JP3194781U - 取っ手部付きプラスチック製包装用袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】把手部からの破断の心配がなく、持ちやすくかつ持運びの際に指の痛みがなく、さらに免税店用として使用できる、把手部及び/又はハンドルを備えた取っ手部付きプラスチック製包装用袋を提供する。【解決手段】プラスチックシートにより製造され、閉鎖された底部12及び両横辺部13と開口部とを形成し、物品を収容した後開口部を閉塞する封止部15とからなる袋本体10と、封止部側及び/又は底部側に連設して形成される取っ手部20とを備えた包装用袋において、前記取っ手部はガゼット折りにより形成されており、当該ガゼット折り取っ手部には開口された把手部21及び/又はハンドル22が設けられた取っ手部付きプラスチック製包装用袋である。【選択図】図1

Description

本考案は、衣類、小物、雑貨等の各種物品を収容可能な取っ手部付き包装袋に関し、特にガゼット折りで構成された取っ手部を備えたプラスチック製包装用袋に関する。ここで取っ手部は指を挿入する把手部と手で握るハンドルを含む手提げ部分を意味する。
従来、指を挿入する把手部や手で握るハンドルを取り付けた取っ手部を備えた包装用袋が知られており、また、包装袋に厚みをもたせる、容積を拡げる或いは自立性を確保するなどを目的として、袋本体の底部や両横辺部に一段の折り込み部(ひだ、マチ)を形成するガゼット折りを設けた包装用袋が使用されている。
従来の包装用袋は、図6に示すように、開口部を閉塞する封止部15を備え、底部にガゼット折り(ガゼット部)Gが形成された袋本体10と、これに連設して形成された取っ手部50を備えており、取っ手部には把手部51が形成されている。従来の取っ手部は、1枚のプラスチックシート(以下、「フィルム」ともいう)を折り返して、裏側フィルムと表側フィルムが重ね合わされた2枚のフィルムによって構成されている。
また、外国人旅行者のショッピングにおける魅力を向上させ日本における旅行消費を増加させるために、平成26年10月から外国人旅行者向け消費税免税制度が改正され、現在免税対象となっている家電、装飾品、衣類、靴、かばん等のほか、現在免税対象から除外されている食品類、飲料類、たばこ、薬品類及び化粧品類等も含め全ての品目が免税対象となる。新規免税対象品目は、旅行中に消費されないように店舗にて定められた方法で包装することとなり、日本国内での消費を阻止するために、出国までに破損しない十分な強度を有するプラスチック製であること、内容物の品名や個数が確認できる程度の無色透明又はほとんど無色透明であること及び開封したことが分かるシールで封印することが包装用袋の条件とされている。
把手部付き包装袋に関する先行技術文献として特許文献1、2が存在する。特許文献1は、上端部に把手部を有する包装袋において、該把手部は5〜40mmの間隔を置いた2つの指通し穴から形成され、各指通し穴は、該包装袋の横方向平面に対して外側に向けて10〜30度の角度で上方に傾斜し、その長さが10〜40mmの直線縁部を有する把手部付き包装袋を開示するもので、把手部の付いた包装袋において、把手部からの切れの心配がなく、持ちやすくかつ持運びの際に指の痛みのないものを提供することを目的とするものである。
特許文献2は、食品類や工業薬品の包装に使用される把手付き包装袋に関し、特にその内容物の取出し操作を容易にした包装袋を開示する。外周部を熱接着してなる合成樹脂製包装袋の外周熱接着部の一部に透孔からなる把手を形成した把手付き包装袋において、把手部の内周縁部に未熱接着部からなる緩衝部を設けている。上記先行技術文献における把手部(取っ手部)の構成は、図6に示すように2枚のフィルムによって構成されている。
また、物品を収容して封止された後に開封された場合に開封の事実を確認できる表示を出現させるような構成に関する先行技術文献として特許文献3が存在する。特許文献3は、保管物品に不正な行為がなされた場合に外観上一目で判別することができ、不正な行為を抑止するようにした開封判別機能付き収容体を開示しており、ここでは、物品を挿入するための開口部或いは開口部付近に粘着層を介して重ね合せるようにして封止される封止部を有し、封止後の開封行為によって少なくとも一部が封止部の一方側から分離されることで、開封表示を外側から目視可能に表示するようになっている開封判別用積層体が設けられている。
