JP3199141B2 - ドラムリード測定装置と測定方法 - Google Patents

ドラムリード測定装置と測定方法

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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークとして、例えば
テープに信号を記録したりテープに記録した信号を再生
するために用いるドラムに対して形成されているリード
の測定装置と測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のドラムは、コンスマーVTR用
からノンコンスマーVTR(業務用)を含めると、10
0種類近く存在する。
【0003】ドラムには、ドラム自体(たとえば下ドラ
ム)を基準としてそのドラムに形成されたリードの形状
を測定するリードの測定方法や、ドラムの回転軸基準で
組み付け加工されたドラムの軸基準によるリードの形状
の測定方法がある。しかも100種類ものドラムは、そ
れぞれリード形状の変化量の理論値(π×ドラム径D×
tanリード角度θ)が異なり、上下方向の位置が変わ
ってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このために、測定方法
が異なり、しかも測定対象物であるドラムの種類が異な
る度に、そのドラムのリードの形状を測定するために
は、専用の測定機を製作しなければならない。
【0005】そして、もしそのような専用測定機を製作
した場合には、例えばリードの形状の理論値に近似する
形状を有する倣い面もしくは倣い手段を、専用に持つ必
要があるという問題がある。
【0006】本発明は上記問題を解消するためになされ
たものであって、倣い面もしくは倣い手段を専用に持つ
必要がなく、ドラムの種類に応じて汎用的にそのドラム
のリードの形状を測定することができ、リード形状を精
密に評価することができるリード測定装置と測定方法を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、テー
プを案内するリードを有して前記テープに信号を記録し
たり前記テープの信号を再生するために用いるドラムが
回転軸に対して回転可能に装着された前記リードの形状
を測定するドラムリード測定装置であり、前記ドラムの
前記回転軸の一端部と他端部を固定して前記ドラムを前
記回転軸に対して回転可能に保持するドラム保持手段
と、前記ドラムの種類に応じた前記リードの形状に関す
る理論値の情報を変えることにより、前記ドラム保持手
段において前記ドラムを前記回転軸を中心に回転して前
記ドラムの種類に応じた前記リードの形状を測定する形
状測定手段と、を備えることを特徴とするドラムリード
測定装置である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のドラ
ムリード測定方法において、前記ドラム保持手段は、前
記回転軸の前記一端部を着脱可能に固定する上ユニット
と、前記回転軸の前記他端部を着脱可能に固定する下ユ
ニットを有する。請求項3の発明は、テープを案内する
リードを有して前記テープに信号を記録したり前記テー
プの信号を再生するために用いるドラムが回転軸に対し
て回転可能に装着された前記リードの形状を測定するド
ラムリード測定方法であり、前記ドラムの前記回転軸の
一端部と他端部をドラム保持手段により固定して前記ド
ラムを前記回転軸に対して回転可能にして、前記ドラム
の種類に応じた前記リードの形状の理論値を予め用意し
て、前記リードの理論値に近似する軌跡上を移動する測
定子を、前記リードに接触して、前記ドラムを前記回転
軸を中心にして回転しながら前記測定子により前記リー
ドの形状を測定し、前記測定子が前記理論値に近似する
軌跡上を移動する際の前記測定子の実際の移動量を求め
て、前記測定子の実際の移動量と前記リードの形状の理
論値に近似する軌跡との差分を求めて、前記測定子によ
り測定した前記リードの形状とこの差分とにより、前記
リードの形状のみを抽出することを特徴とするドラムリ
ード測定方法である。
【0009】請求項4の発明は、請求項3に記載のドラ
ムリード測定方法において、前記リードの形状と前記測
定子の実際の移動量は、前記ドラムの前記回転軸を平行
な方向に沿って測定される。 請求項5の発明は、請求項
3に記載のドラムリード測定方法において、前記回転軸
の前記一端部は、前記ドラム保持手段の上ユニットによ
