JP3193323U - 耐久性畳表 - Google Patents

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安彦 古志
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やつしろおもて株式会社
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Abstract

【課題】従来の畳表と略同一の厚さを保ちながら、悪臭を吸収し、素足で踏みつけたときの感触に優れ、畳目のよじれがなく、耐久性に優れた畳表を提供することを目的とする。
【解決手段】本考案による耐久性畳表は、イ草の畳表30に、このイ草の畳表30の厚さの数分の1の厚さの裏張りシート31を裏張りした耐久性畳表であって、前記裏張りシート31は、内側シート33と外側シート36の間に炭粉34を封入してなり、前記内側シート33をイ草の畳表30の裏側に接着剤32で貼着する。前記内側シート33は、0.1〜0.2mm程度の薄くて柔らかで多孔質の不織布からなる。前記外側シート36は、0.2〜0.3mm程度の薄くて伸縮の少ない硬めの多孔質の凹凸のある不織布からなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、特に、旅館、ホテル、集会場などの不特定多数の人が集合する部屋に敷設されて使用されるのに適した耐久性畳表に関するものである。
図4に示すように、イ草で織られた畳表10の裏面全体に、紙、不織布、布地、合成樹脂フィルムなどの裏打ち地12を接着剤11で接着して裏打ち畳13を設けたものが知られている(特許文献1)。
また、図5に示すように、炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を内装した畳を構成するにあたり、畳の断層構造として、下層から上層に向けて順次に、防湿性裏打ちシート16と、プラスチック段ボール17と、独立発泡ポリエチレンフォーム18と、備長炭等の木炭や竹炭等の炭片19を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体20と、多孔通気性硬質プラスチック薄板21と、通気性厚手不織布22と、畳表23とをそれぞれ順次に重合した後、縫合処理を施したものが知られている(特許文献2)。
実開昭61−176338号公報 実用新案登録第3165291号公報
図4に示すものは、裏打ち畳13の各左右の側辺部14に、縁地15を接着又は逢着して正式の畳と同様にして使用するものであるから、裏打ち地12は、畳床の機能を持たせることとなり、畳表10と重ね合わせると、全体として少なくとも4〜5mmの厚さとなる。従って、従来の畳床の上に載せて取り付けると敷居より高くなって張り替え用の畳表として使用することができない。また、イ草の畳表10の裏に裏打ち地12を貼り付けただけなので、イ草の目に浸み込んだ臭いやカビ臭さ等の悪臭を吸収することができない。
図5に示すものは、独立発泡ポリエチレンフォーム18と防湿性裏打ちシート16との間に多数容器の並列体20を収納した炭片19を重ねるものであるから、畳床の一部として構成され、畳床も一緒に取り換えないと畳表23だけの張り替えでは、悪臭の吸収力を回復することができない。
本考案は、従来の畳表の厚さと略同一の厚さを保ちながら、畳床への張り替えだけで、悪臭を吸収し、素足で踏みつけたときの感触に優れ、足指の力による畳目のよじれがなく、耐久性に優れた畳表を提供することを目的とする。
本考案による耐久性畳表は、イ草の畳表30に、このイ草の畳表30の厚さの数分の1の厚さの裏張りシート31を裏張りした耐久性畳表であって、前記裏張りシート31は、内側シート33と外側シート36の間に炭粉34を封入してなり、この裏張りシート31の内側シート33をイ草の畳表30の裏側に接着剤32で貼着したことを特徴とする。
前記内側シート33は、0.1〜0.2mm程度の薄くて柔らかで多孔質の不織布からなることを特徴とする。
前記外側シート36は、0.2〜0.3mm程度の薄くて伸縮の少ない硬めの多孔質の凹凸のある不織布からなることを特徴とする。
前記炭粉34は、竹炭の粉末を1畳当り100〜200g封入したことを特徴とする。