特開2003−26193号公報 実開昭62−87038号公報 特開2003−252343号公報
従来の取っ手部は、2枚のフィルムによって構成されているため強度面で劣り、また持ち運ぶ際に荷重がかかり指の痛みを伴っていた。そこで本考案においては、取っ手部をガゼット折りで形成し、4枚或いはそれ以上のフィルムによって構成する。そのため強度面で優れ、持運びの際に指の痛みを防止できる。
本考案は、把手部からの破断の心配がなく、持ちやすくかつ持運びの際に指の痛みがなく、さらに免税店用として使用できる、把手部及び/又はハンドルを備えた取っ手部付きプラスチック製包装用袋を提供することを課題とする。
請求項1に記載の考案は、プラスチックシート11により製造され、閉鎖された底部12及び両横辺部13と開口部14とを形成し、物品を収容した後開口部を閉塞する封止部15とからなる袋本体10と、封止部側及び/又は底部側に連設して形成される取っ手部20とを備えた包装用袋において、前記取っ手部20はガゼット折りにより形成されており、当該ガゼット折り取っ手部には開口された把手部21及び/又はハンドル22が設けられている取っ手部付きプラスチック製包装用袋であることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は本考案に係る取っ手部のガゼット折りにおける折り込みが二段以上であり、請求項3に記載の考案は本考案に係る取っ手部の把手部21が小判形状であり、請求項4に記載の考案は、袋本体の封止部側及び底部側に形成される取っ手部20a、20bが、物品が収容された後両取っ手部を重ね合せて取っ手として使用されることを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、袋本体のプラスチックシート11が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリカーボート、ポリ塩化ビニル、芳香族ビニル化合物重合体、ガスバリヤー性樹脂のいずれか単独またはこれらの混合物を素材とするものであって、所定の強度を持ち、袋本体に収納された物品が視認できる透明性を有し、そして、封止部15が物品を収容して封止された後に開封された場合において開封の事実を確認できる表示を出現させるように構成された、取っ手部付きプラスチック製包装用袋であることを特徴とする。請求項6に記載の考案は、袋本体の底部及び/又は両横辺部がガゼット折りにより形成されていることを特徴とする。
本考案に係る取っ手部はガゼット折りで形成されるので、強度面で優れ、持運びの際に指の痛みを防止でき、さらに応力の分散効果をもたらしフィルムの薄肉化が可能となる。包装袋を形成する材料としてのシートの厚さは通常80μm前後であるが、本考案に係るシートの厚さは30〜40μmとすることが可能となる。
また、本考案においては取っ手部のガゼット折りにおける折り込みを二段以上とすることによって強度が増しより持ち易くなる。本考案に係る包装用袋では、取っ手部を底部側と封止部側の両方に形成することができる。この場合底部側又は封止部側のいずれかの取っ手部を他方側に折り曲げて両方の取っ手部を重ね合せて使用することができ、使用者にとって小物物品用袋として都合がよく持ち運び易くさらにおしゃれな包装袋となる。
本考案に係る袋本体に使用するプラスチックシートの素材はポリエチレン等であり、所定の強度を持ち、袋本体に収納された物品が視認できる透明性を有し、かつ物品を収容して封止された後に開封された場合において開封の事実を確認できる表示を出現させるように構成されている。そのため、免税店用の包装用袋に求められる要件を充足し、本考案に係る袋は免税店用の包装用袋として好適に用いられる。
