JP3188229B2 - 食品殺菌装置 - Google Patents

食品殺菌装置

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JP3188229B2
JP3188229B2 JP31927297A JP31927297A JP3188229B2 JP 3188229 B2 JP3188229 B2 JP 3188229B2 JP 31927297 A JP31927297 A JP 31927297A JP 31927297 A JP31927297 A JP 31927297A JP 3188229 B2 JP3188229 B2 JP 3188229B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品殺菌装置に関
するもので、特に、多数の開放容器にそれぞれ充填され
た食品を効率的に殺菌することができる食品殺菌装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱殺菌時間の短縮化などによ
り、食品の品質劣化を防止するために、さらには、ムレ
臭が発生することを防止するために、食品を充填した容
器を密封することなく開放した状態で殺菌する方法が採
用されており、かかる従来食品殺菌装置として、例え
ば、特開平7−67595号公報に記載の装置がある。
当該装置は、それぞれ上流側に入口、下流側に出口を有
する食品供給部、直線筒加熱器、直線筒冷却器、排出部
からなり、それぞれ密閉ゲートを介して平行又は直角に
配置し、容器を押し出すための押し出し装置を備えてい
る。また、従来の他の食品殺菌装置として、例えば、特
開平9−84567号公報に記載の装置がある。当該装
置は、カセット式短時間殺菌機を複数備えている。容器
を複数個収容したカセットをカセット搬送循環コンベヤ
ーによって殺菌機に間欠的に投入し、この殺菌機をバッ
チ連続式に稼動してその内部で固形物を水蒸気で直接殺
菌している。そして、殺菌後、殺菌機よりカセットを取
り出してクリーンブースに搬入し、自動充填装置へ投入
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の食品殺
菌装置では、下記の課題があった。すなわち、特開平7
−67595号公報に記載の装置の場合には、 (1)1つの食品殺菌装置の中で、食品が入っている多
数の容器を処理するためには、食品殺菌装置の寸法が大
きくなり、スペース上の制約があった。 (2)食品殺菌装置のいずれかの部分でトラブルが発生
した場合、特に殺菌部にある複数の容器に収容されてい
る食品は、装置が停止している間、所定の時間以上にわ
たって加熱され、製品として使用することができなくな
る。そのため、装置のトラブルの発生のたびに、製品ロ
スが生じるという問題があった。また、特開平9−84
567号公報に記載の装置の場合には、 (3)各殺菌機の出口から排出される殺菌済食品を収容
した容器を受け取るために、広大なスペースのクリーン
ルームを必要とし、食品殺菌・充填を行うための装置が
大きくなり、複雑になっていた。 (4)また、クリーンルームのスペースが広大であるた
め、殺菌処理からシール処理までの間において、菌によ
る汚染が生じる可能性が大きかった。 (5)また、無菌スペース部が広大であり、当該部分並
びにこの部分に設置された設備を細部にわたって殺菌剤
を用いて殺菌するためには、多大な労力及び時間等を必
要としていた。 (6)さらに、無菌スペース部分を加圧水蒸気等で殺菌
する場合には、大型の耐圧装置を備えなければならず、
設備コストが高くなるという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、従来のこのよう
な課題を解決するため、多数の容器に収容した食品を効
率的に殺菌処理することができ、かつ、殺菌処理後、製
品容器を密封するまでの無菌スペースを減らし、殺菌後
における菌汚染のおそれがなく、また、前記無菌スペー
ス部の殺菌を容易かつ短時間で行うことができる食品殺
菌装置を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、平面スペースを減らし、小型で簡単な構造の食品殺
菌装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、食品を容器に入れた状態で殺菌する食品
殺菌装置において、容器入口部及び容器出口部を有する
複数の殺菌釜と、複数の殺菌釜の各々の容器入口部に容
器を供給するための複数の容器供給装置と、複数の殺菌
釜の各々の容器出口部に連結可能に配置され、移動可能
に設けられた無菌搬送装置と、複数の殺菌釜の各々の容
器出口部から、無菌搬送装置へ容器を排出するための容
器排出装置とを備えており、複数の無菌搬送装置の移動
する方向は、無菌搬送装置の容器入口部が複数の殺菌釜
の各々の容器出口部と連結可能であるように構成した。
そして、本発明の容器供給装置においては、容器供給装
置を用いて食品の入っている容器を殺菌釜の中へ供給す
る。次に、容器に充填された食品を、殺菌釜の中で殺菌
