JP2002009557A - 線形補償増幅装置 - Google Patents

線形補償増幅装置

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JP2002009557A JP2000185856A JP2000185856A JP2002009557A JP 2002009557 A JP2002009557 A JP 2002009557A JP 2000185856 A JP2000185856 A JP 2000185856A JP 2000185856 A JP2000185856 A JP 2000185856A JP 2002009557 A JP2002009557 A JP 2002009557A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信に用いられる送信電力増幅部におい
て、フィードフォワード型の線形補償増幅装置を適用し
た際の、送信電力増幅部の電力利用効率を向上させる。 【解決手段】 非線形歪補償部104で事前非線形歪補
償を行うことで、主電力増幅器106で発生する非線形
歪成分を低減することが可能となり、方向性結合器11
0で抽出する非線形歪成分の電力を小さくすることがで
きる。したがって、補助電力増幅器111の消費電力を
低減させることとなり、線形補償増幅装置の電力利用効
率の向上を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信に用いら
れる送信制御部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線通信に用いられる送信電力増
幅部で発生する非線形歪を補償する方式として、特開平
10−270950号公報に記載されているフィードフ
ォワード型の非線形歪補償技術が知られている。これは
図8のような構成からなり、主電力増幅器811で発生
した非線形歪成分を、主電力増幅器811の出力から非
線形歪抽出部813により抽出した後補助電力増幅器8
14で増幅し、合成部815で主電力増幅器811の出
力信号に逆相加算することによって送信信号の非線形歪
成分を抑圧する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の線
形補償増幅装置では、線形増幅が可能な補助電力増幅器
が必要であり、送信電力増幅部の電力利用効率が大きく
低下してしまうという課題を有していた。
【0004】本発明は、無線通信に用いられる送信電力
増幅部において、フィードフォワード型の線形補償増幅
装置を適用した際の、送信電力増幅部の電力利用効率を
向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、無線通信に用いられる送信電力増幅部にお
いて、主電力増幅器の入力信号に、主電力増幅器の入出
力特性の逆特性をあらかじめ与える回路を設け、主電力
増幅器で発生する非線形歪成分を低減可能なように構成
したものである。これにより、補助電力増幅器での消費
電力を低減し、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が
得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、無線通信に用いられる送信電力増幅部に備えられ、
送信信号の瞬時電力を計算し、これを用いてあらかじめ
用意した参照テーブルを参照して非線形歪補償係数を求
め、前記送信信号の非線形歪補償を行う非線形歪補償手
段と、前記非線形歪補償手段の出力を直交変調する第1
の直交変調部と、前記送信信号を直交変調する第2の直
交変調部と、前記第1の直交変調部の出力を増幅する主
電力増幅部と、前記主電力増幅部の出力と第2の直交変
調部の出力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力また
は第2の直交変調部の出力の位相と振幅を制御し、上記
2つの信号の逆相合成を行う非線形歪抽出部と、抽出し
た非線形歪信号を増幅する補助電力増幅部と、前記主電
力増幅部の出力と補助電力増幅部の出力とを入力とし、
前記主電力増幅部の出力または補助電力増幅部の出力の
位相を制御し、上記2つの信号の逆相合成を行う変調信
号合成部を具備し、参照テーブルを用いた事前歪補償方
式よって主電力増幅部で発生する非線形歪成分を低減す
る機能を備えることを特徴とする線形補償増幅装置とし
たものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0007】請求項2に記載の発明は、位相と振幅の制
御を非線形歪抽出部のかわりに主電力増幅部の前段に行
うことを特徴とする請求項1記載の線形補償増幅装置と
したものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減
させ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られる
という作用を有する。
【0008】請求項3に記載の発明は、位相の制御を変
調信号合成部のかわりに補助電力増幅部の前段に行うこ
とを特徴とする請求項1記載の線形補償増幅装置とした
ものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0009】請求項4に記載の発明は、位相の制御を変
調信号合成部のかわりに補助電力増幅部の前段に行うこ
とを特徴とする請求項2記載の線形補償増幅装置とした
ものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0010】請求項5に記載の発明は、無線通信に用い
られる送信電力増幅部に備えられ、送信信号の瞬時電力
を計算し、これを用いてあらかじめ用意した近似式を用
いて非線形歪補償係数を計算し、前記送信信号の非線形
歪補償を行う非線形歪補償手段と、前記非線形歪補償手
段の出力を直交変調する第1の直交変調部と、前記送信
信号を直交変調する第2の直交変調部と、前記第1の直
交変調部の出力を増幅する主電力増幅部と、前記主電力
増幅部の出力と第2の直交変調部の出力とを入力とし、
前記主電力増幅部の出力または第2の直交変調部の出力
の位相と振幅を制御し、上記2つの信号の逆相合成を行
う非線形歪抽出部と、抽出した非線形歪信号を増幅する
補助電力増幅部と、前記主電力増幅部の出力と補助電力
増幅部の出力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力ま
たは補助電力増幅部の出力の位相を制御し、上記2つの
信号の逆相合成を行う変調信号合成部を具備し、近似式
を用いた事前歪補償方式よって主電力増幅部で発生する
非線形歪成分を低減する機能を備えることを特徴とする
線形補償増幅装置としたものであり、補助電力増幅部で
扱う信号電力を低減させ、送信電力増幅部の電力利用効
率の向上が得られるという作用を有する。
【0011】請求項6に記載の発明は、位相と振幅の制
御を非線形歪抽出部のかわりに主電力増幅部の前段に行
うことを特徴とする請求項5記載の線形補償増幅装置と
したものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減
