JP3192891B2 - 扉等開閉器 - Google Patents

扉等開閉器

Info

Publication number
JP3192891B2
JP3192891B2 JP28811694A JP28811694A JP3192891B2 JP 3192891 B2 JP3192891 B2 JP 3192891B2 JP 28811694 A JP28811694 A JP 28811694A JP 28811694 A JP28811694 A JP 28811694A JP 3192891 B2 JP3192891 B2 JP 3192891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
insertion member
switch
engagement
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28811694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08144611A (ja
Inventor
克己 八木
Original Assignee
株式会社八木
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社八木 filed Critical 株式会社八木
Priority to JP28811694A priority Critical patent/JP3192891B2/ja
Publication of JPH08144611A publication Critical patent/JPH08144611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3192891B2 publication Critical patent/JP3192891B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は扉等開閉器に関する。さ
らに詳しくは、観音開き式の窓や扉を開け切った位置で
確実に保持することができ、開閉操作が容易な扉等開閉
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扉等の開閉器としては、たとえ
ば、図5に示されたものがある。この開閉器51は、長
尺の外筒52と、該外筒52内に伸縮自在に挿入される
内挿部材53とからなり、取付金具54、55で窓枠F
と窓Wに取り付けられるようになっている。
【0003】外筒52は、図6に示されるように、実質
的に偏平なC字断面を呈しており、両サイドの側壁61
は長手方向に真っ直ぐに伸びており、該側壁61の上縁
61aは僅かに内側に延出している。外筒52の一方の
端部(基端部)62には取付金具54を回転自在に取り
付けるための孔63が設けられ、もう一方の端部(先端
部)66には、内挿部材53を摺動的に内挿するため
に、内挿部材53の外周形状とほぼ等しい空洞65aを
形成する樹脂製の受部材65が設けられている。内挿部
材53は、外筒52の先端部66側から伸縮自在に挿入
される。
【0004】また、先端部66の近辺には、図7に示さ
れる内挿部材53の板バネ71を係合させるための係合
部67が設けられており、内挿部材53が伸び切った状
態で、板バネ71が係合部67に係合してその状態を保
持し、窓Wなどを開いた状態に維持する。
【0005】内挿部材53は、図7に示されるように、
外筒52と同程度の長尺部材であり、前記外筒52の内
部にスライド自在に挿入されうる断面形状と寸法を有し
ている。また、内挿部材53の外筒52への挿入側の端
部である基部72には、合成樹脂製の摺動部材73が嵌
められており、もう一方の端部(先端部)74には取付
金具55を回転自在に取り付けるための孔75が設けら
れている。摺動部材73の外周の形状は、外筒52の内
周形状に相似形であり、かついくらか小さくなってお
り、内挿部材53が外筒52内を摺動するとき、スムー
ズに摺動できるようになっている。
【0006】また、摺動部材73が設けられている方の
端部近辺には、板バネ71が設けられている。板バネ7
1は、円弧状に曲げられた曲部71aを有しており、外
筒52の係合部67に嵌まり込んで係合するようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の開閉器51は、
平板を押し切り、プレスすることによって所定の形状に
形成している。図6において、押し切りによる破断面6
1bは、ミクロ的に一様でなく、微細な凹凸が存在して
いる。そして、前述の開閉器51では、丁度その破断面
61bが板バネ71と摺動するような構成となっている
ため、前記凹凸によって摺動面に傷がつき、やがてはス
ムーズに動きにくくなったり、異常音が発生するという
ばあいがあった。
【0008】本発明は、叙上の事情に鑑み、摺動がスム
ーズで、開閉するときに異常音が発生しない扉等開閉器
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の扉等開閉器は、
(a)実質的に偏平なC字断面を呈する長尺の外筒と、 (b)該外筒内に外筒の一方の端部である先端部側から
伸縮自在に挿入された長尺の内挿部材と、 (c)前記外筒の先端部近傍の底面に設けられた凹状の
係合部を形成する係合用プレートと、 (d)前記内挿部材の、外筒への挿入側の端部である基
端部近傍に設けられた、前記係合部に係合させるための
突片をその先端に有する板バネからなり、前記突片が前
記外筒の底面からわずかに離れており、前記係合用プレ
ートの厚さが、前記突片を係合部にしっかりと係合する
程度の厚さであることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の扉等開閉器では、外筒に設けられた係
合用プレートに形成された凹状の係合部に、内挿部材に
設けられた板バネの先端に取り付けられた突片が嵌入す
ることによって、内挿部材が伸び切った状態に維持され
る。前記突片は、係合するまで、前記外筒の底面よりわ
ずかに離れた状態で移動するため、移動がスムーズに行
なわれ、異常音生じない。また、突片と係合用プレー
トとは平滑に加工するのが容易であり、両者の係合も滑
らかに行なわれる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の扉等開
閉器を説明する。
【0012】図1は本発明の扉等開閉器の一実施例の斜
視断面説明図、図2は図1の開閉器の側断面図、図3は
図1の開閉器の平面図、図4は図1の開閉器の取付状態
を示す斜視図である。
【0013】図4において、本発明の開閉器1は、外筒
2と、外筒2内にスライド自在に挿入される内挿部材3
とからなる。そして、外筒2は取付部材4によって窓枠
Fなどに取り付けられ、内挿部材3は取付部材5によっ
て窓Wなどに取り付けられる。窓Wを開くと内挿部材3
は外筒2の先端部2a側から伸出し、内挿部材3が伸び
切った状態になると、内挿部材3に設けられた突片11
