JP3165950U - スケール内蔵フォーク - Google Patents
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Abstract
【課題】車体の前側に水平なパイプを架設した後板を有し、かつ荷物を載置すると同時に該荷物の重量を正確に計量できるスケール内蔵フォークを提供する。【解決手段】水平片3およびその後端から立設する垂直片4からなるフォーク本体2と、水平片3の上に該水平片3におけるフォークリフトの前後方向に沿って配置した一対(複数)のロードセル6a,6bと、係るロードセル6a,6bを介して支持され、かつ荷物を載置する計量材10と、フォーク本体2の垂直片4の上端4aにフォークリフトの幅方向に沿った固定された円筒形状の取付部8とを備えている。【選択図】図2
Description
本考案は、フォークリフトに用いられ、荷物を載せると同時に該荷物の重量を正確に計量できるスケール内蔵フォークに関する。尚、本考案のスケール内蔵フォークは、1台のフォークリフトに対し、左右一対が使用される通常の形態では、上記フォークは、左右兼用であるため、一対の同じフォークが併用される。
例えば、図7に示すように、荷物Cを左右一対のフォーク39上に載せて持ち上げると同時に、当該荷物Cの重量Wを計量しつつ、所定の位置にまで搬送するため、フォークリフト30の車体31の前方側に傾動可能に立設したマスト34に油圧シリンダ33により昇降可能に支持した後板35と、上記フォーク39の垂直片の上端に設けたフック39fを上辺に引っ掛けた前板36との間において、上下一対の板バネ38,38間に左右一対のロードセル37を配置してなり、前輪32および後輪32aを有するフォークリフトスケールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。上記ロードセル37は、例えば、特殊鋼などからなる。
しかし、上記フォークリフトスケールの場合、図7に示すように、荷物Cの後端と後板35の後面との間に約120mm程度の距離Lが存在するので、該距離Lが荷物Cの重量Wによりモーメントを生じることにより、例えば本来計量可能な重量の約20%が計量できなくなる、という問題があった。
しかし、上記フォークリフトスケールの場合、図7に示すように、荷物Cの後端と後板35の後面との間に約120mm程度の距離Lが存在するので、該距離Lが荷物Cの重量Wによりモーメントを生じることにより、例えば本来計量可能な重量の約20%が計量できなくなる、という問題があった。
一方、前記のようなマスト34が前後方向に沿って傾き且つ該マスト34に沿って昇降可能な後板35を有する所謂カウンター型フォークリフト30の他に、比較的小型で且つ昇降可能な後板(バックレスト)を含むマストを車体の前後方向に沿って移動可能としたリーチ型フォークリフトでも、荷物をフォーク上に載置すると同時に該荷物の重量を正確に計量できることが求められている。
しかし、一般に、リーチ型フォークリフトの後板には、水平なパイプが架設されていることが多いため、該パイプにフォークにおける垂直片の上端を支持させられる共に、荷物を支持すると同時に該荷物の重量を計量できるスケール内蔵フォークは、未だ提供されていなかった。
しかし、一般に、リーチ型フォークリフトの後板には、水平なパイプが架設されていることが多いため、該パイプにフォークにおける垂直片の上端を支持させられる共に、荷物を支持すると同時に該荷物の重量を計量できるスケール内蔵フォークは、未だ提供されていなかった。
本考案は、以上において説明した背景技術における問題点を解決し、車体の前側に水平なパイプを架設した後板を有し、且つ荷物を載置すると同時に該荷物の重量を正確に計量できるスケール内蔵フォークを提供する、ことを課題とする。
