JP3198864B2 - 送信装置 - Google Patents

送信装置

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JP3198864B2
JP3198864B2 JP04961795A JP4961795A JP3198864B2 JP 3198864 B2 JP3198864 B2 JP 3198864B2 JP 04961795 A JP04961795 A JP 04961795A JP 4961795 A JP4961795 A JP 4961795A JP 3198864 B2 JP3198864 B2 JP 3198864B2
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signal
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nonlinear distortion
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昭彦 松岡
竹本  誠
憲一 高橋
公英 美細津
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル変調方式を用
いた無線通信システムの通信機に利用され、簡単な演算
と少ない参照テーブル数で送信系の増幅器で発生する非
線形歪を補償する送信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル変調方式を用いた移動
体通信システムの研究開発が盛んである。無線端末の省
電力化をはかるため送信系の増幅器に高効率のものを適
用すると、非線形歪が多く発生しやすくなる。したがっ
て非線形歪の補償を何らかの方法で行う必要があるが、
1つの手段として、送信ベースバンド信号の値を用いて
歪補償テーブルを参照し、振幅と位相の非線形歪補償を
行う方法がある。
【0003】以下に従来の送信装置について説明する。
図8は従来の送信装置のブロック構成を示すものであ
る。図8において、801は送信ディジタル直交ベース
バンド信号である。802は非線形歪補償用の参照テー
ブルで、803は振幅歪補償データ、804は位相歪補
償データである。805はディジタルデータをアナログ
値に変換するD/A変換部、806は変換されたアナロ
グ直交ベースバンド信号である。807は送信信号の帯
域制限をするための低域通過フィルタ、808は帯域制
限された直交ベースバンド信号である。809は直交変
調部、810は変調信号である。811は振幅歪補償用
の利得制御増幅器、812は振幅歪補償された変調信
号、813は位相歪補償用の移相器、814は振幅およ
び移相歪補償された変調信号で、816は送信系の増幅
器、817は送信変調信号である。
【0004】以上のように構成された送信装置につい
て、以下その動作について説明する。まず、送信ディジ
タル直交ベースバンド信号801はD/A変換部805
でアナログ値に変換され、低域通過フィルタ807で帯
域制限された後、直交変調部809で直交変調されて変
調信号810となる。同時に、送信ディジタル直交ベー
スバンド信号801の値をアドレスとして参照テーブル
802を参照し、振幅歪補償データ803と位相歪補償
データ804を得る。
【0005】つぎに、利得制御増幅器811で振幅歪補
償データ803を用いて振幅歪補償を行い、移相器81
3で位相歪補償データ804を用いて位相歪補償を行っ
て、振幅および位相歪補償された変調信号814を得
る。
【0006】最後に、振幅および位相歪補償された変調
信号814を送信系の増幅816で増幅し送信変調信号
817を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ディジタル直交ベースバンド信号のデー
タの2倍のビット数のアドレスが必要になるため非線形
歪補償用の参照テーブルが非常に大きくなってしまうこ
と、利得制御増幅器や移相器自体は無歪である必要があ
ることなどの課題を有していた。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ディジタル変調方式を用いた無線通信システムの通
信機において、簡単な演算と少ない参照テーブル数で送
信系の増幅器で発生する非線形歪を補償する送信装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の送信装置は、ディジタル変調した送信直交ベ
ースバンド信号から、送信信号のパワーを計算により求
めるパワー計算部と、その計算したパワーの値を入力と
してアドレス参照テーブルを参照してアドレスを決定す
るアドレス参照部と、前記アドレスを入力として、あら
かじめ用意した非線形歪補償用のデータ参照テーブルを
参照するテーブル参照部と、その参照された非線形歪補
償用のデータ参照テーブルのデータを用いて直交ベース
バンド信号の非線形歪補償を行う非線形歪補償部と、非
線形歪補償した前記直交ベースバンド信号を直交変調す
る直交変調部と、直交変調部の出力を増幅する増幅器
と、前記増幅器の出力を直交検波する直交検波部と、直
交検波されたベースバンド信号と前記送信直交ベースバ
ンド信号を比較して誤差を算出する誤差計算部と、その
