JP3194709U - ベルト用バックル - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトの長さが調節可能なピン止め型バックルにおいて、ベース部材と枠体を一体化して部品点数を減らし、コストダウンを図ったベルト用バックルを提供する。【解決手段】基板1はベルト固定部2とベルト挿通開口3を有し、ベルト固定部は両側縁に一対の垂直壁4a、4bを有する。係止部材5が、一端5aにおいて一対の垂直壁間に基板の幅方向にのびる軸のまわりに旋回可能に取り付けられ、一端5aに係止歯6が設けられ、係止歯がベルト固定部と協働してベルトの基端を挟持する。係止部材の他端5bには、止めピン9が、その一端において係止部材に対し係止部材の幅方向にのびる軸のまわりに旋回可能に取り付けられる。止めピンは、係止部材がベルトの基端を挟持する位置にあるとき、係止部材からベルト挿通開口を横切って基板の他端1bまでのび、ベルト挿通開口に通されたベルトの先端部の止め穴に挿入され得る。【選択図】図2

Description

本考案は、ベルト用バックル、特に、ベルトの長さが調節可能なピン止め型バックルに関するものである。
ピン止め型バックルは、ベルトを身体の腰部等の装着対象に巻きつけ、ベルトの先端部の止め穴にバックルの止めピンを挿入することでベルトを装着対象に締め付け固定する形式のバックルであり、このピン止め型バックルの中には、ベルトの長さが調節可能なものがある。
そして、従来のベルトの長さが調節可能なピン止め型バックルの多くは、断面がコ字状のベース部材の側壁間に、これと協働してベルト基端を挟持する係止片が旋回可能に取り付けられたものからなるベルト基端固定部と、矩形状の枠体の一側部に、ベルト先端部の止め穴に挿入可能な止めピンが、その一端において当該側部の軸まわりに旋回可能に取り付けられたものからなるベルト先端係止部とが、中間ベルトによって連結された構成を備えている。
しかしながら、この従来のピン止め型バックルは、部品点数が多く、組み立ても容易ではないことから、製造コストがかさむという欠点を有していた。そのため、この従来のピン止め型バックルから連結ベルトを省略し、ベルト基端固定部のベース部材にベルト先端係止部の枠体を直接連結することが、また従来技術において提案されているが(例えば、特許文献1参照)、これによっても、部品点数および製造コストの削減は十分に達成されているとは言えない。
登録実用新案第3097438号公報
したがって、本考案の課題は、ベルトの長さが調節可能なピン止め型バックルの部品点数を減らして、コストダウンを図ることにある。
上記課題を解決するため、本考案は、長さ方向の一端側にベルト固定部が設けられ、他端側にはベルト挿通開口が設けられた基板を備え、前記基板の前記ベルト固定部の両側縁に一対の垂直壁が設けられており、さらに、前記基板のベルト固定部に対応する長さおよび幅を有する板状をなし、前記基板の前記一対の垂直壁間に嵌め込まれ、かつ前記ベルト固定部から間隔をあけた状態で、前記ベルト挿通開口から遠い方の端において、前記垂直壁に対し前記基板の幅方向にのびる軸のまわりに、前記一対の垂直壁間の間隙を包囲する閉じた位置と、前記一対の垂直壁間の間隙を開放する開いた位置との間で旋回可能に取り付けられた係止部材を備え、前記係止部材の前記ベルト挿通開口から遠い方の端に、その端縁に沿って係止歯が設けられ、前記係止部材が前記開いた位置にあるとき、前記係止歯は前記基板の前記ベルト固定部に対してほぼ平行になりまたは前記ベルト固定部から逸れる向きにのび、それによって、ベルトの基端が前記基板の前記一端側から前記一対の垂直壁に沿って前記ベルト固定部に挿入可能とされる一方、前記係止部材が前記閉じた位置にあるときは、前記係止歯は前記基板の前記ベルト固定部に向かってのびて前記ベルトの基端に食い込み、それによって、前記ベルトの基端が前記係止部材および前記ベルト固定部間に挟持され、前記係止部材の前記ベルト挿通開口に近い方の端には、止めピンが、その一端において前記係止部材に対し前記係止部材の幅方向にのびる軸のまわりに旋回可能に取り付けられ、前記止めピンは、前記係止部材が前記閉じた位置にあるとき、前記係止部材から前記基板の長さ方向に前記ベルト挿通開口を横切って前記基板の他端に達する長さを有しているとともに、前記基板の前記ベルト挿通開口に通された前記ベルトの先端部の止め穴に前記止めピンが挿入可能とされたものであることを特徴とするベルト用バックルを構成したものである。