本考案に係る取っ手部付きプラスチック製包装用袋の取っ手部を封止部側に形成した構成例を示す斜視図である。 本考案に係る取っ手部付きプラスチック製包装用袋の取っ手部を封止部側と底部側の両方に形成した構成例を示す斜視図である。 本考案に係る取っ手部付きプラスチック製包装用袋の取っ手部を封止部側と底部側の両方に形成して両取っ手部を重ね合せた構成例を示す斜視図である。 本考案に係る袋本体の底部、両横辺部にガゼット部を形成した構成例を示す斜視図である。 本考案に係る袋本体の封止部の構成例を示す断面の部分拡大図である。 周知技術に係る取っ手部付きプラスチック製包装用袋の斜視図である。
本考案に係る取っ手部付きプラスチック製包装用袋(以下、「本包装袋」という)の実施の形態の説明に先立ち本包装袋の製造について説明する。袋本体は、1枚のブランクシート(以下、「フィルム」ともいう)から切り出された長方形状のシートを、折曲部に沿って折り返し裏側シートと表側シートの2枚のシートとして折曲部を袋部の底辺とし、両シートが重なり合う先端部を開放して開口部とし、開口部までの両横辺部同士を熱接着(ヒートシール)して袋状にし、開口部を閉塞するための封止部を形成する。なお、本考案においては袋本体の底部を2枚のフィルムを熱接着により閉鎖して袋状としてもよい。そして、取っ手部は、裏側シートを用いて連続してガゼット折り取って部として製造することができ、またガゼット折り取って部を袋本体とは別工程で製造し、ヒートシール等の熱融着法や接着剤を用いる方法等により袋本体と接合することもできる。
以下、添付図を参照しつつ本包装袋の実施の形態について説明する。本考案に係る取っ手部は指を挿入する把手部と手で握るハンドルを含む手提げ部を意味する用語として使用している。図1は本包装袋の取っ手部20を封止部15側に形成した構成例を説明するための概略構成を示した斜視図である。図に示すように、本包装袋の袋本体10は、底部12と両横辺部13が閉鎖され、物品を出し入れするために開放される開口部14(図5参照)が形成され、物品を収容した後開口部を閉塞するための粘着剤、剥離テープ等により構成される封止部15が形成されている。そして取っ手部20が袋本体と連設して封止部側に形成されている。なお、図1では取っ手部を封止部側に形成しているが、取っ手部は底部側に形成することもでき、図2に示すように取っ手部を封止部側と底部側の両方に形成することもできる。
取っ手部20は、折り込み部(ひだ、マチ)を形成したガゼット折りにより構成されたガゼット折り取っ手部となっている。図1〜5では、折り込み部を一段折り込みとしているが、本考案においては取っ手部のガゼット折りにおける折り込みを二段以上とすることができる。ガゼット折りの折り込み部は一般には図6に示すように一段折り込みであるが、取っ手部のガゼット折りにおける折り込みをさらに二段以上とすることによって取っ手部の強度が増し、より持ち易くなる。ゼット折り取っ手部20には袋本体の先端側でフィルム同士を熱接着するヒートシール部HSが形成されている。
ガゼット折り取っ手部20には把手部21またはハンドル22が設けられている。取っ手部には把手部とハンドルの双方を設けることもできる。把手部は、5本の指を一度に挿通できる大きさの小判形状、楕円形状等の1つ穴により形成してもよく、2〜3本の指が通る程度の大きさの2つの円形状等の穴を開けてそれぞれの穴に指を挿通するように形成してもよい。把手部の形成は、穴の形状をパンチング加工等により穴の全周を抜き落とす方式を採用することができる。
ハンドルとしては、ループハンドル、ソフトループハンドルを使用することができ、ハンドルの端部を取っ手部のガゼット部の隙間に差し込んだ状態、またはガゼット部の外側に重ねた状態でハンドル端部とガゼット折り取っ手部とをヒートシールしてハンドルを装着することができる。ハンドルの形状は半円状、逆U字状などとすることができ特に限定されない。
なお、ガゼット折り取って部を袋本体とは別工程で製造して熱融着法や接着剤を用いる方法等により袋本体と接合する場合、接合部は、両者の接合を強固にすると共に取っ手部の補強効果をもたらす。また把手部を補強するために、把手部の周辺にプラスチックフィルム等をヒートシール法や接着剤を用いる方法等により積層接着させることができる。
