JP3198601B2 - 容器ホルダ装置 - Google Patents

容器ホルダ装置

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JP3198601B2
JP3198601B2 JP09543692A JP9543692A JP3198601B2 JP 3198601 B2 JP3198601 B2 JP 3198601B2 JP 09543692 A JP09543692 A JP 09543692A JP 9543692 A JP9543692 A JP 9543692A JP 3198601 B2 JP3198601 B2 JP 3198601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、バス、乗用車
などの自動車の室内に装備され、缶ジュース、紙コップ
などの容器を保持する容器ホルダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容器ホルダ装置として、図5に示
すものが知られている。この容器ホルダ装置は、一端に
開口101をもつ箱状の固定フレーム100と、この固
定フレーム100に対して開口101から水平方向に出
入可能に保持され、容器が挿入されるホルダ穴201を
もつトレイ200と、トレイ200に上下に揺動可能に
軸支され、ホルダ穴201に挿入された容器の底を受け
るホルダ部301をもつサポート300とをもつもので
ある。
【0003】この容器ホルダ装置では、トレイ200を
固定フレーム100から引き出すと、サポート300は
自重により下方に揺動し、ホルダ部301が下降してホ
ルダ穴201の下方に位置する。そして、ホルダ部30
1が容器の底を受けるとともに、ホルダ穴201の内周
面が容器の外周面を支持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した容器
ホルダ装置では、トレイ200が固定フレーム100に
収納されている時、サポート300が自重により固定フ
レーム100と当接しているため、自動車の振動により
サポート300と固定フレーム100とが干渉し、両者
の間で異音を生じる場合があった。
【0005】また、この容器ホルダ装置では、使用時、
サポート300のホルダ部301とトレイ200のホル
ダ穴201とで容器を保持していても、容器には種々の
太さのものがあること、容器挿入時に必要であることか
ら、ホルダ穴201と容器の外周面との間に間隙が存在
する。このため、やはり自動車の振動によって容器とト
レイ200との間でも異音が生じる場合があった。
【0006】さらに、この容器ホルダ装置では、トレイ
200の引き出し・収納時に、サポート300が自重に
よって固定フレーム100と当接して固定フレーム10
0と摺動し、トレイ200が滑らかに動きにくいという
欠点もあった。本発明は、上記従来の不具合に鑑みてな
されたものであって、使用者の動作によってトレイを滑
らかに動かすことができ、これにより使用時には容器の
保持が可能になるとともに、自動車の振動により異音を
生じにくい容器ホルダ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の容器ホルダ装置
は、一端に開口をもつ箱状の固定フレームと、該固定フ
レームに対して該開口から水平方向に出入可能に保持さ
れ、容器が挿入されるホルダ穴をもつトレイと、該トレ
イに水平移動可能に支承され、該ホルダ穴に挿入される
該容器の外周面に案内される第1被案内面と、該第1被
案内面の裏面側に形成された案内面とをもち、該容器の
挿入によって該ホルダ穴の開放域を拡大する方向に移動
される挟持部材と、該トレイに上下に揺動可能に軸支さ
れ、該挟持部材の該案内面に案内される第2被案内面
と、該ホルダ穴に挿入された該容器の底を受けるホルダ
部とをもち、該挟持部材における該ホルダ穴の開放域を
拡大する方向への移動により該ホルダ穴の下方に揺動さ
れるサポートと、該トレイと該サポートとの間に介在さ
れ、該サポートを上方へ付勢する付勢力をもつ弾性部材
と、からなることを特徴とするものである。
【0008】固定フレームは、例えば、インストメント
パネル、コンソールボックス、グローブボックス、シー
ト等に固定される。トレイには、缶、紙コップ等の容器
が挿入される円形状、四角形状等のホルダ穴が形成され
る。
【0009】
【作用】本発明の容器ホルダ装置では、トレイが固定フ
レームに収納されている時、サポートは弾性部材の付勢
力により上方のトレイ側へ付勢され、自動車の振動があ
る場合でも、サポートと固定フレームとが干渉すること
はなく、これらの間で異音を生じない。
【0010】使用時、トレイを固定フレームの開口から
水平方向に引き出し、トレイのホルダ穴に容器を挿入す
る。これにより、挟持部材は、第1被案内面が容器の外
