JP3195350B2 - 分配装置 - Google Patents

分配装置

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JP3195350B2
JP3195350B2 JP50911993A JP50911993A JP3195350B2 JP 3195350 B2 JP3195350 B2 JP 3195350B2 JP 50911993 A JP50911993 A JP 50911993A JP 50911993 A JP50911993 A JP 50911993A JP 3195350 B2 JP3195350 B2 JP 3195350B2
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    • F16NLUBRICATING
    • F16N11/00Arrangements for supplying grease from a stationary reservoir or the equivalent in or on the machine or member to be lubricated; Grease cups
    • F16N11/10Arrangements for supplying grease from a stationary reservoir or the equivalent in or on the machine or member to be lubricated; Grease cups by pressure of another fluid

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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、シリンダと、シリンダの中で移動可能であ
り且つシリンダを流体材料を含みかつ排出出口を有する
第1のチャンバと電解物を含む第2のチャンバとに分離
する分配手段(例えば、ピストン装置、伸長自在なメン
ブレン又はピストン及び伸長自在なメンブレンの組み合
わせ)と、犠牲用の第1の電極と、第1の電極に電気的
に接続されたガス放出用の第2の電極とを備えた種類の
分配装置に関する。第1及び第2の電極は、ガルバニッ
ク作用がある異なる材料、即ち金属又はカーボンであ
り、装置の作動時に電解物と接触して第2のチャンバの
中に電気化学的に気体を発生し且つ第2のチャンバの中
の圧力を増加させ、よって分配手段をシリンダの中で移
動させて流体材料を排出出口を介して排出する。本発明
は、第1に、機械に取り付けられており、長い時間、例
えば1ヶ月から12ヶ月に亘って、一定の率で機械の軸受
けの潤滑溝に潤滑剤を分配する潤滑剤の分配装置に関す
る。しかしながら、本発明は、他の液体、ペースト、ゲ
ル、粉体材料のような流体材料の他のタイプの所定の時
間に亘る自動分配へ応用できる。本発明は、また、時間
間隔に亘って制御された率で流体材料を分配する方法に
関する。
「従来の技術」 潤滑剤を分配するのに参照される種類の知られた分配
装置は、英国特許明細書GB−A−1401535に記載されて
いる。この知られた装置において、第1及び第2の電極
は、共通の破砕し得る壁によって第2のチャンバから分
離された第3のチャンバの中に最初に収容されたバイポ
ーラガルバニック要素として形成されている。分離した
ネジ作動部材は、第3のチャンバに挿入され、回転時
に、ガルバニック要素を破砕しかつガルバニック要素を
第2のチャンバに収容された電解物の中に押す共通の破
砕し得る壁にガルバニック要素を押す。第2のチャンバ
は、可撓性で弾性の壁及びピストン装置を有しており、
ガスが電気化学的に発生するときに、第2のチャンバ
は、ピストン装置を排出出口に向かって移動させながら
膨張する。そのように知られた分配装置は、実際的によ
く判明されており、装置を始動させかつ安定した電気化
学的な気体の発生を保つ手段は、正しく予言できると共
に信頼性がある。しかしながら、そのような知られた分
配装置には、排出出口からの潤滑剤の排出率がガルバニ
ック要素の構成によって決定され、かつ特に電解物に接
触するガス放出用の電極の露出された表面積に依存する
という欠点がある。これらのガルバニック要素は、製造
中に分配装置の中で封止され、製造後は交換又は取り替
え得ない。異なる時間間隔、例えば1ヶ月から12ヶ月の
間安定した率で潤滑剤を排出し得る装置の範囲を製造者
が作り、販売者、購買者が保管することが必要である。
上記のように認識された問題点を解消するために、破
砕又は溶解し得るフォイルによって封止されるネジ作動
部材の中の空洞にガルバニック要素を組み込むことによ
って、英国特許明細書GB−A−1401535に示され分配装
置の設計を修正することが国際特許出願明細書WO−A−
8909907に提案されている。使用時に、ネジ部材は、第
3のチャンバにねじ込まれ、空洞及び共通の破砕し得る
壁を破壊せしめ、ガルバニック要素が、第2のチャンバ
に収容された電解物の中に開放される。実際には、破砕
し得るか溶解し得るフォイルが配置され、作動部材は、
作動部材がねじ回されて元に戻るまでガルバニック要素
をつかむ機械的な爪を有する。これらの双方の装置にお
いて、共通の電解物を収用する本体は、異なるガルバニ
ック要素を組み込む複数の異なるネジ部材のいずれか一
つと共に使用され得る。これらの装置は完全な一揃えの
複数の完全な分配装置を作ると共に保管する必要をもっ
て対処されるが、異なるガルバニック要素を組み込む異
なるネジ部材の範囲を製造者が作り、販売者、購買者が
保管することがまだ必要である。ガルバニック要素は分
配装置の比較的コストを要する部分なので、これらの装
置によって得られる経済的利益は制限される。
市場で手に入る他の知られた潤滑剤分配装置は、ヨー
ロッパ特許出願明細書EP−A−0278138に開示されてい
る。知られた装置は、電解物を介して電流を流して膨張
し得るチャンバの中にガスを発生させる従来のトーチ型
電池を採用している。これはガスの発生を増大させるの
で、ピストン装置の排出出口から潤滑剤を移動させ駆逐
する。スイッチ及び抵抗の複雑な電気システムは、調節
が必要であれば、ガスの発生率及び潤滑率の分配率の設
定のために設けられている。そのような設計において、
異なる分配装置の全部の範囲を提供する必要はない。し
かしながら、この知られた分配装置は、複雑な電気装置
であるが故に、製造するのに比較的高価であるという欠
点を有し、延ばされた期間の使用時に電池を含む電気回
路アセンブリの固有の誤動作の可能性の故に信頼性に欠
ける。
ガスを発生し、反応のオン又はオフを切り換え、及び
/又は使用時に潤滑剤排出率を変更する電気手段を組み
込んだ種々の潤滑剤分配装置が提案されている。そのよ
うな装置の例が国際特許出願明細書WO−A−8800657,WO
−A−8804751,WO−A−8908800に示されている。しか
しながら、全てのこれらの分配装置は、比較的高価であ
ること、及び延ばされた期間の使用時に複雑な電気装置
の固有の誤動作の可能性という欠点を有する。
本発明は、ガルバニック作用的に異なる金属又は他の
材料を電解物に接触させるというより十分に立証された
方法によりガスの発生が達成され、及び、分配装置から
の流体材料、典型的には潤滑剤、の排出率を選択、典型
的には予め選択するための手段が設けられているように
した、分配装置を提供することにより、上記の欠点を解
消しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明の一つの特徴によれば、上記したような分配装
置は、装置の作動時に電解物との接触のために第2の電
極の部分的に露出される表面積の大きさを調節する調節
手段を備えることを特徴とする。
本発明の分配装置は、排出出口を通る流体材料の排出
率は、電解物との接触のために部分的に露出された第2
の電極の表面積の大きさを調節することによって、所望
により、典型的には装置の作動に先だって選択され得