本考案は、前記課題を解決するため、スケール内蔵フォークを、車体側の後板に垂直片の上端部が支持されるフォーク本体と、該フォーク本体の水平片の上に複数のロードセル(スケール)を介して支持され、且つ荷物が載置される計量材とにより構成する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本考案のスケール内蔵フォーク(請求項1)は、水平片およびその後端から立設する垂直片からなるフォーク本体と、上記水平片の上に該水平片におけるフォークリフトの前後方向に沿って配置した複数のロードセルと、係る複数のロードセルの上に支持され且つ荷物を載置する計量材と、上記フォーク本体の垂直片の上端にフォークリフトの幅方向に沿った固定された円筒形状の取付部と、を備えている、ことを特徴とする。
即ち、本考案のスケール内蔵フォーク(請求項1)は、水平片およびその後端から立設する垂直片からなるフォーク本体と、上記水平片の上に該水平片におけるフォークリフトの前後方向に沿って配置した複数のロードセルと、係る複数のロードセルの上に支持され且つ荷物を載置する計量材と、上記フォーク本体の垂直片の上端にフォークリフトの幅方向に沿った固定された円筒形状の取付部と、を備えている、ことを特徴とする。
また、本考案には、前記取付部は、幅方向の中間に位置決め用に切り欠き部(スリット)を有する、スケール内蔵フォーク(請求項2)も含まれる。
更に、本考案には、前記計量材は、その後端に前記フォーク本体の垂直片に沿って立設する縦片と、該縦片の幅方向の両側から延び且つ上記フォーク本体の垂直片を挟む左右一対の側片とを有している、スケール内蔵フォーク(請求項3)も含まれる。
前記請求項1のスケール内蔵フォークによれば、フォーク本体の真上に複数のロードセルを介して計量材が配置されているため、係る計量材の上面に荷物を載せると同時に、当該荷物の重量を正確且つ瞬時に計測することができる。更に、予め計量材の重量分のみを考慮するだけで、複数のロードセル全体による計量範囲をほぼ全体にわたり有効に活用することができる。しかも、後板に水平に架設されたパイプを取付部に通すことで、当該スケール内蔵フォークを所謂リーチ型フォークリフトに容易に取り付けることができる。従って、荷物の搬送と計量とを同時且つ平行して行えるので、物流の合理化に貢献することも可能となる。
また、前記請求項2のスケール内蔵フォークによれば、前記取付部の内側に、フォークリフト側の後板に水平に架設されたパイプを通した後、例えば、当該取付部の切り欠きから上記パイプに穿孔した通し孔に止めピンの先端側を差し込むことで、当該スケール内蔵フォークを含む左右一対のスケール内蔵フォークをフォークリフトの幅方向における所要の位置に正確に位置決めできる。その結果、積載して搬送すべき荷物のサイズや形状に応じて、最適の位置にスケール内蔵フォークを取り付けることができる。
更に、前記請求項3のスケール内蔵フォークによれば、フォークリフトの前後方向に沿って配置した複数のロードセルを介して支持される計量材を、その後端から立設してフォーク本体の垂直片に接近する縦片と、その両側から前板側に延びた左右一対の側片とにより、上記垂直片を挟み込める。従って、計量材のフォークリフトの幅方向に沿った不用意な変位を防ぎ、正確な計量を保証することに寄与することが可能となる。
尚、本考案は、後板に水平なパイプが架設されていれば、リーチ型のフォークリフトに限らず、カウンター型のフォークリフトにも適用可能である。
また、前記スケール内蔵フォークに用いる複数のロードセルは、少なくとも前後方向に沿って2個(一対)配置されるが、3個以上を配置しても良い。該ロードセルは、例えば、抵抗線歪み計を利用したものである。
更に、前記計量材は、例えば、金属板を曲げ加工するか、あるいはアルミニウム合金の押出形材を用いることで、垂直断面が扁平なチャンネル形を呈する形態とし、その水平板と前記フォーク本体の上面との間に前記複数のロードセルを介在させ、左右の縦板で記フォーク本体の両側面の外側を挟むものとしても良い。
また、前記スケール内蔵フォークに用いる複数のロードセルは、少なくとも前後方向に沿って2個(一対)配置されるが、3個以上を配置しても良い。該ロードセルは、例えば、抵抗線歪み計を利用したものである。
