JP3192265U - 粘着テープ掃除具の粘着テープ切断及び該切断端部の折り返し機構 - Google Patents

粘着テープ掃除具の粘着テープ切断及び該切断端部の折り返し機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3192265U
JP3192265U JP2014002813U JP2014002813U JP3192265U JP 3192265 U JP3192265 U JP 3192265U JP 2014002813 U JP2014002813 U JP 2014002813U JP 2014002813 U JP2014002813 U JP 2014002813U JP 3192265 U JP3192265 U JP 3192265U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
plate
cutting
main body
folding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2014002813U
Other languages
English (en)
Inventor
菜穂子 前田
Original Assignee
前田 博之
Filing date
Publication date
Application filed by 前田 博之 filed Critical 前田 博之
Application granted granted Critical
Publication of JP3192265U publication Critical patent/JP3192265U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】粘着テープローラー式掃除具の、粘着テープの使用済部分である最上層一枚を容易に剥離することができ、次の剥離を容易にする機構を提供する。
【解決手段】粘着テープローラーの収納ケースを兼ねた箱体状の本体1の上面部の右側端上部の壁に沿って、粘着テープをその幅方向に切断する切断歯2を設け、その左側に近接して粘着テープの切断端を折り返す折り返し板4を設け、折り返し板4の両端を本体1の前面と背面の上部にそれぞれ回動自在に軸着し、更に粘着テープを押圧し固定する押え板7を本体1の背面上端部に回動自在に軸着し、且つ、折り返し板4の切断歯2に近接する側面に、鉤状突起5を複数個突設した構成である。粘着テープの使用済部分を剥離し本体1のスペース6にローラーを置き、押え板7で粘着テープを押圧して固定し切断する、その後に折り返し板4の把手9により折り返し板4を回動させると、鉤状突起5に切断端が捕えられて折り返し板4の回動に伴い折り返される。
【選択図】図1

Description

本考案は、粘着テープローラー式掃除具の粘着テープの使用済部分を容易に剥離し易くするため、粘着テープ切断後に切断端部を折り返し未使用部分に粘着させる機構及び粘着テープローラー収納スペースと粘着テープ切断歯を備えた本体に関するものである。
従来、カーペット、自動車のシート等に付着した塵埃、毛髪、ペットの毛等を粘着層を外側にして円筒状に巻いた粘着テープローラーを掃除面に転動させ、粘着面に付着させ除去する掃除具は公知である。
該掃除具に求められるのは、粘着テープの切断と剥離が簡単にできることである。粘着テープのホルダーにカッターを装着したものやテープに切り離し用のミシン目を入れたもの、又不完全な方法ではあるが切断端を折り返す方法等、種々改良されたものが提案されている。
特許公開2002−177182公報で開示されている粘着テープローラーはロールの一方の端に2mm以下の非接着部を設けて、最外層を剥離する時につまみ易くすることを目的としてあるが、指の太さに比べ2mm以下という幅なので次の層までつまみ、最外層のみ剥離することができないことが多く、又、切り離し用のカッター破線を設けてあっても、注意深く剥離しないと次の層に粘着されているので破線の繋ぎ部分から裂けることがある。毛髪、ペットの毛等が巻付いていると尚更である。本提案は指先の細かい手数のかかる作業なので子供や年配者には不向きである。