する。次に、無菌搬送装置を移動させて、殺菌工程が終
了した殺菌釜の容器出口部に連結する。次に、容器排出
装置を用いて容器を無菌搬送装置の中へ導入する。
【0006】この構成により、多数の容器に収容した食
品を効率的に殺菌処理することができ、かつ、殺菌処理
後、製品容器を密封するまでの無菌スペースを減らすこ
とができる。上記無菌搬送装置の移動方向はほぼ鉛直方
向であるのが好ましい。この構成により、食品殺菌装置
を小型にすることができる。本発明の構成では、複数の
殺菌釜を鉛直方向に並べて殺菌釜組立体を構成するのが
好ましい。複数の殺菌釜組立体を放射状に配列させても
よいし、或いは、複数の殺菌釜組立体を平行に配列させ
てもよい。このような配列により、食品が入っている多
数の容器を効率的に確実に殺菌釜に供給し、これらの容
器を殺菌釜から排出することができる。
【0007】更に、本発明の食品殺菌装置においては、
前記容器が製品用容器であるのが好ましい。更に、本発
明の食品殺菌装置においては、前記容器がリテーナであ
って、殺菌された食品をリテーナから製品用容器に移す
移替え装置を配置した無菌包装室が、無菌搬送装置の下
流側に設置されているのが好ましい。また、本発明の食
品殺菌装置においては、容器供給装置と殺菌釜との間
に、食品を予備加熱するための予備加熱槽を備えている
のが好ましい。このような構成により、食品を予備加熱
し、確実に殺菌することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(1)本発明の食品殺菌装置の実
施の形態の説明 以下に、本発明の食品殺菌装置の実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1及び図2を参照すると、本発明の
食品殺菌装置100は、リテーナ供給用コンベヤ102
と、予備加熱槽104と、殺菌釜110と、無菌移動カ
プセル200と、常圧蒸気無菌空間室202と、無菌包
装室240とを備える。複数のリテーナ供給用コンベヤ
102がほぼ鉛直方向に配列されている。図示する例で
は、リテーナ供給用コンベヤ102は、常圧蒸気無菌空
間室202の両側にそれぞれ6段ずつ設けられており、
その総数は12個である。リテーナ供給用コンベヤの形
状、その配置段数及びその総数は、上記の構成及び数値
に限定されることはない。
【0009】複数の予備加熱槽104が、リテーナ供給
用コンベヤ102に対応する位置に、ほぼ鉛直方向に並
んで配列されている。ここに図示する例では、予備加熱
槽104は常圧蒸気無菌空間室202の両側にそれぞれ
6段×8列設けられており、その総数は96個である。
予備加熱槽104の配置の段数及び列数、及び予備加熱
槽104の総数は、上記の数値に限定されることはな
い。複数の殺菌釜110が、予備加熱槽104のそれぞ
れに対応した位置に、ほぼ鉛直方向に配列されている。
殺菌釜110の直径は、例えば、約25センチメートル
であり、その長さは約4メートルである。図示する例で
は、殺菌釜110は常圧蒸気無菌空間室202の両側に
それぞれ6段×8列設けられており、その総数は96個
である。殺菌釜110の配置の段数及び列数及び殺菌釜
110の総数は、上記の数値に限定されることはない。
【0010】複数の無菌移動カプセル200が、殺菌釜
110のそれぞれの列に対応した位置に、ほぼ鉛直方向
に配列されている。図示する例では、無菌移動カプセル
200は常圧蒸気無菌空間室202の両側にそれぞれ8
列設けられており、その総数は16個である。無菌移動
カプセル200列数及び総数は、上記の数値に限定され
ることはない。無菌移動カプセル200は、図1に示す
矢印148及び149の方向に、鉛直方向に移動可能に
構成されており、例えば、点線で示す位置200Pに停
止して、この位置に対応する殺菌釜110Pと連結する
ことができる。無菌移動カプセル200の移動は、無菌
移動カプセル駆動装置170を用いて行う。無菌移動カ
プセル200と無菌移動カプセル駆動装置170は、無
菌搬送装置171を構成する。
【0011】図3を参照すると、無菌移動カプセル駆動
装置170のワイヤー172は、一端が無菌移動カプセ
ル200に取付けられ、他端にはカウンターウェイト1
76が取付けられる。ワイヤー172は案内プーリ17
4に案内される。無菌移動カプセル200はガイド17
8によって案内されており、ワイヤー172をモータ
(図示せず)により巻き上げることにより上昇し、ワイ
ヤー172を巻き戻すことにより下降する。水蒸気配管
180が、バルブ182を介して無菌移動カプセル20
0に連結されている。バルブ182は、例えば、ボール
弁で構成する。水蒸気供給用フレキシブルホース184
が水蒸気配管180に連結されている。水蒸気供給口1
88から水蒸気が水蒸気供給用フレキシブルホース18
4に供給される。水蒸気は、バルブ182を制御するこ
とにより、無菌移動カプセル200に供給される。
【0012】ここで、図1を参照すると、予備加熱槽1
04は、その上流側に設けられた予備加熱槽入口部10
4aと、その下流側に設けられた予備加熱槽出口部10