前記イ草の畳表30は、イ草37を経糸38が1本毎に織り込み、経糸38と経糸38の間の一目が約7mmの目積表からなることを特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、イ草の畳表に、このイ草の畳表の厚さの数分の1の厚さの裏張りシートを裏張りした耐久性畳表であって、前記裏張りシートは、内側シートと外側シートの間に炭粉を封入してなり、この裏張りシートの内側シートをイ草の畳表の裏側に接着剤で貼着したので、内側シートがイ草の畳表に確実に密着して固着し、外側シートがイ草の畳表のよじれを防止し、炭粉でカビなどによるにおいの発生を防止できる。また、イ草の畳表に裏張りシートを裏張りしても全体の厚さがわずかに厚くなるだけであるから、元の畳床に張り替えても敷居などより高くなることがない。従って、耐久性のある畳表を得ることができる。
請求項2記載の考案によれば、内側シートは、0.1〜0.2mm程度の薄くて柔らかで多孔質の不織布からなるので、イ草の畳表の凹凸のある裏側にしっかりとなじんで固着される。また、多孔質の不織布は、イ草の畳表のカビ臭さ等の異臭を透過して臭い防止作用が優れている。
請求項3記載の考案によれば、外側シートは、0.2〜0.3mm程度の薄くて伸縮の少ない硬めの多孔質の凹凸のある不織布からなるので、イ草の畳表の目の伸縮を防止し、長期間使用しても畳表の型崩れがなく、耐久性を持続させることができる。
請求項4記載の考案によれば、炭粉は、竹炭の粉末を1畳当り100〜200g封入したので、通気性のある内側シートと外側シートの間に封入され、畳表側のみならず、畳床側の異臭も吸収することができる。
請求項5記載の考案によれば、イ草の畳表は、イ草を経糸が1本毎に織り込み、経糸と経糸の間の一目が約7mmの目積表からなるので、織り目が細かく、上品できれいな仕上がりとなり、かつ、凹凸が深く、素足などの肌に触れることにより、感触が良く、適度な刺激を脳に与えることができ、さらに、耐久性に優れた畳表となる。しかも、裏張りシートの内側シートがイ草の畳表の細かい織り目の深い凹凸形状に食い込んで確実に接合される。
本考案による耐久性畳表の一実施例を示す一部拡大した断面図である。 本考案による耐久性畳表の一実施例を示す斜視図である。 (a)は、イ草の一目を経糸2本毎に織り込んだ一般的な目織り畳表の断面図、(b)は、イ草の一目を経糸1本毎に織り込んだ目積表の断面図、(c)は、経糸を2本にして織り込んだ目積表の断面図である。 従来の裏打ち地付き畳表の断面図である。 従来の畳床に炭片を収納した畳の断面図である。
本考案による耐久性畳表は、イ草の畳表30に、このイ草の畳表30の厚さの数分の1の厚さの裏張りシート31を裏張りした耐久性畳表であって、前記裏張りシート31は、内側シート33と外側シート36の間に炭粉34を封入してなり、この裏張りシート31の内側シート33をイ草の畳表30の裏側に接着剤32で貼着する。
前記内側シート33は、0.1〜0.2mm程度の薄くて柔らかで多孔質の不織布からなる。
前記外側シート36は、0.2〜0.3mm程度の薄くて伸縮の少ない硬めの多孔質の凹凸のある不織布からなる。
前記炭粉34は、竹炭の粉末を1畳当り100〜200g封入する。
前記イ草の畳表30は、イ草37を経糸38が1本毎に織り込み、経糸38と経糸38の間の一目が約7mmの目積表からなる。
本考案による耐久性畳表の実施例1を図1、図2及び図3に基き説明する。
図1及び図2において、30は、イ草で編んだイ草の畳表で、このイ草の畳表30は、厚さが2.0〜3.0mmで、編み方によって異なる種類があり、使用目的によって使い分けられるが、詳細は図3に基き後述する。
このイ草の畳表30の裏側に裏張りシート31が接着剤32によって裏打ちされている。この裏張りシート31は、0.1〜0.2mm程度の薄くて柔らかで多孔質の不織布からなる内側シート33と、0.2〜0.3mm程度の薄くて伸縮の少ない硬めの多孔質の凹凸のある不織布からなる外側シート36と、これらの内側シート33と外側シート36との間に接着剤35で接着された竹炭などの炭粉34からなり、この裏張りシート31の全体の厚さが0.4〜0.6mm程度と、イ草の畳表30の厚さの数分の1の厚さに構成されている。
前記内側シート33は、イ草の畳表30の凹凸面に容易になじんで接着されるような柔らかさを有する和紙、ポリプロピレンなどの不織布が使用される。
前記外側シート36は、踏み付けられてもイ草の畳表30の目が足指などで動くのを防止するために伸び縮みのない強度を有するポリエステルなどの多孔質の凹凸のある不織布が使用される。
