JP3191515B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP3191515B2
JP3191515B2 JP20756293A JP20756293A JP3191515B2 JP 3191515 B2 JP3191515 B2 JP 3191515B2 JP 20756293 A JP20756293 A JP 20756293A JP 20756293 A JP20756293 A JP 20756293A JP 3191515 B2 JP3191515 B2 JP 3191515B2
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秀夫 平野
潔 佐野
能宣 小嶋
定夫 河原
大成 小早川
昭三 長谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスクロール式圧縮機の
転覆制御手段と始動時等のスラスト損失の低減方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】スクロール圧縮機では、圧縮機構の中に
形成される圧縮作業空間の圧力により旋回渦巻羽根部品
を転覆させようとする転覆モーメントが作用する。この
転覆モーメントにより旋回渦巻羽根部品が転覆すると、
固定渦巻羽根部品と旋回渦巻羽根部品とで形成される圧
縮作業空間の隙間が増大し、洩れを増長させて圧縮機の
効率を低下させたり、各部に機械的接触を発生して摩擦
損失を増大させることになる。そこで、この転覆モーメ
ントに打ち勝つように、旋回鏡板の背面に吐出圧力、吐
出圧力と吸入圧力、あるいはその中間圧力等を導入して
転覆を防止方法が提案されている。
【0003】また、転覆モーメント等により旋回鏡板の
軸方向移動量を規制するために、リング状のプレートを
旋回渦巻羽根部品の背面に設ける構成等が見られる。
【0004】この従来例として特開平1−178785
号公報(電動圧縮機)を参照する。図9はこの特開平1
−178785号公報に示されたスクロール圧縮機の主
要部横断面図である。
【0005】図において、密閉容器101の内部に、圧
縮機構102を駆動する電動機103の固定子104が
固定され、この電動機103の回転子105に圧縮機構
102を駆動するクランク軸106が結合されて、その
クランク軸の回転軸をほぼ水平に配置させている。圧縮
機構102は、固体枠体108に固定渦巻羽根109を
一体に形成した固定渦巻羽根部品110と、この固定渦
巻羽根109と噛み合って複数個の圧縮作業空間114
を形成する旋回渦巻羽根111を旋回鏡板112の上に
形成した旋回渦巻羽根部品113と、この旋回渦巻羽根
部品113の自転を防止して旋回のみを行なわせる自転
拘束部品115とを有し、この旋回鏡板112の旋回渦
巻羽根111とは反対側に設けた旋回駆動軸116は、
クランク軸106の一端に形成した主軸117の内方に
設けられた偏心軸受け118に嵌入され、このクランク
軸106はその主軸119を有する軸受け部品121で
支持されている。また、旋回鏡板112の背面から微小
隙間122をおいて旋回渦巻羽根部品113の軸方向の
動きを制限する軸方向制限板123が配設され、さらに
この旋回鏡板112の背面に、この背面とは摺動自在で
あり、微小隙間122を密封して背面の中心側に吐出圧
力が作用し、外周部の背圧室125にそれよりも低い背
圧圧力が作用するように仕切る環状の背圧仕切り帯12
4が配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な従来の技術では、圧縮作業空間の圧力による転覆モー
メントに打ち勝つために旋回鏡板の背面に吐出圧力と吐
出圧力よりも低い圧力を一定に作用させているが、圧縮
作業空間の圧力は1回転中に大きく変化しそれにともな
い転覆モーメントも変化する。図10に1回転中の旋回
鏡板を固定渦巻羽根部品に押しつける力の例を示す。図
中実線と波線とは旋回鏡板背面にかかる圧力による差を
示しており、実線の斜線で囲まれた領域つまり、スラス
ト力が負になる領域では、背面からの圧力が不足し、旋
回渦巻羽根部品が転覆を発生する。この転覆領域をなく
すために背面圧力を上昇させて点線のようにすると、そ
の他の領域でスラスト力が増大することになり、その結
