JP3197177U - アームロール車用ロードセルユニット - Google Patents

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静英 早川
静英 早川
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昌一 宮田
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久国 下高
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Abstract

【課題】車両のフレーム上に搭載できる脱着式コンテナの高さや重量が制限されにくく、構造が簡素で且つ安価であり、コンテナ内の被積載物を容易且つ迅速に計量できるアームロール車用ロードセルユニットを提供する。【解決手段】ロードセルユニット10は、左右一対のシャシフレーム3の上面3aに左右一対を一組として二組以上が配置され、前後方向に離間して固定した前後一対の座金11と、一対の座金の上面に跨って固定され、且つフレームの前後方向に沿った直方体形状のロードセル12と、ロードセルの上面12aに形成された凹部13に底面側が挿入されて固定され、且つ上面15aがロードセルの上面よりも上方に位置する支持板15とを含む。座金に跨ってロードセルが固定されているので、垂直方向の負荷による撓み量を、ロードセルに取り付けた歪みゲージ18によって確実に計測できる。【選択図】図2

Description

本考案は、車体の前後方向に沿った左右一対のシャシフレームと該フレーム間に旋回可能およびスライド可能に配置した旋回アームとを備え、該旋回アームにより上記一対のフレーム上を車体の前後方向に沿ってスライドされ且つ支持される脱着式コンテナを運搬する所謂アームロール車に用いられ、且つ係るコンテナ内に積載された被運搬物の重量を測定するロードセルユニットに関する。
地上に置かれた状態で廃棄物などの被積載物が投入された後、トラックなどの荷役車両のシャシフレーム上に側面視で逆L字形状の起伏アームなどの荷役装置によって搭載された脱着式コンテナ内における上記被積載物の重量を計量するために、前記のようなアームロール車が広く活用されている。
例えば、上記フレーム上に複数のロードセルを介して上記荷役装置を有する荷役フレームを配設し、前記ロードセルに負荷される上記コンテナと荷役装置との総重量から上記荷役装置の重量を減算すると共に、係る減算結果を表示する制御装置を備えるようにした荷役車両が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前記のような構造を有する荷役車両の場合、前記シャシフレームと脱着式コンテナとの間に前記荷役フレームが更に位置している。そのため、車体上に搭載すべき上記コンテナの高さが制限され、該積載できる該コンテナと被積載物との総重量が減り、更に、シャシフレーム上の構造が複雑になる。しかも、前記制御装置における計量処理において、計測された総重量から荷役フレームを含む荷役装置の重量とコンテナの重量を減算するステップが必要となるため、演算フログラムが複雑となり且つ演算処理に時間を要する、という問題点があった。
特許第5028146号公報(第1〜14頁、図1〜12)
本考案は、背景技術において説明した問題点を解決し、車両のシャシフレーム上に搭載できる脱着式コンテナの高さや重量が制限されにくく、構造が簡素で且つ安価であり、前記コンテナ内の被積載物を容易且つ迅速に計量できるアームロール車用ロードセルユニットを提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および考案の効果
本考案は、前記課題を解決するため、トラックなどの荷役車両の幅方向における左右一対のシャシフレームの上面ごとに、左右一対を一組として二組以上のロードセルを直に固定する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本考案のアームロール車用ロードセルユニット(請求項1)は、車体の前後方向に沿った左右一対のシャシフレームと該フレーム間旋回可能およびスライド可能に配置した旋回アームとを備え、該旋回アームにより上記一対のフレーム上を車体の前後方向に沿ってスライドさせ且つ支持する脱着式コンテナを運搬するアームロール車に用いられ、且つ係るコンテナに積載された被運搬物の重量を測定するロードセルユニットであって、上記一対のフレームの上面に左右一対を一組として二組以上が配置され、前記フレームの上面の前後方向に離間して固定した前後一対の座金と、該一対の座金の上面に跨って固定され、且つ上記フレームの前後方向に沿った直方体形状のロードセルと、該ロードセルの上面に形成された凹部に底面側が挿入されて固定され、且つ上面が上記ロードセルの上面よりも上方に位置する支持板とを含む、ことを特徴とする。
