JP3199175U - ソーラーパネルを備えた栽培ハウス - Google Patents
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Abstract
Description
このような栽培装置に関して下記特許文献1及び特許文献2にはソーラーパネルの下で植物の栽培を行うことが提案されているが、植物の上方がソーラーパネルで遮られて栽培に太陽光が充分には得られなくなるためソーラーパネル下は栽培には不適な環境となってしまう。
この対策として上記特許文献1の装置では太陽電池パネルにシースルータイプを用い、太陽光線を透過させることでパネルの下の植物まで光が届くように工夫している。
一方、本考案者は、先に下記特許文献3のソーラーパネルを備えた栽培ハウスを提案し、上部ではソーラーパネルで太陽光発電を行い、且つソーラーパネルの下部でも植物を良好に栽培することが可能となった。その際、太陽の移動に合わせてソーラーパネルの受光面に太陽光線を垂直に当てて効率良く発電することが可能となった。
そこで、本考案は、昼間はソーラーパネルの受光面に太陽光線が垂直に当たるように太陽を追ってソーラーパネルの方向を移動させることで効率良く太陽光発電を行い、同時に、開いたソーラーパネル間の隙間からソーラーパネルの下側へ太陽光を取り込んで植物の光合成による生育を可能とし、栽培ハウス内の作物の温度等の管理を行って良好な栽培環境を作り出すのと併せてハウス内のソーラーパネルの風害や雪害等の天候被害や塵や埃の汚れによる発電量の低下を防止し、更には、ハウス内部で大型の農業用作業機を使用して効率良く農業作業が行えるソーラーパネルを備えた栽培ハウスを提供することを目的とする。
又、栽培ハウスの屋根のシートによりソーラーパネル全体が風害や雪害等の天候被害から守られ、塵や埃の汚れによる発電量の低下が防止される。
更に、緯線軸を該緯線軸と平行な緯線軸平行フレームをトラス構造で連結することによって緯線軸が強化さるため緯線軸が多数のソーラーパネル及び経線軸の荷重にも耐えられるようになり、該緯線軸を支える支柱の設置間隔を広く取れるようになった。この結果、栽培ハウス内でトラクター等の大型の農業用作業機を使用して効率良く農作物や園芸植物の栽培を行うことが可能となる。
又、緯線軸下側の経線軸を含んだソーラーパネルの重量と該緯線軸上側のトラス構造を含んだ緯線軸平行フレームの重量とを緯線軸の中心を挟んだ両側で均衡させたことで、ソーラーパネルを南北方向に傾斜させたときに緯線軸に対して重力の偏りによる一方向の軸回転力が発生しなくなる。この結果、ソーラーパネルの位置を安定的に保つことが可能となると共に回動に要するモータへの負担を少なくすることが可能となる。
そして、1本の緯線軸の回動で該緯線軸に多数並設した各経線軸を一斉にソーラーパネルの受光面を太陽の移動方向に追随させて回動させ、その受光面に太陽光線を効率良く照射させることが可能となる。
そして、1本の緯線軸上に並設された多数のソーラーパネルを前記モータによるワイヤーの操作で日の出から日没までの東西方向の太陽の移動方向に追随させ、その受光面に太陽光線に効率良く照射させること可能となる。
このように緯線軸回動機構によるソーラーパネルの南北方向の回動と経線軸回動機構によるソーラーパネルの東西方向の回動が各ワイヤーを同時に操作することで、太陽光線が受光面に垂直に当たるように太陽に向かって各ソーラーパネルを一斉に傾斜させ、効率の良い太陽光線発電が可能となる。
本考案の栽培ハウスは、図1及び図2に示すように、地面Gに立設した支柱1の上部に屋根フレーム3を架設し、該支柱1及び屋根フレーム3の外周にシート4を張って内部に栽培空間Sを形成し、更に該栽培空間Sの上部に太陽に向けて受光面を移動可能とするソーラーパネル2を張り詰めた栽培ハウスである。