る、信頼性があり、十分に立証されたガスを発生する方
法を採用する。それ故、異なる作用又は潤滑する期間を
有する一揃えの分配装置を製造者が作り、販売者、購買
者が保管することを必要としない。代わりに、特別な要
求を満たすために所望の時間間隔に亘って動作させるべ
く使用者によって調節され得る単一のタイプの分配装置
が提供される。
分配手段は、典型的には、ピストン装置を備え、選択
的には、膨張し得るメンブレン、又はピストン装置及び
膨張し得るメンブレンの組み合わせからなり得る。
好適には、調節手段は、シリンダの排出出口から遠い
側のシリンダの端壁に移動自在に、好ましくは回転自在
に取り付けられた調節部材を備えている。第1及び第2
の電極は、回転軸に対して相対的に移動自在に、好まし
くは相対的に回転自在に、第2の電極の表面積の異なる
大きさを露出するために相対的に移動自在な第1及び第
2のハウジング部を有する電極ユニットによって担持さ
れる。電極ユニットは、分配装置の作動に先だって、第
2のチャンバ内の電解物が第1及び第2の電極に接触さ
れるのを阻止されると共に、調節部材が移動自在、好ま
しくは回転自在であり、分配装置の続く作動時に電解物
への接触のために露出される第2の電極の表面積の大き
さを調節するために第1及び第2のハウジング部を相対
的に動かすために移動自在である、好ましくは回転させ
る調節位置に位置可能である。適切には、第1及び第2
のハウジング部は、回転軸の回りに相対的に回転自在で
あり、回転字に同軸的に、開口を有する封止された空洞
の中に規定する。第2の電極は、封止された空洞に移動
自在に取り付けられていると共に開口を通って突出して
いる。第2の電極が開口を通って突出する量は、調節部
材の回転によって調節される。
代わりの機構として、電極ユニットの第1及び再2の
ハウジング部は第2の電極を覆い、第1のハウジング部
は複数の開口を有し、第2のハウジング部は少なくとも
一つの開口を有する。調節部材の回転は、第2の電極の
表面積の異なる部分を露出させるように第1及び第2の
ハウジング部の異なる開口を互いに一致するように配置
させるために第1及び第2のハウジング部を互いに対し
て回転させる。典型的には、第1及び第2のハウジング
部は、互いに摺動自在にかつ回転自在な同軸的な円筒状
部、又は、同軸的な平坦部を含んでいる。
電動ユニットを組み込む代わりの構成において、電極
ユニットは、分配装置の作動に先だって、第2のチャン
バに開口する管状通路を遮断するように同管状通路に嵌
められており、調節手段はカバー部材を有するプラグか
らなり、このプラグは管状通路を塞ぐために管状通路に
挿入され、カバー部材を、カバー部材が第2の電極の露
出された表面を部分的に覆い、第2の電極が第2のチャ
ンバに配置されるように位置させる。適切には、管状通
路及びプラグは、噛み合うネジを備えており、プラグ
は、管状通路にねじ込まれ、かつ管状通路からねじ係合
を外される。電極ユニットにおいて、第2の電極は、装
置の作動に先だって、電極ユニットが管状通路に固定さ
れるとき、管状通路に同軸的に位置される、好ましくは
長尺の円筒状の形状である。この場合、カバー部材は、
プラグが管状通路の中に挿入され、例えばねじ込まれる
とき、長尺状の電極に沿って押されるスリーブからな
る。異なった寸法のスリーブを担持するプラグの複数を
設けることにより、スリーブが押しこまれた誤で露出さ
れた第2の電極の表面積の大きさが予め選択され得る。
使用時に、プラグが管状通路に下向きに挿入され、例え
ばねじこまれ、スリーブは最初に上方に突出する第2の
電極に押し込まれる。プラグ挿入の最終段階では、電極
ユニットは第2のチャンバ内に押し込まれる。プラグ
は、電解物が第2のチャンバから逃げないように、完全
に挿入された位置で管状通路を閉鎖し、封止リングは、
プラグが完全に挿入された位置のとき、適切に管状通路
及びプラグの間の封止のために設けられている。複数の
プラグが、各分配装置に設けられる必要があるのだが、
これらのプラグは、価格が安いプラスチック成型品から
作られており、作るのに価格を安くできる。比較的高価
なガルバニック要素が分配装置の主要ユニットに含まれ
ている。
変形実施例では、第2のチャンバは電解物を含む第1
のサブチャンバと分配手段(例えばピストン装置)に隣
接する第2のサブチャンバとに分割される。第1及び第
2のサブチャンバは、使用中にガスを通過させる(例え
ばガス透過性)が、電解物を通過させるのを阻止する
(例えば電解物不透過性)分割壁によって分離される。
この場合、分割壁は、適宜には、剛性又は半剛性であ
る。典型的には、分割壁はほぼガス不透過性であるが、
複数の互いに離間したガス透過性部を備える。しかしな
がら、代案としては、分割壁は、完全にガス透過性であ
る。この実施例において、分配装置の排出率は、分配装
置の作動後に再調節され、又はリセットされることがで
きる。
電極が電極ユニットからなる他の実施例では、第2の
電極は第2のチャンバに突出する長尺状の形状のもので
あり、第1の電極は、第2のチャンバの中に突出する第
2の電極の自由端に固定されてもよい。調節手段の回転
は、電解物に接触するために部分的に露出される第2の
電極の表面積を調節する。前述の実施例に関して、分配
装置の排出率は分配装置の最初の作動の後でリセットさ
れてもよい。第2の電極は、電解物の封止手段、例えば
Oリング等、の中で摺動し得る円筒状部材を含む。代案
として、第1の電極が第2の電極に固定されるのに代え
て、第1の電極は、分配装置の端壁に固定され、第2の
電極は、第2の電極が第2のチャンバの中に突出する量
を調節するために機械手段が回転するときに分配装置に
相対的に移動自在に取り付けられる。この場合、調節手
段は、第2の電極が第2のチャンバに突出する量を変え
るために回転し得る第2の電極のネジ部からなる。適切
には、第1の電極は環状のディスクの形状のものであ
り、第2の電極がこのディスクを移動自在に貫通突出
し、カバー部材は第2の電極の自由端に取り付けられて
いて、第2の電極が限界位置にあるとき、第1の電極を
覆う。
更なる実施例では、第2の電極は、シリンダの軸に対
して角度をなして分配装置の壁に移動自在に取りつけら
れる。この場合、調節手段は、ベベル歯車と、シリンダ
の軸の中心にある円の回りにある歯付きトラックとを備
える。歯付きトラックは第2の電極を移動させるために
ベベル歯車と係合する。ガスの排出率もまた、分配装置
の最初の動作の後で、再調節又はリセットされ得る。
第1及び第2の電極は、適切なガルバニック作用があ
る金属又は他の材料で作られている。例えば、第1の電
極は、亜鉛又はアルミニウムからなり、第2の電極はモ
リブデン又はステンレス鋼からなる。カーボンは、ガル
バニック作用がある非金属材料の一つの例である。
本発明の他の特徴によれば、請求項25に記載された機
械の軸受を潤滑する方法が提供される。
「図面の簡単な説明」 以下図面を参照しながら、本発明の実施例を単なる一
例として説明する。
図1は分配装置の作動を開始するために管状通路への
作動プラグの挿入がなされる前の状態の本発明の分配装
置の第1の実施例の概略断面図である。
図2は作動プラグが管状通路に部分的に挿入された状
態の図1の分配装置の図である。
図3は前に管状通路に保持された電極ユニットが分配
装置の電解物収容チャンバに押し出しされるように、作
動プラグが管状通路に完全に挿入された状態の図1の装
置の図である。
図4は図1の分配装置の上端の拡大概略断面図であ
る。
図5は本発明の分配装置の第2の実施例の概略断面図
である。
図6は本発明の分配装置の第3の実施例の概略断面図
である。
図7は本発明の分配装置の第4の実施例の上端を通る
断面図である。
図8は図7に示された分配装置に使用される電極ユニ
ットの拡大断面図である。
図9及び図10は図7及び図8に示された電極ユニット
の上部及び下部ハウジング部のそれぞれ拡大された平面
図である。
図11は本発明の分配装置の第5の実施例の概略断面図
である。
図12は本発明の分配装置の第6の実施例の概略断面図
である。
図13Aは本発明の分配装置の第7の実施例の概略断面
図である。