これによれば、以下の効果(1)〜(4)を奏することが可能となる。
(1)各シャシフレームの上面に前後方向に離間して固定された一対の座金の上面ごとに跨って直方体形状のロードセルが固定されているので、該ロードセルの垂直方向における負荷による撓み量を、当該ロードセルに取り付けた後述する歪みゲージによって確実に計測できる。
(2)前記ロードセルの上面に形成された凹部に底面側が挿入されて固定され、且つ上面が該ロードセルの上面よりも上方に位置する支持板の上に前記脱着式コンテナが支持されるので、本ロードセルユニットの高さを可及的に低く抑えられる。そのため、前記フレーム上に搭載する前記コンテナの高さを一層高くできる。
(3)前記支持板の上面側が摩耗や、該支持板の一部または全体が破損などした場合には、当該支持板のみを取り替えることで、容易且つ迅速に対処できる。
(4)前記座金、ロードセル、および支持板を備えている前記ロードセルユニットは、何れもの構成要素も構造が簡素であるため、容易且つ安価に制作できる。
尚、前記シャシフレームは、断面がコ字形状(チャンネル)、I字(横H字)形状、あるいは中空部を内蔵する四角形状などを呈する型鋼材からなる。
また、前記左右一対で一組のロードセルユニットとは、左右一対のシャシフレームにおける前後方向における同じ位置に配置される2個のものを言う。
更に、前記二組以上とは、二対(4個)あるいは三対(6個)以上の前記ロードセルユニットを指している。
また、前記座金(座板)は、幅が前記フレームの上面の幅と同じ幅か、該幅よりも狭い平坦な金属板であっても良いが、後述するように、ロードセルにおける前後の各端面の下辺に沿って立設したリブを有する形態、あるいはロードセルの上記前・後端面とこれらに隣接する側面の下辺に沿って立設した平面視がコ事形状のリブを有する形態にすると更に望ましい。
更に、前記ロードセルは、幅が前記フレームの上面の幅と同じ幅か、該幅よりも狭い直方体形状の金属体からなるが、例えば、素材が長尺な丸棒の金属素材からなる場合、係る丸棒の上面側と下面側とを切削加工することで、両側面が外側に凸となる左右対称な曲面となる形態であっても良い。
加えて、前記一対の座金とロードセルとは、前記フレームにおける上側のフランジを垂直に貫通する同じボルトによって該フレームの上面側に固定することにより、該ボルトによる突出部をロードセルの上方に形成しない形態が望ましい。
また、本考案には、前記ロードセルは、前記フレームの前後方向の両端側に幅方向に沿った前後一対の貫通孔を有するか、あるいは、上記フレームの前後方向の中間に幅方向に沿った貫通孔を有している、アームロール車用ロードセルユニット(請求項2)も含まれる。
これによれば、前記一対の貫通孔、あるいは前記フレームの前後方向の中間に貫通孔を形成することで、前記ロードセルの負荷による撓み変形を更に誘発し易くでき、係る貫通孔の内部あるいは開口部の付近に歪みゲージを配置することで、上記ロードセルの垂直方向における負荷による撓み量を一層確実に重量として計量できる。その結果、前記効果(1)をより一層補償することが可能となる。
尚、前記貫通孔は、断面が円形の他、長円形、楕円形、あるいは各内隅にアールを付けた四角形状の孔であっても良い。
更に、本考案には、前記ロードセルは、前記貫通孔内に歪みゲージを有しているか、あるいは、左右一対の側面の少なくとも何れか一方に上記歪みゲージを貼り付けている、アームロール車用ロードセルユニット(請求項3)も含まれる。
これらのうち、前記貫通孔内に歪みゲージを設ける形態では、前記ロードセルの垂直方向における負荷による撓み量を一層確実に重量として計量できるので、前記効果(1)を更に補償可能となる。しかも、貫通孔内に位置しているので、歪みゲージを不用意に破損するなどの事態から防護することも可能となる。
一方、記ロードセルの側面に歪みゲージを貼り付ける形態であっても、前記効果(1)を奏することができる。
尚、前記歪みゲージは、公知のロードセル回路中のブリッジ回路に各辺ごとに配置された4個の歪みゲージを指している。換言すると、前記歪みゲージは、上記ロードセル回路を指すことと同じである。
また、前記貫通孔内に歪みゲージ(上記ロードセル回路)を設ける形態は、係る貫通孔内にロウ付けまたは圧入により垂直姿勢で固定される金属板の側面に歪みゲージを貼り付けている。
また、本考案には、前記支持板は、硬質樹脂からなり、前記フレームの前後方向において前記ロードセルにおける表面の長さの半分以上を占めていると共に、少なくとも該支持板の表面と上記フレームの後端側との間にテーパ面またはアール面を有している、アームロール車用ロードセルユニット(請求項4)も含まれる。
