JP3189524U - 食器洗い用具 - Google Patents

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Inventor
富久 田部田
Original Assignee
タツネ株式会社
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Abstract

【課題】食器への密着性(汚れの擦り落とし性)や泡持ち性(泡の保持性)に優れた食器洗い用具を提供する。
【解決手段】食器洗い用具は、エンボス加工によって形成された凹凸を有する布状生地によって表面の少なくとも一部が形成されている。穿孔を有していてもよい。
【選択図】図3

Description

本考案は、食器洗い用具に関する。
食器洗い用具としては、スポンジ、タワシ等が広く用いられている。手ぬぐいやタオルといった布状製品に洗剤をつけて食器を洗うこともできるが、その場合には、食器への密着性(汚れの擦り落とし性)や泡持ち性(泡の保持性)が良くないため、洗浄能力が不十分である。
特許文献1には、ポリエステル繊維の織布または不織布からなる基材の少なくとも一方の面にポリエステルのフィラメントが設けられた素材からなる食器洗い用具が記載されている。しかし、特許文献1に記載された食器洗い用具は、織布または不織布からなる基材の表面にフィラメントを設ける加工を行うので、製造に手間が掛かる。
実用新案登録第3084891号
本考案者は、布状製品の生地表面に凹凸を付与することにより、食器への密着性や泡持ち性を向上させることができると考えた。そこで本考案者は、クリンプ糸を用いて織成又は編成したり、織成又は編成の組織を工夫するなどの方法で凹凸表面を有する布状製品を作製してみた。しかし、このような方法では、食器への密着性や泡持ち性を十分に良くできるほどの凹凸を、布状製品の生地表面に付与することができなかった。
本考案は上記の実状を鑑みて成し遂げられたものであり、布状生地によって形成されており、食器への密着性や泡持ち性に優れた食器洗い用具を提供することを目的とする。
本考案は、
(1)エンボス加工によって形成された凹凸表面を有する布状生地によって表面の少なくとも一部が形成された食器洗い用具、
(2)前記布状生地からなる布状の形態である、上記(1)に記載の食器洗い用具、
(3)前記布状生地によって支持体表面の少なくとも一部が被覆された、上記(1)に記載の食器洗い用具、
(4)前記布状生地が穿孔をさらに有する、上記(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の食器洗い用具、及び、
(5)合成繊維を含む織地又は編地の組織からなる、上記(1)乃至(4)のいずれか一項に記載の食器洗い用具を提供する。
本考案によって、表面凹凸を有する布状生地によって形成され、食器への密着性(汚れの擦り落とし性)や泡持ち性(泡の保持性)に優れた食器洗い用具が提供される。
本考案の食器洗い用具の一例(食器洗い用具1)の斜視図である。 図1の食器洗い用具1の表面を拡大した斜視図である。 図1の食器洗い用具1のA−A断面の拡大図である。 本考案の食器洗い用具の他の一例(食器洗い用具5)の斜視図である。 図4の食器洗い用具5のB−B断面の拡大図である。
本考案は、エンボス加工によって形成された凹凸表面を有する布状生地によって表面の少なくとも一部が形成された食器洗い用具である。
以下、図1〜図3に示した食器洗い用具1を例に挙げて、本考案について詳しく説明する。図1の食器洗い用具1は、布状生地2そのものからなる布状形態を有し、経糸として太さが20.0〜50.0デニール程度のポリエステルまたはナイロンのフィラメントを13〜40本/cm程度の間隔で配列し、緯糸として太さが210〜300デニール程度のポリエステルまたはナイロンのフィラメントのクリンプ糸を9.8〜16.0本/cm程度の間隔で配列し、平織りした生地からなる。形状は自由であるが、この例での寸法と形状は、長さ約70〜120cm、幅約20〜30cmの長方形であり、折り畳まずに又は2〜4つ折り程度に折り畳んで使用される。また、食器のいろいろな部分、例えば細長いグラスの底を洗いやすくするために、細長い形や、異なる形状をとる幾つかの部分が複合してなる不定形であってもよい。
当該食器洗い用具1の表面を図2のように拡大してみると、エンボス加工によって形成された凹凸3を有している。図1のA−A断面は、食器洗い用具1を経糸の方向と平行に切断した断面であるが、これを図3のように拡大してみると、一つの凸部3aは生地の表裏いずれか一面側では凸形状であるが、反対面側では凹形状である。
この例では、凹凸が経糸及び緯糸の方向に向かって等間隔で交互に配置されることにより、凸部が平面視において経糸及び緯糸の方向に対して斜め方向に並んだ模様となるようなパターン状に、エンボス加工が施されている。
また、生地には穿孔加工(ピンホール加工)を施すことによって、穿孔(ピンホール、貫通孔)4が設けられている。
布状生地は特に限定されるものではない。合成繊維、半合成繊維及び天然繊維からなる群より選択される繊維により織成又は編成された生地を用いることができる。例えば、平織り、綾織り、朱子織、からみ織り、パイルなどの織物、トリコット、ラッセル等の編物が挙げられる。
生地を構成する糸は、天然繊維、半合成繊維及び合成繊維からなる群より適宜選択することができる。天然繊維としては、綿、麻、絹などが挙げられる。合成繊維としては、ナイロン、ポリエステル、アクリル、半合成繊維としてはテンセル、ポリ乳酸、レーヨンなどが挙げられる。
本考案においてはエンボス加工によって凹凸を形成するために、生地を構成する糸の少なくとも一部に熱成形性の糸を用いることが好ましい。熱成形性の糸としては、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維が、エンボス加工時の形状固定性だけでなく、泡立ち、水切れも良い点から好ましい。