図13Bは図13Aに示された分配装置の端面図である。
図14は本発明の分配装置の第8の実施例の概略断面図
である。
「実施例」 図1は、調節自在な時間間隔にわたって潤滑剤を自動
的に分配するための本発明の分配装置1を示す。分配装
置1は、一体型のシリンダ2と、端壁3とからなる透明
又は半透明のケーシングと、このシリンダ2に固定され
たカップ状の端部4とからなり、このカップ状の端部4
は端部キャップ(図示しない)によってシールされた外
ネジ付きの排出出口5を有する。分配手段としてのピス
トン装置6は、シリンダ2内に配置され、プラスチック
製の支持体6aと、シリンダ2の内面をシールする可撓性
ゴム製のダイヤフラム6bとを含む。ピストン装置6は、
シリンダ2の中で移動可動であり且つシリインダ2を、
分配されるべき潤滑剤を含む下部又は前方の第1のチャ
ンバ8と、液体電解物を収容する上部又は後方の第2の
チャンバ9とに区分(分離)する。
内ネジ付き管状通路11は端壁3に同軸的に形成されて
おり、電極ユニット12は管状通路11の下端にスナップフ
ィットによって結合して配置され、管状通路11を閉塞し
て第2のチャンバ9に収容された電解物が管状通路11を
通過するのを阻止するようになっている。
電極ユニット12(図4参照)は、犠牲用の第1の電極
を構成する環状の亜鉛ディスク13の形体の平坦な電極
と、ガス放出用の第2の電極を構成する筒状のモリブデ
ンロッド14とからなり、環状のディスク13はロッド14の
底部に配置されている。環状のディスク13は、非導電性
のプラスチック容器15の中に位置し、この容器15はロッ
ド14の下部が係合する、例えばスナップ式結合又はネジ
結合のような連結手段を有する。導電性であるがガルバ
ニック作用がない環状ディスク16、例えば、すずメッキ
された金属ワッシャは、ディスク13の底部とディスク13
が受容された容器15の開口部の底部との間に位置してい
る。ディスク16は、モリブデンロッド14及び亜鉛ディス
ク13の双方に接触し、ロッド14がディスク13に電気的に
接続される。
端壁3は、電解物充填及び通気用の開口20を備え、ネ
ジ部材21によって閉鎖される。
分配装置1は全体的に23で示されるプラグを更に含
み、このプラグ23は、一体構造のプラスチック成形物24
と、(図で見た)上端が閉鎖され且つ下端が開口したプ
ラスチックスリーブ25と、端部が開口した管状のスリー
ブ部材26と、スリーブ25とスリーブ部材26との間に周方
向に延びるアーチ状のシュラウド部27とからなる。プラ
スチック成形物24は、一端から上方に延びるハンドル28
を有しており、他端が下方に延びる円筒状の本体部33
と、円筒状の中央部29と、管状のスリーブ部材26が摺動
自在に受容される管状の隙間31を提供すべく中央部29か
ら離間する外ネジ付き外側環状部30とを備える。スリー
ブ部材26の上端部の外表面には環状のビードが設けら
れ、この環状のビードは環状部30の内表面の下部又は外
側端の環状凹所に受容され、延びた端部位置においてス
リーブ部材26をスナップ結合により保持する。プラスチ
ックスリーブ25は、スリーブ25の下端及びスリーブ部材
26の下端の間に同軸的に位置するアーチ状のシュラウド
部27によって下端が支持されている。図4にさらに明瞭
に示されるように、シュラウド部27の内側又は上端は中
央部29の端部に係合することによって軸方向の移動を阻
止される。シュラウド部27の外側又は下端は外側方向に
弾性的に付勢されているが、包囲するスリーブ部材26に
よって収容されている。
スリーブ25は、大きさが調整された一つ又はそれ以上
の開口35をその円筒状の表面に有する。シールリング36
は、円筒状本体部33の環状表面の上端に位置している。
使用において、プラグ23は、環状通路11への入り口に
位置され、スリーブ25は押し込みしまりばめによりロッ
ド14上に押し下げられ、スリーブ部材26の下端が、スリ
ーブ部材26の伸長端部位置において、環状通路11の下部
環状端に係合する。プラグ23は、シュラウド27がディス
ク13に接触する(図2参照)と共に、スリーブ部材26が
伸長位置から環状隙間31内で相対的に上方に移動するま
で、環状通路11の中にねじ込まれる。環状通路11の中へ
のプラグのねじ込みを続けると、中央部29は、電極ユニ
ット12がそのスナップ式係合が外れて環状通路11の中に
押し込まれるまでシュラウド部27を電極ディスク13に対
して付勢する。スリーブ部材26が環状隙間31内の引き込
み位置に移動するときに、シュラウド部27は、もはやス
リーブ25を支持しないように、スリーブ部材26の半径方
向外側の支持を失い、かつスリーブ部材26の下端から外
れる。ロッド14に嵌められたスリーブ25を有する電極ユ
ニット12は、第2のチャンバ9の中に落ちる。プラグ23
は、封止リング36が管状通路11の環状の座面40及び円筒
状本体部33の間に封止的接触をなすように、管状通路11
の中に最終的に完全にねじ込まれる(図3参照)。
第2のチャンバ9に収容された電解物と電極ユニット
12の電極の接触は、ガスを電気化学的に発生させる。ガ
スが第2のチャンバ9内で発生するとき、ピストン装置
6は、第1のチャンバ8内に収容された潤滑剤を出口5
を介して分配しながら下方に移動する。ガスの発生率
は、電解物に接触するのに露出されるロッド14の面積に
よって決定される。このロッド14の部分的に露出された
面積は大きさが調整された開口35の大きさによって決定
される。実際、たくさんの色づけされたプラグ23が準備
され、各プラグ23は、分配器が動作するのに必要な、例
えば3ヶ月、6ヶ月、又は1年の時間長さによる個々に
大きさが調節された開口35を有するスリーブ25を備えて
いる。よって、スリーブ25はロッド14の部分的に露出さ
れた表面積の大きさを調節する調節手段を構成する。プ
ラグ23は、製造するのに比較的低価格の成形プラスチッ
ク部品で作られている。比較的高額なメッキ要素を含む
単一の電極ユニット12が各分配装置に必要とされる。
分配装置1のケーシングの壁が透明又は半透明なの
で、ピストン装置6の位置は外から見ることができる。
要すれば、ケーシングの壁は、ピストン装置6がどれだ
け移動したか、及び潤滑剤がどのくらい分配されたかを
読み取るのに容易なようにスケール49等で目盛り付けら
れてもよい。
適切な電解物が第2のチャンバ9に準備されるのが好
ましい。しかしながら、典型的には、電解物は、洗浄剤
又は湿潤剤及び凍結点低下剤が場合によっては追加され
た、くえん酸からなる。電極ユニットの二つの電極は、
ガルバニック作用がある異なった金属製又はその他の材
料でなければならない。ディスク13の好ましい材料は亜
鉛であり、ロッド14はモリブデンであるが、他の材料が
使用されてもよい。例えば、電極ディスク13はアルミニ
ウムからなり、電極ロッド14はステンレス鋼からなって
もよい。
図5は、全体的に50で示される、本発明の分配装置の
他の実施例である。ここで、装置1及び50の同様な部品
は、同一の参照番号によって識別され、詳細には説明し
ない。
分配装置50は、電解物を含む第2のチャンバ9に導か
れる管状通路11aをもった端壁3を有する。下端にフラ
ンジ52を有する内部ネジ付きスリーブ51は、通路11a内
に回転自在に取り付けられる。Oリング53が通路11aの
上端において、フランジ52、及び半径方向内側に伸長す
る環状の壁部分54の下部表面の間に位置している。スリ
ーブ51に固定されたサークリップ55は、環状部54の上部
表面に当接している。回転可能なノブ(調節部材)56が
スリーブ51の上端に取り付けられており、ネジ付き押し
出し部材57はスリーブ51の中にねじ込まれている。ノブ
56は、スリーブ51に関して軸方向に移動自在だが回転し
ないようにスリーブ51の外表面のスプラインと協働する
スプライン56aを有する。押し出し部材57の拡大ヘッド
はノブ56がスリーブ51上を上方にすべり出ないようにす
る。一方押し出し部材はスリーブとネジ係合する。通路
11aの下端はスナップ連結で閉鎖部材58によって閉鎖さ
れる。
チャンバ又は空洞59が、閉鎖部材58及びスリーブ51の