り着脱可能に固定され、前記回転軸の前記他端部は、前
記ドラム保持手段の下ユニットにより着脱可能に固定さ
れる。
【0010】
【作用】上記構成にあっては、形状測定手段が、ドラム
に形成されたリードの形状を測定する際に、ドラムの種
類に応じて各角度におけるリードの形状に関する理論値
の情報を変えることにより、ドラムの種類に応じたリー
ドの形状を測定する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0012】図1と図2は、本発明のリード測定装置に
より測定しようとするワークの一例として、下ドラム1
0を示している。この下ドラム10は、固定ドラムとも
いい、下ドラムアセンブリであり、軸回転タイプのもの
である。即ち下ドラム10は、軸100に対してベアリ
ング101により回転可能に装着されている。
【0013】下ドラム10は、リードLを有している。
図2においては下ドラム基準面をP1で示しリード面を
P2で示している。このリードLは、ビデオテープの案
内をするために形成されるものである。この下ドラム1
0は、上述したように軸回転タイプのものであり、例え
ば70ないし80mm径であって、好ましくは業務用の例
えばデジタルVTR等に適用されるドラムである。この
下ドラム10は、一点鎖線で示す上ドラム120と組合
せて用いられる。
【0014】この上ドラム120は軸100に対して取
り付けられる。上ドラム120には1つもしくは複数の
ヘッドHが取り付けられている。このヘッドHにより、
リードLに沿って走行されるビデオテープに対して信号
を記憶したり、あるいはテープに記憶されている信号を
再生するのに用いる。
【0015】基本的には、このリードLのリード面P2
を、下ドラム10の回転軸100に対してもしくは関し
て、リード測定装置700により、測定するようになっ
ている。
【0016】次に図3を参照する。図3は、本発明のリ
ード測定装置の好適な実施例を示している。このリード
測定装置700は、好ましくは汎用のリード測定方式の
ものである。すなわち、ドラムの種類にかかわらずに選
択された種類のドラムに形成されているリードの形状を
測定することができるようになっている。このリード測
定装置700は、図1と図2で示したリードLの形状、
特にリードの直線性およびうねり等を測定するためのも
のである。
【0017】リード測定装置700は、ドラム保持手段
12と、形状測定手段190を有している。この形状測
定手段190は、ケレーユニット回転手段13、測定子
スライド部14、測定子の移動量検出手段15、および
図5に示す制御手段16を有している。
【0018】まず上記ドラム保持手段12について説明
する。このドラム保持手段12は、上ユニット12aと
下ユニット12bを有している。上ユニット12aと下
ユニット12bは対称構造となっている。上ユニット1
2aは、移動部材30と固定部材31を有している。同
様に下ユニット12bも移動部材30と固定部材31を
有している。
【0019】この上ユニット12aは、回転軸100の
上端を固定するようになっている。即ち移動部材30を
移動することにより、図4に示すように、移動部材30
と固定部材31との間で回転軸100の上端を固定する
のである。同様にして下ユニット12bの移動部材30
を移動することにより、移動部材30と固定部材31と
の間で回転軸100の下端を固定するようになってい
る。
【0020】これにより、下ドラム10の回転軸100
は、上下方向に従ってドラム保持手段12において着脱
自在に固定することができる。なおこのドラム保持手段
12は、コラム12cに設定されている。
【0021】次に、図3に示す形状測定手段190のケ
レーユニット回転手段13を説明する。ケレーユニット
回転手段13は、回転部材13aとモータ18およびケ
レーユニット17を有している。この回転部材13a
は、モータ18により中心軸Cを中心として矢印A方向
に回転できるようになっている。
【0022】回転部材13aの上面にはケレーユニット
17が固定されている。このケレーユニット17の上端
に設けられている挿入部材17aは、下ドラム10の孔
10aに挿入可能である。これによりモータ18を駆動
すると、回転部材13aとケレーユニット17を介し
て、下ドラム10を回転軸Cに関して、矢印A方向に回
転もしくはつれ回りをすることができる。
【0023】なお、図5に示すように、モータ18は、
制御手段16のモータ制御部21からの指令信号S1に