前記支柱1は、図3の(ロ)に示すように、1枚の重量が数30Kg程度あるソーラーパネル2の多数を支える必要があるため、3本の厚さ1.8mm、直径48mmの足場用の鉄パイプを3連パイプ連結金具10で束ねて強化した支柱1を地面Gに突き刺して安定的に直立させ、該支柱上部1aに鉄パイプ製の屋根フレーム3を架設して栽培ハウスの基本的な骨組みを形成する。
そして、図1に示すように、前記屋根フレーム3の上には透明なシート4を被せ、又、栽培ハウスの側面部分には前記各支柱1の外側に透明のシート4を張設し、栽培ハウス内にこれらのシート4で覆われた栽培空間Sを形成する。
前記シート4は太陽光を多く透過させるため透明なシート又は透明に近い半透明なシートを用いる。
なお、一般的な栽培ハウスと同様に該シート4は着脱可能とし、夏場等の季節や、栽培作物の適性に合わせて栽培ハウスの屋根面や側面のシートは適宜取り外して栽培することができるようにする。
また、栽培ハウスの側面には透明なシート4を張るが、更にその外側に不透明な黒いシートを張って光の調節を行うこともできる。
前記支柱1の平行な各列の間隔は、図1及び2に示すように、大型作業機が通過可能な間隔Lとし、又、前記屋根フレーム3は、大型作業機が通過可能な高さHにソーラーパネル2の横幅の810mmを加えた高さよりも上側に配設し、前記支柱1に固定される梁フレーム9の高さは、大型作業機が通過可能な高さHよりも上となるようにする。
例えば、図1及び図2では、前記屋根フレーム3の取り付ける地表上の高さは約4mとし、前記支柱1に固定される梁フレーム9の高さは約3mとし、支柱間は縦幅1580mmのソーラーパネルを6枚が納まる約10mとした場合を示す。
なお、前記支柱1を地中に刺して直立させるに際し、別の1.5m程度の同径の鉄パイプを用いて、これを先に深く刺してその上部の一部を地表から露出させ、その露出部分に連結金具を介して4mの支柱1を直立させることが可能となる。そして、該鉄パイプの地中部分が腐食した場合に、隣に新しい同径で1.5mのパイプを刺して、この上部に長い支柱を移し替えることで支柱1の修復を容易に行うことが可能となる。
即ち、南北方向の梁フレーム9に対して緯線軸の中心軸線Xを東西方向に交差させる。
図2では、緯線軸5相互間(支柱1間)の幅は横幅810mmのソーラーパネルを2枚分以上の間隔Wであり約1800mmとした場合を示す。
例えば該緯線軸5は、厚さ1.8mm、直径48mmの足場用の鉄パイプを使用する。
又、前記直交差パイプ連結金具11は、図3の(イ)に示すように、直角に交差させた短いパイプの形に鋳造した足場連結用の直交差パイプ連結金具11の使用が可能である。
該直交差パイプ連結金具11には固定ボルト螺着用のボルト孔が夫々のパイプに形成され、そのパイプに連結しようとするパイプを差し込んで、ボルト孔に固定ボルトを螺着して締めることで差し込んだパイプが固定されるようになっている。
即ち、該直交差パイプ連結金具11の梁フレーム9を差し込んだパイプ固定部11b側は固定ボルトを回転不能となるように螺着し、緯線軸5を差し込んだ滑り軸受け部11a側は固定ボルトを装着せずに回転可能な状態を維持させて連結する。その際、緯線軸5を差し込んだ滑り軸受け部11aの内部にグリース等の潤滑油を塗って緯線軸5との摩擦抵抗をできるだけ少なくし、差し込んだ緯線軸5が円滑にフリー回転可能となるように装着する。
即ち、東西方向の緯線軸の中心軸線Xに対して経線軸の中心線Yは東西方向に交差させる。
例えば該緯線軸6は、厚さ1.8mm、直径48mmの足場用の鉄パイプを使用する。
