JP3200339U - 掃除機ヘッド - Google Patents

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邦夫 鈴木
徹朗 湯本
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Abstract

【課題】サッシの溝・ソファーの隙間等の狭い場所・隅を確実・快適に掃除可能とする掃除機ヘッドを提供する。【解決手段】掃除機ヘッド10は、本体部1、一対のノズル2群及びブラシ4B群を有する。本体部1は、一端部1Aから中央部1Bを経て掃除機に接続可能な他端部1Cに至るまで、掃除機によって吸い込み可能に配設された中空内部空間1SPを有する。一対のノズル2は、一端部よりY方向に関して互いに対向しつつZ方向に延在する弾性体の2つのノズルより成り、X方向に一定間隔で並設されている。ノズル2は、内部空間1SPに導通した中空貫通路2SPと、最先端部2TPより一端部1Aに向けて鋭角θで傾斜した断面2ESを有する先端部2EPを有する。一対のノズル2のそれぞれの断面2ESの傾斜方向2IDは互いにZ方向軸2CAに関して線対称にある。隣り合う一対のノズル2間には、長さLBの毛4より成るブラシ4Bが配設されている。【選択図】図2

Description

本考案は、掃除機に接続して使用される清掃具としての掃除機ヘッドに関する。
掃除機に接続して「はたき」として使用可能な種々の清掃具ないしは掃除機ヘッドが提案され、市場に於いて所謂「ハボキ」として販売されている。例えば、掃除機に接続可能な中空の接続具、中空の把手及び基台を有しており、上記基台の先端部に中空の可撓性を有する複数の叩き棒が取り付けられ、更に、各叩き棒の先端部にブラシの毛が取り付けられた清掃具が提案されている(特許文献1参照)。この清掃具に於いては、上記把手を把持して上記基台を振り動かすことで上記複数の叩き棒が塵埃を吸い込み可能な「はたき」として機能する。
特開2010−119494号公報
上記の清掃具は、各叩き棒及びブラシの揺り動かしによって、比較的広い面積の清掃箇所或いは障子の桟の様な比較的広い凹凸状箇所に積もった塵・埃を叩きだして、掃除機により吸引・捕集することが出来る点では、便利な道具である。
しかしながら、上記の清掃具を含めて、提案・販売されている従来の掃除機ヘッドとしての清掃具に於いては、サッシの溝又はソファーの隙間等の比較的狭い清掃箇所の各部、特にコーナー部分ないしは角部分及び面通しに構成される隅の部分に存在するゴミ・塵・埃等を効率良く確実に掃除機で吸い込んで掃除することが容易ではないという問題点が存在する。
更には、隅等の部分を効率良く掃除することが出来ると共に、用途に応じて、網戸等の網目部分又はエアコンのフィルタ等の網目部分に堆積した塵・埃等をも併せて効率良く確実に掃除することが出来る掃除機ヘッドの実現も望まれるところである。
この考案は斯かる課題認識を踏まえて成されたものであって、その主目的は、サッシの溝又はソファーの隙間等の比較的狭い清掃箇所の各部及びコーナー部分を成す隅の部分に存在するゴミ・塵・埃等を効率良く確実に掃除機で吸い込んで掃除することが可能な掃除機ヘッドを提供することにある。
更に、この考案の副次的目的は、用途に応じて臨機応変に、フィルタ等の網目部分等の比較的広い面積を有する清掃箇所に対しても効率良く且つ確実にゴミ・塵・埃等を掃除することが出来る機能を選択的に利用することが出来る掃除機ヘッドを提供することにある。