従って、所定の回転数でケレーユニット17等を介して
下ドラム10を同期して回転することができるようにな
っている。
【0024】次に、形状測定手段190の測定子スライ
ド部14を、図3と図4を参照して説明する。測定子ス
ライド部14は、精密スライド22、測定子ユニット2
3、スライド上下用駆動部24、コラム25により構成
されている。コラム25は、上記精密スライド22を保
持している。
【0025】図3において、スライド上下用駆動部24
は、モータ24a、ボールネジ24b、スライド連結部
24cにより構成されている。このために、モータ24
aの駆動力は、ボールネジ24b、スライド連結部24
cを介して、精密スライド22に与えられる。つまり、
モータ制御部21aからの指令値により、モータ24a
を駆動することにより、精密スライド22をボールネジ
24bと平行に上下方向にそって移動することができ
る。この精密スライド22は、測定子ユニット23を保
持している。
【0026】モータ制御部21aからの指令値は、測定
対象であるワーク(ドラム)のリード形状と同等のプロ
フィールを形成するような理論値である。さらに、精密
スライド22は、移動量検出手段15により常時位置が
測定されている。
【0027】図5に示すように、測定子ユニット23
は、例えばマイクロメータであり、測定子ユニット23
の接触子23aがリードLの面に接触するようになって
いる。この測定子ユニット23は、図5に特に示すよう
に、上方向が測定+方向であり、下方向が測定−方向に
設定されている。この接触子23aは、測定子ユニット
23に対して、微小な範囲、たとえばプラスマイナス1
0μm程度の範囲で、上下動可能になっている。これに
より、現実に得られるリード形状のデータとリード形状
の理論値との微小な差を検出することができるようにな
っている。
【0028】次に、形状測定手段190の移動量検出手
段15を、図3と図5により説明する。移動量検出手段
15は、検出ヘッド15aと、スケール部15bを有し
ている。この移動量検出手段15aは、いわゆるリニア
スケールともいう直線型スケールである。移動量検出手
段15aは、好ましくは一体型のスケールであるため
に、ボックス内に、これらスケール部15bと検出ヘッ
ド15aが収納されている。
【0029】この検出ヘッド15aは、たとえばレーザ
光をスケール部15bに投光して、しかもスケール部で
のレーザ光の反射光を検出ヘッド15aが受光する形式
のものである。
【0030】次に、上述した各要素を制御するための形
状測定手段190の制御手段16について、図5のブロ
ックで説明しておく。測定手段16は、アンプ28、A
/D変換器29、演算部300、310、理論値記憶部
330およびデータ処理部320、デジタルコンピュー
タ340、主軸回転用のモータ制御部21、上下駆動用
のモータ制御部21a、アンプ27a、検出ヘッド27
および回転スケール25を有している。
【0031】先ず回転系について説明すると、図5の回
転系の回転スケール25は、図3に示すように回転部材
13aに取り付けられている。検出ヘッド27は、対面
する固定部側に取り付けられている。回転スケール25
が回転することにより、検出ヘッド27は回転信号S2
を出力する。この回転信号S2はアンプ27aにより増
幅されてデジタルコンピュータ340に入力される。
【0032】デジタルコンピュータ340は、A/D変
換器29に信号(角度データ)S3を出力する。この角
度データ信号S3は、A/D変換器29にはいる。検出
ヘッド27は、例えば、回転信号S2として、1度ごと
の角度信号を出力する。その1度ごとの回転信号S2に
もとずいて、測定子ユニット23からくるデータをアン
プ28で増幅してA/D変換器29によりデジタル信号
に変換するようになっている。即ちA/D変換器29
は、測定子ユニット23からのアナログ信号を、デジタ
ルコンピュータ340からの角度データに関する信号S
3に基づいて、A/D変換を行い、デジタル信号S4を
演算部300に出力するようになっている。
【0033】一方、移動量検出手段15からのアナログ
信号もしくはアナログデータS5は、先ほどのA/D変
換器29からの信号S4と共に、同時に演算部300に
取り込まれる。これにより、演算部300は信号S7を
演算部310に出力する。この演算部310は、理論値
記憶部330に記憶されている理論値に関する理論値信
号S6を取り込む。
【0034】そして、演算部310は信号S6と共に演