果スラスト損失が増大し、圧縮機の効率を低下させるこ
とになる。
【0007】また、始動時等の旋回鏡板背面の圧力が安
定しない状態においては、旋回鏡板の背面とリング状に
設けた軸方向移動制限とが機械的接触を発生し、機械損
失の増加、ひいては信頼性を大幅に低下させることにな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上に述べた従来のスク
ロール圧縮機の課題を解決する為の技術的手段は、密閉
容器の内部に電動機と、この電動機で駆動する圧縮機構
を配設し、前記圧縮機構を、固定渦巻羽根部品と旋回渦
巻羽根を旋回鏡板の上に形成した旋回渦巻羽根部品と、
この旋回渦巻羽根部品の自転を防止して旋回のみを行な
わせる自転拘束部品と、前記旋回渦巻羽根部品を旋回駆
動するクランク軸と、このクランク軸に形成した主軸を
支承する主軸受けを有する軸受け部品を含んで構成し、
前記旋回鏡板の前記旋回渦巻羽根と反対側の鏡板背面
に、前記クランク軸に設けた偏心駆動係合部に係合して
この旋回渦巻羽根部品を旋回駆動する旋回駆動係合部を
設け、前記鏡板背面のこの旋回駆動係合部の外方に前記
旋回鏡板背面にかかる圧力を、中心部にかかる吐出圧力
と前記鏡板背面の外周にかかる前記吐出圧力より低い圧
力とに仕切る摺動仕切り環を配設し、前記摺動仕切り環
の重心を、前記固定渦巻羽根部品と前記旋回渦巻羽根部
品とで決定される旋回半径の2分の1以上偏心させて設
けるとともに、その偏心方向を転覆モーメントが最大あ
るいは、ほぼ最大となる方向とし、前記軸受け部品の旋
回鏡板背面側に、前記摺動仕切り環を勘合する平面板を
設け、前記平面板に第2の摺動仕切り環を設けるととも
に、この第2の摺動仕切り環を転覆モーメントが最大あ
るいは、ほぼ最大となる方向に設けたことである。
【0009】
【0010】また、前記摺動仕切り環を同心円状に複数
配設し、前記中心部と連通して前記摺動仕切り環で挟
まれた背圧空間に吐出圧力を供給する第1の連通孔と、
一方の端部が前記旋回鏡板背面外周に開口するように放
射状に設けられて前記摺動仕切り環で挟まれた背圧空間
に前記旋回渦巻羽根部品の旋回運動1回転中の転覆モー
メントが最大あるいはほぼ最大となる区間においてのみ
連通する第2の連通孔とをそなえたことである。
【0011】さらにまた、前記軸受け部品に形成するか
前記軸受け部品に固定して前記鏡板背面の軸方向の移動
可能距離を微小な固定隙間に制限する軸方向移動制限平
面を設け、さらに、前記鏡板背面の移動可能距離を前記
固定隙間よりも小なる値に制限する軸方向移動制限可動
平面を配設し、この軸方向移動制限可動平面に流体軸受
けを形成したことである。
【0012】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0013】密閉容器の内部に電動機と、この電動機で
駆動する圧縮機構を配設し、前記圧縮機構を、固定渦巻
羽根部品と旋回渦巻羽根を旋回鏡板の上に形成した旋回
渦巻羽根部品と、この旋回渦巻羽根部品の自転を防止し
て旋回のみを行なわせる自転拘束部品と、前記旋回渦巻
羽根部品を旋回駆動するクランク軸と、このクランク軸
に形成した主軸を支承する主軸受けを有する軸受け部品
を含んで構成し、前記旋回鏡板の前記旋回渦巻羽根と反
対側の鏡板背面に、前記クランク軸に設けた偏心駆動係
合部に係合してこの旋回渦巻羽根部品を旋回駆動する旋
回駆動係合部を設け、前記鏡板背面のこの旋回駆動係合
部の外方に前記旋回鏡板背面にかかる圧力を、中心部に
かかる吐出圧力と前記鏡板背面の外周にかかる前記吐出
圧力より低い圧力とに仕切る摺動仕切り環を配設し、前
記摺動仕切り環の重心を、前記固定渦巻羽根部品と前記
旋回渦巻羽根部品とで決定される旋回半径の2分の1以
上偏心させて設けるとともに、その偏心方向を転覆モー
メントが最大あるいは、ほぼ最大となる方向としたこと
により、固定渦巻羽根部品と旋回渦巻羽根部品間のスラ
スト力を増加することなく旋回渦巻羽根の転覆を抑制す
ることができ、圧縮機の効率の低下を防止することがで
きる。
【0014】また、前記軸受け部品の旋回鏡板背面側
に、前記摺動仕切り環を勘合する平面板を設け、前記平
面板に第2の摺動仕切り環を設けるとともに、この第2
の摺動仕切り環を転覆モーメントが最大あるいは、ほぼ
最大となる方向に設けることにより、前記のスラスト力
