JP3189269U - 柵付き台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】台座に荷崩れ防止用の柵を設けた棚付き台車を提供する。【解決手段】台座1と、該台座の下面に設けた複数の車輪6,7,8と、前記台座の周縁に沿ってその上面側に垂直方向に抜き差し自在に取り付ける柵2,3と、該柵の抜止め具9を備える。抜止め具9は、ペダルの一端部にロック爪を形成し、このロック爪が台座1の側枠部1a,1c又は柵2,3の下枠部2dの何れか一方に常時係合するように付勢されるように、その他方側にペダルをバネ蝶番を介して取り付けてなる。また、柵2,3を台座1の対向する位置に一対設け、両者間の開放部分に連結バー4,5を架け渡す構成にあっては、その基端部4aを柵の縦枠部2b,2c,3aに設けたナットにスプリングワッシャを介して螺合するボルト13に挿通支持し、スプリングワッシャの弾性により基端部4aの自由回転を摩擦的に制動することとした。【選択図】図1

Description

この考案は、台座に荷崩れ防止用の柵を設けた台車に関するものである。
台車には、台座の一辺に取っ手を立設したハンドカートと呼ばれるものもあるが、一度に沢山の荷を積み上げたり、介護ベッドを分解して立て掛けて積むときのように、積み荷が不安定となる場合には、「カゴ車」や「カゴ台車」と呼ばれる、柵付きの台車が利用される。
この「カゴ車」と呼ばれる台車に関して、特許文献1には柵を台座から取り外すことができる運搬用台車が開示されている。この運搬用台車は、平面視長方形状をした台座の短辺側上面に、柵(フレーム)の脚を抜き差し自在に差し込む穴が形成されている。台車の未使用時には、柵を台座から取り外すことで、台座と柵それぞれを立て掛けておくことができるため保管場所をとらない。また、分解したものをトラックの荷台やワンボックスカーのラゲッジスペースに積むこともできるから、積み荷と一緒に車に乗せて、目的地で再度組み立てれば、現地でも柵付きの状態で使用することができる。
さらに特許文献1の運搬用台車は、柵同士を連結する連結棒を備えるから、該連結棒を柵間に架け渡すことによって柵の倒壊を防止でき、また架け渡した部分の荷崩れ防止効果も得られる。
特開平11−11324号公報
しかし、特許文献1の運搬用台車は、柵の抜け止めがなく、常に柵が自由に上下動する状態にある。このため、運搬中に柵が抜けてしまうおそれがある。即ち、カゴ車の場合、通常、柵を持ち手として移動するが、その際、段差を超えるために車輪を浮かそうと、柵を持って台車を持ち上げたとき、その勢いで柵が抜けてしまう恐れが多分にある。また、路面に凹凸があると、運搬中、柵が小刻みに上下動し、騒音を発生する。
連結棒を架け渡した状態では、柵の抜け出しをある程度防止できるが、そうすると、台座に収まらないような長尺な荷(例えばベッドのマット)は、連結棒が邪魔となって積むことができなくなる。
そこで、連結棒を架け渡さず、柵間を開放するにしても、特許文献1の連結棒は、その一端が柵に対して回動自在に取付けられたものであるため、他端の係止を解除すれば連結棒は自重で垂れ下がるが、運搬中に連結棒が自由に揺れ動いて、使い勝手が悪く、また、揺れ動く連結棒が人や物に接触してしまう危険性があった。
本考案は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、安全で、使い勝手の良い柵付きの台車を提供することである。
上述した目的を達成するために本考案では、台座と、該台座の下面に設けた複数の車輪と、前記台座の周縁に沿ってその上面側に垂直方向に抜き差し自在に取り付ける柵と、該柵と前記台座間に設け、前記台座または前記柵の何れか一方に係脱自在に係合するロック爪を常時係合方向に付勢してなる前記柵の抜止め具とを備えるという基本手段を採用する。
抜止め具は、台座と柵のどちらに取付けてもよく、例えば柵に設けた場合は、ロック爪が常時、台座に係合して、柵の浮き上がりや抜け出しを防止する。抜止め具を付勢力に抗して操作すれば、台座との係合が解除され、台座から柵を取り外す(抜き取る)ことができる。この関係は、抜止め具を台座に取付け、ロック爪を柵に係合させる場合も同様である。