間の管状通路11aの中に規定される。この空洞には、電
極ユニット60が受容されており、この電極ユニット60
は、導電性であるがガルバニック作用がないボルト62に
よって、例えばモリブデンのような異なる金属の円筒状
電極(第2の電極)63に電気的に接続された、例えば亜
鉛ディスクの形態の平坦な金属電極(第1の電極)61か
らなる。円筒状の電極63は、円筒状の壁64a及び端壁部6
4bを有する円筒状のプラスチックキャップ64の中に固定
されている。円筒状の壁64aは電極63の円筒状面を覆
い、端壁部64bは円筒状の電極63の上端表面を覆う。端
壁部64bはスリーブ51に突出すると共に、軸方向に移動
自在であるが相対的に回転不能になるように、例えば縦
溝と協働することによって、スリーブ51にキーで固定さ
れている上方突出部を有する。更なる円筒状キャップ65
は、円筒状壁64aを包囲する円筒状の壁65aと、金属電極
63の下端表面を覆うと共にボルト62に回転自在に取り付
けられた端壁65bとを有する。キャップ65は、管状通路1
1aに、管状通路に対するキャップ65の回転運動を阻止す
るが、軸方向移動を許容するように、例えば縦溝と協働
する手段によってキーで固定されている。スリーブ51、
ノブ56、押し出し部材57、円筒状壁64a及び65b、電極61
及び63、及びボルト62の全ては、共通の長手軸69を有す
る。
円筒状壁64aは、電極63の異なった面積を露出する、
等間隔で離間しかつ異なる寸法の複数の開口66を備えて
いる。円筒状壁65aは、典型的には最も大きな開口66に
同様の寸法を有する単一の大きな開口67を有する。キャ
ップ64,65は金属電極63の部分的に露出された表面積の
大きさを調節するために相対的に移動可能な第1及び第
2のハウジング部に相当する。
使用においては、装置50の作動に先だって、作動中の
分配装置50におけるガスの発生率は、スリーブ51を管状
通路11aの中で回すようにノブ56を回すことによって、
予め設定される。スリーブ51はキャップ64にキーで固定
されているのでキャップ64はスリーブ51と共に回転す
る。しかしながら、キャップ65は、管状通路11aにキー
で固定されているので回転するのが阻止される。このよ
うにして、円筒状の壁64aは、異なった開口66のうちの
一つが開口67に対応して置かれるように包囲する同軸的
な円筒状の壁65aの中で回転される。このように、電極6
3の円筒状表面の個々の部分、異なった表面領域の夫々
は、開口67を介して露出され、電極63の全ての他の表面
は、キャップ64及び65によって覆われる。電極ユニット
がキャップ64及び65の間の相対的な回転を許容しつつそ
の後で電解物に浸されたときに、円筒状壁64aと65aとの
間への電解物の侵入を避けるように円筒状の壁64a及び6
5aの間のしまり嵌めがなされる。
キャップ64及び65が互いに相対的に予め設定された状
態、即ち分配装置50が材料、例えば油又はグリースのよ
うな潤滑剤を所望の時間間隔にわたって分配するように
所望の率でガスを発生する状態になったあとで、電極ユ
ニット60は第2のチャンバ9に配置される、これは、電
極ユニット60が下方に押されるように押し出し部材57を
下方にねじることによって達成される。押し出し部材57
が軸方向下方にねじ込まれる際に、ノブ56上の半径方向
外側にある長手方向縦溝56bが半径方向内側にある長手
方向縦溝3bと協働して、ノブ56の回転を防止しキャップ
64及び65の予めの設定の変更を阻止する。さらには、電
極ユニット60は、閉鎖部材58に向かって押し下げられ、
同閉鎖部材58を管状通路11の下端から離間させ、電極ユ
ニット60がチャンバ9の中に落ち込み得る。逆に、分配
装置50は、使用時に反転されている場合には、第2のチ
ャンバ9からの電解物は管状通路11aの中に流入し得
る。どちらにしても、押し出し手段57は、スリーブ51を
封止して液密封止を提供するOリングシール68を有す
る。
電解ユニット60が電解物の中に浸められるとき、ガス
発生が始まり、かつピストン装置6は下方に移動し、潤
滑剤の分配を開始する。円筒状の壁64a及び65bのしまり
ばめは、電気化学反応の間中、予め設定された状態に維
持されることを確保する。
図6は、分配装置50と同様であるが、異なる電極ユニ
ット71を備える分配装置70の変形構成を示す。場合によ
り、同様の参照番号は、本明細書に記載されえている他
の分配装置のそれらと同様の要素を識別するのに採用さ
れている。
電極ユニット71は、複数の異なる寸法の開口78を有す
るプラスチック製のカバー部材73の中に固定されたディ
スク形状の電極(第2の電極)72を含む。カバー部材73
は、大きな開口76を有する端壁75をもつプラスチック製
の円筒部材74の中に回転自在に取り付けられている。導
電性であると共にガルバニック作用がないピン77が電極
72の他の電極(第1の電極)83に接続する。カバー部材
73は、例えば長手方向かつ半径方向外側に伸長するスリ
ーブ51の縦溝に協働する長手方向かつ半径方向外側に伸
長する縦溝によって、回転に対してキー式に固定されて
いる。円筒部材74は、例えば長手方向かつ半径方向内側
に伸長する管状通路11aの縦溝に協働する長手方向かつ
半径方向外側に伸長する円筒部材74の縦溝によって、回
転に対してキー式に固定されている。
電極ユニット71を予め設定するために、ノブ(調節部
材)56は、円筒部材74に相対的にカバー部材73を回転す
るように回され、開口76に対応して開口78の異なる一つ
を選択的に置く。分配装置50と同じように、電極ユニッ
ト71は、制御ノブを所定の位置にロックし、かつ閉鎖部
材58を管状通路11aからはずすように、押し出し部材57
をスリーブ51の中に下方にねじ込むことによって、第2
のチャンバ9の中に押し出される。この例では、カバー
部材73と円筒部材74が請求項1の第1及び第2のハウジ
ング部に相当する。
二つの分配装置50及び70は、装置の動作時間長さの正
確で信頼性のある予設定を提供する。同時に電極ユニッ
トを第2のチャンバの中に押し出す方法は確実である。
各分配装置50及び70のピストン6は、シリンダ2の内側
を封止する軸方向に離間した一対のOリングシール80及
び81を有する剛性の成型プラスチックからなる。
図7から10は、本発明の分配装置85の他の実施例を示
す。場合により、同様の参照番号は、本明細書に記載さ
れている分配装置50のそれらと同様の要素を識別するの
に使用されている。シリンダ2の下部及び端部4は、示
されていないが図5及び図6に示されている分配装置と
同様である。
分配装置85は、管状通路11aによって規定される空洞
の中に部分的に電極ユニット86(図8に十分に示されて
いるが図7に鎖線で部分的に示されている)を有する。
電極ユニット86は、底壁88と円筒状壁89とを有する下部
ハウジング部87を備え、円筒状壁89は一対の直立ポスト
90及び91を有する。他の一対のポスト92及び93は、底壁
88から上方に伸長している。外側のポスト90及び91は内
側のポスト92及び93により更に上方に伸長しているが、
ポスト90から93は、図9に示されるように直線状に整列
している。上部ハウジング部94は、下部ハウジング部87
に回転自在に連結されており、円筒状壁96と、貫通孔10
0を有すると共に円筒状壁96の上端に設けられた中央ボ
ス95とを備える(図10参照)。中央ボス95は、等間隔に
離間した四つの径方向アーム101によって壁96に結合さ
れている。壁96は、内ネジが切られており、壁89と同軸
的にかつ半径方向内側に位置している。壁96は、壁89の
上部及び下部周方向凹所98a及び98bにスナップ連結式に
連結している上部及び下部周方向突出部97a及び97bを有
する。
軸方向中央開口を有する電極ディスク102の形態の第
1の電極は上部ハウジングの中に固定され、径方向アー
ム101が電極ディスク102の上に位置し、中央ボス95が中
央開口内に位置する。導電性であるがガルバニック作用
がない材料、例えばすずメッキされた金属製であり、中
央に開口を有する封止プレート104は、電極ディスク102