上記構成において、好ましくは、前記止めピンは、細長いピン本体と、前記ピン本体の基端から前記ピン本体の中心軸に対し垂直にかつ互いに反対向きに突出する一対の旋回軸と、前記ピン本体における前記旋回軸から前記ピン本体の長手方向に前記係止部材の厚みに対応する距離を隔てた位置に、前記一対の旋回軸のそれぞれに対向して設けられた一対の脱落防止突起と、からなり、前記係止部材の前記ベルト挿通開口に近い方の端は、その全長にわたって前記係止部材の長さ方向に前記基板に対向する面側に鉤状または筒状に湾曲し、この湾曲部分の内側には前記係止部材の幅方向にのびる空間が形成され、前記湾曲部分の周壁にはガイドスリットが設けられて周方向にのび、前記ガイドスリットは前記ピン本体の前記旋回軸および前記脱落防止突起間の部分に対応する幅を有していて、前記止めピンの前記旋回軸が前記湾曲部分の前記空間内に軸まわりに旋回可能に保持され、前記ピン本体が前記ガイドスリットから突出し、前記ガイドスリットは前記止めピンの旋回運動の範囲内にのび、前記脱落防止突起が前記湾曲部分の外面側において前記ピン本体から前記ガイドスリットを越えて突出している。
あるいは、前記止めピンは、細長いピン本体と、前記ピン本体の基端に設けられ、挿通穴を備えた取付部と、からなり、前記止めピンの前記挿通穴の中心における法線が前記ピン本体の軸を横切ってのび、前記係止部材は、前記ベルト挿通開口に近い方の端に前記係止部材の長さ方向に突出する延長部を有し、前記延長部は前記止めピンの前記挿通穴に対応する一定の幅を有しており、前記延長部が、前記止めピンの前記挿通穴に挿通された状態で、その長さ方向に前記基板に対向する面側に鉤状または筒状に湾曲している。
さらに好ましくは、前記係止部材の前記ベルト挿通開口から遠い方の端は、その全長にわたって前記係止部材の長さ方向に前記基板に対向する面側にほぼ直角に屈曲するとともに、先端縁が鋸歯状に形成され、この屈曲部が前記係止歯をなしている。
さらに好ましくは、前記係止部材は、前記屈曲部の基端の両側縁に一対の支持突起を有し、前記一対の支持突起は前記係止部材の幅方向に一直線上に並んで配置され、前記基板の前記一対の垂直壁における前記ベルト挿通開口から遠い方の端にはそれぞれ前記基板の幅方向に整合する位置に差込穴が形成され、前記係止部材は、前記支持突起が対応する前記差込穴に差し込まれることによって、前記基板の前記垂直壁に対し前記支持突起の軸のまわりに旋回可能に取り付けられている。
本考案によれば、基板にベルト固定部とベルト挿通開口を設け、係止部材を、ベルト固定部の一対の垂直壁間に嵌め込んだ状態で、ベルト挿通開口から遠い方の端において、垂直壁に対し旋回可能に取り付け、係止部材の前記遠い方の端に係止歯を設ける一方、係止部材のベルト挿通開口に近い方の端には止めピンを旋回可能に取り付け、係止部材の係止歯とベルト固定部との協働によってベルトの基端を挟持させるとともに、ベルト挿通開口に通されたベルトの先端部の止め穴に止めピンを挿入可能としたことで、従来のピン止め型バックルのベース部材と枠体を一体化して単一の部品とすることができ、そして、バックルの構造を従来よりも簡単にでき、それによって、バックルの製造コストを大幅に低減することができる。