周面に案内され、サポートから作用される弾性部材の付
勢力に抗して、ホルダ穴の開放域を拡大する方向にトレ
イに対して水平移動する。このとき、ホルダ穴は種々の
太さの容器に対処可能になされており、容器の挿入に支
障を来さない。かかる挟持部材の移動により、サポート
は、第2被案内面が挟持部材の案内面に案内され、ホル
ダ穴の下方に揺動される。こうして、サポートはホルダ
部がトレイに対して下方に位置し、ホルダ部がホルダ穴
に挿入された容器の底を受ける。
【0011】サポートのホルダ部とトレイのホルダ穴と
で容器を保持している時、挟持部材は、弾性部材がその
付勢力によりサポートを上方へ付勢することにより、ホ
ルダ穴の開放域を縮小する方向に付勢されているため、
容器の外周面をホルダ穴とともに挟持する。このため、
容器の太さが種々異なっても、自動車の振動によって容
器とトレイとの間でも異音が生じない。
【0012】また、この容器ホルダ装置では、トレイの
引き出し・収納時、サポートは弾性部材の付勢力によっ
てトレイに収納された状態にあるので固定フレームと摺
動することがなく、トレイは滑らかに動く。なお、同様
に異音を防止した容器ホルダ装置として、実開昭57−
67838号公報、実開昭62−4436号公報、実開
昭62−191547号公報、実開昭62−19553
8号公報、実開平2−48444号公報及び実開平3−
114457号公報記載のものも知られてはいる。しか
し、これらは、容器の底を受けることで容器の外周面を
挟持する部材を移動させるもの、又は容器の側面と当接
する部位に緩衝部材を設けるものであり、容器の挿入に
より挟持部材がサポートを下方に揺動させるものではな
く、また容器の挿入時に挟持部材がサポートを介して容
器の外周面を挟持するものでもない。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。この容器ホルダ装置は、乗用車用に
適用したものであり、図1及び図2に示すように、イン
ストメントパネル(図示せず)に固定された固定フレー
ム1と、この固定フレーム1に対して水平方向に出入可
能に保持されたトレイ2と、トレイ2に水平揺動可能に
支承された2個の挟持部材3と、トレイ2に上下に揺動
可能に軸支された2個のサポート4と、トレイ2とサポ
ート4との間に介在された2個の弾性部材としてのねじ
りコイルばね5とからなる。
【0014】固定フレーム1は、一端に開口1aをもつ
箱状のものである。この開口1aと対向する奥壁内面に
は公知のプッシュロックオープンクリップ(図示せず)
が装備されている。トレイ2は、固定フレーム1に対し
て開口1aから水平方向に出入可能に保持された底無し
の箱状のものである。上壁には2個のホルダ穴20が円
形状に貫設されており、上壁内面には各ホルダ穴20の
後方側壁よりに下方に伸びるボスが突設され、各ボスに
はそれぞれ揺動軸孔2a(一方は図示せず)が形成され
ている。また、上壁内面の各ホルダ穴20の後方にも下
方に伸びるボスが突設され、このボスと両側壁には水平
に伸びる揺動軸孔2bが形成されており、両側壁の揺動
軸孔2bの上方にはねじりコイルばね5の一端を係止す
る凸部2cが形成されている。なお、奥壁外面には上記
プッシュロックオープンクリップと係合するロックピン
(図示せず)が形成されている。
【0015】挟持部材3は、トレイ2の各揺動軸孔2a
に水平揺動可能に支承されたものである。各挟持部材3
には、容器挿入前にホルダ穴20の後部から中心に向か
うに従い下方に傾斜する第1被案内面3aと、この第1
被案内面3aの裏面側に形成された案内面3bとが形成
されている。サポート4は、トレイ2の各揺動軸孔2b
に上下に揺動可能に軸支される軸部41と、各軸部41
と一体に形成されたカム部42と、このカム部42の両
端から伸びる支持棒43と、各支持棒43を連結しホル
ダ穴20に挿入された容器の底を受けるホルダ部44と
からなる。カム部42には容器挿入前にホルダ穴20に
向かって下方に傾斜する第2被案内面42aが形成され
ており、またカム部42の端面にはねじりコイルばね5
の他端を係止する凸部42bが形成されている。
【0016】ねじりコイルばね5はトレイ2の凸部2c
とサポート4の凸部42bとの間に介在され、サポート
4を上方へ付勢する付勢力をもつ。この付勢力は空の容
器による自重よりも弱いものである。この容器ホルダ装
置では、トレイ2が固定フレーム1に収納されている
時、サポート4はねじりコイルばね5の付勢力により上
方へ付勢されている。このため、自動車の振動がある場
合でも、サポート4と固定フレーム1とが干渉すること
はなく、これらの間で異音を生じない。
【0017】使用時には、トレイ2の前端を押圧するこ
とによりプッシュロックオープンクリップとロックピン
との係合を解除し、トレイ2を固定フレーム1の開口1
aから水平方向に引き出す。そして、トレイ2のホルダ
穴20に容器を挿入する。これにより、図3及び図4に