をほとんど増加することなく旋回渦巻部品を安定して旋
回させることができるとともに、軸方向移動制限板と旋
回鏡板の機械的接触を緩和することができ、信頼性を向
上することができる。
【0015】また、前記摺動仕切り環を同心円状に複数
個設けるとともに、前記旋回鏡板背面に放射状の連通孔
を設け、前記連通孔は同心円状に設けた前記摺動仕切り
環で形成される背圧空間に、前記旋回渦巻羽根部品の旋
回運動1回転中の一部区間連通する構成とし、前記背圧
空間に作用する圧力は転覆モーメントの最大あるいは、
ほぼ最大となる区間においては吐出圧力、またその他の
区間においては吐出圧力よりも低い圧力となるようにし
たことにより、1回転中の転覆モーメントの変化に追従
して旋回鏡板の背面圧力を制御可能なためスラスト損失
を増加することなく転覆を抑制でき圧縮機の効率を向上
することができる。
【0016】さらにまた、前記軸受け部品に形成するか
前記軸受け部品に固定して前記鏡板背面の軸方向の移動
可能距離を微小な固定隙間に制限する軸方向移動制限平
面を設け、さらに、前記鏡板背面の移動可能距離を前記
固定隙間よりも小なる値に制限する軸方向移動制限可動
平面を配設し、この軸方向移動制限可動平面に流体軸受
けを形成したことにより、始動時等の旋回鏡板背面の圧
力が不安定な領域においても旋回渦巻羽根部品を支持す
ることができるとともに、旋回鏡板と軸方向移動制限と
の機械的接触を防止でき、圧縮機の性能向上及び、信頼
性の向上がはかれる。
【0017】
【実施例】本発明の第1の実施例として、図1にスクロ
ール圧縮機の縦断面図、図2に部分拡大図、図3に原理
図をまた、図4に第1の実施例の関連部品の斜視図、図
5に第の実施例の縦断面図、図6に関連部品の斜視
図、図7にその動作図を示す。
【0018】密閉容器1の内部に圧縮機構2を固定し、
これを駆動する電動機3の固定子4を固定し、この電動
機3の回転子5に圧縮機構2を駆動するクランク軸6を
結合する。圧縮機構2は、固定鏡板8に一体に形成した
固定渦巻羽根9を有する固定渦巻羽根部品10と、この
固定渦巻羽根9と噛み合って複数個の圧縮作業空間14
を形成する旋回渦巻羽根11を旋回鏡板12の上に形成
した旋回渦巻羽根部品13と、この旋回渦巻羽根部品1
3の自転を防止して旋回のみをさせる自転拘束部品15
と、この旋回鏡板12の旋回渦巻羽根11の反対側に設
けた旋回駆動軸16と、クランク軸6の主軸18の内方
に設け、この旋回駆動軸16が嵌入する偏心軸受け17
と、このクランク軸6の主軸18を支承する主軸受け1
9を有する軸受け部品21と、旋回鏡板12の背面の旋
回鏡板背面20から微小な間隔の隙間をおいてこの旋回
渦巻羽根部品13の軸方向の動きを制限する軸方向移動
制限平面23を有する平面板部品24を配置する。この
平面板部品24に、鏡板背面20にかかる圧力を中心部
にかかる吐出圧力と鏡板背面20にかかる吐出圧力より
も低い圧力とに仕切る摺動仕切り環25を配設する。こ
の摺動仕切り環25はその重心位置を、旋回鏡板12の
重心に対して、旋回渦巻羽根部品13を旋回駆動する旋
回半径roの1/2以上偏心しており、その方向は圧縮
作業空間14の圧力による転覆モーメントが最大あるい
は最大付近となるように設けられている。この構造によ
り、従来とほぼ同一径の摺動仕切り環を用いても鏡板背
面にかかる力により、上述の転覆モーメントに対抗する
方向のモーメントを発生するため旋回渦巻羽根部品13
の転覆を抑制することができる(図3)。
【0019】図4に示すように、平面板部品24の軸方
向移動制限平面23に第2の摺動仕切り環26が設けら
れ、その方向は圧縮作業空間14の圧力による転覆モー
メントが最大あるいは最大付近となるように設けられて
いる。27はこの第2の摺動仕切り環の内方に吐出圧力
を導く為の高圧圧力導入孔である。
【0020】図5、6、7に第の実施例を示す。平面
板部品24の軸方向移動制限平面23上に設けた第1の
摺動仕切り環25の外周に同心円状に第2の摺動仕切り
環26を設け、この第1、第2の摺動仕切り環25、2
6と鏡板背面20と平面部品24の軸方向移動制限平面
23とで背圧空間27を形成する。28は旋回鏡板12
の鏡板背面20に設けた放射状溝であり、旋回渦巻羽根
部品13が旋回運動することにより背圧空間27に対し
て連通、遮断を繰り返す。このとき背圧空間27の圧力