更に、前記計量材は、例えば、金属板を曲げ加工するか、あるいはアルミニウム合金の押出形材を用いることで、垂直断面が扁平なチャンネル形を呈する形態とし、その水平板と前記フォーク本体の上面との間に前記複数のロードセルを介在させ、左右の縦板で記フォーク本体の両側面の外側を挟むものとしても良い。
以下において、本考案を実施するための形態について説明する。
図1は、本考案による左右一対のスケール内蔵フォーク1を装着したリーチ型フォークリフト20を示す斜視図、図2は、上記スケール内蔵フォーク1を示す分解斜視図、図3は、当該フォーク1の前後方向に沿った垂直断面図である。
図1に示すように、リーチ型フォークリフト20は、車体21の前側の両端から水平に延びた一対の脚22の先端と車体21の後端側に設けた複数の車輪23(23a)により走行可能とされ、車体21の前側に立設し且つ前後方向に沿って移動する門形のマスト24と、垂直な油圧シリンダ25およびピストン26によってマスト24に沿って昇降可能に取り付けられた後板(バックレスト)28と、該後板28の内側の上部に水平に架設されたパイプ29とを備えている。
上記パイプ29の左右には、該パイプ29が内側を貫通する円筒形の取付部8を介して、本考案による左右一対のスケール内蔵フォーク1が取り付られている。
図1は、本考案による左右一対のスケール内蔵フォーク1を装着したリーチ型フォークリフト20を示す斜視図、図2は、上記スケール内蔵フォーク1を示す分解斜視図、図3は、当該フォーク1の前後方向に沿った垂直断面図である。
図1に示すように、リーチ型フォークリフト20は、車体21の前側の両端から水平に延びた一対の脚22の先端と車体21の後端側に設けた複数の車輪23(23a)により走行可能とされ、車体21の前側に立設し且つ前後方向に沿って移動する門形のマスト24と、垂直な油圧シリンダ25およびピストン26によってマスト24に沿って昇降可能に取り付けられた後板(バックレスト)28と、該後板28の内側の上部に水平に架設されたパイプ29とを備えている。
上記パイプ29の左右には、該パイプ29が内側を貫通する円筒形の取付部8を介して、本考案による左右一対のスケール内蔵フォーク1が取り付られている。
本考案のスケール内蔵フォーク1は、図2,図3に示すように、鋼製の水平片3とその後端から垂直に立設する鋼製の垂直片4とからなり、側面視で全体がL字形を呈するフォーク本体2と、該フォーク本体2における水平片3の上方および垂直片4の前側に沿って配置される計量材10と、この計量材10をフォーク本体2の水平片3上に配置する前後一対のロードセル(スケール)6a,6bとを備えている。
フォーク本体2の水平片3には、前後一対の凹部5a,5bが形成され、これらにロードセル6a,6bが個別に挿入され且つ固定されている。また、垂直片4の上端面4aには、その後側の辺、即ち前記パイプ29の軸方向に沿って全体が円筒形の取付部8が溶接により固定され、該取付部8における軸方向の中央部には、上向きに開口するほぼ半円形の切り欠き(スリット)9が形成されている。尚、上記水平片3の先端部3aは、薄肉で且つ平面視がほぼ半円形を呈している。
フォーク本体2の水平片3には、前後一対の凹部5a,5bが形成され、これらにロードセル6a,6bが個別に挿入され且つ固定されている。また、垂直片4の上端面4aには、その後側の辺、即ち前記パイプ29の軸方向に沿って全体が円筒形の取付部8が溶接により固定され、該取付部8における軸方向の中央部には、上向きに開口するほぼ半円形の切り欠き(スリット)9が形成されている。尚、上記水平片3の先端部3aは、薄肉で且つ平面視がほぼ半円形を呈している。