経線軸6と緯線軸5とを連結する前記直交差パイプ連結金具12は、図9の(イ)に示すように、前記梁フレーム9と緯線軸5とを連結する前記直交差パイプ連結金具11と同様に、緯線軸5を差し込んだパイプ固定部12bは固定ボルト14を回転不能となるように螺着し、経線軸6を差し込んだ滑り軸受け部12a側は固定ボルトを装着せずに回転可能な状態を維持させて連結する。その際、経線軸6を差し込んだ滑り軸受け部12aの内部にグリース等の潤滑油を塗って摩擦抵抗をできるだけ少なくし、差し込んだ経線軸6が円滑にフリー回転可能となるように装着する。
該経線軸6の長さは、図2に示すように、ソーラーパネル2の横幅810mmの2倍程度とし、隣の緯線軸5に装着された経線軸6に接触しない長さとする。
前記緯線軸5間は1800mmあるので、隣の緯線軸5に装着された経線軸6とは相互に接触が起こらない。
なお、該ソーラーパネル2の両パネル支持パイプ8a、8bへの固定については、U字ボルトを使用する等、パネルの枠部分の形態に応じて各種取り付け方法が可能である。
又、前記緯線軸5寄りの前記直交パイプ連結金具18は前記経線軸6中心部の軸受け部
6aを回転可能に支持する滑り軸受け部12aの両側の接するように挟んで固定することで、前記経線軸6の中心部の位置が軸方向に移動しないように両側から抑えて装着する。
なお、前記支柱1、梁フレーム9、緯線軸5及び経線軸6に使用するパイプは多種あり、必要な強度が得られるものであれば良いのでそのサイズを特に限定するものではない。又長いため途中で接続したものを使用しても良い。例えば足場用の鉄パイプを用いた場合には連結金具類も足場用のものをそのまま使用することができる。
そして、1単位区画毎に、該緯線軸5に対して約1m離れて平行となる厚さ1mm、直径25mm径の鉄パイプ製の緯線軸平行フレーム7bを斜めフレーム7aによるトラス構造7で連結すると共に、図6及び図7に示すように、前記緯線軸平行フレーム7bと斜めフレーム7aのトラス構造7は構造面を前記径線軸6の軸受け部6aと直交するように連結し、前記緯線軸5を挟んで上側の前記トラス構造7を含んだ緯線軸平行フレーム7bの重心w1(図6中の白丸で示す)と、下側の経線軸6を含んだソーラーパネル2の重心w2(図6中の黒丸で示す)に掛かる各荷重が前記緯線軸5の中心軸線Xに対して重量の均衡が取れる位置となるように緯線軸平行フレーム7b及びトラス構造7を形成する。
例えば、両側で合計60kgとなる径線軸6とソーラーパネル2の重心が緯線軸5の中心軸線Xから34mmの位置にある場合、緯線軸平行フレーム7b側の重量が4kgである場合には、緯線軸5の中心軸線Xから緯線軸平行フレーム7b側の重心までの距離が約500mmの場合に緯線軸5の中心軸線Xを中心にその両側に均衡が保たれる。
このため、ソーラーパネル2の東西南北のどの方向においても回動したときに緯線軸5の中心軸線Xに対して荷重の均衡が崩れることがないので、緯線軸5に対する一方向の重力による軸回転力が発生しない。この結果、ソーラーパネル2の位置を安定的に保つことが可能となると共に回動に要するモータ26への負担を少なくすることができる。
又、前記トラス構造7は、前記経線軸6の中心がある緯線軸5直上を頂点とし、隣同士の経線軸6の取付け位置の中間に当たる緯線軸5の位置を結ぶ二等辺三角形状とすることでソーラーパネルの荷重をバランス良く分散しトラス構造7の強度を高めることができ、このため細くて軽いパイプの使用が可能となる。
該緯線軸回動機構20は、図5及び6に示すように、前記梁フレーム9近傍の経線軸6に設けたソーラーパネル2の外側に少し突出したパネル支持パイプ8bのワイヤー接続部22と、緯線軸平行フレーム7bの延長端部7cのワイヤー接続部21に夫々径が1mmの細いワイヤーの傾斜引き下げ側の端部23a、ワイヤーの水平引き上げ側の端部23bを接続し、該ワイヤー23の中間部位を支柱1上部のモータ取付け板28に固設したモータ26で回転させるワイヤー巻送りドラム25に巻着する。