は旋回渦巻羽根部品13が転覆モーメントの最大、ある
いは最大付近となるクランク角度において放射状溝28
と遮断され吐出圧力となる。また、その他のクランク角
度においては、放射状溝28と背圧空間27とが連通し
吐出圧力よりも低い圧力となる。
【0021】図8に第の実施例を示す。平面部品24
の外周に環状の軸方向移動制限平面29を有する可動平
面環状部品30を配設し、これを環状ばね31で支承し
ている。32は環状ばね31と可動平面環状部品30の
当接を円滑にするワッシャーである。また33は可動平
面環状部品29の鏡板背面20側に設けた円弧状の流体
軸受けであり、始動時等の背面圧力が不安定な時に動圧
を発生して旋回鏡板12の鏡板背面23との機械的接触
を防止する。
【0022】
【0023】
【発明の効果】 本発明の請求項1に係る発明は、スラス
ト力をほとんど増加することなく旋回渦巻部品を安定し
て旋回させることができるとともに、軸方向移動制限板
と旋回鏡板の機械的接触を緩和することができ、信頼性
を向上することができる。
【0024】本発明の請求項に係る発明は、1回転中
の転覆モーメントの変化に追従して旋回鏡板の背面圧力
を制御可能なためスラスト損失を増加することなく転覆
を抑制でき圧縮機の効率を向上することができる。
【0025】本発明の請求項に係る発明は、始動時等
の旋回鏡板背面の圧力が不安定な領域においても旋回渦
巻羽根部品を支持することができるとともに、旋回鏡板
と軸方向移動制限板との機械的接触を防止でき、圧縮機
の性能向上及び、信頼性の向上がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクロール圧縮機の一実施例の縦
断面図
【図2】同要部断面図及び斜視図
【図3】同原理説明図
【図4】本発明に係るスクロール圧縮機の他の実施例の
要部斜視図
【図5】本発明に係るスクロール圧縮機の他の実施例の
要部断面図
【図6】同要部斜視図
【図7】同動作説明図
【図8】本発明に係るスクロール圧縮機のための実施例
の要部分解斜視図
【図9】従来例の要部断面図
【図10】同原理説明図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 圧縮機構 3 電動機 4 電動機固定子 5 電動機回転子 6 クランク軸 10 固定渦巻羽根部品 11 旋回渦巻羽根 12 旋回鏡板 13 旋回渦巻羽根部品 15 自転拘束部品 18 主軸 19 主軸受け 20 鏡板背面 21 軸受け部品 23 軸方向移動制限平面 24 平面板部品 25 摺動仕切り環 26 第2の摺動仕切り環 27 背圧空間 28 連通孔 29 軸方向移動制限可動平面 33 流体軸受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 能宣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 河原 定夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小早川 大成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 長谷 昭三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−234589(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/02 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内部に電動機と、この電動機で
    駆動する圧縮機構を配置し、前記圧縮機構を、固定渦巻
    羽根部品と旋回渦巻羽根を旋回鏡板の上に形成した旋回
    渦巻羽根部品と、この旋回渦巻羽根部品の自転を防止し
    て旋回のみを行わせる自転拘束部品と、前記旋回渦巻羽
    根部品を旋回駆動するクランク軸と、このクランク軸に
    形成した主軸を支承する主軸受けを有する軸受部品を含
    んで構成し、前記旋回鏡板の前記旋回渦巻羽根と反対側
    の鏡板背面に、前記クランク軸に設けた偏心駆動係合部
    に係合してこの旋回渦巻羽根部品を旋回駆動する旋回駆
    動係合部を設け、前記鏡板背面のこの旋回駆動係合部の