4bとを有する。リテーナ140を収容したリテーナ移
送用ボックス142を予備加熱槽入口部104aを通し
て予備加熱槽入口部104aの中に移動させるための予
備加熱槽導入用シリンダ150が、リテーナ供給用コン
ベヤ102の上流側に設けられる。予備加熱槽導入用シ
リンダ150を用いることにより、リテーナ140を収
容したリテーナ移送用ボックス142をリテーナ供給用
コンベヤ102から予備加熱槽104の中へ移動させる
ことができる。圧力遮断機構を構成するゲートバルブ1
22が、予備加熱槽入口部104aに設けられている。
圧力遮断機構を構成するゲートバルブ123が、予備加
熱槽出口部104bに設けられている。
【0013】予備加熱槽導入用シリンダ150は、それ
ぞれの予備加熱槽104に対応して1つずつ設けられて
いる。殺菌釜110は、その上流側に設けられた殺菌釜
入口部110aと、その下流側に設けられた殺菌釜出口
部110bとを有する。リテーナ140を収容したリテ
ーナ移送用ボックス142を殺菌釜入口部110aを通
して殺菌釜入口部110aの中に移動させるための殺菌
釜導入用シリンダ152が、予備加熱槽104の上流側
に設けられる。殺菌釜導入用シリンダ152を用いるこ
とにより、リテーナ140を収容したリテーナ移送用ボ
ックス142を予備加熱槽104の中から殺菌釜110
の中へ移動させることができる。圧力遮断機構を構成す
るゲートバルブ123が、殺菌釜入口部110aに設け
られている。圧力遮断機構を構成するゲートバルブ12
4が、殺菌釜出口部110bに設けられている。殺菌釜
入口部110aに設けられたゲートバルブ123は、予
備加熱槽出口部104bに設けられたゲートバルブと兼
用である。
【0014】殺菌釜導入用シリンダ152は、それぞれ
の殺菌釜110に対応して1つずつ設けられている。無
菌移動カプセル200は、その上流側に設けられたカプ
セル入口部200aと、その下流側に設けられたカプセ
ル出口部200bとを有する。リテーナ140を収容し
たリテーナ移送用ボックス142をカプセル入口部20
0aを通して無菌移動カプセル200の中へ移動させる
ためのカプセル導入用シリンダ154が、殺菌釜110
の上流側に設けられる。カプセル導入用シリンダ154
を用いることにより、リテーナ140を収容したリテー
ナ移送用ボックス142を殺菌釜110の中から無菌移
動カプセル200の中へ移動させることができる。圧力
遮断機構を構成するゲートバルブ125が、カプセル入
口部200aに設けられている。圧力遮断機構を構成す
るゲートバルブ126が、カプセル出口部200bに設
けられている。
【0015】カプセル導入用シリンダ154は、それぞ
れの無菌移動カプセル200に対応して1つずつ設けら
れている。常圧蒸気無菌空間室202は、その上流側に
設けられた無菌空間室入口部202aと、その下流側に
設けられた無菌空間室出口部202bとを有する。リテ
ーナ移送用ボックス142を無菌空間室入口部202a
を通して常圧蒸気無菌空間室202の中へ移動させるた
めの無菌空間室導入用シリンダ156が、常圧蒸気無菌
空間室202に対応した位置に、無菌移動カプセル20
0の上流側に設けられる。無菌空間室導入用シリンダ1
56を用いることにより、リテーナ140を収容したリ
テーナ移送用ボックス142を無菌移動カプセル200
の中から常圧蒸気無菌空間室202の中へ移動させるこ
とができる。
【0016】圧力遮断機構を構成するゲートバルブ12
7が、無菌空間室入口部202aに設けられている。無
菌空間室導入用シリンダ156は、それぞれの常圧蒸気
無菌空間室202に対応して1つずつ設けられている。
図2を参照すると、リテーナ140を搬送させるための
リテーナ用コンベヤ210が常圧蒸気無菌空間室202
の中に設けられている。常圧蒸気無菌空間室202の下
流側には、無菌包装室240が連結されており、当該無
菌包装室240内は、蒸気雰囲気環境にある。リテーナ
用コンベヤ210の作動により、リテーナ140を収容
したリテーナ移送用ボックス142は、図2に示す矢印
212の方向に移動して、常圧蒸気無菌空間室202か
ら無菌包装室240の中に入る。
【0017】殺菌釜110と無菌移動カプセル200の
連結の作動は、リテーナ140の供給と食品の具材の殺
菌の時間を考慮して制御されている。殺菌釜出口部11
0bと無菌移動カプセル200のカプセル入口部200
aの連結は、回転リングを用いて行う。図4及び図5を
参照すると、4つの殺菌釜連結用フランジ110tが殺
菌釜出口部110bに設けられている。殺菌釜連結用フ
ランジ110tは、殺菌釜出口部110bの外周にわた
って、等間隔に90°のピッチで設けられ、それぞれが
ほぼ40°の開角で、外方向かって突出している。4つ
の無菌移動カプセル連結用フランジ200tが無菌移動
カプセル200のカプセル入口部200aに設けられて
いる。無菌移動カプセル連結用フランジ200tは、カ
プセル入口部200aの外周にわたって、等間隔に90
°のピッチで設けられ、それぞれがほぼ40°の開角
で、外方に向かって突出している。殺菌釜出口部110
bとカプセル入口部200aを整列させた状態で、これ