の下にかつ接触して位置している。プレート104、底壁8
8、並びに円筒状壁89及び96は、封止された空洞99を共
に規定する。
空洞99の中には、壁96の内ネジ面にネジ係合する外ネ
ジ面を有する非導電性の、例えばプラスチック製のキャ
リア105が位置している。キャリア105は、ポスト92及び
93がそこを通って伸長していると共に、対向して配置さ
れた二つの孔106を有する。円筒状の電極ピン107の形態
の第2の電極が、キャリア105上に同軸的に担持されて
おり、プレート104の中央の孔及びボス95の孔100通って
上方に突出している。電極ピン107は、孔100の中に液密
的な封止をもって嵌められている。回転軸Tのまわりの
下部ハウジング部87に対する上部ハウジング部94の回転
時、壁96へのキャリア105のネジ係合は、キャリア105を
空洞99内で軸方向に移動させる。このように、電極ピン
107が孔100を通って上方に突出する距離が調節され得
る。第1及び第2の電極間の電気的接触が、電極ピン10
7を包囲し、プレート104、及び電極ピン107の底部に固
定された導電性のサークリップ111の間に伸長する金属
性のヘリカルスプリング110によって確保される。代わ
りに、電気的接続の数を減らすために、プレート104、
サークリップ111及びスプリング110は、電極ディスク10
2を電極ピン107に接続する導電性があり、ガルバニック
作用が中立であり、弾性の電気接点(図示しないが、典
型的には二つ設けられる)にとって代えられ得る。この
場合、電極ディスク102は、弾性の接点の部分がそこを
通って突出する開口を除いて底部が閉鎖される区画に収
容される。弾性の接点は、区画の底部を通って伸長する
と共に電極ピン107の円筒状面に弾性的に接触する突出
部を除く区画の底部に配置されている。
電極ユニット86は、下部ハウジング部87の頂部の周方
向リブ112によって管状通路11a内に取り外し自在に固定
される。下部ハウジング部87は、管状通路11aの内面の
底部で協働する周方向の凹所113にスナップ式に連結す
る。管状通路11aに対する下部ハウジング部87の回転を
阻止するために、直立するポスト90及び91は、管状通路
11aの中の下方に開口した凹所114及び115の中に受容さ
れている。
上部ハウジング部94は、スリーブ51の回転時に上部ハ
ウジング部94を下部ハウジング部87に対して相対的に回
転させるために、スリーブ51の下方に伸長する脚108及
び109を受容する上方に開口した凹所120及び121(図10
を参照)を有する。スリーブ51は、縦溝(図示しない)
と協働することによってスリーブ51にキーで固定された
作動ノブ(調節部材)56cを回転させることによって、
それ自身回される。このように、ノブ56cを回すことに
よって、スリーブ51が回され、上部ハウジング部94を下
部ハウジング部87に相対的に回転させてキャリア105を
空洞内で軸方向に移動させ、これにより、電極ピン107
が孔100を通って突出する。ノブ56cの周縁フランジ56b
及び端壁3の隣接周縁部は、装置の設定、即ち装置が装
置の作動開始の後で潤滑剤を分配し続ける延長期間の長
さを指示するマーキングを適宜に有する。
分配装置85は、電極ユニット86を第2のチャンバ9の
中に押し出すようにネジ付き押し出し部材57aを回転す
ることによって動作する。部材57aは、その中芯に外ネ
ジが切られており、スリーブ51の内ネジ孔にネジ係合し
ている。部材57aの下端は、電極ピン107が孔100を通っ
て突出するときに電極ピン107を収容するように中に軸
方向の盲孔57bを有する。孔57bは、ピン107がその最大
距離だけ突出したときピン107を収容するのに十分な長
さを有する。部材57aを下方にねじるときに、部材57aの
下端が上部ハウジング部87に下方の力を伝達するプラス
チック製のスラストプレート130を下方に押す。それ
は、電極ユニット86が第2のチャンバ9の中に押し出さ
れるように管状通路11aとの接続から電極ユニット86を
離間させる。
本発明の分配装置の他の実施例が図11に示されてお
り、参照番号140で識別されている。場合によっては、
同一の参照番号が前述の分配装置の同様の要素と識別す
るように使用されている。
分配装置140は、全体的に142で示される電極アセンブ
リ(電極ユニット)が取り付けされた端壁141を有す
る。電極アセンブリ142は、内ネジが付いた(図11に見
られる)上部144と、ネジなしのフランジ下部145とを有
するすずメッキされた真鍮又は銅製のスリーブ143から
なる。第1の電極を構成する環状の亜鉛ディスク150
は、スリーブ143の下端に配置されている。スリーブ143
は、環状ディスク150の中央開口を通って突出してい
る。図11に見られるように、スリーブの上部144は、端
壁141に形成された貫通孔146の中間部148の中に受容さ
れており、貫通孔146は孔明き下部149及び溝付き上部14
7を有する。環状ディスク150は、孔明き下部149に固定
されている。電極アセンブリ142は、第2の電極を形成
するモリブデンロッド151を備え、このロッド151は円筒
状の下部152とスリーブ143のネジ付き上部144にネジ係
合された外ネジ上部又はヘッド部(調節部材)153とを
有する。ロッド152は、スリーブ143を介してディスク15
0に電気的に接続されている。プラスチック製のカバー1
54は、ロッド151の下端(図11に示されている)に連結
されている。孔146は、溝付き上部孔部147に噛み合う関
係で受容された短いスプライン軸156bを有するキャップ
156によって閉鎖される。スプラインと溝の噛み合い
は、孔からのキャップ156の軸方向の取り外し及び挿入
を許容し、孔に対するキャップの回転を阻止する。キャ
ップ156は、その上面に半径方向外側に向いたポインタ1
56aを有し、「0」から「12」の数字列がキャップ156の
半径方向外側の端壁141の上面のスケール157に周方向に
配列されている。Oリングシール158がスリーブ143の下
部145の内側に開口した環状溝の中に保持され、下部ロ
ッド部152を封止すると共に第1のサブチャンバ12から
の電解物又はガスがスリーブ143とロッド151との間を通
過するのを阻止する。なお、第2のチャンバ9はカップ
状の部材211によって第1のサブチャンバ212と第2のサ
ブチャンバ213とに区分されている(図14も参照)。
分配装置140の使用に際して、キャップ156は、孔146
における閉鎖位置から取り外され、ねじ回し等がヘッド
部153を回転させるために孔部147を介してスリーブ143
の中に挿入される。最初は、ロッド151は、最も高い位
置に(図11に示される)あり、カバー154が環状ディス
ク150を覆っている。この点に関して、カバーがディス
ク150を包囲する端壁141の対応する円錐台形の壁を封止
するように意図された円錐台形の壁を有することに注目
されたい。ロッド151の最も高い位置では、ディスク150
及びロッド151は、第1のサブチャンバ12に収容された
電解物に接触するために露出されない。ヘッド部153の
時計方向の回転では、ロッド151は下方に移動する。ロ
ッド151が下方に移動するにつれて、カバー154は、ディ
スク150、及びロッド151の下部152の増加する長さの部
分を露出させて、第1のサブチャンバ12に収容された電
解物に接触し電気化学的なガスの発生を開始する。好適
には、ロッド151の最も高い位置からの、ヘッド部153の
時計方向の一回転は分配装置の12カ月の作動を提供し、
ヘッド部153の時計方向の2回転はガスの発生率を2倍
にし、動作期間を半減させて分配装置が6カ月作動す
る。同様に、4カ月の作動には時計方向に3回転、3カ
月の作動には時計方向に4回転、2カ月の作動には時計
方向に6回転させる。1カ月作動の間、ロッド151は、
ヘッド部153の12回の全回転によって達成される最も低
い位置に位置する。適切な装置(図示せず)が準備され
るならば、回転数及び装置の作動期間の間に直接的な関
係があるように本分配装置を設計することが可能であ
る。一度、使用者によって所望の作動期間が設定される