より具体的な手段として本考案では、台座は、床部周囲の側枠部に差し込み穴を設けてなる一方、柵は、台座の前記側枠部に重畳する下枠部に前記差し込み穴に対応して脚部を設けてなり、柵の抜止め具は、金属板の一端を折曲してロック爪を形成したペダルを、前記ロック爪が前記側枠部又は前記下枠部の何れか一方に係合方向に常時付勢されるように、その他方側にバネ蝶番を介して取り付けるという手段を用いる。
この手段では、柵を台座に取り付けた状態において、ロック爪が常時、バネ蝶番のバネ付勢により係合方向に付勢され、運搬中、柵の浮き上がりを防止する。ペダルは台座の高さ位置にあるため、作業員が足でロック爪の解除操作を行うことができる。つまり、ペダルのロック爪と反対側の端部をつま先等で、バネ蝶番のバネ付勢に抗するように押圧操作することによってロック爪が解除できる。この状態では、両手は空いているから、柵を両手で持ち上げて柵を取り外す(抜き出す)ことができる。つまり、この手段では、一人で柵を取り外すことができる。
このペダル式の抜止め具においても、ペダルの取付け先は台座の側枠部と柵の下枠部の何れであってもよく、言い換えれば、ロック爪の係合先も前記側枠部と下枠部の何れであっても、柵の抜け止め作用が得られることは同じである。また、抜止め具の数やその配置も、荷積みに支障を来さない限り、自由である。ただし、選択的な手段としては、抜止め具を、柵それぞれに1つずつ、その下枠部の中央側面に設けることが好ましい。こうすることによって、ロック爪を解除するために、抜止め具の正面に作業員が立ったときに、柵の両側が同じ距離に位置するため、柵を両手で真っ直ぐ上に持ち上げて取り外すことができるからである。この点、作業員の立ち位置が左右にずれると、柵を持ち上げる際、柵が傾きやすく、肩が下がったほうの脚だけが台座の差し込み穴に刺さったままとなり、柵を取り外すのに手間がかかることから、当該選択的手段が有利である。
さらに、この選択的手段では、ペダルを柵側に設けているため、ロック爪を解除する際の押圧力は、バネ蝶番の回転軌跡において、柵を押さえ込む方向(即ち下向き)に作用することがある。したがって、万一、荷の一部がペダルの端部(ロック爪とは反対側の端部)に接触してロック爪の解除方向に操作されても、その力は柵を押さえ込む方向にも作用するから、結局、柵は抜け出さず、作業員がペダルの押圧力を加減しながら解除操作をしない限り、柵が不用意に抜け出すことがない。
ここまでの手段では、柵の数を限定しておらず、台座の周囲全部(通常、四辺全部)に柵を取り付けることも含まれる。ただし、さらなる選択的な手段としては、柵は台座上の対向する位置に一対取付けるものとし、その両端間を開放する代わりに、これらの柵の両側の縦枠部間に架け渡すことができる連結バーを備えることが好ましい。連結バーを架け渡せば、その部分の荷崩れを防止できるし、そうでないときは、台座に収まらないような長尺な荷を、台座からはみ出した状態で積むことができるからである。
これに加えて、該連結バーは、前記縦枠部に設けたナットにスプリングワッシャを介して螺合するボルトに基端部が挿通支持され、前記スプリングワッシャの弾性により前記基端部の自由回転を摩擦的に制動することが好ましい。この構成では、連結バーは人の力で回すことができるが、運搬中の振動では自由に揺れ動かなくなるからである。
特に、スプリングワッシャを連結バーの基端部を挟んで一対備えることによって、前記基端部を摩擦的に制動する力が大きくなり、確実に自由回転を防止できると共に、ボルトの緩みも効果的に抑制することができる。
ただし、連結バーを架け渡したり、これを解除するために、繰り返し回動すると、上記ダブルワッシャの状態でも経時的にボルトが緩んでしまうことが想定される。そうするとボルトを締め直す手間が生じる。そこで、本考案では、連結バーの取付け当初に、ボルトを連結バーが自由回転しない適当なトルクで締め込んだなら、このトルクを維持するために、ナットとボルトの螺合部分を溶接又は接着により固着するという手段を用いる。なお、接着の場合はナットの雌ネジに金属用の接着剤を塗布しておき、ボルトを螺合するだけで済むが、接着剤が固化するのに時間を要する。一方、溶接は接着よりも短時間で固着が済むが、例えばナットの横に穴を開け、そこから溶接棒を差し込んで溶接作業を行うことが必要となる。
