JP3193544U - 衛生マスク - Google Patents

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隆光 城山
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城山衛生材料合資会社
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【課題】呼気によるメガネの曇りを軽減するとともに、吸気による花粉などの異物のマスク内への侵入を軽減する衛生マスクを提供する。
【解決手段】不織布シートからなるマスク本体1と、左右の耳掛け部を備えた衛生マスクにおいて、マスク本体1の内面上端部に沿って薄い不織布シートからなる帯状部材2を設ける。帯状部材2はその上下の幅方向の中間位置に長手方向に直線状に伸びる折り曲げ部22を形成して断面ほぼく字形に形成し、折り曲げ部22をマスク本体1の裏面の上縁10に沿って接合せしめて、上半部をマスク本体1の背面側の斜め上方へ、下半部をマスク本体1の背面側の斜め下方へ延出せしめ、マスク使用時に前記上半部の上縁20および前記下半部の下縁21を使用者の鼻Nおよび頬面Fに接触するようになした。
【選択図】図3

Description

本考案は、口元及び鼻孔を覆う衛生マスクに関するものである。
従来の衛生マスクは、矩形状の不織布シート等を複数枚重ね合わせてマスク本体を形成し、該マスク本体の左右両側に環状のゴム紐を取付けた平判状のマスクが主流である。
この種の衛生マスクは、着用時に、マスク上縁と鼻及び頬面との隙間より呼気が漏れてメガネを曇らせる。そこで、メガネの曇りを防止するために、特許文献1に記載されたように、マスク上縁に沿って塑性変形可能な芯材を設けて着用時にマスク上縁を鼻から頬面にフィットさせて前記隙間をなくす構成や、特許文献2に記載されたように、マスク内側上縁に沿ってマスク内へ折り返すように薄膜状の帯体を設けて前記隙間をなくす構成が提案されており、近時、両構成を組み合わせたマスクが多く用いられている。
特開2006−305279号公報 特開2009−663821号公報
ところで前記両構成を備えたマスクであっても次のような問題が生じる。マスクを着用したとき、前記芯材によりマスク上縁を鼻から頬面にフィットさせても顔の表情の変化やマスクのズレ等で前記隙間を完全になくすことが困難で、図4に示すように、折り返し状の帯体5を設けたものでもマスク本体1Aの上縁10と鼻N及び頬面Fとの間に若干の隙間が残る。呼気によりマスク1A内の圧力が上がるので前記薄膜状の帯体5の端縁が鼻N及び頬面Fに押し付けられて呼気の漏れを防止してメガネの曇りを防ぐものの、吸気の際にはマスク1A内が負圧になるため、前記帯体5の端縁が吸い込まれて鼻N及び頬面Fから離れ、隙間から空気がマスク内へ流れ込み、これとともに花粉や有害粒子などの異物が侵入することとなり、マスクのバリヤ効果が充分に発揮されない。
そこで本考案は、メガネの曇り防止及びバリヤ効果の高い衛生マスクを実現することを課題としてなされたものである。
本考案は、使用者の口元及び鼻孔を覆う不織布シートからなるマスク本体と、該マスク本体の左右両側に耳掛け部を備えた衛生マスクにおいて、
前記マスク本体の内面の上端部に沿って、その横幅のほぼ全幅にわたり、薄い不織布シートからなる帯状部材を設け、
該帯状部材は、その上下の幅方向の中間位置に長手方向に直線状に伸びる折り曲げ部を形成して前記幅方向ほぼく字形に形成し、
前記帯状部材は上記折り曲げ部をマスク本体の裏面に、該マスク本体の上縁に沿って接合して、上半部を上記マスク本体の背面斜め側の上方へ、下半部を上記マスク本体の背面斜め側の下方へ延出せしめ、
マスク使用時に前記上半部の上縁および前記下半部の下縁を使用者の鼻および頬面に接触するようになす(請求項1)。
これによれば、呼気により帯状部材の下半部の下端縁が使用者の鼻及び頬面に押し付けられて呼気の漏れを防止してメガネの曇りを防ぐ。一方、吸気の際には帯状部材の下半部が開いて上半部の上端縁が使用者の鼻及び頬面に押し付けられて効果的に花粉などの異物が侵入することを軽減できる。
前記マスク本体にはマスク上縁に沿って、使用者の鼻から頬面の凹凸に合わせて撓み変形可能な塑性を有する線状ないし細帯状の形状保持部材を設ける(請求項2)。
これによれば、マスク上縁と使用者の鼻から頬面の隙間を本来的に小さくしたから前記帯状部材を設けることによりメガネ曇り防止効果、マスク内への異物侵入防止効果を一層確実に発揮することができる。
前記帯状部材を、通気性の無い又は通気性の低い不織布シートで構成する(請求項3)。
これによれば、不織布シートにより好適に帯状部材を構成することができる。
本考案の衛生マスクの内面を示す斜視図である。 図1に対応する前記衛生マスクの一部分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿う位置での垂直断面図である。 従来の衛生マスクの一例の垂直断面図である。
図1乃至図3に示すように、衛生マスクMは、使用者の口元と鼻孔を被覆するマスク本体1と、マスク本体1の左右両側縁に設けた紐材からなる環状の耳掛け部4,4とを備えている。