らの連結用フランジ110tと200tはその外形がほ
ぼ一致するように形成されている。
【0018】殺菌釜出口部110bとカプセル入口部2
00aを整列させ、両者の間にパッキン194を配置
し、殺菌釜出口部110bとカプセル入口部200aを
密接させる。この状態では、連結用フランジ110tと
200tの外形がほぼ合う。回転リング190がカプセ
ル入口部200aの外周部に、軸線方向に摺動可能であ
り、かつ、軸線を中心に回転可能なように設けられる。
回転リング190は、回転リング移動装置192によ
り、図4の矢印194の方向に移動することができるよ
うに設けられている。4つの固定用フランジ部190t
が回転リング190に設けられる。固定用フランジ部1
90tは、回転リング190の内周にわたって、等間隔
に90°のピッチで設けられ、それぞれがほぼ40°の
開角で、内方に向かって突出している。固定用フランジ
部190tは、軸線方向に移動したときに、連結用フラ
ンジ110tと200tと接触しないような形状に構成
されている。
【0019】殺菌釜出口部110bとカプセル入口部2
00aを整列させて、パッキン194を介して密接させ
る。次に、回転リング190を殺菌釜110の方に向か
って移動させる。次に、回転リング190を約45°回
転させる。その結果、図6及び図7に示すように、固定
用フランジ部190tは連結用フランジ110tと、軸
線方向で見て重なる。従って、殺菌釜出口部110bと
カプセル入口部200aを、密着状態で連結することが
できる。パッキン194が殺菌釜出口部110bと無菌
移動カプセル200のカプセル入口部200aとの間に
設けられる。このパッキン194により、殺菌釜出口部
110bとカプセル入口部200aとの間を、密閉状態
で保持する。無菌移動カプセル200のカプセル出口部
200bと常圧蒸気無菌空間室202の無菌空間室入口
部202aとの連結、及び、無菌移動カプセル200の
カプセル入口部200aと常圧蒸気無菌空間室203と
の連結も同様な構造で形成されており、それぞれの連結
部分は、パッキン(図示せず)を介して密閉状態で保持
することができる。
【0020】次に、図8及び図9を参照すると、予備加
熱槽導入用シリンダ150は、リテーナ供給用コンベヤ
102の上面にあるリテーナ移送用ボックス142をシ
ャフト150aで押すことにより、予備加熱槽入口部1
04aの中に移動させるように構成されている。従っ
て、予備加熱槽導入用シリンダ150のシャフト150
aの作動方向は、リテーナ供給用コンベヤ102の上面
とほぼ平行であり、かつ、予備加熱槽104の長手方向
軸線とほぼ平行である。次に、図8及び図10を参照す
ると、リテーナ移送用ボックス受け台250が予備加熱
槽104内に設けられ、リテーナ供給用コンベヤ102
から送られるリテーナ移送用ボックス142を支持する
ように配置されている。リテーナ移送用ボックス下降用
シリンダ252がリテーナ移送用ボックス受け台250
を上下に移動させるように設けられている。
【0021】リテーナ移送用ボックス下降用シリンダ2
52を上方向に作動させて、リテーナ移送用ボックス受
け台250を上昇位置(図8及び図10に点線で示す)
に移動させて、予備加熱槽導入用シリンダ150を作動
させることにより、リテーナ移送用ボックス142を予
備加熱槽104の中に受け入れることができる。次に、
リテーナ移送用ボックス下降用シリンダ252を下方向
に作動させて、リテーナ移送用ボックス受け台250を
下降位置(図8及び図10に実線で示す)に移動させ
る。次に、図8を参照すると、殺菌釜導入用シリンダ1
52は、リテーナ移送用ボックス案内台250の上面に
あるリテーナ移送用ボックス142をシャフト152a
で押すことにより殺菌釜入口部110aの中に移動させ
るように構成されている。従って、殺菌釜導入用シリン
ダ152のシャフト152aの作動方向は、リテーナ移
送用ボックス受け台250の上面とほぼ平行であり、か
つ、殺菌釜110の長手方向軸線とほぼ平行である。
【0022】次に、図8及び図11を参照すると、リテ
ーナ移送用ボックス受け台260が殺菌釜110内に設
けられ、予備加熱槽104から送られるリテーナ移送用
ボックス142を支持するように配置されている。リテ
ーナ移送用ボックス下降用シリンダ262がリテーナ移
送用ボックス受け台260を上下に移動させるように設
けられている。シリンダシャフト用スチームシール26
4がリテーナ移送用ボックス下降用シリンダ262のシ
ャフトを蒸気によりシールしている。リテーナ移送用ボ
ックス下降用シリンダ262を上方向に作動させて、リ
テーナ移送用ボックス受け台260を上昇位置(図8及
び図11に点線で示す)に移動させて、殺菌釜導入用シ
リンダ152を作動させ、リテーナ140を収容したリ
テーナ移送用ボックス142をシャフト152aで押し
て殺菌釜110の中に受け入れることができる。次に、
リテーナ移送用ボックス下降用シリンダ262を下方向
に作動させて、リテーナ移送用ボックス受け台260を
下降位置(図8及び図11に実線で示す)に移動させ
る。
【0023】次に、図8を参照すると、リテーナ移送用
