回路201は、その内部構成が既存論理回路2
00に比べて複雑なため、内部遅延の増加を否めず、し
たがって、ファンアウトの小さな軽負荷領域(領域A)
では、むしろ既存論理回路200の方が速度の点で優位
に立つ。
【0063】ここで、入力「1」に対して出力「12
5」を駆動する場合を考える。既存論理回路200のみ
を用いたときは、論理回路1段当たりの負荷容量は約
「11」(125の平方根)となる。図2において、a
はファンアウト「11」の点の伝搬遅延時間であり、既
存論理回路200のみを用いた場合のトータルの伝搬遅
延時間は、2×aで与えられる(2は論理回路200の
段数)。
【0064】これに対して、既存論理回路200と新規
論理回路201をそれぞれファンアウトの点で優位性の
ある領域に使用した場合、例えば、既存論理回路200
をベストのファンアウト(一般に「5」)で使用し、新
規論理回路201を例えば「25」で使用したとする
と、トータルの伝搬遅延時間はb+c(bはファンアウ
ト「25」の伝搬遅延時間、cはファンアウト「5」の
伝搬遅延時間)となり、当然、2×aよりも少なくなる
から、既存論理回路200のみの場合と比べてより一層
の高速化を図ることができる。
【0065】なお、以上の説明では、短配線L1 や長配
線L2 の容量CL1、CL2を駆動負荷としているが、図1
3に示すように、1つ又は複数の論理回路202〜20
5の入力容量を駆動負荷に含めてもよいことは言うまで
もない。
【0066】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、第1の
スイッチ3及び第2のスイッチ5は、出力端子2の論理
確定までの間しか限定的にオンせず、それ以外の期間で
はオフ状態を持続するから、第1のスイッチ手段3と第
2のスイッチ手段5が共にオンとなる期間は存在せず、
貫通電流(図14のic参照)が全く流れない。したが
って、第1のスイッチ手段3及び第2のスイッチ手段5
の電流容量を大きくしても、電力消費が増えることはな
く、省電力性を兼ね備えた高駆動能力且つ高速性の半導
体論理回路を提供できる。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、出力端子
12の論理確定後も、第3のスイッチ手段16又は第4
のスイッチ手段17を介して、継続的に負荷容量の充放
電を行うことができ、駆動能力のより一層の向上を図る
ことができると共に、第3又は第4のスイッチ手段1
6、17のオン抵抗が第1又は第2のスイッチ手段1
3、15のオン抵抗よりも高めに設定されているため、
貫通電流を低減でき、電力消費の増大を抑えることがで
きる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、第1及び
第2のスイッチ手段(又は第1〜第4のスイッチ手段)
に、例えば、同一導電型のMOSトランジスタを使用す
ることができる。請求項4に記載の発明によれば、CM
OS構成の論理回路と請求項1、2又は3に記載の半導
体論理回路とがそれぞれファンアウトの面で優位となる
領域で使用するため、何れか一方の論理回路だけを使用
した場合に比べてトータルの伝搬遅延時間を短縮化で
き、より一層の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理図である。
【図2】請求項2に記載の発明の原理図である。
【図3】第1実施例の構成図である。
【図4】第2実施例の構成図である。
【図5】第3実施例の構成図である。
【図6】第4実施例の構成図である。
【図7】第5実施例の構成図である。
【図8】第6実施例の構成図である。
【図9】第6実施例の要部波形図である。
【図10】第7実施例の構成図である。
【図11】第8実施例の原理図である。
【図12】第8実施例の負荷特性図である。
【図13】第8実施例の構成図である。
【図14】従来例の構成図である。
【符号の説明】
Sa:第1の論理信号 Sb:第2の論理信号 Sc:検出信号 Vin:入力信号 1:高電位側電源線 2:出力端子 3:第1のスイッチ手段 4:低電位側電源線 5:第2のスイッチ手段 6:論理信号発生手段 7:検出信号発生手段 8:第1の制御手段 9:第2の制御手段 11:高電位側電源線 12:出力端子 13:第1のスイッチ手段 14:低電位側電源線 15:第2のスイッチ手段 16:第3のスイッチ手段 17:第4のスイッチ手段 18:論理信号発生手段 19:検出信号発生手段 20:第1の制御手段 21:第2の制御手段 200:既存論理回路(CMOS構成の論理回路) 201:新規論理回路(半導体論理回路)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電位側電源線(1)と出力端子(2)と