算部300からの信号S7を取り込む。この理論値と
は、この理論値は、各角度におけるリードの形状に関す
る理論値であり、下ドラム10のリードLの形状もしく
はプロフィールの理論値のことであって、あらかじめ理
論値記憶部330に記憶もしくは格納されている。
【0035】次に、図3と図5を参照して、固定ドラム
10のリードLの形状を測定する方法を説明する。な
お、このリードLの形状を測定する方法のフローチャー
トを図6に示す。
【0036】測定するワークである固定ドラム10の種
類を、コンピュータ340を用いて選択(機種選択)す
る(ステップS1)。これにより、あらかじめ理論値記
憶部330に入力されている、ドラム径、リード角度、
巻き付け角度等にもとずいて、コンピュータ340が主
軸スピンドル26の回転開始角度、回転終了角度、およ
び精密スライド22の上下スライド移動量/主軸1°回
転等の各要素を演算する。このようにして、イニシャル
データのセットをすることができる(ステップS2)。
【0037】図3と図4に示すように、ドラム保持手段
12の上ユニット12aと下ユニット12bのそれぞれ
の移動部材30を開いた状態で、回転軸100の上端と
下端をV字形の固定部材31にセットする。そして移動
部材30を図示しない手段により移動することにより、
回転軸100の上端と下端をそれぞれ移動部材30と固
定部材31の間で固定する(ステップS3)。なお、こ
のワークセットの際に、軸基準ドラムの場合には、クラ
ンプスイッチを用い、下ドラム単品の場合にはバキュー
ムスイッチをオンする。
【0038】次に、スタートスイッチをオンして(ステ
ップS4)、精密スライド22が上下方向にスライドし
て図11に示すセットアップ位置にセットアップ動作
(ステップS5)をし、測定条件(開始ポイント、終了
ポイント等)の演算をする(ステップS6)。たとえば
リードLに関するテープ巻き付け角度の中央位置(あら
かじめ決定しておく)での上下スライド用の精密スライ
ド22の位置を測定する。
【0039】具体的には、精密スライド22を下降して
測定子ユニット23がワークに接触し、図5のAMP2
8の値がゼロになったところで、精密スライド22の位
置を検出ヘッド15aを介してスケール部15bによ
り、図11のセットアップ位置を読み取る。この読み取
ったセットアップ位置の値を基準として、リード測定開
始位置での上下開始位置を演算し、移動する。図11に
は、そのリード測定開始位置とリード測定終了位置、お
よびこれらの中央のセットアップ位置を示している。
【0040】そして、精密スライド22の上下軸(上下
方向)、ドラム10の回転軸(回転方向)共に、図11
に示すリード測定開始位置へもどる(ステップS7)。
【0041】次に、測定をスタートする(ステップS
8)。図5のモータ制御部21からの指令信号S1によ
り、モータ18が回転を始めると、ケレーユニット17
により固定ドラム10は、同期して図3に示すように、
矢印A方向に回転する。この時固定ドラム10の形状に
よって異なるのであるが、例えばテープの巻き付け角度
分この固定ドラム10を回転して、回転軸100に対す
る固定ドラム10のリードLの形状もしくはプロフィー
ルを、測定子ユニット23により測定する。
【0042】リード形状の理論値を説明する図10を参
照すると、実際には、例えば主軸(回転軸100)が1
°回転するごとに、上下軸である精密スライド22は
(πD・tanθ/360°)づつ移動して、測定を行
う(ステップS9)。このDはリードの径を示し、θは
リード角度を示している。
【0043】この固定ドラム10の回転により、測定子
ユニット23は、主軸の回転に同期して、図5の理論値
記憶部330に記憶されている理論値通りの指令値だけ
移動することによって、図5の矢印B方向に上下動され
る。つまり測定子ユニット23の接触子23aは、理論
値通りに動くとすれば、ほぼリードLの理想的な形状も
しくはプロフィールに対応するように矢印B方向に移動
する。
【0044】その際、理論値記憶部330に入力されて
いるデータS10と、実際に移動した後のスケールデー
タS9により、演算部350にて演算し、理論値との差
異については、次の目標動作位置の値に、加減算を行
い、新たな値を求める。この指令値S11により、モー
タ制御部21aに新しい目標値が指令され、さらに指令
値S12により、モータ24aが動作する。この一連の
動作を、リードの測定範囲内で繰り返して行う。
【0045】この測定子ユニット23の移動に伴ない、