また、前記計量材10は、図2,図3に示すように、フォーク本体2の水平片3の上に沿って位置する水平板11と、該水平板11の両側から垂下する左右一対の縦板12とからなり、垂直断面が扁平なチャンネル形を呈し、水平板11の後端には、フォーク本体2の垂直片4に沿って、その直前に立設する縦片14と、係る縦片14の両側から前記後板28側に延びた左右一対の側片15とを有している。上記縦片14と一対の側片15とに囲まれた扁平な凹溝16には、フォーク本体2の垂直片4が隙間を介して挿入される。また、図2,図3に示すように、水平板11の先端11aからは、左右の各縦板12に個別に接続する傾斜辺13が形成されている。
以上のような計量材10は、例えば、板厚が数mm程度(やや厚め)の鋼板を折り曲げ加工し且つ溶接によって組み立てるか、あるいは断面がチャンネル形を呈するアルミニウム合金の押出形材を所定の長さに切断し、その後端に同様の押出形材や板材などを溶接して製作される。
以上のような計量材10は、例えば、板厚が数mm程度(やや厚め)の鋼板を折り曲げ加工し且つ溶接によって組み立てるか、あるいは断面がチャンネル形を呈するアルミニウム合金の押出形材を所定の長さに切断し、その後端に同様の押出形材や板材などを溶接して製作される。
前記フォーク本体2の水平片3と、計量材10の水平板11とは、両者の間に介在する前後一対のロードセル6a,6bのみによって接続されている。
係るロードセル6a,6bは、図4のロードセル6bで例示するように、水平片3に上向きに開口して設けられ且つほぼ直方体を呈する凹部5bの底面上に、全体が直方体状のロードセル6bを前後一対のボルト7aにより固定し、当該ロードセル6bの上面に計量体10の水平板11を載せ、該水平板11とロードセル6bの片持ち部分とを貫通する皿ネジ7bの雄ネジ部にナット7cを締結することで、水平片3と水平板11とを、隙間sを挟んで接続している。
尚、凹部5bの底部には、上記皿ネジ7bの雄ネジ部とナット7cとを受け入れる抜き孔5cが形成されている。また、前側のロードセル6aも、上記同様の凹部5a内に前後を対称にして配設されている。更に、上記ロードセル6a,6bは、特殊鋼、ステンレス鋼、あるいはアルミニウム合金からなり、適宜図示しない中空部を形成したものでも良い。
係るロードセル6a,6bは、図4のロードセル6bで例示するように、水平片3に上向きに開口して設けられ且つほぼ直方体を呈する凹部5bの底面上に、全体が直方体状のロードセル6bを前後一対のボルト7aにより固定し、当該ロードセル6bの上面に計量体10の水平板11を載せ、該水平板11とロードセル6bの片持ち部分とを貫通する皿ネジ7bの雄ネジ部にナット7cを締結することで、水平片3と水平板11とを、隙間sを挟んで接続している。
尚、凹部5bの底部には、上記皿ネジ7bの雄ネジ部とナット7cとを受け入れる抜き孔5cが形成されている。また、前側のロードセル6aも、上記同様の凹部5a内に前後を対称にして配設されている。更に、上記ロードセル6a,6bは、特殊鋼、ステンレス鋼、あるいはアルミニウム合金からなり、適宜図示しない中空部を形成したものでも良い。
更に、図5に示すように、フォーク本体2の垂直片4の上端面4aに溶接された円筒形の取付部8の内側(中空部)8aに、前記後板28に架設されたパイプ29を差し通し、取付部8の切り欠き9内に露出した通し孔hに止めピンpの先端側を差し込むことにより、左右一対のスケール内蔵フォーク1を前記フォークリフト20の幅方向における所要の位置に正確に位置決めして取り付けることができる。尚、上記通し孔hは、パイプ29における所要の位置ごとに予め所要数が穿孔されている。また、パイプ29は、後板28における左右一対の縦枠に対し、軸方向に抜き差し可能で、且つ差し込み位置で固定可能とされている。
以上の結果、図6に示すように、パイプ29を介して、リーチ型フォークリフト20の後板28に左右一対のスケール内蔵フォーク1,1が平行に固定される。
以上の結果、図6に示すように、パイプ29を介して、リーチ型フォークリフト20の後板28に左右一対のスケール内蔵フォーク1,1が平行に固定される。