マスク本体1は、複数枚(4枚程度)の薄い合成樹脂の不織布シートを重ね合わせ、横方向に長い長方形状に裁断した構成で、図において詳細は省いたが、マスク本体1の上縁及び下縁はともに端縁を折り返すとともに、折り返し部を全長にわたって熱溶着することにより複数枚の不織布シートを結合し、両端縁の見栄えをよくしている。
尚、前記各不織布シートは伸縮性のない材質を用い、例えばポリプロピレン製やポリエチレン製の不織布シートが使用してある。
またマスク本体1の左右の側縁にはそれぞれ、各側縁に沿ってこれらを被覆するように薄い合成樹脂の不織布シートからなるヘム材11を設けている。各ヘム材11は断面ほぼU字状に折り返してマスク本体1の側端縁を被覆した状態で熱溶着することによりマスク本体1の複数枚の不織布シートの側端縁を結合するとともに見栄えをよくしている。
またヘム材11を溶着する際に、前記耳掛け部4をなす紐材の両端をそれぞれ、マスク本体1の側端縁の上端寄りの位置及び下端寄りの位置に一体に溶着してある。
マスク本体1は、その上下中間位置に横方向(長手方向)に沿って複数のプリーツが形成してあり(図1,2の横線)、使用者がマスク本体1を顔に当てたときに各プリーツが展開してマスク本体1が前側へ立体的に張出すように開いてマスク本体1と使用者の口元及び鼻孔との間に適度な空間を形成するようにしてある。
そしてマスク本体1の上端には、マスク本体1の上縁10を使用者の鼻Nから頬面Fにかけての凹凸にフィットさせるための形状保持部材3(図2,3)が設けてある。形状保持部材3は、針金のように自由に折り曲げることができ、かつ、折り曲げた形状を保つことが可能なポリエチレン製の線材、または針金等の金属芯が埋設されたポリエチレン製の帯材で構成してあり、その長さはマスク本体1の横幅よりも短くしてある。
そして、形状保持部材3は(図3参照)、マスク本体1の上縁10に沿う表面に配し、マスク本体1の上端部の折り返した端末部30で覆うとともに、端末部30をマスク本体1の表面に溶着することでマスク本体1表面に埋設してある。
またマスク本体1には、図1乃至図3に示すように、マスク本体1の裏面上端部に沿って帯状部材2が設けてある。帯状部材2は、ポリプロピレンやポリエチレン製の空気を通さない又は通し難い薄い不織布シート等からなる。帯状部材2は、マスク本体1の裏面上端部の横幅全幅にわたる帯状に形成され、その上下幅は約20mmに形成してある。また帯状部材2は、その上下の幅方向の中間位置(上縁20から5〜8mm程度下方位置)に長手方向に直線状に伸びる折り曲げ部22を形成して上下の幅方向に背面側へ開いた浅い断面ほぼく字形に曲げ加工してある。
帯状部材2は、マスク本体1の裏面上端部に沿って配し、上縁20の高さ位置をマスク本体1の上縁10に揃えるとともに、左右の側縁をそれぞれマスク本体1の左右の側縁に揃え、帯状部材2の前記折り曲げ部22を、これと対応するマスク本体1の裏面上端部の上縁10から所定の距離をおいた中間部(上縁10から5〜8mm程度下方位置)に熱溶着してある。尚、該溶着部は前記形状保持部材3を被覆する前記不織布シート30の接着部に位置合わせすることが望ましい。
また帯状部材2は、の両側縁に設けた接着代23をそれぞれ前記ヘム部11によりマスク本体1の左右の側縁と一体に溶着してある。この場合、帯状部材2のく字形の断面形状が崩れないように、余裕を持たせて左右の接着代23を溶着してある。
このように設けた帯状部材2は、マスク着用時に、マスク本体1の上縁10を使用者の鼻Nから頬面Fにかけてフィットするように湾曲することで、帯状部材2の上縁20及び下縁21がそれぞれ、使用者の鼻Nから頬面Fにかけて接触してマスク本体1の上縁10と鼻Nから頬面Fにかけての部位との間の少しの隙間を塞ぐ。
そして、帯状部材2の上下中間部の前記折り曲げ部22から後斜め上方へ延び使用者の鼻Nから頬面Fにかけて当接せしめた上縁20を含む上半部が花粉などの異物が侵入することを軽減する異物侵入防止部を構成し、前記折り曲げ部22から後斜め下方へ延び使用者の鼻Nから頬面Fにかけて当接せしめた下縁20を含む下半部がマスク上方への呼気の流出を軽減するメガネ曇り止め部を構成する。尚、該メガネ曇り止め部はその上下幅を前記異物侵入防止部よりも幅広にすることが望ましく、上下幅は10mm以上が望ましい。
本衛生マスクMによれば、図3に示すように、着用時、呼気によりマスク内の圧力が上がると帯状部材2の下半部の前記メガネ曇り止め部の下縁21が使用者の鼻Nから頬面Fにかけて押し付けられて弁の役割をなし、呼気の漏れを防止してメガネの曇りを防ぐ。一方、吸気の際にはマスク内が負圧になると帯状部材2の下半部が開くので、上半部の侵入防止部が引き下げられて上縁20が使用者の鼻から頬面に押し付けられて弁の役割をなし、花粉などの異物をマスク本体1の上縁10と侵入防止部20との間のポケット200で受け止め、花粉などの異物がマスク内へ侵入することを軽減することができる。
M 衛生マスク
1 マスク本体
10 上縁
2 帯状部材
20 上縁
21 下縁
22 折り曲げ部
3 形状保持部材
4 耳掛け部
N 鼻
F 頬面