本考案においては封止部15の構成は特に限定されず、図5(A)に示すように、出願人が実願2014−4052で提案した表側フィルムを開口部14から延設して形成された舌片部31と、当該舌片部に対向して裏側フィルムに形成され、上面に剥離テープを被覆した粘着剤が塗布された接着部32とを備え、袋本体に物品を収容した後剥離テープを剥がして舌片部を接着部に貼付して開口部14を閉塞するように構成された封止部に対して本考案は適用されるものである。また、図5(B)に示すように、ガゼット折り取っ手部20から延設して形成された舌片部41と、当該舌片部に対向して表側フィルムに形成され、上面に剥離テープを被覆した粘着剤が塗布された接着部42とを備え、袋本体に物品を収容した後剥離テープを剥がして舌片部を接着部に貼付して開口部14を閉塞するように構成された封止部に対しても本考案は適用されるものであり、様々な構成の封止部に対して本包装袋は適用される。
本考案に係る袋本体の底部12、両横辺部13は一重折りで構成されるものでもよく、本考案においては、図4に示すように、底部12、両横辺部13、或いは底部と両横辺部の両方にガゼット部Gを形成するように構成することができる。
本考案においては、図2に示すように取っ手部を封止部15側と底部12側の両方に形成するように構成することができる。この場合、図3に示すように、袋本体に物品が収容され封止部によって開口部が閉塞された後、封止部側の取っ手部20aと底部側の取っ手部20bとを重ね合せて取っ手として使用することができる。袋本体内部に収容する物品が小さいサイズや衣類等であるときは封止部側又は底部側の取っ手部を底部側又は封止部側に折り曲げて両取っ手部を重ね合せて使用すると持ち運びやバッグへの収納などにとって都合がよい。
本考案に係る袋本体及び取っ手部に用いられる熱可塑性樹脂(プラスチック)は特に限定されるものではないが、取っ手部が別工程により製造され袋本体と合体する製造法においては、両者の接合が熱溶着法又は接着法を用いることから取っ手部と袋本体とが同質材料系であることがより好ましい。例えば袋本体用フィルムがポリエチレン製である場合には、別工程で製造される取っ手部もポリエチレン製であれば好ましく、この場合相互の密度差は特に関係なく利用できる。
本包装袋の少なくとも袋本体のプラスチックシートは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリカーボート、ポリ塩化ビニル、芳香族ビニル化合物重合体、ガスバリヤー性樹脂のいずれか単独またはこれらの混合物を素材とするものであり、所定の強度を持ち、袋本体に収納された物品が視認できる透明性を有するものである。そして、袋本体の封止部が物品を収容して封止された後に開封された場合において開封の事実を確認できる表示を出現させるように構成されている。そのため、本包装袋は免税店用の包装用袋に求められる要件を充足し、免税店用の包装用袋として好適に用いられるものである。
具体的な熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリカーボート、ポリ塩化ビニル、芳香族ビニル化合物重合体があり、単独もしくはこれらの混合物でもよい。エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂などのガスバリヤー性樹脂等との積層体も対象にはいり、相互に接着するための熱可塑性樹脂材料をも含む。
ポリエチレンには高圧法ラジカル重合により得られる高圧法ポリエチレンと中低圧法チーグラー触媒系又はメタロセン触媒により重合される直鎖状ポリエチレンがある。密度が0,905以上0,935未満の範囲にある高圧法ラジカル重合ポリエチレンにはエチレン単独の重合体の外にポリエチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン・メタアクリル酸共重合体及びエチレン・メタアクリル酸共重合体アイオノマーが含まれる。
直鎖状ポリエチレンは密度の範囲で区別され、0,945以上0.970の高密度ポリエチレン、0.935以上、0.945未満の中密度ポリエチレン、0.905以上0.935未満の低密度ポリエチレン、0.850以上0.905未満の超低密度ポリエチレンがあり、これらの単独、混合物であっても構わない。密度の範囲を制御しているのはエチレンと併用して共重合されるαーオレフィンである。α―オレフィンとしてはその炭素数が3〜10からなり、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテンなどであり、その濃度により密度は制御される。