させ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られる
という作用を有する。
【0012】請求項7に記載の発明は、位相の制御を変
調信号合成部のかわりに補助電力増幅部の前段に行うこ
とを特徴とする請求項5記載の線形補償増幅装置とした
ものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0013】請求項8に記載の発明は、位相の制御を変
調信号合成部のかわりに補助電力増幅部の前段に行うこ
とを特徴とする請求項6記載の線形補償増幅装置とした
ものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0014】請求項9に記載の発明は、無線通信に用い
られる送信電力増幅部に備えられ、送信信号を直交変調
する直交変調部と、直交変調信号に主電力増幅器と全体
の利得以外は逆特性を与える非線形歪補償部と、非線形
歪補償された変調信号を増幅する主電力増幅部と、前記
主電力増幅部の出力と直交変調部の出力とを入力とし、
前記主電力増幅部の出力または直交変調部の出力の位相
と振幅を制御し、上記2つの信号の逆相合成を行う非線
形歪抽出部と、抽出した非線形歪信号を増幅する補助電
力増幅部と、前記主電力増幅部の出力と補助電力増幅部
の出力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力または補
助電力増幅部の出力の位相を制御し、上記2つの信号の
逆相合成を行う変調信号合成部を具備し、非線形歪補償
部による事前歪補償方式よって主電力増幅部で発生する
非線形歪成分を低減する機能を備えることを特徴とする
線形補償増幅装置としたものであり、補助電力増幅部で
扱う信号電力を低減させ、送信電力増幅部の電力利用効
率の向上が得られるという作用を有する。
【0015】請求項10に記載の発明は、位相と振幅の
制御を非線形歪抽出部のかわりに主電力増幅部の前段に
行うことを特徴とする請求項9記載の線形補償増幅装置
としたものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低
減させ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られ
るという作用を有する。
【0016】請求項11に記載の発明は、位相の制御を
変調信号合成部のかわりに補助電力増幅部の前段に行う
ことを特徴とする請求項9記載の線形補償増幅装置とし
たものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0017】請求項12に記載の発明は、位相の制御を
変調信号合成部のかわりに補助電力増幅部の前段に行う
ことを特徴とする請求項10記載の線形補償増幅装置と
したものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減
させ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られる
という作用を有する。
【0018】請求項13に記載の発明は、無線通信に用
いられる送信電力増幅部に備えられ、送信信号の瞬時電
力を計算し、これを用いてあらかじめ用意した参照テー
ブルを参照して非線形歪補償係数を求め、前記送信信号
の非線形歪補償を行う第1の非線形歪補償手段と、前記
第1の非線形歪補償手段の出力を直交変調する第1の直
交変調部と、前記送信信号を直交変調する第2の直交変
調部と、前記第1の直交変調部の出力を増幅する主電力
増幅部と、前記主電力増幅部の出力と第2の直交変調部
の出力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力または第
2の直交変調部の出力の位相と振幅を制御し、上記2つ
の信号の逆相合成を行う非線形歪抽出部と、抽出した非
線形歪信号に補助電力増幅器と全体の利得以外は逆特性
を与える第2の非線形歪補償部と、第2の非線形歪補償
部の出力を増幅する補助電力増幅部と、前記主電力増幅
部の出力と補助電力増幅部の出力とを入力とし、前記主
電力増幅部の出力または補助電力増幅部の出力の位相を
制御し、上記2つの信号の逆相合成を行う変調信号合成
部を具備し、参照テーブルを用いた事前歪補償方式よっ
て主電力増幅部で発生する非線形歪成分を低減する機能
を備えることを特徴とする線形補償増幅装置としたもの
であり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減させ、送
信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られるという作
用を有する。
【0019】請求項14に記載の発明は、位相と振幅の
制御を非線形歪抽出部のかわりに主電力増幅部の前段に
行うことを特徴とする請求項13記載の線形補償増幅装
置としたものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を
低減させ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得ら
れるという作用を有する。
【0020】請求項15に記載の発明は、位相の制御を
変調信号合成部のかわりに補助電力増幅する前に行うこ
とを特徴とする請求項13記載の線形補償増幅装置とし
たものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0021】請求項16に記載の発明は、位相の制御を
変調信号合成部のかわりに補助電力増幅する前に行うこ
とを特徴とする請求項14記載の線形補償増幅装置とし
たものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0022】請求項17に記載の発明は、無線通信に用
いられる送信電力増幅部に備えられ、送信信号の瞬時電
力を計算し、これを用いてあらかじめ用意した近似式を
用いて非線形歪補償係数を計算し、前記送信信号の非線
形歪補償を行う第1の非線形歪補償手段と、前記第1の
非線形歪補償手段の出力を直交変調する第1の直交変調
部と、前記送信信号を直交変調する第2の直交変調部
と、前記第1の直交変調部の出力を増幅する主電力増幅
部と、前記主電力増幅部の出力と第2の直交変調部の出
力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力または第2の
直交変調部の出力の位相と振幅を制御し、上記2つの信
号の逆相合成を行う非線形歪抽出部と、抽出した非線形
歪信号に補助電力増幅器と全体の利得以外は逆特性を与
える第2の非線形歪補償部と、第2の非線形歪補償部の
出力を増幅する補助電力増幅部と、前記主電力増幅部の
出力と補助電力増幅部の出力とを入力とし、前記主電力
増幅部の出力または補助電力増幅部の出力の位相を制御
し、上記2つの信号の逆相合成を行う変調信号合成部を
具備し、近似式を用いた事前歪補償方式よって主電力増
幅部で発生する非線形歪成分を低減する機能を備えるこ
とを特徴とする線形補償増幅装置としたものであり、補
助電力増幅部で扱う信号電力を低減させ、送信電力増幅
部の電力利用効率の向上が得られるという作用を有す
る。
【0023】請求項18に記載の発明は、位相と振幅の