ボックス下降用シリンダ262を下方向に作動させた状
態で、殺菌釜110と無菌移動カプセル200とを連結
させ、カプセル導入用シリンダ154を作動させ、リテ
ーナ140を収容したリテーナ移送用ボックス142を
シャフト154aで押すことにより無菌移動カプセル2
00の中に受け入れることができる。従って、カプセル
導入用シリンダ154のシャフト154aの作動方向
は、無菌移動カプセル200の長手方向軸線とほぼ平行
である。又、シリンダシャフト用スチームシール254
が、上記シャフト154aを蒸気によりシールしてい
る。そして、予備加熱槽導入用シリンダ150のシャフ
ト150aの作動方向と、殺菌釜導入用シリンダ152
のシャフト152aの作動方向と、カプセル導入用シリ
ンダ154のシャフト154aの作動方向とは、それぞ
れ互いにほぼ平行であり、しかも、図9に示すように、
それぞれのシャフトは同一垂直線上に配置されている。
【0024】再び、図1を参照すると、無菌移動カプセ
ル200の容器出口部が、常圧蒸気無菌空間室202の
容器入口部と連結され、又、無菌移動カプセル200の
容器入口部が、常圧蒸気無菌空間室203の容器入口部
と連結される。無菌空間室導入用シリンダ156は、無
菌移動カプセル200の中にあるリテーナ移送用ボック
ス142をシャフト156aで押すことにより常圧蒸気
無菌空間室202の中のリテーナ用コンベヤ210の上
面に移動させるように構成されている。従って、無菌空
間室導入用シリンダ156のシャフト156aの作動方
向は、無菌移動カプセル200の長手方向軸線とほぼ平
行である。また、無菌空間室導入用シリンダ156のシ
ャフト156aの作動方向は、予備加熱槽導入用シリン
ダ150のシャフト150aの作動方向、殺菌釜導入用
シリンダ152のシャフト152aの作動方向及びカプ
セル導入用シリンダ154のシャフト154aの作動方
向とほぼ平行である。
【0025】また、シリンダシャフト用スチームシール
156bが、上記シャフト156aを蒸気によりシール
している。ここで、図2を参照すると、リテーナ用コン
ベヤ210が作動することにより、リテーナ140を収
容したリテーナ移送用ボックス142は、矢印212の
方向に移動する。無菌包装室240には、殺菌された食
品をリテーナ140から製品用容器に移す移替え装置
(図示せず)が配置されている。 (2)本発明の食品殺菌装置の他の実施の形態の説明 次に、本発明の食品殺菌装置100の他の実施の形態に
おける予備加熱槽導入用シリンダ150、殺菌釜導入用
シリンダ152及びカプセル導入用シリンダ154の部
分の構造について説明する。
【0026】図12及び図13を参照すると、予備加熱
槽導入用シリンダ150は、リテーナ供給用コンベヤ1
02の上面にあるリテーナ移送用ボックス142をシャ
フト150aで押すことにより、予備加熱槽入口部10
4aの中に移動させるように構成されている。従って、
予備加熱槽導入用シリンダ150のシャフト150aの
作動方向は、図8に示す本発明の前記の実施の形態と同
様であって、リテーナ供給用コンベヤ102の上面とほ
ぼ平行であり、かつ、予備加熱槽104の長手方向軸線
とほぼ平行である。次に、図12及び図14を参照する
と、殺菌釜導入用シリンダ152を作動させることによ
り、リテーナ移送用ボックス142を予備加熱槽104
から殺菌釜110の中に受け入れることができる。
【0027】殺菌釜導入用シリンダ152は、予備加熱
槽104の中にあるリテーナ移送用ボックス142をシ
ャフト152aで押すことにより、リテーナ移送用ボッ
クス142を殺菌釜入口部110aの中に移動させるよ
うに構成されている。殺菌釜導入用シリンダ152は、
図13に示すように、リテーナ供給用コンベヤ102の
上面と下面との間に配置されている。そして、シャフト
152aは、クランク曲げ部152cを有し、このクラ
ンク曲げ部152cの先端部分152dでリテーナ移送
用ボックス142を押すように構成されている。従っ
て、殺菌釜導入用シリンダ152のシャフト152aの
作動方向は、リテーナ供給用コンベヤ102の上面とほ
ぼ平行であり、かつ、殺菌釜110の長手方向軸線とほ
ぼ平行である。また、クランク曲げ部152cの先端部
分152dの作動方向は、予備加熱槽導入用シリンダ1
50のシャフト150aの作動方向とほぼ同じ高さにあ
る。
【0028】リテーナ移送用ボックス142を押す作動
を行う必要がないときには、クランク曲げ部152cの
先端部分152dは、例えば、90°回転されて、図1
4に点線で示す位置になり、リテーナ移送用ボックス1
42の移動軌跡から外れるように構成されている。次
に、図12及び図15を参照すると、カプセル導入用シ
リンダ154を作動させることにより、リテーナ移送用
ボックス142を殺菌釜110から無菌移動カプセル2
00の中に受け入れることができる。カプセル導入用シ
リンダ154は、殺菌釜110の中にあるリテーナ移送
用ボックス142をシャフト154aで押すことによ
り、リテーナ移送用ボックス142を無菌移動カプセル
200の中に移動させるように構成されている。カプセ