ところで、本考案の台車の走行性能に関して、車輪の数及び配置は、従来の台車に採用される構成全てが該当する。ただし、カゴ車の類型として、比較的重量が大きい荷(100kg超の荷)を運搬するのに使用する場合は、次のような構成を採用することが好ましい。即ち、側枠部の下面の中央と両端に車輪を設けて、片側3輪ずつの合計6輪の台車とし、このうち前記両端の車輪は同径とする一方、中央の車輪は両端の車輪よりも大径とする。この手段によれば、中央の車輪が常時接地して、前後の車輪をテコの原理で簡単に浮き上がらすことができるため、楽に段差を乗り越えることができる。また、径の差によって進行方向に前傾するから、始動抵抗および走行抵抗が低減し、省力運搬が可能となる。さらに、方向転換の際は、中央の大径の車輪が支点となるため、回転半径が小さく、全輪同径のものよりも小回りがきく。
本考案によれば、台座に取り付けた柵の浮き上がりを防止する抜止め具を備えるため、柵の不用意な抜け出しが防止され、安全であると共に、不使用時には。抜止め具を解除するだけで柵を台座から分離し、これら部材を立て掛けたり、平面的に積み重ねることで、省スペースに保管でき、また車載することもできて、使い勝手がよい。
また、抜止め具が作業員の足下近くに位置するので、作業員一人でも、足で抜止め具を解除しつつ、両手で柵を持って取り外すことができる。
特に、抜止め具を柵の中央側面に設けたものにあっては、その正面から楽な姿勢でロック爪の解除と柵の取り外しが行え、しかも、作業員が意図的に抜止め具を解除しない限り、偶発的に柵が抜け出すことがなく、極めて安全である。
さらに、柵を左右(または前後)に一対設け、これら柵同士を連結する連結バーは、その基端部の自由回転をスプリングワッシャのバネ力によって摩擦的に制動しているため、連結バーを架け渡さない使用態様において、運搬中、連結バーが勝手に揺れ動くことがなく使い勝手がよいと共に、連結バーが人や荷に接触する事故もない。
さらにまた、連結バーの基端部を回動可能に支持する(枢支する)ボルトとナットの螺合部を固着するので、恒久的にボルトの緩みが防止され、連結バーの摩擦的制動が持続され、安全性と使い勝手を担保することができた。
本考案の一実施形態に係る柵付き台車の斜視図 台座の平面図 台座の側面図 柵の正面図 抜止め具の係合状態を示す説明図 抜止め具の解除状態を示す説明図 連結バーの先端(フック部)付近を示した説明図 連結バーの基端部付近を示した説明図
以下、本考案の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は、本考案の一実施形態に係る柵付き台車の斜視図であり、台座1の左右外縁の上面に柵2・3を垂直方向に取り付け、これら柵2・3間に連結バー4・5を架け渡した状態を示している。そして、この実施形態において車輪は、台座1の左右外縁の下面それぞれに3輪ずつ備えるが、このうち中央の車輪6は前後の車輪7・8よりも大径のものを取り付けている。なお、この実施形態では、説明の便宜上、図1の状態から台車の「前後左右」を特定しているが、これは必ずしも当該台車の進行方向等を限定するものではない。
図1の台車において台座1は、図2に示すように、平面視で長方形であり、角パイプにより、左右の側枠部1a・1bと、これよりも短い前後の側枠部1c・1dの端部同士を、差込部1fを介して溶接し、その矩形状の内側に床部1eを抜け落ちないように嵌め込んでなる。側枠部1a〜1dは乗用車でいうところの所謂シャーシであるから、剛性確保のために金属製であることが好ましい。一方、床部1eは、台車の軽量化という観点から、プラスチック製のものを用いることができる。
台座1の四隅に位置して、前記側枠部1a〜1dの端部には金属製の角パイプを立てた状態で溶接しており、これを柵2の差込部1f・・・1fとしている(該角パイプの中空部分が請求項でいう差し込み穴である)。そして、左右の側枠部1a・1bの底面それぞれには、図3に示すように、大小3つの車輪6〜8を取り付けている。この実施形態において、中央の大径車輪6は、車輪の向きが前後方向に固定された所謂固定キャスタであり、前後の小径車輪7・8は車輪の向きが自由に変わる所謂自在キャスタである。ただし、これは本考案の一例であって、同じ径の車輪を用いたり、4輪、または、台座1の下面中央に1輪加えた5輪等とすることを排除するものではない。