かかる観点から本考案においては、合成繊維を含む織地又は編地の組織からなる生地を用いることが好ましい。また、熱成形性の合成繊維が、生地を構成する糸の20重量%以上を占めることが好ましい。
エンボス加工とは、いわゆる型押しである。本考案においては、エンボス金型の型形状を変えることによって、凹凸の大きさ、サイズ、模様を自由に変えることができる。
布状生地の表面の凹凸形状を深くするほど、使用時において皮膚への密着性や泡持ち性が良くなるが、凹凸形状を深くし過ぎると生地に対するエンボス加工の負荷が大きくなり過ぎて生地が傷むので、耐久性が悪くなる場合がある。
食器洗い用具の布状生地に穿孔を形成することにより、生地中に微細な空間を空けることができ、泡立ちを良くすることができる。穿孔の大きさや単位面積当たりの数を変えることによって、泡のきめ細かさを調節することができる。
本考案ではエンボス加工の形状固定性を高めるために、熱成形性の合成繊維を含む布状生地に熱エンボス加工を行うことが好ましい。エンボス加工の条件は特に限定されないが、一例としてポリエステルやナイロンの生地を用いる場合には、先ず、公知の方法で製造した生地をエンボス機に通す。エンボス機では生地にかける圧力や温度、生地を流す速度などの調整をする。
穿孔加工(穴開け加工)の方法としては、エンボス加工を施した後に、針ロールを用いた穿孔加工(針加工)を施していく等の方法を例示できる。
本考案の食器洗い用具は、布状の形態をとるものに限定されず、エンボス加工によって形成された凹凸表面を有する布状生地によって支持体の表面の少なくとも一部を被覆した形態をとるものであってもよい。
例えば、図4、図5に示す食器洗い用具5を例示することができる。この食器洗い用具5は、スポンジ等の芯材を、エンボス加工により形成された凹凸表面を有する布状生地2からなる表皮で包み込んだものである。この食器洗い用具5を製造する手順については、先ず布状生地2を、空洞半球状(お椀状)の布状生地2a、2bに成形し、これを縫い合わせて開口部を残した袋状表皮とする。そして図5(B−B断面図)に示すように、その袋の中に支持体として吸水性及び弾力性を持つスポンジ等の芯材6を開口部から入れ、開口部を縫い合わせて閉じれば、食器洗い用具5が得られる。食器洗い用具5は、布状生地2a、2bを向い合せ、その間に芯材6を配置し、布状生地2a、2bの合わせ目を一気に縫い合わせる手順で製造してもよい。
その他にも、同様の芯材の表面に布状生地を貼りつけたものや、支持体である木材や樹脂等の硬い柄の先端に布状基材を巻き付けて固定したものなどを例示することができる。
本考案により提供される食器洗い用具は、食器を洗う時に当該食器に接触する部分の表面が、エンボス加工によって形成された凹凸表面を有する布状生地によって形成されているので、食器への密着性及び泡持ち性に優れている。
また、食器洗い用具の布状生地の表面にエンボス加工により凹凸を形成する方法は、クリンプ糸を用いたり、織成又は編成の組織を工夫することにより表面凹凸を形成する方法と比べて、大きな凹凸を容易に形成することができ、且つ、織り又は編み工程での手間も少ないため、生産性が高い。
従って、本考案の食器洗い用具は、生産性にも優れている。
1:食器洗い用具
2、2a、2b:布状生地
3:凹凸
3a:一つの凸部
4:穿孔
5:食器洗い用具
6:芯材
布状生地は特に限定されるものではない。合成繊維、半合成繊維及び天然繊維からなる群より選択される繊維により織成又は編成された生地を用いることができる。例えば、平織り、綾織り、朱子織、からみ織り、パイルなどの織物、トリコット、ラッセル等の編物が挙げられる。
生地を構成する糸は、天然繊維、半合成繊維及び合成繊維からなる群より適宜選択することができる。天然繊維としては、綿、麻、絹などが挙げられる。合成繊維としては、ナイロン、ポリエステル、アクリル、半合成繊維としてはテンセル(登録商標)、ポリ乳酸、レーヨンなどが挙げられる。
本考案においてはエンボス加工によって凹凸を形成するために、生地を構成する糸の少なくとも一部に熱成形性の糸を用いることが好ましい。熱成形性の糸としては、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維が、エンボス加工時の形状固定性だけでなく、泡立ち、水切れも良い点から好ましい。
かかる観点から本考案においては、合成繊維を含む織地又は編地の組織からなる生地を用いることが好ましい。また、熱成形性の合成繊維が、生地を構成する糸の20重量%以上を占めることが好ましい。

Claims (5)

  1. エンボス加工によって形成された凹凸表面を有する布状生地によって表面の少なくとも一部が形成された食器洗い用具。
  2. 前記布状生地からなる布状の形態である請求項1に記載の食器洗い用具。
  3. 前記布状生地によって支持体表面の少なくとも一部が被覆された請求項1に記載の食器洗い用具。
  4. 前記布状生地が穿孔をさらに有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の食器洗い用具。
  5. 合成繊維を含む織地又は編地の組織からなる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の食器洗い用具。
JP2013006342U 2013-11-05 食器洗い用具 Expired - Lifetime JP3189524U (ja)

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JP3189524U true JP3189524U (ja) 2014-03-20

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