計算した誤差に基づいて前記アドレス参照テーブルの内
容を更新するテーブル更新部を具備するものである。
【0010】
【作用】この構成によって、参照テーブルの大きさを大
幅に縮小することができる。また、アナログ回路である
利得制御増幅器および移相器を用いずに、ディジタルの
複素演算によって非線形歪補償を行うため、利得制御増
幅器および移相器の歪を考慮する必要がなく、簡単なデ
ィジタル演算によって非線形歪補償を実現ずることがで
きる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
における送信装置のブロック結線図である。
【0012】図1において、101は送信ディジタル直
交ベースバンド信号、102はパワー計算部、103は
パワー計算部102で計算した振幅値、104は非線形
歪補償用の参照テーブル、105は直交化した非線形歪
補償データ、106は非線形歪補償部、107は非線形
歪補償された直交ベースバンド信号、108はD/A変
換部、109はアナログ直交ベースバンド信号、110
は帯域制限用の低域通過フィルタ、111は帯域制限さ
れたアナログ直交ベースバンド信号、112は直交変調
器、113は変調信号、114は送信系の増幅器、11
5は増幅した送信変調信号である。
【0013】以上のように構成された送信装置につい
て、図1を用いてその動作について説明する。
【0014】まず、パワー計算部102で送信ディジタ
ル直交ベースバンド信号101から、送信信号の振幅値
103を計算する。つぎに、計算した送信信号の振幅値
103をアドレスとして非線形歪補償用の参照テーブル
104を参照し、あらかじめ計算した送信系の非線形歪
特性の逆特性を持つ非線形歪補償データを直交化した非
線形歪補償データ105として得る。
【0015】非線形歪補償部106では送信ディジタル
直交ベースバンド信号101と直交化した非線形歪補償
データ105の複素積を行い、非線形歪補償された直交
ベースバンド信号107を出力する。非線形歪補償され
た直交ベースバンド信号107をD/A変換部108で
アナログ信号に変換し低域通過フィルタ110によって
帯域制限を行い、アナログ直交ベースバンド信号111
を得る。
【0016】そして、直交変調器112で直交変調を行
い変調信号113にした後、送信系の増幅器114で必
要な大きさに増幅して送信変調信号115を出力する。
【0017】以上本実施例によれば、パワー計算部10
2、非線形歪補償用の参照テーブル104、非線形歪補
償部106を設け、送信ディジタル直交ベースバンド信
号101の振幅値103によって非線形歪補償用の参照
テーブル104を参照し、送信ディジタル直交ベースバ
ンド信号101と直交化した非線形歪補償データ105
の複素積を非線形歪補償部106で行うことによって、
簡単な演算と少ない参照テーブル数で送信系の増幅器で
発生する非線形歪を補償することができる。
【0018】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。図2は本発明の
第2の実施例における送信装置のブロック結線図であ
る。
【0019】図2において、201は送信ディジタル直
交ベースバンド信号、202はパワー計算部、203は
パワー計算部202で計算した振幅値、204は振幅歪
補償用の参照テーブル、205は振幅歪補償データ、2
06はD/A変換部、207はアナログ直交ベースバン
ド信号、208は帯域制限用の低域通過フィルタ、20
9は帯域制限されたアナログ直交ベースバンド信号、2
10は直交変調器、211は変調信号、212は振幅歪
補償用の利得制御増幅器、213は振幅歪補償された変
調信号、214は送信系の増幅器、215は増幅した送
信変調信号である。
【0020】以上のように構成された送信装置につい
て、図2を用いてその動作について説明する。
【0021】まず、パワー計算部202で送信ディジタ
ル直交ベースバンド信号201から、送信信号の振幅値
203を計算する。つぎに、計算した送信信号の振幅値
203をアドレスとして振幅歪補償用の参照テーブル2
04を参照し、あらかじめ計算した送信系の振幅歪特性
の逆特性を持つ振幅歪補償データ205を得る。
【0022】一方、送信ディジタル直交ベースバンド信
号201をD/A変換部206でアナログ信号に変換し
低域通過フィルタ208によって帯域制限を行い、アナ
ログ直交ベースバンド信号209を得る。
【0023】そして、直交変調器210で直交変調を行
い変調信号211にした後、振幅歪補償用の利得制御増
幅器212で振幅歪補償データ205に基づいて振幅歪
補償を行い、振幅歪補償した変調信号213を得る。最
後に、増幅器214で必要な大きさに増幅して送信変調
信号215を出力する。
【0024】以上本実施例によれば、パワー計算部20
2、振幅歪補償用の参照テーブル204、振幅歪補償用
の利得制御増幅器212を設け、送信ディジタル直交ベ
ースバンド信号201の振幅値203によって振幅歪補
償用の参照テーブル204を参照し、変調信号211を
振幅歪補償用の利得制御増幅器212で振幅歪補償デー
タ205に基づいて振幅歪補償を行うことによって、簡
単な演算と少ない参照テーブル数で送信系の増幅器で発
生する振幅を補償することができる。
【0025】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。図3は本発明の