制御を非線形歪抽出部のかわりに主電力増幅部の前段に
行うことを特徴とする請求項17記載の線形補償増幅装
置としたものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を
低減させ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得ら
れるという作用を有する。
【0024】請求項19に記載の発明は、位相の制御を
変調信号合成部のかわりに補助電力増幅する前に行うこ
とを特徴とする請求項17記載の線形補償増幅装置とし
たものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0025】請求項20に記載の発明は、位相の制御を
変調信号合成部のかわりに補助電力増幅する前に行うこ
とを特徴とする請求項18記載の線形補償増幅装置とし
たものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0026】請求項21に記載の発明は、無線通信に用
いられる送信電力増幅部に備えられ、送信信号を直交変
調する直交変調部と、直交変調信号に主電力増幅器と全
体の利得以外は逆特性を与える第1の非線形歪補償部
と、非線形歪補償された変調信号を増幅する主電力増幅
部と、前記主電力増幅部の出力と直交変調部の出力とを
入力とし、前記主電力増幅部の出力または直交変調部の
出力の位相と振幅を制御し、上記2つの信号の逆相合成
を行う非線形歪抽出部と、抽出した非線形歪信号に補助
電力増幅器と全体の利得以外は逆特性を与える第2の非
線形歪補償部と、第2の非線形歪補償部の出力信号を増
幅する補助電力増幅部と、前記主電力増幅部の出力と補
助電力増幅部の出力とを入力とし、前記主電力増幅部の
出力または補助電力増幅部の出力の位相を制御し、上記
2つの信号の逆相合成を行う変調信号合成部を具備し、
第1の非線形歪補償部による事前歪補償方式よって主電
力増幅部で発生する非線形歪成分を低減する機能を備え
ることを特徴とする線形補償増幅装置としたものであ
り、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減させ、送信電
力増幅部の電力利用効率の向上が得られるという作用を
有する。
【0027】請求項22に記載の発明は、位相と振幅の
制御を非線形歪抽出部のかわりに主電力増幅部の前段に
行うことを特徴とする請求項21記載の線形補償増幅装
置としたものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を
低減させ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得ら
れるという作用を有する。
【0028】請求項23に記載の発明は、位相の制御を
変調信号合成部のかわりに補助電力増幅する前に行うこ
とを特徴とする請求項21記載の線形補償増幅装置とし
たものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0029】請求項24に記載の発明は、位相の制御を
変調信号合成部のかわりに補助電力増幅する前に行うこ
とを特徴とする請求項22記載の線形補償増幅装置とし
たものであり、補助電力増幅部で扱う信号電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られると
いう作用を有する。
【0030】請求項25に記載の発明は、請求項1から
24のいずれかに記載の線形補償増幅装置を用いた無線
機としたものであり、フィードフォワード型の線形補償
増幅装置における補助電力増幅部の消費電力を低減さ
せ、送信電力増幅部の電力利用効率の向上が得られる無
線機を構成できるという作用を有する。
【0031】以下、本発明の実施の形態について図2か
ら図8を用いて説明する。
【0032】(実施の形態1)図1は、本実施の形態に
おける線形補償装置の構成の一例である。図1におい
て、101から104は参照テーブルを用いた非線形歪
補償手段を示し、101は瞬時電力計算部、102は補
償係数参照部、103は参照テーブル、104は非線形
歪補償部である。105は第1の直交変調部、106は
主電力増幅部としての主電力増幅器、107は分配器と
しての方向性結合器、108は第2の直交変調部であ
る。109と110は非線形歪抽出部を示し、109は
位相・振幅制御部、110は方向性結合器である。11
1は補助電力増幅部としての補助電力増幅器である。1
12と113は変調信号合成部を示し、112は位相制
御部、113は方向性結合器である。
【0033】以下、図1を用いて本実施の形態の動作に
ついて説明する。はじめに、瞬時電力計算部101で送
信信号の瞬時電力を計算する。補償係数参照部102
で、計算した値を参照アドレスとして、主電力増幅器1
06の非線形歪補償用の補償係数を格納した補償テーブ
ル103を参照し、得られた補償係数を非線形歪補償部
104に出力する。非線形歪補償部104では入力した
送信信号と補償係数の複素積によって非線形歪補償を行
う。非線形歪補償した信号を第1の直交変調部105で
直交変調し、主電力増幅器106で所望の電力まで増幅
する。
【0034】方向性結合器107によって主電力増幅器
106の出力の一部を分配し、位相・振幅制御部109
で、第2の直交変調部108の出力と振幅が等しく位相
が180度異なるように制御する。上記の2つの信号を
方向性結合器110で合成し、主電力増幅器106で発
生した非線形歪成分を抽出する。抽出した信号を、補助
電力増幅器111で、主電力増幅器106の出力の非線
形歪成分と等しい電力まで増幅する。位相制御部112
で、主電力増幅器106の出力の位相を、補助電力増幅
器111の出力の位相と180度異なるように制御して
から、上記2つの信号を方向性結合器113で合成し、
出力送信号を得る。
【0035】以上により、非線形歪補償部104で事前
非線形歪補償を行い、主電力増幅器106で発生する非
線形歪成分を低減することが可能となり、方向性結合器
110で抽出する非線形歪成分の電力を小さくすること
ができる。したがって、補助電力増幅器111の消費電
力を低減させることとなり、線形補償増幅装置の電力利
用効率の向上を実現することができる。
【0036】本実施例では、位相・振幅制御部109を
方向性結合器107と110の間に配置したが、主電力
増幅器106と方向性結合器107の間に配置してもよ
く、主電力増幅器106の前や、第2の直交変調部10
8と方向性結合器110の間に配置しても構わない。ま
た、位相制御部112を方向性結合器107と113の
間に配置したが、補助電力増幅器111の前や後ろに配
置してもよい。どちらの場合も、方向性結合器110お
よび113に入力される2つの信号の位相が180度異
なるように制御できるように構成すれば、すべて同じ効
果を得ることができる。
【0037】さらに、信号の分配手段として方向性結合
器107を、信号の合成手段として方向性結合器110
と113を用いる構成としているが、他の分配および合
成手段を用いても構わない。また、主電力増幅部と補助
電力増幅部を1段で構成しているがそれぞれを多段構成
にしても同じである。そして、直交変調部が1段のダイ
レクトコンバージョン方式で説明したが中間周波数帯を