本考案の1実施例によるベルト用バックルの分解斜視図である。 図1のベルト用バックルを組み立てた状態を示す図であり、(A)は基板の一端側から見た斜視図であり、(B)は基板の他端側から見た斜視図である。 (A)は、図2のベルト用バックルの、係止部材が閉じた位置にあるときの側断面図であり、(B)は、図2のベルト用バックルの、係止部材が開いた位置にあるときの側断面図であり、(C)は、図2のベルト用バックルの係止部材の止めピン取付け加工前の状態を示す平面図である。 図2のベルト用バックルの使用状態を示す図であり、(A)はベルトの基端をバックルに固定する状態を示す側断面図であり、(B)および(C)はそれぞれ、ベルトの先端部の止め穴のバックルの止めピンに係止した状態を示す側断面図および斜視図である。 図1のベルト用バックルの変形例を示す図であり、(A)は斜視図であり、(B)は側面図である。 係止部材および止めピンの変形例を示す図であり、(A)は、係止部材の止めピン取付け加工前の状態を示す平面図であり、(B)は、止めピン取付け後の係止部材の表面側から見た斜視図であり、(C)は、止めピン取付け後の係止部材の裏面側から見た斜視図である。
以下、添付図面を参照して本考案の好ましい実施例について説明する。図1は、本考案の1実施例によるベルト用バックルの分解斜視図であり、図2は、図1のベルト用バックルを組み立てた状態を示す図であり、(A)は基板の一端側から見た斜視図であり、(B)は基板の他端側から見た斜視図である。また、図3の(A)は、図2のベルト用バックルの、係止部材が閉じた位置にあるときの側断面図であり、(B)は、図2のベルト用バックルの、係止部材が開いた位置にあるときの側断面図であり、(C)は、図2のベルト用バックルの係止部材の止めピン取付け加工前の状態を示す平面図である。
図1〜図3に示すように、本考案によるベルト用バックルは、長さ方向の一端1a側にベルト固定部2が設けられ、他端1b側にはベルト挿通開口3が設けられた基板1を備えている。そして、基板1のベルト固定部2の両側縁には一対の垂直壁4a、4bが設けられている。
本考案によるベルト用バックルは、さらに、基板1のベルト固定部2に対応する長さおよび幅を有する板状をなし、基板1の一対の垂直壁4a、4b間に嵌め込まれ、かつベルト固定部2から間隔をあけた状態で、ベルト挿通開口3から遠い方の端5aにおいて、垂直壁4a、4bに対し基板1の幅方向にのびる軸のまわりに、一対の垂直壁4a、4b間の間隙を包囲する閉じた位置(図3(A)参照)と、一対の垂直壁4a、4b間の間隙を開放する開いた位置(図3(B)参照)との間で旋回可能に取り付けられた係止部材5を備えている。
そして、係止部材5の端5aには、その端縁に沿って係止歯6が設けられている。
この実施例では、係止部材5の端5aは、その全長にわたって係止部材5の長さ方向に基板1に対向する面側にほぼ直角に屈曲するとともに、先端縁が鋸歯状に形成され、この屈曲部が係止歯6をなしている。
また、係止部材5は、係合歯6の基端の両側縁に一対の支持突起7a、7bを有しており、一対の支持突起7a、7bは係止部材5の幅方向に一直線上に並んで配置されている。
一方、基板1の一対の垂直壁4a、4bにおけるベルト挿通開口3から遠い方の端にはそれぞれ基板1の幅方向に整合する位置に差込穴8a、8bが形成されている。
そして、係止部材5は、支持突起7a、7bが対応する差込穴8a、8bに差し込まれることによって、基板1の垂直壁4a、4bに対し支持突起7a、7bの軸のまわりに旋回可能に取り付けられている。
こうして、図3(B)に示すように、係止部材5が開いた位置にあるとき、係止歯6は基板1のベルト固定部2に対してほぼ平行になりまたはベルト固定部2から逸れる向きにのび、それによって、ベルトの基端が基板1の一端1a側から一対の垂直壁4a、4bに沿ってベルト固定部2に挿入可能とされる一方、図3(A)に示すように、係止部材5が閉じた位置にあるときは、係止歯6は基板1のベルト固定部2に向かってのびてベルトの基端に食い込み、それによって、ベルトの基端が係止部材5およびベルト固定部2間に挟持されるようになっている。
係止部材5のベルト挿通開口3に近い方の端5bには、止めピン9が、その一端において係止部材5に対し係止部材5の幅方向にのびる軸のまわりに旋回可能に取り付けられている。