移動量検出手段15の検出ヘッド15aも移動する。こ
の時,測定子ユニット23が+方向に移動すると、移動
量検出手段15の検出ヘッド15aは−方向に移動す
る。また測定子ユニット23が−方向に移動すると移動
量検出手段15の検出ヘッド15aは+方向に移動す
る。つまり両者は数値的に逆に移動している。
【0046】測定子ユニット23が図11に示すリード
測定終了位置に達して測定が終了すると、回転ステージ
にある固定ドラム10がホームポジションに戻り、上下
軸方向の精密スライド22が上昇して、原位置で停止す
る(ステップS10)。この後に、データ処理部320
でコンピュータデータ演算処理、グラフ化、そしてグラ
フのコピーを行う(ステップS11)。
【0047】次に、このように動作して得られたときの
測定データの一例を、図7ないし図9に示す。各図とも
に、回転角度(degree)に対する移動距離(μ
m)の関係を示している。
【0048】先ず図7は、図5の移動量検出手段15か
らの測定子ユニット23の移動に関する実測データS5
と、理論値記憶部330からのデータ信号S6と、の差
分を各角度ごとにプロットしたデータである。図8は、
測定子ユニット23の接触子23aの移動に関する信号
S4の生データを示している。この図8の生データは、
図7の差分データの負号を逆にしたデータと、リードL
の形状データを加味したデータである。なお、接触子2
3aがリード形状を測定する際には、実際のリード形状
に応じて接触子23aが測定子ユニット23に対して、
たとえばプラスマイナス10μm程度の範囲で上下動す
る。図9は、演算部310により演算後のデータS8を
示しており、即ちリードLの形状のみを示している。
【0049】上述したように、図8のデータについて
は、図7の差分データの負号を逆にしたデータと、リー
ド形状を示すデータの両方を加味したデータを示してい
る。このために、図7と図8のデータを加算すると、理
論値との差分データは、足し引きゼロとなり、図9のデ
ータとなる。つまり、図9には、リードLのみの形状の
データが残る。このように上記実施例では、軸回転タイ
プの固定ドラムのリードLの形状のみの測定をすること
ができる。
【0050】次に、軸固定タイプのドラムのリードの形
状を測定する別の実施例を説明する。図12と図13
は、軸固定タイプの下ドラム140のアセンブリを示し
ている。下ドラム140は、軸400の下端に対して固
定されている。この軸400には、ベアリング141を
介してフランジ440が回転可能に設けられている。こ
のフランジ440に対して、上ドラム160が設定でき
るようになっている。この上ドラム160には1つもし
くは複数のヘッドHが設定されている。
【0051】この実施例では、下ドラム140のリード
Lの形状は、回転軸400に回転可能に設定されたフラ
ンジ440を基準として、リード測定装置750により
リードLの形状を測定するようになっている。
【0052】図14を参照すると、フランジ440は、
例えばねじ480によりリード測定装置750の固定部
790に固定される。そしてその後は図3の最初の実施
例と同様にして、ケレー17により固定ドラム140が
かみ合わされて、図示しない回転部材が回転することに
より固定ドラム140を矢印A方向に回転することがで
きるようになっている。その他この実施例においても、
形状測定手段は、ケレーユニット回転手段、測定子スラ
イド部、測定子の移動量検出手段、および制御手段を有
していて、これらは図3の実施例と同様のものが適用で
きるので、その説明と図示を省略する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、倣
い面もしくは倣い手段を専用に持つ必要がなく、ドラム
の種類に応じて汎用的にそのドラムのリードの形状を測
定することができ、リード形状を精密に評価することが
できる。つまり、本発明は、変化量の理論値を予め記憶
しておくことで、上下軸の倣い面のような精密な機械的
な案内手段を用いなくてもすみ、汎用リード測定装置と
して多様な種類のドラムにおけるリード形状の測定に適
用することができる。また、ドラムの回転軸等のドラム
取り付け部を基準としてリードの形状を測定するように
なっているので、回転軸に対するドラムの倒れの要因が
含まれず、真のリード形状を評価することができる。こ
れによりヘッドに直角の回転軸とリード精度(ヘッドに
対するリードの直線性)誤差を極小にすることができ