が、外筒2に設けられた係合部12に嵌入して係合する
(図1参照)。このため、ある程度の力で窓を閉める方
向に押さなければ、内挿部材3は縮まない。
【0014】図1は、外筒2を長手方向に半分に切断し
た断面を含む斜視図である。図1に示されるように、外
筒2は、長尺の部材であり、図面上において上側が開放
された偏平な略C字形状の断面を呈している。この略C
字形状の断面の内部の空洞の形状は、内挿部材3の、外
筒2への挿入側の端部である基端部3cに取り付けられ
る摺動部材13と相似形で、かつ少し大きく、摺動部材
13をスムーズに摺動させることができる。また、外筒
2の先端部2a側には受部材14が嵌着されている。受
部材14は、合成樹脂製の四角い筒状の部材であり、そ
の四角い筒状の内部の空洞の形状は、内挿部材3の本体
3aの断面形状と相似形で、かつ少し大きく、内挿部材
3の本体3aをスムーズに摺動させることができる。さ
らに、外筒2の基端部2bには取付部材4を回転自在に
取り付けるための円孔15が穿設されている。外筒2
は、鉄、ステンレス鋼、アルミニウムなどの金属によ
り、プレス加工により形成するのが充分な強度を維持
し、低コストで製造するのに好ましい。
【0015】また、外筒2の底面2cには、凹状の係合
部12を形成するための係合用プレート17が、長手方
向の中心線に沿ってリベット18、19をかしめること
によって取り付けられている。この取り付けは溶接や接
着など、他の方法でも可能である。
【0016】内挿部材3は、図1において下側が開放さ
れた偏平な略C字形状の断面を呈する本体3aと、その
基端部3cに取り付けられる摺動部材13からなる。摺
動部材13は合成樹脂製であり、外筒2の内部にスライ
ド可能に支持される。また、本体3aの下側の開放部3
bに沿って、係合用プレート17が設けられる。さら
に、本体3aの断面の大きさは、外筒2と接することが
ないように、外筒2の内部の空洞よりも少し小さく形成
され、外筒2の先端部2aに設けられた受部材14によ
って支持される。内挿部材3の先端側には取付部材5を
回転自在に取り付けるための円孔16が穿設されてい
る。内挿部材3も、外筒2と同様に、鉄、ステンレス
鋼、アルミニウムなどの金属により、プレス加工により
形成するのが充分な強度を維持し、低コストで製造する
のに好ましい。
【0017】また、内挿部材3の本体3a内部には、図
1において下向きに、板バネ20がリベット21をかし
めることにより取り付けられている。この取り付けも溶
接や接着など他の方法でも可能である。また、板バネ2
0の先端には、下向きに突片11が取り付けられてお
り、外筒2に設けられた係合用プレート17の一方の端
部17aによって板バネ20の表面20a(突片11が
設けられた面のこと)が押圧され、付勢を解除されつ
つ、突片11が係合部12に招き入れられる。そのと
き、突片11は、摩擦音を小さくするために、外筒2の
底面2cからわずかに離した状態で移動させている
【0018】板バネ20は、ステンレス、ハガネ材、合
成樹脂などから製造することが、耐摩耗性の点より好ま
しい。
【0019】さらに、内挿部材3の本体3a裏面上側に
は、矩形板状のストッパー23が貼付され、外筒2の上
面側には段差22が設けられることが好ましい。このス
トッパー23は、段差22に引っ掛かり、内挿部材3の
抜けを防止する。
【0020】図2の(a)は、内挿部材3の長手方向断
面説明図、図2の(b)は、外筒2の長手方向断面説明
図である。図2において、係合用プレート17の端部1
7aにはゆるやかな丸みをつけておくことが好ましい。
これによって、よりスムーズに板バネ20と係合用プレ
ート17が摺動し合い、突片11を係合部12に招き入
れることができる。さらに、同様の理由により、突片1
1の側面11aにも丸みをつけておくことが好ましい。
【0021】図3の(a)は、図1の内挿部材3を下か
ら見た図、図3の(b)は、図1の外筒2を上から見た
図である。図3において、板バネ20と係合用プレート
17は、それぞれ内挿部材3と外筒の長手方向の中心線
に沿って設けられる。
【0022】本発明の扉等開閉器1は、図4に示される
ように、窓枠Fの下面に取り付けるほか、窓枠や框の上
面に取り付けることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の扉等開閉
器は、外筒の底面に設けられた凹状の係合部に、内挿部
材に取り付けられた板バネの先端の突片が嵌入して係合
する。穴状の係合部は外筒の底面に取り付けられた係合
用プレートに設けられており、該係合用プレートの厚さ
によって、突片は係合部にしっかりと係合するが、外筒
の底面には摺動しないので摩擦などによる異常音を発生
させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉等開閉器の一実施例を示す斜視断面
説明図である。
【図2】図1の開閉器の長手方向断面説明図である。
【図3】図1の開閉器の平面図である。
【図4】図1の開閉器の使用状態説明図である。
【図5】従来の開閉器の使用状態説明図である。
【図6】図5の開閉器の外筒の斜視説明図である。
【図7】図5の開閉器の内挿部材の斜視説明図である。
【符号の説明】
1 開閉器 2 外筒 2a 先端部 2c 底面 3 内挿部材 3c 基端部 4、5 取付部材 11 突片 12 係合部 17 係合用プレート 20 板バネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)実質的に偏平なC字断面を呈する
    長尺の外筒と、 (b)該外筒内に外筒の一方の端部である先端部側から
    伸縮自在に挿入された長尺の内挿部材と、 (c)前記外筒の先端部近傍の底面に設けられた凹状の
    係合部を形成する係合用プレートと、 (d)前記内挿部材の、外筒への挿入側の端部である基
    端部近傍に設けられた、前記係合部に係合させるための
    突片をその先端に有する板バネからなり、 前記突片が前記外筒の底面からわずかに離れており、 前記係合用プレートの厚さが、前記突片を係合部にしっ
    かりと係合する程度の厚さである ことを特徴とする扉等
    開閉器。
JP28811694A 1994-11-22 1994-11-22 扉等開閉器 Expired - Lifetime JP3192891B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28811694A JP3192891B2 (ja) 1994-11-22 1994-11-22 扉等開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28811694A JP3192891B2 (ja) 1994-11-22 1994-11-22 扉等開閉器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08144611A JPH08144611A (ja) 1996-06-04
JP3192891B2 true JP3192891B2 (ja) 2001-07-30