設けてもよく、図1の構成に限ったものではない。
【0038】以上のように本実施の形態によれば、主電
力増幅器の前段に、参照テーブル方式による事前非線形
歪補償回路を設け、主電力増幅部で発生する非線形歪成
分を低減することによって、補助電力増幅器の低消費電
力化を実現し、電力利用効率の高いフィードフォワード
型の線形補償増幅装置を構成できるという効果を有す
る。
【0039】(実施の形態2)図2は、本実施の形態に
おける線形補償装置の構成の一例である。図2におい
て、201から203は近似式を用いた非線形歪補償手
段を示し、201は瞬時電力計算部、202は補償係数
計算部、203は非線形歪補償部である。204は第1
の直交変調部、205は主電力増幅部としての主電力増
幅器、206は分配器としての方向性結合器、207は
第2の直交変調部である。208と209は非線形歪抽
出部を示し、208は位相・振幅制御部、209は方向
性結合器である。210は補助電力増幅部としての補助
電力増幅器である。211と212は変調信号合成部を
示し、211は位相制御部、212は方向性結合器であ
る。
【0040】以下、図2を用いて本実施の形態の動作に
ついて説明する。はじめに、瞬時電力計算部201で送
信信号の瞬時電力を計算する。計算した値をパラメータ
として、補償係数計算部202で、主電力増幅器205
の非線形歪補償用の補償係数を計算し、得られた補償係
数を非線形歪補償部203に出力する。非線形歪補償部
203では入力した送信信号と補償係数の複素積によっ
て非線形歪補償を行う。非線形歪補償した信号を第1の
直交変調部204で直交変調し、主電力増幅器205で
所望の電力まで増幅する。
【0041】方向性結合器206によって主電力増幅器
205の出力の一部を分配し、位相・振幅制御部208
で、第2の直交変調部207の出力と振幅が等しく位相
が180度異なるように制御する。上記の2つの信号を
方向性結合器209で合成し、主電力増幅器205で発
生した非線形歪成分を抽出する。抽出した信号を、補助
電力増幅器210で、主電力増幅器205の出力の非線
形歪成分と等しい電力まで増幅する。位相制御部211
で、主電力増幅器205の出力の位相を、補助電力増幅
器210の出力の位相と180度異なるように制御して
から、上記2つの信号を方向性結合器312で合成し、
出力送信号を得る。
【0042】以上により、非線形歪補償部203で事前
非線形歪補償を行い、主電力増幅器205で発生する非
線形歪成分を低減することが可能となり、方向性結合器
209で抽出する非線形歪成分の電力を小さくすること
ができる。したがって、補助電力増幅器210の消費電
力を低減させることとなり、線形補償増幅装置の電力利
用効率の向上を実現することができる。
【0043】本実施例では、位相・振幅制御部208を
方向性結合器206と209の間に配置したが、主電力
増幅器205と方向性結合器206の間に配置してもよ
く、主電力増幅器205の前や、第2の直交変調部20
7と方向性結合器209の間に配置しても構わない。ま
た、位相制御部211を方向性結合器206と212の
間に配置したが、補助電力増幅器210の前や後ろに配
置してもよい。どちらの場合も、方向性結合器209お
よび212に入力される2つの信号の位相が180度異
なるように制御できるように構成すれば、すべて同じ効
果を得ることができる。
【0044】さらに、信号の分配手段として方向性結合
器206を、信号の合成手段として方向性結合器209
と212を用いる構成としているが、他の分配および合
成手段を用いても構わない。また、主電力増幅部と補助
電力増幅部を1段で構成しているがそれぞれを多段構成
にしても同じである。そして、直交変調部が1段のダイ
レクトコンバージョン方式で説明したが中間周波数帯を
設けてもよく、図2の構成に限ったものではない。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、主電
力増幅器の前段に、近似式方式による事前非線形歪補償
回路を設け、主電力増幅部で発生する非線形歪成分を低
減することによって、補助電力増幅器の低消費電力化を
実現し、電力利用効率の高いフィードフォワード型の線
形補償増幅装置を構成できるという効果を有する。
【0046】(実施の形態3)図3は、本実施の形態に
おける線形補償装置の構成の一例である。図3におい
て、301は直交変調部、302は非線形歪補償部、3
03は主電力増幅部としての主電力増幅器、304は分
配器としての方向性結合器である。305と306は非
線形歪抽出部を示し、305は位相・振幅制御部、30
6は方向性結合器である。307は補助電力増幅部とし
ての補助電力増幅器である。308と309は変調信号
合成部を示し、308は位相制御部、309は方向性結
合器である。
【0047】以下、図3を用いて本実施の形態の動作に
ついて説明する。はじめに、送信信号を直交変調部30
1で直交変調する。直交変調した信号に非線形歪補償部
302で事前非線形歪補償を施した後、主電力増幅器3
03で所望の電力まで増幅する。事前非線形歪補償は、
主電力増幅器303と全体の利得以外は逆の特性を持つ
非線形素子によって行う。
【0048】方向性結合器304によって主電力増幅器
303の出力の一部を分配し、位相・振幅制御部305
で、直交変調部301の出力と振幅が等しく位相が18
0度異なるように制御する。上記の2つの信号を方向性
結合器306で合成し、主電力増幅器303で発生した
非線形歪成分を抽出する。抽出した信号を、補助電力増
幅器307で、主電力増幅器303の出力の非線形歪成
分と等しい電力まで増幅する。位相制御部308で、主
電力増幅器303の出力の位相を、補助電力増幅器30
7の出力の位相と180度異なるように制御してから、
上記2つの信号を方向性結合器309で合成し、出力送
信号を得る。
【0049】以上により、非線形歪補償部302で事前
非線形歪補償を行い、主電力増幅器303で発生する非
線形歪成分を低減することが可能となり、方向性結合器
306で抽出する非線形歪成分の電力を小さくすること
ができる。したがって、補助電力増幅器307の消費電
力を低減させることとなり、線形補償増幅装置の電力利
用効率の向上を実現することができる。
【0050】本実施例では、位相・振幅制御部305を
方向性結合器304と306の間に配置したが、主電力
増幅器303と方向性結合器304の間に配置してもよ
く、主電力増幅器303の前や、直交変調部301と方
向性結合器306の間に配置しても構わない。また、位
相制御部308を方向性結合器304と309の間に配
置したが、補助電力増幅器307の前や後ろに配置して
もよい。どちらの場合も、方向性結合器306および3
09に入力される2つの信号の位相が180度異なるよ
うに制御できるように構成すれば、すべて同じ効果を得
ることができる。
【0051】さらに、信号の分配手段として方向性結合
器304を、信号の合成手段として方向性結合器306
と309を用いる構成としているが、他の分配および合
成手段を用いても構わない。また、非線形歪補償部30
2で用いられる非線形素子としては、ダイオードなどが
あるがこれに限ったものではなく、主電力増幅器303
の非線形性をうち消す入出力特性を持つフィルタや回路
によって構成しても同じ効果が得られる。また、主電力