る。このために、リード形状を精密に評価することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリード測定装置により測定しようとす
る軸回転タイプの下ドラムのアセンブリを示す正面図。
【図2】図1に示した下ドラムの断面図。
【図3】本発明のリード測定装置の好ましい実施例1を
示す図。
【図4】図3におけるドラム保持手段の一部分を示す平
面図。
【図5】図3のリード測定装置における制御系を示すブ
ロック図。
【図6】リードの形状測定する方法を示すフロー図。
【図7】移動量検出手段のデータと理論値との差分を各
角度ごとにプロットしたデータを示す図。
【図8】測定子ユニットの生データを示す図。
【図9】演算後のデータ、即ちリード形状のみのデータ
を示す図。
【図10】リード形状の理論値を説明するための図。
【図11】リード形状の測定開始から終了までを示す
図。
【図12】本発明のリード測定装置により測定しようと
する軸固定タイプの下ドラムのアセンブリを示す側面
図。
【図13】図12に示す下ドラムの断面を示す図。
【図14】図13に示した下ドラムのリードを測定する
ためのリード測定装置の別の実施例を示す図。
【符号の説明】
10 下ドラム(固定ドラム) 12 ドラム保持手段 14 測定子スライド部 15 移動量検出手段 17 ケレーユニット 22 精密スライド 23 測定子ユニット(測定子) 24 スライド上下用駆動部 24a モータ 24b ボールネジ 24c スライド連結部 100 回転軸 190 形状測定手段 700 リード測定装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを案内するリードを有して前記テ
    ープに信号を記録したり前記テープの信号を再生するた
    めに用いるドラムが回転軸に対して回転可能に装着され
    た前記リードの形状を測定するドラムリード測定装置で
    あり、 前記ドラムの前記回転軸の一端部と他端部を固定して前
    記ドラムを前記回転軸に対して回転可能に保持するドラ
    ム保持手段と、 前記ドラムの種類に応じた前記リードの形状に関する理
    論値の情報を変えることにより、前記ドラム保持手段に
    おいて前記ドラムを前記回転軸を中心に回転して前記ド
    ラムの種類に応じた前記リードの形状を測定する形状測
    定手段と、 を備えることを特徴とする ドラムリード測定装置。
  2. 【請求項2】 前記ドラム保持手段は、前記回転軸の前
    記一端部を着脱可能に固定する上ユニットと、前記回転
    軸の前記他端部を着脱可能に固定する下ユニットを有す
    る請求項1に記載のドラムリード測定装置。
  3. 【請求項3】 テープを案内するリードを有して前記テ
    ープに信号を記録したり前記テープの信号を再生するた
    めに用いるドラムが回転軸に対して回転可能に装着され
    た前記リードの形状を測定するドラムリード測定方法で
    あり、 前記ドラムの前記回転軸の一端部と他端部をドラム保持
    手段により固定して前記ドラムを前記回転軸に対して回
    転可能にして、 前記ドラムの種類に応じた前記 リードの形状の理論値を
    予め用意して、前記リードの理論値に近似する軌跡上を
    移動する測定子を、前記リードに接触して、前記ドラム
    を前記回転軸を中心にして回転しながら前記測定子によ
    前記リードの形状を測定し、前記 測定子が前記理論値に近似する軌跡上を移動する際
    前記測定子の実際の移動量を求めて、前記 測定子の実際の移動量と前記リードの形状の理論値
    に近似する軌跡との差分を求めて、前記 測定子により測定した前記リードの形状とこの差分
    とにより、前記リードの形状のみを抽出することを特徴
    とするドラムリード測定方法。
  4. 【請求項4】 前記リードの形状と前記測定子の実際の
    移動量は、前記ドラ ムの前記回転軸を平行な方向に沿っ
    て測定される請求項3に記載のドラムリード測定方法。
  5. 【請求項5】 前記回転軸の前記一端部は、前記ドラム
    保持手段の上ユニットにより着脱可能に固定され、前記
    回転軸の前記他端部は、前記ドラム保持手段の下ユニッ
    トにより着脱可能に固定される請求項3に記載のドラム
    リード測定方法。
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