と、キャップ156は、孔146の中に押し戻され、ポインタ
156aが分配装置の作動の月数を示すスケール157上の数
字を指すように方向づけられる。典型的には、ロッド15
1は、上方位置と下方位置との間の約10mmの移動長さを
有し、ロッド151の露出部分は約2mm直径を有する。ロッ
ドの直径寸法は、電解物及び電極の特別な組み合わせに
ついてかなり重要であり、理論的に計算されると共に特
別な電解物/電極の組み合わせについて実験により確認
され得る。カップ状の部材211は、典型的には、ガス非
透過性かつ電解物非透過性の材料で作られている。この
場合、ガス透過性かつ電解物透過性の材料のプラグ159
がカップ状の部材211の壁に固定されてもよい。図11に
示されるように、プラグ159の一つが、カップ状の部材2
11の中にあるのが示され、プラグ159の下のカップ状の
部材211の部分は貫通孔160を有する。通常は、一つ以上
のプラグ159が設けられているが、プラグ159は、分配装
置140が反転状態で使用されるときは、第1のサブチャ
ンバ12内で発生したガスを第2のサブチャンバ13に通過
させるように作動する。その場合、第1のサブチャンバ
12は電解物で完全に充填されないので、ガススペース
は、反転した分配装置に収容された電解物の上面レベル
の上に確保される。このガススペース内のガスは、プラ
グ159を通して第2のサブチャンバ13に入り得る。
分配装置140の修正バージョンが、図12に概略示さ
れ、参照番号162によって示される。分配装置140及び16
2の主な相違点は、図12において参照番号174で示される
カップ状部材、部分的に定義する第1のサブチャンバ21
2及び電極アセンブリ163にある。これらの要素のみにつ
いて以下に詳細に説明する。
分配装置162は、全体的に参照番号163で示される電極
アセンブリを有する。電極アセンブリ163は、第2の電
極を構成するモリブデンロッド165の底部に配置された
第1の電極を構成する環状の亜鉛製のディスク164を備
える。環状ディスク164は、ロッド165の下部168がネジ
係合されたネジ付き孔を有する非導電性のプラスチック
容器166の中に位置している。導電性であるがガルバニ
ック作用がない環状のディスク170、例えばすずメッキ
された金属製のワッシャがディスク164の底部、及びデ
ィスク164が受容されている容器166の開口の底部の間に
位置している。ディスク170は、ロッド165がディスク16
4に電気的に接続されるようにモリブデンロッド165及び
亜鉛ディスク164の双方に接触している。電極アセンブ
リ163の上方及び下方への移動を行う手段が示されてい
ないが、適宜な機械手段が設けられている。機械装置
は、回転する傾斜カム面、制御ノブの旋回即ち回転時に
動作する歯車装置、又は図2に示されるような簡単なネ
ジ装置を含む。どのような機械手段が用いられようと、
ロッド165は、ディスク164が端壁3の下部環状面172に
対して位置する上方位置と、下方位置(図12に示され
る)との間で移動し得る。典型的には、電極アセンブリ
の下方位置で露出されるロッド165の長さは約10mmであ
り、このロッドの長さは1カ月の期間を越える潤滑剤の
分配に適切に使用される。ロッド165の短い方の長さ
は、潤滑剤の分配のより長い時間間隔の間露出される。
ロッド165は、形状が円筒状であるので、電解物に接触
して露出されるロッド165の長さとガス発生率との間に
ほぼ線形的な関係がある。ロッド165に結合されたディ
スク164のエロージョンを阻止するか遅らせるかするた
めに、プラスチック製の環状ディスク167がディスク164
の上面に形成された同軸的な凹所の中に位置しており、
ロッド165に対向して位置している。代わりに、ディス
ク167は、ディスク164及びロッド165の間のディスク164
の全高さにわたって伸長する環状のスリーブ(図示せ
ず)に置き換えられる。
電解物を収容するカップ状の部材211は、分配装置162
のケーシングに同軸的に位置するガス透過性かつ電解物
透過性の下部プラグ160を備える。プラグ160に加えて、
複数の、例えば3以上の他のプラグ175(図12ではその
内一つのみ)がカップ状の部材211の上縁部に位置して
いる。好適には、これらのプラグ175は、等角度間隔で
離間して配置され、分配装置162の軸に垂直な共通面内
にある。
使用中に、カップ状の部材211及び端壁3によって規
定される第1のサブチャンバ12は、完全に電解物で満た
されない。プラグ160及び175の少なくとも一つは、分配
装置162が機械上で「使用中」の位置のあるときに電解
物の上部レベルの上に位置するように意図されている。
このように、例えば、図12の説明において、全てのプラ
グ175は、通常、電解物の上部レベルの上に位置する。
装置が180゜だけ反転されたなら、プラグ160は、電解物
の上部レベルの上に位置する。水平配置のときは、プラ
グ175の一つ、又は一つの少なくとも部分が電解物の上
部レベルの上に位置する。
このように、第1のサブチャンバ12の中で発生された
ガスは、排出出口5を介して潤滑剤を分配するためにピ
ストン装置6を動作させるべく、少なくとも一つのプラ
グ160及び175を通って第2のサブチャンバ13の中に入
る。
図13A及び図13Bは、全体的に参照番号180で示され
る、本発明の分配装置の他の実施例を図示している。
分配装置180において、電極アセンブリ142は、図11に
示されるものと同一であり、電極アセンブリの同様の要
素は、同一の参照番号で示されている。しかしながら、
電極アセンブリ142は、分配装置180の軸に対して角度を
もって、典型的には約60゜の角度で配置されるのがよ
い。第2の電極としてのロッド151を第1のサブチャン
バ212の中に及び中から移動させるために、スプライン
付きのロッド181がヘッド部153から後方に伸長してお
り、スプライン付きのロッド181の後部は、後方端にベ
ベル歯車184を有する管状部材183の溝付き孔182の中に
受容されている。管状部材183は、ロッド151の軸の回り
に回転するように軸支されており、スプライン付きロッ
ド181は、管状部材183の溝付き孔182の中で軸方向に移
動し得る。管状部材183の回転は、ロッド181をスリーブ
143の中へねじこんだり、スリーブ143の中からねじり外
したりする。ベベル歯車184は、端壁187の下方の面上の
円の回りに配置されている歯186に噛み合っている。
電極アセンブリ142は、電解物を収容するカップ状部
材211の上端を閉鎖する閉鎖壁188に取り付けられてい
る。閉鎖壁188及びカップ状の部材211は、分配装置180
のケーシングに相対的に分配装置180の軸の回りに回転
自在な単一のユニットを形成する。このユニットの回転
は、ベベル歯車184を歯186に噛み合わしめ、ロッド151
をカップ状の部材211及び閉鎖壁188によって規定される
第1のサブチャンバ212の中へ又は中から移動させる。
この相対的な回転は、制御ノブ190(調節部材、図13Bを
参照のこと)によってなされる。ノブ190は、下端(図1
3Aに示されている)に拡大されたヘッド192を備える中
央軸191を有する。当該下端は、閉鎖壁188の中に形成さ
れた内側に開口したチャンバ193の中に受容されてい
る。ノブ190は、下方位置(図13Aに示される)と、ヘッ
ド192及びチャンバ193の相対的寸法によって決定された
上方位置との間で軸方向に移動自在である。閉鎖壁188
のチャンバ193の開口は、溝付き孔195を備える。軸191
上のスプライン197は、制御ノブ190が上方位置にあろう
と下方位置にあろうと孔195の溝に係合し、ノブ190の回
転は、閉鎖壁188をノブ190と共に回転させ、ベベル歯車
184は歯186と係合してロッド151を回転方向及び軸方向
に移動させる。図13Aに示されていないが、ノブ190はそ
の円筒状面198に形成された軸方向スプラインを有す
る。ノブ190の下方位置において、これらのスプライン
は、端壁187の円筒状面199に形成された軸方向溝に係合
し、ノブ190が端壁187に相対的に回転するのを阻止し得