Claims (3)

  1. 使用者の口元及び鼻孔を覆う不織布シートからなるマスク本体と、該マスク本体の左右両側に耳掛け部を備えた衛生マスクにおいて、
    前記マスク本体の内面の上端部に沿って、その横幅のほぼ全幅にわたり、薄い不織布シートからなる帯状部材を設け、
    該帯状部材は、その上下の幅方向の中間位置に長手方向に直線状に伸びる折り曲げ部を形成して前記幅方向ほぼく字形に形成し、
    前記帯状部材は上記折り曲げ部をマスク本体の裏面に、該マスク本体の上縁に沿って接合して、上半部を上記マスク本体の背面側の斜め上方へ、下半部を上記マスク本体の背面側の斜め下方へ延出せしめ、
    マスク使用時に前記上半部の上縁および前記下半部の下縁を使用者の鼻および頬面に接触するようになしたことを特徴とする衛生マスク。
  2. 請求項1に記載の衛生マスクにおいて、
    前記マスク本体には上縁に沿って、使用者の鼻から頬面の凹凸に合わせて撓み変形可能な塑性を有する線状ないし細帯状の形状保持部材を設けた衛生マスク。
  3. 請求項1又は2に記載の衛生マスクにおいて、
    前記帯状部材は、通気性の無い又は通気性の低い不織布シートで構成された衛生マスク。






JP2014003992U 2014-07-28 衛生マスク Expired - Lifetime JP3193544U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018235698A1 (ja) * 2017-06-20 2018-12-27 横井定株式会社 マスク
KR102515012B1 (ko) * 2022-12-15 2023-03-30 주식회사 퓨리엔 컬러 마스크

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JPWO2018235698A1 (ja) * 2017-06-20 2020-04-16 横井定株式会社 マスク
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