なお、この実施形態において上述の差込部1f・・・1fは、角パイプの下部を側枠部1a〜1dよりも下側に突出させており、この突出部分にゴム製のブーツ1gを装着している。これによって、差込部1f・・・1fの突出部分が、その内側に位置する前輪7・後輪8を保護するバンパとして機能する。ただし、ゴム製ブーツ1gは全部または一部について省略することもできる。
これに対して柵2は、図4に示すように、金属製の丸パイプを逆U字状に加工して主枠2aを形成すると共に、その両側の縦枠部2b・2c間の下部に、下枠部2dを水平に溶接してなる。このとき、下枠部2dは縦枠部2b・2cの下端よりも上方に溶接し、縦枠部2b・2cの下端部が下枠部2dよりも下方に突出するようにして、当該突出部分を台座1の差込部1fに抜き差し自在な脚部2eとしている。したがって、この構成では、脚部2eを台座1の差込部1fに差し込んだ際、下枠部2dが台座1の側枠部1aと重畳した時点で差し込みが完了し、差込部1fの深さや上下に貫通していると否とに関係なく、常に、柵2の高さが同じなる。また、柵2の下枠部2dが台座1の側枠部1aに載るように重畳するため、取付けた柵2全体の安定性が増す。また、柵への荷の負担を分散し、剛性を増す。当該構成は、他方の柵3についても同様である。
なお、柵2における2fは、主枠2aと下枠部2d間に上下に設けた縦柵部であり、荷崩れを防止するものである。この実施形態では、このような縦柵部2fを縦枠部2b・2cと平行する2本によって構成しているが、荷崩れを防止するのに必要な間隔等を確保できるのであれば、本数はこれに限らず、また、水平や斜めの柵部を構成してもよく、要するに、運搬物の大きさや形状に応じて適宜選択すればよい。
ここまでを基本構成として本考案のより特徴的な構成を説明すると、図1に示すように、柵2の下枠部2dの中央側面には、柵2の浮き上がりを防止する抜止め具9を設けている。この抜止め具9の詳細は、図5に示したように、台座1の側枠部1aと柵2の下枠部2dを上下に跨ぐ長さを有する金属製のペダル9aの先端部を、裏側に向かって90度屈曲してロック爪9bを形成し、このペダル9aを、前記ロック爪9bを下側にして、バネ蝶番10を介して柵2の下枠部2dの中央側面に取り付けている。
バネ蝶番10は、軸10aに開閉自在に設けた二枚の取付け片10b・10cを、前記軸10aに巻装したコイルバネ10dによって、閉じ合わさる方向に付勢してなる。そして、この実施形態では、一方の取付け片10bを柵2の下枠部2dの上面に溶接すると共に、他方の取付け片10cの先端及び軸10aに巻回した部分それぞれをペダル9aの裏面に溶接している。
このような抜止め具9によってロック爪9bは、バネ蝶番10のバネ付勢により、常時、台座1の側枠部1aに向かって付勢され、前記側枠部1aの下面に係合する。そして、当該係合によって、台車1に取り付けた柵2の浮き上がりや抜け出しが防止される。したがって、運搬中、柵2が小刻みに振動することがなく、当然、柵2が不用意に抜け出すこともない。
一方、柵2を取り外す際は、図6に示すように、ペダル9aの上端部をつま先等でバネ蝶番10のバネ付勢に抗して奥に押せば、ペダル9aがバネ蝶番10の軸10aを支点として揺動し、ロック爪9bの係合を解除することができる。ここで、この実施形態では、抜止め具9を柵2の下枠部2dに設けているため、抜止め具9が丁度台座高さに位置して解除操作が行いやすく、且つ、下枠部2dの中央に設けているため、そこから左右に同じ距離のところに柵2の縦枠部2b・2cが位置するため、両手で縦枠部2b・2cを同時に持ち上げることができる。したがって、柵2の取り外し作業を円滑に行うことができる。
なお、これと同じ抜止め具9は、もう一方の柵3にも設けている。