第3の実施例における送信装置のブロック結線図であ
る。
【0026】図3において、301は送信ディジタル直
交ベースバンド信号、302はパワー計算部、303は
パワー計算部302で計算した振幅値、304は非線形
歪補償用の参照テーブル、305は直交化した非線形歪
補償データ、306は非線形歪補償部、307は非線形
歪補償された直交ベースバンド信号、308はD/A変
換部、309はアナログ直交ベースバンド信号、310
は帯域制限用の低域通過フィルタ、311は帯域制限さ
れたアナログ直交ベースバンド信号、312は直交変調
器、313は変調信号、314は送信系の増幅器、31
5は増幅した送信変調信号、316は分配器、317は
分配された送信変調信号、318は直交検波部、319
は直交検波した直交ベースバンド信号、320は帯域制
限用の低域通過フィルタ、321は帯域制限された直交
ベースバンド信号、322はA/D変換部、323はデ
ィジタル直交ベースバンド信号、324はデータ遅延
部、325は遅延された送信ディジタル直交ベースバン
ド信号、326は遅延された振幅値、327は誤差算出
部、328は誤差算出部327で算出された直交誤差信
号、329は参照テーブル更新部、330は直交化した
非線形歪補償データである。
【0027】以上のように構成された送信装置につい
て、図3を用いてその動作について説明する。
【0028】まず、パワー計算部302で送信ディジタ
ル直交ベースバンド信号301から、送信信号の振幅値
303を計算する。つぎに、計算した送信信号の振幅値
303をアドレスとして非線形歪補償用の参照テーブル
304を参照し、あらかじめ計算した送信系の非線形歪
特性の逆特性を持つ非線形歪補償データを直交化した非
線形歪補償データ305として得る。
【0029】非線形歪補償部306では送信ディジタル
直交ベースバンド信号301と直交化した非線形歪補償
データ305の複素積を行い、非線形歪補償された直交
ベースバンド信号307を出力する。非線形歪補償され
た直交ベースバンド信号307をD/A変換部308で
アナログ信号に変換し低域通過フィルタ310によって
帯域制限を行い、アナログ直交ベースバンド信号311
を得る。
【0030】そして、直交変調器312で直交変調を行
い変調信号313にした後、送信系の増幅器314で必
要な大きさに増幅して送信変調信号315を出力する。
このとき、分配器316で送信変調信号315を分配す
る。分配した送信変調信号317を直交検波部318で
直交検波し、帯域制限用の低域通過フィルタ320を通
した後、A/D変換部322でディジタル信号に変換
し、ディジタル直交ベースバンド信号323を得る。
【0031】一方、データ遅延部324では、送信ディ
ジタル直交ベースバンド信号301および送信信号の振
幅値303をフィードバックループの時定数分だけ遅延
し、遅延された送信ディジタル直交ベースバンド信号3
25と遅延された振幅値326を出力する。誤差算出部
327で、ディジタル直交ベースバンド信号323と遅
延された送信ディジタル直交ベースバンド信号325の
差をとり、直交誤差信号328として出力する。
【0032】参照テーブル更新部329で、直交誤差信
号328に基づいて、遅延された振幅値326をアドレ
スとして参照される直交化した非線形歪補償データ33
0を更新する。
【0033】以上本実施例によれば、パワー計算部30
2、非線形歪補償用の参照テーブル304、非線形歪補
償部306、分配器316、直交検波部318、データ
遅延部324、誤差算出部327、参照テーブル更新部
329を設け、送信ディジタル直交ベースバンド信号3
01の振幅値303によって非線形歪補償用の参照テー
ブル304を参照し、送信ディジタル直交ベースバンド
信号301と直交化した非線形歪補償データ305の複
素積を非線形歪補償部306で行い、分配器316で分
配し、直交検波部318で直交検波して得られるディジ
タル直交ベースバンド信号323と、データ遅延部32
4で遅延させた送信ディジタル直交ベースバンド信号3
01の差を、誤差検出部327でとり、参照テーブル更
新部329で、直交誤差信号328に基づいて、非線形
歪補償用の参照テーブル304の内容を更新することに
よって、参照テーブル内の非線形歪補償データの誤差を
フィードバックループを用いて低減することが可能にな
り精度の高い非線形歪補償をすることができる。
【0034】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。図4は本発明の
第4の実施例における送信装置のブロック結線図であ
る。
【0035】図4において、401は送信ディジタル直
交ベースバンド信号、402はパワー計算部、403は
パワー計算部402で計算した振幅値、404は振幅歪
補償用の参照テーブル、405は振幅歪補償データ、4
06はD/A変換部、407はアナログ直交ベースバン
ド信号、408は帯域制限用の低域通過フィルタ、40
9は帯域制限されたアナログ直交ベースバンド信号、4
10は直交変調器、411は変調信号、412は振幅歪
補償用の利得制御増幅器、413は振幅歪補償された変
調信号、414は送信系の増幅器、415は増幅した送
信変調信号、416は分配器、417は分配された送信