前記スケール内蔵フォーク1,1は、図6中の破線の矢印で示すように、マスト24に沿って昇降可能とされると共に、車体21側からマスト24を前後に進退させる油圧シリンダなどの動力伝達部27によって、図6中の実線の矢印で示すように、一対の脚22間を前後方向に沿って移動可能とされている。
例えば、図6に示すように、前記スケール内蔵フォーク1,1における計量材10ごとの水平板11上に、重量Wの荷物Cを載置すると、係る荷物Cの重量Wは、前後一対ずつ合計4個の前記ロードセル6a,6bに伝達され、予め該ロードセル6a,6bに貼り付けられた歪みゲージ(図示せず)を歪ませる。これらの歪みに応じて発生した4つの電気信号値を合算し、その値を変換器(図示せず)により重量に変換し、係る重量から各計量材10全体の重量を、パソコン(図示せず)などにより減算することで、上記荷物Cの重量Wが算出される。
例えば、図6に示すように、前記スケール内蔵フォーク1,1における計量材10ごとの水平板11上に、重量Wの荷物Cを載置すると、係る荷物Cの重量Wは、前後一対ずつ合計4個の前記ロードセル6a,6bに伝達され、予め該ロードセル6a,6bに貼り付けられた歪みゲージ(図示せず)を歪ませる。これらの歪みに応じて発生した4つの電気信号値を合算し、その値を変換器(図示せず)により重量に変換し、係る重量から各計量材10全体の重量を、パソコン(図示せず)などにより減算することで、上記荷物Cの重量Wが算出される。
そして、算出された前記荷物Cの重量Wは、車体21の上部に取り付けたディスプレイ(図示せず)に表示されると共に、荷物Cごとのロットナンバーと重量Wとが記録媒体(図示せず)に記録され、適宜印刷して出力することができる。
尚、前記フォーク本体2の水平片3には、凹部5a,5b内のロードセル6a,6bごとの歪みゲージの出力部から後板28の付近を経て、前記フォークリフト20の車体21側に導通するリード線(図示せず)が配線されており、車体21側には、パソコンを含むディスプレイやプリンタなどが適宜付設されている。
尚、前記フォーク本体2の水平片3には、凹部5a,5b内のロードセル6a,6bごとの歪みゲージの出力部から後板28の付近を経て、前記フォークリフト20の車体21側に導通するリード線(図示せず)が配線されており、車体21側には、パソコンを含むディスプレイやプリンタなどが適宜付設されている。
以上のようなスケール内蔵フォーク1によれば、フォーク本体2の上に前後一対のロードセル6a,6bを介して計量材10が配置されているため、係る計量材10の水平板11の真上に荷物Cを載せると同時に、該荷物Cの重量Wを正確且つ瞬時に計測できる。また、予め計量材10の重量分のみを考慮するだけで、一対のロードセル6a,6bによる計量範囲をほぼ全体にわたり有効に活用できる。更に、後板28に水平に架設されたパイプ29を取付部8に通すことにより、当該スケール内蔵フォーク1を所謂リーチ型フォークリフト20に容易に取り付けられる。しかも、計量材10の後端から立設してフォーク本体2の垂直片4に接近する縦片14とその両側から前板側に延びた一対の側片15とにより、上記垂直片4を挟み込むことで、計量材10の幅方向の不用意な移動を防止できる。加えて、計量材のフォークリフトの幅方向に沿った不用意な変位を防ぎ、正確な計量を保証できる。従って、荷物Cの搬送と計量とを同時且つ平行して行えるので、物流の合理化に貢献することが可能となる。
本考案は、以上において説明したスケール内蔵フォーク1に限定されない。
例えば、前記フォーク本体2は、鋼材からなる既製のフォークを適用したが、例えば、垂直断面がやや扁平な長方形の外形で且つ相似形の中空部を有する角形の型鋼(異形パイプ)の水平片としたり、あるいはアルミ合金からなり同様の形状を有する中空押出形材の水平片を適用しても良い。
また、前記計量材10は、傾斜板13を省略した形態としても良い。
更に、本考案の計量材は、少なくともその主要部に硬質合成樹脂の射出成形材を適用しても良い。
