JP3194490B2 - グラビア印刷用艶消し塗工紙及びその製造方法 - Google Patents
グラビア印刷用艶消し塗工紙及びその製造方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア印刷用艶消し
塗工紙の製造方法に関して、ミスドット率が少なく、網
点再現性に優れたグラビア印刷用艶消し塗工紙の製造方
法に関するものである。
塗工紙の製造方法に関して、ミスドット率が少なく、網
点再現性に優れたグラビア印刷用艶消し塗工紙の製造方
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】グラビア印刷は版の網点の面積及び深さ
を変えられることから、印刷物の色調再現性に優れてお
り、高級印刷物等に用いられている。最近の印刷用紙の
傾向として、グロス調のものからマット調のものに移行
してきている。これは、ユーザーが面のギラツキが目立
ち、文字などが読みにくいものから目に優しい面の穏や
かなものを好むようになったためと思われる。また、写
真等の絵柄部分ではより良好な印刷仕上がりの要求が高
まっている。このような状況から最近、本文の読み易さ
と絵柄の鮮明さを得る為にグラビア印刷用艶消し塗工紙
が使われるようになって来た。
を変えられることから、印刷物の色調再現性に優れてお
り、高級印刷物等に用いられている。最近の印刷用紙の
傾向として、グロス調のものからマット調のものに移行
してきている。これは、ユーザーが面のギラツキが目立
ち、文字などが読みにくいものから目に優しい面の穏や
かなものを好むようになったためと思われる。また、写
真等の絵柄部分ではより良好な印刷仕上がりの要求が高
まっている。このような状況から最近、本文の読み易さ
と絵柄の鮮明さを得る為にグラビア印刷用艶消し塗工紙
が使われるようになって来た。
【０００３】グラビア印刷は、まず版全体にインキを与
え、次にドクターで、画線部以外のインキをかきとり、
凹部にたまったインキを加圧下で紙に転移する方式であ
る。この為凹部にあるインキが紙にスムースにかつ均一
に転移するためには紙表面の平滑性が必要である。ここ
で言う平滑性とは、印圧下で圧縮された状態での平滑性
であり、いわゆる動的平滑性ともいわれるものであり、
クッション性が必要である。また、インキの転移性を良
好にするために吸油性も必要である。
え、次にドクターで、画線部以外のインキをかきとり、
凹部にたまったインキを加圧下で紙に転移する方式であ
る。この為凹部にあるインキが紙にスムースにかつ均一
に転移するためには紙表面の平滑性が必要である。ここ
で言う平滑性とは、印圧下で圧縮された状態での平滑性
であり、いわゆる動的平滑性ともいわれるものであり、
クッション性が必要である。また、インキの転移性を良
好にするために吸油性も必要である。
【０００４】これまでグラビア用艶消し塗工紙に関する
特許について、顔料処方等を特定していくつか出願され
ている（特開昭59−199897号公報、特開平１−118695号
公報）が、いずれもクッション性を出すために機械パル
プを用いた中質系原紙を使用しており、高級感のない艶
消し塗工紙であった。一方、高級感の出る晒し化学パル
プ単独の原紙では、クッション性を出せないためにミス
ドットが起こりやすく充分に満足すべきグラビア印刷用
艶消し塗工紙が存在しないのが現状である。
特許について、顔料処方等を特定していくつか出願され
ている（特開昭59−199897号公報、特開平１−118695号
公報）が、いずれもクッション性を出すために機械パル
プを用いた中質系原紙を使用しており、高級感のない艶
消し塗工紙であった。一方、高級感の出る晒し化学パル
プ単独の原紙では、クッション性を出せないためにミス
ドットが起こりやすく充分に満足すべきグラビア印刷用
艶消し塗工紙が存在しないのが現状である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑み、グラビア印刷用艶消し塗工紙のグラビア適
性を向上させるために塗工紙の顔料成分として特定の紡
錘形の軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムを併用
した炭酸カルシウム70重量％以上含み、更にその混合炭
酸カルシウムの中で40重量％以上が特定の紡錘形軽質炭
酸カルシウムである塗工液をパルプ成分が晒し化学パル
プ 100重量％の原紙に塗工、乾燥し、平滑化処理するこ
とによって白紙光沢及びミスドット率が低く、白色度が
高く高級感があり、しかも原紙の不透明度が低下しても
印刷裏抜けの問題のないグラビア印刷用塗工紙を得るこ
とを見いだした。
状況に鑑み、グラビア印刷用艶消し塗工紙のグラビア適