本考案の主題に係る掃除機ヘッドは、一端部及び掃除機に接続可能な他端部を有し且つ前記一端部から前記他端部まで亘って前記掃除機によって吸い込み可能に配設された中空の内部空間を有する本体部と、前記本体部の前記一端部より、前記一端部の長手方向に直交する短手方向に関して互いに対向しつつ、突出・延在する弾性体の一対のノズルとを備えており、前記一対のノズルの各々は、前記本体部の前記内部空間に導通した中空の貫通路と、最先端部より前記本体部の前記一端部に向けて鋭角で傾斜した断面を有する先端部とを備えており、前記一対のノズルの一方の前記先端部の前記断面の傾斜方向と、前記一対のノズルの他方の前記先端部の前記断面の傾斜方向とは、前記一対のノズルの延在方向に関して線対称にあることを特徴とする。
本考案の主題に係る掃除機ヘッドの他端部を掃除機に接続して掃除する場合に於いては、サッシ等の溝或いはソファー等の細かい隙間等の様な相対的に狭い場所、及び、面と面とのコーナー部分等の隅の場所に、本体部の一端部より延びる、先端部が鋭角に傾斜した中空の一対のノズルを速やかに移動して容易に配置ないしは挿入することが出来る。しかも、当該一対のノズルのそれぞれのノズル先端部の傾斜した断面の傾斜方向は互いに線対称の位置関係となる様に、両ノズル先端部の傾斜断面はカットされている。そして、一対のノズルのそれぞれは、共に、TPE(熱可塑性エラストマー)の様な弾性を呈する素材より構成されているため、本体部の一端部より加えられる応力によって容易に撓んで上記の狭い場所・隅の場所で湾曲し得る。そのため、溝・隙間等の相対的に狭い場所の隅部分を成す各面に、一対のノズルのそれぞれのノズルの先端部の傾斜断面が柔軟に撓んで当接され、各ノズルの先端部の最先端部は、当該隙間部の奥深くまで入り込むこととなる。その結果、上記相対的に狭い場所の隅部分に於けるゴミ・塵・埃を、確実に、一対のノズル及び本体部を介して、掃除機により吸い込んで清掃することが出来、ソファーの隙間或いはサッシの溝等の狭い場所の掃除を快適且つ容易に行うことが可能となる。特に、各ノズルの先端部の断面の傾斜角度が45°の鋭角に設定されている場合には、隅部分を成す両面が直交している場合に、それぞれのノズルの先端部の傾斜断面が隅部分を成す面に密着して当接する状態となるため、より一層、快適且つ容易に狭い場所の掃除を行うことが出来る。
更に、一対のノズルとその隣の一対のノズルとの間にブラシを設ける場合には、このブラシが、一対のノズルによる上記隅部分のゴミ等の吸い込み掃除の際に、当該隅部分のゴミ等を掻き出しながら掃くこととなるので、より一層に綺麗に当該隅部分を掃除することが出来る。
以下、本考案の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本考案の実施の形態1に係る掃除機ヘッドの構成を模式的に示す正面図である。 本考案の実施の形態1に係る掃除機ヘッドの構成を模式的に示す側面図である。 着脱自在な第2ブラシが装着された状態での本考案の実施の形態1に係る掃除機ヘッドを模式的に示す斜視図である。 本考案の実施の形態1に係る掃除機ヘッドの利用方法及び利点を模式的に示す図である。
(実施の形態1)
<掃除機ヘッドの構造上の特徴点の概要>
本実施の形態に係る掃除機ヘッドの構造上の特徴点は、大要、以下の3点にある。
1)掃除機ヘッドの本体部の一端部に設けられた、弾性を呈する複数のノズルの各々の先端部は、鋭角の傾斜角度で斜めにカットされている。しかも、互いに幅方向(短手方向)に対して背を向けて対向する2つのノズルのペアに於ける各ノズルのカット面の傾斜方向は、互いに対称的である。即ち、一対のノズルに於いて、一方のノズルのカット面の傾斜方向は右斜め方向であり、他方のノズルのカット面の傾斜方向は左斜め方向である。この様な1対のノズルが、横方向(長手方向)に、順次に並設ないしは併設されている。