増幅部と補助電力増幅部を1段で構成しているがそれぞ
れを多段構成にしても同じである。そして、直交変調部
が1段のダイレクトコンバージョン方式で説明したが中
間周波数帯を設けてもよく、図3の構成に限ったもので
はない。
【0052】以上のように本実施の形態によれば、主電
力増幅器の前段に、非線形素子による事前非線形歪補償
回路を設け、主電力増幅部で発生する非線形歪成分を低
減することによって、補助電力増幅器の低消費電力化を
実現し、電力利用効率の高いフィードフォワード型の線
形補償増幅装置を構成できるという効果を有する。
【0053】(実施の形態4)図4は、本実施の形態に
おける線形補償装置の構成の一例である。図4におい
て、401から404は参照テーブルを用いた第1の非
線形歪補償手段を示し、401は瞬時電力計算部、40
5は補償係数参照部、403は参照テーブル、404は
第1の非線形歪補償部である。405は第1の直交変調
部、406は主電力増幅部としての主電力増幅器、40
7は分配器としての方向性結合器、408は第5の直交
変調部である。409と410は非線形歪抽出部を示
し、409は位相・振幅制御部、410は方向性結合器
である。411は第2の非線形歪補償部、412は補助
電力増幅部としての補助電力増幅器である。413と4
14は変調信号合成部を示し、413は位相制御部、4
14は方向性結合器である。
【0054】以下、図4を用いて本実施の形態の動作に
ついて説明する。はじめに、瞬時電力計算部401で送
信信号の瞬時電力を計算する。補償係数参照部402
で、計算した値を参照アドレスとして、主電力増幅器4
06の非線形歪補償用の補償係数を格納した補償テーブ
ル403を参照し、得られた補償係数を非線形歪補償部
404に出力する。非線形歪補償部404では入力した
送信信号と補償係数の複素積によって非線形歪補償を行
う。非線形歪補償した信号を第1の直交変調部405で
直交変調し、主電力増幅器406で所望の電力まで増幅
する。
【0055】方向性結合器407によって主電力増幅器
406の出力の一部を分配し、位相・振幅制御部409
で、第2の直交変調部408の出力と振幅が等しく位相
が180度異なるように制御する。上記の2つの信号を
方向性結合器410で合成し、主電力増幅器406で発
生した非線形歪成分を抽出する。抽出した信号に第2の
非線形歪補償部411で事前非線形歪補償を施した後、
補助電力増幅器412で、主電力増幅器406の出力の
非線形歪成分と等しい電力まで増幅する。事前非線形歪
補償は、補助電力増幅器412と全体の利得以外は逆の
特性を持つ非線形素子によって行う。位相制御部413
で、主電力増幅器406の出力の位相を、補助電力増幅
器412の出力の位相と180度異なるように制御して
から、上記2つの信号を方向性結合器414で合成し、
出力送信号を得る。
【0056】以上により、第1の非線形歪補償部404
で事前非線形歪補償を行い、主電力増幅器406で発生
する非線形歪成分を低減することが可能となり、方向性
結合器410で抽出する非線形歪成分の電力を小さくす
ることができる。したがって、補助電力増幅器412の
消費電力を低減させることとなり、線形補償増幅装置の
電力利用効率の向上を実現することができる。
【0057】本実施例では、位相・振幅制御部409を
方向性結合器407と410の間に配置したが、主電力
増幅器406と方向性結合器407の間に配置してもよ
く、主電力増幅器406の前や、第2の直交変調部40
8と方向性結合器410の間に配置しても構わない。ま
た、位相制御部413を方向性結合器407と414の
間に配置したが、補助電力増幅器412の前や後ろに配
置してもよい。どちらの場合も、方向性結合器410お
よび414に入力される2つの信号の位相が180度異
なるように制御できるように構成すれば、すべて同じ効
果を得ることができる。
【0058】さらに、信号の分配手段として方向性結合
器407を、信号の合成手段として方向性結合器410
と414を用いる構成としているが、他の分配および合
成手段を用いても構わない。また、第2の非線形歪補償
部411で用いられる非線形素子としては、ダイオード
などがあるがこれに限ったものではなく、補助電力増幅
器412の非線形性をうち消す入出力特性を持つフィル
タや回路によって構成しても同じ効果が得られる。ま
た、主電力増幅部と補助電力増幅部を1段で構成してい
るがそれぞれを多段構成にしても同じである。そして、
直交変調部が1段のダイレクトコンバージョン方式で説
明したが中間周波数帯を設けてもよく、図4の構成に限
ったものではない。
【0059】以上のように本実施の形態によれば、主電
力増幅器の前段に、参照テーブル方式による事前非線形
歪補償回路を設け、主電力増幅部で発生する非線形歪成
分を低減することによって、補助電力増幅器の低消費電
力化を実現し、電力利用効率の高いフィードフォワード
型の線形補償増幅装置を構成できるという効果を有す
る。
【0060】(実施の形態5)図5は、本実施の形態に
おける線形補償装置の構成の一例である。図5におい
て、501から503は近似式を用いた第1の非線形歪
補償手段を示し、501は瞬時電力計算部、502は補
償係数計算部、503は第1の非線形歪補償部である。
504は第1の直交変調部、505は主電力増幅部とし
ての主電力増幅器、506は分配器としての方向性結合
器、507は第2の直交変調部である。508と509
は非線形歪抽出部を示し、508は位相・振幅制御部、
509は方向性結合器である。510は第2の非線形歪
補償部、511は補助電力増幅部としての補助電力増幅
器である。512と513は変調信号合成部を示し、5
12は位相制御部、513は方向性結合器である。
【0061】以下、図5を用いて本実施の形態の動作に
ついて説明する。はじめに、瞬時電力計算部501で送
信信号の瞬時電力を計算する。計算した値をパラメータ
として、補償係数計算部502で、主電力増幅器505
の非線形歪補償用の補償係数を計算し、得られた補償係
数を第1の非線形歪補償部503に出力する。第1の非
線形歪補償部503では入力した送信信号と補償係数の
複素積によって非線形歪補償を行う。非線形歪補償した
信号を第1の直交変調部504で直交変調し、主電力増
幅器505で所望の電力まで増幅する。
【0062】方向性結合器506によって主電力増幅器
505の出力の一部を分配し、位相・振幅制御部508
で、第2の直交変調部507の出力と振幅が等しく位相
が180度異なるように制御する。上記の2つの信号を
方向性結合器509で合成し、主電力増幅器505で発
生した非線形歪成分を抽出する。抽出した信号に第2の
非線形歪補償部510で事前非線形歪補償を施した後、
補助電力増幅器511で、主電力増幅器505の出力の
非線形歪成分と等しい電力まで増幅する。事前非線形歪
補償は、補助電力増幅器511と全体の利得以外は逆の
特性を持つ非線形素子によって行う。位相制御部512
で、主電力増幅器505の出力の位相を、補助電力増幅
器511の出力の位相と180度異なるように制御して
から、上記2つの信号を方向性結合器513で合成し、
出力送信号を得る。
【0063】以上により、第1の非線形歪補償部503
で事前非線形歪補償を行い、主電力増幅器505で発生
する非線形歪成分を低減することが可能となり、方向性
結合器509で抽出する非線形歪成分の電力を小さくす