    の間に介装された第1のスイッチ手段(3)と、 前記出力端子(2)と低電位側電源線(4)との間に介
    装された第2のスイッチ手段(5)と、 入力信号(Vin)と同一又は逆の論理を有する第1及び
    第2の論理信号(Sa、Sb)を発生する論理信号発生
    手段(6)と、 前記出力端子(2)の論理確定を検出し、該確定論理に
    対応した論理状態を有する検出信号(Sc)を発生する
    検出信号発生手段(7)と、 第1の論理信号(Sa)が一の論理状態にあるときで、
    且つ、前記検出信号(Sc)の論理状態が出力端子
    (2)における高電位側相当の論理状態に対応していな
    いとき、前記第1のスイッチ手段(3)をオン側に制御
    する第1の制御手段(8)と、 第2の論理信号(Sb)が他の論理状態にあるときで、
    且つ、前記検出信号(Sc)の論理状態が出力端子
    (2)における低電位側相当の論理状態に対応していな
    いとき、前記第2のスイッチ手段(5)をオン側に制御
    する第2の制御手段(9)と、を備えたことを特徴とす
    る半導体論理回路。
  2. 【請求項2】高電位側電源線(11)と出力端子(1
    2)との間に介装された第1のスイッチ手段(13)
    と、 前記出力端子(12)と低電位側電源線(14)との間
    に介装された第2のスイッチ手段(15)と、 前記第1のスイッチ手段(13)よりもオン抵抗が大き
    く、且つ、前記第1のスイッチ手段(13)に並列接続
    された第3のスイッチ手段(16)と、 前記第2のスイッチ手段(15)よりもオン抵抗が大き
    く、且つ、前記第2のスイッチ手段(15)に並列接続
    された第4のスイッチ手段(17)と、 入力信号(Vin)と同一又は逆の論理を有する第1及び
    第2の論理信号(Sa、Sb)を発生する論理信号発生
    手段(18)と、 前記出力端子(12)の論理確定を検出し、該確定論理
    に対応した論理状態を有する検出信号(Sc)を発生す
    る検出信号発生手段(19)と、 第1の論理信号(Sa)が一の論理状態にあるときで、
    且つ、前記検出信号(Sc)の論理状態が出力端子(1
    2)における高電位側相当の論理状態に対応していない
    とき、前記第1のスイッチ手段(13)をオン側に制御
    する一方、第1の論理信号(Sa)が一の論理状態にあ
    るときで、且つ、前記検出信号(Sc)の論理状態が出
    力端子(12)における高電位側相当の論理状態に対応
    しているとき、前記第3のスイッチ手段(16)をオン
    側に制御する第1の制御手段(20)と、 第2の論理信号(Sb)が他の論理状態にあるときで、
    且つ、前記検出信号(Sb)の論理状態が出力端子
    (2)における低電位側相当の論理状態に対応していな
    いとき、前記第2のスイッチ手段(15)をオン側に制
    御する一方、第2の論理信号(Sb)が他の論理状態に
    あるときで、且つ、前記検出信号(Sc)の論理状態が
    出力端子(12)における低電位側相当の論理状態に対
    応しているとき、前記第4のスイッチ手段(17)をオ
    ン側に制御する第2の制御手段(21)と、を備えたこ
    とを特徴とする半導体論理回路。
  3. 【請求項3】前記第1の論理信号(Sa)と第2の論理
    信号(Sb)を逆相にしたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の半導体論理回路。
  4. 【請求項4】所定の重負荷領域では前記請求項1、2又
    は3に記載の半導体論理回路(201)を使用し、所定
    の軽負荷領域ではCMOS構成の論理回路(200)を
    使用し、該軽負荷領域と重負荷領域の領域境界をCMO
    S構成の論理回路(200)及び前記請求項1、2又は
    3に記載の半導体論理回路(201)の負荷特性に基づ
    いて決定することを特徴とする半導体集積回路装置。
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