特許公開平6−285004公報、特許公開2009−160359公報で開示されている幅が狭く薄いプラスチック等のシート状のカッターをテープ粘着層の断端に張り付ける方法であるが、粘着テープを切断するたびにカッターを剥離して次の部分に張り付けることを繰り返すので手数がかかる、該カッターも同時に掃除面を転動するためカーペット等にカッター刃が引っ掛りローラーから離脱してしまうことが多い、又、毛髪やペットの毛等が巻き付くとカッターの剥離が面倒である。
特許公開平5−32944公報で開示されているテープ巻心軸方向にテープの厚み分に切欠き部を形成したものは、最上層部の剥離のきっかけを指や爪で剥がすことを目的としているが、小さな三角形の切欠き部の最上層一枚を剥がすのは面倒であり手数がかかる、手数の細かい作業なので子供や年配者には不向きである。
特許公開2006−288605公報で開示されている粘着テープロールを保持するホルダーにテープ切断装置のみを設けたものはこの種の掃除具に求められている粘着テープの剥離については提案されていない。
特許公開2005−350261公報で開示されているテープ切断と断端の折り返しを目的として提案されているロール型粘着シートカッターは、構造が簡単であるが公報の実施形態や図面からは詳細に理解できない点があり、使用時の操作に熟練を要すると推測される。
前記のように、粘着テープの使用済部分の切断に関して改良したものはあるが、剥離に関しては簡易で早く行う方法の提案は不充分である。カーペットや自動車のシート等に付着したり巻き込まれている毛髪やペット等の毛は、電気掃除機の回転ブラシや吸引では充分に取り除くことはできない。粘着テープローラーはこれを補うことができるが使い勝手が悪い、これは、粘着テープの使用済部分に種々の色の繊維や塵埃やペットの毛等が入り混ざって切断端部が分かりにくく、しかも上層の薄い一枚を剥離しなければならずその端緒を簡単に掴むことができない。剥離の途中で巻き付いた毛髪等によって切断端部から裂けることが多く、更に剥離の端緒を探すという手数が加わる。一度の掃除で数回の切断と剥離を繰り返すので、このようなことが度重なると非常に煩わしいものであり使用をためらうことになる、このような使い勝手の悪さを解消するには切断端を折り返して二重にすることが有効である。粘着力の弱い粘着テープが商品化されているが前述したようにカーベット等に入り込んでいるような状態には効果が少ない。粘着力の強いものも商品化されており実用的であるがその分次の層に強く粘着しているので剥離の端緒が掴みにくく、又切断端から裂け易く、これに対応するには折り返して二重にすることが必要である。
一般家庭や多くの場所でも、特に室内でペットを飼う家庭では粘着力の強い粘着テープローラー式の掃除具は必要であり、子供や年配者でも手軽に使用できるものが求められている。本考案は、粘着テープの使用済部分の剥離が簡単で剥離中に切断端部分から裂けることを防ぎ、切断も早くでき子供や年配者でも使用し易い粘着テープローラー式掃除具を提供することが課題である。
請求項1に係る粘着テープ切断及び該テープ切断端部の折り返し機構は、全体が箱体状で上面から見て四辺形である上面四辺形本体1において、該本体1上面部の右側端上部の壁の内側に沿って粘着テープをその幅方向に切断する粘着テープ切断歯2を設け、該切断歯2の左側に近接して粘着テープの切断端部を折り返す折り返し板4を設け、該折り返し板4の一端を本体1の正面側壁の上部に、他の一端は背面側壁の上部に取付手段10を介して回動自在に軸着し、且つ、折り返し板4の切断歯2に近接する側面に鉤状突起5を曲折尖端部を上向きにして複数個突設して固着した構成になっている。以上の構成により粘着テープの切断と断端の全幅の折り返しが容易にできる。使用の態様や各部の詳細については後述の考案を実施するための形態の項で説明する。