例えば、前記フォーク本体2は、鋼材からなる既製のフォークを適用したが、例えば、垂直断面がやや扁平な長方形の外形で且つ相似形の中空部を有する角形の型鋼(異形パイプ)の水平片としたり、あるいはアルミ合金からなり同様の形状を有する中空押出形材の水平片を適用しても良い。
また、前記計量材10は、傾斜板13を省略した形態としても良い。
更に、本考案の計量材は、少なくともその主要部に硬質合成樹脂の射出成形材を適用しても良い。
また、前記取付部8に切り欠き9には、前記止めピンpに替えて、前記後板28の上片に上下動可能に取り付けた板状のストッパ(図示せず)の一部を挿入し、該挿入した状態を保てると共に、以上と逆に操作することで切り欠き9から容易に取り出し可能とした上記ストッパを用いても良い。
更に、前記計量材10の垂直片14には、前記一対の側片15,15間を接続し、且つフォーク本体2の垂直片4を囲む水平材を取り付けても良い。
加えて、本考案のスケール内蔵フォークは、荷物の形状などに応じて、1台のフォークリフトにおける後板のパイプにおける幅方向の中央付近に、1個のみを前後方向に沿って取り付けて使用することも可能である。
更に、前記計量材10の垂直片14には、前記一対の側片15,15間を接続し、且つフォーク本体2の垂直片4を囲む水平材を取り付けても良い。
加えて、本考案のスケール内蔵フォークは、荷物の形状などに応じて、1台のフォークリフトにおける後板のパイプにおける幅方向の中央付近に、1個のみを前後方向に沿って取り付けて使用することも可能である。
本考案のスケール内蔵フォークによれば、フォーク本体の上に複数のロードセルを介して計量材を配置しているため、係る計量材の水平板上に荷物を載せると同時に、当該荷物の重量Wを正確且つ瞬時に計測できる。従って、物流の合理化に貢献することが可能となる。
1……………スケール内蔵フォーク
2……………フォーク本体
3……………水平片
4……………垂直片
6a,6b…ロードセル(スケール)
8……………取付部
9……………切り欠き
10…………計量材
14…………縦片
15…………側片
20…………フォークリフト
C……………荷物
2……………フォーク本体
3……………水平片
4……………垂直片
6a,6b…ロードセル(スケール)
8……………取付部
9……………切り欠き
10…………計量材
14…………縦片
15…………側片
20…………フォークリフト
C……………荷物
Claims (3)
- 水平片およびその後端から立設する垂直片からなるフォーク本体と、
上記水平片の上に該水平片におけるフォークリフトの前後方向に沿って配置した複数のロードセルと、
上記複数のロードセルの上に支持され且つ荷物を載置する計量材と、
上記フォーク本体の垂直片の上端にフォークリフトの幅方向に沿った固定された円筒形状の取付部と、を備えている、
ことを特徴とするスケール内蔵フォーク。 - 前記取付部は、幅方向の中間に位置決め用に切り欠き部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスケール内蔵フォーク。 - 前記計量材は、その後端に前記フォーク本体の垂直片に沿って立設する縦片と、該縦片の幅方向の両側から延び且つ上記フォーク本体の垂直片を挟む左右一対の側片とを有している、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のスケール内蔵フォーク。
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CN103663269A (zh) * | 2012-09-17 | 2014-03-26 | 昆山尚达智机械有限公司 | 一种新型叉车 |
JP2020500798A (ja) * | 2016-12-06 | 2020-01-16 | カスケード コーポレイションCascade Corporation | 自己補償荷重感知フォークブレードアセンブリ |
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