2)上記複数の1対のノズルに於いて、隣接し合う1対のノズル同士の間には、各ノズルの長さよりも長い、複数のブラシ毛より成る第1ブラシが、設けられている。
3)掃除機ヘッドの本体部の一端部には、着脱自在な、各第1ブラシのブラシ毛の長さ以上の長さを有するブラシ毛より成る第2ブラシが、配設可能である。
以下、図面を参照しつつ、これらの特徴点を具現化する掃除機ヘッドの詳細な構成を記載する。
<掃除機ヘッドの構成の詳細>
図1は、本実施の形態に係る掃除機ヘッド10の構成を模式的に示す正面図である。又、図2は、図1の矢印A1の方向から掃除機ヘッド10を眺めた際の掃除機ヘッド10の構成を模式的に示す左側面図である。更には、図3は、利用形態に応じて臨機応変に着脱され得る第2ブラシ5Bの構成を模式的に示す図である。
A.本体部1:
図1及び図2に於いて、掃除機ヘッド10の本体を成す本体部1は、第1部分である一端部1A、第2部分である中央部1B及び第3部分である他端部1Cより構成される。例えば、本体部1の一端部1A及び中央部1Bは、ABS樹脂の様なプラスチックより成る。又、例えば、本体部1の他端部1Cは、熱可塑性樹脂のポリプロピレンを素材として用いたプラスチックより成る。特に、図2に於いて破線1SPで示される通り、本体部1は、一端部1Aから中央部1Bを経て他端部1Cに至るまで配設された中空の内部空間1SPを有する。そして、本体部1の他端部1Cは、外部の掃除機(図示せず。)に接続される接続パイプとしての部分である。そのために、他端部1Cは、上記掃除機の吸い込みホース部に接続可能に設定された外径又は内径を有する。従って、人が掃除機ヘッド10を利用した掃除を行う際に、他端部1Cが上記掃除機に接続される場合には、本体部1の全体的に中空な内部空間1SPは、上記掃除機によって吸い込み可能な空間を成す。
B.ノズル2:
更に、図1及び図2に示される通り、本体部1の一端部1Aには、当該一端部1Aより突出しつつ両方向X,Yに直交する延在方向Zに沿って延在する複数の1対のノズル2が、配設されている。各ノズル2は、例えばゴム材の様な弾性体より成り、当該弾性に起因して、外部から印加される応力によって自在に撓んで湾曲し得る。例えば、各ノズル2は、常温でゴムの特性を呈するTPE(熱可塑性エラストマー)の素材より構成される。しかも、図2に於いて破線1SPに繋がった破線2SPで示される様に、各ノズル2は、本体部1の内部空間1SPに導通した中空の貫通路2SPを有する。この様に、弾性体の複数の一対のノズル2の各々は、その内部空間(貫通路2SP)が本体部1の内部空間1SPに導通する態様で、本体部1の一端部1Aに配設されている。この場合の各ノズル2の本体部1の一端部1Aへの配設ないしは結合の方法としては種々の態様での方法が可能であって、それは任意である。例えば、本体部1の一端部1Aには、内部空間1SPに繋がった、ノズル2の数に応じた複数の貫通孔が配設されていて、各貫通孔に対応するノズル2が嵌合されることで、複数の一対のノズル2が一端部1Aに配設・結合される。
既述の通り、各ノズル2の先端部は斜めにカットされており、短手方向(一端部1Aの幅方向に該当。)Yに対して背を向けて対向する一対のノズル2同士のカット面2ESの傾斜方向2IDは互いに線対称の関係にある。この点の構造を詳述すれば、次の通りである。