請求項2に係るものは、請求項1に係るものにおいて、鉤状突起5と粘着テープ折り返し板4を一体として成型した折り返し板14を特徴とする。硬質材で一体成型すると突起取付け部分の耐久性や製造コストの面で利点がある。
請求項3に係るものは、請求項1に係るものに付加するものであり、上面四辺形本体1の上面において、折り返し板4の左側に粘着テープ押え板7を設け、該押え板7は本体1背面上端部の壁に取付手段11を介して回動自在に軸着されたことを特徴とするものである。請求項1に係るものは粘着テープ切断と切断端を折り返す時に指で粘着テープを押えて固定するので、指に粘着し剥がすのが煩わしい、突起13を設けた押え板7で押圧すると突起13部分のみ粘着するので剥がしやすい。
請求項4に係る粘着テープ切断及び粘着テープ切断端の折り返し機構は、全体が箱体状で、上面からみて右側端は右下がりの斜辺で台形に形成されている上面台形本体17において、該本体17上面部の右側端上部の壁の内側に沿って、粘着テープをその幅方向に切断する粘着テープ切断歯18を設け、該切断歯18の部位を台形の斜辺とし、本体17正面側の壁上部を台形の下底として、前記斜辺の一点と前記下底の一点を結ぶ一辺で三角形を形成し、該三角形と略同形の三角形折り返し板19を設け、該折り返し板19の斜辺部は切断歯18に近接し、底辺部は本体17正面上端部の壁に配置し、他の一辺は前記折り返し板19が回動する時の中心軸として本体17正面上端部の壁に取付け手段20を介して回動自在に軸着し、且つ前記折り返し板19の切断歯18に近接する側面に鉤状突起5を曲折尖端部を上向きにして一乃至複数個突設して固着した構成になっている。以上の構成により粘着テープの切断と断端の一方側に三角形の折り返しが容易にできる。請求項1に係るものと比較し折り返し面積を少なく設定できるので粘着テープの無駄が少ない。使用の態様や各部の詳細については後述の考案を実施するための形態の項で説明する。
請求項5に係るものは、請求項4に係るものにおいて、鉤状突起5と三角形の粘着テープ折り返し板19を一体として成型したことを特徴とする。金属や硬質の合成樹脂等で一体として成型すると突起取付け部分の耐久性や製造コストの面で利点がある。
請求項6に係るものは、請求項4に係るものに付加するものであり、上面台形本体17の上面において、三角形折り返し板19の左側に粘着テープ押え板21を設け、該押え板21は本体17の背面上端部の壁に取付け手段22を介して回動自在に軸着されたことを特徴とする。請求項4に係るものは、粘着テープ切断と該断端を折り返す時に指で粘着テープを押えて固定するので指に粘着し剥がすのが煩わしい、突起23を設けた押え板21で押圧すると、突起23部分のみ粘着するので剥がし易い。又、折り返し板19の回動軸を中心として折り返されるためには押え板21と折り返し板19の間隔が小さいことが有効なので、押え板21を適宜曲折させ折り返し板19に近づけている。
前述の課題を解決するための手段により粘着テープの切断端が折り返されていると次のような効果がある。先ず、折り返しのない粘着テープについて述べると、使用済部分の粘着テープには種々の色のカーペット等の繊維や塵埃、毛髪、ペットの毛等が全体に粘着しており、切断端がわかりにくく剥離の端緒を見つけるのに手間どる、色の濃いカーペット等ではなおさらである。剥離する部分は次の層と一定の粘着力で保持されているので、薄い上層の一枚の端緒を掴むのは根気のいる作業である。
次に、折り返した場合について述べる。折り返された部分は粘着剤が塗布されていない部分が表側になるので繊維等が粘着せず切断端がはっきりわかり、剥離の端緒が見つけ易く、しかも二重になっているので剥離し始めの部分が掴み易く剥離が容易であり、剥離中に切断端から裂けることがない。更に粘着剤が塗布されていないので転動時に清掃面に粘着して剥離することもない。