これによれば、各種のサイズの脱着式コンテナであっも、これらのコンテナを、4個以上の本ロードセルユニットにおける支持板の上面において容易に支持することができるので、これらのコンテナ内の被積層部の重量を逐次計量できる。
しかも、前記支持板が経年変化によってコンテナの底面に接触する上面が摩耗したり、局部的に破損した場合には、係る支持板を容易且つ迅速に取り替えられるので、前記効果(3)を確実に奏することができる。
尚、前記支持板を構成する硬質樹脂は、例えば、ポリアミド(ナイロン)やポリカーボネートなどのエンジニアプラスチックからなり、高い硬度と圧縮強度とを併有するものである。
加えて、本考案には、前記歪みゲージは、前記ロードセルの前後方向における何れか一方の端面に設けた外部端子と電気的に導通可能とされ、係る外部端子は、前記コンテナに積載された被運搬物の重量によって上記ロードセルの変形による抵抗値の変化に基づき上記被運搬物の重量を算出する演算手段と電気的に接続されている、アームロール車用ロードセルユニット(請求項5)も含まれる。
これによれば、4個以上のロードセルユニットによって支持された前記コンテナとその被積載物との総重量が、各ユニットのロードセルの歪みゲージからの抵抗値の変化によって計測されるので、係る総重量から予め演算手段に入力しておいたコンテナ自体の重量を減算処理するという比較的簡素なプログラムによって、被積載物の重量を正確且つ迅速に算出することが可能となる。
尚、前記演算手段は、パソコン、演算機能を含むコントローラ、あるいは演算機能と通信機能とを併有するスマートフォンの多機能形態電話などが例示され、前記車体の運転室の内部に、運転者または操作者が使用できるように配置される。
また、前記パソコンなどは、算出結果の数値や、係る数値に基づき過積載か否かをグラフなどで表示するディスプレイや印刷プリンタを併有していても良い。 更に、前記外部端子は、該端子に接続されたリード線を含んでいる。
(A),(B)は本考案のロードセルユニットを適用したアームロール車の使用態様を示す概略図。 図1中に示した本考案のロードセルユニットの側面図。 上記ロードセルユニットの垂直断面図。 (A)は上記ロードセルユニットの右側面図、(B)は該ロードセルユニットの前後方向の中央付近における垂直断面図、(C)は該ロードセルユニットの貫通孔における垂直断面図。 上記ロードセルユニットの斜視図。 本考案による異なる形態のロードセルユニットを示す斜視図。 本考案による更に異なる形態のロードセルユニットを示す斜視図。
以下において、本考案を実施するための形態について説明する。
図1(A),(B)は、本考案のロードセルユニット10を適用したアームロール車1の使用態様を示す概略図である。
上記アームロール車1は、図1(A)に示すように、前方の運転室2と、該運転室2から後方に延びた左右一対(図示で前後一対)のシャシフレーム3とからなる車体を有し、該一対のフレーム3,3間には、側面視が逆L字形状を呈する旋回アーム4が垂直方向に沿って旋回可能で且つ前後方向に沿ってスライド可能に配置されている。係る旋回アーム4は、上記フレーム3との間に連結された油圧シリンダ6により底部を中心に垂直方向に沿って旋回可能され、且つ図示しないスライド機構により支持されていると共に、その先端にフック5を有している。
図1(A)に示すように、地面GL上に置かれた脱着式コンテナ7は、全体が箱形状で上面が開口しており、その前端面には、前方側(左側)に突出した左右一対(図示で前後一対)のブラケット8間にピン9が水平に固定されている。
前記コンテナ7は、例えば、図示しない廃棄物などの被積載物を挿入された後、予め、前記フレーム3の後端側にスライドし且つ地面GL側に傾けていた旋回アーム4のフック5が前記ピン9を引っ掛けた後、図1(A)中の一点鎖線の矢印で示すように、上記旋回アーム4を斜め上方に旋回することによって、斜め姿勢となって前端側から上記フレーム3の上方に引き上げられる。
引き続いて、上記旋回アーム4を旋回して、該旋回アーム4のフック5を有する先端側を垂直姿勢とし、更に運転室2側にスライドさせることによって、図1(B)に示すように、前記コンテナ7は、その底面が左右一対のフレーム3上に配置された左右一対で且つ前後二組(合計4個)のロードセルユニット10ごとの上に支持される。係る状態で、上記コンテナ7内に積載された被積載物の重量を計量する演算処理が行われる。
図1中の運転室2内には、前記ロードセルユニット10から出された重量値を基に前記被積載物の重量を算出するパソコン(演算手段)30が配置されている。