この実施例では、止めピン9は、細長いピン本体10と、ピン本体10の基端からピン本体10の中心軸に対し垂直にかつ互いに反対向きに突出する一対の旋回軸11a、11bと、ピン本体10における旋回軸11a、11bからピン本体10の長手方向に係止部材5の厚みに対応する距離を隔てた位置に、一対の旋回軸11a、11bのそれぞれに対向して設けられた一対の脱落防止突起12a、12bとからなっている。
また、係止部材5のベルト挿通開口3に近い方の端5bは、その全長にわたって係止部材5の長さ方向に基板1に対向する面側に鉤状または筒状に湾曲している(湾曲部分5c)。そして、この湾曲部分5cの内側には係止部材5の幅方向にのびる空間が形成され、湾曲部分5cの周壁にはガイドスリット13が設けられて周方向にのびている。ガイドスリット13は、ピン本体10の旋回軸11a、11bおよび脱落防止突起12a、12b間の部分に対応する幅を有している。
こうして、止めピン9の旋回軸11a、11bが湾曲部分5cの空間内に軸まわりに旋回可能に保持され、ピン本体10がガイドスリット13から突出し、ガイドスリット13は止めピン9の旋回運動の範囲内にのび、脱落防止突起12a、12bが湾曲部分5cの外面側においてピン本体10からガイドスリット13を越えて突出している。
この止めピン9の係止部材5への取り付けは、具体的には、図3(C)を参照して、係止部材5の係止歯6が設けられた端縁と反対側の端縁(中央)に、係止部材5の長さ方向内向きにガイドスリット13を形成し、次いで、ガイドスリット13内に、止めピン9のピン本体10の旋回軸11a、11bおよび脱落防止突起12a、12b間の部分を嵌め込み、そして、係止部材5のガイドスリット13を挟んで両側の部分を係止部材5の長さ方向に湾曲させることによってなされる。
図3(A)を参照して、止めピン9は、係止部材5が閉じた位置にあるとき、係止部材5から基板1の長さ方向にベルト挿通開口3を横切ってのび、その先端が基板1の他端1bに当接する第1の位置(図3(A)の仮想線で示した位置)と、第1の位置から、ベルト挿通開口3を開く向きに起立した第2の位置(図3(A)の実線で示した位置)との間で旋回し得る。
次に、本考案によるベルト用バックルの使用態様について説明する。
図4は、図2のベルト用バックルの使用状態を示す図であり、(A)はベルトの基端をバックルに固定する状態を示す側断面図であり、(B)および(C)はそれぞれ、ベルトの先端部の止め穴のバックルの止めピンに係止した状態を示す側断面図および斜視図である。
まず、図4(A)を参照して、係止部材5が開いた位置まで旋回せしめられ、ベルト14の基端14aが、ベルト14の裏面がベルト固定部2に対向する配置で、基板1の一端1a側から、基板1および係止部材5間の隙間を通って、一対の垂直壁4a、4bに沿ってベルト固定部2に挿入される。
次いで、図4(B)を参照して、係止部材5が閉じた位置まで旋回せしめられ、それによって、ベルト14の基端14aが基板1のベルト固定部2に固定される。
そして、ベルト18が身体の腰部等の装着対象に巻きつけられ、ベルト14の先端部14bが、基板1の係止部材5の取付け部と反対の面側から、基板1のベルト挿通開口3に挿通される。
さらに、ベルト14の巻きつけ長さが調整されてベルト18が装着対象に装着された状態で、止めピン9が第2の位置においてベルト14の先端部14bの止め穴14cに挿入された後、第1の位置に保持され、それによって、ベルトが装着対象に締め付け固定される(図4(C)参照)。
ベルト14の取り外しの際には、ベルト14の先端部14bのバックルからの引き出しによって止めピン9が第2の位置まで旋回せしめられることによって、止めピン9がベルト14の止め穴14cから外され、ベルト14の先端部14bがベルト挿通開口3から抜き出される。