剥離時に切断端から裂けることに関しては、請求項1に係る考案は切断端はテープローラー軸に平行になっているので、剥離に作用する力はテープローラーの巻き戻し方向と切断端の直線上の向う側方向になり、その合力の多くは切断端に沿った方向になり裂け易い状態であるが全幅が折り返されて二重になっているので裂けることがない。これに対して請求項4に係る考案は折り返し部分が三角形であるため請求項1のように全幅が二重でないが、剥離の端緒が見つけ易く掴み易い等の効果は同じである。折り返された三角形以外は一重であっても切断端がテープローラー軸に対して傾斜しているので、剥離に作用する力はテープローラーの巻き戻し方向と傾斜の向う側方向に加わり、その合力は傾斜のため略巻き戻し方向になる。このため剥離され易くなり切断端から裂けることを防ぐことができる。三角形の折り返しでも剥離に対応できるので粘着テープの無駄を省く利点がある。
以上述べたように切断端を折り返すことによる効果は充分利用価値があり、剥離と切断と折り返しを一連の機構的な作用により行えることは、子供や年配者にも手軽に使用できる。
本考案の請求項1に係る上面四辺形本体1の実施の形態に請求項3に係る押え板7を付加した−部切欠きの分解傾斜図である。 図1に示したものの正面図である。 図1に示したものの一部切欠きの平面図である。 図1に示したものの一部切欠きの右側面図である。 図3に示したものの粘着テープ切断時の要部拡大平面図である。 図3に示したものの粘着テープ折り返し時のA−A要部拡大断面図である。 図6に示したものの折り返された状態の要部拡大断面図である。 請求項2に係る一体成型の折り返し板14の作動状態の断面図である。 請求項2に係る一体成型の折り返し板14の斜視図の一部である。 本考案の請求項4に係る上面台形本体17の実施の形態に請求項6に係る押え板21を付加し、折り返し幅が粘着テープ全幅になる折り返し板19として設定した一部の切欠きの分解斜視図である。 図10に示したものの折り返し板19を小さく設定した一部切欠きの平面図である。 図10に示したものの一部切欠きの右側面図である。 図11に示したものの粘着テープ切断時の要部拡大平面図である。 図10に示したものの折り返し板19を小さく設定した折り返し板による作動時の一部省略した要部拡大斜視図である。 図14に示したものの粘着テープが折り返された状態の一部省略した要部拡大斜視図である。 請求項5に係る一体成型の三角形折り返し板29の斜視図の一部である。 本考案の別の実施例である電気機構図である。
本考案の各図の説明と使用態様と各部の細部を図1から図17に基づいて説明する。先ず上面四辺形本体1について説明する。図1は請求項1に係るものに請求項3に係る粘着テープ押え板7を付加した形態で一部切欠きした分解斜視図である。図2は正面図で、図3は一部切欠きした平面図である、図4は一部切欠きした右側面図である、図5から図8は使用態様等の要部拡大図であり、いずれも押え板7を付加したものである。
使用態様を図1に基づいて説明する。粘着テープの使用済部分を剥離し本体1の左側に設けてあるスベース6に粘着テープローラーを定置させ、切断個所を切断歯2に当てる、立設している押え板7を倒して粘着テープを本体1に押圧して固定する、使用済部分の粘着テープを他方の指で引き下げて切断する、切断後も押圧したままで折り返し板4の把手9を左側に回し始めると図6に示すように鉤状突起5の曲折部に粘着テープの切断端部が引っ掛かり、更に回すと図7に示すように粘着テープは押圧により固定されているので折り返し板4の回動に伴い回動軸を中心に折り返され、粘着面どうしが全幅にわたり粘着し二重になる。その後で把手9を離すとバネ12の作用で折り返し板4は元の位置に戻る。次に押え板7を離すとバネ8の作用で立設状態となる。スペース6より取り出して僅か巻き上げると新しい部分での使用状態となる。
図5は粘着テープを押圧し他の指で粘着テープを引き下げ切断する状態を示している。図6は前述のように折り返し始めを示し、鉤状突起の曲折部が粘着テープ切断端を引っ掛けた作動状態を示した、図3のA−Aの要部拡大断面図である。図7は折り返された作動状態を示している要部拡大断面図である。図8は請求項2に係る一体成型とした折り返し板14の作動状態の要部拡大断面図で、図9は該折り返し板の一部省略の斜視図である。
各部分の細部について説明する。