ることができる。したがって、補助電力増幅器511の
消費電力を低減させることとなり、線形補償増幅装置の
電力利用効率の向上を実現することができる。
【0064】本実施例では、位相・振幅制御部508を
方向性結合器506と509の間に配置したが、主電力
増幅器505と方向性結合器506の間に配置してもよ
く、主電力増幅器505の前や、第2の直交変調部50
7と方向性結合器509の間に配置しても構わない。ま
た、位相制御部512を方向性結合器506と513の
間に配置したが、補助電力増幅器511の前や後ろに配
置してもよい。どちらの場合も、方向性結合器509お
よび513に入力される2つの信号の位相が180度異
なるように制御できるように構成すれば、すべて同じ効
果を得ることができる。
【0065】さらに、信号の分配手段として方向性結合
器506を、信号の合成手段として方向性結合器509
と513を用いる構成としているが、他の分配および合
成手段を用いても構わない。また、第2の非線形歪補償
部510で用いられる非線形素子としては、ダイオード
などがあるがこれに限ったものではなく、補助電力増幅
器511の非線形性をうち消す入出力特性を持つフィル
タや回路によって構成しても同じ効果が得られる。ま
た、主電力増幅部と補助電力増幅部を1段で構成してい
るがそれぞれを多段構成にしても同じである。そして、
直交変調部が1段のダイレクトコンバージョン方式で説
明したが中間周波数帯を設けてもよく、図5の構成に限
ったものではない。
【0066】以上のように本実施の形態によれば、主電
力増幅器の前段に、近似式方式による事前非線形歪補償
回路を設け、主電力増幅部で発生する非線形歪成分を低
減することによって、補助電力増幅器の低消費電力化を
実現し、電力利用効率の高いフィードフォワード型の線
形補償増幅装置を構成できるという効果を有する。
【0067】(実施の形態6)図6は、本実施の形態に
おける線形補償装置の構成の一例である。図6におい
て、601は直交変調部、602は第1の非線形歪補償
部、603は主電力増幅部としての主電力増幅器、60
4は分配器としての方向性結合器である。605と60
6は非線形歪抽出部を示し、605は位相・振幅制御
部、606は方向性結合器である。607は第2の非線
形歪補償部、608は補助電力増幅部としての補助電力
増幅器である。609と610は変調信号合成部を示
し、609は位相制御部、610は方向性結合器であ
る。
【0068】以下、図6を用いて本実施の形態の動作に
ついて説明する。はじめに、送信信号を直交変調部60
1で直交変調する。直交変調した信号に第1の非線形歪
補償部602で事前非線形歪補償を施した後、主電力増
幅器603で所望の電力まで増幅する。事前非線形歪補
償は、主電力増幅器603と全体の利得以外は逆の特性
を持つ非線形素子によって行う。
【0069】方向性結合器604によって主電力増幅器
603の出力の一部を分配し、位相・振幅制御部605
で、直交変調部601の出力と振幅が等しく位相が18
0度異なるように制御する。上記の2つの信号を方向性
結合器606で合成し、主電力増幅器603で発生した
非線形歪成分を抽出する。抽出した信号に第2の非線形
歪補償部607で事前非線形歪補償を施した後、補助電
力増幅器608で、主電力増幅器603の出力の非線形
歪成分と等しい電力まで増幅する。事前非線形歪補償
は、補助電力増幅器608と全体の利得以外は逆の特性
を持つ非線形素子によって行う。位相制御部609で、
主電力増幅器603の出力の位相を、補助電力増幅器6
08の出力の位相と180度異なるように制御してか
ら、上記2つの信号を方向性結合器610で合成し、出
力送信号を得る。
【0070】以上により、第1の非線形歪補償部602
で事前非線形歪補償を行い、主電力増幅器603で発生
する非線形歪成分を低減することが可能となり、方向性
結合器606で抽出する非線形歪成分の電力を小さくす
ることができる。したがって、補助電力増幅器608の
消費電力を低減させることとなり、線形補償増幅装置の
電力利用効率の向上を実現することができる。
【0071】本実施例では、位相・振幅制御部605を
方向性結合器604と606の間に配置したが、主電力
増幅器603と方向性結合器604の間に配置してもよ
く、主電力増幅器603の前や、直交変調部601と方
向性結合器606の間に配置しても構わない。また、位
相制御部609を方向性結合器604と610の間に配
置したが、補助電力増幅器608の前や後ろに配置して
もよい。どちらの場合も、方向性結合器606および6
10に入力される2つの信号の位相が180度異なるよ
うに制御できるように構成すれば、すべて同じ効果を得
ることができる。
【0072】さらに、信号の分配手段として方向性結合
器604を、信号の合成手段として方向性結合器606
と610を用いる構成としているが、他の分配および合
成手段を用いても構わない。また、第1の非線形歪補償
部602および第2の非線形歪補償部607で用いられ
る非線形素子としては、ダイオードなどがあるがこれに
限ったものではなく、それぞれ主電力増幅器603およ
び補助電力増幅器608の非線形性をうち消す入出力特
性を持つフィルタや回路によって構成しても同じ効果が
得られる。また、主電力増幅部と補助電力増幅部を1段
で構成しているがそれぞれを多段構成にしても同じであ
る。そして、直交変調部が1段のダイレクトコンバージ
ョン方式で説明したが中間周波数帯を設けてもよく、図
6の構成に限ったものではない。
【0073】以上のように本実施の形態によれば、主電
力増幅器の前段に、非線形素子による事前非線形歪補償
回路を設け、主電力増幅部で発生する非線形歪成分を低
減することによって、補助電力増幅器の低消費電力化を
実現し、電力利用効率の高いフィードフォワード型の線
形補償増幅装置を構成できるという効果を有する。
【0074】(実施の形態7)図7は、本実施の形態に
おける線形補償装置を用いた無線機の構成の一例であ
る。図7において、701は無線機、702は送信部、
703は変調部、704は本発明による線形補償増幅装
置、705は受信部、706はアンテナである。
【0075】以下、図7を用いて本実施の形態の動作に
ついて説明する。送信部702にある変調部703で生
成した送信信号を線形補償増幅装置704で所望の電力
に線形増幅した後アンテナ706を用いて送信する。
【0076】以上により、無線機701で大きな電力を
消費する送信系の線形増幅部を線形補償増幅装置704
として電力消費を低減させることが可能となり、無線機
701の電力利用効率を向上させることができる。本実
施例では、受信部705を持つ構成としたが、受信部7
05を持たない構成にしても同じ効果が得られる。ま
た、アンテナ706については、複数用いてもよく、受
信部と共有する必要もない。
【0077】以上のように本実施の形態によれば、フィ
ードフォワード型の線形補償増幅装置における補助電力
増幅部の消費電力を低減させ、送信電力増幅部の電力利
用効率の向上が得られる無線機を構成できるという作用
を有する。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、主電力増
幅器の前段に、事前非線形歪補償回路を設け、主電力増
幅部で発生する非線形歪成分を低減することによって、