こうして、本考案によれば、基板1にベルト固定部2およびベルト挿通開口3を設け、係止部材5を、ベルト固定部2の一対の垂直壁4a、4b間に嵌め込んだ状態で、ベルト挿通開口3から遠い方の端5aにおいて、垂直壁4a、4bに対し旋回可能に取り付け、係止部材5の前記端5aに係止歯6を設ける一方、係止部材5のベルト挿通開口3に近い方の端5bには止めピン9を旋回可能に取り付け、係止部材5の係止歯6とベルト固定部2との協働によってベルト14の基端14aを挟持させるとともに、ベルト挿通開口3に通されたベルト14の先端部14bの止め穴14cに止めピン9を挿入可能としたことで、従来のピン止め型バックルのベース部材と枠体を一体化して単一の部品とすることができ、そして、バックルの構造を従来よりも簡単化でき、それによって、バックルの製造コストを大幅に削減することができる。
図1〜図4に示した実施例では、基板1における係止部材5の取付面がベルト用バックルの表面となるように構成しているが、図5に示すように、基板1における係止部材5の取付面と反対側の面をベルト用バックルの表面とする構成も可能である。
図2と図5を比べれば明らかなように、本考案においては、止めピン9の旋回範囲を、基板1の係止部材5の取付面側と係止部材5の取付面と反対の面側との間で変更するだけで、ベルト用バックルの表裏面を簡単に逆転させることができる。
なお、図5に示すように、基板1の係止部材5の取付面と反対の面側をベルト用バックルの表面とする場合には、基板1に止めピン9の旋回運動を確保するための切欠き15を設ける必要がある。
図6は、係止部材および止めピンの変形例を示す図であり、(A)は、係止部材の止めピン取付け加工前の状態を示す平面図であり、(B)は、止めピン取付け後の係止部材の表面側から見た斜視図であり、(C)は、止めピン取付け後の係止部材の裏面側から見た斜視図である。
図6を図1〜図4と比べれば明らかなように、図6に示した変形例では、係止部材5における基板のベルト挿通開口から遠い方の端側の構成(係止歯6、支持突起7a、7b)は、図1〜図4に示した実施例と同じである。
一方、係止部材5における基板のベルト挿通開口に近い方の端には、係止部材5の長さ方向に突出する延長部16が設けられている。
また、この変形例では、止めピン17は、細長いピン本体18と、ピン本体18の基端に設けられた取付部19とからなっている。取付部19は挿通穴20を有し、挿通穴20の中心における法線がピン本体18の軸を横切ってのびている。
係止部材5の延長部16は止めピン17の挿通穴20に対応する一定の幅を有しており、延長部16が、止めピン17の挿通穴20に挿通された状態で、その長さ方向に基板1に対向する面側に鉤状または筒状に湾曲し、それによって、止めピン17が、係止部材5に対し係止部材5の幅方向にのびる軸のまわりに旋回可能に取り付けられている。
1 基板
1a 一端
1b 他端
2 ベルト固定部
3 ベルト挿通開口
4a、4b 垂直壁
5 係止部材
5a ベルト挿通開口から遠い方の端
5b ベルト挿通開口に近い方の端
5c 湾曲部分
6 係止歯
7a、7b 支持突起
8a、8b 差込穴
9 止めピン
10 ピン本体
11a、11b 旋回軸
12a、12b 脱落防止用突起
13 ガイドスリット
14 ベルト
14a 基端
14b 先端部
14c 止め穴
15 切欠き
16 延長部
17 止めピン
18 ピン本体
19 取付部
20 挿通穴

Claims (5)

  1. 長さ方向の一端側にベルト固定部が設けられ、他端側にはベルト挿通開口が設けられた基板を備え、前記基板の前記ベルト固定部の両側縁に一対の垂直壁が設けられており、さらに、
    前記基板のベルト固定部に対応する長さおよび幅を有する板状をなし、前記基板の前記一対の垂直壁間に嵌め込まれ、かつ前記ベルト固定部から間隔をあけた状態で、前記ベルト挿通開口から遠い方の端において、前記垂直壁に対し前記基板の幅方向にのびる軸のまわりに、前記一対の垂直壁間の間隙を包囲する閉じた位置と、前記一対の垂直壁間の間隙を開放する開いた位置との間で旋回可能に取り付けられた係止部材を備え、