切断歯2は図1に示すように鋸歯状のギザギザでもよいし、手指を傷つけない程度に薄い歯でもよい、本体1と一体として成型してもよい、図1に示すように別に製作して取付けてもよい。歯先は図6図7に示すように本体1の右側端壁の上縁より僅か突き出して粘着テープの切断をし易くしている、切断回数が多いと歯に粘着剤が付着して切れにくくなるので、交換できるような取付け手段を設けることが望ましい。
鉤状突起5の態様について説明する。図6図7に示すように鉤状突起5は折り返し板4の側面より突き出ている、これは切断歯2と鉤状突起5の曲折部が略同じ位置であると切断端が浮きあがっていたり切れたときの状態によっては折り返し板4が回動しても引っ掛からないことがある。一定の間隔を開けることで解決できるのでこのように突き出して設けることが必要である。又、曲折突端部は折り返し板4の上面より僅か突き出て、折り返し板4に傾いていることが必要である、これは折り返し板4の上面と曲折突端が同じ高さであると折り返し板4が回り始めても曲折突端に切断端が引っ掛からずに粘着テープの下にもぐり込み粘着テープが持ち上がり折り返しができない。又、僅か傾いていると切断端を捕えた後は外れることがない。鉤状突起5は切断端を確実に捕えるために複数個設けることが望ましい。
切断歯2と本体1に設けた切欠き部について説明する。鉤状突起5は折り返し板4の側面より突き出ているので本体1の側面より曲折尖端部分が突き出ると粘着テープ切断時に引っ掛かりその部分から不整に裂ける、これを防ぐためには鉤状突起5の曲折尖端部を収める空間が必要である。図1から図8に示すように鉤状突起5の取付け位置に合せて切断歯2に切欠き部15を設け、更に本体1の右側端上部に切欠き部16を設けて収める空間にしている。本体1の右側端の壁は上方を薄くして粘着テープの切断をし易くするとともに下方を厚くして空間を確保している、更に折り返し板4を下方に傾斜させて設置することにより厚い部分に収まるようにしている、傾斜は図1図6に示すとおりである。
鉤状突起5の曲折尖端部の入り込む孔3について説明する。図7図8に示すように、折り返す時に折り返し板の上面よりも突き出ている曲折尖端部が粘着テープを突き抜けるので先端部の入り込む孔3が必要である、この孔3により折り返し板4と本体1が密着でき粘着面どうしが密着できる。
請求項2に係る鉤状突起5と折り返し板4を一体に成型した折り返し板14を図8図9に示している。金属や硬質の合成樹脂等で一体として成型すると鉤状突起5の取付け部分の耐久性や製造コストの面で利点がある。
粘着テープ押え板7について説明する。図1から図8に示すように、請求項3に係る粘着テープ押え板7は粘着テープの切断時と折り返し時に粘着テープを固定するものであり粘着テープ幅と略同じ長さの長方形である。粘着テープを押圧する面に複数個の突起13を設けてありバネ8の作用で立設している。粘着テープ切断時はこれを倒して粘着テープを本体1に押圧して固定する。手指で粘着面を直接押圧すると手指に強く粘着して手指から剥がすのがわずらわしい、図5図6に示すように押え板7を介すと複数個の小さな突起13で押圧するので粘着する面が少なく使用後の剥離が容易である。
粘着テープローラー収納時や切断時に定置させるスペース6の内側に複数個の突起を設けて粘着テープが本体に粘着するのを少なくしている。本体に適宜な蓋を取り付けて粘着テープローラーの収納ケースを兼ねることができる。
次に別の実施するための形態で上面台形本体17の実施形態を図10から図16に基づいて説明する。図10は請求項4に係るものに請求項6に係る粘着テープ押え板21を取付けた形態で、三角形の折り返し板19が特徴である一部切欠きした分解斜視図である。図11は一部切欠きした平面図である、図12は一部切欠きした右側面図で、図13は粘着テープを押え板21で押圧し他の指で切断する状態を示している。図14は折り返し始めの状態で鉤状突起5の曲折部に粘着テープ切断端が引っ掛かった作動状態を示している。図15は折り返された状態を示している。図16は請求項5に係る三角形折り返し板19と鉤状突起5を一体として成型した折り返し板29を示している。