尚、前記一対のフレーム3の後端部には、前記コンテナ7の底面に接触して転動する図示しないローラが配置されている。また、前記旋回アーム4は、油圧シリンダ6側の基部側と、フック5側の先部側との2つのアームで構成しても良い。
また、上記パソコン30は、運転者などが持ち運び(携行)可能としても良い。
次に、前記ロードセルユニット10について、図2〜図5に基づいて説明する。
図2は、前記ロードセルユニット10の側面図、図3は、図2中の前後方向の中間位置における垂直断面図、図4(A)は、該ロードセルユニット10の右側面図(後端面図)、図4(B)は該ユニット10の前後方向の中央付近における垂直断面図、図4(C)は、該ユニット10の貫通孔14における垂直断面図、図5は、該ユニット10の斜視図である。
上記ロードセルユニット10は、図2,3に示すように、シャシフレーム3の上面3fに前後方向に離間して固定された前後一対の座金11と、係る一対の座金11,11の上面に跨って固定され、且つ全体が上記フレーム3の前後方向に沿った直方体形状を呈するロードセル12と、該ロードセル12の上面12aに形成された凹部13に底面側を挿入して固定された支持板15とを備えている。
尚、前記シャシフレーム3は、断面がチャンネル形状の型鋼材からなり、水平な上フランジ3aと、これと平行で且つ水平な下フランジ(図示せず)と、これらのフランジ間を垂直に接続するウェブ3bとからなる。
前記座金11は、例えば、機械構造用炭素鋼(SC45)からなり、図2,図3,図5に示すように、平面視が角形の平板状を呈し、前記フレーム3の上面3fの幅よりも幅の狭い金属板の本体と、該本体の上面の一辺から上方に突出し且つロードセル12の前端面または後端面の下辺に接触するリブ11aとからなる。
また、前記ロードセル12は、前記同様の鋼材からなる丸棒を切削加工したもので、図2,図3,図5に示すように、平坦な上面12aおよび底面と、外側に凸となる曲面からなる左右一対の側面12bと、上面12aの前後方向における中央部に設けた凹部13と、上記一対の側面12bの両端側で且つ凹部13よりも前・後端面側における当該一対の側面12b間を水平に貫通する貫通孔14と、を備えている。上記凹部13の前後方向の長さは、上記ロードセル12の前後方向の長さの50%(半分)以上に設定されている。即ち、前記支持板15の前後方向の長さは、ロードセル12の前後方向の長さの50%以上に設定されている。
尚、上記ロードセル12の幅は、図4(A)に示すように、前記フレーム3の上面3fの幅よりも若干狭くなるように設定されている。
前記一対の座金11と上記ロードセル12とは、図2,図3に示すように、前記フレーム3の上フランジ3aをその下側から上向きに貫通する透孔および雌ネジ孔に進入し且つ螺合する前後一対のボルトBによって、上記フレーム3の上面3f上に固定されている。この際、図4(B)にも示すように、ロードセル12の底面と前記フレーム3の上面3fとの間には、前後一対の前記座金11によって、高さが数mm(例えば、2〜3mm)程度の隙間sが形成される。
更に、前記支持板15は、ポリアミド(ナイロン)の硬質樹脂からなり、図2,図3,図5に示すように、全体が扁平な板状で上面15aの前端側および後端側には緩い傾斜のテーパ面16が前後対称に形成されている。該支持板15は、前後一対の通し孔内にネジ頭が没入する前後一対のネジbにより、ロードセル12の凹部13内にその底面側を挿入して固定される。しかも、該支持板15の上面15aは、ロードセル12における前後一対の上面12aよりも上方に位置している。
前記支持板15の幅は、図4(A)に示すように、前記ロードセル12の幅よりもやや狭くなるように設定されている。
尚、前記支持板15を構成するポリアミド(ナイロン)としては、例えば、クオトランド ポリペンコ ジャパン(株)の商品名:MC901(ロックウェル硬度:120HR、5%圧縮強度:970MPa)が推奨される。
加えて、図2,図3,図4(C),図5に示すように、前後一対の前記貫通孔14内ごとには、該貫通孔14の断面と相似形の円板17がロウ材rにて垂直にロウ付けされ、該円板17における一方の面には、歪みゲージ(ロードセル回路)18が配置されている。
前後2つの上記歪みゲージ18は、ロードセル12内を挿通したり、該ロードセル12から延出するリード線を含む外部端子19を介して、前記運転室2内のパソコン30に電気的に導通可能とされている。
尚、上記歪みゲージ18は、実際には、公知のロードセル回路中のブリッジ回路における各辺に4個が個別に配置されたものであり、以下においても同じである。即ち、上記歪みゲージ18は、ロードセル回路を例示するものであり、以下においても同様である。
また、上記歪みゲージ(ロードセル回路)18には、外部端子19を介して所用の電圧が、図示しない電源から印可可能とされている。