先ず、一対のノズル2が、一端部1Aの長手方向(横方向に該当。)Xに直交する上記の短手方向Yに関して、互いに背を向け合う態様で対向している。そして、一対のノズル2の各々は、その最先端部2TPより本体部1の一端部1Aに向けて鋭角(角度は(90°−θ)であり、0<θ<90°の範囲内で任意である。)で傾斜した断面2ESを有する先端部2EPを備える。ここで、視覚化の観点から、図1に於いては、先端部2EPの傾斜した断面2ESは、ハッチングで表示されている。尚、後述する「利用時の利点」をより効果的に発揮させるという観点からは、好ましくは、角度(90°−θ)は45°に設定される。しかも、一対のノズル2の内の一方の先端部2EPの断面2ESの傾斜方向2IDと、一対のノズル2の内の他方の先端部2EPの断面2ESの傾斜方向2IDとは、一対のノズル2の延在方向Zの軸2CAに関して、互いに線対称の関係にある。つまり、一方のノズル2の傾斜方向2IDを軸2CAに関して折り返せば、他方のノズル2の傾斜方向2IDに一致する。この様は線対称の位置関係は、一対のノズル2を略直交する2面同士が成すコーナー部ないしは角部に押し当てた際に、一方のノズル2の断面2ESが一方の面に当接し、他方のノズル2の断面2ESが他方の面に当接して、両ノズル2の先端部2EPが当該コーナー部に嵌まり込むことを、実現するものである。この点は、図4を用いた掃除機ヘッド10の利用方法の記載箇所に於いて詳述される。
その上で、図1に示される様に、一対のノズル2が、一端部1Aの長手方向Xに沿って、間隔d毎で、図1に於ける一端部1Aの最左端側から最右端側へ向けて、順次に並設されている。ここで、各ノズル2の長手方向Xに関する厚みTは相等しく一定値であり、各ノズル2の延在方向Zに関する長さLAは相等しく一定値である。又、図1に示される様に、長手方向Xに配列して成る各ノズル2の先端部2EPの断面2ESの中央部は、当該ノズル2の中空の貫通路2SPの一端部を成す。
そして、図2に示される様に、短手方向Yに対向する一対のノズル2の幅Wは、掃除対象の内で、サッシの溝の様な、狭い場所の間隔と比較して相対的に小さく成る様に、設定される。例えば、好ましい値として、一対のノズル2の幅Wは1.5cmに設定される。この様に、相対的に細く延在した一対のノズル2が、幅広の刷毛を成す如く、長手方向Xに広がって一端部1Aに配設されている。
C.第1ブラシ4B:
更に、図1及び図2に示される様に、本体部1の一端部1Aには、第1ブラシ4Bが配設されている。即ち、或る一対のノズル2と、一端部1Aの長手方向Xに関して当該一対のノズル2に対向する隣の一対のノズル2との間に、複数のブラシ毛4の束である第1ブラシ4Bが配設されている。しかも、第1ブラシ4Bは、当該一対のノズル2及びその隣の一対のノズル2の長さLAよりも長く延在しており、各ブラシ毛4の長さLBは長さLAよりも大きい。尚、各ブラシ毛4は、例えば、ナイロンより成る。
この様な長手方向Xに隣接し合う一対のノズル2間に位置する一端部1Aの部分への第1ブラシ4Bの配設方法は、任意である。例えば、その様な配設方法として、図1及び図2に例示される様な、長手方向Xに隣接し合う一対のノズル2同士間に位置する一端部1Aの部分に、台座部分3を固設しても良い。この場合、各台座部分3に複数のブラシ毛4の束の一端部が結合され、長さLB>長さLAと成る様に、各ブラシ毛4の先端を成す他端部と台座部分3側の一端部との間の長さが設定される。この第1ブラシ4Bは、複数の一対のノズル2が差しこまれた狭い部分にあるゴミ等を吐き散らす「ほうき」ないしは「はたき」として機能する部分である。
D.第2ブラシ5B
図3(a)は、掃除機ヘッド10の本体部1の一端部1Aの周囲に取付けられた、複数のブラシ毛5の束を有する第2ブラシ5Bを模式的に示す斜視図である。それに対して、図3(b)は、上記の第2ブラシ5Bの裏側部分を示す背面図である。図3(b)に示される様に、第2ブラシ5Bは、その中央部に、上記の複数の一対のノズル2の全て及び第1ブラシ4Bの全てを通り抜けさせ得る貫通孔5BHを有している。