る。ノブ190の上方位置において、スプラインは、軸方
向溝から外れ、ノブ190が端壁187に相対的に回転するの
を許容する。上方位置のときに、ノブ190は、最初の
「0」位置から時計回りに回転し得、かつ端壁187の外
側の回りに配列された「12」から「1」の数のいずれか
に対して位置され得る。「1」位置を通って時計方向に
ノブ190を回すことはできない。一度設定されると、制
御ノブ190は、円筒状面198上のスプラインを円筒状面19
9の溝に係合するように下げられる。図13Aに見られるよ
うに、第1のサブチャンバ212からのガスの漏れを阻止
するるために、0リングシール196が、閉鎖壁188の円筒
状部及び端壁187の対向する円筒状部の間に設けられて
いる。ノブ190の円筒状部の下端は、拡大されたテーパ
ヘッド178を有し、テーパヘッド178は、ノブ190を保持
するために、閉鎖壁188の円筒状部に形成された内側に
向いた環状のテーパ突出部179の後ろにスナップ式に嵌
まる。
本発明の他の実施例が図14に概略的に示されており、
本実施例は端壁3に固定されたカップ状の部材211を示
す。カップ状の部材211は、第2のチャンバ9を、電極
ユニットを収容する第1のサブチャンバ212と、ピスト
ン装置6に隣接する第2のサブチャンバ213とに小分割
する。カップ状の部材211は、ガスに対して透過性であ
るが、電解物に対しては非透過性であり、好適には、微
細孔質ポリエチレン、ポリプロピレン、又はポリテトラ
フルオロエチレンのような微細孔質の材料からなる剛性
又は半剛性のプラスチック材料で作られている。
端壁3は、犠牲用の第1の電極214及びガス放出用の
第2の電極215を支持する。各電極は、図14に示される
ように、摺動自在に取り付けられると共にスプリング22
6及び227によって上方位置へ付勢される。電極214は、
砕け易いフォイル221によって前方端が封止された空洞2
19の中に受容されている。例えば銅製の導電性のストリ
ップ239は電気的に二つの電極214及び215を接続する。
制御ノブ(調節部材)228は、端部3に取り付けられ
ており、電極214及び215をスプリング226,227の付勢に
対して下方に付勢するように動作し得る。ノブ228は、
ノブの回転時に電極の位置を制御する230及び231で概略
的に示されるカム面を有する。電極214の最初の下方の
移動は、フォイル221を破砕させ、電解物が電極214に接
触して装置の作動を開始する。分配の速さは、第1のサ
ブチャンバ212の中に露出される電極215の表面積の大き
さによって制御される。電極215の下端における非導電
性のプラスチック部225は、電極215がその最も高い位置
から摺動移動によって進むまで、電解物が電極215に接
触するのを阻止する。
ここで記述された分配装置は簡単な外部の機械的調節
によって使用者による潤滑剤排出率の調整を可能とし得
る。これは、好適には、分配装置の外部の種々の機械装
置の一つを設けることにより、好ましくは、回転自在な
制御ノブアクチュエータを含むことにより達成される。
装置の作動時、電解物に接触すべく露出されるガス放出
電極の表面積の調節の後で、犠牲用かつガス放出用の電
極が電解物に接触する。一度ガス放出用の電極が設定又
は調節されると、電解物に接触するその表面積の大きさ
は、電解物がガス透過性であるが電解物非透過性の第1
のサブチャンバに保持される実施例のものを除いて分配
装置の使用時に変更できず、電極ユニットはその調整装
置に固定されたままであり、このように、使用者に作動
後の所望の時に排出率を再調節させ得る。
端部4の壁部は弱化されてもよく、端部4及びシリン
ダ2の間の結合は強くなくてもよく、例えば使用時に機
械の軸受の障害の結果として圧力の蓄積が潤滑剤収容チ
ャンバの中で発生したときに破砕するようにしてもよ
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パターソン,デニス アーサー ジョン イギリス国,ワーセスターシャー ダブ リュアール8 0エヌユー,アップトン アポン セバーン,ロングドン ヒー ス ロッジ(番地なし) 審査官 山下 喜代治 (56)参考文献 特開 昭63−203993(JP,A) 特開 昭50−153173(JP,A) 特開 昭51−28580(JP,A) 特公 昭42−8967(JP,B1) 米国特許3430731(US,A) 米国特許5012897(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16N 11/10

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダと、シリンダの中の移動可能であ
    り且つシリンダを流体材料を収容しかつ排出出口を有す
    る第1のチャンバと電解物を含む第2のチャンバに分離
    する分配手段と、ガルバニック部材とを微えており、該
    ガルバニック部材は犠牲用の第1の電極と第1の電極に
    電気的に接続されたガス放出用の第2の電極とからな
    り、第1及び第2の電極がガルバニック作用がある異な
    る材料製であると共に、分配装置の作動時に電解物と接
    触して第2のチャンバの中でガスを電気化学的に発生し
    且つ第2のチャンバの中の圧力を増加させ、よって分配
    手段をシリンダの中で移動させて流体材料を排出出口を
    介して排出するようにした分配装置において、更に、調
    節手段を備え、ガルバニック部材の第2の電極の面積は
    分配装置の作動時に電解物との接触のために部分的に露
    出され、部分的に露出された表面積の大きさが該調節手
    段によって調節可能であることを特徴とする分配装置。
  2. 【請求項2】前記調節手段が、シリンダの排出出口から
    遠い側のシリンダの端壁に移動自在に取り付けられた調
    節部材からなり、第1及び第2の電極は、第2の電極の
    表面積の異なる大きさを露出するために移動し得る相対
    的に移動自在な第1及び第2のハウジング部を有する電
    極ユニットによって担持されており、電極ユニットは、
    前記分配装置の作動に先だって、第2のチャンバ内の電
    解物が第1又は第2の電極に接触するのを阻止されると
    共に、前記調節部材が分配装置の続く作動時に電解物と
    の接触のために露出される第2の電極の表面積の大きさ
    を調節するために前記第1及び第2のハウジング部を相
    対的に動かすために移動可能である調節位置に位置可能
    であることを特徴とする請求項1に記載の分配装置。
  3. 【請求項3】前記調節部材は、前記端壁に回転自在に取
    り付けられており、電極ユニットの第1及び第2のハウ
    ジング部は、回転軸の回りに互いに相対的に回転自在で
    あることを特徴とする請求項2に記載の分配装置。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2のハウジング部は、開口
    付きの封止された空洞を回転軸に同軸的に形成してお
    り、第2の電極は、封止された空洞の中に移動自在に取
    り付けられていると共に、前記開口を通って突出してお
    り、該開口を通って突出する第2の電極の大きさは調節
    部材の回転により調節し得ることを特徴とする請求項3
    に記載の分配装置。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2のハウジング部は、回転
    軸に関して同軸的に配置された各第1及び第2の円筒状
    部を有しており、第1の円筒状部は、第2の円筒状部の
    半径方向内側に設けられており、第2の電極は長尺状で
    あると共に、その長尺軸が回転軸と同軸にキャリアに担
    持されており、前記キャリアは、第1の円筒状部の内ネ
    ジに係合する外ネジを有すると共に、第2のハウジング
    部に対するキャリアの回転を阻止するストップ手段を有
    しており、前記二つのネジは回転軸と同軸であり、第1