ル導入用シリンダ154は、図13に示すように、リテ
ーナ供給用コンベヤ102の上面と下面との間に配置さ
れ、殺菌釜導入用シリンダ152とほぼ平行に同じ高さ
に配置されている。そして、シャフト154aは、クラ
ンク曲げ部154cを有し、このクランク曲げ部154
cの先端部分154dでリテーナ移送用ボックス142
を押すように構成されている。
【0029】従って、カプセル導入用シリンダ154の
シャフト154aの作動方向は、リテーナ供給用コンベ
ヤ102の上面とほぼ平行であり、かつ、かつ、無菌移
動カプセル200の長手方向軸線とほぼ平行である。ま
た、クランク曲げ部154cの先端部分154dの作動
方向は、予備加熱槽導入用シリンダ150のシャフト1
50aの作動方向及び殺菌釜導入用シリンダ152のシ
ャフト152aの作動方向とほぼ同じ高さである。シリ
ンダシャフト用スチームシール254がカプセル導入用
シリンダ154を蒸気によりシールしている。リテーナ
移送用ボックス142を押す作動を行う必要がないとき
には、クランク曲げ部154cの先端部分154dは、
例えば、90°回転されて、図15に点線で示す位置に
なり、リテーナ移送用ボックス142の移動軌跡から外
れるように構成されている。
【0030】次に、殺菌釜110と無菌移動カプセル2
00とを連結させ、カプセル導入用シリンダ154を作
動させ、リテーナ140を収容したリテーナ移送用ボッ
クス142をシャフト154dで押すことにより無菌移
動カプセル200の中に受け入れることができる。そし
て、この本発明の他の実施の形態においては、予備加熱
槽導入用シリンダ150のシャフト150aの作動方向
と、殺菌釜導入用シリンダ152のシャフト152aの
作動方向と、カプセル導入用シリンダ154のシャフト
154aの作動方向とは、それぞれ互いにほぼ平行であ
る。そして、図13に示すように、殺菌釜導入用シリン
ダ152のシャフト152aの作動方向と、カプセル導
入用シリンダ154のシャフト154aの作動方向と
は、ほぼ同じ高さにある。
【0031】そして、図12に示すように、予備加熱槽
導入用シリンダ150のシャフト150aの作動方向、
殺菌釜導入用シリンダ152のシャフト152dの作動
方向及びカプセル導入用シリンダ154のシャフト15
4dの作動方向はほぼ同じ高さにある。従って、この構
成により、リテーナ140を収容したリテーナ移送用ボ
ックス142はほぼ水平に移動することができ、その結
果、食品殺菌装置100の高さを小さくすることができ
る。 (3)本発明の食品殺菌装置に用いるリテーナの説明 次に、図16を参照すると、リテーナ140は箱状部材
であり、6つの外面のうちの1面が開いている。リテー
ナ140は3つのリテーナ区画部分、すなわち、第1区
画部分140a、第2区画部分140b、第3区画部分
140cに仕切られている。
【0032】第1区画部分140aに入っている食品の
具材が第2区画部分140b及び第3区画部分140c
に入っている食品の具材に熱的な影響を及ぼすことを阻
止するために、水蒸気を流通させるための第1の緩衝部
分140sが、第1区画部分140aと第2区画部分1
40bとの間、及び、第1区画部分140aと第3区画
部分140cとの間に設けられている。第2区画部分1
40bに入っている食品の具材が第3区画部分140c
に入っている食品の具材に影響を及ぼすことを阻止する
ために、水蒸気を流通させるための第2の緩衝部分14
0tが、第2区画部分140bと第3区画部分140c
との間に設けられている。複数の貫通孔140hがリテ
ーナ140の5つの外壁と、リテーナ区画部分と緩衝部
分のとの間の隔壁とに設けられている。リテーナ140
の大きさは、例えば、幅150ミリメートル、奥行き4
5ミリメートル、高さ120ミリメートルである。
【0033】使用に際しては、複数の食品の具材(図示
せず)をリテーナ区画部分140a、140b、140
cに入れる。例えば、大きい方の外形形状を持った第1
の食品の具材を第1区画部分140aに入れ、小さい方
の外形形状を持った第2の食品の具材を第2区画部分1
40bに入れ、第3の区画140cを開けておく。この
ように食品の具材を準備することにより、確実に短時間
ですべての食品を殺菌することができる。 (4)本発明の食品殺菌装置の作動の説明 まず、作動前における食品殺菌装置100の滅菌を以下
に説明する方法により行う。図1及び図2を参照する
と、殺菌釜110を殺菌するときに用いる装置殺菌用キ
ャップ230が、殺菌釜出口部110bの下流側に取付
けることができるように配置されている。装置殺菌用キ
ャップ230を殺菌釜出口部110bの下流側に固定し
て、ゲートバルブ123を閉じ、殺菌釜110の中を密
閉状態にし、その中に水蒸気を導入する。そして、ゲー
トバルブ124を開閉させて、ゲートバルブ124と、
そのパッキンとを殺菌する。
【0034】次に、ゲートバルブ124を閉じ、装置殺
菌用キャップ230を殺菌釜110の出口部110bか
ら取り外す。無菌移動カプセル200を、常圧蒸気無菌
空間室202、203に連結し、その中を密閉状態に
し、無菌移動カプセル200の中に水蒸気を導入する。