変調信号、418は直交検波部、419は直交検波した
直交ベースバンド信号、420は帯域制限用の低域通過
フィルタ、421は帯域制限された直交ベースバンド信
号、422はA/D変換部、423はディジタル直交ベ
ースバンド信号、424はデータ遅延部、425は遅延
された送信ディジタル直交ベースバンド信号、426は
遅延された振幅値、427は誤差算出部、428は誤差
算出部427で算出された直交誤差信号、429は参照
テーブル更新部、430は振幅歪補償データである。
【0036】以上のように構成された送信装置につい
て、図4を用いてその動作について説明する。
【0037】まず、パワー計算部402で送信ディジタ
ル直交ベースバンド信号401から、送信信号の振幅値
403を計算する。つぎに、計算した送信信号の振幅値
403をアドレスとして振幅歪補償用の参照テーブル4
04を参照し、あらかじめ計算した送信系の振幅歪特性
の逆特性を持つ振幅歪補償データ405を得る。
【0038】一方、送信ディジタル直交ベースバンド信
号401をD/A変換部406でアナログ信号に変換し
低域通過フィルタ408によって帯域制限を行い、アナ
ログ直交ベースバンド信号409を得る。
【0039】そして、直交変調器410で直交変調を行
い変調信号411にした後、振幅歪補償用の利得制御増
幅器412で振幅歪補償データ405に基づいて振幅歪
補償を行った後、増幅器414で必要な大きさに増幅し
て送信変調信号415を出力する。このとき、分配器4
16で送信変調信号415を分配する。分配した送信変
調信号417を直交検波部418で直交検波し、帯域制
限用の低域通過フィルタ420を通した後、A/D変換
部422でディジタル信号に変換し、ディジタル直交ベ
ースバンド信号423を得る。
【0040】一方、データ遅延部424では、送信ディ
ジタル直交ベースバンド信号401および送信信号の振
幅値403をフィードバックループの時定数分だけ遅延
し、遅延された送信ディジタル直交ベースバンド信号4
25と遅延された振幅値426を出力する。誤差算出部
427で、ディジタル直交ベースバンド信号423と遅
延された送信ディジタル直交ベースバンド信号425の
差をとり、直交誤差信号428として出力する。
【0041】参照テーブル更新部429で、直交誤差信
号428に基づいて、遅延された振幅値426をアドレ
スとして参照された振幅歪補償データ430を更新す
る。
【0042】以上本実施例によれば、パワー計算部40
2、振幅歪補償用の参照テーブル404、振幅歪補償用
の利得制御増幅器412、分配器416、直交検波部4
18、データ遅延部424、誤差算出部427、参照テ
ーブル更新部429を設け、送信ディジタル直交ベース
バンド信号401の振幅値403によって振幅歪補償用
の参照テーブル404を参照し、変調信号411を振幅
歪補償用の利得制御増幅器412で振幅歪補償データ4
05に基づいて振幅歪補償を行い、分配器416で分配
し、直交検波部418で直交検波して得られるディジタ
ル直交ベースバンド信号423と、データ遅延部424
で遅延させた送信ディジタル直交ベースバンド信号40
1の差を、誤差検出部427でとり、参照テーブル更新
部429で、直交誤差信号428に基づいて、振幅歪補
償用の参照テーブル404の内容を更新することによっ
て、参照テーブル内の振幅歪補償データの誤差をフィー
ドバックループを用いて低減することが可能になり精度
の高い振幅歪補償をすることができる。
【0043】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について図面を参照しながら説明する。図5は本発明の
第5の実施例における送信装置のブロック結線図であ
る。
【0044】図5において、501は送信ディジタル直
交ベースバンド信号、502はパワー計算部、503は
パワー計算部502で計算した振幅値、504は振幅値
503を用いてアドレスを決定するアドレス参照部、5
05は参照されたアドレス、506は非線形歪補償用の
参照テーブル、507は直交化した非線形歪補償デー
タ、508は非線形歪補償部、509は非線形歪補償さ
れた直交ベースバンド信号、510はD/A変換部、5
11はアナログ直交ベースバンド信号、512は帯域制
限用の低域通過フィルタ、513は帯域制限されたアナ
ログ直交ベースバンド信号、514は直交変調器、51
5は変調信号、516は送信系の増幅器、517は増幅
した送信変調信号、518は分配器、519は分配され
た送信変調信号、520は直交検波部、521は直交検
波した直交ベースバンド信号、522は帯域制限用の低
域通過フィルタ、523は帯域制限された直交ベースバ
ンド信号、524はA/D変換部、525はディジタル
直交ベースバンド信号、526はデータ遅延部、527
は遅延された送信ディジタル直交ベースバンド信号、5
28は遅延された振幅値、529は誤差算出部、530
は誤差算出部529で算出された直交誤差信号、531
は参照テーブル更新部、532はアドレス参照部のデー
タ、533は直交化した非線形歪補償データである。
【0045】以上のように構成された送信装置につい
て、図5を用いてその動作について説明する。
【0046】まず、パワー計算部502で送信ディジタ
ル直交ベースバンド信号501から、送信信号の振幅値