示すように、容器の挿入されたホルダ穴20側の挟持部
材3は、第1被案内面3aが容器の外周面に案内され、
サポート4から作用されるねじりコイルばね5の付勢力
に抗して、ホルダ穴20の開放域を拡大する方向にトレ
イ2に対して水平揺動する。このとき、ホルダ穴20は
種々の太さの容器に対処可能になされており、容器の挿
入に支障を来さない。かかる挟持部材3の移動により、
容器の挿入されたホルダ穴20側のサポート4は、第2
被案内面42aが挟持部材3の案内面3bに案内され、
ホルダ穴20の下方に揺動される。こうして、このサポ
ート4はホルダ部44がトレイ2に対して下方に位置
し、ホルダ部44がホルダ穴20に挿入された容器の底
を受ける。
【0018】サポート4のホルダ部44とトレイ2のホ
ルダ穴20とで容器を保持している時、挟持部材3は、
ねじりコイルばね5がその付勢力によりサポート4を上
方へ付勢することにより、ホルダ穴20の開放域を縮小
する方向に付勢されているため、容器の外周面をホルダ
穴20とともに挟持する。このため、容器の太さが種々
異なっても、自動車の振動によって容器とトレイ2との
間でも異音が生じない。
【0019】収納時には、まずトレイ2のホルダ穴20
から容器を抜き出す。これにより、容器の抜かれたホル
ダ穴20側の挟持部材3は、サポート4から作用される
ねじりコイルばね5の付勢力により、第1被案内面3a
が容器の外周面に案内され、ホルダ穴20の開放域を縮
小する方向にトレイ2に対して水平揺動する。かかる挟
持部材3の移動により、容器の抜かれたホルダ穴20側
のサポート4は、第2被案内面42aが挟持部材3の案
内面3bに案内され、ホルダ部44が上方に反転してト
レイ2内に収納される。その後、トレイ2を固定フレー
ム1内に水平に押し込み、トレイ2の前端を押圧するこ
とによりプッシュロックオープンクリップとロックピン
とを係合する。
【0020】また、トレイ2の引き出し・収納時、サポ
ート4はねじりコイルばね5の付勢力によってトレイ2
に収納された状態にあるので固定フレーム1と摺動する
ことがなく、トレイ2は滑らかに動く。したがって、こ
の容器ホルダ装置では、使用者の動作によってトレイ2
を滑らかに動かすことができ、これにより使用時には容
器の保持が可能になる。また、容器の挿入により挟持部
材3がサポート4を下方に揺動させ、また容器の挿入時
に挟持部材3がサポート4を介して容器の外周面を挟持
するため、自動車の振動によって容器がホルダ穴20と
衝突して異音を発生することがなく、容器を安定して保
持することができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の容器ホル
ダ装置では、実用新案登録請求の範囲記載の構成を採用
しているため、使用者の動作によってトレイを滑らかに
動かすことができ、これにより使用時には使用者の動作
によって容器の保持が可能になるとともに、自動車の振
動による異音を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の容器ホルダ装置における使用直前の一
部断面図である。
【図2】実施例の容器ホルダ装置における使用直前にお
ける一部平面図である。
【図3】実施例の容器ホルダ装置における使用中の一部
断面図である。
【図4】実施例の容器ホルダ装置における使用中の一部
平面図である。
【図5】従来の容器ホルダ装置における使用中の一部断
面図である。
【符号の説明】
1a…開口 1…固定フレーム 20
…ホルダ穴 2…トレイ 3a…第1被案内面 3b
…案内面 3…挟持部材 42a…第2被案内面 44
…ホルダ部 4…サポート 5…ねじりコイルばね(弾性部
材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に開口をもつ箱状の固定フレームと、 該固定フレームに対して該開口から水平方向に出入可能
    に保持され、容器が挿入されるホルダ穴をもつトレイ
    と、 該トレイに水平移動可能に支承され、該ホルダ穴に挿入
    される該容器の外周面に案内される第1被案内面と、該
    第1被案内面の裏面側に形成された案内面とをもち、該
    容器の挿入によって該ホルダ穴の開放域を拡大する方向
    に移動される挟持部材と、 該トレイに上下に揺動可能に軸支され、該挟持部材の該
    案内面に案内される第2被案内面と、該ホルダ穴に挿入
    された該容器の底を受けるホルダ部とをもち、該挟持部
    材における該ホルダ穴の開放域を拡大する方向への移動
    により該ホルダ穴の下方に揺動されるサポートと、 該トレイと該サポートとの間に介在され、該サポートを
    上方へ付勢する付勢力をもつ弾性部材と、からなること
    を特徴とする容器ホルダ装置。
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