    前記係止部材の前記ベルト挿通開口から遠い方の端に、その端縁に沿って係止歯が設けられ、前記係止部材が前記開いた位置にあるとき、前記係止歯は前記基板の前記ベルト固定部に対してほぼ平行になりまたは前記ベルト固定部から逸れる向きにのび、それによって、ベルトの基端が前記基板の前記一端側から前記一対の垂直壁に沿って前記ベルト固定部に挿入可能とされる一方、前記係止部材が前記閉じた位置にあるときは、前記係止歯は前記基板の前記ベルト固定部に向かってのびて前記ベルトの基端に食い込み、それによって、前記ベルトの基端が前記係止部材および前記ベルト固定部間に挟持され、
    前記係止部材の前記ベルト挿通開口に近い方の端には、止めピンが、その一端において前記係止部材に対し前記係止部材の幅方向にのびる軸のまわりに旋回可能に取り付けられ、前記止めピンは、前記係止部材が前記閉じた位置にあるとき、前記係止部材から前記基板の長さ方向に前記ベルト挿通開口を横切って前記基板の他端に達する長さを有しているとともに、前記基板の前記ベルト挿通開口に通された前記ベルトの先端部の止め穴に前記止めピンが挿入可能とされたものであることを特徴とするベルト用バックル。
  2. 前記止めピンは、
    細長いピン本体と、
    前記ピン本体の基端から前記ピン本体の中心軸に対し垂直にかつ互いに反対向きに突出する一対の旋回軸と、
    前記ピン本体における前記旋回軸から前記ピン本体の長手方向に前記係止部材の厚みに対応する距離を隔てた位置に、前記一対の旋回軸のそれぞれに対向して設けられた一対の脱落防止突起と、からなり、
    前記係止部材の前記ベルト挿通開口に近い方の端は、その全長にわたって前記係止部材の長さ方向に前記基板に対向する面側に鉤状または筒状に湾曲し、この湾曲部分の内側には前記係止部材の幅方向にのびる空間が形成され、前記湾曲部分の周壁にはガイドスリットが設けられて周方向にのび、前記ガイドスリットは前記ピン本体の前記旋回軸および前記脱落防止突起間の部分に対応する幅を有していて、前記止めピンの前記旋回軸が前記湾曲部分の前記空間内に軸まわりに旋回可能に保持され、前記ピン本体が前記ガイドスリットから突出し、前記ガイドスリットは前記止めピンの旋回運動の範囲内にのび、前記脱落防止突起が前記湾曲部分の外面側において前記ピン本体から前記ガイドスリットを越えて突出していることを特徴とする請求項1に記載のベルト用バックル。
  3. 前記止めピンは、
    細長いピン本体と、
    前記ピン本体の基端に設けられ、挿通穴を備えた取付部と、からなり、
    前記止めピンの前記挿通穴の中心における法線が前記ピン本体の軸を横切ってのび、前記係止部材は、前記ベルト挿通開口に近い方の端に前記係止部材の長さ方向に突出する延長部を有し、前記延長部は前記止めピンの前記挿通穴に対応する一定の幅を有しており、前記延長部が、前記止めピンの前記挿通穴に挿通された状態で、その長さ方向に前記基板に対向する面側に鉤状または筒状に湾曲していることを特徴とする請求項1に記載のベルト用バックル。
  4. 前記係止部材の前記ベルト挿通開口から遠い方の端は、その全長にわたって前記係止部材の長さ方向に前記基板に対向する面側にほぼ直角に屈曲するとともに、先端縁が鋸歯状に形成され、この屈曲部が前記係止歯をなしていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のベルト用バックル。
  5. 前記係止部材は、前記屈曲部の基端の両側縁に一対の支持突起を有し、前記一対の支持突起は前記係止部材の幅方向に一直線上に並んで配置され、前記基板の前記一対の垂直壁における前記ベルト挿通開口から遠い方の端にはそれぞれ前記基板の幅方向に整合する位置に差込穴が形成され、前記係止部材は、前記支持突起が対応する前記差込穴に差し込まれることによって、前記基板の前記垂直壁に対し前記支持突起の軸のまわりに旋回可能に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のベルト用バックル。
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