503を計算する。つぎに、計算した送信信号の振幅値
503をアドレスとしてアドレス参照部504を参照し
アドレス変換を行う。参照されたアドレス505を用い
て非線形歪補償用の参照テーブル506を参照し、あら
かじめ計算した送信系の非線形歪特性の逆特性を持つ非
線形歪補償データを、直交化した非線形歪補償データ5
07として得る。
【0047】非線形歪補償部508では送信ディジタル
直交ベースバンド信号501と直交化した非線形歪補償
データ507の複素積を行い、非線形歪補償された直交
ベースバンド信号509を出力する。非線形歪補償され
た直交ベースバンド信号509をD/A変換部510で
アナログ信号に変換し低域通過フィルタ512によって
帯域制限を行い、アナログ直交ベースバンド信号513
を得る。
【0048】そして、直交変調器514で直交変調を行
い変調信号515にした後、送信系の増幅器516で必
要な大きさに増幅して送信変調信号517を出力する。
【0049】このとき、分配器518で送信変調信号5
17を分配する。分配した送信変調信号519を直交検
波部520で直交検波し、帯域制限用の低域通過フィル
タ522を通した後、A/D変換部524でディジタル
信号に変換し、ディジタル直交ベースバンド信号525
を得る。
【0050】一方、データ遅延部526では、送信ディ
ジタル直交ベースバンド信号501および送信信号の振
幅値503をフィードバックループの時定数分だけ遅延
し、遅延された送信ディジタル直交ベースバンド信号5
27と遅延された振幅値528を出力する。誤差算出部
529で、ディジタル直交ベースバンド信号525と遅
延された送信ディジタル直交ベースバンド信号527の
差をとり、直交誤差信号530として出力する。
【0051】参照テーブル更新部531で、直交誤差信
号530と直交化した非線形歪補償データ533を用い
て、遅延された振幅値528をアドレスとして参照され
るアドレス参照部のデータ532を更新する。
【0052】以上本実施例によれば、パワー計算部50
2、アドレス参照部504、非線形歪補償用の参照テー
ブル506、非線形歪補償部508、分配器518、直
交検波部520、データ遅延部526、誤差算出部52
9、参照テーブル更新部531を設け、送信ディジタル
直交ベースバンド信号501の振幅値503をアドレス
参照部504でアドレス変換し、参照したアドレス50
5を用いて非線形歪補償用の参照テーブル506を参照
し、送信ディジタル直交ベースバンド信号501と直交
化した非線形歪補償データ507の複素積を非線形歪補
償部508で行い、分配器518で分配し、直交検波部
520で直交検波して得られるディジタル直交ベースバ
ンド信号525と、データ遅延部526で遅延させた送
信ディジタル直交ベースバンド信号501の差を、誤差
検出部529でとり、参照テーブル更新部531で、直
交誤差信号530と直交化した非線形歪補償データ53
3を用いて、遅延された振幅値528をアドレスとして
参照されるアドレス参照部のデータ532を更新するこ
とによって、少ない書き換え可能な参照テーブル数でフ
ィードバックループを構成することが可能になり、小規
模な回路構成で精度の高い非線形歪補償をすることがで
きる。
【0053】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
について図面を参照しながら説明する。図6は本発明の
第6の実施例における送信装置のブロック結線図であ
る。
【0054】図6において、601は送信ディジタル直
交ベースバンド信号、602はパワー計算部、603は
パワー計算部602で計算した振幅値、604は振幅値
603を用いてアドレスを計算するアドレス計算部、6
05は計算されたアドレス、606は非線形歪補償用の
参照テーブル、607は直交化した非線形歪補償デー
タ、608は非線形歪補償部、609は非線形歪補償さ
れた直交ベースバンド信号、610はD/A変換部、6
11はアナログ直交ベースバンド信号、612は帯域制
限用の低域通過フィルタ、613は帯域制限されたアナ
ログ直交ベースバンド信号、614は直交変調器、61
5は変調信号、616は送信系の増幅器、617は増幅
した送信変調信号、618は分配器、619は分配され
た送信変調信号、620は直交検波部、621は直交検
波した直交ベースバンド信号、622は帯域制限用の低
域通過フィルタ、623は帯域制限された直交ベースバ
ンド信号、624はA/D変換部、625はディジタル
直交ベースバンド信号、626はデータ遅延部、627
は遅延された送信ディジタル直交ベースバンド信号、6
28は遅延された振幅値、629は誤差算出部、630
は誤差算出部629で算出された直交誤差信号、631
は係数更新部、632はアドレス計算部の係数である。
【0055】以上のように構成された送信装置につい
て、図6を用いてその動作について説明する。
【0056】まず、パワー計算部602で送信ディジタ
ル直交ベースバンド信号601から、送信信号の振幅値
603を計算する。つぎに、計算した送信信号の振幅値
603を用いてアドレス計算部604でアドレス変換を
行う。計算されたアドレス605を用いて非線形歪補償
用の参照テーブル606を参照し、あらかじめ計算した
送信系の非線形歪特性の逆特性を持つ非線形歪補償デー
タを、直交化した非線形歪補償データ607として得