本実施の形態では、第2ブラシ5Bの本体部1への配設方法の一例として、図1及び図2に示される、一端部1Aの周囲の側面と、中央部1Bとの間の段差部分1CPが、利用される。即ち、第2ブラシ5Bの裏側の貫通孔5BHが、一端部1Aと中央部1Bとの間の段差部分1CPに嵌合されることで、第2ブラシ5Bは、本体部1に取り付けられる。逆に、取り付けられている第2ブラシ5Bを本体部1の一端部1Aから引き抜くことで、第2ブラシ5Bは本体部1から取り外される。この場合、第2ブラシ5Bは、その用途に応じて、本体部1に、着脱自在に取り付けられる。
ここで、図3(a)に示される様に、第2ブラシ5Bの内で、貫通孔5BHの周囲部分5BPPに、その一端部5Eが固設されている各ブラシ毛5は、その先端を成す他端部まで、全ての一対のノズル2及び全ての第1ブラシ4Bの周囲を被覆する様に、一対のノズル2の延在方向Zに沿って、延在している。即ち、各ブラシ毛5の上記他端部(先端)から第2ブラシ5B自体の一端部ないしは底部までの長さLCは、長さLBに等しいか又はそれよりも大きい(LC≧LB)。尚、各ブラシ毛5は、例えば、ナイロンより成る。
以上の様な構造から、第2ブラシ5Bは、相対的に広い面積の部分を掃除する際の「はたき」ないしは「ほうき」として機能する。その際、第2ブラシ5Bの各ブラシ毛5の先端側の折れ曲がりによってノズル2の先端部2EPの断面2ESが露出して、先端部2EPは、当該掃除対象部分の細かい網目等の部分を、掃除機の吸い込みを通じて、掃除する。
以下では、上記の構成を有する掃除機ヘッド10の利用方法と、それに伴う利点とを、図4を参照しつつ記載する。
<掃除機ヘッド10の利用方法&利点>
図4(a)、図4(b)及び図4(c)の各図は、掃除機ヘッド10の利用方法及び利点を拡大化して模式的に示す図である。尚、これらの図に於いて、サッシの各部分及びコーナー部分(隅)を成す壁面部分は、部分的断面として、ハッチング表示されている。
図4(a)は、例えば、障子の桟と比較して、サッシ・ソファー等の比較的狭くて細く延びた溝又は隙間Rの内部に挿入されている掃除機ヘッド10の一対のノズル2及び第1ブラシ4Bの状態を示す。既述の通り、一対のノズル2の短手方向Yに於ける幅Wは、例えば1.5cmという様に、小さい幅寸法値に設定されている。このため、一対のノズル2は、サッシの溝の様な比較的狭い溝・隙間Rの中に容易に、素早く、且つ確実に挿入され得る。しかも、一対のノズル2を成す各ノズル2の先端部2EPの断面2ESは鋭角θでカットされているので、貫通路2SPの一端部である先端部2ESは尖った形状を成し、以って、溝・隙間R内の側面RSS及び底面RBSとの間に小さな隙間空間を作る。このため、一対のノズル2は、当該隙間空間を通じて、溝・隙間R内の各面、特に底面RBS上に積もっているゴミ・塵・埃等を、確実に貫通路2SPを通じて掃除機側へ吸い込ませて、溝・隙間R内の各部を清掃することが出来る。しかも、第1ブラシ4Bのブラシ毛4が各ノズル2の最先端部2TPより突出している。このため、全ブラシ毛4は、それらの搖動によって、溝・隙間R内の各面、特に底面RBS上に積もっているゴミ・塵・埃等を掻き出す作用を呈する。この掻き出しにより、溝・隙間R内のゴミ・塵・埃等は、各面RSS,RBSより舞い上がって、各ノズル2の断面2ESに於ける貫通路2SPを介して、掃除機により吸い込まれ易くなる。