性を向上させるために塗工紙の顔料成分として特定の紡
錘形の軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムを併用
した炭酸カルシウム70重量％以上含み、更にその混合炭
酸カルシウムの中で40重量％以上が特定の紡錘形軽質炭
酸カルシウムである塗工液をパルプ成分が晒し化学パル
プ 100重量％の原紙に塗工、乾燥し、平滑化処理するこ
とによって白紙光沢及びミスドット率が低く、白色度が
高く高級感があり、しかも原紙の不透明度が低下しても
印刷裏抜けの問題のないグラビア印刷用塗工紙を得るこ
とを見いだした。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗工紙の顔料
成分として長径 4.0μm 以下、短径 1.0μm 以下の紡錘
形軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムの混合顔料
を70％重量以上含み、更にその混合炭酸カルシウムの中
で40重量％以上が紡錘形軽質炭酸カルシウムである塗工
液をパルプ成分が晒し化学パルプ 100重量％の原紙に塗
工、乾燥し、白紙光沢（ＪＩＳＰ８１４２法）が40％以
下であるように平滑化処理する事を特徴とするグラビア
印刷用艶消し塗工紙に関するものである。
成分として長径 4.0μm 以下、短径 1.0μm 以下の紡錘
形軽質炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムの混合顔料
を70％重量以上含み、更にその混合炭酸カルシウムの中
で40重量％以上が紡錘形軽質炭酸カルシウムである塗工
液をパルプ成分が晒し化学パルプ 100重量％の原紙に塗
工、乾燥し、白紙光沢（ＪＩＳＰ８１４２法）が40％以
下であるように平滑化処理する事を特徴とするグラビア
印刷用艶消し塗工紙に関するものである。
【０００７】本発明で用いられる軽質炭酸カルシウムと
重質炭酸カルシウムの混合顔料の割合は全顔料成分の70
重量％以上、好ましくは、80重量％以上含有することが
望ましい。また、紡錘形軽質炭酸カルシウムと重質炭酸
カルシウムの混合割合は、混合物に対して紡錘形軽質炭
酸カルシウムは40重量％以上、好ましくは50重量％以上
含有するのが良い。全顔料成分に占める紡錘形軽質炭酸
カルシウムと重質炭酸カルシウムの混合顔料の割合が70
重量％に満たない場合は、ミスドット率を低く抑えるた
めに高平滑化した時、白紙光沢が高くなり艶消し面が得
られ難い。又、混合炭酸カルシウムの中の紡錘形軽質炭
酸カルシウムの割合が40重量％に満たないと不透明度等
が低下し、印刷裏抜けが問題となる。
重質炭酸カルシウムの混合顔料の割合は全顔料成分の70
重量％以上、好ましくは、80重量％以上含有することが
望ましい。また、紡錘形軽質炭酸カルシウムと重質炭酸
カルシウムの混合割合は、混合物に対して紡錘形軽質炭
酸カルシウムは40重量％以上、好ましくは50重量％以上
含有するのが良い。全顔料成分に占める紡錘形軽質炭酸
カルシウムと重質炭酸カルシウムの混合顔料の割合が70
重量％に満たない場合は、ミスドット率を低く抑えるた
めに高平滑化した時、白紙光沢が高くなり艶消し面が得
られ難い。又、混合炭酸カルシウムの中の紡錘形軽質炭
酸カルシウムの割合が40重量％に満たないと不透明度等
が低下し、印刷裏抜けが問題となる。
【０００８】更に原紙は、機械パルプを配合すると白色
度が低くなり、高級感が出なくなる問題がある。特開昭
５９−１９９８９７号公報では顔料成分として重質炭酸
カルシウムを５０重量％以上と規定しているが、高歩留
パルプを配合した原紙を使用するため、塗工層の不透明
度が低下しても印刷裏抜けの心配はないが高級感が出な
い。また、特開平−１１８６９５号公報は特定の粒径を
有する重質炭酸カルシウムとタルクの使用によりグラビ
ア印刷適性を得るものであり、又併用する軽質炭酸カル
シウムは、吸油量７０ｃｃ／ｇ以上でも形状及び粒径を
規定しないと効果が現れない。すなわち、同じ軽質炭酸
カルシウムでも柱状のものでは白紙光沢が高くなり、艶
消し塗工紙にならない。また、粒径が長径で４．０μｍ
超、短径で１．０μｍ超では不透明度が低くなり、印刷
裏抜けの問題がある。
度が低くなり、高級感が出なくなる問題がある。特開昭
５９−１９９８９７号公報では顔料成分として重質炭酸
カルシウムを５０重量％以上と規定しているが、高歩留
パルプを配合した原紙を使用するため、塗工層の不透明
度が低下しても印刷裏抜けの心配はないが高級感が出な
い。また、特開平−１１８６９５号公報は特定の粒径を
有する重質炭酸カルシウムとタルクの使用によりグラビ
ア印刷適性を得るものであり、又併用する軽質炭酸カル