る。
【0057】非線形歪補償部608では送信ディジタル
直交ベースバンド信号601と直交化した非線形歪補償
データ607の複素積を行い、非線形歪補償された直交
ベースバンド信号609を出力する。非線形歪補償され
た直交ベースバンド信号609をD/A変換部610で
アナログ信号に変換し低域通過フィルタ612によって
帯域制限を行い、アナログ直交ベースバンド信号613
を得る。
【0058】そして、直交変調器614で直交変調を行
い変調信号615にした後、送信系の増幅器616で必
要な大きさに増幅して送信変調信号617を出力する。
【0059】このとき、分配器618で送信変調信号5
17を分配する。分配した送信変調信号619を直交検
波部620で直交検波し、帯域制限用の低域通過フィル
タ622を通した後、A/D変換部624でディジタル
信号に変換し、ディジタル直交ベースバンド信号625
を得る。
【0060】一方、データ遅延部626では、送信ディ
ジタル直交ベースバンド信号601および送信信号の振
幅値603をフィードバックループの時定数分だけ遅延
し、遅延された送信ディジタル直交ベースバンド信号6
27と遅延された振幅値628を出力する。誤差算出部
629で、ディジタル直交ベースバンド信号625と遅
延された送信ディジタル直交ベースバンド信号627の
差をとり、直交誤差信号630として出力する。係数更
新部631で、直交誤差信号630に基づいて、アドレ
ス計算部の係数632を更新する。
【0061】以上本実施例によれば、パワー計算部60
2、アドレス計算部604、非線形歪補償用の参照テー
ブル606、非線形歪補償部608、分配器618、直
交検波部620、データ遅延部626、誤差算出部62
9、係数更新部631を設け、送信ディジタル直交ベー
スバンド信号601の振幅値603を用いてアドレス計
算部604でアドレス計算を行い、計算したアドレス6
05を用いて非線形歪補償用の参照テーブル606を参
照し、送信ディジタル直交ベースバンド信号601と直
交化した非線形歪補償データ607の複素積を非線形歪
補償部608で行い、分配器618で分配し、直交検波
部620で直交検波して得られるディジタル直交ベース
バンド信号625と、データ遅延部626で遅延させた
送信ディジタル直交ベースバンド信号601の差を、誤
差検出部629でとり、参照テーブル更新部631で、
直交誤差信号630に基づいて、アドレス計算部の係数
632を更新することによって、書き換え可能な参照テ
ーブルを持たずにフィードバックループを構成すること
が可能になり、小規模な回路構成で精度の高い非線形歪
補償をすることができる。
【0062】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
について図面を参照しながら説明する。図7は本発明の
第7の実施例における送信装置のブロック結線図であ
る。
【0063】図7において、701は送信ディジタル直
交ベースバンド信号、702は切り替えスイッチ、70
3はトーン信号発生部、704は発生したトーン信号、
705はパワー計算部、706はパワー計算部705で
計算した振幅値、707は非線形歪補償用の参照テーブ
ル、708は直交化した非線形歪補償データ、709は
非線形歪補償部、710は非線形歪補償された直交ベー
スバンド信号、711はD/A変換部、712はアナロ
グ直交ベースバンド信号、713は帯域制限用の低域通
過フィルタ、714は帯域制限されたアナログ直交ベー
スバンド信号、715は直交変調器、716は変調信
号、717は送信系の増幅器、718は増幅した送信変
調信号、719は切り替えスイッチ、720は減衰器、
721は減衰された送信変調信号、722は3次歪検出
用の帯域制限フィルタ、723は帯域制限され抽出され
た3次歪成分、724はパワー検出部、725は検出さ
れたパワーの値、726はデータ遅延部、727は遅延
された振幅値、728は参照テーブル更新部、729は
直交化した非線形歪補償データである。
【0064】以上のように構成された送信装置につい
て、図7を用いてその動作について説明する。
【0065】まず、切り替えスイッチ702をトーン信
号発生部703側に、切り替えスイッチ719を減衰器
720側に切り替えてトレーニングモードに入る。トー
ン信号発生部703でトーン信号704を発生し、パワ
ー計算部705でトーン信号704の振幅値706を計
算する。
【0066】つぎに、計算したトーン信号の振幅値70
6をアドレスとして非線形歪補償用の参照テーブル70
7を参照し、あらかじめ計算した送信系の非線形歪特性
の逆特性を持つ非線形歪補償データを、直交化した非線
形歪補償データ708として得る。非線形歪補償部70
9ではトーン信号704と直交化した非線形歪補償デー
タ708の複素積を行い、非線形歪補償された直交ベー
スバンド信号710を出力する。非線形歪補償された直
交ベースバンド信号710をD/A変換部711でアナ
ログ信号に変換し低域通過フィルタ713によって帯域
制限を行い、アナログ直交ベースバンド信号714を得
る。
【0067】そして、直交変調器715で直交変調を行
い変調信号716にした後、送信系の増幅器717で必
要な大きさに増幅して送信変調信号718を出力する。
切り替えスイッチ719を経由した送信変調信号718