前述したようなロードセルユニット10によれば、前記図1(B)で示したように、左右一対で且つ前後二組(4個)のロードセルユニット10ごとの支持板15の上面15aに底面の4箇所を接触させて前記コンテナ7を支持することにより、各ユニット10ごとのロードセル12の撓み変形を各ユニット10ごとにおける少なくとも前後何れか一方の歪みゲージ18によって、前記コンテナ7と該コンテナ7内に積載された被積載物との総重量値が検出される。
係る総重量値を前記外部端子19を介して、前記運転室2内のパソコン30に送信すると、予め入力されている前記コンテナ7単体の重量値を減算処理するだけの比較的簡素なプログラムによって、被積載物のみの重量値を正確且つ迅速に算出できる。更に、係る重量値を数値やグラフなどで表示したり、該表示を印刷したり、更に過積載の場合には、警報ブザーを鳴らすなどの出力も可能である。
従って、本考案の前記ロードセルユニット10によれば、前記効果(1)〜(4)を確実に奏することができる。
尚、前記重量検出用の演算処理は、既に図1(B)に示す状態で前記フレーム3上に被積載物を有する前記コンテナ7を搭載し且つ演算処理した後、これらを含む前記アームロール車1を別の場所に移動し、更に、上記コンテナ7内に別の被積載物を、パワーシャベルやクレーンなどで更に追加した場合においても行える。
図6は、本考案による異なる形態のロードセルユニット10aを示す斜視図である。
上記ロードセルユニット10aは、図6に示すように、前記と同様である前後一対の座金11と、全体が直方体形状のロードセル20と、該ロードセル20の上面12aに設けた前記同様の凹部13に底面側を挿入して固定した前記同様の支持板15と、を備えている。
上記ロードセル20は、左右の両側面21および前後の両端面22が垂直な平坦面であり、例えば、断面が角形で長尺な鋼材を切断加工および上面側の部分研削加工のみによって容易且つ安価に制作することができる。該ロードセル20における何れか一方の側面14には、側面視で支持板15を挟む両端側に比較的浅く丸い凹み23が前後一対形成され、該凹み23の底面ごとに前記同様の歪みゲージ(ロードセル回路)18が配置されている。尚、上記凹み23の底面も、上記側面21に含まれる。
図7は、更に異なる形態のロードセルユニット10bを示す斜視図である。
上記ロードセルユニット10bも、図7に示すように、前記同様である一対の座金11、ロードセル20、および支持板15を備えている。係るロードセルユニット10bでは、上記ロードセル20における少なくとも何れか一方の側面21における前後方向の中央部に、側面視で四角形状のシール24が貼り付けられ、係るシール24の表面に前記同様の歪みゲージ(ロードセル回路)18が形成されている。
以上のような形態のロードセルユニット10a,10bによっても、前記効果(1)〜(4)を同等か、同等以上に奏することが可能である。
尚、前記ロードセルユニット10a,10bのロードセル20にも、前記一対の貫通孔14を前記同様に形成し、該貫通孔14内ごとに前記同様に歪みゲージ(ロードセル回路)18を配置した形態としても良い。あるいは、上記ロードセル20の前後芳香における中央部に1つの貫通孔14を前記同様に形成し、該貫通孔14内に歪みゲージ18を配置した形態としても良い。
本考案は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、前記座金やロードセルには、前記炭素鋼(SC)以外の構造用鋼(SMn、SCr、SCM、SNC系などの鋼種)やその他の鋼種を用いても良い。
また、前記支持板は、前記ナイロン以外のエンジニアプラスチック(ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル、芳香族ポリアミドなど)や、その他の硬質性を有する樹脂からなるものとしても良い。
更に、前記座金、ロードセル、および支持板の幅は、それぞれ前記シャシフレームの上面の幅と同一であっても良い。
また、前記支持板15の幅が前記ロードセル12,20の幅よりも狭い場合、該支持板15の底面側を挿入する前記凹部13は、平面視が細長い長方形で且つその四辺の全てが凹んだ形態としても良い。
更に、前記支持板15のテーパ面16は、該支持板15の後端側のみに設けたり、あるいは、該テーパ面16の下辺をロードセル12,20の上面12aと一致させた形態としても良い。
また、前記支持板15のテーパ面16に替えて、上向きに凸の湾曲面とし、この際、係る湾曲面を該支持板15の後端側にのみ設けた形態としても良い。
更に、前記貫通孔14は、前記ロードセル20における前後方向の中央部に、1個のみを形成し、その内側に前記同様に歪みゲージ18を配置しても良い。