ポリプロピレン中低圧法チーグラー触媒やメタロセン触媒によりプロピレンの単独重合体、炭素数2〜10のαーオレフィンとのランダム共重合、ブロック共重合体及び複数のα―オレフィンとの多元系共重合体(ターポリマー)を挙げることができる。α―オレフィンとしてはエチレン、1-ブテン、1−ヘキセン、4−メチルペンテン−1等のαーオレフィンが利用されている。共重合体の形態はランダム共重合体でもブロック共重合体であっても構わない。
ポリエステルとしては、例えば、ジカルボン酸又はその低級アルキルエステル、酸ハライド、酸無水物等の誘導体と、グリコール又は二価フェノールとを縮合させて得られる熱可塑性ポリエステルが挙げられる。ポリエステルの中でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリナフタレンテレフタレート(PEN)等が本発明において好ましいポリエステルである。
ポリ乳酸は、L−乳酸またはD―乳酸のみからなるホモポリマー、L−乳酸とD−乳酸の共重合体、あるいは一般的にステレオコンプレックスと呼ばれる重合体などのいずれを用いてもよいし、それらを混合して使用してもよい。ポリ乳酸中のL−乳酸/D−乳酸の含有比率は特に限定されず使用することができる。ポリ乳酸の製造方法としては、L−乳酸、D−乳酸、DL−乳酸(ラセミ体)を原料として、いったん環状2量体であるラクチドを合成し、その後開環重合を行う2段階のラクチド法や、当該原料を直接脱水縮合で行う一段階の直接重合法が知られている。本発明において用いられるポリ乳酸はいずれの製法によって得られたものであってもよい。なお、このポリ乳酸に可塑剤、核剤等が適宜混合しても良い。
ポリアミドとは、主鎖に−CONH−結合を有する熱可塑性重合体である。その代表的なものとしては、ポリアミド−6、ポリアミド−6,6が本発明に好ましいポリアミドである。ポリカーボネートは、芳香族ポリカーボネート、脂肪族ポリカーボネート、芳香族−脂肪族ポリカーボネートを用いることができるが、芳香族ポリカーボネートが好ましい。
芳香族ビニル化合物重合体とは、ポリスチレン、ゴム強化ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリルーブタジエンースチレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイミド共重合体等が一般的であるが、これに拘らず透明性を確保し、柔軟性と耐衝撃強度があれば適用できる。ここでのガスバリヤー性樹脂とは酸素、炭酸ガス等のガス透過を抑制する材料であり代表的にはエチレン・ビニルアルコール共重合体やポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン系共重合体が本発明では好ましい。
上記熱可塑性樹脂を多層化にする際には、相互の樹脂の分子構造に対応した適切な接着性樹熱可塑性樹脂が選択される。代表的にはポリオレインに不飽和二重結合を有するモノマー例えば、アクリル酸、メタクリル酸、グリシジルメタクリル酸などのカルボン酸及びそのエステル、マレイン酸、フマール酸、リンゴ酸などの酸及びその無水物を過酸化物、電子線照射等によりグラフト反応させた官能化変性ポリオレフィンは種々の多層材料組み合わせに利用される。なお、包装袋の製造時の安定性のための酸化防止剤、使用時の劣化防止や作業性改善のための酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、ブロッキング防止剤及び商品価値向上のための帯電防止剤、顔料、染料などを混合しても良い。
本包装袋は、物品を収容して袋が封止された後に袋が開封された場合に、開封の事実を確認できる表示、例えば文字、模様、記号等が浮き出る(出現する)ように構成することができる。これは外国人旅行者が免税店で購入した免税物品を日本国内で消費することを阻止抑制するための構成であり、出現する文字としては外国人に理解されるようなワード、例えば「AVOID」、「OPENED」、「OPEN VOID」等があげられる。また免税店用の包装用袋には出国まで開封しないこと等を日本語及び外国語で注意喚起することが必要となる。