    のハウジング部を回転させるために調節部材を回転させ
    ると、第1の円筒状部とのネジ係合によって、封止され
    た空洞の中でキャリアが軸方向に移動することを特徴と
    する請求項4に記載の分配装置。
  6. 【請求項6】前記封止された空洞は、第2の電極を包囲
    すると共に第1及び第2の電極の間に電気的接触を確保
    する金属製のヘリカルスプリングを収容しており、前記
    スプリングは、開口を介して第2の電極を突出させるよ
    うにキャリアの軸方向移動時に収縮自在であることを特
    徴とする請求項5に記載の分配装置。
  7. 【請求項7】前記第1及び第2のハウジング部は第2の
    電極を覆っており、第1のハウジング部は複数の開口を
    有すると共に第2のハウジング部は少なくとも一つの開
    口を有しており、調節部材の回転は、第1及び第2のハ
    ウジング部を互いに相対的に回転させ、第1及び第2の
    ハウジング部の異なる開口を第2の電極の表面積の異な
    る部分を露出するために互いに対応して配列することを
    特徴とする請求項3に記載の分配装置。
  8. 【請求項8】前記第1のハウジング部は、第2の電極を
    包囲する管状の第1のカバー部を有しており、第2のハ
    ウジング部は、第1のカバー部を同軸的にかつ密接に包
    囲する管状の第2のカバー部を有しており、第1及び第
    2のカバー部は前記開口を有していることを特徴とする
    請求項7に記載の分配装置。
  9. 【請求項9】前記第1のハウジング部は第2の電極を覆
    う平坦な第1のカバー部を有しており、第2のハウジン
    グ部は、第1のカバー部を覆う平坦な第2のカバー部を
    有しており、第1及び第2のカバー部は前記開口を含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の分配装置。
  10. 【請求項10】前記端壁は、その調節位置にあるときに
    電極ユニットが少なくとも部分的に収容される空洞を規
    定するシュラウド手段を有しており、壁手段は、前記装
    置の作動に先だって第2のチャンバからの電解物が空洞
    に入ることを阻止すべくシュラウド手段に取り外し自在
    に固定されることを特徴とする請求項2から9のいずれ
    か1項に記載の分配装置。
  11. 【請求項11】前記壁手段が電極ユニットから分離して
    いることを特徴とする請求項10に記載の分配装置。
  12. 【請求項12】前記壁手段が電極ユニットの部分からな
    ることを特徴とする請求項10に記載の分配装置。
  13. 【請求項13】前記壁手段が第2のハウジング部からな
    ることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記
    載の分配装置。
  14. 【請求項14】前記第1及び第2電極が第2のチャンバ
    内の電解物によって接触され得るように壁手段を変位す
    べく作動し得る作動手段が設けられることを特徴とする
    請求項10から13のいずれか1項に記載の分配装置。
  15. 【請求項15】前記作動手段は、前記壁手段がシュラウ
    ド手段の壁に封止的係合から抜け出して移動されるよう
    に電極ユニットを変位すべく回転自在なネジ手段を有す
    ることを特徴とする請求項14に記載の分配装置。
  16. 【請求項16】前記壁手段は、スナップ式に連結され、
    ネジ手段がそこに力を及ぼすようにねじ込まれるときに
    外れることを特徴とする請求項15に記載の分配装置。
  17. 【請求項17】前記第1及び第2の電極は、第2のチャ
    ンバに開口する管状通路を遮断するように電極ユニット
    に組み立てられ、前記調節手段はカバー手段を担持する
    プラグからなり、該プラグは、第2の電極の露出表面を
    部分的に覆いかつ電極ユニットを第2のチャンバに配置
    するようにカバー部材を位置させるために、該管状通路
    を塞ぐように該管状通路の中に挿入自在であることを特
    徴とする請求項1に記載の分配装置。
  18. 【請求項18】前記管状通路及びプラグは噛み合うネジ
    を備えており、プラグは、管状通路の中にねじ込まれ、
    かつ管状通路の中から外されることを特徴とする請求項
    17に記載の分配装置。
  19. 【請求項19】前記第2の電極は、前記装置の作動に先
    だって、電極ユニットが管状通路に固定されたとき管状
    通路に同軸的に位置する長尺状で円筒状の形であり、カ
    バー部材は、プラグが管状通路に挿入されるとき長尺状
    の電極に押し込まれるスリーブからなることを特徴とす
    る請求項10に記載の分配装置。
  20. 【請求項20】複数のプラグが設けられており、夫々
    は、異なる寸法のスリーブを担持しており、露出された
    第2の電極の表面積の大きさは、所望のプラグ/スリー
    ブの組み合わせの選択によって決定されることを特徴と
    する請求項19に記載の分配装置。
  21. 【請求項21】前記第2のチャンバは、電解物を含む第
    1のサブチャンバと、分配手段に隣接する第2のサブチ
    ャンバとに分割され、第1及び第2のサブチャンバは、
    使用中に、ガスを通過させかつ液体電解物の通過を阻止
    する分割壁によって分離されることを特徴とする請求項
    1に記載の分配装置。
  22. 【請求項22】前記第1及び第2の電極は、第2のチャ
    ンバの壁を規定する壁手段に取り付けられており、前記
    調節手段は、少なくともガス放出用の第2の電極の位置
    を調節するように作動し得ることを特徴とする請求項21
    に記載の分配装置。
  23. 【請求項23】前記調節手段は、電解物の接触のために
    露出する第2の電極の表面積の大きさを調節すべく摺動
    移動により第2の電極を前進又は後退させるように作動
    し得ることを特徴とする請求項1に記載の分配装置。
  24. 【請求項24】前記調節手段は、電解物の接触のために
    露出する第2の電極の表面積の大きさを調節すべく、前
    記分配装置の作動の前及び後の双方で作動し得ることを
    特徴とする請求項1、21、22又は23に記載の分配装置。
  25. 【請求項25】シリンダと、シリンダの中で移動可能で
    あり且つシリンダを潤滑剤を収容しかつ排出出口を有す
    る第1のチャンバと電解物を含む第2のチャンバに分離
    する分配手段と、ガルバニック部材とを備えており、該
    ガルバニック部材は犠牲用の第1の電極と第1の電極に
    電気的に接続されたガス放出用の第2の電極とからな
    り、第1及び第2の電極がガルバニック作用がある異な
    る材料製であると共に、分配装置の作動時に電解物と接
    触して第2のチャンバの中でガスを電気化学的に発生し
    且つ第2のチャンバの中の圧力を増加させ、よって分配
    手段をシリンダの中で移動させて潤滑剤を排出出口を介
    して排出するようにした分配装置を機械の軸受けに取り
    付け、潤滑剤を前記機械の軸受けに延ばされた時間にわ
    たっての間分配すべく分配装置を作動させる、機械の軸
    受けを潤滑する方法において、ガルバニック部材の第2
    の電極の表面は電解物との接触のために部分的に露出
    し、前記延ばされた時間の長さを選択的に調節するため
    に、部分的に露出された表面積の大きさが分配装置の調
    節手段によって調節されることを特徴とする機械の軸受
    を潤滑する方法。
  26. 【請求項26】電解物との接触のために露出する第2の
    電極の表面積の大きさを前記分配装置の作動に先だって
    調整することを特徴とする請求項25に記載の方法。
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