補助電力増幅器の低消費電力化を実現し、電力利用効率
の高いフィードフォワード型の線形補償増幅装置を構成
できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における線形補償増
幅装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における線形補償増
幅装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態における線形補償増
幅装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態における線形補償増
幅装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態における線形補償増
幅装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施の形態における線形補償増
幅装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第7の実施の形態における線形補償増
幅装置の構成を示すブロック図
【図8】従来の線形補償増幅装置の構成を示すブロック
【符号の説明】
101、201、401、501 瞬時電力計算部 102、402 補償係数参照部 103、403 参照テーブル 104、203、302 非線形歪補償部 105、204、405、504 第1の直交変調部 106、205、303、406、505、603 主
電力増幅器 107、110、113、206、209、212、3
04、306、309、407、410、414、50
6、509、513、604、606、610方向性結
合器 108、207、408、507 第2の直交変調部 109、208、305、409、508、605 位
相・振幅制御部 111、210、307、412、511、608 補
助電力増幅器 112、211、308、413、512、609 位
相制御部 202、502 補償係数計算部 301、601 直交変調部 404、503、602 第1の非線形歪補償部 411、510、607 第2の非線形歪補償部 701 無線機 702 送信部 703 変調部 704 線形補償増幅装置 705 受信部 706 アンテナ
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Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信に用いられる送信電力増幅部に
    備えられ、送信信号の瞬時電力を計算し、これを用いて
    あらかじめ用意した参照テーブルを参照して非線形歪補
    償係数を求め、前記送信信号の非線形歪補償を行う非線
    形歪補償手段と、前記非線形歪補償手段の出力を直交変
    調する第1の直交変調部と、前記送信信号を直交変調す
    る第2の直交変調部と、前記第1の直交変調部の出力を
    増幅する主電力増幅部と、前記主電力増幅部の出力と第
    2の直交変調部の出力とを入力とし、前記主電力増幅部
    の出力または第2の直交変調部の出力の位相と振幅を制
    御し、上記2つの信号の逆相合成を行う非線形歪抽出部
    と、抽出した非線形歪信号を増幅する補助電力増幅部
    と、前記主電力増幅部の出力と補助電力増幅部の出力と
    を入力とし、前記主電力増幅部の出力または補助電力増
    幅部の出力の位相を制御し、上記2つの信号の逆相合成
    を行う変調信号合成部を具備し、参照テーブルを用いた
    事前歪補償方式よって主電力増幅部で発生する非線形歪
    成分を低減する機能を備えることを特徴とする線形補償
    増幅装置。
  2. 【請求項2】 位相と振幅の制御を非線形歪抽出部のか
    わりに主電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請求
    項1記載の線形補償増幅装置。
  3. 【請求項3】 位相の制御を変調信号合成部のかわりに
    補助電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請求項1
    記載の線形補償増幅装置。
  4. 【請求項4】 位相の制御を変調信号合成部のかわりに
    補助電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請求項2
    記載の線形補償増幅装置。
  5. 【請求項5】 無線通信に用いられる送信電力増幅部に
    備えられ、送信信号の瞬時電力を計算し、これを用いて
    あらかじめ用意した近似式を用いて非線形歪補償係数を
    計算し、前記送信信号の非線形歪補償を行う非線形歪補
    償手段と、前記非線形歪補償手段の出力を直交変調する
    第1の直交変調部と、前記送信信号を直交変調する第2
    の直交変調部と、前記第1の直交変調部の出力を増幅す
    る主電力増幅部と、前記主電力増幅部の出力と第2の直
    交変調部の出力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力
    または第2の直交変調部の出力の位相と振幅を制御し、
    上記2つの信号の逆相合成を行う非線形歪抽出部と、抽
    出した非線形歪信号を増幅する補助電力増幅部と、前記
    主電力増幅部の出力と補助電力増幅部の出力とを入力と
    し、前記主電力増幅部の出力または補助電力増幅部の出
    力の位相を制御し、上記2つの信号の逆相合成を行う変
    調信号合成部を具備し、近似式を用いた事前歪補償方式
    よって主電力増幅部で発生する非線形歪成分を低減する
    機能を備えることを特徴とする線形補償増幅装置。
  6. 【請求項6】 位相と振幅の制御を非線形歪抽出部のか
    わりに主電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請求
    項5記載の線形補償増幅装置。
  7. 【請求項7】 位相の制御を変調信号合成部のかわりに
    補助電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請求項5
    記載の線形補償増幅装置。
  8. 【請求項8】 位相の制御を変調信号合成部のかわりに
    補助電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請求項6
    記載の線形補償増幅装置。
  9. 【請求項9】 無線通信に用いられる送信電力増幅部に
    備えられ、送信信号を直交変調する直交変調部と、直交
    変調信号に主電力増幅器と全体の利得以外は逆特性を与
    える非線形歪補償部と、非線形歪補償された変調信号を
    増幅する主電力増幅部と、前記主電力増幅部の出力と直
    交変調部の出力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力
    または直交変調部の出力の位相と振幅を制御し、上記2
    つの信号の逆相合成を行う非線形歪抽出部と、抽出した
    非線形歪信号を増幅する補助電力増幅部と、前記主電力