本考案においては、開封の事実を確認できる表示を出現させる構成として、特許文献3に開示されるような基材、マーキング層、固着インク層、粘膜層、粘着層からなる開封判別用積層体を備え、開封操作によって開封判別用積層体に内部破壊を生じさせて開封表示が出現させるような構成、その他広く使用されている公知技術を使用することができる。本考案においては、接着部に塗布される粘着剤の下面に開封判別用積層体を設けるように構成することができる。
本考案において、袋内部に溜まる空気の放出ができる程度の小孔(エアー抜き孔)または農産物の鮮度維持のために必要な小孔を、適宜部位に必要な個数設けることができる。これにより物品収容後の無用な膨らみ等を防止でき綺麗な包装を可能とし、また農産物の鮮度維持が可能となる。さらに本考案においては剥離テープに横幅方向端部に接着部からはみ出るように指で摘まめる程度の幅のはみ出し部を形成することができ、これにより剥離テープの剥ぎ取り操作を容易にする。
本考案に係る取っ手部はガゼット折りで形成されるので、強度面で優れ、持運びの際に指の痛みを防止できる。また本考案では、取っ手部を底部側と封止部側の両方に形成することができ、底部側の取っ手部と封止部側の取っ手部とを重ね合せて使用することが可能となり、使用者にとって小物物品用袋として都合がよく持ち運び易くさらにおしゃれな包装袋となる。さらに本考案に係る袋本体は、収納された物品が視認できる透明性を有し、封止後の開封の事実を確認できる表示を出現させる構成としているので免税店用の包装用袋として好適に使用できる。
10 袋本体
11 プラスチックシート
12 底部
13 横辺部
14 開口部
15 封止部
20、20a、20b 取っ手部、ガゼット折り取っ手部
21、51 把手部
22 ハンドル
31、41 舌片部
32、42 接着部
50 取っ手部
G ガゼット部
HS ヒートシール部

Claims (6)

  1. プラスチックシートにより製造され、閉鎖された底部及び両横辺部と開口部とを形成し、物品を収容した後開口部を閉塞する封止部とからなる袋本体と、封止部側及び/又は底部側に連設して形成される取っ手部とを備えた包装用袋において、
    前記取っ手部はガゼット折りにより形成されており、当該ガゼット折り取っ手部には開口された把手部及び/又はハンドルが設けられていることを特徴とする取っ手部付きプラスチック製包装用袋。
  2. 前記取っ手部のガゼット折りにおける折り込みが二段以上であることを特徴とする請求項1に記載の取っ手部付きプラスチック製包装用袋。
  3. 前記把手部が小判形状であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の取っ手部付きプラスチック製包装用袋。
  4. 前記袋本体の封止部側及び底部側に形成される取っ手部が、物品が収容された後両取っ手部を重ね合せて取っ手として使用されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の取っ手部付きプラスチック製包装用袋。
  5. 前記袋本体のプラスチックシートが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリカーボート、ポリ塩化ビニル、芳香族ビニル化合物重合体、ガスバリヤー性樹脂のいずれか単独またはこれらの混合物を素材とするものであって、所定の強度を持ち、袋本体に収納された物品が視認できる透明性を有し、そして、封止部が物品を収容して封止された後に開封された場合において開封の事実を確認できる表示を出現させるように構成された、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の取っ手部付きプラスチック製包装用袋。
  6. 前記袋本体の底部及び/又は両横辺部がガゼット折りにより形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の取っ手部付きプラスチック製包装用袋。
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