続いて、さらなる本考案の特徴点として、上記実施形態では、図1に示すように、柵2・3間に架け渡して、柵2・3同士を連結する連結バー4・5を備えている。図1において前方の連結バー4を例にとって説明すると、該連結バー4は、柵3の前方の縦枠部3aにその基端部4aを回動可能に設けており、これと対応する柵2の縦枠部2bには、連結バー4の先端4bに設けたフック部4cが係合自在なホルダーピン11を設けている。このホルダーピン11は、図7に示すように、柵2の縦枠部2bに溶接により突設したナット部11aに螺合するネジ部11bの後端に、ノブ11cを一体に設けた構成であり、連結バー4のフック部4cをネジ部11bに掛止した後、ノブ11cを締め込むことで、フック部4bをノブ11cとナット部11aとで挟み込み、不用意に係合が解除されないようにしている。なお、この実施形態においてフック部4cは、連結バー4の回動軌跡上にホルダーピン11に係脱自在に掛止する切欠4dに連続して、連結バー4の長手方向に長孔4eを設けたL字状としている。ただし、この実施形態の場合、連結バー4はその長手方向にスライドするものではないので、長孔4eを省略しても差し支えない。
図8は、連結バー4の基端部4a付近の詳細を示した説明図であり、基端部4aは、柵3の前記縦枠部3aに設けたナット12に螺合するボルト13の軸を回動軸として、該ボルト13に挿通支持されている。その際、ボルト13には基端部4aを挟み込むように、一対のスプリングワッシャ14が挿通され、この状態でボルト13を締め込むことにより、前記スプリングワッシャ14の弾性により前記基端部4aの自由回転を摩擦的に制動している。このような構造は、もう一方の連結バー5も同様である。
なお、この実施形態では、2個のスプリングワッシャ14を用いているため、1個のときよりも高い制動力が得られるが、その数はこれに限定されない。また、スプリングワッシャ14は、通常、ボルト13の緩み止めを行うが、本考案では、連結バー4の回動箇所(基端部4a)に適用しているため、繰り返して連結バー4を回動させると、ボルト13が緩むことがある。
そこで、この実施形態では、ナット12の側面に内部に通ずる横穴12aを形成し、ここからアーク溶接棒を差し入れて、ナット12とボルト13の螺合部分を溶接している。これによってボルト13の経時的な緩みは完全になくなり、初期の摩擦制動状態を保持することができる。
なお、ナット12とボルト13の螺合部分を固着する手段は、溶接のほか、接着であってもよい。この場合、ボルト13の螺合前にナット12に金属用の接着剤を塗布するか、ボルト13の螺合後、前記穴12aから接着剤を注入することであってもよい。
1 台座
1a・1b 長辺側の側枠部
1c・1d 短辺側の側枠部
1e 床部
1f 差込部
1g ブーツ
2・3 柵
2a 主枠
2b・2c 縦枠部
2d 下枠部
2e 脚部
2f 縦柵部
3a 柵3の縦枠部
3b 縦枠部3aに設けたナット部
4・5 連結バー
4a 基端部
4c フック部
6 車輪(大径)
7・8 車輪(小径)
9 抜止め具
9a ペダル
9b ロック爪
10 バネ蝶番
10a 軸
10b・10c 取付け片
10d コイルバネ
11 ホルダーピン
11a ナット部
11b ネジ部
11c ノブ
12 ナット
12a 横穴
13 ボルト
14 スプリングワッシャ

Claims (5)

  1. 台座と、該台座の下面に設けた複数の車輪と、前記台座の周縁に沿ってその上面側に垂直方向に抜き差し自在に取り付ける柵と、該柵の抜止め具を備え、
    該抜止め具は、一端部にロック爪を設けたペダルを備え、前記ロック爪を前記台座の側枠部又は前記柵の下枠部の何れか一方側に常時係合する方向に付勢するように、その他方側に前記ペダルをバネ蝶番を介して取り付けたことを特徴とする柵付き台車。
  2. 抜止め具を、柵それぞれに1つずつ、その下枠部の中央に設けた請求項1記載の柵付き台車。
  3. 柵を台座上の対向する位置に一対備え、さらに、これらの柵の両側の縦枠部間に架け渡す連結バーを備え、該連結バーは、前記縦枠部に設けたナットにスプリングワッシャを介して螺合するボルトに基端部が挿通支持され、前記スプリングワッシャの弾性により前記基端部の自由回転を摩擦的に制動した請求項1または2記載の柵付き台車。
  4. スプリングワッシャを連結バーの基端部を挟んで一対備えた請求項3記載の柵付き台車。
  5. ナットとボルトの螺合部分を溶接した請求項3または4記載の柵付き台車。
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CN113955271A (zh) * 2021-11-05 2022-01-21 陈典海 一种市政工程用混凝土预制板多层运输辅助架

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