シウムは、吸油量７０ｃｃ／ｇ以上でも形状及び粒径を
規定しないと効果が現れない。すなわち、同じ軽質炭酸
カルシウムでも柱状のものでは白紙光沢が高くなり、艶
消し塗工紙にならない。また、粒径が長径で４．０μｍ
超、短径で１．０μｍ超では不透明度が低くなり、印刷
裏抜けの問題がある。
【０００９】本発明で特定化した炭酸カルシウム以外の
使用顔料としては、カオリン、クレー、サチンホワイ
ト、酸化チタン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、シリカ、活性白土、珪素土
等が挙げられる。
使用顔料としては、カオリン、クレー、サチンホワイ
ト、酸化チタン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、シリカ、活性白土、珪素土
等が挙げられる。
【００１０】本発明で用いられる接着剤としては、スチ
レン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、酢ビ・ア
クリル系、エチレン・酢ビ系、ブタジエン・メチルメタ
クリル系、酢ビ・ブチルアクリレート系等の各種共重合
体及びポリビニルアルコール、無水マレイン酸・スチレ
ン共重合体、イソブテン・無水マレイン酸共重合体、ア
クリル酸・メチルメタクリレート系共重合体等の合成系
接着剤、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、
酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる
冷水可溶性澱粉、カゼイン、大豆蛋白等の天然系接着剤
などの一般に知られた接着剤が挙げられる。また、必要
に応じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化
剤、着色剤等、通常の塗工用顔料に配合される各種助剤
が適宜使用できる。
レン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、酢ビ・ア
クリル系、エチレン・酢ビ系、ブタジエン・メチルメタ
クリル系、酢ビ・ブチルアクリレート系等の各種共重合
体及びポリビニルアルコール、無水マレイン酸・スチレ
ン共重合体、イソブテン・無水マレイン酸共重合体、ア
クリル酸・メチルメタクリレート系共重合体等の合成系
接着剤、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、
酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる
冷水可溶性澱粉、カゼイン、大豆蛋白等の天然系接着剤
などの一般に知られた接着剤が挙げられる。また、必要
に応じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化
剤、着色剤等、通常の塗工用顔料に配合される各種助剤
が適宜使用できる。
【００１１】本発明による塗工液を原紙に塗工する方法
は、特に限定されるものでなく、エアーナイフコータ
ー、ロールコーター、各種ブレードコーター、ショート
ドウェルコーター等の通常の各種塗工装置が用いられ
る。
は、特に限定されるものでなく、エアーナイフコータ
ー、ロールコーター、各種ブレードコーター、ショート
ドウェルコーター等の通常の各種塗工装置が用いられ
る。
【００１２】かくして、塗工液を塗工、乾燥された塗工
紙はスーパーカレンダー、ソフトカレンダー等の装置を
経て仕上げられるが白紙光沢（ＪＩＳＰ８１４２法）が
40％以下となるように軽度の処理条件で仕上げられるも
のである。
紙はスーパーカレンダー、ソフトカレンダー等の装置を
経て仕上げられるが白紙光沢（ＪＩＳＰ８１４２法）が
40％以下となるように軽度の処理条件で仕上げられるも
のである。
【００１３】
【実施例】以下に本発明の効果を実施例により説明する
が、本発明はこれにより限定されるものではない。なお
実施例中の「部」及び「％」はそれぞれ「重量部」及び
「重量％」を示す。
が、本発明はこれにより限定されるものではない。なお
実施例中の「部」及び「％」はそれぞれ「重量部」及び
「重量％」を示す。
【００１４】また、実施例中における各種の試験方法
は、下記の通りである。 (1) ミスドット率：大蔵省印刷局式グラビア印刷試験機
（熊谷理機工業（株）製）を用い、絵柄として網点グラ
ビアを使用し、試験片を印刷した。発生したミスドット
の数が全網点数に占める割合をミスドット率として％で
示した。数値の小さいものほど良好である。
は、下記の通りである。 (1) ミスドット率：大蔵省印刷局式グラビア印刷試験機
（熊谷理機工業（株）製）を用い、絵柄として網点グラ