は減衰器720で減衰される。減衰された送信変調信号
721から3次歪検出用の帯域制限フィルタ722によ
って3次歪成分723を抽出し、パワー検出部724で
3次歪成分のパワーを検出して、ディジタルのパワー検
出値725を得る。
【0068】一方、データ遅延部726では、トーン信
号の振幅値706をフィードバックループの時定数分だ
け遅延し、遅延された振幅値727を出力する。参照テ
ーブル更新部728で、検出された3次歪成分のパワー
の値725が小さくなるように、遅延された振幅値72
7をアドレスとして参照される直交化した非線形歪補償
データ729を更新する。
【0069】最後に、非線形歪補償用の参照テーブル7
07の更新が終了したところで切り替えスイッチ702
を送信ディジタル直交ベースバンド信号701側に、切
り替えスイッチ719を出力側に切り替えてデータ送信
モードに入る。
【0070】以上本実施例によれば、切り替えスイッチ
702、トーン信号発生部703、パワー計算部70
4、非線形歪補償用の参照テーブル707、非線形歪補
償部709、切り替えスイッチ719、減衰器720、
3次歪検出用の帯域制限フィルタ722、パワー検出部
724、データ遅延部726、参照テーブル更新部72
8を設け、切り替えスイッチ702および719を切り
替えてトレーニングモードにした後で、トーン信号発生
部703で発生したトーン信号704の振幅値706に
よって非線形歪補償用の参照テーブル707を参照し、
トーン信号704と直交化した非線形歪補償データ70
8の複素積を非線形歪補償部709で行い、切り替えス
イッチ719によってフィードバックされた送信変調信
号718を減衰器720で減衰し、帯域制限フィルタ7
22で3次歪成分だけを抽出したあと、パワー検出部7
24で検出した3次歪成分のパワー725を小さくする
ように、参照テーブル更新部728で、データ遅延部7
26で遅延させたトーン信号の振幅値727をアドレス
として参照される直交化した非線形歪補償データ729
を更新することによって、直交検波部を持たない簡単な
系でフィードバックループを構成することが可能にな
り、小規模な回路構成で精度の高い非線形歪補償をする
ことができる。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明は、ディジタル変調
した送信直交ベースバンド信号から、送信信号のパワー
を計算により求めるパワー計算部と、計算したパワーの
値を用いてあらかじめ用意した非線形歪補償テーブルを
参照するテーブル参照部と、参照された非線形歪補償デ
ータを用いて直交ベースバンド信号の非線形歪補償を行
う非線形歪補償部と、直交ベースバンド信号を直交変調
する直交変調部と、変調信号を増幅する増幅器と、増幅
した変調信号を分配する分配器と、分配した変調信号を
直交検波する直交検波部と、直交検波した直交ベースバ
ンド信号をディジタル変換するA/D変換部と、変換し
たベースバンド信号と送信したベースバンド信号を比較
して誤差を算出する誤差計算部と、計算した誤差に基づ
いて参照テーブルの内容を更新するテーブル更新部を具
備し、参照テーブル内の非線形歪補償データの値をフィ
ードバックループを用いて更新する構成を有している。
【0072】この構成によって、少ない参照テーブル数
と簡単なディジタル演算で、送信系の増幅器で発生する
非線形歪を、アナログ回路の歪による影響を抑えて高精
度に補償することができる優れた送信装置を実現できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における送信装置のブロ
ック結線図
【図2】本発明の第2の実施例における送信装置のブロ
ック結線図
【図3】本発明の第3の実施例における送信装置のブロ
ック結線図
【図4】本発明の第4の実施例における送信装置のブロ
ック結線図
【図5】本発明の第5の実施例における送信装置のブロ
ック結線図
【図6】本発明の第6の実施例における送信装置のブロ
ック結線図
【図7】本発明の第7の実施例における送信装置のブロ
ック結線図
【図8】従来の送信装置のブロック結線図
【符号の説明】
102、202、302、402、502、602、7
05 パワー計算部 104、304、506、606、707、802 参
照テーブル 106、306、508、608、709 非線形歪補
償部 108、206、308、406、510、610、7
11、805 D/A変換部 110、208、310、320、408、420、5
12、522、612、622、713、807 低域
通過フィルタ 112、210、312、410、514、614、7
15、809 直交変調器 114、214、314、414、516、616、7
17、816 送信系の増幅器 204、404 参照テーブル 212、412、811 利得制御増幅器 316、416、518、618 分配器 318、418、520、620 直交検波部 322、422、524、624 A/D変換部 324、424、526、626、726 データ遅延