また、前記ロードセルユニット10,10a,10bは、前記一対のシャシフレーム3の上面3fに、左右一対で且つ三組(合計6個)以上を互いに離して配置する形態しても良い。
加えて、本考案のロードセルユニットは、前記上面が開口した脱着式コンテナ7に限らず、全体が直方体形状で且つ6面の全部が外部と区画する有蓋式のコンテナ(タンク)や、底面が平坦面とした液体または気体用のタンクにも適用することが可能である。
本考案によれば、シャシフレーム上に搭載できる脱着式コンテナの高さや重量が制限されにくく、構造が簡素で且つ安価であり、脱着式コンテナ内の被積載物を容易且つ迅速に計量できるアームロール車用ロードセルユニットを確実に提供することができる。
1…………………………アームロール車
3…………………………シャシフレーム
3f………………………シャシフレームの上面
4…………………………旋回アーム
7…………………………脱着式コンテナ
10,10a,10b…ロードセルユニット
11………………………座金
12,20………………ロードセル
12a……………………ロードセルの上面
13………………………凹部
14………………………貫通孔
15………………………支持板
15a……………………支持板の上面
16………………………テーパ面
18………………………歪みゲージ
19………………………外部端子
21………………………ロードセルの側面
30………………………パソコン(演算手段)

Claims (5)

  1. 車体の前後方向に沿った左右一対のシャシフレーム(3)と該フレーム(3)間に旋回可能およびスライド可能に配置した旋回アーム(4)とを備え、該旋回アーム(4)により上記一対のフレーム(3)上を車体の前後方向に沿ってスライドさせ且つ支持する脱着式コンテナ(7)を運搬するアームロール車(1)に用いられ、且つ係るコンテナ(7)に積載された被運搬物の重量を測定するロードセルユニット(10,10a,10b)であって、
    上記一対のフレーム(3)の上面(3f)に左右一対を一組として二組以上が配置され、
    上記フレーム(3)の上面(3f)の前後方向に離間して固定した前後一対の座金(11)と、
    上記一対の座金(11)の上面に跨って固定され、且つ上記フレーム(3)の前後方向に沿った直方体形状のロードセル(12,20)と、
    上記ロードセル(12,20)の上面(12a)に形成された凹部(13)に底面側が挿入されて固定され、且つ上面(15a)が上記ロードセル(12,20)の上面(12a)よりも上方に位置する支持板(15)とを含む、
    ことを特徴とするアームロール車用ロードセルユニット(10,10a,10b)。
  2. 前記ロードセル(12)は、前記フレーム(3)の前後方向の両端側に幅方向に沿った前後一対の貫通孔(14)を有するか、あるいは、上記フレーム(3)の前後方向の中間に幅方向に沿った貫通孔を有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアームロール車用ロードセルユニット(10)。
  3. 前記ロードセル(12,20)は、前記貫通孔(14)内に歪みゲージ(18)を内蔵しているか、あるいは、左右一対の側面(21)の少なくとも何れか一方に上記歪みゲージ(18)を貼り付けている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のアームロール車用ロードセルユニット(10,10a,10b)。
  4. 前記支持板(15)は、硬質樹脂からなり、前記フレーム(3)の前後方向において前記ロードセル(12,20)における表面(12a)の長さの半分以上を占めていると共に、少なくとも該支持板(15)の表面(15a)と上記フレーム(3)の後端側との間にテーパ面(16)またはアール面を有している、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のアームロール車用ロードセルユニット(10,10a,10b)。
  5. 前記歪みゲージ(18)は、前記ロードセル(12,20)の前後方向における何れか一方の端面に設けた外部端子(19)と電気的に導通可能とされ、係る外部端子(19)は、前記コンテナ(7)に積載された被運搬物の重量によって上記ロードセル(12,20)の変形による抵抗値の変化に基づき上記被運搬物の重量を算出する演算手段(30)と電気的に接続されている、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のアームロール車用ロードセルユニット(10,10a,10b)。
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