使用態様を図10に基づき説明する。使用済粘着テープを剥離し本体17の左側に設けてあるスペース24に粘着テープローラーを置き、切断個所を切断歯18に当てる、押え板21を倒して粘着テープを本体17に押圧して固定する。使用済部分の粘着テープを他の指で押し下げて切断する、切断後も押圧したままで折り返し板19の把手25を左側に回し始めると鉤状突起5の曲折部に粘着テープ切断端が引っ掛かり、さらに回すと押圧により固定されているので折り返し板19の回動に伴い回動軸を中心に折り返され粘着面どうしが三角形に粘着し二重になる。切断歯18は図11に示すように本体17に対して斜めに設けているので切断端は斜めであり、この一端を折り返すのでこのように三角形の折り返しができる。折り返された後は把手25を離すとバネ26の作用で折り返し板19は元の位置に戻り、押え板21を離すとバネ27の作用で立設状態となる。スペース24より取り出して少し巻き上げると新しい部分で使用できる状態となる。図10は粘着テープ全幅にわたる大きな三角形の折り返し板19で示しているが、図11はちいさな三角形の折り返し板19で示している。小さい折り返し板は切断端の一部のみ折り返すので粘着テープの無駄が少ない、この大きさは適宜に設定できる。
各部分の細部について説明する。切断歯18の態様、目的、作用、効果等は本項で前述した上面四辺形本体1の切断歯2についての説明と同様である。
鉤状突起5は図10から図16に示している。態様、目的、作用、効果等は本項で前述した上面四辺形本体1の鉤状突起5についての説明と同様である。
切断歯18の切欠き部30は図10から図13に示している。本体17の切欠き部31は図10図12図14図15に示している。態様、目的、作用、効果等は本項で前述した上面四辺形本体1の切断歯2及び本体1の切欠き部についての説明と同様である。
鉤状突起5の曲折尖端部の入り込む孔28は図10図11図13から図15に示している。態様、目的、作用、効果等は本項で前述した上面四辺形本体1の曲折尖端部の入り込む孔3についての説明と同様である。
粘着テープ押え板21について説明する。図10から図15に示すような請求項6に係る押え板21は、適宜曲折させて折り返し板19に近づけている。これは折り返し板19の回動軸を中心として折り返されるためには折り返し板19の近くを押圧する方が折り返されやすいからである。他の態様、目的、作用、効果等は本項で前述した上面四辺形本体1の押え板7についての説明と同様である。
請求項5に係る鉤状突起5と三角形折り返し板19を、一体として成型した折り返し板29を図16で示している。態様、目的、作用、効果等は本項で前述した上面四辺形本体1の一体成型した折り返し板14についての説明と同様である。
以上述べた実施の形態は折り返し板を手動で回動させる方法であるが、これを電動で行う形態について図17に基づいて説明する。図17は電気的機構図である。乾電池32の電力により電動モーター33を回転させ、歯車、ベルト、円板車等これらの組合せを介して折り返し板と連結し回動させる方法である。本機構を本体1又は本体17の適宜な個所に設置する。
使用態様は、粘着テープを切断するまでの過程は前述の実施の形態で述べた通りであり、粘着テープ切断後に粘着テープを押え板又は指で押圧したまま切替スイッチ34のレバー35を一方向に動かすとレバー35と連動している可動接点36と37が固定接点38と39に接続し、電気回路が形成されて電動モーター33が回転し、連結手段を介して折り返し板が回動して粘着テープが折り返される。次にレバー35を反対方向に動かすと可動接点36と37は開放状態を経て、固定接点39と40に接続され、乾電池32の陽極、陰極が反転されて電動モーター33に接続されるので回転が逆転し折り返し板が元の位置に戻る。不使用時は可動接点はバネの作用で中立して開放状態である。切替スイッチ34は本体の適宜な個所に設置するが、レバー35の取付け位置は、片側の手指で押え板の押圧とレバー35の操作ができる位置が望ましい。これは鉤状突起が切断端を引っ掛けることが不充分の時に他方の手指で補うことができるからである。