部 327、427、529、629 誤差算出部 329、429、531、728 参照テーブル更新部 504 アドレス参照部 604 アドレス計算部 631 係数更新部 702、719 切り替えスイッチ 703 トーン信号発生部 720 減衰器 722 3次歪抽出用の帯域制限フィルタ 724 パワー検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美細津 公英 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−131326(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調した送信直交ベースバン
    ド信号から、送信信号のパワーを計算により求めるパワ
    ー計算部と、その計算したパワーの値を入力としてアド
    レス参照テーブルを参照してアドレスを決定するアドレ
    ス参照部と、前記アドレスを入力として、あらかじめ用
    意した非線形歪補償用のデータ参照テーブルを参照する
    テーブル参照部と、その参照された非線形歪補償用のデ
    ータ参照テーブルのデータを用いて直交ベースバンド信
    号の非線形歪補償を行う非線形歪補償部と、非線形歪補
    償した前記直交ベースバンド信号を直交変調する直交変
    調部と、直交変調部の出力を増幅する増幅器と、前記増
    幅器の出力を直交検波する直交検波部と、直交検波され
    たベースバンド信号と前記送信直交ベースバンド信号を
    比較して誤差を算出する誤差計算部と、その計算した誤
    差に基づいて前記アドレス参照テーブルの内容を更新す
    るテーブル更新部を具備した送信装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル変調した送信直交ベースバン
    ド信号から、送信信号のパワーを計算により求めるパワ
    ー計算部と、その計算したパワーの値からアドレスを計
    算するアドレス計算部と、前記アドレスを用いて、あら
    かじめ用意した非線形歪補償テーブルを参照するテーブ
    ル参照部と、その参照された非線形歪補償データを用い
    て直交ベースバンド信号の非線形歪補償を行う非線形歪
    補償部と、非線形歪補償した前記直交ベースバンド信号
    を直交変調する直交変調部と、前記直交変調部の出力を
    増幅する増幅器と、前記増幅器の出力を直交検波する直
    交検波部と、直交検波したベースバンド信号と前記送信
    直交ベースバンド信号を比較して誤差を算出する誤差計
    算部と、その計算した誤差に基づいてアドレス計算部内
    部の係数の値を更新するテーブル更新部を具備した送信
    装置。
  3. 【請求項3】 トーン信号を発生させるトーン信号発生
    部と、入力信号のパワーを計算により求めるパワー計算
    部と、その計算したパワーの値を用いてあらかじめ用意
    した非線形歪補償テーブルを参照するテーブル参照部
    と、その参照された非線形歪補償データを用いて直交ベ
    ースバンド信号の非線形歪補償を行う非線形歪補償部
    と、非線形歪補償した前記直交ベースバンド信号を直交
    変調する直交変調部と、前記直交変調部の出力を増幅す
    る増幅器と、前記増幅器の出力を減衰する減衰器と、そ
    の減衰した変調信号から3次の歪成分を取り出すための
    フィルタ部と、その取り出した3次の歪成分のパワーを
    検出するパワー検出部と、その検出した3次の歪成分の
    パワーを小さくするように参照テーブルの内容を更新す
    るテーブル更新部を具備した送信装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル変調した送信直交ベースバン
    ド信号から、送信信号のパワーを計算により求め、その
    計算したパワーの値を入力としてアドレス参照テーブル
    を参照してアドレスを決定し、前記アドレスを入力とし
    、あらかじめ用意した非線形歪補償用のデータ参照
    ーブルを参照し、その参照された非線形歪補償用のデー
    タ参照テーブルのデータを用いて直交ベースバンド信号
    の非線形歪補償を行い、非線形歪補償した前記直交ベー
    スバンド信号を直交変調した後、増幅し、増幅した前記
    直交ベースバンド信号を直交検波し、直交検波されたベ
    ースバンド信号と前記送信直交ベースバンド信号を比較
    して誤差を算出し、その計算した誤差に基づいて前記
    ドレス参照テーブルの内容を更新する送信方法。
  5. 【請求項5】 ディジタル変調した送信直交ベースバン
    ド信号から、送信信号のパワーを計算により求め、その
    計算したパワーの値からアドレスを計算し、前記アドレ
    スを用いて、あらかじめ用意した非線形歪補償テーブル
    を参照し、その参照された非線形歪補償データを用いて
    直交ベースバンド信号の非線形歪補償を行い、非線形歪
    補償した前記直交ベースバンド信号を直交変調した後、
    増幅し、増幅した前記直交ベースバンド信号を直交検波
    し、直交検波したベースバンド信号と前記送信直交ベー
    スバンド信号を比較して誤差を算出し、その計算した誤
    差に基づいてアドレス計算部内部の係数の値を更新する
    送信方法。
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