前記炭粉34は、竹炭等を粉末にしたもので、1畳当たり100〜200gが内側シート33と外側シート36の間に均一に入れられ、接着剤35で封入される。
このようにして構成された裏張りシート31は、イ草の畳表30の裏面にゴム系等の接着剤32で接合される。イ草の畳表30と外側シート36との間に柔らかくて多孔質の内側シート33が介在されることで、イ草の畳表30の裏面の凹凸にしっかりとなじんで接合される。また、イ草の畳表30に裏張りシート31を裏打ちしても通気性が損なわれず、炭粉34の消臭効果を十分生かすことができる。
前記イ草の畳表30は、図3(a)に示すように、イ草37を経糸38が2本毎に織り込み、経糸38と経糸38の間の一目が約14mmの一般的な畳表である引き目織り畳表30aとしたもので、この引き目織り畳表30aに裏張りシート31を貼り付けて使用することができる。
また、(b)のように、イ草37を経糸38が1本毎に織り込み、経糸38と経糸38の間の一目が約7mmの経糸1本の目積表30bとしたもので、この経糸1本の目積表30bに裏張りシート31を貼り付けて使用することができる。この経糸1本の目積表30bの場合、織り目が細かく、凹凸も大きいが、内側シート33を介在することで確実に経糸1本の目積表30bに密着固定される。また、織り目が細かいので、上品できれいな仕上がりとなり、かつ、凹凸が深くて多いので、素足などの肌に触れることにより、適度な刺激を脳に好感触を与えることができ、さらに、耐久性に優れた畳表となる。
さらに、(c)のように、経糸を2本とした経糸2本の目積表30cの場合には、(b)よりもより一層凹凸が大きくなり、高級感と肌に触れたときの感触が増大する。
前記イ草の畳表30は、裏張りシート31を貼着して耐久性畳を完成した後、シリコン樹脂、フッ素樹脂その他の材料を静電塗装により噴霧して撥水処理をしたり、抗菌剤や遠赤外線発生部材を塗布したりすることにより、汚れが付きにくく、かつ、カビ等の発生を防止し、仮に、汚れが付いたり、カビが発生しても容易に除去することができる。
また、経糸38を着色剤にてイ草の畳表30に近い色に着色したり、イ草37そのものをエバーグリーン処理を施すことにより変色を長期間防止できる。
10…畳表、11…接着剤、12…裏打ち地、13…裏打ち畳、14…側辺部、15…縁地、16…防湿性裏打ちシート、17…プラスチック段ボール、18…独立発泡ポリスチレンフォーム、19…炭片、20…多数容器の並列体、21…多幸通気性硬質プラスチック薄板、22…通気性厚手不織布、23…畳表、30…イ草の畳表、30a…引き目織り畳表、30b…経糸1本の目積表、30c…経糸2本の目積表、31…裏張りシート、32…接着剤、33…内側シート、34…炭粉、35…接着剤、36…外側シート、37…イ草、38…経糸。

Claims (5)

  1. イ草の畳表に、このイ草の畳表の厚さの数分の1の厚さの裏張りシートを裏張りした耐久性畳表であって、前記裏張りシートは、内側シートと外側シートの間に炭粉を封入してなり、前記内側シートをイ草の畳表の裏側に接着剤で貼着したことを特徴とする耐久性畳表。
  2. 内側シートは、0.1〜0.2mm程度の薄くて柔らかで多孔質の不織布からなることを特徴とする請求項1記載の耐久性畳表。
  3. 外側シートは、0.2〜0.3mm程度の薄くて伸縮の少ない硬めの多孔質の凹凸のある不織布からなることを特徴とする請求項1又は2記載の耐久性畳表。
  4. 炭粉は、竹炭の粉末を1畳当り100〜200g封入したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の耐久性畳表。
  5. イ草の畳表は、イ草を経糸が1本毎に織り込み、経糸と経糸の間の一目が約7mmの目積表からなることを特徴とする1、2、3又は4記載の耐久性畳表。
JP2014003779U 2014-07-16 耐久性畳表 Active JP3193323U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018104981A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 積水成型工業株式会社 積層畳表及びそれを用いた畳

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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