乾電池の消耗や切替スイッチ34等の不具合のため電動で折り返しができない場合に手動で行うことができるように、連結手段の折り返し板と直結する部分を簡単に切り離したり連結したりできる機構を加えることが望ましい。
1から16までは上面四辺形本体1の形態に付した符号の説明である。
1 上面四辺形本体
2 粘着テープ切断歯
3 鉤状突起尖端部の入り込む孔
4 粘着テープ折り返し板
5 鉤状突起、後記の上面台形本体17の形態に付した符号と共通である。
6 粘着テープローラー定置スペース
7 粘着テープ押え板
8 粘着テープ押え板のバネ
9 粘着テープ折り返し板の把手
10 粘着テープ折り返し板の取付け手段
11 粘着テープ押え板の取付け手段
12 粘着テープ折り返し板のバネ
13 粘着テープ押え板の突起
14 鉤状突起と粘着テープ折り返し板を一体成型としたもの
15 切断歯の切欠き部
16 本体の切欠き部
17から31までは上面台形本体17の形態に付した符号の説明である
17 上面台形本体
18 粘着テープ切断歯
19 粘着テープの三角形折り返し板
20 三角形折り返し板の取付け手段
21 粘着テープ押え板
22 粘着テープ押え板の取付け手段
23 粘着テープ押え板の突起
24 粘着テープローラー定置スペース
25 粘着テープ折り返し板の把手
26 粘着テープ折り返し板のバネ
27 粘着テープ押え板のバネ
28 鉤状突起尖端部の入り込む孔
29 鉤状突起と粘着テープ折り返し板を一体成型としたもの
30 切断歯の切欠き部
31 本体の切欠き部
32から40までは別の実施例の形態である電気的機構に符した符号の説明である。
32 乾電池
33 電動モーター
34 切替スイッチ
35 切替スイッチのレバー
36 可動接点
37 可動接点
38 固定接点
39 固定接点
40 固定接点

Claims (6)

  1. 全体が箱体状で上面からみて四辺形である上面四辺形本体(1)に於て、該本体(1)上面部の右側端上部の壁の内側に沿って、粘着テープをその幅方向に切断する粘着テープ切断歯(2)を設け、該切断歯(2)の左側に近接して粘着テープの切断端部を折り返す折り返し板(4)を設け、該折り返し板(4)の一端を本体(1)の正面側壁の上部に、他の一端を背面側壁の上部に取付け手段(10)を介して回動自在に軸着し、且つ、該折り返し板(4)の切断歯(2)に近接する側面に、鉤状突起(5)を曲折尖端部を上向きにして複数個突設して固着した粘着テープローラー式掃除具の粘着テープ切断及び該粘着テープ切断端部の折り返し機構。
  2. 鉤状突起(5)と粘着テープ折り返し板(4)を、一体に成型した粘着テープ折り返し板(14)を特徴とする請求項1記載の粘着テープローラー式掃除具の粘着テープ切断及び該粘着テープ切断端部の折り返し機構。
  3. 上面四辺形本体(1)の上面に於て、折り返し板(4)の左側に近接して粘着テープ押え板(7)を設け、該押え板(7)を該本体(1)背面上端部の壁に取付け手段(11)を介して回動自在に軸着したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の粘着テープローラー式掃除具の粘着テープ切断及び該粘着テープ切断端部の折り返し機構。
  4. 全体が箱体状で上面からみて右側端は右下がりの斜辺で台形に形成されている上面台形本体(17)に於て、該本体(17)上面部の右側端上部の壁の内側に沿って、粘着テープをその幅方向に切断する粘着テープ切断歯(18)を設け、該切断歯(18)の部位を前記台形の斜辺とし、本体(17)正面側の壁上部を台形の下底として、前記斜辺の一点と前記下底の一点を結ぶ一辺で三角形を形成し、該三角形と略同形の三角形折り返し板(19)を設け、該折り返し板(19)の斜辺部は切断歯(18)に近接し、底辺部は本体(17)正面上端の壁に配設し、他の一辺は前記折り返し板(19)が回動する時の中心軸として本体(17)正面上端部の壁に取付け手段(20)を介して回動自在に軸着し、且つ、前記折り返し板(19)の前記切断歯(18)に近接する側面に、鉤状突起(5)を曲折尖端部を上向きにして1乃至複数個突設して固着した粘着テープローラー式掃除具の粘着テープ切断及び該粘着テープ切断端部の折り返し機構。