ビアを使用し、試験片を印刷した。発生したミスドット
の数が全網点数に占める割合をミスドット率として％で
示した。数値の小さいものほど良好である。
【００１５】(2) 白紙光沢度：ＪＩＳＰ８１４２に従い
角度75°で測定した。
角度75°で測定した。
【００１６】(3) 白色度：ＪＩＳＰ８１２３に従いハン
ター白色度試験器で測定した。
ター白色度試験器で測定した。
【００１７】(4) 不透明度：ＪＩＳＰ８１３８に従いハ
ンター白色度試験器で測定した。
ンター白色度試験器で測定した。
【００１８】（実施例１）長径 1.5〜3.0 μm 、短径
0.2〜0.8 μm の紡錘形軽質炭酸カルシウム（奥多摩工
業（株）製、ＴＰ−１２１）50部と重質炭酸カルシウム
（三共製粉（株）製、エスカロン＃２０００）30部及び
カオリン（ＥＣＣ製、ベータグロス）20部を分散剤とし
てポリアクリル酸ソーダ 0.4部用いて固形分72％になる
よう水中に分散し、更に接着剤としてアルカリ感応型Ｓ
Ｂラテックス８部と酵素変性デンプン2.5部、保水剤と
してＣＭＣ 0.5部を加え耐水化剤及び剥離剤等の助剤を
添加し配合して62％濃度の塗工液を得た。
0.2〜0.8 μm の紡錘形軽質炭酸カルシウム（奥多摩工
業（株）製、ＴＰ−１２１）50部と重質炭酸カルシウム
（三共製粉（株）製、エスカロン＃２０００）30部及び
カオリン（ＥＣＣ製、ベータグロス）20部を分散剤とし
てポリアクリル酸ソーダ 0.4部用いて固形分72％になる
よう水中に分散し、更に接着剤としてアルカリ感応型Ｓ
Ｂラテックス８部と酵素変性デンプン2.5部、保水剤と
してＣＭＣ 0.5部を加え耐水化剤及び剥離剤等の助剤を
添加し配合して62％濃度の塗工液を得た。
【００１９】これをブレードコーターでパルプ成分が晒
し化学パルプ 100重量％の原紙に塗工量が両面で 24g/m
2 となるように塗工、乾燥し、更にスーパーカレンダー
処理してグラビア印刷用塗工紙を得た。得られた塗工紙
の品質評価結果を表１に記載した。
し化学パルプ 100重量％の原紙に塗工量が両面で 24g/m
2 となるように塗工、乾燥し、更にスーパーカレンダー
処理してグラビア印刷用塗工紙を得た。得られた塗工紙
の品質評価結果を表１に記載した。
【００２０】（実施例２）上記の紡錘形軽質炭酸カルシ
ウム80部とカオリン20部を用いた以外は実施例１と同様
にして塗工液を得、以下同様にしてグラビア印刷用艶消
し塗工紙を得た。
ウム80部とカオリン20部を用いた以外は実施例１と同様
にして塗工液を得、以下同様にしてグラビア印刷用艶消
し塗工紙を得た。
【００２１】（比較例１）上記の紡錘形軽質炭酸カルシ
ウム20部と重質炭酸カルシウム40部及びカオリン40部を
用いた以外は実施例１と同様にして塗工液を得、以下同
様にしてグラビア印刷用艶消し塗工紙を得た。
ウム20部と重質炭酸カルシウム40部及びカオリン40部を
用いた以外は実施例１と同様にして塗工液を得、以下同
様にしてグラビア印刷用艶消し塗工紙を得た。
【００２２】（比較例２）長径 1.5〜3.0 μm 、短径
0.1〜0.3 μm の柱状軽質炭酸カルシウム（奥多摩工業
（株）製、ＴＰ−１２３）50部と重質炭酸カルシウム30
部及びカオリン20部を用いた以外は実施例１と同様にし
て塗工液を得、以下同様にしてグラビア印刷用艶消し塗
工紙を得た。
0.1〜0.3 μm の柱状軽質炭酸カルシウム（奥多摩工業
（株）製、ＴＰ−１２３）50部と重質炭酸カルシウム30
部及びカオリン20部を用いた以外は実施例１と同様にし
て塗工液を得、以下同様にしてグラビア印刷用艶消し塗
工紙を得た。
【００２３】（比較例３）パルプ成分が晒し化学パルプ
75重量部と機械パルプ25重量部を配合した使用原紙を用
いた以外は、実施例１と同様にして塗工液を得、以下同
様にしてグラビア印刷用艶消し塗工紙を得た。
75重量部と機械パルプ25重量部を配合した使用原紙を用
いた以外は、実施例１と同様にして塗工液を得、以下同
様にしてグラビア印刷用艶消し塗工紙を得た。
【００２４】
【表１】 ＊使用原紙 Ａ：晒し化学パルプ単独 Ｂ：晒し化学パルプ75部、機械パルプ25部
【００２５】
【発明の効果】表１から明らかなように実施例１、２は
白紙光沢が低く、不透明度及び白色度も高く、優れたミ
スドット率のレベルである。それに対し比較例１は、白
紙光沢及びミスドット率が高く、不透明度に劣る。また
比較例２は白紙光沢が高く好ましくない。比較例３は、
白紙光沢、不透明度、ミスドット率に関しては問題ない
が白色度に劣り高級感が出ない。
白紙光沢が低く、不透明度及び白色度も高く、優れたミ
スドット率のレベルである。それに対し比較例１は、白
紙光沢及びミスドット率が高く、不透明度に劣る。また
比較例２は白紙光沢が高く好ましくない。比較例３は、