    外方に前記旋回鏡板背面にかかる圧力を、中心部にかか
    る吐出圧力と前記鏡板背面の外周にかかる前記吐出圧力
    よりも低い圧力とに仕切る第1の摺動仕切り環と、転覆
    モーメントが最大あるいはほぼ最大となる方向に重心を
    有し、かつ内周部に吐出圧力が供給されるように構成さ
    れた第2の摺動仕切り環を前記第1の摺動仕切り環
    よびその内周部と重ならないように配置したことを特徴
    とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器内部に電動機と、この電動機で
    駆動する圧縮機構を配置し、前記圧縮機構を、固定渦巻
    羽根部品と旋回渦巻羽根を旋回鏡板の上に形成した旋回
    渦巻羽根部品と、この旋回渦巻羽根部品の自転を防止し
    て旋回のみを行わせる自転拘束部品と、前記旋回渦巻羽
    根部品を旋回駆動するクランク軸と、このクランク軸に
    形成した主軸を支承する主軸受けを有する軸受部品を含
    んで構成し、前記旋回鏡板の前記旋回渦巻羽根と反対側
    の鏡板背面に、前記クランク軸に設けた偏心駆動係合部
    に係合してこの旋回渦巻羽根部品を旋回駆動する旋回駆
    動係合部を設け、前記鏡板背面のこの旋回駆動係合部の
    外方に前記旋回鏡板背面にかかる圧力を、中心部にかか
    る吐出圧力と前記鏡板背面の外周にかかる前記吐出圧力
    よりも低い圧力とに仕切る摺動仕切り環を配設し、前記
    摺動仕切り環の重心を、前記固定渦巻羽根部品と前記旋
    回渦巻羽根部品とで決定される旋回半径の2分の1以上
    偏心させて設けるとともに、その偏心方向を転覆モーメ
    ントが最大あるいは、ほぼ最大となる方向としたスクロ
    ール圧縮機であって、前記摺動仕切り環を同心円状に複
    数個配設し、前記中心部と連通して前記摺動仕切り環で
    挟まれた背圧空間に吐出圧力を供給する第1の連通孔
    と、一方の端部が前記旋回鏡板背面外周に開口するよう
    に放射状に設けられて前記摺動仕切り環で挟まれた背圧
    空間に前記旋回渦巻羽根部品の旋回運動1回転中の転覆
    モーメントが最大あるいはほぼ最大となる区間において
    のみ連通する第2の連通孔とをそなえたことを特徴とす
    るスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器内部に電動機と、この電動機で
    駆動する圧縮機構を配置し、前記圧縮機構を、固定渦巻
    羽根部品と旋回渦巻羽根を旋回鏡板の上に形成した旋回
    渦巻羽根部品と、この旋回渦巻羽根部品の自転を防止し
    て旋回のみを行わせる自転拘束部品と、前記旋回渦巻羽
    根部品を旋回駆動するクランク軸と、このクランク軸に
    形成した主軸を支承する主軸受けを有する軸受部品を含
    んで構成し、前記旋回鏡板の前記旋回渦巻羽根と反対側
    の鏡板背面に、前記クランク軸に設けた偏心駆動係合部
    に係合してこの旋回渦巻羽根部品を旋回駆動する旋回駆
    動係合部を設け、前記鏡板背面のこの旋回駆動係合部の
    外方に前記旋回鏡板背面にかかる圧力を、中心部にかか
    る吐出圧力と前記鏡板背面の外周にかかる前記吐出圧力
    よりも低い圧力とに仕切る摺動仕切り環を配設し、前記
    摺動仕切り環の重心を、前記固定渦巻羽根部品と前記旋
    回渦巻羽根部品とで決定される旋回半径の2分の1以上
    偏心させて設けるとともに、その偏心方向を転覆モーメ
    ントが最大あるいは、ほぼ最大となる方向としたスクロ
    ール圧縮機であって、前記軸け受部品に形成するか前記
    軸受け部品に固定して前記鏡板背面の軸方向の移動可能
    距離を微小な固定隙間に制限する軸方向移動制限平面を
    設け、さらに、前記鏡板背面の移動可能距離を前記固定
    隙間よりも小なる値に制限する軸方向移動制限可動平面
    を配設し、この軸方向移動制限可動平面に流体軸受を形
    成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
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