特に、図4(b)は、図4(a)に示される狭い溝・隙間R内の清掃状態の特筆すべき利点を示す状態図である。即ち、各ノズル2がゴム等の弾性体より成るので、狭い溝・隙間R内に挿入された一対のノズル2の各先端部2EPは、端部1Aを通じて清掃者より加えられる力に応じて、溝・隙間R内の接触面側からの反発力を受けて、容易に撓んで狭い溝・隙間R内で湾曲し得る。この場合、第1ブラシ4Bの全ブラシ毛4もまた、一対のノズル2の撓みに追従して同様に撓んで、湾曲する。その結果、図4(b)に示される様に、一対のノズル2を成す各ノズル2の先端部2EPの断面2ESは、それぞれ、狭い溝・隙間Rの隅を成す側面RSS及び底面RBSに限りなく当接した状態となる。特に、各ノズル2の先端部2EPの断面2ESの傾斜角度が45°に設定されている場合には、隅を成す側面RSS及び底面RBSが略直交する場合に於いて、各ノズル2の先端部2EPの断面2ESは、側面RSS及び底面RBSに密接した状態となる。この様な各ノズル2の先端部2EPの断面2ESの当接状態により、一対のノズル2の先端部2TP及び全ブラシ毛4の先端部は、狭い溝・隙間Rの隅側部分の奥深い箇所にまで届くこととなり、狭い溝・隙間Rの隅側部分のゴミ・塵・埃等をより一層確実に掻き出しながら吸い込んで、狭く細い溝・隙間Rの汚れを清掃することが出来る。従って、清掃者は、一対のノズル2及び第1ブラシ4Bを狭い溝・隙間R内に挿入して掃除機ヘッド10を保持しつつ一対のノズル2を狭い溝・隙間R内で動かし続けるだけで、狭い溝・隙間Rを快適に且つ確実に掃除することが出来る。
図4(c)も、図4(b)と同様に、掃除機ヘッド10の一対のノズル2を用いた掃除の際の利点を示す図である。この場合に於いても、直交する2側面SSが作り出すコーナー部分ないしは隅部SCPに対して、2側面SSに当接状態の一対のノズル2及び第1ブラシ4Bは、共に確実に入り込んで、隅部SCPに存在するゴミ・塵・埃等を掻き出しながら吸引して、隅部SCPの汚れを確実に且つ快適に掃除する。
以上の掃除機ヘッド10の一対のノズル2を用いた掃除に加えて、清掃者は、用途に応じて、図3に示した第2ブラシ5Bを掃除機ヘッド10の本体部1に装着することで、多面的な清掃作業をも行うことが出来る。即ち、本体部1に装着された第2ブラシ5を用いて、清掃者は、例えば、エアコンのフィルタ或いは網戸等の、多数の網目を有する比較的に広い面積を有する清掃対象物をも確実に且つ快適に掃除することが出来る。この場合、一方で、第2ブラシ5Bのブラシ毛5は、フィルタ等の網目全体の上に積もった埃等の汚れを叩き落とす。他方で、その際にブラシ毛5の束の先端部が撓んで僅かに曲がる場合には、ブラシ毛5の束で覆われていた各一対のノズル2の先端部2EPが露出することとなり、その結果、各ノズル2の先端部2EPの傾斜した断面2ESが、そこに形成された貫通路2SPを介して、フィルタ等の網目の各網目部分に積もった埃等を確実に吸引していく。
上記の記載より、本実施の形態に係る掃除機ヘッド10の特徴的な使用形態及び利点を整理すれば、以下の通りとなる。
掃除機ヘッド10は、細かい隙間・溝等に於ける汚れを掻き出して確実にゴミ等を吸い込んでいくことが出来る。例えば、ソファーの隙間、サッシの溝、キーボードの隙間、或いは、エアコンのフィルタなどの色々な清掃場所に対して、掃除機ヘッド10を快適に使用することが出来る。
特に、各ノイズ2の先端部2EPが斜め傾斜で鋭角にカットされているので(好ましくは45°のカット角度)、各一対のノイズ2の先端部2EPは狭い隙間等に容易に入り込んで、隅又は隙間のゴミ・埃等を効率良く吸い込むことが出来る。
しかも、向き(縦向き又は横向き)によっては掃除機ヘッド10の幅寸法が異なるため、清掃場所に応じて当該幅を使い分けることで、清掃者は効率良く掃除をすることが出来る。
<変形例>