Family

ID=17726019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28811694A Expired - Lifetime JP3192891B2 (ja) 1994-11-22 1994-11-22 扉等開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3192891B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4648379B2 (ja) * 1999-10-22 2011-03-09 株式会社八木 扉等開閉器
JP3136611U (ja) * 2007-08-21 2007-11-01 株式会社八木 扉等のアルミニウム製開閉器
JP4503084B2 (ja) * 2008-06-23 2010-07-14 株式会社八木 扉等開閉器
CN104863442B (zh) * 2015-05-11 2017-05-10 李增榜 一种可伸缩式风撑

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08144611A (ja) 1996-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10935179B2 (en) Wire pressing and holding device for an extension arm support mechanism
US20040207300A1 (en) Track device for a drawer
JP3192891B2 (ja) 扉等開閉器
JP2000104446A (ja) 好ましくは家具用のヒンジ
JP4146396B2 (ja) 伸縮ステー
JPH11250719A (ja) 照明器具
US20060272124A1 (en) Control assembly for a door closer
JP4149123B2 (ja) 扉等開閉器
JP4383849B2 (ja) 二部材の取付機構
JPH09328946A (ja) 扉等開閉器
JP3193023B2 (ja) 扉等開閉器
JP3135739U (ja) 扉等開閉器
JP2000154675A (ja) 扉等開閉器
JPH07163409A (ja) 時計バンドの中留金具、時計バンド、及び時計
JP2002061441A (ja) 扉等開閉器
JPH0523727Y2 (ja)
JP3136611U (ja) 扉等のアルミニウム製開閉器
JP2560178Y2 (ja) ドア用治具
JPH0649781Y2 (ja) 閂装置における軸受具
KR100972685B1 (ko) 도어힌지
JP2753815B2 (ja) クランプ装置
JP2000296402A (ja) スローアウェイ式バイトのクランプ構造
JPS628763Y2 (ja)
JP4648379B2 (ja) 扉等開閉器
JP2000220335A (ja) 扉等開閉器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130525

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term