白紙光沢、不透明度、ミスドット率に関しては問題ない
が白色度に劣り高級感が出ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 祥 山口県岩国市飯田町２−８−１ 山陽国 策パルプ株式会社生産技術研究所内 (56)参考文献 特開 平４−185798（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−118695（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) D21H 11/00 - 27/42
Claims (2)
- 【請求項１】 塗工紙の顔料成分として長径 4.0μm 以
下、短径 1.0μm 以下の紡錘形軽質炭酸カルシウムと重
質炭酸カルシウムを混合した炭酸カルシウムを70重量％
以上含み、更にその混合炭酸カルシウムの中で40重量％
以上が紡錘形軽質炭酸カルシウムである塗工液をパルプ
成分が晒し化学パルプ 100重量％から成る原紙に塗工、
乾燥し、白紙光沢が40％以下であるように平滑化処理す
る事を特徴とするグラビア印刷用艶消し塗工紙。 - 【請求項２】 請求項１から成るグラビア印刷用艶消し
塗工紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20060092A JP3194490B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | グラビア印刷用艶消し塗工紙及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20060092A JP3194490B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | グラビア印刷用艶消し塗工紙及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673695A JPH0673695A (ja) | 1994-03-15 |
| JP3194490B2 true JP3194490B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=16427061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20060092A Expired - Fee Related JP3194490B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | グラビア印刷用艶消し塗工紙及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3194490B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69801140T2 (de) * | 1997-09-12 | 2001-11-29 | Jujo Paper Co Ltd | Verfahren zur Herstellung von beschichtetem Druckpapier |
| JP2000212892A (ja) * | 1999-01-14 | 2000-08-02 | Printing Bureau Ministry Of Finance Japan | グラビア印刷用艶消し塗被紙及びその製造方法 |
| CN100343448C (zh) | 2002-12-27 | 2007-10-17 | 艾默瑞斯颜料公司 | 纸涂布颜料 |
| JP5341518B2 (ja) * | 2006-10-02 | 2013-11-13 | 奥多摩工業株式会社 | 紙塗工液の製造方法及びその方法で得た紙塗工液を塗被した塗工紙 |
| KR100851159B1 (ko) * | 2007-01-16 | 2008-08-08 | 주식회사 포스코 | 낙하 충격 완화 기능을 갖는 소결광 배출 및 파쇄 장치 |
| JP5174998B1 (ja) * | 2011-03-29 | 2013-04-03 | 日本製紙株式会社 | 印刷用塗工紙及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP20060092A patent/JP3194490B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0673695A (ja) | 1994-03-15 |
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