(1)既述の一対のノイズの数は少なくとも一つである。又、第1ブラシを設ける場合には、一対のノイズの数は少なくとも2つである。
(2)既述した第1ブラシを設けなくても良い。その意味で、第1ブラシの配設は任意事項である。
(3)又、着脱自在の上記の第2ブラシを設けることも任意である。
(4)更には、得られる利点は実施の形態1で述べた場合よりも減じることになるが、各一対のノイズのそれぞれのノイズの先端部の断面の傾斜角度(90°−θ)を、延在方向に関して非線対称に設定しても良い。
(付記)
以上、本考案の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本考案の適用可能な局面を例示したものであって、本考案はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正及び/又は変形例を、この考案の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
本考案に係る掃除機ヘッドは、掃除機に接続してサッシの溝等の狭い場所又は隅部分の掃除を行う際に適用して好適な掃除機ヘッドである。
1 本体部
1A 一端部
2 ノズル
3 台座
4 ブラシ毛
4B 第1ブラシ
5 ブラシ毛
5B 第2ブラシ
X 長手方向
Y 短手方向

Claims (3)

  1. 一端部及び掃除機に接続可能な他端部を有し且つ前記一端部から前記他端部まで亘って前記掃除機によって吸い込み可能に配設された中空の内部空間を有する本体部と、
    前記本体部の前記一端部より、前記一端部の長手方向に直交する短手方向に関して互いに対向しつつ、突出・延在する弾性体の一対のノズルと
    を備えており、
    前記一対のノズルの各々は、
    前記本体部の前記内部空間に導通した中空の貫通路と、
    最先端部より前記本体部の前記一端部に向けて鋭角で傾斜した断面を有する先端部と
    を備えており、
    前記一対のノズルの一方の前記先端部の前記断面の傾斜方向と、前記一対のノズルの他方の前記先端部の前記断面の傾斜方向とは、前記一対のノズルの延在方向に関して線対称にあることを特徴とする、掃除機ヘッド。
  2. 請求項1に記載の掃除機ヘッドであって、
    前記本体部の前記一端部より、前記一端部の前記長手方向に関して前記一対のノズルに対向しつつ且つ前記一端部の前記短手方向に関して互いに対向しつつ、突出・延在する弾性体の隣の一対のノズルと、
    前記一対のノズルと前記隣の一対のノズルとの間に、前記一対のノズル及び前記隣の一対のノズルよりも長く延在する様に配設されている第1ブラシと
    を更に備えることを特徴とする、掃除機ヘッド。
  3. 請求項2に記載の掃除機ヘッドであって、
    前記一対のノズル、前記隣の一対のノズル及び前記第1ブラシの周囲を被覆する様に前記一対のノズル及び前記隣の一対のノズルの前記延在方向に沿って延在する、前記本体部の前記一端部に対して着脱自在に配設される第2ブラシ
    を更に備えることを特徴とする、掃除機ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7093943B2 (ja) 2018-01-19 2022-07-01 株式会社コーワ 電気掃除機

Cited By (1)

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JP7093943B2 (ja) 2018-01-19 2022-07-01 株式会社コーワ 電気掃除機

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