各ゲートバルブ124〜127を開閉して、各ゲートバ
ルブ124〜127と、それらのパッキンとを殺菌す
る。次に、食品を収容したリテーナ140を、例えば図
17に示すように6×5列に並べて、リテーナ移送用ボ
ックス142に配置させる。次に、本発明の食品殺菌装
置100は、以下のように作動する。リテーナ140を
収容したリテーナ移送用ボックス142を、リテーナ供
給用コンベヤ102の上に置く。次に、リテーナ供給用
コンベヤ102を作動させて、リテーナ140を収容し
たリテーナ移送用ボックス142を、予備加熱槽104
の予備加熱槽入口部104aに位置決めする。
【0035】次に、ゲートバルブ122を開き、予備加
熱槽導入用シリンダ150を用いて、リテーナ140を
収容したリテーナ移送用ボックス142をリテーナ供給
用コンベヤ102から予備加熱槽104の中へ移動させ
る。次に、ゲートバルブ122を閉じ、予備加熱槽10
4の中に水蒸気を導入する。これにより、リテーナ14
0に収容された食品を予備加熱する。次に、ゲートバル
ブ123を開き、殺菌釜導入用シリンダ152を用い
て、リテーナ140を収容したリテーナ移送用ボックス
142を予備加熱槽104の中から殺菌釜110の中へ
移動させる。次に、ゲートバルブ123を閉じて、殺菌
釜110の中に水蒸気を導入する。これにより、リテー
ナ140に収容された食品を水蒸気により加熱殺菌す
る。その後、加圧加熱殺菌の場合には、例えば、減圧処
理により食品を冷却する。
【0036】食品の殺菌もしくは冷却の終了後、 (い)第1に、図3に示す無菌移動カプセル駆動装置1
70を用いて、加熱殺菌済の殺菌釜110の位置に無菌
移動カプセル200を移動させる。次に、殺菌釜出口部
110bとカプセル入口部200aとを連結させる。次
に、連結部分殺菌工程として、殺菌釜110のリテーナ
出口部110b及び無菌移動カプセル200の入口部2
00aを殺菌する。このときには、ゲートバルブ124
及び125は閉じられており、殺菌釜110のリテーナ
出口部110bと無菌移動カプセル200の入口部20
0aとの間の部分に水蒸気を供給する。この連結部分殺
菌工程は、例えば、約150°Cの高温の水蒸気を約1
0秒間のような短い時間、供給して行うのが好ましい。 (ろ)第2に、ゲートバルブ124及び125を開き、
カプセル導入用シリンダ154を用いて、リテーナ14
0を収容したリテーナ移送用ボックス142を殺菌釜1
10の中から、内部に蒸気が供給されている無菌移動カ
プセル200の中へ移動させる。次に、ゲートバルブ1
25を閉じる。
【0037】無菌移動カプセル駆動装置170を用い
て、常圧蒸気無菌空間室202の無菌空間室入口部20
2aの位置に、無菌移動カプセル200を移動させる。
次に、ゲートバルブ124とゲートバルブ125との間
と、ゲートバルブ126とゲートバルブ127との間を
連結し、上述した(い)の工程と同様な方法により殺菌
する。 (は)第3に、ゲートバルブ124、125、126、
127を開き、無菌空間室導入用シリンダ156を用い
て、リテーナ140を収容したリテーナ移送用ボックス
142を無菌移動カプセル200の中から常圧蒸気無菌
空間室202の中へ移動させる。次に、ゲートバルブ1
27を閉じる。
【0038】無菌空間室導入用シリンダ156は、それ
ぞれの常圧蒸気無菌空間室202に対応して1つずつ設
けられている。リテーナ用コンベヤ210を作動させ
て、リテーナ140を収容したリテーナ移送用ボックス
142を、常圧蒸気無菌空間室202から無菌包装室2
40の中に移動させる。無菌包装室240内において、
移替え装置(図示せず)を用いることにより、殺菌され
た食品はリテーナ140から製品用容器に移され、包装
される。上記無菌包装室240は、常圧蒸気無菌空間室
202と連結され、常圧蒸気で満たされている。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、食品殺
菌装置において、上記のような構成としたので、以下に
記載する効果を有する。 (1)多数の容器に収容した食品を効率的に殺菌処理す
ることができ、殺菌後から製品容器密封までの無菌スペ
ースを減らすことができる。 (2)食品殺菌装置に必要とされる平面スペースを減ら
すことができ、更に、食品殺菌装置の高さを低くするこ
とができ、小型で簡単な構造の食品殺菌装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品殺菌装置の概略構造を示す断面図
である。
【図2】本発明の食品殺菌装置の概略構造を示す平面図
である。
【図3】本発明の食品殺菌装置の無菌移動カプセル駆動
装置の概略構造を示す断面図である。
【図4】図5の4A−4Aにおける、回転リングを締め
つける前の状態における、本発明の食品殺菌装置の殺菌
釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示す縦断面図であ
る。
【図5】図4の5A−5Aにおける、回転リングを締め
つける前の状態における、本発明の食品殺菌装置の殺菌
釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示す横断面図であ
る。
【図6】図7の6A−6Aにおける、回転リングを締め
つけた後の状態における、本発明の食品殺菌装置の殺菌
釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示す縦断面図であ
る。
【図7】図6の7A−7Aにおける、回転リングを締め
つけた後の状態における、本発明の食品殺菌装置の殺菌
釜と無菌搬送装置の連結部の構造を示す横断面図であ
る。
【図8】本発明の食品殺菌装置の予備加熱槽導入用シリ
ンダ、殺菌釜導入用シリンダ及びカプセル導入用シリン
ダの構造を示す概略縦断面図である。
【図9】図8の線9A−9Aにおける本発明の食品殺菌
装置の予備加熱槽導入用シリンダ、殺菌釜導入用シリン
ダ及びカプセル導入用シリンダの構造を示す概略横断面
図である。
【図10】図8の線10A−10Aにおける本発明の食
品殺菌装置の予備加熱槽及びカプセル導入用シリンダの
構造を示す概略横断面図である。
【図11】図8の線11A−11Aにおける本発明の食
品殺菌装置の殺菌釜の構造を示す概略横断面図である。
【図12】本発明の食品殺菌装置の他の実施の形態にお
ける予備加熱槽導入用シリンダ、殺菌釜導入用シリンダ
及びカプセル導入用シリンダの構造を示す概略縦断面図
である。
【図13】図12の線13A−13Aにおける本発明の
食品殺菌装置の他の実施の形態における予備加熱槽導入
用シリンダ、殺菌釜導入用シリンダ及びカプセル導入用
シリンダの構造を示す概略横断面図である。
【図14】図12の線14A−14Aにおける本発明の
食品殺菌装置の他の実施の形態における予備加熱槽及び
カプセル導入用シリンダの構造を示す概略横断面図であ
る。
【図15】図12の線15A−15Aにおける本発明の
食品殺菌装置の他の実施の形態における殺菌釜の構造を
示す概略横断面図である。
【図16】本発明の食品殺菌装置に用いるリテーナの代
表的な形状を示す斜視図である。
【図17】本発明の食品殺菌装置に用いるリテーナ移送
用ボックスへのリテーナの代表的な配列を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
100 食品殺菌装置 102 リテーナ供給用コンベヤ 104 予備加熱槽 110 殺菌釜 140 リテーナ 142 リテーナ移送用ボックス 150 予備加熱槽導入用シリンダ 152 殺菌釜導入用シリンダ 154 カプセル導入用シリンダ 170 無菌移動カプセル駆動装置 172 ワイヤー 174 案内プーリ 176 カウンターウェイト 178 ガイド 180 水蒸気配管 182 バルブ 184 水蒸気供給用フレキシブルホース 188 水蒸気供給口 190 回転リング 200 無菌移動カプセル 202 常圧蒸気無菌空間室 203 常圧蒸気無菌空間室 210 リテーナ用コンベヤ 230 装置殺菌用キャップ 240 無菌包装室

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を容器に入れ、開放状態で殺菌す
    る食品殺菌装置において、 容器入口部及び容器出口部を有する複数の殺菌釜と、 前記複数の殺菌釜の各々の容器入口部に容器を供給する
    ための複数の容器供給装置と、 前記複数の殺菌釜の各々の容器出口部に連結可能に配置
    され、移動可能に設けられた無菌搬送装置と、 前記複数の殺菌釜の各々の容器出口部から、無菌搬送装
    置へ容器を排出するための容器排出装置とを備えてお
    り、 前記複数の無菌搬送装置の移動する方向は、前記無菌搬
    送装置の容器入口部が前記複数の殺菌釜の各々の容器出
    口部と連結可能であるように構成されている、ことを特
    徴とする食品殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記無菌搬送装置の移動方向はほぼ鉛
    直方向であることを特徴とする、請求項1に記載の食品
    殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記容器が、製品用容器であることを
    特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の食品殺菌装
    置。
  4. 【請求項4】 前記容器がリテーナであって、殺菌さ
    れた食品をリテーナから製品用容器に移す移替え装置を
    配置した無菌包装室が、前記無菌搬送装置の下流側に設
    置されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2
    に記載の食品殺菌装置。
  5. 【請求項5】 前記容器供給装置と前記殺菌釜の間
    に、食品を予備加熱するための予備加熱槽を備えている
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の食品
    殺菌装置。
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