該ワイヤー巻送りドラム25は、ワイヤー23の中間を数回巻き着けて摩擦抵抗を高め、回転させることでワイヤー25を一方から巻き込み他方へ巻き込んだ長さと同じ長さを送り出すものである。
この結果、前記モータ26の回転方向を交番させることにより前記ワイヤー23の両側が交互に引かれて緯線軸5が往復して軸回動可能となり、1本の緯線軸5に連なる前記経線軸6上のソーラーパネル2を一斉に南北に傾斜させることが可能となる。
なお、図5はソーラーパネルを水平にした状態を示し、図6はモータ26の稼働で北側のワイヤー23を引いてソーラーパネルを南に向けて傾斜させた状態を示す。
なお、図7はソーラーパネルを水平にした状態を示し、図8はモータ36の稼働で東側メインワイヤー35aを引いてソーラーパネルを西に向けて傾斜させた状態を示す。
この結果、前記モータ36の回転方向を交番させることにより前記メインワイヤー35の両側の東側メインワイヤー35aと西側メインワイヤー35bとが交互に引かれ、該メインワイヤー35に連結した東側分岐ワイヤー31と西側分岐ワイヤー32とが交互に引かれることで経線軸6が往復して軸回動可能となる。
そして、前記メインワイヤー35の両側の東側メインワイヤー35aと西側メインワイヤー35bを交互に引くことで1つのモータ36で各分岐ワイヤー31、32を引き、1本の緯線軸5に連なる前記経線軸6を同時に軸回動させてソーラーパネル2を一斉に東西に傾斜させることが可能となる。
又1日の時間が決まっているのでタイマーで制御することも可能である。この場合には、夏冬の時間差や傾斜角度差があるので、季節に合わせて態様光がソーラーパネル2の受光面に垂直に当たるように調節を行えるようにする。
又、前記ソーラーパネル2の裏面に反射板を設ければ、北側のソーラーパネル2に当たって受光面で反射された太陽光線の一部や直射日光以外の光がソーラーパネル2間の隙間を通して反射板に当たってソーラーパネル2下へと反射されるので、より多く光をその下方に導くことが可能となる。
又、夜間には、各ソーラーパネル2を水平にして遮蔽面を形成することで、その上のシート4とで2重天井となり、ハウス内の温度の低下を抑え、より内部を外気よりも高い温度に保って、その中で植物を良好に生育させることが可能となる。
その際、照明具を設けて、昼間の日照時間に植物が受ける光の量に加えて照明具の点灯で照射する夜間の照射量及び照射時間の調節を行って植物を生育させることが可能となる。
そして、照明具による光の調節でラン等の生花の市場への出荷時期の調節を行うことも可能となる。
本考案では、前記ソーラーパネル2や金属パイプの構造体等の重量物を支える緯線軸5がその上部のトラス構造7によって強化され、緯線軸5を支える支柱1の設置間隔を大型作業機が通過可能な間隔Lが得られる広さとすることが可能となり、この結果、田植え機や稲刈り機などの大型作業機を使用して稲作などの穀物栽培もソーラーパネルの下で行えるようになった。
1a 支柱上部
1b 梁支持部
2 ソーラーパネル
3 屋根フレーム
4 シート
5 緯線軸
6 経線軸
6a 軸受け部
6b 端部
7 トラス構造
7a 斜めフレーム
7b 緯線軸平行フレーム
7c 緯線軸平行フレームの延長端部
8a 内側のパネル取付けパイプ
8b 外側のパネル取付けパイプ
9 梁フレーム
10 3連パイプ接続金具
11 直交差パイプ連結金具
11a 滑り軸受け部
11b パイプ固定部
12 直交差パイプ連結金具
12a 滑り軸受け部
12b パイプ固定部
13 連結片付パイプ連結金具
13a 連結片
14 固定ボルト
15 緯線軸平行フレーム突出端部
16 屋根受用梁フレーム
17 屋根受用梁フレーム固定金具
18 直交パイプ連結金具
19 ワイヤー接続部