    増幅部の出力と補助電力増幅部の出力とを入力とし、前
    記主電力増幅部の出力または補助電力増幅部の出力の位
    相を制御し、上記2つの信号の逆相合成を行う変調信号
    合成部を具備し、非線形歪補償部による事前歪補償方式
    よって主電力増幅部で発生する非線形歪成分を低減する
    機能を備えることを特徴とする線形補償増幅装置。
  10. 【請求項10】 位相と振幅の制御を非線形歪抽出部の
    かわりに主電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請
    求項9記載の線形補償増幅装置。
  11. 【請求項11】 位相の制御を変調信号合成部のかわり
    に補助電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請求項
    9記載の線形補償増幅装置。
  12. 【請求項12】 位相の制御を変調信号合成部のかわり
    に補助電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請求項
    10記載の線形補償増幅装置。
  13. 【請求項13】 無線通信に用いられる送信電力増幅部
    に備えられ、送信信号の瞬時電力を計算し、これを用い
    てあらかじめ用意した参照テーブルを参照して非線形歪
    補償係数を求め、前記送信信号の非線形歪補償を行う第
    1の非線形歪補償手段と、前記第1の非線形歪補償手段
    の出力を直交変調する第1の直交変調部と、前記送信信
    号を直交変調する第2の直交変調部と、前記第1の直交
    変調部の出力を増幅する主電力増幅部と、前記主電力増
    幅部の出力と第2の直交変調部の出力とを入力とし、前
    記主電力増幅部の出力または第2の直交変調部の出力の
    位相と振幅を制御し、上記2つの信号の逆相合成を行う
    非線形歪抽出部と、抽出した非線形歪信号に補助電力増
    幅器と全体の利得以外は逆特性を与える第2の非線形歪
    補償部と、第2の非線形歪補償部の出力を増幅する補助
    電力増幅部と、前記主電力増幅部の出力と補助電力増幅
    部の出力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力または
    補助電力増幅部の出力の位相を制御し、上記2つの信号
    の逆相合成を行う変調信号合成部を具備し、参照テーブ
    ルを用いた事前歪補償方式よって主電力増幅部で発生す
    る非線形歪成分を低減する機能を備えることを特徴とす
    る線形補償増幅装置。
  14. 【請求項14】 位相と振幅の制御を非線形歪抽出部の
    かわりに主電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請
    求項13記載の線形補償増幅装置。
  15. 【請求項15】 位相の制御を変調信号合成部のかわり
    に補助電力増幅する前に行うことを特徴とする請求項1
    3記載の線形補償増幅装置。
  16. 【請求項16】 位相の制御を変調信号合成部のかわり
    に補助電力増幅する前に行うことを特徴とする請求項1
    4記載の線形補償増幅装置。
  17. 【請求項17】 無線通信に用いられる送信電力増幅部
    に備えられ、送信信号の瞬時電力を計算し、これを用い
    てあらかじめ用意した近似式を用いて非線形歪補償係数
    を計算し、前記送信信号の非線形歪補償を行う第1の非
    線形歪補償手段と、前記第1の非線形歪補償手段の出力
    を直交変調する第1の直交変調部と、前記送信信号を直
    交変調する第2の直交変調部と、前記第1の直交変調部
    の出力を増幅する主電力増幅部と、前記主電力増幅部の
    出力と第2の直交変調部の出力とを入力とし、前記主電
    力増幅部の出力または第2の直交変調部の出力の位相と
    振幅を制御し、上記2つの信号の逆相合成を行う非線形
    歪抽出部と、抽出した非線形歪信号に補助電力増幅器と
    全体の利得以外は逆特性を与える第2の非線形歪補償部
    と、第2の非線形歪補償部の出力を増幅する補助電力増
    幅部と、前記主電力増幅部の出力と補助電力増幅部の出
    力とを入力とし、前記主電力増幅部の出力または補助電
    力増幅部の出力の位相を制御し、上記2つの信号の逆相
    合成を行う変調信号合成部を具備し、近似式を用いた事
    前歪補償方式よって主電力増幅部で発生する非線形歪成
    分を低減する機能を備えることを特徴とする線形補償増
    幅装置。
  18. 【請求項18】 位相と振幅の制御を非線形歪抽出部の
    かわりに主電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請
    求項17記載の線形補償増幅装置。
  19. 【請求項19】 位相の制御を変調信号合成部のかわり
    に補助電力増幅する前に行うことを特徴とする請求項1
    7記載の線形補償増幅装置。
  20. 【請求項20】 位相の制御を変調信号合成部のかわり
    に補助電力増幅する前に行うことを特徴とする請求項1
    8記載の線形補償増幅装置。
  21. 【請求項21】 無線通信に用いられる送信電力増幅部
    に備えられ、送信信号を直交変調する直交変調部と、直
    交変調信号に主電力増幅器と全体の利得以外は逆特性を
    与える第1の非線形歪補償部と、非線形歪補償された変
    調信号を増幅する主電力増幅部と、前記主電力増幅部の
    出力と直交変調部の出力とを入力とし、前記主電力増幅
    部の出力または直交変調部の出力の位相と振幅を制御
    し、上記2つの信号の逆相合成を行う非線形歪抽出部
    と、抽出した非線形歪信号に補助電力増幅器と全体の利
    得以外は逆特性を与える第2の非線形歪補償部と、第2
    の非線形歪補償部の出力信号を増幅する補助電力増幅部
    と、前記主電力増幅部の出力と補助電力増幅部の出力と
    を入力とし、前記主電力増幅部の出力または補助電力増
    幅部の出力の位相を制御し、上記2つの信号の逆相合成
    を行う変調信号合成部を具備し、第1の非線形歪補償部
    による事前歪補償方式よって主電力増幅部で発生する非
    線形歪成分を低減する機能を備えることを特徴とする線
    形補償増幅装置。
  22. 【請求項22】 位相と振幅の制御を非線形歪抽出部の
    かわりに主電力増幅部の前段に行うことを特徴とする請
    求項21記載の線形補償増幅装置。
  23. 【請求項23】 位相の制御を変調信号合成部のかわり
    に補助電力増幅する前に行うことを特徴とする請求項2
    1記載の線形補償増幅装置。
  24. 【請求項24】 位相の制御を変調信号合成部のかわり
    に補助電力増幅する前に行うことを特徴とする請求項2
    2記載の線形補償増幅装置。
  25. 【請求項25】 請求項1から24のいずれかに記載の
    線形補償増幅装置を用いた無線機。
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