  5. 鉤状突起(5)と粘着テープ三角形折り返し板(19)を、一体に成形した粘着テープ折り返し板(29)を特徴とする請求項4記載の粘着テープローラー式掃除具の粘着テープ切断及び該粘着テープ切断端部の折り返し機構。
  6. 上面台形本体(17)の上面に於て、三角形折り返し板(19)の左側に近接して粘着テープ押え板(21)を設け、該押え板(21)を本体(17)背面上端部の壁に取付け手段(22)を介し回動自在に軸着したことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の粘着テープローラー式掃除具の粘着テープ切断及び該粘着テープ切断端部の折り返し機構。
JP2014002813U 2014-05-12 粘着テープ掃除具の粘着テープ切断及び該切断端部の折り返し機構 Expired - Lifetime JP3192265U (ja)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3192265U true JP3192265U (ja) 2014-08-07

Family

ID=

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107776974A (zh) * 2016-08-31 2018-03-09 天津万国高分子材料有限公司 一种调节长度的折边胶带机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107776974A (zh) * 2016-08-31 2018-03-09 天津万国高分子材料有限公司 一种调节长度的折边胶带机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070220691A1 (en) Lint removal apparatus with edge orientation
JP6219850B2 (ja) 掃除機ノズル用クリーニング装置
WO2004021848A1 (en) Toilet cleaning apparatus and caddy
JP5720966B2 (ja) 接着面の使用と保管が簡便なテープクリーナー
US5548861A (en) Adhering cleaning tool
JP3192265U (ja) 粘着テープ掃除具の粘着テープ切断及び該切断端部の折り返し機構
JP2006288605A (ja) ホルダーおよび粘着式のクリーナ
US2992582A (en) Pressure-sensitive tape dispenser
JP3181114U (ja) 粘着ロール式清掃具
JP4099518B1 (ja) テープディスペンサ
US6651718B2 (en) Hand-held tape dispenser with tape positioning structure
JPS5839747B2 (ja) 粘着テ−プ供給装置
JP3092551U (ja) カッター付粘着クリーナ
JP5083852B1 (ja) ラップフィルム容器
JPH08188326A (ja) カッター付きテープホルダー
JP2002308283A (ja) ラップフィルムの格納用化粧箱
US7147178B2 (en) Sequentially stripping-off type adhesive tape set
JP2003095522A (ja) 糸くず取り用テープ台
JPH0247894Y2 (ja)
KR100602724B1 (ko) 롤키퍼 및 롤키퍼용 감김 장치
JP3175455U (ja) 粘着式クリーナー
JP4389077B2 (ja) リムーバ
JP3042163U (ja) 粘着ローラ
JP3175950U (ja) パンチ穴補修・補強用パッチ貼付台紙及びパンチ穴補修・補強用パッチ貼付台紙付き収納器
JP3034153U (ja) セロテープ貼付容器