20 緯線軸回動機構
21 緯線軸平行フレーム端部のワイヤー接続部
22 パネル取付けパイプ端部のワイヤー接続部
23 ワイヤー
23a ワイヤーの傾斜引き下げ側の端部
23b ワイヤーの水平引き上げ側の端部
25 ワイヤー巻送りドラム
26 モータ
28 モータ取付け板
30 経線軸回動機構
31 東側分岐ワイヤー
32 西側分岐ワイヤー
33 東側パネル駆動用滑車
34 西側パネル駆動用滑車
35 メインワイヤー
35a 東側メインワイヤー
35b 西側メインワイヤー
36 モータ
37 ワイヤー巻送りドラム
38 モータ取付け板
39 中継滑車
w1 緯線軸平行フレーム側の重心
w2 ソーラーパネル側の重心
G 地面
X 緯線軸の中心軸線
Y 経線軸の中心軸線
Ya 梁フレームの中心線
W 経線軸の間隔
L 大型作業機が通過可能な間隔
H 大型作業機が通過可能な高さ
S 栽培空間
Claims (5)
- 地面に立設した支柱の上部に屋根フレームを架設し、該支柱及び屋根フレームの外周にシートを張って内部に栽培空間を形成する栽培ハウスにおいて、
南北に向けた複数の梁フレームを支柱上部に平行に架設し、該梁フレーム上に、相互にソーラーパネルの横幅の約2倍以上の間隔で平行に配した東西方向の緯線軸を軸回転可能に載架し、
該緯線軸の下側には、該緯線軸と交差させて軸回転可能とした南北方向の経線軸を中心部位で装着すると共に該経線軸の上部両側には前記緯線軸を挟んで対称にソーラーパネルを配着し、
該緯線軸の上側には、前記梁フレーム間に、該緯線軸に対して平行な緯線軸平行フレームをトラス構造で連結すると共に、前記トラス構造を含んだ緯線軸平行フレーム側の重心と、前記経線軸を含んだソーラーパネル側の重心とが前記緯線軸を中心に重力が均衡を保つよう設定し、
各緯線軸には該緯線軸を軸回転させる緯線軸回動機構を設けると共に各経線軸には該経線軸を軸回転させる経線軸回動機構を設けたことを特徴とするソーラーパネルを備えた栽培ハウス。 - 各経線軸に、ソーラーパネルを下から支えるパネル支持パイプを設け、該パネル支持パイプ上に緯線軸を挟んで南北が対称となるようにソーラーパネルを固着したことを特徴とする請求項1に記載のソーラーパネルを備えた栽培ハウス。
- 緯線軸回動機構が、梁フレーム近傍の経線軸に設けたパネル支持パイプ及び緯線軸平行フレームの各端部に夫々ワイヤーの端部を接続し、該ワイヤーの中間部位を支柱又は梁フレームに固設したモータで回転させるワイヤー巻送りドラムに巻着し、該モータの回転方向を交番させることにより緯線軸の往復回動を可能としたことを特徴とする請求項2に記載のソーラーパネルを備えた栽培ハウス。
- 経線軸回動機構が、ソーラーパネルの両外側に突出したパネル支持パイプの各端部に分岐ワイヤーの端部を接続し、該両分岐ワイヤーは夫々緯線軸平行フレームに設けたパネル駆動用滑車に掛架し、該両分岐ワイヤーの端部をメインワイヤーの両端部に夫々接続し、
前記メインワイヤーの中間部位は、支柱又は梁フレームに固設したモータで回転させるワイヤー巻送りドラムに巻着し、該モータの回転方向を交番させることにより経線軸の往復回動を可能としたことを特徴とする請求項2又は3に記載のソーラーパネルを備えた栽培ハウス。 - 支柱の平行な各列の間隔は大型作業機が通過可能な間隔とし、屋根フレームは、大型作業機が通過可能な高さにソーラーパネルの横幅を加えた高さより上側に配設し、前記支柱に固定される梁フレームの高さは、大型作業機が通過可能な高さとしたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれかに記載のソーラーパネルを備えた栽培ハウス。
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